JPH0866047A - 電圧形電力変換装置 - Google Patents
電圧形電力変換装置Info
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- JPH0866047A JPH0866047A JP6219514A JP21951494A JPH0866047A JP H0866047 A JPH0866047 A JP H0866047A JP 6219514 A JP6219514 A JP 6219514A JP 21951494 A JP21951494 A JP 21951494A JP H0866047 A JPH0866047 A JP H0866047A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】特に高電圧化,大容量化された装置においても
性能を損なうことなく、短絡故障電流を抑制しかつ電力
変換回路の自己消弧形素子を破壊から効果的に保護し得
る格別な装置を提供するものである。 【構成】直流ステ−ジに直流電源側電流を阻止する極性
に配したダイオ−ドと、ダイオ−ドに短絡電流検出値相
当の電流を流し得る直流電源回路と、限流リアクトルと
の直列接続回路を備え、通常運転時はダイオ−ドに通流
させておくとともに、短絡故障時に電力変換回路の自己
消弧形素子を全てオンし、あるいはそり時点のゲ−ト状
態を保持し、短絡電流反転後に自己消弧形素子を全てオ
フさせて過電流保護機能を奏しさせるように構成したも
のである。
性能を損なうことなく、短絡故障電流を抑制しかつ電力
変換回路の自己消弧形素子を破壊から効果的に保護し得
る格別な装置を提供するものである。 【構成】直流ステ−ジに直流電源側電流を阻止する極性
に配したダイオ−ドと、ダイオ−ドに短絡電流検出値相
当の電流を流し得る直流電源回路と、限流リアクトルと
の直列接続回路を備え、通常運転時はダイオ−ドに通流
させておくとともに、短絡故障時に電力変換回路の自己
消弧形素子を全てオンし、あるいはそり時点のゲ−ト状
態を保持し、短絡電流反転後に自己消弧形素子を全てオ
フさせて過電流保護機能を奏しさせるように構成したも
のである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自己消弧形スイッチング
素子を用いてなる電力変換回路により直流電力と交流電
力を順逆変換する電圧形電力変換装置に係り、特に電力
変換回路の短絡事故時の過電流保護機能を有する電圧形
電力変換装置に関するものである。
素子を用いてなる電力変換回路により直流電力と交流電
力を順逆変換する電圧形電力変換装置に係り、特に電力
変換回路の短絡事故時の過電流保護機能を有する電圧形
電力変換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ゲートターンオフサイリスタや静電誘導
サイリスタ等の自己消弧機能をもつスイッチング素子
(以下自己消弧形素子という)からなる電力変換回路に
より、直流電力と交流電力を順逆換する電圧形電力変換
装置が慣用されている。そして、電圧形電力変換装置に
おいては、電力変換回路のアーム短絡故障あるいは出力
短絡故障における自己消弧形素子の保護のため、短絡事
故時には全ての自己消弧形素子をオンする手法が一般に
とられている。この種の従来技術を、図4および図5を
参照して説明する。
サイリスタ等の自己消弧機能をもつスイッチング素子
(以下自己消弧形素子という)からなる電力変換回路に
より、直流電力と交流電力を順逆換する電圧形電力変換
装置が慣用されている。そして、電圧形電力変換装置に
おいては、電力変換回路のアーム短絡故障あるいは出力
短絡故障における自己消弧形素子の保護のため、短絡事
故時には全ての自己消弧形素子をオンする手法が一般に
とられている。この種の従来技術を、図4および図5を
参照して説明する。
【0003】図4は従来の一例の要部構成を示すもの
で、2,3は直流電源1の出力側に配されたフイルタコ
ンデンサ,フイルタリアクトル、4は自己消弧形素子 4
11〜416およびその自己消弧形素子にそれぞれ逆並列接
続された帰還ダイオード 421〜 426から構成される電力
変換回路である。また、5はフイルタコンデンサ2の電
流を検出する電流検出器、6はゲート回路7を介してゲ
ート信号を与え自己消弧形素子 411〜 416をオンオフ制
御する制御回路、8は電流検出器5の出力信号からアー
