JPH0865452A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH0865452A
JPH0865452A JP6195072A JP19507294A JPH0865452A JP H0865452 A JPH0865452 A JP H0865452A JP 6195072 A JP6195072 A JP 6195072A JP 19507294 A JP19507294 A JP 19507294A JP H0865452 A JPH0865452 A JP H0865452A
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Kenichi Takehara
賢一 竹原
Yasuo Matsuyama
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Ricoh Co Ltd
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    • H04N1/04Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa
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    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、弾性を有する部材から形成された
読取ローラの軸部の撓みを規制部材により規制すること
により、コストダウンが図れ、かつ、安定して原稿を搬
送することができる画像読取装置を提供することを目的
とする。 【構成】 原稿を搬送する搬送手段と、該原稿搬送手段
により搬送された原稿面に対向した位置で原稿から画像
情報を読み取る読取面を有する読取部とを備えた画像読
取装置において、前記搬送手段は、円筒状の外周部を有
し、該外周部により原稿を前記読取面に圧接しつつ回転
して、該原稿を搬送するローラ部1と、該ローラ部1の
回転軸と略同軸に該ローラ部1を嵌通して延在し、該ロ
ーラ部1と一体的に回転可能な弾性部材からなる軸部2
と、該軸部2を回転自在に軸支するローラ支持部5、6
と、前記ローラ部1の原稿搬送方向とは略逆方向の移動
を生じさせる前記軸部2の撓みを規制する規制部材7、
8と、を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像読取装置に関し、
詳しくは原稿束から原稿を一枚ずつ順次に搬送しなが
ら、かつ、原稿に描かれた画像情報を読み取る画像読取
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像読取装置としては、読取ロー
ラによって原稿をコンタクトガラス又は密着センサに圧
接して、原稿から画像情報を読み取るものが知られてい
る。例えば特開平5−63925号公報に記載されてい
るように、読取ローラのローラ幅を装置に適用される原
稿の最小値よりも小さく形成し、また、ローラ幅以外の
部分に白色シートを設けたものが知られている。この特
開平5−63925号公報記載のものはローラの外周面
を白色にする必要がなく、コストダウンを招来すること
ができるという利点を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
5−63925号公報記載のものにあっては、読取ロー
ラは原稿搬送時において搬送機能の中心的な機能を果す
ローラであるため、読み取り画像に大きな影響を及ぼす
ものである。このため、このような読取ローラには非常
に厳しい工作加工精度が要求され、軸部として金属製軸
を使用せざるを得なくなり、前述のようなコストダウン
を図っても、動作精度の維持という面では非常に大きな
コストアップを避けることができないものであった。
【0004】また、近年、コストダウンのために、ロー
ラの軸部を樹脂のモールド成形により形成したローラが
実用化されるようになってきたが、モールド成形軸部で
高い工作加工精度を得るのは非常に困難であるので、排
紙用ローラ等の工作加工精度をあまり必要としないロー
ラでしか実用化されておらず、厳しい工作加工精度を必
要とするローラの軸部は、未だ金属製軸又はガラスファ
イバ混入樹脂モールド軸を使用せざるを得ず、コストダ
ウンを図るのが難しいという問題がある。
【0005】また、原稿搬送部の主要なローラである読
取ローラのローラ部を原稿搬送中央部のみに設け、その
ローラ部によって原稿をコンタクトガラス又は密着セン
サに圧接して、原稿から画像情報を読み取らせると同時
に原稿を搬送することによって、読取ローラに高い工作
加工精度を必要としないものが実用化されるようになっ
てきた。しかしながらこのものにあっては、読取ローラ
の軸部のモールド成形が可能となるが、軸部がモールド
成形品であるため、使用時の撓みが大きくなり、読取ロ
ーラのローラ部に移動が生じて安定した原稿搬送ができ
ないという問題がある。
【0006】そこで、請求項1記載の発明は、弾性を有
する部材から形成された読取ローラの軸部の撓みを規制
部材により規制することにより、読取ローラのローラ部
の移動を生じ難くして、コストダウンが図れ、かつ、安
定して原稿を搬送することができる画像読取装置を提供
することを目的とする。ところで、原稿を搬送する際に
紙詰りが起こった場合や原稿からの画像情報読み取りを
途中で止めた場合等、原稿は読取ローラとコンタクトガ
ラス乃至密着センサとの間に挟まって圧接されたままの
状態になる。この挟まった原稿を除去するため、オペレ
ータが原稿を引抜くとき、読取ローラの軸部に無理な力
がかかって、軸部が撓んでクリープが生じたり、折損す
るおそれがある。
【0007】そこで、請求項2記載の発明は、読取ロー
ラの軸部の移動を防止する移動規制部材を設けることに
より、原稿が引抜かれる際等、読取ローラの軸部へ無理
な負荷がかかっても、軸部の変形を防止することによ
り、常時安定した原稿搬送を維持することのできる画像
読取装置を提供することを目的とする。また、請求項1
記載の発明において、軸部の撓みを規制する規制部材を
読取ローラのローラ部を中心に左右対称の位置に配置す
ることができれば、軸部の撓みが効果的に規制され、一
層原稿の搬送が安定して行えるようになり好ましい。
【0008】そこで、請求項3記載の発明は、読取ロー
ラの軸部の撓みを規制する規制部材をローラ部両端の近
傍、かつ、ローラ部を中心に左右対称の位置に配置する
ことにより、より一層原稿の搬送を安定して行うことが
できる画像読取装置を提供することを目的とする。同様
に、請求項2記載の発明においても、軸部の撓みを規制
する規制部材を読取ローラのローラ部を中心に左右対称
の位置に配置することができれば、軸部の撓みが効果的
に規制され、一層原稿の搬送が安定して行えるようにな
り好ましい。
【0009】そこで、請求項4記載の発明は、読取ロー
ラの軸部の撓みを規制する移動規制部材をローラ部両端
の近傍、かつ、ローラ部を中心に左右対称の位置に配置
することにより、より一層原稿の搬送を安定して行うこ
とができる画像読取装置を提供することを目的とする。
ところで、原稿束の最下の原稿から一枚ずつ順次に原稿
を搬送するとき、原稿の紙の厚さや表面粗さ等の紙質に
より、場合によっては原稿束から引く抜いた原稿がうま
く読取ローラのところまで搬送されないことが考えられ
る。
【0010】そこで、請求項5記載の発明は、読取ロー
ラのローラ部の移動をある程度許容することにより、読
取ローラによる原稿の搬送を安定して行いつつ、不十分
な原稿セットに対しても原稿不送りのない画像読取装置
を提供することを目的とする。そして、ローラ部の移動
がユーザーの所望する所定量に設定することができれ
ば、一層便宜である。
【0011】そこで、請求項6記載の発明は、ローラ部
の移動が所定量となるよう規制部材のローラ部両端から
の距離を定めることにより、原稿搬送の安定化と、原稿
不送りの防止とが容易に成し遂げられる画像読取装置を
提供することを目的とする。ところで、従来、原稿を搬
送するに当たって原稿を案内する案内部材は、原稿の搬
送方向両サイドに設けられ、原稿を両サイドから挟むよ
うな形で原稿を搬送する方式が用いられてきた。しか
し、原稿の両サイドから原稿を搬送する方式にあって
は、原稿を両サイドから挟むための構成が必要となり、
構造が複雑になるとともに、コストがアップするという
問題があった。
【0012】そこで、請求項7及び8記載の発明は、原
