JPH0866165A - 鶏骨ガラを原料とする醗酵調味料の製造方法 - Google Patents
鶏骨ガラを原料とする醗酵調味料の製造方法Info
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- JPH0866165A JPH0866165A JP6230799A JP23079994A JPH0866165A JP H0866165 A JPH0866165 A JP H0866165A JP 6230799 A JP6230799 A JP 6230799A JP 23079994 A JP23079994 A JP 23079994A JP H0866165 A JPH0866165 A JP H0866165A
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- salt
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 鶏骨ガラを原料として呈味性が良く、アンギ
オテンシン変換酵素阻害能を有する新規な調味料を提供
する。 【構成】 鶏骨ガラをタンパク分解酵素により処理した
分解物に米麹、食塩及びチゴサッカロマイセス・ルキシ
ー等の耐塩性酵母を加えて一定期間醗酵させることによ
り得られる目的の調味料。尚、米麹及び食塩の添加量
は、分解物に対してそれぞれ10重量%が好適である。 【効果】 これにより得られる調味料は、グルタミン酸
等のうま味成分が増強され、アンギオテンシン変換酵素
阻害能も保持されている。
オテンシン変換酵素阻害能を有する新規な調味料を提供
する。 【構成】 鶏骨ガラをタンパク分解酵素により処理した
分解物に米麹、食塩及びチゴサッカロマイセス・ルキシ
ー等の耐塩性酵母を加えて一定期間醗酵させることによ
り得られる目的の調味料。尚、米麹及び食塩の添加量
は、分解物に対してそれぞれ10重量%が好適である。 【効果】 これにより得られる調味料は、グルタミン酸
等のうま味成分が増強され、アンギオテンシン変換酵素
阻害能も保持されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、芳香並びにうま味成分
を有し、さらに、アンギオテンシン変換酵素阻害能を有
する調味料製造に関するものである。
を有し、さらに、アンギオテンシン変換酵素阻害能を有
する調味料製造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鶏骨ガラは、一部が摩砕処理されて食材
として利用されている他、天然エキス調味料の原料とし
て利用されているが、廃棄物として問題にもなってお
り、付加価値の高い利用法の開発が望まれている。ここ
で、付加価値の高い天然エキス調味料は主に熱水抽出に
よって製造されているが、歩留り向上等の目的でタンパ
ク分解酵素が利用される場合が多くなっている。
として利用されている他、天然エキス調味料の原料とし
て利用されているが、廃棄物として問題にもなってお
り、付加価値の高い利用法の開発が望まれている。ここ
で、付加価値の高い天然エキス調味料は主に熱水抽出に
よって製造されているが、歩留り向上等の目的でタンパ
ク分解酵素が利用される場合が多くなっている。
【0003】しかし、タンパク質を酵素で加水分解した
場合、その部分分解物であるペプチドに起因する苦味が
生成する。この苦味を低減する方法としては、当該ペプ
チドにエキソペプチダーゼを作用させペプチドのC末端
もしくはN末端からアミノ酸を遊離せしめ、苦味を低
減、消滅させる方法。または、醤油諸味等の醗酵物や他
の添加物を添加し、苦味をマスキングする方法等があ
る。
場合、その部分分解物であるペプチドに起因する苦味が
生成する。この苦味を低減する方法としては、当該ペプ
チドにエキソペプチダーゼを作用させペプチドのC末端
もしくはN末端からアミノ酸を遊離せしめ、苦味を低
減、消滅させる方法。または、醤油諸味等の醗酵物や他
の添加物を添加し、苦味をマスキングする方法等があ
る。
【0004】一方、今日、高年層から若年層まで広い年
齢層において問題となっている疾病の一つに高血圧症が
ある。高血圧症の発症と維持には種々の因子が関与して
いると考えられるが、中でもレニン・アンギオテンシン
系と呼ばれる酵素系が血圧調節に重要な役割を果たして
いる。このレニン・アンギオテンシン系で中心的な酵素
がアンギオテンシンI変換酵素(以下、ACEと略 記
