JPH0866653A - 塗工装置 - Google Patents

塗工装置

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JPH0866653A
JPH0866653A JP20347894A JP20347894A JPH0866653A JP H0866653 A JPH0866653 A JP H0866653A JP 20347894 A JP20347894 A JP 20347894A JP 20347894 A JP20347894 A JP 20347894A JP H0866653 A JPH0866653 A JP H0866653A
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義昭 桜井
Noriaki Kiyotoshi
徳明 清利
Kunimutsu Umeda
訓睦 梅田
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Chuetsu Pulp and Paper Co Ltd
Chuetsu Pulp Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 塗工装置 【目的】円盤状のブレードで連続的にカラーを掻き落と
すため、塗工紙のエッジ部の塗工量の変動がなくなり、
エッジ部同士の貼着を防止し、塗工中のブレードの移動
等の作業を不要とし、作業の省力化を実現する塗工装置
を提供する。 【構成】一定速度で搬送される被塗工紙Pの片面又は両
面に一様に塗料を塗布するためのコータヘッド90と、
被塗工紙Pの両側の縁部に塗布された所定幅の塗料を掻
き落とすための塗料掻き落とし機構30とを備える塗工
装置100であって、塗料掻き落とし機構30は、被塗
工紙Pの両側の縁部に当接することにより所定量の塗料
を掻き落とすための回転可能な円盤部材50と、円盤部
材50を所定回転数で回転させるための駆動機構46と
を具備することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば被塗工紙の片面
或いは両面に塗料を塗布する塗工装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の塗工装置は、図2に示す
ように、カラーと呼ばれる塗料12を吐出させる給液ヘ
ッド本体11と、この給液ヘッド本体11の全体を包む
ように設けられ、カラー12を一定温度に保つための注
水ジャケット10と、給液ヘッド本体11の内部からカ
ラー供給路9を通ってカラー供給口8から転写面P1の
幅方向に一様に吐出されるカラー12を掻き取るためカ
ラー供給口8に近接して設けられる金属の板状のブレー
ド15を備え、被塗工紙Pをバッキングロール70によ
り矢視V方向に送りながら被塗工紙の塗料の転写面P1
の全面に渡って均一にカラー12を塗布するものであ
る。カラー12は、矢視K1方向からカラーが供給さ
れ、カラー供給口から吐出された後、ブレード15によ
り掻き取られて矢視K2方向に流れ落ちる。このような
構成の塗工装置は、ショートドエルコータと呼ばれ、カ
ラーの供給とブレードでの掻き取りとが同時に行え、カ
ラーが紙に浸透するのを最小限に抑えながらブレードで
カラー液を掻き取る構造を有するものである。また、塗
工面の両端部には、図10に示すようなサイドシールと
呼ばれるエッジ部の塗工液の吐出を防止する装置20を
設け、塗工幅調整ハンドル21でカラーの塗工幅を調整
し、紙の両側にドライエッジを形成している。しかしな
がら、サイドシールだけでは塗工面エッジ部のカラーに
より盛り上がりが発生して、以下のような問題が発生し
ていた。即ち、 塗工後の紙をロール状に巻き取った際、巻取りの両エ
ッジ部がカラー付着により盛り上がり、しわを発生させ
たり、耳切れ等の重大な欠陥(以下、重欠と呼ぶ)を発
生させる。
【0003】紙に塗布されたカラーを乾燥するための
エアードライヤの両端部(耳部)にカラーの粕が成長し
て、この粕に紙の耳を引き掛けて断紙してしまう。 バッキングロールの両端の耳部が荒れて、ブレードの