稿を案内する案内を片側だけとするとともに、読取ロー
ラのローラ部の回転軸をわずかに傾けることにより、原
稿の片側端部を案内に当接させて倣わせながら原稿を搬
送して、安価かつ簡易な構造でありながら原稿が曲って
送られることがない画像読取装置を提供することを目的
とする。
【0013】また、原稿幅より狭いローラ部を用いると
き、原稿から画像情報を読み取るコンタクトガラス又は
密着センサは、画像読取装置に適用される紙サイズの最
大幅迄画像情報を読み取ることができるようになってい
るので、原稿のサイズが小さい場合、幅方向の原稿の無
い部分の画像情報を読み取ることになり好ましくない。
【0014】また、ローラ部の幅より幅の広い原稿の場
合、ローラ部のみで原稿をコンタクトガラスや密着セン
サ等の読取面に圧接するよりも、原稿の幅全体に亘って
原稿を読取面に圧接することができれば、原稿を確実に
読取面に圧接することができて好ましく、更に、原稿を
読取面に圧接するときの接触面積をローラ部の両側で変
えれば、原稿搬送方向を変化させることができ、原稿の
搬送用の案内を片側だけで行うことが可能となる。
【0015】そこで、請求項9記載の発明は、読取ロー
ラのローラ部の両側にコンタクトガラスや密着センサ等
の読取面に圧接する可撓性部材を設けることにより、原
稿のサイズにかかわらず、原稿の幅全体に亘って原稿を
読取面に圧接することができるとともに、原稿の片側端
部を案内に当接させて倣わせながら原稿を搬送して、安
価かつ簡易な構造でありながら原稿が曲って送られるこ
とがない画像読取装置を提供することを目的とする。
【0016】また、請求項10記載の発明は、部品点数
を削減してコストを低減することができるとともに、組
立て作業が容易に行える画像読取装置を提供することを
目的とする。また、請求項11記載の発明は、簡易な構
造にもかかわらず安定した加圧を行うことができ、原稿
搬送を安定して行うことができる画像読取装置を提供す
ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載発明は、原稿を搬送する搬送手段と、該原稿
搬送手段により搬送された原稿面に対向した位置で原稿
から画像情報を読み取る読取面を有する読取部とを備え
た画像読取装置において、前記搬送手段は、円筒状の外
周部を有し、該外周部により原稿を前記読取面に圧接し
つつ回転して、該原稿を搬送するローラ部と、該ローラ
部の回転軸と略同軸に該ローラ部を嵌通して延在し、該
ローラ部と一体的に回転可能な弾性部材からなる軸部
と、該軸部を回転自在に軸支するローラ支持部と、前記
ローラ部の原稿搬送方向とは略逆方向の移動を生じさせ
る前記軸部の撓みを規制する規制部材と、を有すること
を特徴とするものである。
【0018】請求項2記載の発明は、原稿を搬送する搬
送手段と、該搬送手段により搬送された原稿面に対向し
た位置で原稿から画像情報を読み取る読取面を有する読
取部とを備えた画像読取装置において、前記搬送手段
は、円筒状の外周部を有し、該外周部により原稿を前記
読取面に圧接しつつ回転して、該原稿を搬送するローラ
部と、該ローラ部の回転軸と略同軸に該ローラ部を嵌通
して延在し、該ローラ部と一体的に回転可能な弾性部材
からなる軸部と、該軸部を回転自在に軸支するローラ支
持部と、前記ローラ部の略原稿搬送方向の移動を生じさ
せる前記軸部の撓みを規制する移動規制部材と、を有す
ることを特徴とするものである。
【0019】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記規制部材は、一対の爪部からなり、前
記爪部の一方が前記ローラ部の一方の端部に近接して設
けられるとともに、爪部の他方がローラ部の他方の端部
に近接して設けられ、一方の爪部とローラ部の近接する
一方の端部との距離と他方の爪部とローラ部の近接する
他方の端部との距離が略等しいことを特徴とするもので
ある。
【0020】請求項4記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記移動規制部材は、一対の突起部からな
り、前記突起部の一方が前記ローラ部の一方の端部に近
接して設けられるとともに、突起部の他方がローラ部の
他方の端部に近接して設けられ、一方の突起部とローラ
部の近接する一方の端部との距離と他方の突起部とロー
ラ部の近接する他方の端部との距離が略等しいことを特
徴とするものである。
【0021】請求項5記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記規制部材は、前記ローラ部の移動を所
定量だけ許容することを特徴とするものである。請求項
6記載の発明は、請求項5記載の発明において、前記規
制部材は、前記移動が所定量となるよう前記爪部の前記
ローラ部端部からの距離を定めたことを特徴とするもの
である。
【0022】請求項7記載の発明は、請求項1記載の発
明において、原稿が前記搬送手段により搬送されると
き、該原稿の片側端部に当接して原稿を案内する案内部
材を設け、前記規制部材は、一対の爪部からなり、前記
爪部の一方が前記ローラ部の一方の端部に近接して設け
られるとともに、爪部の他方がローラ部の他方の端部に
近接して設けられ、前記案内部材側の一方の爪部とロー
ラ部の近接する一方の端部との距離が、他方の爪部とロ
ーラ部の近接する他方の端部との距離よりも大きいこと
を特徴とするものである。
【0023】請求項8記載の発明は、請求項1記載の発
明において、原稿が前記搬送手段により搬送されると
き、該原稿の片側端部に当接して原稿を案内する案内部
材を設け、前記規制部材は、一対の爪部からなり、前記
爪部の一方が前記ローラ部の一方の端部に近接して設け
られるとともに、爪部の他方がローラ部の他方の端部に
近接して設けられ、一方の爪部とローラ部の近接する一
方の端部との距離と、他方の爪部とローラ部の近接する
他方の端部との距離が略等しく、かつ、一方の爪部は前
記軸部に当接し、前記案内部材側の他方の爪部は軸部か
ら離隔することを特徴とするものである。
【0024】請求項9記載の発明は、請求項3記載の発
明において、原稿が前記搬送手段により搬送されると
き、該原稿の片側端部に当接して原稿を案内する案内部
材と、前記ローラ部の両側に配置され、原稿を前記読取
面に圧接する可撓性部材と、を設け、前記ローラ部を前
記軸部の中心よりも前記案内部材寄りに配置したことを
特徴とするものである。
【0025】請求項10記載の発明は、請求項1又は2
記載の発明において、前記ローラ部の両側の前記軸部に
当接して、原稿を読取面に圧接させる板バネを設け、前
記軸部は、周方向に段差を形成し、該段差によって軸部
の軸方向に前記板バネが移動するのを規制することを特
徴とするものである。請求項11記載の発明は、請求項
10記載の発明において、前記板バネを支持するバネ支
持部を設け、該バネ支持部は、前記板バネを原稿搬送方
向と略平行な軸のまわりに回転可能に支持することを特
徴とするものである。
【0026】
【作用】請求項1記載の発明では、搬送手段は、ローラ
部が設けられ、円筒状の外周部が回転することにより原
稿が読取面に圧接されつつ搬送される。したがって、原
稿を読取面に密着することができ、確実に読取部により
画像情報を読み取らせることができる。また、同時に原
稿を搬送することができるので、他の部材を必要とする
ことなく、原稿の搬送を行うことができ、部品点数を削
減することができ、製造コストの低下に寄与することが
できる。
【0027】また、搬送手段には、ローラ部と一体的に
回転可能な軸部が設けられ、ローラ支持部により回転自
在に軸支される。すなわち、軸部によりローラ部が支え
られ、更に、ローラ支持部により軸部が支えられる。し
たがって、ローラ部は、ローラ支持部と軸部とで規定さ
れた回転軸の回りに回転することができ、同一位置で滑
らかに回転することができる。
【0028】また、軸部は、ローラ部の回転軸と略同軸
にローラ部を嵌通して延在される。したがって、軸部は
ローラ部を確実に支持することができる。また、軸部
は、ローラ部と一体的に回転可能であるので、軸部を介
して容易に外部からローラ部を回転させることができ
る。また、軸部は、弾性部材から形成されるので、ロー
ラ部の回転時の振動や音を減衰させることができ、滑ら
かに原稿を搬送することができる。したがって、読取部
では、安定して原稿から画像情報を読み取ることができ
る。
【0029】また、規制部材が設けられ、ローラ部の原
稿搬送方向とは略逆方向の移動を生じさせる軸部の撓み
が規制される。すなわち、ローラ部が回転するとき、ロ
