JPH0865733A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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Publication number
JPH0865733A
JPH0865733A JP6196988A JP19698894A JPH0865733A JP H0865733 A JPH0865733 A JP H0865733A JP 6196988 A JP6196988 A JP 6196988A JP 19698894 A JP19698894 A JP 19698894A JP H0865733 A JPH0865733 A JP H0865733A
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JP
Japan
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master
unit
slave
antenna
transmission
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JP6196988A
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English (en)
Inventor
Kunio Fukuda
邦夫 福田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 デジタルコードレス電話などの通信装置にお
いて、直接接続させることが出来ない場合に、信号を比
較的長距離伝送できるようにする。 【構成】 2台以上の通信装置1,2のそれぞれに設け
られたアンテナ1a,2a間で無線通信を行う無線通信
システムにおいて、各アンテナ1a,2aの近傍に、中
継用アンテナ51,52を設け、それぞれの中継用アン
テナ51,52間を同軸ケーブル53で接続するように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばデジタルデータ
の送受信により親機と子機との間の通信が行われるデジ
タルコードレス電話装置に適用して好適な無線通信シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルコードレス電話装置は、例えば
図3に示すように構成される。この図3において、1は
基地局となる親機を示し、この親機1は電話回線と接続
されていると共に子機との間で通信を行うためのアンテ
ナ1aを備える。そして、この親機1と通信が可能な子
機が複数台(ここでは3台)用意されている。即ち、子
機4,5,6が用意され、それぞれの子機4,5,6に
アンテナ4a,5a,6aが取付けられ、親機1のアン
テナ1aと各子機4,5,6のアンテナ4a,5a,6
aとの間で無線伝送が行われる。
【0003】そして、各子機4,5,6で親機1(或い
は親機1と電話回線を介して接続された相手)と通話を
行う場合、所定のフォーマットの接続制御信号を親機1
側に伝送して、親機1との間で時分割でデジタルデータ
化された音声データの伝送を行い、通話を行う。
【0004】このようなデジタルコードレス電話装置に
おいては、送信と受信とを同一の周波数とし、いわゆる
ピンポン伝送を行うTDD方式(時分割二重方式)或い
はTDMA/TDD方式(時分割多元接続/時分割二重
方式)が採用されているものがある。
【0005】即ち、TDD方式の場合、例えば図4のA
に示すように、1つのチャンネル(周波数)が、時間的
に送信スロットTと受信スロットRとに分割され、これ
らスロットT,Rが交互に繰り返されると共に、これら
スロットT,Rの間に、ガードタイム(図示せず)が設
けられる。この場合、例えば各スロットT,Rは1m秒
とされ、ガードタイムは数10μ秒とされる。そして、
携帯電話機(子機)では、送信スロットTに基地局(親
機)への通信を行い、受信スロットRに基地局からの受
信を行う。
【0006】また、TDMA/TDD方式の場合には、
図4のBに示すように、1台の子機と親機との間の通信
で、1チャンネル内の送信スロットTと受信スロットR
とを、数周期に1回だけ使用し、同一チャンネル内の他