ム短絡故障等を検知する短絡検出回路、9は短絡検出回
路8の出力信号を受け取り保護制御信号を制御回路6に
与える保護回路である。ここに、電力変換回路4は直流
入力を得て自己消弧形素子 411〜 416のオンオフ制御に
より電力系統あるいは電動機等に印加する三相出力の交
流電力を供給する。
で、2,3は直流電源1の出力側に配されたフイルタコ
ンデンサ,フイルタリアクトル、4は自己消弧形素子 4
11〜416およびその自己消弧形素子にそれぞれ逆並列接
続された帰還ダイオード 421〜 426から構成される電力
変換回路である。また、5はフイルタコンデンサ2の電
流を検出する電流検出器、6はゲート回路7を介してゲ
ート信号を与え自己消弧形素子 411〜 416をオンオフ制
御する制御回路、8は電流検出器5の出力信号からアー
ム短絡故障等を検知する短絡検出回路、9は短絡検出回
路8の出力信号を受け取り保護制御信号を制御回路6に
与える保護回路である。ここに、電力変換回路4は直流
入力を得て自己消弧形素子 411〜 416のオンオフ制御に
より電力系統あるいは電動機等に印加する三相出力の交
流電力を供給する。
【0004】この種の電圧形電力変換装置においては、
電力変換回路4のアーム短絡あるいは出力短絡の故障が
生じ、短絡検出回路8が電流検出器5出力から通常動作
時のフイルタコンデンサ2電流より大きな短絡故障電流
を検出して保護回路9に過電流信号を出力する。さら
に、保護回路9出力を得る制御回路6は、ゲート回路7
への制御信号をブロックし、電力変換回路4の自己消弧
形素子 411〜 416の全てをオンに転ずる信号を与えて全
自己消弧形素子をオンさせることにより、短絡電流を各
自己消弧形素子 411〜 416等のアームに分流させ、短絡
故障を生じたアームの電流を減する。その後、自己消弧
形素子 411〜 416の電流が反転する時点で全自己消弧形
素子にオフ信号が与えられ、装置を停止させるという動
作がなされ、電力変換回路の素子を過電流による破壊か
ら保護していた。
電力変換回路4のアーム短絡あるいは出力短絡の故障が
生じ、短絡検出回路8が電流検出器5出力から通常動作
時のフイルタコンデンサ2電流より大きな短絡故障電流
を検出して保護回路9に過電流信号を出力する。さら
に、保護回路9出力を得る制御回路6は、ゲート回路7
への制御信号をブロックし、電力変換回路4の自己消弧
形素子 411〜 416の全てをオンに転ずる信号を与えて全
自己消弧形素子をオンさせることにより、短絡電流を各
自己消弧形素子 411〜 416等のアームに分流させ、短絡
故障を生じたアームの電流を減する。その後、自己消弧
形素子 411〜 416の電流が反転する時点で全自己消弧形
素子にオフ信号が与えられ、装置を停止させるという動
作がなされ、電力変換回路の素子を過電流による破壊か
ら保護していた。
【0005】図5は従来の他の例の要部構成を示すもの
で、10はダイオード、11は限流リアクトルである。図
中、図4と同符号のものは同じ機能を有する部分を示
す。すなわち、電力変換回路4とフイルタコンデンサ2
の間の直流ステージに、図5に示す向きにダイオード10
が電力変換回路4と直列に配され、また、限流リアクト
ル11がダイオード10に並列接続されてなる。かような構
成のものは、短絡故障時の保護動作が図4の例と同じで
あるが、限流リアクトル11が効用されて短絡故障時の過
電流をその限流リアクトル11で抑制していた。
で、10はダイオード、11は限流リアクトルである。図
中、図4と同符号のものは同じ機能を有する部分を示
す。すなわち、電力変換回路4とフイルタコンデンサ2
の間の直流ステージに、図5に示す向きにダイオード10
が電力変換回路4と直列に配され、また、限流リアクト
ル11がダイオード10に並列接続されてなる。かような構
成のものは、短絡故障時の保護動作が図4の例と同じで
あるが、限流リアクトル11が効用されて短絡故障時の過
電流をその限流リアクトル11で抑制していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】かように従来の電圧形
電力変換装置の過電流保護機能において、基本的には、
短絡故障が生じたと同時に、全自己消弧形素子をオン状
態に転じて他のアームにも短絡電流を分流させ、短絡故
障が生じたアームの素子電流を減じる。その後の半サイ
クル間に、素子電流が反転する時点で装置を停止させ、
素子破壊を保護するという動作を行うものである。