ーラ部の外周部が圧接された原稿面又は読取面からの反
作用により、ローラ部が原稿搬送方向とは略逆方向に移
動するのをローラ部と略同軸に配置された軸部の撓みを
規制することによって抑制される。したがって、常に安
定して原稿を搬送することができ、読取部による画像情
報の読み取りを安定して行うことができる。したがっ
て、読み取り画像情報への影響がなく、原稿面に描かれ
た画像情報の正確な読み取りを行うことができる。
【0030】請求項2記載の発明では、搬送手段は、ロ
ーラ部が設けられ、円筒状の外周部が回転することによ
り原稿が読取面に圧接されつつ搬送される。したがっ
て、原稿を読取面に密着することができ、確実に読取部
により画像情報を読み取らせることができる。また、同
時に原稿を搬送することができるので、他の部材を必要
とすることなく、原稿の搬送を行うことができ、部品点
数を削減することができ、製造コストの低下に寄与する
ことができる。
【0031】また、搬送手段には、ローラ部と一体的に
回転可能な軸部が設けられ、ローラ支持部により回転自
在に軸支される。すなわち、軸部によりローラ部が支え
られ、更に、ローラ支持部により軸部が支えられる。し
たがって、ローラ部は、ローラ支持部と軸部とで規定さ
れた回転軸の回りに回転することができ、同一位置で滑
らかに回転することができる。
【0032】また、軸部は、ローラ部の回転軸と略同軸
にローラ部を嵌通して延在される。したがって、軸部は
ローラ部を確実に支持することができる。また、軸部
は、ローラ部と一体的に回転可能であるので、軸部を介
して容易に外部からローラ部を回転させることができ
る。また、軸部は、弾性部材から形成されるので、ロー
ラ部の回転時の振動や音を減衰させることができ、滑ら
かに原稿を搬送することができる。したがって、読取部
では、安定して原稿から画像情報を読み取ることができ
る。
【0033】また、移動規制部材が設けられ、ローラ部
の略原稿搬送方向の移動を生じさせる軸部の撓みが規制
される。すなわち、ローラ部が回転するとき、ローラ部
の外周部が圧接された原稿面又は読取面からの反作用に
より、ローラ部が略原稿搬送方向に移動するのをローラ
部と略同軸に配置された軸部の撓みを規制することによ
って抑制される。したがって、原稿の引抜き時等に軸部
に無理な負荷がかかったとき、軸部が極度に撓んで、元
に戻らないといったことを防止することができる。した
がって、軸部の変形を防止することができ、常に安定し
て原稿を搬送することができる。
【0034】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
発明の作用効果に加えて、規制部材が、一対の爪部から
なり、爪部の一方がローラ部の一方の端部に近接して設
けられるとともに、爪部の他方がローラ部の他方の端部
に近接して設けられる。したがって、ローラ部の回転に
よる軸部の移動を最小限に抑えることができる。また、
規制部材は、一方の爪部とローラ部の近接する一方の端
部との距離と他方の爪部とローラ部の近接する他方の端
部との距離が略等しくなるように配置される。したがっ
て、原稿の搬送がより一層安定させることができ、確実
な原稿搬送を行うことができる。
【0035】請求項4記載の発明では、請求項2記載の
発明の作用効果に加えて、移動規制部材が、一対の突起
部からなり、突起部の一方がローラ部の一方の端部に近
接して設けられるとともに、突起部の他方がローラ部の
他方の端部に近接して設けられる。したがって、ローラ
部の回転による軸部の移動を最小限に抑えることができ
る。また、移動規制部材は、一方の突起部とローラ部の
近接する一方の端部との距離と他方の突起部とローラ部
の近接する他方の端部との距離が略等しくなるように配
置される。したがって、原稿の搬送がより一層安定させ
ることができ、確実な原稿搬送を行うことができる。
【0036】請求項5記載の発明では、請求項3記載の
発明の作用効果に加えて、規制部材により、ローラ部の
移動が所定量だけ許容される。したがって、所定の原稿
セット位置にセットされない原稿に対しても、原稿不送
りのない画像読取装置を提供することができる。請求項
6記載の発明では、請求項5記載の発明の作用効果に加
えて、規制部材が、ローラ部の移動が所定量となるよう
爪部のローラ部端部からの距離が定められる。したがっ
て、軸部の材質や形状を考慮して爪部の位置を導出する
ことができる。したがって、部材の材質に依らず、原稿
不送りがない画像読取装置を提供することができる。
【0037】請求項7記載の発明では、請求項1記載の
発明の作用効果に加えて、案内部材が設けられ、原稿が
搬送手段により搬送されるとき、原稿の片側端部に当接
して原稿が案内される。したがって、原稿を定められた
位置に搬送方向に平行に導くことができる。また、規制
部材が、一対の爪部から構成され、爪部の一方がローラ
部の一方の端部に近接して設けられるとともに、爪部の
他方がローラ部の他方の端部に近接して設けられ、案内
部材側の一方の爪部とローラ部の近接する一方の端部と
の距離が、他方の爪部とローラ部の近接する他方の端部
との距離よりも大きくなるよう配置される。
【0038】すなわち、案内部材側の一方の爪部とロー
ラ部の近接する一方の端部との間の軸部が、わずかに撓
むことができるようになり、ローラ部の回転方向が原稿
搬送方向に対してわずかに傾斜するようになり、このわ
ずかに回転方向の傾斜したローラ部により原稿が搬送さ
れる。したがって、原稿の片側端部を常に案内部材に当
接させることができる。したがって、原稿を搬送すると
き原稿の片側端部を案内部材に倣わせることができ、原
稿が斜めに読取部に搬送されることがなく、原稿を真っ
直ぐ安定して確実に読取部に搬送することができる。
【0039】また、案内部材を設け、案内部材に倣わせ
て原稿を搬送するので、原稿の両端部に当接する案内部
材を設ける必要がなく、構造を簡単にすることができ、
コストを低減することができる。請求項8記載の発明で
は、請求項1記載の発明の作用効果に加えて、案内部材
が設けられ、原稿が搬送手段により搬送されるとき、原
稿の片側端部に当接して原稿が案内される。したがっ
て、原稿を定められた位置に搬送方向に平行に導くこと
ができる。
【0040】また、規制部材が、一対の爪部から構成さ
れ、爪部の一方がローラ部の一方の端部に近接して設け
られるとともに、爪部の他方がローラ部の他方の端部に
近接して設けられ、一方の爪部とローラ部の近接する一
方の端部との距離と、他方の爪部とローラ部の近接する
他方の端部との距離が略等しく、かつ、一方の爪部が軸
部に当接され、案内部材側の他方の爪部が軸部から離隔
される。
【0041】すなわち、案内部材側の他方の爪部とロー
ラ部の近接する他方の端部との間の軸部が、わずかに撓
むことができるようになり、ローラ部の回転方向が原稿
搬送方向に対してわずかに傾斜するようになり、このわ
ずかに回転方向の傾斜したローラ部により原稿が搬送さ
れる。したがって、原稿を搬送するとき原稿の片側端部
を案内部材に倣わせることができ、原稿が斜めに読取部
に搬送されることがなく、原稿を真っ直ぐ安定して確実
に読取部に搬送することができる。
【0042】また、案内部材を設け、案内部材に倣わせ
て原稿を搬送するので、原稿の両端部に当接する案内部
材を設ける必要がなく、構造を簡単にすることができ、
コストを低減することができる。請求項9記載の発明で
は、請求項3記載の発明の作用効果に加えて、案内部材
が設けられ、原稿が搬送手段により搬送されるとき、原
稿の片側端部に当接して原稿が案内される。したがっ
て、原稿を定められた位置に搬送方向に平行に導くこと
ができる。
【0043】また、可撓性部材が設けられてローラ部の
両側に配置され、原稿が可撓性部材により読取面に圧接
される。したがって、原稿の幅がローラ部の幅より大き
い場合でも、原稿の幅全体に亘って、原稿を読取面に圧
接することができ、原稿の一部が読取面に圧接されない
といったことがない。したがって、読取部は原稿の幅方
向の端から端まで確実に原稿から画像情報を読み取るこ
とができる。
【0044】さらに、ローラ部が軸部の中心よりも案内
部材寄りに配置される。すなわち、軸部の中心よりも案
内部材寄りの可撓性部材の原稿面の接触抵抗より、もう
一方の可撓性部材の原稿面の接触抵抗が大きくなる。し
たがって、原稿を搬送するとき原稿の片側端部を案内部
材に倣わせることができ、原稿が斜めに読取部に搬送さ
れることがなく、原稿を真っ直ぐ安定して確実に読取部
に搬送することができる。
【0045】また、案内部材を設け、案内部材に倣わせ