偏磨耗による交換周期やロール研磨周期の短縮をもたら
す。 塗工後の紙の乾燥に用いるドライヤーのシリンダやカ
ンバスのの両端の耳部が塗料で汚れ、それが塗工紙の表
面を汚し、重欠が多発する原因となる。
【0004】塗工後の紙表面を平滑にし光沢を付ける
と共に厚さを一様にするためのカレンダーロールの耳部
が塗料で肌荒れし、叩択不良損紙の発生や品質低下をも
たらす。 塗工処理を施し、リールに巻き取られた原紙のエッジ
部がカラーにより貼着し、巻き返しのためのリワインド
処理が不能となったり、スーパーカレンダー処理が不能
な損紙を発生してしまう。
【0005】従って、当初、このような問題点を解決す
るために、図9に示すように、紙に塗工処理を施し、サ
イドシールでエッジ部のカラーを掻き落とした後に、再
度紙の両エッジ部のカラーを掻き落とすための固定式の
掻き落としユニット30’を設ける方法を試みた。この
掻き落としユニット30’は、コータヘッド90に固定
され、その固定部からシャフト34’を上方に延設し、
その先端に紙バサミ60’によって板状のブレード5
0’を取付けた構造であり、コータヘッドのブレード1
5から紙の搬送方向に30〜40センチ程度離れた位置
に設置し、塗工紙Pの転写面側の両端のエッジ部にブレ
ード50’を当接させてカラーを掻き落とすものであ
る。尚、この板状のブレード50’の材質には、PK
材、SUS(ステンレス鋼)、ステライト、クロムメッ
キブレード、セラミックブレード、セラミックプレート
等が考えられる。また、形状は、長さ約300ミリ、幅
約85ミリ、板厚0.3〜2.1ミリ程度である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成される従来例においては、以下のような問題
点が発生する。即ち、 従来の板状ブレードでは、ブレードの同じ箇所で掻き
落とす固定式のため、紙に当接する部分のみが磨耗し、
例えば、幅300ミリのブレードでは15分毎にブレー
ドの掻き落とし箇所を移動させながら2時間程で1枚の
ブレードを使い切るため、作業者にとってブレードの移
動や交換が非常な手間となると共に、作業効率を低下さ
せる原因となっていた。
【0007】板状ブレードを製作するための、例え
ば、使用済みブレード等の切断作業は、危険を伴い時間
を要するため作業者を危険にさらしてしまう問題があっ
た。 板状ブレードは、掻き落とし箇所を移動し易いように
クリップ等の紙バサミで固定されているため、塗工紙が
高速で搬送されている途中に断紙した場合、ブレードが
その切れた部分に引っ掛かり周囲に飛散する危険性があ
った。
【0008】従って、本発明の塗工装置は、上記の事情
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、円盤状のブレードで連続的にカラーを掻き落とすた
め、塗工紙のエッジ部の塗工量の変動がなくなり、エッ
ジ部同士の貼着を防止し、塗工中のブレードの移動等の
作業を不要とし、作業の省力化を実現する塗工装置を提
供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明の塗工装置は、以下の構成
を備える。即ち、一定速度で搬送される被塗工紙の片面
又は両面に一様に塗料を塗布するためのコータヘッド
と、該被塗工紙の両側の縁部に塗布された所定幅の塗料
を掻き落とすための塗料掻き落とし機構とを備える塗工
装置であって、前記塗料掻き落とし機構は、前記被塗工
紙の両側の縁部に当接することにより所定量の塗料を掻
き落とすための回転可能な円盤部材と、前記円盤部材を
所定回転数で回転させるための駆動機構とを具備するこ
とを特徴とする。
【0010】また、好ましくは、前記円盤部材は、前記
掻き落とした塗料の量が最も多くなるような角度で前記
被塗工紙の縁部に当接するように配置されていることを
特徴とする。また、好ましくは、前記円盤部材は、約6
0度〜120度の角度で前記縁部に当接するように配置
されていることを特徴とする。
【0011】また、好ましくは、前記円盤部材と駆動機
構とは、フレキシブルシャフトにより接続されているこ