電力変換装置の過電流保護機能において、基本的には、
短絡故障が生じたと同時に、全自己消弧形素子をオン状
態に転じて他のアームにも短絡電流を分流させ、短絡故
障が生じたアームの素子電流を減じる。その後の半サイ
クル間に、素子電流が反転する時点で装置を停止させ、
素子破壊を保護するという動作を行うものである。
【0007】ここで、その保護動作上、素子を破壊から
確実に保護するためには、全消弧形素子をオンしたとき
に流れる素子電流を過電流耐量以内にすることが重要で
あって、その過電流耐量以内になるようフイルタコンデ
ンサ定数を設計し、素子定格を選定していた。あるい
は、図5例においては限流リアクトルにより過電流を抑
制していた。しかしながら、自己消弧形素子の転流失敗
などにより流れる短絡電流の大きさは、回路のインピー
ダンス,フイルタコンデンサの容量,直流ステージの電
圧に依存する。特に、装置が高電圧化,大容量化されて
直流ステージの電圧が高くなると、短絡電流の値が増大
して自己消弧形素子の過電流耐量を越えてしまう。
確実に保護するためには、全消弧形素子をオンしたとき
に流れる素子電流を過電流耐量以内にすることが重要で
あって、その過電流耐量以内になるようフイルタコンデ
ンサ定数を設計し、素子定格を選定していた。あるい
は、図5例においては限流リアクトルにより過電流を抑
制していた。しかしながら、自己消弧形素子の転流失敗
などにより流れる短絡電流の大きさは、回路のインピー
ダンス,フイルタコンデンサの容量,直流ステージの電
圧に依存する。特に、装置が高電圧化,大容量化されて
直流ステージの電圧が高くなると、短絡電流の値が増大
して自己消弧形素子の過電流耐量を越えてしまう。
【0008】また、限流リアクトルを挿入する方式によ
るものは、短絡電流を抑えるため必要なインダクタンス
とすれば、正常な運転動作時にもリアクトルを介して電
力を供給するため、リアクトルの電圧降下による電力変
換回路の電圧が低下したり、電流の遅れが生じる。これ
は制御性能が悪くなるなどの支障をきたし、特に高圧の
電力変換装置に適用する場合には問題となる。本発明は
かかる不具合を解消するものであって、その目的とする
ところは、特に高電圧化,大容量化された装置において
も、性能を損なうことなく短絡故障電流を抑制し、かつ
電力変換回路の自己消弧形素子を破壊から効果的に保護
し得る格別な装置を提供することにある。
るものは、短絡電流を抑えるため必要なインダクタンス
とすれば、正常な運転動作時にもリアクトルを介して電
力を供給するため、リアクトルの電圧降下による電力変
換回路の電圧が低下したり、電流の遅れが生じる。これ
は制御性能が悪くなるなどの支障をきたし、特に高圧の
電力変換装置に適用する場合には問題となる。本発明は
かかる不具合を解消するものであって、その目的とする
ところは、特に高電圧化,大容量化された装置において
も、性能を損なうことなく短絡故障電流を抑制し、かつ
電力変換回路の自己消弧形素子を破壊から効果的に保護
し得る格別な装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述したような
点に鑑みなされたものであり、自己消弧形素子から構成
される電力変換回路により直流電力と交流電力を順逆換
する電圧形電力変換装置にあって、電力変換回路直流側
に直流電源側電流を阻止する極性のダイオードを接続
し、電力変換回路の常用最大値に相当する電流をダイオ
ードに通流する直流電源回路と限流リアクトルとが直列
接続される回路を、このダイオードに並列に接続した構
成をなすとともに、その直流電源回路からダイオードを
通して常時通流させておくことにより、この通流値以上
の短絡事故電流が流れた際にダイオードの逆阻止作用に
よって限流リアクトルに分流して短絡電流の大きさを抑
制し、短絡事故検知により全自己消弧形素子をオンさせ
あるいはその時点のゲート状態を保持させ、電力変換回
路のアーム電流が反転し電流が帰還ダイオードを通して
流れる時点に全自己消弧形素子をオフするようにしたも
のである。
点に鑑みなされたものであり、自己消弧形素子から構成
される電力変換回路により直流電力と交流電力を順逆換
する電圧形電力変換装置にあって、電力変換回路直流側
に直流電源側電流を阻止する極性のダイオードを接続
し、電力変換回路の常用最大値に相当する電流をダイオ
ードに通流する直流電源回路と限流リアクトルとが直列
接続される回路を、このダイオードに並列に接続した構