の送信スロットTと受信スロットRとを、他の子機と親
機との間の通信に使用して、1チャンネルで複数台の通
信装置間の通信ができるように多重化したものである。
【0007】このように多重化されていることで、コー
ドレス電話に用意された周波数帯域が効率良く使用され
る。
【0008】ところで、このようなデジタルコードレス
電話の場合のシステム構成として、図5に示すように複
数台の親機を有するシステムが考えられている。即ち、
図5において、1,2,3はそれぞれコードレス電話の
親機を示し、このそれぞれの親機1,2,3は、個別に
電話回線と接続されていると共に、子機との間で通信を
行うための送受信用アンテナ1a,2a,3aを備え
る。そして、各親機1,2,3と通信が可能な子機4,
5,6,7,8‥‥が用意されているとする。このと
き、それぞれの子機4,5‥‥は、何れの親機1,2,
3とも無線通信が可能とされて、何れの親機を介した通
話もできるようにしてある。このように構成されること
で、各子機では、どの親機を介した外線の発信ができる
と共に、どの親機側に着信があったときでも、応答する
ことができ、コードレス電話としての適用範囲が広が
る。
【0009】このように複数台の親機を設ける場合に
は、各親機1,2,3には、共通のシステム呼び出し符
号を設定させ、各親機1,2,3から送信される制御信
号には、この共通のシステム呼び出し符号が付加され、
各子機が共通で使用されることが、このシステム呼び出
し符号により判別できるようにしてある。このシステム
呼び出し符号の構成について説明すると、まず各親機か
ら送信される下り制御信号は、図6に示すように構成さ
れる。即ち、最初に所定期間一定パターンが続く同期デ
ータであるプリアンブルPRとなり、以下順に制御信号
であることを示す特定パターンのユニークワードUW,
通信が行われるチャンネル種別C1,制御内容を示す制
御データCAC,誤り検出用パリティCRCとなってい
る。
【0010】そして、制御データCACの中の所定のビ
ットを使用して、図7に示す識別符号が伝送される。こ
の識別符号としては、前半の29ビットを使用して、シ
ステム呼び出し符号が伝送され、後半の13ビットを使
用して、付加IDが伝送される。この付加IDでは、各
親機に個別に設定されるIDが伝送される。なお、図6
に示す制御信号の1回の送信は625μ秒で行われる。
【0011】そして本例においては、3台用意された親
機の中の第1の親機1を、マスタの親機とし、他の親機
2,3をスレーブの親機とする。そして、スレーブの親
機2,3では、マスタの親機1から送信される制御信号
を受信して、この制御信号の受信タイミングに同期した
タイミングで、各スレーブの親機2,3から制御信号を
送信するようにしてある。
【0012】ここで、このようなデジタルコードレス電
話に使用される子機4,5‥‥の構成を図8に示す。こ
の図8において、11はアンテナを示し、このアンテナ
11で親機又は他の子機から受信したデータを無線部1
2で受信処理し、変復調部13に供給し受信データを復
調する。そして、復調した受信データを、通信制御部1
4を介してADPCMコーデック部15に供給し、受信
して得たADPCMのデジタルデータをアナログ音声信
号とし、このアナログ音声信号をスピーカ16から出力
させる。
【0013】また、マイク17が拾った音声信号をAD
PCMコーデック部15に供給して、ADPCMのデジ
タルデータとし、このデジタルデータを通信制御部14
を介して変復調部13に供給して伝送用に変調し、変調
されたデータを無線部12に接続されたアンテナ11か
ら無線伝送させる。
【0014】また、キー入力部18が、マンマシンイン
ターフェース部19を介してADPCMコーデック部1
5に接続され、キー入力部18の操作情報が通信制御部
14側に供給されるようにしてある。さらに、マンマシ
ンインターフェース部19に表示部20が接続され、動
作状態などが表示されるようにしてある。
【0015】そして、通信制御部14では、待ち受け状
態となっているとき、親機から所定の制御チャンネルで
送信される制御信号だけを所定間隔で受信するように受
信動作を制御するようにしてある。この場合、制御信号
に含まれるシステム呼び出し符号を判別して、この子機
が属するシステムの制御信号か否か判断するようにして
ある。また、システム呼び出し符号に続いて伝送される