て原稿を搬送するので、原稿の両端部に当接する案内部
材を設ける必要がなく、構造を簡単にすることができ、
コストを低減することができる。請求項10記載の発明
では、請求項1又は2記載の発明の作用効果に加えて、
板バネが設けられてローラ部の両側の軸部に当接され、
原稿が読取面に圧接される。したがって、原稿を読取面
に圧接する圧接力を容易に得ることができる。
【0046】また、軸部には周方向に段差が形成されて
おり、該段差によって軸部の軸方向に板バネが移動する
のが規制される。したがって、軸部のスラスト方向の抜
け止としてEリング等を使用する必要がなくなり、部品
点数を減らすことができ、コストを低減することができ
る。また、抜け止め用の部品等が不要となるので、組み
付け作業を容易に行うことができる。
【0047】請求項11記載の発明では、請求項10記
載の発明の作用効果に加えて、板バネを支持するバネ支
持部が設けられ、バネ支持部により板バネが原稿搬送方
向と略平行な軸のまわりに回転可能に支持される。すな
わち、軸部が撓んでも、板バネは軸部の撓みに倣って回
動し、板バネの全幅方向は常に軸部に接するようにされ
る。したがって、軸部に常に安定した加圧を行うことが
でき、原稿搬送性を向上させるとともに、原稿搬送性を
安定させることができる。
【0048】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して具体
的に説明する。 (実施例1)図1は請求項1乃至4記載の発明に係る画
像読取装置の一実施例の要部構成を示す図である。
【0049】まず、構成を説明する。図1において、1
は原稿搬送幅中略中央部に設けられたローラ部であり、
円筒状の外周部を有している。ローラ部は、原稿搬送方
向Aから送り込まれてきた原稿を読取面であるコンタク
トガラス3に圧接しながら回転して、原稿を搬送するよ
うになっている。
【0050】2は弾性部材からなる軸部で、ローラ部1
の回転軸と略同軸にローラ部1を嵌通して延在し、ロー
ラ部1と一体的に回転するようになっている。軸部2
は、モールド成形された合成樹脂から形成されている。
また、軸部2の一端部には、ギヤ4が設けられている。
なお、以下の説明において、ローラ部1と軸部2とを合
わせて、読取ローラと呼ぶことがある。
【0051】この軸部2は、振動や音の減衰作用及び緩
衝効果の点から弾性部材が好ましく、特に、合成樹脂
は、摩擦係数が小さく自己潤滑性がある、柔軟性があ
り、質量当たりの強度が大きい、熱を伝え難くく、電気
絶縁性がある、成形がしやすく大量生産に適するという
数々の利点を有しており、好ましい。更に、軸部2を合
成樹脂により成形することで、品質のコントロールが容
易になるという利点を有している。
【0052】3は光透過率の高いガラス素材からなるコ
ンタクトガラスであり、図示しない光源部からの光を透
過して原稿面に光照射させるとともに、原稿面からの反
射光を透過して図示しないスキャナに伝播するようにな
っている。このコンタクトガラス3は、読取面を構成
し、図示しないスキャナや光源部とともに、原稿から画
像情報を読み取る読取部を構成する。
【0053】ギヤ4は軸部2の回転軸と略同軸に設けら
れ、軸部2と一体的に回転することができるようになっ
ており、図示しない駆動ギヤに噛合して図示しないモー
タ等の駆動源からの回転を軸部2に伝達するようになっ
ている。5は駆動側側板、6はローラ部1を介して反対
側に形成された側板であり、側板5、6により軸部2を
軸部2の両端部で回転自在に軸支するようになってお
り、ローラ支持部を構成する。
【0054】7、8は一対の爪部であり、一方の爪部7
は、ローラ部1の一方の端部1aに近接して設けられる
とともに、他方の爪部8は、ローラ部1の他方の端部1
bに近接して設けられるようになっている。更に、一方
の爪部7とローラ部1の一方の端部1aとの距離と他方
の爪部8とローラ部1の他方の端部1bとの距離とが略
等しくなるように爪部7、8が配置されるようになって
いる。爪部7、8は、規制部材を構成する。
【0055】9、10は一対の突起部であり、一方の突
起部9は、ローラ部1の一方の端部1aに近接して設け
られるとともに、他方の突起部10は、ローラ部1の他
方の端部1bに近接して設けられるようになっている。
更に、一方の突起部9とローラ部1の一方の端部1aと
の距離と他方の突起部10とローラ部1の他方の端部1
bとの距離とが略等しくなるように突起部9、10が配
置されるようになっている。突起部9、10は移動規制
部材を構成する。
【0056】11は天板であり、側板5、6、爪部7、
8、突起部9、10を支持するようになっている。ま
た、Aは原稿搬送方向を示す矢印であり、Bは一方の爪
部7とローラ部1の一方の端部1aとの距離を、Cは他
方の爪部8とローラ部1の他方の端部1bとの距離を示
している。また、本実施例では図示しない原稿載置台を
有し、図示しないフィードローラ等により原稿束の最下
の原稿を分離供給して、読取部に供給することができる
ようになっている。これら原稿載置台、フィードロー
ラ、読取ローラのローラ部1及び軸部2、爪部7、8、
突起部9、10は搬送手段を構成する。
【0057】次に、作用を図2を参照して説明する。図
2は爪部7、8が無いときのローラ部1の動きを説明す
る図である。Dはローラ部1の回転方向を示す矢印、E
はローラ部1の移動方向を示す矢印である。図2におい
て、原稿搬送方向Aに対して、ローラ部1はD方向に回
転する。このとき、ローラ部1とコンタクトガラス3と
の摩擦力、また原稿が有るときにはローラ部1と原稿と
の摩擦力により、ローラ部1はE方向に移動しようとす
る。このとき、このE方向の力により、モールド形成さ
れた軸部2は大きく撓んで、ローラ部1はE方向に移動
してしまい、その結果、原稿の搬送が非常に不安定にな
って、読取部による読み取り画像に大きな影響がでると
いう問題があった。
【0058】しかし、本実施例においては、軸部2を支
持する側板5、6以外に爪部7、8を設けているため、
ローラ部1の回転による軸部2に撓みを防止することが
でき、原稿の搬送が安定し、画像読み取りへの影響を効
果的に抑制することができる。ところで、ユーザーは、
原稿を間違えたときや、原稿が紙詰りを起こしたとき
等、原稿を原稿搬送方向Aとは反対の方向に引抜くこと
が多い。このとき、軸部2は樹脂の成形品であるため、
ローラ部1と原稿との摩擦により、軸部2は大きく撓
み、ローラ部1は原稿を引抜く方向とは略反対方向に移
動する。その結果、軸部2に無理な負荷がかかってしま
うことになる。
【0059】しかし、本実施例では、軸部2を支持する
側板5、6と、ローラ部1の回転による軸部2の撓みを
防止する爪部7、8以外に、原稿の引抜き等による軸部
2の撓みを防止する突起部9、10を設けているため、
原稿が引抜かれても、軸部2は撓むことが無く、軸部2
に無理な負荷がかかっても軸部2が変形したり、折損す
ることがない。
【0060】また、ローラ部1の回転による軸部2の撓
みを防止する爪部7、8及び突起部9、10の位置をロ
ーラ部1の両端部近傍とすることによって、ローラ部1
の回転による軸部2の撓みを最小限に抑えることができ
る。更に、ローラ部1端部から爪部7、8までの距離
B、CをB=Cとして、爪部7、8をローラ部1を中心
に左右対称に配置することにより、より一層原稿搬送を
安定して確実に行うことができる。
【0061】すなわち、本実施例(請求項1乃至4)に
おいては、原稿の搬送手段として、ローラ部1を設け、
円筒状の外周部が回転することにより原稿をコンタクト
ガラス3に圧接しつつ搬送するので、原稿をコンタクト
ガラス3に密着することができ、確実に読取部により画
像情報を読み取らせることができる。また、同時に原稿
を搬送することができるので、他の部材を必要とするこ
となく、原稿の搬送を行うことができ、部品点数を削減
することができ、製造コストの低下に寄与することがで
きる。
【0062】また、ローラ部1と一体的に回転可能な軸
部2を設け、側板5、6により回転自在に軸支するの
で、ローラ部1は、側板5、6と軸部2とで規定された
回転軸の回りに回転することができ、同一位置で滑らか
に回転することができる。また、軸部2は、ローラ部1
の回転軸と略同軸にローラ部1を嵌通して延在するの
で、軸部2はローラ部1を確実に支持することができ
る。また、軸部2は、ローラ部1と一体的に回転するこ
とができるので、軸部2を介して容易に外部からローラ
部1を回転させることができる。また、軸部2は、弾性
部材から形成するので、ローラ部1の回転時の振動や音
を減衰させることができ、滑らかに原稿を搬送すること