成をなすとともに、その直流電源回路からダイオードを
通して常時通流させておくことにより、この通流値以上
の短絡事故電流が流れた際にダイオードの逆阻止作用に
よって限流リアクトルに分流して短絡電流の大きさを抑
制し、短絡事故検知により全自己消弧形素子をオンさせ
あるいはその時点のゲート状態を保持させ、電力変換回
路のアーム電流が反転し電流が帰還ダイオードを通して
流れる時点に全自己消弧形素子をオフするようにしたも
のである。
【0010】
【作用】しかして、短絡電流が検出値相当になれば、ダ
イオードの電流は零となって限流リアクトルに流れ、そ
の短絡電流を抑制できる。さらには、電力変換回路のア
ーム電流が反転する時点で全自己消弧形素子がオフされ
ることにより、素子破壊から保護することができる。こ
こで、ダイオードに通流させる電流は短絡電流検出値相
当の大きな値ではあるが、そのダイオードの導通損と限
流リアクトルの損失を考慮した低電圧・小容量の直流電
源回路を効用するものであってよい。また、電力変換回
路で制御する電流は限流リアクトルを流れることなく、
図5例の如き電圧低下や電流遅れを生じるものではない
ことは明らかである。かようにして、短絡事故が発生し
た半サイリスタのみ自己消弧形素子のサージ電流耐量以
内に短絡電流を抑えられる如くに、限流リアクトルを作
用させ得るものとなって、高電圧化,大容量化の適用に
おいても格別に過電流保護機能を奏することができる。
以下に、本発明をさらに図面に基づいて、詳細説明す
る。
イオードの電流は零となって限流リアクトルに流れ、そ
の短絡電流を抑制できる。さらには、電力変換回路のア
ーム電流が反転する時点で全自己消弧形素子がオフされ
ることにより、素子破壊から保護することができる。こ
こで、ダイオードに通流させる電流は短絡電流検出値相
当の大きな値ではあるが、そのダイオードの導通損と限
流リアクトルの損失を考慮した低電圧・小容量の直流電
源回路を効用するものであってよい。また、電力変換回
路で制御する電流は限流リアクトルを流れることなく、
図5例の如き電圧低下や電流遅れを生じるものではない
ことは明らかである。かようにして、短絡事故が発生し
た半サイリスタのみ自己消弧形素子のサージ電流耐量以
内に短絡電流を抑えられる如くに、限流リアクトルを作
用させ得るものとなって、高電圧化,大容量化の適用に
おいても格別に過電流保護機能を奏することができる。
以下に、本発明をさらに図面に基づいて、詳細説明す
る。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例の要部構成を図4,
図5に類して示したもので、12は限流リアクトル、13は
直流電源回路、14は短絡検出回路、15は保護回路であ
る。すなわち、図1においては、特にダイオード10に並
列に限流リアクトル12および直流電源回路13の直列接続
回路が設けられている。ここに、ダイオード10および直
流電源回路13は図示の向きに配される。また、電流検出
器5出力を得る短絡検出回路14および短絡検出回路14出
力を得る保護回路15より、保護回路15出力を制御回路6
に与えるように構成されてなる。
図5に類して示したもので、12は限流リアクトル、13は
直流電源回路、14は短絡検出回路、15は保護回路であ
る。すなわち、図1においては、特にダイオード10に並
列に限流リアクトル12および直流電源回路13の直列接続
回路が設けられている。ここに、ダイオード10および直
流電源回路13は図示の向きに配される。また、電流検出
器5出力を得る短絡検出回路14および短絡検出回路14出
力を得る保護回路15より、保護回路15出力を制御回路6
に与えるように構成されてなる。
【0012】つぎに、かかる回路構成の動作を説明す
る。図1に示されるダイオード10と直流電源回路13,限
流リアクトル12の並列回路においては、直流電源回路13
は限流リアクトル12とダイオードに短絡電流検出値相当
の電流を流し得るものとして配され、通常運転時にはそ
の電流値が流されている。なお、直流電源回路13は低電
圧電源にて電流供給し、ここではダイオードの導通損と
リアクトル損失のみであるため、小容量のものである。
さて、電力変換回路4の短絡事故時に、直流ステージの
電流が前述の短絡電流検出値以上になると、ダイオード
10の逆阻止作用により電流は限流リアクトル12を通して
流れ抑制されるものとなる。
る。図1に示されるダイオード10と直流電源回路13,限