する)である。この酵素は、血中に存在する生理活性を
持たないアンギオテンシンIを強い血管収縮作用を持つ
アンギオテンシンIIに変換せしめ、血圧上昇に関与して
いる。
齢層において問題となっている疾病の一つに高血圧症が
ある。高血圧症の発症と維持には種々の因子が関与して
いると考えられるが、中でもレニン・アンギオテンシン
系と呼ばれる酵素系が血圧調節に重要な役割を果たして
いる。このレニン・アンギオテンシン系で中心的な酵素
がアンギオテンシンI変換酵素(以下、ACEと略 記
する)である。この酵素は、血中に存在する生理活性を
持たないアンギオテンシンIを強い血管収縮作用を持つ
アンギオテンシンIIに変換せしめ、血圧上昇に関与して
いる。
【0005】したがって、この酵素活性を阻害すること
によって血圧上昇を抑制することが可能である。ACE
阻害物質としては、既に種々の物質が見いだされており
薬品等の開発が盛んに行われている。また、各種食品中
のタンパク分解物中に阻害物質が存在することが知られ
ている。
によって血圧上昇を抑制することが可能である。ACE
阻害物質としては、既に種々の物質が見いだされており
薬品等の開発が盛んに行われている。また、各種食品中
のタンパク分解物中に阻害物質が存在することが知られ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】鶏骨ガラを原料として
酵素分解のみで調味料を製造した場合、タンパク質の部
分分解物であるペプチドに起因する強い苦味が派生す
る。また、その分解物のペプチド中にはACE阻害能を
有する物質が存在しているが、その苦味のため調味料と
しては劣っている。
酵素分解のみで調味料を製造した場合、タンパク質の部
分分解物であるペプチドに起因する強い苦味が派生す
る。また、その分解物のペプチド中にはACE阻害能を
有する物質が存在しているが、その苦味のため調味料と
しては劣っている。
【0007】本発明の目的は、呈味性が良好でしかもA
CE阻害能を保持した調味料を提供することにある。
CE阻害能を保持した調味料を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、種々検討
した結果、鶏骨ガラのタンパク分解物に米麹、食塩及び
酵母を加え醗酵させることにより、アルコールの生成並
びにうま味成分の増強された調味料が得られ、さらに、
ACE阻害能を含有していることを知見した。
した結果、鶏骨ガラのタンパク分解物に米麹、食塩及び
酵母を加え醗酵させることにより、アルコールの生成並
びにうま味成分の増強された調味料が得られ、さらに、
ACE阻害能を含有していることを知見した。
【0009】本発明は、上記知見に基づきなされたもの
で、鶏骨ガラのタンパク分解物に米麹、食塩及び酵母を
加えて醗酵させることにより、香気的並びに呈味性の向
上及びACE阻害能を保持含有した調味料を製造する方
法を提供するものである。
で、鶏骨ガラのタンパク分解物に米麹、食塩及び酵母を
加えて醗酵させることにより、香気的並びに呈味性の向
上及びACE阻害能を保持含有した調味料を製造する方
法を提供するものである。
【0010】以下、本発明の鶏骨ガラのタンパク分解物
の醗酵方法について詳述する。
の醗酵方法について詳述する。
【0011】本発明で用いる鶏骨ガラは、ブロイラー等
を解体処理した後の骨ガラであり、骨ガラの部位にはこ
だわらない。
を解体処理した後の骨ガラであり、骨ガラの部位にはこ
だわらない。
【0012】本発明に用いる鶏骨ガラのタンパク分解物
は、あらかじめ骨ガラをチョッパー等で磨砕(5mm目程
度のプレート使用)したものを95℃程度で約1時間熱
水抽出し、その残渣に対してタンパク分解酵素を加え、
2時間程度酵素分解を行ったものである。
は、あらかじめ骨ガラをチョッパー等で磨砕(5mm目程
度のプレート使用)したものを95℃程度で約1時間熱
水抽出し、その残渣に対してタンパク分解酵素を加え、
2時間程度酵素分解を行ったものである。
【0013】この時の使用酵素剤は、市販のタンパク分
解酵素であればいずれでもよいが、タンパク質の分解率
及びACE阻害活性の強さからいえば、プロテアーゼN
アマノもしくはサーモリシンが適している。
解酵素であればいずれでもよいが、タンパク質の分解率
及びACE阻害活性の強さからいえば、プロテアーゼN
アマノもしくはサーモリシンが適している。
【0014】本発明で用いる酵母は、耐塩性酵母であ
り、醤油醸造等に用いられているチゴサッカロマイセス