付加IDで、マスタの親機1から送信される制御信号を
判別し、このマスタの親機1からの制御信号の受信タイ
ミングを基準にして、周期的に間欠受信を行うようにし
てある。この受信処理については後述する。
【0016】そして、受信した制御信号が、子機が属す
るシステムの制御信号である場合には、この受信した制
御信号の内容を判別して、制御信号に含まれる接続要求
信号でこの子機が呼び出されていると判断したとき、こ
の子機を該当した動作にさせる。この接続要求信号でそ
れぞれの子機が呼び出される場合には、内線通話或いは
外線通話のために親機との間で通信を行う場合と、他の
子機との間で内線通話のために通信を行う場合とがあ
る。また、各子機から外線通話又は内線通話(親機との
内線通話及び子機間通話)のために発呼させたい場合に
は、制御チャンネルを使用して、接続要求信号を親機に
対して送信するようにしてある。
【0017】次に、各親機1,2,3の構成について説
明すると、マスタの親機1とスレーブの親機2,3とは
同一の構成で、図9に示すように構成される。即ち、子
機の場合と同様に、アンテナ31で子機から受信したデ
ータを無線部32で受信処理し、変復調部33に供給し
受信データを復調する。そして、復調した受信データ
を、通信制御部34を介してADPCMコーデック部3
5に供給し、受信して得たADPCMのデジタルデータ
をアナログ音声信号とし、このアナログ音声信号を回線
インターフェース部36に供給し、アナログ電話回線接
続端子37側に送出させる。
【0018】また、アナログ電話回線接続端子37側か
ら得られるアナログ音声信号を回線インターフェース部
36を介してADPCMコーデック部15に供給し、A
DPCMのデジタルデータとし、このデジタルデータを
通信制御部34を介して変復調部33に供給して伝送用
に変調し、変調されたデータを無線部32に接続された
アンテナ31から無線伝送させる。
【0019】また、ハンドセット38が回線インターフ
ェース部36に直接接続してあり、アナログ電話回線接
続端子37を介して外線側と通話できるようにしてある
と共に、ADPCMコーデック部15側との接続によ
り、子機との内線通話ができるようにしてある。さら
に、キー入力部39が、回線インターフェース部36に
接続してあり、外線への発信などの各種制御ができるよ
うにしてある。
【0020】そして、この親機の通信制御部34では、
制御信号伝送用に用意された専用のチャンネル(周波数
帯域)を使用して、所定間隔で制御信号を伝送するよう
にしてあり、この制御信号で他の子機を呼び出すように
してある。この場合、各親機から送信する制御信号に
は、同一のシステム呼び出し符号を付加すると共に、シ
ステム呼び出し符号に続いて伝送される付加IDでマス
タ,スレーブの区別を知らせるようにしてある。
【0021】そして、スレーブの親機2,3の通信制御
部34で、マスタの親機1から送信される制御信号を受
信するように制御する。即ち、マスタのIDが付加され
たシステム呼び出し符号が含まれる制御信号を受信して
判別するようにしてある。そして、このマスタからの制
御信号を受信したタイミングに同期させて、各スレーブ
の親機2,3から制御信号を周期的に送信するように、
通信制御部34で制御する。この場合、制御信号として
伝送される最初の信号である同期データとしてのプリア
ンブルを受信したタイミングを基準として、各スレーブ
の親機2,3で同期させるようにしてある。
【0022】次に、このような構成で各親機1,2,3
から制御信号の伝送が行われる状態の一例について説明
すると、各子機が待ち受け状態におけるマスタの親機1
での送信は、図10のAに示す状態で行われる。即ち、
625μ秒間の1回の制御信号の送信が、125m秒周
期で連続的に行われる。なお、図10のAの波形が立ち
上がる期間が、制御信号が送信される期間である。
【0023】そして、スレーブの親機2,3では、この
マスタの親機1から送信される制御信号を受信して、こ
の受信タイミングに同期させて制御信号を送信させるよ
うにしてある。ここでは、マスタの制御信号を受信し始
めてから、5m秒後に第2の親機2から制御信号を送信
するようにしてあると共に(図10のB参照)、10m
秒後に第3の親機3から制御信号を送信するようにして
ある(図10のC参照)。従って、〔10m秒+625
