JPH08654Y2 - 眼鏡フレーム - Google Patents

眼鏡フレーム

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JPH08654Y2
JPH08654Y2 JP1989124312U JP12431289U JPH08654Y2 JP H08654 Y2 JPH08654 Y2 JP H08654Y2 JP 1989124312 U JP1989124312 U JP 1989124312U JP 12431289 U JP12431289 U JP 12431289U JP H08654 Y2 JPH08654 Y2 JP H08654Y2
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JP
Japan
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chitosan
spectacle frame
frame
parts
temple
Prior art date
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Application number
JP1989124312U
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English (en)
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JPH0363119U (ja
Inventor
賀尉 小山
Original Assignee
ホーヤ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、抗菌性、防臭性を有する眼鏡フレーム部品
からなる眼鏡フレームに関する。
(従来の技術) 眼鏡フレームに付着する汗、分泌物等からの汚れは、
生理的不快感をもたらせるだけでなく、その汚れは皮膚
常在菌である黄色ブドウ状球菌をはじめとする雑菌の繁
殖源となる。
しかしながら、眼鏡フレームは構造上、顔、頭部に支
持、接触して装着されるので、完全なる防汚対策につい
ては解決されていないのが実情である。
そこで、一般的に日々の清掃、洗浄や部品交換の方法
は知られており、人顔、頭部の接触部品、例えば、テン
プル、鼻パット等の交換機能を有する眼鏡フレームの構
造例として実開昭63−122322号公報には、鼻当ての内側
面にパッド溝を形成し、パッド厚の異なるパッドを交換
自在に嵌合係止したものが開示されている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、実開昭63−122322公報等に知られてい
るように眼鏡フレーム部品を交換していく方法は、その
交換のための時間や、眼鏡部品自体は小さいものである
ため交換手段が難しく、頻繁にはできないので、日々そ
の清潔性は維持されにくいといった問題点があった。ま
た洗浄による方法では、洗浄装置の洗浄力の問題や眼鏡
装用を一時的に中断しなくてはならず、煩雑さや不便さ
の点に問題があった。
本考案は、このような課題を解決するためになされた
ものであり、その目的は、眼鏡フレームに付着する汗、
分泌物等の汚れを発生源として増殖する雑菌に対して抗
菌作用を有する眼鏡フレームを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成させるためになされたもの
であり、フロント部と・・・・・(中略)・・・・・・
眼鏡フレームである。」を、「眼鏡フレームを構成する
レンズ枠、ブリッジ、鼻パッド及びのテンプルのいずれ
か1又は2以上の構成部品をキトサン含有アセチルセル
ロースペレットで射出成形により板状中間体を形成し、
この板状中間体を前記所定の構成部品形状に加工して作
製したもので構成したことを特徴とする眼鏡フレームで
ある。
本考案におけるキトサンとは、節足動物、環形動物、
軟体動物などの有機骨格物質として存在するキチンを脱
アセチル化して得られる多糖類である。
キトサンを使用する量は、キトサンの脱アセチル化度
や眼鏡フレームの材質、含有、付着する方法等によって
異なるが、例えば、脱アセチル化度80%のキトサンを眼
鏡フレームの原料モノマーに混合する場合には実質的な
抗菌力を発揮させるために原料モノマーに対して0.01重
量%以上添加することが好ましい。尚、キトサンを原料