・ルキシー(Zygosaccharomyces rouxii)が適してい
る。
り、醤油醸造等に用いられているチゴサッカロマイセス
・ルキシー(Zygosaccharomyces rouxii)が適してい
る。
【0015】本発明で用いる麹は、一般に味噌等に使用
されている米麹で、破砕米を原料とした米麹でも使用可
能である。また、その添加量は上記タンパク分解物に対
して5〜20重量%であれば良いが、好ましくは10重
量%程度の添加が良い。
されている米麹で、破砕米を原料とした米麹でも使用可
能である。また、その添加量は上記タンパク分解物に対
して5〜20重量%であれば良いが、好ましくは10重
量%程度の添加が良い。
【0016】本発明で用いる食塩の添加量は、上記タン
パク分解物に対して5〜20重量%であれば良いが、異
常醗酵等の可能性から、好ましくは8〜15重量%、最
も好ましくは、10重量%程度の添加が良い。
パク分解物に対して5〜20重量%であれば良いが、異
常醗酵等の可能性から、好ましくは8〜15重量%、最
も好ましくは、10重量%程度の添加が良い。
【0017】醗酵は、通常14〜30日、好ましくは2
0日前後行うと良い。30日を過ぎると香気的には、劣
ってくる。
0日前後行うと良い。30日を過ぎると香気的には、劣
ってくる。
【0018】醗酵期間中のpHは、醗酵開始直後から除
々に低下し、3日目でpH5.0付近まで低下するが、
その後は、ほぼ一定である。
々に低下し、3日目でpH5.0付近まで低下するが、
その後は、ほぼ一定である。
【0019】醗酵期間中のアルコール生成量は、10日
目前後で約3%まで増加し、その後はほぼ一定である。
目前後で約3%まで増加し、その後はほぼ一定である。
【0020】また、醗酵温度は、約20℃〜約30℃と
すると良い。
すると良い。
【0021】
【作用】本発明の醗酵法の好ましい一実施態様を次に挙
げる。原料の鶏骨ガラを磨砕後、2倍量の水を加えて9
5℃前後で約1時間加熱処理し、ステンレス製メッシュ
で固液を分離する。ここで得た固体部(熱水抽出残渣)
に対して2倍量の水と0.1重量%のタンパク分解酵素
を加えて2時間程度上記残渣を分解した後、熱処理を行
い酵素失活させ、タンパク分解物を得る。このタンパク
分解物に対して米麹、食塩及び耐塩性酵母を加え、一定
温度で20日程度醗酵させて、鶏骨ガラ醗酵液を得る。
げる。原料の鶏骨ガラを磨砕後、2倍量の水を加えて9
5℃前後で約1時間加熱処理し、ステンレス製メッシュ
で固液を分離する。ここで得た固体部(熱水抽出残渣)
に対して2倍量の水と0.1重量%のタンパク分解酵素
を加えて2時間程度上記残渣を分解した後、熱処理を行
い酵素失活させ、タンパク分解物を得る。このタンパク
分解物に対して米麹、食塩及び耐塩性酵母を加え、一定
温度で20日程度醗酵させて、鶏骨ガラ醗酵液を得る。
【0022】
【実施例】以下、実施例をもって本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されない。
尚、実施例で得られた鶏骨ガラ醗酵液の分析方法は、次
のとおりである。
に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されない。
尚、実施例で得られた鶏骨ガラ醗酵液の分析方法は、次
のとおりである。
【0023】(1)遊離アミノ酸の定量 限外ろ過法により分画分子量5000以下に調製した試
料をアミノ酸自動分析法により測定した。
料をアミノ酸自動分析法により測定した。
【0024】(2)アルコールの定量 しょうゆ分析法に従って測定した。
【0025】(3)直接還元糖の定量 フェーリング・レーマン・ショール法に従って測定し
た。
た。
【0026】(4)ペプチド(タンパク)量 ビュウレット反応を原理とするMicro BCA p
rotein ass-ay Kit(ピィアース社製)
を用いてウシ血清アルブミン量に換算してペプチド(タ
ンパク)量とした。
rotein ass-ay Kit(ピィアース社製)
を用いてウシ血清アルブミン量に換算してペプチド(タ
ンパク)量とした。
【0027】(5)ACE阻害活性測定 試料を限外ろ過膜(ミリポア社製、分画分子量5000
以下)により処理したろ液を測定試料とした。この測定
試料を試験管に50μl入れ、これに100μlのAC
E(シグマ社製、ウサギ肺アセトンパウダー、15mU
/ml)溶液を添加し、基質として、100μlのヒプ
リルーLーヒスチジルーLーロイシン(シグマ社製、最