流リアクトル12の並列回路においては、直流電源回路13
は限流リアクトル12とダイオードに短絡電流検出値相当
の電流を流し得るものとして配され、通常運転時にはそ
の電流値が流されている。なお、直流電源回路13は低電
圧電源にて電流供給し、ここではダイオードの導通損と
リアクトル損失のみであるため、小容量のものである。
さて、電力変換回路4の短絡事故時に、直流ステージの
電流が前述の短絡電流検出値以上になると、ダイオード
10の逆阻止作用により電流は限流リアクトル12を通して
流れ抑制されるものとなる。
【0013】また、短絡検出回路14は電流検出器5の出
力信号を得て、短絡検出回路14および保護回路15により
短絡事故検出信号が制御回路6に与えられ、制御回路6
はゲート回路7を介して電力変換回路4の全自己消弧形
素子 411〜 416をオンに転じ、あるいは時点のゲート状
態を保持させる。さらに、短絡検出回路14および保護回
路15により、短絡事故電流が反転する時点に発生される
電流反転信号が制御回路6に与えられると、制御回路6
はゲート回路7を介して全自己消弧形素子 411〜 416を
オフにする。
力信号を得て、短絡検出回路14および保護回路15により
短絡事故検出信号が制御回路6に与えられ、制御回路6
はゲート回路7を介して電力変換回路4の全自己消弧形
素子 411〜 416をオンに転じ、あるいは時点のゲート状
態を保持させる。さらに、短絡検出回路14および保護回
路15により、短絡事故電流が反転する時点に発生される
電流反転信号が制御回路6に与えられると、制御回路6
はゲート回路7を介して全自己消弧形素子 411〜 416を
オフにする。
【0014】図2は過電流保護動作時の回路状態を、図
3はこのときの電流波形をそれぞれ示している。図2お
よび図3において、時点T0にて通常の運転状態から例
えば自己消弧形素子 441, 414が同時にオンするアーム
短絡事故が生じると、ダイオード10に通電される短絡電
流検出相当値の電流IFまで短絡電流I1がダイオード
10を介して高い(dt/di)で流れる。短絡電流I1が短
絡電流検出相当値IFに達する時点T1にて、短絡電流
I2としてダイオード10の逆阻止作用により、限流リア
クトル12および直流電源回路13を介して分路を通して流
れるものとなる。このとき、短絡電流I2の傾きは限流
リアクトル12で制限されるため、その短絡電流値を抑制
することができる。なお、その限流リアクトルの値は自
己消弧形素子 411〜 416に流れる電流が素子過電流耐量
以内になるような設計によるものでよい。
3はこのときの電流波形をそれぞれ示している。図2お
よび図3において、時点T0にて通常の運転状態から例
えば自己消弧形素子 441, 414が同時にオンするアーム
短絡事故が生じると、ダイオード10に通電される短絡電
流検出相当値の電流IFまで短絡電流I1がダイオード
10を介して高い(dt/di)で流れる。短絡電流I1が短
絡電流検出相当値IFに達する時点T1にて、短絡電流
I2としてダイオード10の逆阻止作用により、限流リア
クトル12および直流電源回路13を介して分路を通して流
れるものとなる。このとき、短絡電流I2の傾きは限流
リアクトル12で制限されるため、その短絡電流値を抑制
することができる。なお、その限流リアクトルの値は自
己消弧形素子 411〜 416に流れる電流が素子過電流耐量
以内になるような設計によるものでよい。
【0015】その後、時点T2にて短絡電流I2が零に
なり、限流リアクトル12,フイルタコンデンサ2の共振
により、反転した短絡電流I3が例えば帰還ダイオード
426, 421とダイオード10を通して流れる。その短絡電
流I3が流れる時点T2から時点T3の期間に、前述し
た如く全自己消弧形素子 411〜 416がオフされるため、
したがって短絡電流I3がダイオード側に転流して全自
己消弧形素子側の通流零期間に、素子が電流しゃ断を行
うことなく、継続して流れる短絡電流をブロックし、装
置停止の状態とすることができる。
なり、限流リアクトル12,フイルタコンデンサ2の共振
により、反転した短絡電流I3が例えば帰還ダイオード
426, 421とダイオード10を通して流れる。その短絡電
流I3が流れる時点T2から時点T3の期間に、前述し
た如く全自己消弧形素子 411〜 416がオフされるため、
したがって短絡電流I3がダイオード側に転流して全自
己消弧形素子側の通流零期間に、素子が電流しゃ断を行