とを特徴とする。また、好ましくは、前記円盤部材の回
転数は、0.3〜20rpmの範囲で設定され、前記掻
き落とした塗料が前記縁部の外側に流れ落ちる方向に回
転駆動されることを特徴とする。
【0012】また、好ましくは、前記円盤部材は、ステ
ンレス鋼で構成され、その直径が約200〜300ミ
リ、その板厚が約0.25〜1.0ミリの範囲に夫々設
定されていることを特徴とする。また、好ましくは、前
記円盤部材と縁部との接触圧は、前記被塗工紙の縁部が
切断されず、且つ前記塗料を掻き落とし可能な面圧に設
定されていることを特徴とする。
【0013】また、好ましくは、前記円盤部材は、その
両面に掻き落とした塗料の粕が付着するのをを防止する
ための洗浄機構を有することを特徴とする。また、好ま
しくは、前記塗料掻き落とし機構は、前記円盤部材を支
持し、該円盤部材の位置を調整するための複数の位置調
整ブロックを有し、前記円盤部材の位置を任意に設定可
能であることを特徴とする。
【0014】
【作用】以上のように、この発明に係わる塗工装置は構
成されているので、 円盤状のブレードで連続的にカラーを掻き落とすこと
により、塗工紙のエッジ部に塗布されたカラーの掻き落
とし量の変動がなくなり、エッジ部同士の貼着によるリ
ワインドやスーパーカレンダ加工不能の状態を皆無とす
ることができる。
【0015】円盤状のブレードで連続的にカラーを掻
き落とすことにより、従来の板状ブレードでの移動作業
を不要とし、また、ブレードの製作作業も不要となるの
で作業の効率化を図ることができる。 円盤状のブレードで連続的にカラーを掻き落とすこと
により、コータペーパロール、カンバス、ドライヤーシ
リンダ、エアードライヤ等の耳部へのカラー粕の付着を
軽減し、紙の重欠や断紙を減少できる。
【0016】
【実施例】以下に本発明の実施例につき、添付の図面を
参照して詳細に説明する。図1は、本発明に基づく実施
例の塗工装置を含む塗工工程全体を断面で示した概略図
である。図1において、塗工工程は、紙の加工及び仕上
工程に含まれ、紙の用途に応じて塗料を塗布したり、紙
の表面に特別な光沢を付けたりして、紙の印刷効果を高
めると共に、高級感を持たせる処理を行う工程である。
この塗工工程では、抄紙機のドライヤーパートで塗料を
塗布するオン・マシン方式と、抄紙機とは切り離して別
に塗料を塗布するオフ・マシン方式とがある。以下で
は、代表的な塗工方式としてオン・マシン方式による塗
工工程を説明する。
【0017】(塗工工程)図1に示すように、塗工工程
の前の抄紙工程で抄紙機(不図示)により製造された紙
は、プレドライヤーパート300において乾燥された
後、コータ100に送られ、紙Pを矢視V方向に搬送し
ながら、紙の一方の面にカラーを塗布する。コータ10
0により片面にカラーを塗布された紙は、ペーパロール
500にそのカラーの塗布されていない面で当接しなが
ら、エアードライヤ600に送られる。紙Pは、このエ
アードライヤ600を通過することにより、コータ10
0で塗布されたカラーを予備乾燥させる。その後、紙P
は、コータ200に搬送され、カラーの塗布されていな
い他方の面にカラーを塗布していく。コータ200によ
り他方の面にカラーを塗布された紙は、矢視V方向に送
られながら、エアードライヤ700に送られ、このエア
ードライヤ700を通過することにより、コータ200
で塗布されたカラーを予備乾燥させる。このようにして
紙Pの両面にカラーを塗布し、予備乾燥した後、アフタ
ードライヤーシリンダ400を通過することにより乾燥
させ、不図示のリールに巻き取られる。以上の手順を経
て塗工工程を終了する。
【0018】(塗工処理の原理)次に、紙にカラーを塗
布するための塗工処理の原理を説明する。図2は、図1
に示すコータ100付近の詳細を示す断面図であり、本
実施例のコータによる塗工処理の原理を説明する図であ
る。図2において、塗工装置は、一般的にコータヘッド
90とコータ耳掻き落としユニット30とを備え、総称
してコータと呼ばれている。コータヘッド90は、カラ
ーと呼ばれる塗料12を吐出させる給液ヘッド本体11
と、この給液ヘッド本体11の全体を包むように設けら