終濃度5mM、NaCl 400mMを含む)溶液を添
加し、37℃で60分反応させた。その後0.5N塩酸
250μlを添加して反応を停止させた後、1.5ml
の酢酸エチルを加え、15秒間激しくかくはんした。そ
の後、2500r.p.mで10分間遠心して、酢酸エチル
層を1ml取り、遠心エバポレーターで溶剤を除去し
た。溶媒除去後、1mlの1M NaCl水溶液に溶解
させ、抽出された馬尿酸の吸収(228nmの吸光度)
を測定し、これを酵素活性とした。 阻害率=(A−B)/(A−C)×100(%) A ;試料を含まない場合の228nmの吸光度 B ;試料添加の場合の228nmの吸光度 C ;予め反応停止液を加えた場合の228nmの吸光
度 そして、阻害率50%の時の阻害濃度をIC50とする。
以下)により処理したろ液を測定試料とした。この測定
試料を試験管に50μl入れ、これに100μlのAC
E(シグマ社製、ウサギ肺アセトンパウダー、15mU
/ml)溶液を添加し、基質として、100μlのヒプ
リルーLーヒスチジルーLーロイシン(シグマ社製、最
終濃度5mM、NaCl 400mMを含む)溶液を添
加し、37℃で60分反応させた。その後0.5N塩酸
250μlを添加して反応を停止させた後、1.5ml
の酢酸エチルを加え、15秒間激しくかくはんした。そ
の後、2500r.p.mで10分間遠心して、酢酸エチル
層を1ml取り、遠心エバポレーターで溶剤を除去し
た。溶媒除去後、1mlの1M NaCl水溶液に溶解
させ、抽出された馬尿酸の吸収(228nmの吸光度)
を測定し、これを酵素活性とした。 阻害率=(A−B)/(A−C)×100(%) A ;試料を含まない場合の228nmの吸光度 B ;試料添加の場合の228nmの吸光度 C ;予め反応停止液を加えた場合の228nmの吸光
度 そして、阻害率50%の時の阻害濃度をIC50とする。
【0028】実施例1 醗酵調味液の製造方法 鶏骨ガラ(胴部)1Kgをチョッパー等を用いて磨砕(5
mm目程度のプレート使用)し、それに対して2倍量の水
を加えて95℃前後で約1時間加熱処理した後ステンレ
スメッシュ(NO.9)等にて固液を分離した。ここで得ら
れる固体部(熱水抽出残渣)は、約700gであった。
これに対して2倍量の水と0.1重量%のプロテアーゼ
Nアマノを加えて50℃で2時間酵素分解を行った。反
応終了後、ステンレスステンレスメッシュ(NO.9)で酵
素分解残渣(主に骨)を分離し、95℃で15分間加熱
失活してタンパク分解物を得た。このタンパク分解物に
対してそれぞれ10重量%の食塩と米麹を加え、さら
に、あらかじめ10重量%食塩含有YM培地(ブドウ糖
1%、ペプトン 0.5 %、酵母エキス0.3%、麦芽
エキス0.3%)で培養した醤油酵母チゴサッカロマイ
セス・ルキシー(Zygosaccharomyces rouxii)の菌体を
タンパク分解物1ml当たり約1000万菌体となるよう
植菌し、25℃で20日間醗酵させた。この醗酵物を遠
心分離及びろ紙(No.5B程度)にて固液を分離し、醗
酵液を得た。この醗酵液を80℃達温にて加熱処理する
ことにより醗酵調味液を得た。表1に醗酵液のアルコー
ル生成量と直接還元糖量の経日変化を示した。
mm目程度のプレート使用)し、それに対して2倍量の水
を加えて95℃前後で約1時間加熱処理した後ステンレ
スメッシュ(NO.9)等にて固液を分離した。ここで得ら
れる固体部(熱水抽出残渣)は、約700gであった。
これに対して2倍量の水と0.1重量%のプロテアーゼ
Nアマノを加えて50℃で2時間酵素分解を行った。反
応終了後、ステンレスステンレスメッシュ(NO.9)で酵
素分解残渣(主に骨)を分離し、95℃で15分間加熱
失活してタンパク分解物を得た。このタンパク分解物に
対してそれぞれ10重量%の食塩と米麹を加え、さら
に、あらかじめ10重量%食塩含有YM培地(ブドウ糖
1%、ペプトン 0.5 %、酵母エキス0.3%、麦芽
エキス0.3%)で培養した醤油酵母チゴサッカロマイ
セス・ルキシー(Zygosaccharomyces rouxii)の菌体を
タンパク分解物1ml当たり約1000万菌体となるよう
植菌し、25℃で20日間醗酵させた。この醗酵物を遠
心分離及びろ紙(No.5B程度)にて固液を分離し、醗
酵液を得た。この醗酵液を80℃達温にて加熱処理する
ことにより醗酵調味液を得た。表1に醗酵液のアルコー
ル生成量と直接還元糖量の経日変化を示した。
【0029】
【表1】
【0030】表1の結果から、アルコール生成量は醗酵