ができる。したがって、読取部では、安定して原稿から
画像情報を読み取ることができる。
【0063】また、爪部7、8を設け、ローラ部1の原
稿搬送方向とは略逆方向の移動を生じさせる軸部の撓み
を規制するので、常に安定して原稿を搬送することがで
き、読取部による画像情報の読み取りを安定して行うこ
とができる。したがって、読み取り画像情報への影響が
なく、原稿面に描かれた画像情報の正確な読み取りを行
うことができる。
【0064】また、突起部9、10を設け、ローラ部1
の略原稿搬送方向の移動を生じさせる軸部の撓みを規制
するので、原稿の引抜き時等に軸部に無理な負荷がかか
ったとき、軸部が極度に撓んで、元に戻らないといった
ことを防止することができる。したがって、軸部の変形
を防止することができ、常に安定して原稿を搬送するこ
とができる。
【0065】また、規制部材としての爪部7、8が、一
対の爪部7、8からなり、一方の爪部7をローラ部1の
一方の端部1aに近接して設けるとともに、他方の爪部
8がローラ部1の他方の端部1bに近接して設けるの
で、ローラ部1の回転による軸部2の移動を最小限に抑
えることができる。また、一方の爪部7とローラ部1の
近接する一方の端部1aとの距離と他方の爪部8とロー
ラ部1の近接する他方の端部1bとの距離が略等しくな
るように配置するので、原稿の搬送をより一層安定させ
ることができ、確実な原稿搬送を行うことができる。
【0066】また、移動規制部材としての突起部9、1
0が、一対の突起部9、10からなり、一方の突起部9
をローラ部1の一方の端部1aに近接して設けるととも
に、他方の突起部9をローラ部1の他方の端部1bに近
接して設けるので、ローラ部1の回転による軸部2の移
動を最小限に抑えることができる。また、一方の突起部
9とローラ部1の近接する一方の端部1aとの距離と他
方の突起部10とローラ部1の近接する他方の端部1b
との距離を略等しくなるように配置するので、原稿の搬
送がより一層安定させることができ、確実な原稿搬送を
行うことができる。
【0067】(実施例2)図3は、請求項5、6記載の
発明に係る画像読取装置の一実施例の要部構成を示す図
である。なお、以下の説明において先に説明したものと
同一の構成については、同一符号を付してその具体的な
説明を省略する。本実施例では、ローラ部1の回転によ
る軸部2の撓みを防止する爪部7、8の位置をローラ部
1の両端部の近傍ではなく、ある程度間隔を開けたとこ
ろとしている。これにより軸部2の撓みによって、ロー
ラ部1をE方向に所定量移動させることができる。
【0068】図4は、軸部2の撓みとローラ部1との移
動量を説明する図である。同図を参照してローラ部1の
移動をXだけ許容するときのローラ部1の両端部から爪
部7、8迄の距離を求める。まず、以下の説明において
使用する符号を以下のように定義する。 N:ローラ部1を読取面に圧接する加圧力 d:軸部2の軸径 μ:ローラ部1とコンタクトガラス3との摩擦係数 F:ローラ部1が移動しようとする力 L:爪部7、8とローラ部1の端部1a、1bとの距離 E:軸部2のヤング率(縦弾性係数) I:軸部2の断面2次モーメント としたとき、 F=μN…… となる。ここで、ローラ部1に取囲まれた軸部2は撓ま
ないと仮定すると、図4(a)は、図4(c)のように
見做すことができる。このとき移動量Xは、
【0069】
【数1】
【0070】となり、式及び
【0071】
【数2】
【0072】により、
【0073】
【数3】
【0074】が得られる。よって、爪部7、8とローラ
部1の端部1a、1bとの距離Lは、
【0075】
【数4】
【0076】となる。このように、爪部7、8とローラ
部1の端部1a、1bとの距離Lは、ローラ部1の移動
距離X、軸部2のヤング率E、軸部2の軸径d、ローラ
部1とコンタクトガラス3との摩擦係数μ及び加圧力N
から導出することができる。すなわち、軸部2の撓みに
よって、ローラ部1をE方向に所定量移動させることが
できるため、原稿のセットが不十分であった場合でも、
ローラ部1が原稿搬送方向とは略逆方向に移動すること
によって、不十分にセットされた原稿の先端を迎えにい
くことができる。したがって、不十分な原稿セットに対
しても原稿不送りのないようにすることができる。
【0077】さらに、ローラ部1の端部から爪部7、8
までの距離B、CをB=Cとして爪部7、8がローラ部
1を中心に左右対称に配置することにより、原稿搬送を
より一層確実に行うことができる。このように本実施例
(請求項5及び6)によれば、爪部7、8により、ロー
ラ部1の移動を所定量だけ許容するので、所定の原稿セ
ット位置にセットされない原稿に対しても、原稿不送り
のない画像読取装置を提供することができる。また、爪
部7、8が、ローラ部1の移動が所定量となるよう爪部
7、8のローラ部1の端部1a、1bからの距離を定め
るので、軸部の材質や形状を考慮して爪部の位置を導出
することができる。したがって、部材の材質に依らず、
原稿不送りがない画像読取装置を提供することができ
る。
【0078】(実施例3)図5は、請求項7記載の発明
に係る画像読取装置の一実施例の要部構成を示す図であ
る。本実施例においては、原稿をセットするとき及び原
稿を搬送するときの原稿の案内を原稿の片側端部にのみ
当接する固定ガイド(案内部材)12を設けている。ま
た、一対の爪部7、8は、固定ガイド側の一方の爪部8
とローラ部1の近接する一方の端部1bとの距離が、他
方の爪部7とローラ部1の近接する他方の端部1aとの
距離よりも大きくなるよう配置されるようになってい
る。
【0079】すなわち、固定ガイド12側のローラ部1
の端部1bから固定ガイド12側の爪部8までの距離C
が、ローラ部1の反対側端部1aからもう一方の爪部7
までの距離Bよりも長くなっている。このため、ローラ
部1の回転に伴う軸部2の撓みによるローラ部1の移動
により、ローラ部1の回転軸は、原稿搬送方向Aに直交
する方向からわずかに傾くようになる。この結果、固定
ガイド12に沿ってセットされた原稿は、ローラ部1の
傾きによって、A2方向に搬送されようとするが、固定
ガイド12が存在するため、固定ガイド12に沿って搬
送されることになる。このように、原稿を常に固定ガイ
ド12側に当接させて搬送させることによって、固定ガ
イド12に当接する方向と反対の方向に原稿が傾いて搬
送される心配が全く無く、常に原稿搬送を確実かつ安定
して行うことができる。
【0080】このように本実施例(請求項7)において
は、固定ガイド12を設け、原稿が搬送手段としてのロ
ーラ部1により搬送されるとき、原稿の片側端部に当接
して原稿を案内するので、原稿を定められた位置に搬送
方向に平行に導くことができる。また、規制部材を、一
対の爪部7、8から構成し、一方の爪部7をローラ部1
の一方の端部1aに近接して設けるとともに、他方の爪
部8をローラ部1の他方の端部1bに近接して設け、固
定ガイド12側の一方の爪部8とローラ部1の近接する
一方の端部1bとの距離が、他方の爪部7とローラ部1
の近接する他方の端部1aとの距離よりも大きくなるよ
う配置する。すなわち、固定ガイド12側の一方の爪部
8とローラ部1の近接する一方の端部1bとの間の軸部
が、わずかに撓むことができるようになり、ローラ部1
の回転方向が原稿搬送方向Aに対してわずかに傾斜する
ようになり、このわずかに回転方向の傾斜したローラ部
1により原稿を搬送するので、原稿の片側端部を常に固
定ガイド12に当接させることができる。
【0081】したがって、原稿を搬送するとき原稿の片
側端部を固定ガイド12に倣わせることができ、原稿が
斜めにコンタクトガラス3等からなる読取部に搬送され
ることがなく、原稿を真っ直ぐ安定して確実に読取部に
搬送することができる。また、固定ガイド12を設け、
固定ガイド12に倣わせて原稿を搬送するので、原稿の
両端部に当接する固定ガイド12を設ける必要がなく、
構造を簡単にすることができ、コストを低減することが
できる。
【0082】(実施例4)図6は、請求項8記載の発明
に係る画像読取装置の一実施例の要部構成を示す図であ
る。本実施例においては、原稿をセットするとき及び原
稿を搬送するときの原稿の案内を原稿の片側端部にのみ
当接する固定ガイド(案内部材)12を設けている。ま
た、一対の爪部7、8は、一方の爪部7がローラ部1の
一方の端部1aに近接して設けられるとともに、他方の
爪部8がローラ部1の他方の端部1bに近接して設けら
れており、更に、一方の爪部7とローラ部1の近接する
一方の端部1aと、他方の爪部8とローラ部1の近接す