れ、カラー12を一定温度に保つための注水ジャケット
10と、給液ヘッド本体11の内部からカラー供給路9
を通ってカラー供給口8から転写面P1の幅方向に一様
に吐出されるカラー12を掻き取るためカラー供給口8
に近接して設けられる金属の板状のブレード15を備え
る。また、コータヘッド90には、ブレード15の他
に、図10に示すようなサイドシールと呼ばれるエッジ
部の塗料吐出防止装置20を設け、塗工紙のエッジ部の
塗料の付着を防止して、紙の両側にドライエッジを形成
させている。コータヘッド90は、被塗工紙Pをバッキ
ングロール70により矢視V方向に送りながら被塗工紙
の塗料の転写面P1の全面に渡って均一にカラー12を
塗布する。塗工工程で用いられるカラーは、カオリン等
の顔料とSBRラテックスや澱粉等の接着剤としてのバ
インダーとを混合調整した塗料である。
【0019】コータヘッド90から紙の転写表面P1に
吐出されたカラーは、ブレード15により紙の表面に均
一に塗布され、サイドシール20により両側のエッジ部
にドライエッジを形成させている。コータ耳掻き落とし
ユニット30は、コータヘッド90から20〜30セン
チ程度離れた位置に配置され、カラーを塗布された塗工
紙のエッジ部に当接することによりサイドシール20で
は掻き落とすことができないカラーエッジ部の盛り上が
りを掻き落とすために用いられる。このように紙を一定
方向に送りながら、コータヘッド90によって紙にカラ
ーを塗布すると共に、サイドシール20とコータ耳掻き
落としユニット30を用いて塗工紙にドライエッジを形
成する。
【0020】(コータの全体構成)次に、コータ100
の全体構成について説明する。図3は、コータヘッド9
0にコータ耳掻き落としユニット30を設置した場合の
外観図を示す。前述のように、被塗工紙Pは、バッキン
グロール70に当接して一定の速度で送られながら、コ
ータヘッド90により幅方向に一様にカラーを塗布され
る。コータ耳掻き落としユニット30は、コータヘッド
90の本体に固定され、その固定部から上方に伸びる支
持棒34の先端に円盤状のブレード50を回転可能に接
続されており、この円盤ブレード50の周囲の縁部の一
部を塗工紙Pのエッジ部に当接させることにより、紙の
エッジ部のカラーを掻き落としていく。また、円盤ブレ
ード50は、曲折可能なフレキシブルシャフト47に接
続され、不図示の位置に固定された駆動モータ46で駆
動される。
【0021】(コータ耳掻き落としユニットの構成)次
に、図4〜図7を参照して、図3に示すコータ耳掻き落
としユニット30の構成を説明する。図4は、本発明に
基づく実施例のコータ耳掻き落としユニットの全体構成
を示す側面図である。また、図5は、図4のコータ耳掻
き落としユニットを矢視Z1方向から見た図であり、図
6、図7は、図5を夫々矢視Z2、Z3方向から見た図
である。図4〜図7において、コータ耳掻き落としユニ
ット30は、基体部としてコータヘッド90に固定板3
2をボルト締めすることにより固定される。固定板32
の上面には、コの字状の調整ブロック33が溶接等によ
り設けられ、この調整ブロック33の溝部にL字状の支
持棒34の短い方の一端を嵌合し、ボルト35でコの字
の開口を両側から締めることで支持棒34の長い方の他
端を上方に向けて傾き角を調整して固定する。上方に向
けて固定された支持棒34の途中には、調整ブロック3
3と同形状のコの字状の調整ブロック36が、同様にボ
ルト38によって固定され、支持棒34の任意の高さ位
置に位置決めされる。調整ブロック36には、支持棒3
4に直交する方向に伸びる水平棒37が設けられ、この
水平棒37にもコの字状の調整ブロック39がボルト4
0によって位置決め固定される。更に、調整ブロック3
9の溝部が形成されていない側、即ち上面に相当する面
には、溝部が上方を向くようにコの字状の調整ブロック
41(調整ブロック36、39と同形状)が溶接等によ
り取付けられ、その溝部に水平棒37に直交する方向に
伸びる水平棒43が嵌合されボルト42によって固定さ
れる。この水平棒43の先端には、軸受け部60が接続
されている。軸受け部60は円筒形であり、その一端に