μ秒〕の間に、3台の親機1,2,3から連続的に制御
信号が送信される。
【0024】そして、各子機4,5‥‥では、待ち受け
状態にあるとき、この一連の制御信号が連続的に送信さ
れる送信されるタイミングだけ、受信部(無線部12な
ど)の電源を周期的にオンさせるようにしてある。ここ
では、図10のDに示すように、第1(マスタ)の親機
1からの制御信号の送信が開始されてから、第3の親機
3から制御信号の送信が終了する期間TONだけ、受信部
の電源をオンさせる。但し、実際には受信部が立ち上が
るのに若干の時間(例えば25μ秒)を要するので、1
回にオンする時間TONは上述した時間〔10m秒+62
5μ秒〕に、25μ秒程度の立ち上がり時間を加算した
時間になる。
【0025】各子機4,5‥‥でこのような制御を行う
ためには、各子機4,5‥‥でマスタの親機1からの送
信される制御信号を受信したタイミングを検出して、こ
のタイミングを基準にして期間TONだけ間欠的に受信さ
せる。そして、この期間TONの受信を、間欠的に所定周
期で行う。この期間TONの間欠受信を行う周期として
は、制御信号が送信される周期が125m秒であるの
で、この125m秒の整数倍であれば良い。例えば、
1.5秒間に亘って各親機1,2,3から同じ制御信号
が繰り返し送信されるようになっている場合には、この
子機での受信周期を1.5秒に設定すれば良い。
【0026】このように通信制御が行われることで、親
機が複数台であっても子機での待ち受け状態での間欠受
信のタイミングを、親機が1台の場合とほぼ同じにで
き、子機での待ち受け状態での消費電力を削減できる。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
通信制御が行われる複数台の親機を有するデジタルコー
ドレス電話装置は、マスタの親機1から送信させる制御
信号を、スレーブの親機2,3が受信できないと、各親
機が同期して制御信号を送出できないので、各親機は直
接無線通信ができる範囲内にしか設置できない不都合が
あった。従って、親機を複数台設けても、コードレス電
話システムとして使用できる範囲が広がるものではなか
った。
【0028】なお、コードレス電話の場合には、送信出
力に制限があり、親機間の距離が離れているからと言っ
て送信出力を強くすることはできない。また、各親機間
を直接信号線で接続して、この信号線を介して制御信号
を伝送するようにすれば、親機間の距離をあけることが
できるが、デジタルコードレス電話装置は、規格でアン
テナ端子及び制御信号などを入出力できる端子を設ける
ことが禁止されていて、直接接続させることはできな
い。
【0029】本発明はかかる点に鑑み、デジタルコード
レス電話などの通信装置において、直接接続させること
が出来ない場合に、信号を比較的長距離伝送できるよう
にすることを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えば図1に
示すように、2台以上の通信装置1,2のそれぞれに設
けられたアンテナ1a,2a間で無線通信を行う無線通
信システムにおいて、各アンテナ1a,2aの近傍に、
中継用アンテナ51,52を設け、それぞれの中継用ア
ンテナ51,52間を同軸ケーブル53で接続するよう
にしたものである。
【0031】またこの場合に、例えば図2に示すよう
に、通信装置として、1台のマスタとなる通信装置1
と、2台以上のスレーブとなる通信装置2,3とを用意
し、スレーブの通信装置1の近傍に設置された中継用ア
ンテナ61を、分波器64と同軸ケーブル65,66,
67を介して他の中継用アンテナ62,63に接続する
ようにし、マスタとなる通信装置1からの無線信号を、
中継用アンテナと同軸ケーブルの中継で、スレーブとな
る各通信装置2,3に伝送できるようにしたものであ
る。
【0032】さらにこの場合に、複数の親機と、子機と
からなり、親機と子機との間で、デジタルデータの送信
と受信とを行って通話を行うと共に、それぞれの親機に
共通のシステム呼び出し符号を設定させて、全ての親機
と子機との間で通話できるようにしたデジタルコードレ
ス電話装置の各親機を、通信装置とし、各親機間の同期
をとるための制御データの伝送を、中継用アンテナと同
軸ケーブルの中継で行うようにしたものである。
【0033】