る他方の端部1bとの距離が略等しく、かつ、一方の爪
部7は軸部2に当接し、固定ガイド12側の爪部8は軸
部2から離隔して配置されるようになっている。
【0083】このため、ローラ部の回転に伴う軸部2の
撓みによるローラ部1の移動により、ローラ部1は、隙
間Gの分だけ傾くようになる。これにより、固定ガイド
12に沿ってセットされた原稿は、ローラ部1に生じた
傾きにより、A2方向に搬送されようとする。その結
果、原稿は常に固定ガイド12に沿って搬送されること
になる。
【0084】このように本実施例(請求項8)において
は、固定ガイド12を設け、原稿が搬送されるとき、原
稿の片側端部に当接して原稿を案内するので、原稿を定
められた位置に搬送方向に平行に導くことができる。ま
た、一方の爪部7をローラ部1の一方の端部1aに近接
して設けるとともに、他方の爪部8をローラ部1の他方
の端部1bに近接して設け、一方の爪部7とローラ部1
の近接する一方の端部1aとの距離と、他方の爪部8と
ローラ部1の近接する他方の端部1bとの距離が略等し
く、かつ、一方の爪部7を軸部2に当接し、固定ガイド
12側の他方の爪部8を軸部2から離隔するので、原稿
を搬送するとき原稿の片側端部を案内部材に倣わせるこ
とができ、原稿が斜めに読取部に搬送されることがな
く、原稿を真っ直ぐ安定して確実に読取部に搬送するこ
とができる。
【0085】また、固定ガイド12を設け、固定ガイド
12に倣わせて原稿を搬送するので、原稿の両端部に当
接する案内部材を設ける必要がなく、構造を簡単にする
ことができ、コストを低減することができる。 (実施例5)図7は、請求項9記載の発明に係る画像読
取装置の一実施例の要部構成を示す図である。
【0086】本実施例においては、原稿をセットすると
き及び原稿を搬送するときの原稿の案内を原稿の片側端
部にのみ当接する固定ガイド(案内部材)12を設けて
いる。また、ローラ部1の両側に原稿をコンタクトガラ
ス3に圧接する白色のマイラ13、14(可撓性部材)
を配するようになっている。このため、原稿セット性が
向上するとともに、読み取りラインでの原稿の浮きを防
止することができるので、原稿に描かれた画像を正確か
つ確実に読み取ることができる。
【0087】更に、ローラ部1を軸部2の中心よりも固
定ガイド12寄りに設け、マイラ13、14の軸部2の
回転軸が延在する方向の長さを各々異ならせ、固定ガイ
ド12に近接して設けられているマイラ14のほうが、
もう一方のマイラ13よりも短くなるようにしている。
このため、原稿搬送方向Aに搬送される原稿は、マイラ
13、14によりコンタクトガラス3に圧接される際、
原稿との接触面積の大きいマイラ13の方がマイラ14
よりも搬送抵抗が大きくなる。その結果、原稿には固定
ガイド12に当接する向きの力が働き、原稿は常に固定
ガイド12に沿って搬送される。
【0088】このように本実施例(請求項9)において
は、固定ガイド12を設け、原稿が搬送されるとき、原
稿の片側端部に当接して原稿を案内するので、原稿を定
められた位置に搬送方向に平行に導くことができる。ま
た、可撓性部材としてのマイラ13、14を設けてロー
ラ部の両側に配置し、原稿をマイラ13、14によりコ
ンタクトガラス3に圧接するので、原稿の幅がローラ部
1の幅より大きい場合でも、原稿の幅全体に亘って、原
稿をコンタクトガラス3に圧接することができ、原稿の
一部がコンタクトガラス3に圧接されないといったこと
がない。したがって、読取部は原稿の幅方向の端から端
まで確実に原稿から画像情報を読み取ることができる。
【0089】さらに、ローラ部1を軸部2の中心よりも
固定ガイド12寄りに配置するので、原稿を搬送すると
き原稿の片側端部を固定ガイド12に倣わせることがで
き、原稿を真っ直ぐ安定して確実に読取部に搬送するこ
とができる。また、固定ガイド12を設け、固定ガイド
12に倣わせて原稿を搬送するので、原稿の両端部に当
接する案内部材を設ける必要がなく、構造を簡単にする
ことができ、コストを低減することができる。
【0090】(実施例6)図8は、請求項10記載の発
明に係る画像読取装置の一実施例の要部構成を示す図で
あり、図9は、図8の加圧部の詳細を示す図である。図
8において、板バネ15、16は、ローラ部1の両側に
配置され、ローラ部1を嵌通して延在する軸部2のロー
ラ部1の両側部分から押圧することにより、ローラ部1
の外周部をコンタクトガラス3に圧接するようになって
いる。この板バネ15、16が当接する軸部2には、当
接した板バネ15、16がずれないよう周方向に段差が
設けられている。段差は、図9(a)に示す段差2a、
2bのように軸部2より大径のリブのような凸形状とし
ても、図9(b)に示す段差2cに示すように、軸部2
より小径の凹形状としてもよい。このような段差2a、
2b、2cを設けたので、軸部2がスラスト方向に移動
して側板5、6から抜け落ちてしまうのをEリング等を
使用して防止する必要がなく、板バネ15、16と軸部
2に形成された段差2a、2b、2cのみで抜け止め効
果を得ることができる。
【0091】このように本実施例(請求項10)によれ
ば、板バネ15、16を設けてローラ部1の両側の軸部
2に当接し、原稿をコンタクトガラス3に圧接するの
で、原稿をコンタクトガラス3に圧接する圧接力を容易
に得ることができる。また、軸部2には周方向に段差2
a、2b、2cを形成しており、段差2a、2b、2c
によって軸部2の軸方向に板バネが移動するのを規制す
るので、軸部2のスラスト方向の抜け止めとして部品点
数を減らすことができ、コストを低減することができ
る。また、抜け止め用の部品等が不要となるので、組み
付け作業を容易に行うことができる。
【0092】(実施例7)図10は、請求項11記載の
発明に係る画像読取装置の一実施例の部分詳細図であ
る。17a、17bは板バネ15、16を支持する板バ
ネ受け台(バネ支持部)であり、天板11に形成されて
いる。また、18a、18b及び19a、19bは板バ
ネ15、16を支持する板バネ受け台17a、17bを
補助する板バネ補助受け台である。板バネ受け台17
a、17bは、図10(c)に示す如く、板バネ15、
16と接触する部分が丸く形成されており、この先端が
丸くなっている板バネ受け台17a、17bの上に板バ
ネ15、16をセットするようになっている。また、板
バネ受け台17a、17bの両側に、板バネ15、16
を受ける受け面の高さが低い板バネ補助受け台18a、
18b、19a、19bを設けているため、板バネ1
5、16は、図11に示す如く、M方向に回転可能にな
る。
【0093】また、板バネ補助受け台18a、18b、
19a、19bにより、板バネ15、16の脱落を防止
している。すなわち、板バネ15、16の支持部を原稿
搬送方向に平行な一本の線状とすることによって、板バ
ネ15、16はその線を軸として回転可能となるので、
軸部2の原稿搬送方向とは垂直な方向の撓みに対して、
板バネ15、16が前述の線を軸として回動することに
よって対応することができる。したがって、板バネ1
5、16の全幅方向は常に軸部2に接するようにするこ
とができるので、単純な構造にもかかわらず安定した加
圧をすることができる。
【0094】このように、本実施例(請求項11)にお
いては、板バネ15、16を支持するバネ支持部として
の板バネ受け台17a、17b、板バネ補助受け台18
a、18b、19a、19bが設けられ、それら板バネ
受け台17a、17b、板バネ補助受け台18a、18
b、19a、19bにより板バネ15、16が原稿搬送
方向と略平行な軸のまわりに回転可能に支持される。す
なわち、軸部2が撓んでも、板バネ15、16は軸部2
の撓みに倣って回動し、板バネ15、16の全幅方向は
常に軸部2に接するようにされる。したがって、軸部2
に常に安定した加圧を行うことができ、原稿搬送性を向
上させるとともに、原稿搬送性を安定させることができ
る。
【0095】なお、本発明は、上記の各実施例に限定さ
れるものではなく、種々の変形が可能である。例えば上
記実施例では、画像情報を読み取る読取面としてコンタ
クトガラスを用いたものを説明したが、密着センサを用
いてもよい。また、読取ローラの軸部としてモールド成
形された樹脂を用いたが、弾性を有する部材であるなら
ば樹脂に限定されないのはいうまでもなく、また、可撓
性部材としてマイラを用いたが、マイラに限定されない
のはいうまでもない。
【0096】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、搬送手段
は、ローラ部を設け、円筒状の外周部が回転することに