うことなく、継続して流れる短絡電流をブロックし、装
置停止の状態とすることができる。
【0016】かようにしてなる本実施例のものは、限流
リアクルト12とダイオード10に短絡電流検出値相当の電
流を流し得る直流電源回路13が配されてなり、かつその
短絡電流検出値相当の電流をダイオード10を通して流し
ておくことにより、通常運転時は電力変換回路の直流側
電流はダイオード10を通して流れ、短絡事故が生じ短絡
電流検出値相当以上になって始めて短絡電流が限流リア
クトル12を通して流れ、これよりその短絡電流が抑制さ
れるものである。それと同時に、電力変換回路の全自己
消弧形素子をオンあるいはそのゲート状態を保持し、さ
らに、電流反転後に自己消弧形素子に逆並列接続された
帰還ダイオードを流れる期間に全自己消弧形素子をオフ
することにより、素子の過電流しゃ断を防止するもので
ある。したがって、通常運転時に電力変換回路電流がダ
イオード10を通して流れるため、装置が高電圧化,大容
量化され短絡電流を十充抑制し限流リアクトルの値を十
分大きくしたとしても、電流変換回路の出力電圧が小さ
くなったり,出力電流の制御性能が悪くなるということ
はない。
リアクルト12とダイオード10に短絡電流検出値相当の電
流を流し得る直流電源回路13が配されてなり、かつその
短絡電流検出値相当の電流をダイオード10を通して流し
ておくことにより、通常運転時は電力変換回路の直流側
電流はダイオード10を通して流れ、短絡事故が生じ短絡
電流検出値相当以上になって始めて短絡電流が限流リア
クトル12を通して流れ、これよりその短絡電流が抑制さ
れるものである。それと同時に、電力変換回路の全自己
消弧形素子をオンあるいはそのゲート状態を保持し、さ
らに、電流反転後に自己消弧形素子に逆並列接続された
帰還ダイオードを流れる期間に全自己消弧形素子をオフ
することにより、素子の過電流しゃ断を防止するもので
ある。したがって、通常運転時に電力変換回路電流がダ
イオード10を通して流れるため、装置が高電圧化,大容
量化され短絡電流を十充抑制し限流リアクトルの値を十
分大きくしたとしても、電流変換回路の出力電圧が小さ
くなったり,出力電流の制御性能が悪くなるということ
はない。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、特
に高電圧化,大容量化された装置においても性能を損な
うことなく、短絡故障電流を抑制しかつ電力変換回路の
自己消弧形素子を破壊から効果的に保護し得る簡便な構
成による過電流保護機能を有する電圧形電力変換装置を
提供できる。
に高電圧化,大容量化された装置においても性能を損な
うことなく、短絡故障電流を抑制しかつ電力変換回路の
自己消弧形素子を破壊から効果的に保護し得る簡便な構
成による過電流保護機能を有する電圧形電力変換装置を
提供できる。
【図1】図1は本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】図2は図1の動作説明のため示した回路状態図
である。
である。
【図3】図3は図2の電流波形を示した図である。
【図4】図4は従来の一例を示す構成図である。
【図5】図5は従来の他の例を示す構成図である。
1 直流電源 2 フイルタコンデンサ 3 フイルタリアクトル 4 電力変換回路 411 自己消弧形スイッチング素子(自己消弧形
素子) 421 帰還ダイオード 5 電流検出器 6 制御回路 7 ゲート回路 8 短絡検出回路 9 保護回路 10 ダイオード 11 限流リアクトル 12 限流リアクトル 13 直流電源回路 14 短絡検出回路 15 保護回路 I1 短絡電流 I2 短絡電流 I3 短絡電流 IF 短絡電流検出値相当の電流
素子) 421 帰還ダイオード 5 電流検出器 6 制御回路 7 ゲート回路 8 短絡検出回路 9 保護回路 10 ダイオード 11 限流リアクトル 12 限流リアクトル 13 直流電源回路 14 短絡検出回路 15 保護回路 I1 短絡電流 I2 短絡電流 I3 短絡電流 IF 短絡電流検出値相当の電流
Claims (2)
- 【請求項1】 自己消弧形スイッチング素子を用いてな
る電力変換回路により直流から交流を得る電圧形電力変
換装置において、前記電力変換回路の直流側に直流電源
の電流を阻止する極性に配したダイオードと、該ダイオ
ードに並列にダイオードに前記電力変換回路の常用最大
電流相当値を通流させるための直流電源回路および限流