円盤ブレード50を軸着するための回転軸51と、他端
に円盤ブレード駆動モータ46に接続するための回転軸
48を備える。回転軸51と円盤ブレード50とは、取
付けソケット52によって接続されている。また、駆動
モータ46と回転軸48とは、接続部材53を介して曲
折可能な市販のフレキシブルシャフト47により回転可
能に接続されている。
【0022】図4において、円盤ブレード50は、水平
棒43の固定ボルト42を調節し、矢視R1方向に回転
することによって矢視S1方向に位置を調節することが
できる。また、支持棒34は、固定ボルト35を調節
し、矢視R4方向に回転することによって矢視S2方向
に位置を調節できる。また、水平棒37は、固定ボルト
38を調節し、支持棒34を回転軸として矢視R2方向
に回転する。同様に、図4、図6に示すように、水平棒
43は、固定ボルト40を調節し、水平棒37を回転軸
として矢視R3方向に回転することによって、図6の矢
視S3方向に位置を調節することができる。このよう
に、支持棒34及び水平棒37、43に夫々位置調整用
のブロック33、36、39、41を設けることによ
り、円盤ブレード50の位置を略3次元的に設定でき
る。尚、図5は、図4の固定板32を矢視R4方向に回
転させ、円盤ブレード50をS1方向に反転させ、支持
棒34を回転軸として矢視R2方向に回転させた状態で
Z1方向から見た図であり、図6は、図5の状態で水平
棒43を水平棒37を回転軸として矢視R3方向に90
度回転させ、支持棒34を矢視R2方向に回転した状態
でZ2方向から見た図である。
【0023】図8は、円盤を図6の矢視R方向に回転さ
せるための軸受け部60であって、図5のA−A矢視断
面図である。図8において、回転軸48と51とは一体
的な回転軸を形成し、水平棒43に接続された円筒形状
の軸受け部本体61の内部で2つの軸受け69を嵌合さ
せて回転自在に軸支されている。2つの軸受け69は、
軸受け部本体61の内部において、内輪止め具64、6
5、66及び円環状の外輪止め具62、63で所定の位
置に保持されている。また、円環状の外輪止め具62、
63は、軸受け部61の本体の両端の開口部を閉塞する
ように設けられると共に、軸と外輪止めとの僅かな隙間
からの異物の進入を防止するために軸受け若しくは蓋部
材67、68が取付けられる。回転軸51には、円盤状
のブレード50が嵌合され、内面にねじ山が形成された
固定ソケット52により固定される。
【0024】(円盤ブレードの諸元)次に、本実施例の
コータ掻き落とし装置の円盤ブレードの諸元について説
明する。以下にその諸元を示す。 ・駆動方法 …フレキシブルシャフトによるモー
タ駆動(円盤を45度の角度で紙に当接させることによ
り紙の搬送力で回転させることも可能であるが、カラー
の粕が円盤に堆積してくると回転がなめらかに行われな
い欠点がある。) ・回転数 …0.3〜20rpm、好ましくは
0.5〜5rpm(円盤に付着したカラーの粕が乾燥し
て取れなくならない程度の速度で、紙切れが発生しない
回転数に設定する。) ・回転方向 …外回転(掻き落としたカラーが紙
のエッジ部の外側に流れ落ちる方向) ・紙との接触角 …60度〜120度、好ましくは8
0度〜100度(掻き落としたカラー液が一筋になって
流れ落ち、且つ掻き落とし量の最も多い角度であって、
紙を傷めたり、紙切れが発生しない程度で紙のエッジ部
に対して鋭角に設定) ・紙との接触圧 …紙切れせず、カラーの掻き落とし
可能な範囲で設定 ・ブレードの材質 …ステンレス鋼(SUS系) ・ブレードの板厚 …0.1〜3.0ミリ、好ましく
は0.25〜1.0ミリ ・ブレードの径 …φ200〜300ミリの範囲で
設定、作業性を考慮するとφ250ミリのブレードに2
00ミリのバックアッププレートを付けて剛性を持たせ
ている。
【0025】・ブレードの洗浄方法…ファンスプレー方
式(両面) 尚、ブレードの磨耗によりその径は徐々に小さくなる。
この小さくなったブレードの接触圧の調整は、コータブ
レードの交換時(2〜3回/日程度)に同時に行う。ま
た、ブレードは、その径がφ220ミリ程度を目安に新
しいものに交換し、上記の条件ではブレード径がφ25