より原稿を読取面に圧接しつつ搬送するので、原稿を読
取面に密着することができ、確実に読取部により画像情
報を読み取らせることができる。また、同時に原稿を搬
送することができるので、他の部材を必要とすることな
く、原稿の搬送を行うことができ、部品点数を削減する
ことができ、製造コストの低下に寄与することができ
る。
【0097】また、搬送手段には、ローラ部と一体的に
回転可能な軸部を設け、ローラ支持部により回転自在に
軸支するので、ローラ部は、ローラ支持部と軸部とで規
定された回転軸の回りに回転することができ、同一位置
で滑らかに回転することができる。また、軸部は、ロー
ラ部の回転軸と略同軸にローラ部を嵌通して延在するの
で、軸部はローラ部を確実に支持することができる。ま
た、軸部は、ローラ部と一体的に回転することができる
ので、軸部を介して容易に外部からローラ部を回転させ
ることができる。また、軸部を弾性部材から形成するの
で、ローラ部の回転時の振動や音を減衰させることがで
き、滑らかに原稿を搬送することができる。したがっ
て、読取部では、安定して原稿から画像情報を読み取る
ことができる。
【0098】また、規制部材を設け、ローラ部の原稿搬
送方向とは略逆方向の移動を生じさせる軸部の撓みを規
制するので、常に安定して原稿を搬送することができ、
読取部による画像情報の読み取りを安定して行うことが
できる。したがって、読み取り画像情報への影響がな
く、原稿面に描かれた画像情報の正確な読み取りを行う
ことができる。
【0099】請求項2記載の発明によれば、搬送手段
は、ローラ部を設け、円筒状の外周部が回転することに
より原稿を読取面に圧接しつつ搬送するので、原稿を読
取面に密着することができ、確実に読取部により画像情
報を読み取らせることができる。また、同時に原稿を搬
送することができるので、他の部材を必要とすることな
く、原稿の搬送を行うことができ、部品点数を削減する
ことができ、製造コストの低下に寄与することができ
る。
【0100】また、搬送手段には、ローラ部と一体的に
回転可能な軸部を設け、ローラ支持部により回転自在に
軸支するので、ローラ部は、ローラ支持部と軸部とで規
定された回転軸の回りに回転することができ、同一位置
で滑らかに回転することができる。また、軸部は、ロー
ラ部の回転軸と略同軸にローラ部を嵌通して延在するの
で、軸部はローラ部を確実に支持することができる。ま
た、軸部は、ローラ部と一体的に回転可能であるので、
軸部を介して容易に外部からローラ部を回転させること
ができる。また、軸部は、弾性部材から形成されるの
で、ローラ部の回転時の振動や音を減衰させることがで
き、滑らかに原稿を搬送することができる。したがっ
て、読取部では、安定して原稿から画像情報を読み取る
ことができる。
【0101】また、移動規制部材を設け、ローラ部の略
原稿搬送方向の移動を生じさせる軸部の撓みを規制する
ので、原稿の引抜き時等に軸部に無理な負荷がかかった
とき、軸部が極度に撓んで、元に戻らないといったこと
を防止することができる。したがって、軸部の変形を防
止することができ、常に安定して原稿を搬送することが
できる。
【0102】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の作用効果に加えて、規制部材が、一対の爪部
からなり、爪部の一方をローラ部の一方の端部に近接し
て設けるとともに、爪部の他方をローラ部の他方の端部
に近接して設けるので、ローラ部の回転による軸部の移
動を最小限に抑えることができる。また、規制部材は、
一方の爪部とローラ部の近接する一方の端部との距離と
他方の爪部とローラ部の近接する他方の端部との距離を
略等しくなるように配置するので、原稿の搬送をより一
層安定させることができ、確実な原稿搬送を行うことが
できる。
【0103】請求項4記載の発明によれば、請求項2記
載の発明の作用効果に加えて、移動規制部材が、一対の
突起部からなり、突起部の一方をローラ部の一方の端部
に近接して設けるとともに、突起部の他方をローラ部の
他方の端部に近接して設けるので、ローラ部の回転によ
る軸部の移動を最小限に抑えることができる。また、移
動規制部材は、一方の突起部とローラ部の近接する一方
の端部との距離と他方の突起部とローラ部の近接する他
方の端部との距離を略等しくなるように配置するので、
原稿の搬送がより一層安定させることができ、確実な原
稿搬送を行うことができる。
【0104】請求項5記載の発明によれば、請求項3記
載の発明の作用効果に加えて、規制部材により、ローラ
部の移動を所定量だけ許容するので、所定の原稿セット
位置にセットされない原稿に対しても、原稿不送りのな
い画像読取装置を提供することができる。請求項6記載
の発明によれば、請求項5記載の発明の作用効果に加え
て、ローラ部の移動が所定量となるよう爪部のローラ部
端部からの距離を定めるので、軸部の材質や形状を考慮
して爪部の位置を導出することができる。したがって、
部材の材質に依らず、原稿不送りがない画像読取装置を
提供することができる。
【0105】請求項7記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の作用効果に加えて、案内部材を設け、原稿が
搬送手段により搬送されるとき、原稿の片側端部に当接
して原稿を案内するので、原稿を定められた位置に搬送
方向に平行に導くことができる。また、規制部材が、一
対の爪部から構成され、爪部の一方をローラ部の一方の
端部に近接して設けるとともに、爪部の他方をローラ部
の他方の端部に近接して設け、案内部材側の一方の爪部
とローラ部の近接する一方の端部との距離が、他方の爪
部とローラ部の近接する他方の端部との距離よりも大き
くなるよう配置するので、原稿の片側端部を常に案内部
材に当接させることができる。したがって、原稿を搬送
するとき原稿の片側端部を案内部材に倣わせることがで
き、原稿が斜めに読取部に搬送されることがなく、原稿
を真っ直ぐ安定して確実に読取部に搬送することができ
る。
【0106】また、案内部材を設け、案内部材に倣わせ
て原稿を搬送するので、原稿の両端部に当接する案内部
材を設ける必要がなく、構造を簡単にすることができ、
コストを低減することができる。請求項8記載の発明に
よれば、請求項1記載の発明の作用効果に加えて、案内
部材を設け、原稿が搬送手段により搬送されるとき、原
稿の片側端部に当接して原稿を案内するので、原稿を定
められた位置に搬送方向に平行に導くことができる。
【0107】また、規制部材が、一対の爪部から構成さ
れ、爪部の一方をローラ部の一方の端部に近接して設け
るとともに、爪部の他方をローラ部の他方の端部に近接
して設け、一方の爪部とローラ部の近接する一方の端部
との距離と、他方の爪部とローラ部の近接する他方の端
部との距離が略等しく、かつ、一方の爪部を軸部に当接
し、案内部材側の他方の爪部を軸部から離隔するので、
原稿を搬送するとき原稿の片側端部を案内部材に倣わせ
ることができ、原稿が斜めに読取部に搬送されることが
なく、原稿を真っ直ぐ安定して確実に読取部に搬送する
ことができる。
【0108】また、案内部材を設け、案内部材に倣わせ
て原稿を搬送するので、原稿の両端部に当接する案内部
材を設ける必要がなく、構造を簡単にすることができ、
コストを低減することができる。請求項9記載の発明に
よれば、請求項3記載の発明の作用効果に加えて、案内
部材を設け、原稿を搬送手段により搬送するとき、原稿
の片側端部に当接して原稿を案内するので、原稿を定め
られた位置に搬送方向に平行に導くことができる。
【0109】また、可撓性部材を設けてローラ部の両側
に配置し、原稿を可撓性部材により読取面に圧接するの
で、原稿の幅がローラ部の幅より大きい場合でも、原稿
の幅全体に亘って、原稿を読取面に圧接することができ
る。したがって、読取部は原稿の幅方向の端から端まで
確実に原稿から画像情報を読み取ることができる。さら
に、ローラ部を軸部の中心よりも案内部材寄りに配置す
るので、原稿を搬送するとき原稿の片側端部を案内部材
に倣わせることができ、原稿が斜めに読取部に搬送され
ることがなく、原稿を真っ直ぐ安定して確実に読取部に
搬送することができる。
【0110】また、案内部材を設け、案内部材に倣わせ
て原稿を搬送するので、原稿の両端部に当接する案内部
材を設ける必要がなく、構造を簡単にすることができ、
コストを低減することができる。請求項10記載の発明
によれば、請求項1又は2記載の発明の作用効果に加え
て、板バネを設けてローラ部の両側の軸部に当接し、原