モノマーに混合する際には、キトサンを溶解させるため
に酢酸、ギ酸、プロピオン酸等の有機酸や希薄水溶液を
添加することが好ましい。
さらに、キトサンを使用する部分は眼鏡フレームのフ
ロント部およびテンプル部における装用者との接触部分
であるが、必要に応じて他の部分にも含有させることが
できる。
キトサンを含有させ、眼鏡フレームの基質となる素材
はアセテート樹脂(アセチルセルロース)が用いられ
る。これらの合成樹脂にキトサンを含有させた場合、眼
鏡フレームとして必要な物性を損なわずに抗菌性を有す
ることを見い出した。なお、キトサンと併用して、樹脂
硬化剤、充填剤、顔料、着色材等の添加物も抗菌作用に
影響させない範囲で使用可能である。
(作用) 本考案による抗菌性を有する眼鏡フレームは、その眼
鏡フレーム自体に含有又はその表面に付着しているキト
サンが抗菌性を発揮し、黄色ブドウ状球菌や枯草菌等の
発生、増殖を防止する。
(実施例) 以下、本考案を実施例により、具体的に説明するが、
本考案は、これらの実施例に限定されるものではない。
第1図は、実施例のキトサンを含有する眼鏡フレーム
1である。
この眼鏡フレーム1は、主としてレンズ枠2、ブリッ
ジ3および鼻パット4からなるフロント部5とテンプル
部6とを備え、フロント部5とテンプル部6は、蝶番部
7を介して連結されている。
これらの部品は、すべてアセテート樹脂の一種である
アセチルセルロース素材にキトサンを含有させたもので
ある。
以下、キトサンを含有する眼鏡フレーム1の製造方法
について説明する。
(1)前混合 フレーム基質成分の原料としてセルロースを99重量部
と脱アセチル化度80%のキトサン1重量部を混合し、乾
燥機にて全体の水分が4%になるように調湿した。
(2)前処理 円滑均一な酢化反応を与えるために、前混合で得たキ
トサン含有セルロース100重量部に酢酸50部を加え、バ
ッチ内で膨潤された。
(3)酢化 前処理を終了したキトサン含有セルロース100重量部
に無水酢酸250重量部、触媒として硫酸10重量部、希釈
剤として酢酸500重量部を加え、5時間混合して酢化反
応を行い均一な溶液を得た。
(4)加水、熟成 前記、酢化反応を行った溶液に含まれている過剰の無
水酢酸を分解し、さらに酢化反応の進行を停止させるた
めに、溶液に水を加え、溶液の酢酸濃度を85%に熟成さ
せた。
(5)ろ過 熟成終了後、溶液中の硫酸を中和させるために、酢酸
マグネシウムを加えた。さらに酢酸マグネシウムを加え
たことによって生成する硫酸マグネシウムの結晶を取り
のぞくため溶液をろ過した。
(6)沈澱 ろ過を終了した溶液に、沈澱剤として希酢酸を加え
て、キトサン含有アセチルセルロース誘導体を沈澱綿と
して沈澱させた。沈澱終了後30分静置し、沈澱綿の内部
まで十分に固化させたのち最終酸濃度が20%になるまで
除酸を行った。
(7)洗浄、安定化 前記キトサン含有アセチルセルロース誘導体の沈澱綿
を付着酸がなくなるまで水洗いを行った。
(8)脱水、乾燥 洗浄を終了したキトサン含有アセチルセルロース誘導
体の沈澱綿を遠心脱水機で水分を50%に脱水したのち、
熱風循環式トンネル形乾燥機により130℃で40分間乾燥
させ、水分を2%にした。
(9)粉砕 乾燥させたキトサン含有アセチルセルロース誘導体を
粉砕機で粉砕し粒度を5メッシュのフレーク状に加工し
た。
(10)ペレットの製造 フレーク状に加工したキトサン含有アセチルセルロー
ス誘導体60重量部、可塑剤としてフタル酸エステルを38
重量部、耐熱安定剤としてグリシジルエーテルを1重量
部、紫外線吸収剤としてサルチル酸フェニルを1重量部
をリボンブレンダー機にて予備混合した後、押出し機を
シリンダー温度下195℃、口金温度200℃、スクリュー回
転数60rpmの条件で使用し、キトサン含有アセチルセル
ロースペレットを製造した。
(11)シート材の成形 得られたキトサン含有アセチルセルロースペレットを
射出成形機によって幅22cm、長さ64cm、厚さ0.6cmのキ
トサン含有アセチルセルロースシートを製造した。
尚、この時の成形機の成形条件としての、シリンダー
温度、アダプター温度、口金温度は各々180℃〜200℃、
更に、ペレットを可塑化する溶媒樹脂温度は、約220
℃、成形機の射出シリンダーのスクリュー回転数は、60
rpmであった。
(12)シート材の切削 このようにして、得られた前記のアセチルセルロース
シートを切断機にて、幅22cm、長さ8cm、厚さ0.6cmの長
方形のシートに切断した。