0ミリからφ220ミリになるまで約4日間使用でき
る。
【0026】(実施例の効果)以上のように本実施例の
塗工装置を使用することによって、スポットディテクタ
ーによる重欠の検出回数が以下のように減少した。 紙切れ;2〜5回/日(サイドシールのみ)→約1.3
回/日(従来のブレード)→約0.8回/日(円盤ブレ
ード) 重欠 ;50〜60回/日(サイドシールのみ)→約3
6回/日(従来のブレード)→約12回/日(円盤ブレ
ード) 尚、スポットディテクターとは、塗工処理中に紙の塗工
むらや異物付着による汚れ等の欠陥を検出する装置で、
欠陥を検出する毎に紙の側面にマークを表示し、後工程
での除去の目印にしている。
【0027】即ち、円盤状のブレードで連続的にカラー
を掻き落とすことにより、従来の板状ブレードでの接触
位置の移動作業を不要とし、作業の効率化を図ることが
できる。また、円盤状のブレードで連続的にカラーを掻
き落とすことにより、コータペーパロール、カンバス、
ドライヤーシリンダ、エアードライヤ等の耳部へのカラ
ー粕の付着を軽減し、紙の重欠や断紙の発生を減少でき
る。
【0028】尚、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲
で上記実施例を修正又は変形したものに適用可能であ
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明のように、本発明の塗工装置に
よれば、 円盤状のブレードで連続的にカラーを掻き落とすこと
により、塗工紙のエッジ部に塗布されたカラーの掻き落
とし量の変動がなくなり、エッジ部同士の貼着によるリ
ワインドやスーパーカレンダ加工不能の状態を皆無とす
ることができる。
【0030】円盤状のブレードで連続的にカラーを掻
き落とすことにより、従来の板状ブレードでの移動作業
を不要とし、また、ブレードの製作作業も不要となるの
で作業の効率化を図ることができる。 円盤状のブレードで連続的にカラーを掻き落とすこと
により、コータペーパロール、カンバス、ドライヤーシ
リンダ、エアードライヤ等の耳部へのカラー粕の付着を
軽減し、紙の重欠や断紙を減少できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく実施例の塗工装置を含む塗工工
程全体を断面で示した概略図である。
【図2】図1に示すコータ付近の詳細を示す断面図であ
り、本実施例のコータによる塗工処理の原理を説明する
図である。
【図3】本実施例のコータにコータ耳掻き落としユニッ
トを設置した場合の外観図である。
【図4】本発明に基づく実施例のコータ耳掻き落としユ
ニットの全体構成を示す側面図である。
【図5】図4のコータ耳掻き落としユニットを矢視Z1
方向から見た図である。
【図6】図5のコータ耳掻き落としユニットを矢視Z2
方向から見た図である。
【図7】図5のコータ耳掻き落としユニットを矢視Z3
方向から見た図である。
【図8】図5のA−A矢視断面図である。
【図9】従来の板状ブレードを設置した場合のコータの
外観図である。
【図10】従来から用いられているサイドシールの構成
を示す外観図である。
【符号の説明】
12…カラー、 15…ブレード、 20…サイドシール、 33、36、39、41…ブレード位置調整ブロック 46…円盤ブレード駆動モータ 47…フレキシブルシャフト、 50…円盤ブレード、 60…軸受け部、 70、80…バッキングロール、 30…コータ耳掻き落としユニット、 90…コータヘッド、 100(200)…コータ、 300…プレドライヤーシリンダ、 400…アフタードライヤシリンダ、 500…ペーパロール、 600、700…エアドライヤ、 800…基台、 P…被塗工紙、 P1…被塗工紙のカラー転写面、 V…紙の搬送方向。
【手続補正書】
【提出日】平成6年9月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】(塗工処理の原理)次に、紙にカラーを塗
布するための塗工処理の原理を説明する。図2、図3
は、夫々図1に示すコータ100付近の詳細を示す断面