稿を読取面に圧接するので、原稿を読取面に圧接する圧
接力を容易に得ることができる。
【0111】また、軸部に周方向に段差を形成し、該段
差によって軸部の軸方向に板バネが移動するのを規制す
るので、部品点数を減らすことができ、コストを低減す
ることができる。また、抜け止め用の部品等が不要とな
るので、組み付け作業を容易に行うことができる。請求
項11記載の発明によれば、請求項10記載の発明の作
用効果に加えて、板バネを支持するバネ支持部を設け、
バネ支持部により板バネが原稿搬送方向と略平行な軸の
まわりに回転可能に支持するので、軸部が撓んでも、板
バネは軸部の撓みに倣って回動し、板バネの全幅方向は
常に軸部に接するようにすることができる。したがっ
て、軸部に常に安定した加圧を行うことができ、原稿搬
送性を向上させることができるとともに、原稿搬送性を
安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1乃至4記載の発明に係る画像読取装置
の一実施例の要部構成を示す図であり、(a)は上面
図、(b)は正面断面図、(c)は側面断面図である。
【図2】規制部材の無いときのローラ部の動きを説明す
る図である。
【図3】請求項5、6記載の発明に係る画像読取装置の
一実施例の要部構成を示す上面図である。
【図4】請求項5、6記載の発明に係る画像読取装置の
概念を模式的に示す図である。
【図5】請求項7記載の発明に係る画像読取装置の一実
施例の要部構成を示す上面図である。
【図6】請求項8記載の発明に係る画像読取装置の一実
施例の要部構成を示す図であり、(a)は、ローラ部が
回転していないときの状態を示す図、(b)は、ローラ
部が回転しているときの状態を示す図である。
【図7】請求項9記載の発明に係る画像読取装置の一実
施例の要部構成を示す図であり、(a)は、側面断面
図、(b)は、上面図である。
【図8】請求項10記載の発明に係る画像読取装置の一
実施例の要部構成を示す図であり、(a)は上面図、
(b)は(a)のHH断面図である。
【図9】図8の加圧部の詳細を示す図である。
【図10】請求項11記載の発明に係る画像読取装置の
一実施例の部分詳細図であり、(a)は上面図、(b)
は(a)のJJ断面図、(c)は(a)のKK断面図で
ある。
【図11】図11(c)の詳細を示す図である。
【符号の説明】
1 ローラ部 1a、1b 端部 2 軸部 3 コンタクトガラス(読取面) 4 ギヤ 5、6 側板 7、8 爪部(規制部材) 9、10 突起部(移動規制部材) 11 天板 12 固定ガイド(案内部材) 13、14 マイラ(可撓性部材) 15、16 板バネ 17a、17b 板バネ受け台(バネ支持部) 18a、18b、19a、19b 板バネ補助受け台 A 原稿搬送方向 B 一方の爪部からローラ部の近接する一方の端部ま
での距離 C 他方の爪部からローラ部の近接する他方の端部ま
での距離 D 原稿搬送時のローラ部の回転方向 E 原稿搬送時のローラ部の移動方向 G 隙間 I 加圧方向 M 板バネ回動方向

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を搬送する搬送手段と、該原稿搬送手
    段により搬送された原稿面に対向した位置で原稿から画
    像情報を読み取る読取面を有する読取部とを備えた画像
    読取装置において、 前記搬送手段は、 円筒状の外周部を有し、該外周部により原稿を前記読取
    面に圧接しつつ回転して、該原稿を搬送するローラ部
    と、 該ローラ部の回転軸と略同軸に該ローラ部を嵌通して延
    在し、該ローラ部と一体的に回転可能な弾性部材からな
    る軸部と、 該軸部を回転自在に軸支するローラ支持部と、 前記ローラ部の原稿搬送方向とは略逆方向の移動を生じ
    させる前記軸部の撓みを規制する規制部材と、を有する
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】原稿を搬送する搬送手段と、該搬送手段に
    より搬送された原稿面に対向した位置で原稿から画像情
    報を読み取る読取面を有する読取部とを備えた画像読取
    装置において、 前記搬送手段は、 円筒状の外周部を有し、該外周部により原稿を前記読取
    面に圧接しつつ回転して、該原稿を搬送するローラ部
    と、 該ローラ部の回転軸と略同軸に該ローラ部を嵌通して延
    在し、該ローラ部と一体的に回転可能な弾性部材からな
    る軸部と、 該軸部を回転自在に軸支するローラ支持部と、 前記ローラ部の略原稿搬送方向の移動を生じさせる前記
    軸部の撓みを規制する移動規制部材と、を有することを
    特徴とする画像読取装置。
  3. 【請求項3】前記規制部材は、一対の爪部からなり、前
    記爪部の一方が前記ローラ部の一方の端部に近接して設
    けられるとともに、爪部の他方がローラ部の他方の端部
    に近接して設けられ、一方の爪部とローラ部の近接する
    一方の端部との距離と他方の爪部とローラ部の近接する
    他方の端部との距離が略等しいことを特徴とする請求項
    1記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】前記移動規制部材は、一対の突起部からな
    り、前記突起部の一方が前記ローラ部の一方の端部に近
    接して設けられるとともに、突起部の他方がローラ部の
    他方の端部に近接して設けられ、一方の突起部とローラ
    部の近接する一方の端部との距離と他方の突起部とロー
    ラ部の近接する他方の端部との距離が略等しいことを特
    徴とする請求項2記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】前記規制部材は、前記ローラ部の移動を所
    定量だけ許容することを特徴とする請求項3記載の画像
    読取装置。
  6. 【請求項6】前記規制部材は、前記移動が所定量となる
    よう前記爪部の前記ローラ部端部からの距離を定めたこ
    とを特徴とする請求項5記載の画像読取装置。
  7. 【請求項7】原稿が前記搬送手段により搬送されると
    き、該原稿の片側端部に当接して原稿を案内する案内部
    材を設け、 前記規制部材は、一対の爪部からなり、前記爪部の一方
    が前記ローラ部の一方の端部に近接して設けられるとと
    もに、爪部の他方がローラ部の他方の端部に近接して設
    けられ、前記案内部材側の一方の爪部とローラ部の近接
    する一方の端部との距離が、他方の爪部とローラ部の近
    接する他方の端部との距離よりも大きいことを特徴とす
    る請求項1記載の画像読取装置。
  8. 【請求項8】原稿が前記搬送手段により搬送されると
    き、該原稿の片側端部に当接して原稿を案内する案内部
    材を設け、 前記規制部材は、一対の爪部からなり、前記爪部の一方
    が前記ローラ部の一方の端部に近接して設けられるとと
    もに、爪部の他方がローラ部の他方の端部に近接して設
    けられ、一方の爪部とローラ部の近接する一方の端部と
    の距離と、他方の爪部とローラ部の近接する他方の端部
    との距離が略等しく、かつ、一方の爪部は前記軸部に当
    接し、前記案内部材側の他方の爪部は軸部から離隔する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  9. 【請求項9】原稿が前記搬送手段により搬送されると
    き、該原稿の片側端部に当接して原稿を案内する案内部
    材と、 前記ローラ部の両側に配置され、原稿を前記読取面に圧
    接する可撓性部材と、を設け、 前記ローラ部を前記軸部の中心よりも前記案内部材寄り
    に配置したことを特徴とする請求項3記載の画像読取装
    置。
  10. 【請求項10】前記ローラ部の両側の前記軸部に当接し
    て、原稿を読取面に圧接させる板バネを設け、 前記軸部は、周方向に段差を形成し、該段差によって軸
    部の軸方向に前記板バネが移動するのを規制することを
    特徴とする請求項1又は2記載の画像読取装置。
  11. 【請求項11】前記板バネを支持するバネ支持部を設
    け、 該バネ支持部は、前記板バネを原稿搬送方向と略平行な
    軸のまわりに回転可能に支持することを特徴とする請求
    項10記載の画像読取装置。
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