10日目前後で3%程度まで増加し、以下はほぼ一定も
しくはわずかに減少傾向であるが、直接還元糖量では2
0日目前後まで減少傾向であり、醗酵はほぼ20日程度
で終了することが判る。
10日目前後で3%程度まで増加し、以下はほぼ一定も
しくはわずかに減少傾向であるが、直接還元糖量では2
0日目前後まで減少傾向であり、醗酵はほぼ20日程度
で終了することが判る。
【0031】また、上記の醗酵20日目の醗酵液中の遊
離アミノ酸を表2に示した。ここで、対照としては、上
記醗酵液の原料であるタンパク分解物を同様の操作にて
ろ過して測定に供した。
離アミノ酸を表2に示した。ここで、対照としては、上
記醗酵液の原料であるタンパク分解物を同様の操作にて
ろ過して測定に供した。
【0032】
【表2】
【0033】表2の結果から、醗酵させることにより、
遊離アミノ酸の大幅な増加がみられ、特にうま味成分で
あるグルタミン酸の増加が顕著であることが判る。ま
た、この醗酵液の全窒素量をケルダール法により測定し
たところ、原料であるタンパク分解物とほぼ同じ値を示
した。このことから、醗酵によりタンパク分解物中のペ
プチドがある程度アミノ酸に分解されたことが判る。
遊離アミノ酸の大幅な増加がみられ、特にうま味成分で
あるグルタミン酸の増加が顕著であることが判る。ま
た、この醗酵液の全窒素量をケルダール法により測定し
たところ、原料であるタンパク分解物とほぼ同じ値を示
した。このことから、醗酵によりタンパク分解物中のペ
プチドがある程度アミノ酸に分解されたことが判る。
【0034】実施例2 醗酵調味液のACE阻害活性 実施例1で得た醗酵調味液のACE阻害活性は95.9
%、IC50値は1.12mg/mlであり、原料であるタン
パク分解物のACE阻害活性は93.6%、IC50値は
1.81mg/mlであった。このことから醗酵させること
によるACE阻害活性の低下は認められず、むしろ、わ
ずかであるがACE阻害活性が増強されていることが判
る。
%、IC50値は1.12mg/mlであり、原料であるタン
パク分解物のACE阻害活性は93.6%、IC50値は
1.81mg/mlであった。このことから醗酵させること
によるACE阻害活性の低下は認められず、むしろ、わ
ずかであるがACE阻害活性が増強されていることが判
る。
【0035】上記醗酵調味液を限外ろ過法により分子量
5000以下〜500以下に粗分画し、各分画のACE
阻害活性を測定した。表3にその時のACE阻害活性を
示した。また、対照としては原料であるタンパク分解物
を同様に分画した液を用いてACE阻害活性を測定し
た。
5000以下〜500以下に粗分画し、各分画のACE
阻害活性を測定した。表3にその時のACE阻害活性を
示した。また、対照としては原料であるタンパク分解物
を同様に分画した液を用いてACE阻害活性を測定し
た。
【0036】
【表3】
【0037】原料であるタンパク分解物のACE阻害活
性の高い区分は、分子量3000〜500以上のペプチ
ドであるが、醗酵調味液では、分子量500以下におい
ても高いACE阻害活性を示しており、ペプチドは低分
子化されているがACE阻害活性は保持されていること
が判る。
性の高い区分は、分子量3000〜500以上のペプチ
ドであるが、醗酵調味液では、分子量500以下におい
ても高いACE阻害活性を示しており、ペプチドは低分
子化されているがACE阻害活性は保持されていること
が判る。
【0038】実施例3 実施例1の醗酵調味液100mlにサラダオイル100
ml、米酢20ml及びゴマ油5mlを混合し、サラダド
レッシングを得た。
ml、米酢20ml及びゴマ油5mlを混合し、サラダド
レッシングを得た。
【0039】実施例4 実施例1の醗酵調味液250mlに米酢30mlを混合
し、浅漬けの素を得た。
し、浅漬けの素を得た。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、鶏骨ガラのタンパク分
解物から呈味性が良くしかも高血圧予防機能を有するペ
プチドを含有する調味液を得ることができる。また、低
利用資源もしくは廃棄物として扱われている鶏骨ガラの
高度有効利用となる。
解物から呈味性が良くしかも高血圧予防機能を有するペ
プチドを含有する調味液を得ることができる。また、低
利用資源もしくは廃棄物として扱われている鶏骨ガラの
高度有効利用となる。
Claims (2)
- 【請求項1】 鶏骨ガラのタンパク分解物に米麹、食塩