【作用】本発明によると、同軸ケーブルで接続された中
継用アンテナを使用して、複数の通信装置間の通信を中
継することで、複数の通信装置の間が直接無線伝送でき
ない場合でも、複数の通信装置で通信ができるようにな
る。
【0034】この場合、マスタの通信装置から複数台の
スレーブの通信装置に、中継用アンテナで中継される信
号を分波器で分波して伝送するようにしたことで、同時
に複数台のスレーブの通信装置に中継できるようにな
る。
【0035】さらに、デジタルコードレス電話装置の複
数台の親機間の制御データの伝送に適用することで、複
数台の親機が離れて設置されている場合のように、複数
台の親機間の直接無線伝送に障害がある場合でも、同一
のシステムのデジタルコードレス電話装置として使用で
きるようになる。
【0036】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1を参照し
て説明する。この図1において、従来例で説明した図3
〜図10に対応する部分には同一符号を付し、その詳細
説明は省略する。
【0037】本例においては、複数の親機を有するTD
MA/TDD方式のデジタルコードレス電話システムに
適用したもので、図1に示すように構成する。即ち、こ
の例では2台の親機1,2を有するデジタルコードレス
電話システムとされ、親機1がマスタの親機、親機2が
スレーブの親機とされる。この場合の親機1,2には共
通のシステム呼び出し符号が設定され、マスタ,スレー
ブの区別は、制御信号として伝送される識別符号の付加
IDにより示される(図7参照)。そして、それぞれの
親機1,2は個別の電話回線により交換局側と接続され
ている。
【0038】そして、いずれの親機1,2とも通信がで
きる子機4,5‥‥が任意の台数用意されている。
【0039】そして本例の場合には、マスタの親機1と
スレーブの親機2とを比較的離れた場所に設置する。そ
して、マスタの親機1の送受信用アンテナ1aの近傍
に、中継用アンテナ51を設置する。また、スレーブの
親機2の送受信用アンテナ2aの近傍に、中継用アンテ
ナ52を設置する。そして、各中継用アンテナ51,5
2を、同軸ケーブル53で接続する。この同軸ケーブル
53は、中心導体がシールドされていて、一方の中継用
アンテナ51が受信した信号を、効率良く他方の中継用
アンテナ52に伝送させることができるようにしてあ
る。
【0040】その他の部分は、従来例として図5〜図1
0で説明したデジタルコードレス電話システムと同様に
構成する。
【0041】このように構成した本例のデジタルコード
レス電話システムによると、マスタの親機1とスレーブ
の親機2とを比較的離れた場所に設置しても、マスタの
親機1とスレーブの親機2との間で通信を行うことがで
き、各親機1,2を同期させて作動させることができ
る。即ち、マスタの親機1の送受信用アンテナ1aから
出力される制御信号は、この送受信用アンテナ1aの近
傍に設置された中継用アンテナ51で受信され、同軸ケ
ーブル53を通って中継用アンテナ52から放射され
る。そして、中継用アンテナ52の近傍のスレーブの親
機2の送受信用アンテナ2aで受信され、マスタの親機
1から出力される制御信号が、スレーブの親機2で受信
できる。このように中継用アンテナ51,52と同軸ケ
ーブル53とを使用して中継して伝送することで、親機
1,2の間で直接無線伝送する場合に比べ、同一のシス
テムとして使用される親機1,2間の距離を離すことが
できる。或いは、親機1と親機2とが別の部屋や階に設
置されて、電波を遮蔽する壁などの障害物が間にある場
合でも、親機1と親機2とを同一のシステムとして使用
できるようになる。
【0042】ここで、この中継用アンテナ51,52と
同軸ケーブル53とを使用して中継した伝送が、各親機
1,2間の直接無線伝送より効率が良いことを説明する
と、マスタの親機1側の送受信用アンテナ1aから中継
用アンテナ51までの距離と、スレーブの親機2側の送
受信用アンテナ2aから中継用アンテナ52までの距離
とを等しいと仮定し、その距離をdとすると、波長λの
電波の自由空間での伝搬ロスL〔dB〕は、次式で示さ
れる。
【0043】
【数1】L=20log(4πd/λ)
【0044】そして、このデジタルコードレス電話装置
が通信に使用する周波数を約2GHzとすると、波長λ
は次式で示される。
【0045】
