JPH0866148A - 電子レンジにより解凍硬化しない冷凍食品用ミックス及びその冷凍食品 - Google Patents

電子レンジにより解凍硬化しない冷凍食品用ミックス及びその冷凍食品

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JPH0866148A
JPH0866148A JP6205247A JP20524794A JPH0866148A JP H0866148 A JPH0866148 A JP H0866148A JP 6205247 A JP6205247 A JP 6205247A JP 20524794 A JP20524794 A JP 20524794A JP H0866148 A JPH0866148 A JP H0866148A
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Kiyoshi Ochiai
潔 落合
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、電子レンジによる解凍時に硬化
しないことを目的としたものである。 【構成】 小麦粉に、その3〜30%(重量)のα化澱
粉を加え、必要に応じて他の副材料を添加混合したこと
を特徴とする電子レンジにより解凍硬化しない冷凍食品
用ミックス。小麦粉に、その3〜30%(重量)のα化
澱粉を加えた粉類を主原料とし、これに必要な副材料を
加えて混練成形した生地を焼成した後、冷凍することを
特徴とした電子レンジにより解凍時に硬化しない冷凍食
品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子レンジによる解
凍時に硬化しないことを目的とした解凍時に硬化しない
冷凍食品用ミックス及びその冷凍食品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来冷凍した食品(調理済み)を電子レ
ンジで解凍すると、解凍された製品が全体に固くなるい
わゆる硬化現象を生じることが知られていた。
【0003】従来前記硬化を防止する技術としては、
オムレツなどの卵製品の冷凍品に増粘多糖類、オリゴ糖
及び/又は糖アルコール、さらには澱粉類を配合する発
明が提案されている(特開平5−68476号)。また
穀粉類に馬鈴薯澱粉粕を乾物換算して0.5〜10重
量%添加するベーカリー製品の発明も提案されている
(特開平4−183353号)。次に穀粉類にセルロ
ースおよびα化澱粉を添加して製造されたパン粉の発明
も知られている(特開平5−316982号)。
【0004】更にの発明は、油揚げ衣材料にコーング
リッツ及び/又は小麦セモリナと、α化澱粉及び/又は
α化澱粉と、酸素失活小麦粉とを含有させて、この衣を
用いた油揚げ冷凍食品の電子レンジ再加熱時に、衣の軟
化防止(カラッとした食感)を得るようにした発明が知
られている(特開平4−40870号)。
【0005】また澱粉質の焼上げ製造物において、電
子レンジ再加熱時の嗜好性を良好に保持する為に、原材
料中へ化学的に改質した澱粉を添加する発明も知られて
いる(特開昭64−71433号)。
【0006】
【発明により解決すべき課題】従来お好み焼き、ホット
ケーキ、クレープ、たこ焼き、パンケーキ、中華饅頭等
の冷凍食品を電子レンジで解凍すれば、食品が硬化し、
食感、食味を害する問題点があった。前記冷凍硬化防止
技術中の発明は、原料中に増粘多糖類と、オリゴ糖及
び/または糖アルコールを配合することにより、卵焼
き、オムレツなどの冷凍変性を防止する技術である。ま
た前記の発明は、原料に馬鈴薯澱粉粕を添加して電子
レンジ再加熱の際のベーカリー製品の硬化を防止する技
術である。次に前記の発明は、穀粉類にセルロースお
よびα化澱粉を添加して製造するパン粉であって、パン
粉の軟化現象を防止し、電子レンジによる加熱処理に際
し、クリスピーな食感を得るとされるパン粉の改善であ
る。更に前記の発明は、フライ食品の冷凍品の再加熱
時における衣部分の柔化を防止する為にα化澱粉及び/
又はα化澱粉と酸素失活小麦粉を添加する技術に関する
ものである。
【0007】前記のように、従来の発明、、、
は、何れも小麦粉を主材とする冷凍食品の電子レンジ再
加熱時にその硬化を防止する技術については何等記載が
ないことは勿論、これを示唆するに足る記載も見当らな
い。即ちα化澱粉を添加する前記の技術はパン粉の改
良に関する技術であり、前記の発明は、フライ食品の
衣の改善に関する技術である。
【0008】前記の発明には、原材料に、化学的に改
質された澱粉を添加することにより、電子レンジ再加熱
時の嗜好性を確保する技術が記載されている。前記にお
ける化学的に改質されるとは、澱粉をアセチル化または
ヒドロキシプロピル化等の架橋以外の改質をいうもので
ある。従って化学的改質がなされた澱粉を添加しなけれ
ば、電子レンジによる再加熱硬化などの品質低下を防止
できないとされていた。
【0009】
【課題を解決する為の手段】この発明は、冷凍食品の原
料としての小麦粉にα化澱粉を添加することにより、電
子レンジ再加熱時の冷凍食品の硬化を防止することに成
功したのである。
【0010】即ちこの発明は小麦粉に、その3〜30%
(重量)のα化澱粉を加え、必要に応じて他の副材料を
添加混合したことを特徴とする電子レンジにより解凍硬
化しない冷凍食品用ミックスである。またα化澱粉を、
α化タピオカ澱粉としたものである。次に他の発明は小
麦粉に、その3〜30%(重量)のα化澱粉を加えた粉
類を主原料とし、これに必要な副材料を加えて混練成形