(13)レンズ枠2およびブリッジ3の製造 次に、マニシングセンターにてこのシート材を所定の
形状にくり抜き眼鏡フレーム1のレンズ枠2およびブリ
ッジ3の一体部材を得た。
次に、前記レンズ枠2およびブリッジ3の一体部材を
バレル研磨機で研磨し、乾燥させた後、熱プレス機での
レンズのカーブにあうように(一般的に6カープが用い
られる。)カーブをつけ、さらに、バフ仕上げを行っ
た。
(14)テンプル部6,鼻パッド4の製造 次に、前述のレンズ枠2およびブリッジ3を製造した
方法と同様のシート材からの同様の切削方法にてテンプ
ル部6,鼻パッド4の形状を切り出し、研磨加工し、それ
ぞれテンプル部6,鼻パッド4を得た。
尚、テンプル部6は金具をうめ込み、アームカーブを
つけた。
(15)眼鏡フレーム1の組立て 次に、レンズ枠2の中央部の鼻あて部分に鼻パット4
を接着してフロント部5を形成し、さらにこのフロント
部5の両側面に蝶番部7を介してテンプル部6を組み立
てた。蝶番部7は、第2図に示すように、蝶番雄駒7aと
蝶番雌駒7bとからなっており、その取付状況は、テンプ
ル部6の耳側と反対側の他端に蝶番雌駒7bを配置し、さ
らにフロント部5のレンズ枠2のこめかみ側の端部に蝶
番雄駒7aを配設し、蝶番雄駒7aと蝶番雌駒7bを嵌合し、
さらにネジ8を嵌挿することによってテンプル部6とフ
ロント部5を連結し、テンプル部6は蝶番部7で摺動自
在に開閉できるようになっている。第3図は、眼鏡フレ
ーム1中でのキトサン9の混入状態を示した図である。
(16)評価方法 次に、この眼鏡フレームの抗菌作用について「繊維製
品衛生加工協議会」で採用されている菌数法を用い温度
30℃、湿度70℃の清浄な雰囲気中に黄色状ブドウ球菌を
コロニー数5.0×104個/cm2、枯草菌をコロニー数4.0×
104個/cm2をそれぞれ眼鏡フレームに付着させて6時間
後の菌減少率を求めた。
その結果、上記眼鏡フレームの黄色ブドウ状球菌及び
枯草菌の菌減少率は、それぞれ93%、85%で優れた抗菌
性が認められた。さらに、この眼鏡フレームの装用感、
外観は良好であった。
〔考案の効果〕
本考案は、以上述べたようにキトサンを含有したこと
により、鼻パッド等の眼鏡フレーム部品を交換する必要
がなく、また黄色ブドウ状球菌や枯草菌が付着しても増
殖することがない。従って、清潔感にとんだ眼鏡フレー
ムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る眼鏡フレームの斜視図。 第2図は眼鏡フレーム蝶番部の部分拡大図。 第3図は第1図の眼鏡フレームのX−X′線断面図。 符号の説明 1……眼鏡フレーム、2…レンズ枠、3…ブリッジ、4
…鼻パッド、5…フロント部、6…テンプル部、7…蝶
番部、9…キトサン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】眼鏡フレームを構成するレンズ枠、ブリッ
    ジ、鼻パッド及びのテンプルのいずれか1又は2以上の
    構成部品を キトサン含有アセチルセルロースペレットで射出成形に
    より板状中間体を形成し、この板状中間体を前記所定の
    構成部品形状に加工して作製したもので構成したことを
    特徴とする眼鏡フレーム。
JP1989124312U 1989-10-24 1989-10-24 眼鏡フレーム Expired - Lifetime JPH08654Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1989124312U JPH08654Y2 (ja) 1989-10-24 1989-10-24 眼鏡フレーム

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Publication Number Publication Date
JPH0363119U JPH0363119U (ja) 1991-06-20
JPH08654Y2 true JPH08654Y2 (ja) 1996-01-10

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62250412A (ja) * 1986-04-24 1987-10-31 Nippon Bio Kemikaruzu Kk コンタクトレンズおよびその製作法

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