【数2】λ=300/2000=0.15〔m〕
【0046】この波長を〔数1〕式に代入し、送受信用
アンテナと中継用アンテナとの距離dを1.2mとする
と、伝搬ロスLは約40〔dB〕となる。
【0047】一方、マスタの親機1から送信される下り
制御信号がスレーブの親機2に入力される電力Prは、
次式で示される。
【0048】
【数3】Pr=Pt−2L−la−lc 但し、Ptは送信電力、laは全てのアンテナでのロ
ス、lcは同軸ケーブルでのロスである。
【0049】ここで、送信電力Ptを80〔mW〕(1
9dBm)とし、伝搬ロスL=40〔dB〕、アンテナ
でのロスla=6〔dB〕、同軸ケーブルでのロスlc
=10〔dB〕と仮定すると、スレーブの親機2で受信
される電力Prは、次式で示される。
【0050】
【数4】 Pr=19−80−6−10=−77〔dBm〕
【0051】パーソナルハンディフォンシステム(PH
S)と称されるデジタルコードレス電話装置において
は、規格で受信感度が16dBμV(−97dBm)と
定められていて、この場合には20〔dB〕程度のマー
ジンがあることになる。従って、マスタの親機1から送
信される制御信号が、スレーブの親機2で完全な状態で
受信(即ちエラーフリー状態での受信)できる。
【0052】なお、以上の説明ではマスタの親機1から
スレーブの親機2に制御信号を送信する場合について説
明したが、他の信号を親機1,2間で伝送する場合に
も、中継用アンテナ51,52と同軸ケーブル53とを
使用して中継して伝送できることは勿論である。また、
条件によっては親機と子機との通信が、中継用アンテナ
51,52と同軸ケーブル53とを使用した中継で行わ
れる場合もある。例えば、マスタの親機1の近傍に子機
4があり、親機1が外線通話で使用中である場合に、子
機4から外線発信を行いたいときには、子機4とスレー
ブの親機2との通信を、中継用アンテナ51,52と同
軸ケーブル53とを使用した中継で行い、スレーブの親
機2を経由した子機4からの外線発信を行うようにする
こともできる。
【0053】次に、本発明の第2の実施例を、図2を参
照して説明する。この図2においても、図1及び図3〜
図10に対応する部分には同一符号を付し、その詳細説
明は省略する。
【0054】本例の場合にも、複数の親機を有するTD
MA/TDD方式のデジタルコードレス電話システムに
適用したものであるが、ここでは3台の親機を使用した
システムとされる。図2はその構成を示す図で、親機1
がマスタの親機、親機2及び親機3がスレーブの親機と
され、各親機1,2,3には共通のシステム呼び出し符
号が設定され、マスタ,スレーブの区別は、制御信号と
して伝送される識別符号の付加IDにより示される。そ
して、それぞれの親機1,2,3は個別の電話回線によ
り交換局側と接続されている。
【0055】そして、いずれの親機1,2,3とも通信
ができる子機(図示せず)が任意の台数用意されてい
る。
【0056】そして、マスタの親機1の送受信用アンテ
ナ1aの近傍に中継用アンテナ61が設置されていると
共に、各スレーブの親機2,3の送受信用アンテナ2
a,3aの近傍に中継用アンテナ62,63が設置され
ている。そして、各中継用アンテナ61,62,63に
は同軸ケーブル65,66,67の一端が接続され、こ
の同軸ケーブル65,66,67の他端が分波器64に
接続されている。なお、分波器64での分波は、中継用
アンテナ61側から同軸ケーブル65を介して伝送され
る信号を、各同軸ケーブル66,67に1/2に均等に
分波する処理が行われる。
【0057】その他の部分は、従来例として図5〜図1
0で説明したデジタルコードレス電話システムと同様に
構成する。
【0058】このように構成したことで、スレーブの親
機が複数台用意されている場合にも、マスタの親機から
の制御信号などを、中継用アンテナ61,62,63と
同軸ケーブル65,66,67を介した中継で、各スレ
ーブの親機2,3に伝送させることができる。従って、
各親機1,2,3を同期させて作動させることができ、
上述した第1の実施例の場合と同様に、同一のシステム
として使用される親機1,2,3間の距離を離すことが
できる等の効果を有する。
【0059】なお、この第2の実施例の場合には、分波
器64で分波を行うので、分波によるロスがあるが、1