及び耐塩性酵母を添加し、醗酵させることにより、得ら
れる調味料の製造方法。 - 【請求項2】 鶏骨ガラのタンパク分解物中のアンギオ
テンシン変換酵素阻害活性を残存し、醗酵させる請求項
1記載の調味料の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6230799A JP2631200B2 (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | 鶏骨ガラを原料とする醗酵調味料の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6230799A JP2631200B2 (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | 鶏骨ガラを原料とする醗酵調味料の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0866165A true JPH0866165A (ja) | 1996-03-12 |
| JP2631200B2 JP2631200B2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=16913461
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6230799A Expired - Lifetime JP2631200B2 (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | 鶏骨ガラを原料とする醗酵調味料の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2631200B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6767990B1 (en) | 1999-12-01 | 2004-07-27 | Food Industry Research And Development Institute | Peptides used as angiotensin converting enzyme inhibitor and preparation process thereof |
| CN102578610A (zh) * | 2011-01-13 | 2012-07-18 | 安琪酵母股份有限公司 | 一种具有鸡肉风味的调味料产品、制法及应用 |
| CN103478672A (zh) * | 2013-10-11 | 2014-01-01 | 成都圣恩生物科技有限公司 | 一种鸡肉呈味料的制备方法 |
| CN105455100A (zh) * | 2015-11-28 | 2016-04-06 | 成都德善能科技有限公司 | 液态牛肉味复合鲜味调料 |
| CN107568694A (zh) * | 2017-10-30 | 2018-01-12 | 聊城市新恒基生物科技有限公司 | 一种鸡汁调味料及其制备方法 |
| CN113040363A (zh) * | 2021-04-13 | 2021-06-29 | 青岛科技大学 | 一种嗜酸乳杆菌发酵制备具有抗痛风功能调味料 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100553486C (zh) | 2003-09-19 | 2009-10-28 | 日本胺基股份有限公司 | 蛋白质水解物的制造方法及蛋白质水解物 |
| BR102016022710A2 (pt) | 2016-09-29 | 2018-05-02 | Brf S.A. | Processo de fabricação de um hidrolisado proteico animal, hidrolisado proteico animal e seus usos |
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1994
- 1994-08-30 JP JP6230799A patent/JP2631200B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2631200B2 (ja) | 1997-07-16 |
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