した生地を加熱調理した後、冷凍することを特徴とした
電子レンジにより解凍時に硬化しない冷凍食品である。
またα化澱粉をα化タピオカ澱粉としたものである。
【0011】この発明におけるα化澱粉としては、例え
ばタピオカ澱粉、小麦澱粉、コーンスターチ、馬鈴薯澱
粉等を加工したα化澱粉を用いる。α化澱粉の添加量
は、小麦粉に対し、3〜30%(重量)であり、好まし
くは5〜20%(重量)である。前記における添加量が
3%(重量)以下では、添加効果が表われず、30%
(重量)以上では、電子レンジによる再加熱時の更なる
硬化防止効果の向上が期待できないのみならず品質変化
のおそれがある。
【0012】然して所期の効果を有し、冷凍食品の種類
に関係なく味覚等に変化を与えない好ましい添加量は5
〜20%(重量)である。
【0013】前記における副材料としては、例えばグラ
ニュー糖、砂糖その他の糖類、食塩、油脂類、調味料が
ある。
【0014】前記α化澱粉の全部又は一部をα化エーテ
ル化澱粉、α化エステル化澱粉又はα化架橋澱粉に置換
することができる。
【0015】前記における加熱調理とは例えば焼成、蒸
煮などをいう。
【0016】
【作用】この発明によれば、小麦粉に、α化澱粉を添加
した冷凍食品であるから、電子レンジで解凍した場合で
あっても、解凍硬化を生じるおそれはない。
【0017】
【実施例1】 お好み焼 表−1に示す生地原料を混ぜて均一なバッター状とし、
この生地100重量部に対し具材の混合物30重量部を
入れて均一に混合した。生地調整時の加水量は、α化タ
ピオカ澱粉無添加生地(No.1)と同等の粘度になる
ように調整した。
【0018】鉄板を180℃に加熱しておき、前記混合
物200gを流し、4分間焼成した後、反転して3分間
焼成してお好み焼を得た。
【0019】このお好み焼を常温まで放冷し、−40℃
の冷凍庫中に30分間入れて凍結させた後、プラスチッ
クフィルムに包装し、−20℃の冷凍庫で保存した。
【0020】この冷凍お好み焼を30日間保存してから
取り出し、600Wの電子レンジで5分間解凍加熱し、
10人のパネラーで官能評価を行った。
【0021】
【表1】
【0022】
【実施例2】 たこ焼 表−2に示す原料を混ぜて均一なバッター状とした。2
00℃に加熱したたこ焼器に、この生地を1個当り約1
0gとなるように分注し、ぶつ切りのたこ小片3g、具
材7gを入れて4分間焼成し、反転して2分間焼成して
たこ焼を得た。生地調整時の加水量は実施例1と同様に
調整した。
【0023】得られたたこ焼を常温まで放冷後−40℃
の冷凍庫中に30分間入れて凍結させ、ポリ袋に入れて
−20℃の冷凍庫で保存した。
【0024】この冷凍たこ焼を15日間保存後取り出
し、600Wの電子レンジで10個を5分間解凍加熱し
て10人のパネラーによる官能試験に供した。
【0025】
【表2】
【0026】
【実施例3】 中華饅頭 表−3に示す原料を堅型ミキサーで低速2分、中高速8
分混捏し、26℃の伸展性の良好な生地を得た。この生
地を自動包餡機(レオン自動機株式会社製)で成形し
た。これは生地50gに餡35gを包餡した未加熱の中
華饅頭である。ついでこの中華饅頭を温度50℃、湿度
50%の醗酵室で40分間醗酵させた後、蒸し器で15
分間蒸した。
【0027】この中華饅頭を常温まで放冷し、−40℃
の冷凍庫中に40分間入れて凍結させ、ポリ袋に入れて
−20℃の冷凍庫で保存した。
【0028】この冷凍中華饅頭を30日後に取り出し、
600Wの電子レンジで3個を5分間解凍加熱し10人
のパネラーによる官能試験に供した。
【0029】
【表3】
【0030】
【実施例4】実施例1及び実施例2の生地配合中のα化
タピオカ澱粉を他の澱粉に変え、夫々同様の方法で官能
評価を行った結果を表−4及び表−5に示す。
【0031】
【表4】
【0032】
【表5】
【0033】実施例1〜3のいずれも従来品の味、香
り、外観等を全く損うことなく硬化を防止でき、極めて
商品価値の高いものであった。
【0034】
【発明の効果】この発明は、小麦粉に対し、α化澱粉を
3〜30%(重量)添加した原材料であるから、これを
用いた冷凍食品は、解凍時に電子レンジで再加熱しても
硬化することなく、味覚を損しない効果がある。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小麦粉に、その3〜30%(重量)のα
    化澱粉を加え、必要に応じて他の副材料を添加混合した
    ことを特徴とする電子レンジにより解凍硬化しない冷凍
    食品用ミックス。
  2. 【請求項2】 α化澱粉を、α化タピオカ澱粉とした請
    求項1記載の電子レンジにより解凍硬化しない冷凍食品
    用ミックス。
  3. 【請求項3】 小麦粉に、その3〜30%(重量)のα
    化澱粉を加えた粉類を主原料とし、これに必要な副材料
    を加えて混練成形した生地を加熱調理した後、冷凍する
    ことを特徴とした電子レンジにより解凍時に硬化しない
    冷凍食品。
  4. 【請求項4】 α化澱粉をα化タピオカ澱粉としたこと
    を特徴とする請求項3記載の電子レンジにより解凍時に
    硬化しない冷凍食品。
JP20524794A 1994-08-30 1994-08-30 電子レンジにより解凍硬化しない冷凍お好み焼、冷凍たこ焼、冷凍中華饅頭用ミックス並びにこれを用いた冷凍お好み焼、冷凍たこ焼、冷凍中華饅頭 Expired - Fee Related JP3416879B2 (ja)

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