/2の分波が行われる場合には、分波によるロスは約6
dBであるので、各スレーブの親機2,3での受信電力
は、〔数4〕式で示した値−77〔dBm〕より約3d
B低くなり、約−80〔dBm〕となるが、受信感度が
16dBμV(−97dBm)の場合には、依然として
充分なマージンがあり、良好な状態で伝送ができる。
【0060】なお、第2の実施例では分波器で2系統に
分波するようにしたが、3系統以上に分波するようにし
ても良い。
【0061】また、上述各実施例ではデジタルコードレ
ス電話システムの親機間の通信の中継を行うようにした
が、他の用途の通信装置間の中継を、上述実施例と同様
の中継用アンテナ及び同軸ケーブルで行うようにしても
良い。
【0062】
【発明の効果】本発明によると、同軸ケーブルで接続さ
れた中継用アンテナを使用して、複数の通信装置間の通
信を中継することで、複数の通信装置の間の直接無線伝
送ができない場合でも、複数の通信装置で通信ができる
ようになり、距離が離れている場合や通信装置間に電波
を遮蔽する物がある場合などに好適である。
【0063】この場合、マスタの通信装置から複数台の
スレーブの通信装置に、中継用アンテナで中継される信
号を分波器で分波して伝送するようにしたことで、同時
に複数台のスレーブの通信装置に中継できるようにな
り、複数台のスレーブの通信装置を有する大規模な通信
システムにも適用できるようになる。
【0064】さらに、デジタルコードレス電話装置の複
数台の親機間の制御データの伝送に適用することで、複
数台の親機が離れて設置されている場合のように、複数
台の親機間の直接無線伝送に障害がある場合でも、同一
のシステムのデジタルコードレス電話装置として使用で
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるシステム構成図で
ある。
【図2】本発明の第2の実施例によるシステム構成図で
ある。
【図3】コードレス電話装置のシステム構成を示す構成
図である。
【図4】通信方式を示す構成図である。
【図5】親機が複数台のコードレス電話装置のシステム
構成を示す構成図である。
【図6】制御信号の構成例を示す説明図である。
【図7】識別符号の構成例を示す説明図である。
【図8】デジタルコードレス電話装置の子機を示す構成
図である。
【図9】デジタルコードレス電話装置の親機を示す構成
図である。
【図10】親機が複数台のシステムの制御信号伝送状態
を示すタイミング図である。
【符号の説明】
1 マスタの親機 2,3 スレーブの親機 4,5 子機 1a,2a,3a 送受信用アンテナ 51,52,61,62,63 中継用アンテナ 53,65,66,67 同軸ケーブル 64 分波器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2台以上の通信装置のそれぞれに設けら
    れたアンテナ間で無線通信を行う無線通信システムにお
    いて、 各アンテナの近傍に、中継用アンテナを設け、それぞれ
    の中継用アンテナ間を同軸ケーブルで接続するようにし
    た無線通信システム。
  2. 【請求項2】 上記通信装置として、1台のマスタとな
    る通信装置と、2台以上のスレーブとなる通信装置とを
    用意し、 上記スレーブの通信装置の近傍に設置された中継用アン
    テナを、分波器と同軸ケーブルを介して他の中継用アン
    テナに接続するようにし、 マスタとなる通信装置からの無線信号を、中継用アンテ
    ナと同軸ケーブルの中継で、スレーブとなる各通信装置
    に伝送できるようにした請求項1記載の無線通信システ
    ム。
  3. 【請求項3】 複数の親機と、子機とからなり、上記親
    機と上記子機との間で、デジタルデータの送信と受信と
    を行い通話を行うと共に、上記それぞれの親機に共通の
    システム呼び出し符号を設定させて、上記全ての親機と
    子機との間で通話できるようにしたデジタルコードレス
    電話装置の各親機を、上記通信装置とし、 各親機間の同期をとるための制御データの伝送を、中継
    用アンテナと同軸ケーブルの中継で行うようにした請求
    項1又は請求項2記載の無線通信システム。
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