リアクトルの直列接続回路とを設け、前記電力変換回路
の短絡事故時の過電流を検出するとともに、前記自己消
弧形スイッチング素子を全てオンし、かつ該電力変換回
路のアーム電流が反転する期間に自己消弧形スイッチン
グ素子を全てオフするようにしたことを特徴とする電圧
形電力変換装置。 - 【請求項2】 自己消弧形スイッチング素子を用いてな
る電力変換回路により直流から交流を得る電圧形電力変
換装置において、前記電力変換回路の直流側に直流電源
の電流を阻止する極性に配したダイオードと、該ダイオ
ードに並列にダイオードに前記電力変換回路の常用最大
電流相当値を通流させるための直流電源回路および限流
リアクトルの直列接続回路とを設け、前記電力変換回路
の短絡事故時の過電流を検出するとともに、前記自己消
弧形スイッチング素子をその時点のゲート状態に保持
し、かつ該電力変換回路のアーム電流が反転する期間に
自己消弧形スイッチング素子を全てオフするようにした
ことを特徴とする電圧形電力変換装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6219514A JPH0866047A (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | 電圧形電力変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6219514A JPH0866047A (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | 電圧形電力変換装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0866047A true JPH0866047A (ja) | 1996-03-08 |
Family
ID=16736664
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6219514A Pending JPH0866047A (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | 電圧形電力変換装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0866047A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105137376A (zh) * | 2015-06-30 | 2015-12-09 | 株洲南车时代电气股份有限公司 | 一种机车牵引变流器的中间电压传感器故障诊断方法 |
| CN111817202A (zh) * | 2020-06-30 | 2020-10-23 | 国网上海市电力公司 | 一种配电线路带电搭接空载电缆终端引线的消弧装置及方法 |
| CN113054632A (zh) * | 2021-04-01 | 2021-06-29 | 合肥工业大学 | Mmc-hvdc系统直流短路故障电流的分段等效计算方法 |
-
1994
- 1994-08-22 JP JP6219514A patent/JPH0866047A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105137376A (zh) * | 2015-06-30 | 2015-12-09 | 株洲南车时代电气股份有限公司 | 一种机车牵引变流器的中间电压传感器故障诊断方法 |
| CN111817202A (zh) * | 2020-06-30 | 2020-10-23 | 国网上海市电力公司 | 一种配电线路带电搭接空载电缆终端引线的消弧装置及方法 |
| CN111817202B (zh) * | 2020-06-30 | 2021-12-14 | 国网上海市电力公司 | 一种配电线路带电搭接空载电缆终端引线的消弧装置及方法 |
| CN113054632A (zh) * | 2021-04-01 | 2021-06-29 | 合肥工业大学 | Mmc-hvdc系统直流短路故障电流的分段等效计算方法 |
| CN113054632B (zh) * | 2021-04-01 | 2022-08-30 | 合肥工业大学 | Mmc-hvdc系统直流短路故障电流的分段等效计算方法 |
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