図及び外観図であり、本実施例のコータによる塗工処理
の原理を説明する図である。図2、図3において、塗工
装置は、一般的にコータヘッド90とコータブレード1
5とを備え、総称してコータと呼ばれている。コータヘ
ッド90は、カラーと呼ばれる塗料12を吐出させる給
液ヘッド本体11と、この給液ヘッド本体11の全体を
包むように設けられ、カラー12を一定温度に保つため
の注水ジャケット10と、給液ヘッド本体11の内部か
らカラー供給路9を通ってカラー供給口8から転写面P
1の幅方向に一様に吐出されるカラー12を掻き取るた
めカラー供給口8に近接して設けられる金属の板状のブ
レード15を備える。また、コータヘッド90には、ブ
レード15の他に、図10に示すようなサイドシールと
呼ばれるエッジ部の塗料吐出防止装置20を設け、塗工
紙のエッジ部の塗料の付着を防止して、紙の両側にドラ
イエッジを形成させている。コータヘッド90は、被塗
工紙Pをバッキングロール70により矢視V方向に送り
ながら被塗工紙の塗料の転写面P1の全面に渡って均一
にカラー12を塗布する。塗工工程で用いられるカラー
は、カオリン等の顔料とSBRラテックスや澱粉等の接
着剤としてのバインダーとを混合調整した塗料である。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定速度で搬送される被塗工紙の片面又
    は両面に一様に塗料を塗布するためのコータヘッドと、
    該被塗工紙の両側の縁部に塗布された所定幅の塗料を掻
    き落とすための塗料掻き落とし機構とを備える塗工装置
    であって、 前記塗料掻き落とし機構は、前記被塗工紙の両側の縁部
    に当接することにより所定量の塗料を掻き落とすための
    回転可能な円盤部材と、 前記円盤部材を所定回転数で回転させるための駆動機構
    とを具備することを特徴とする塗工装置。
  2. 【請求項2】 前記円盤部材は、前記掻き落とした塗料
    の量が最も多くなるような角度で前記被塗工紙の縁部に
    当接するように配置されていることを特徴とする請求項
    1に記載の塗工装置。
  3. 【請求項3】 前記円盤部材は、約60度〜120度の
    角度で前記縁部に当接するように配置されていることを
    特徴とする請求項2に記載の塗工装置。
  4. 【請求項4】 前記円盤部材と駆動機構とは、フレキシ
    ブルシャフトにより接続されていることを特徴とする請
    求項1に記載の塗工装置。
  5. 【請求項5】 前記円盤部材の回転数は、0.3〜20
    rpmの範囲で設定され、前記掻き落とした塗料が前記
    縁部の外側に流れ落ちる方向に回転駆動されることを特
    徴とする請求項1に記載の塗工装置。
  6. 【請求項6】 前記円盤部材は、ステンレス鋼で構成さ
    れ、その直径が約200〜300ミリ、その板厚が約
    0.25〜1.0ミリの範囲に夫々設定されていること
    を特徴とする請求項1に記載の塗工装置。
  7. 【請求項7】 前記円盤部材と縁部との接触圧は、前記
    被塗工紙の縁部が切断されず、且つ前記塗料を掻き落と
    し可能な面圧に設定されていることを特徴とする請求項
    1に記載の塗工装置。
  8. 【請求項8】 前記円盤部材は、その両面に掻き落とし
    た塗料の粕が付着するのをを防止するための洗浄機構を
    有することを特徴とする請求項1に記載の塗工装置。
  9. 【請求項9】 前記塗料掻き落とし機構は、前記円盤部
    材を支持し、該円盤部材の位置を調整するための複数の
    位置調整ブロックを有し、前記円盤部材の位置を任意に
    設定可能であることを特徴とする請求項1に記載の塗工
    装置。
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CN114433416A (zh) * 2022-01-11 2022-05-06 天键电声股份有限公司 自动点胶加塞子设备

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