JPH0867757A - 断熱発泡体 - Google Patents

断熱発泡体

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JPH0867757A
JPH0867757A JP20660294A JP20660294A JPH0867757A JP H0867757 A JPH0867757 A JP H0867757A JP 20660294 A JP20660294 A JP 20660294A JP 20660294 A JP20660294 A JP 20660294A JP H0867757 A JPH0867757 A JP H0867757A
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JP
Japan
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foam
weight
parts
foaming
resin
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Pending
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JP20660294A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Abe
弘 阿部
Hitoshi Shirato
斉 白土
Eiji Okada
英治 岡田
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 採光性及び断熱性にすぐれ、加工し易い断熱
発泡体を提供する。 【構成】 メチルメタクリレート(重合体の全光線透過
率94%)100重量部に、尿素30重量部、炭酸水素
ナトリウム0.5重量部、及びアゾイソブチロニトリル
0.7重量部とを反応機で60℃、15時間反応させた
後、200℃のプレス型内で発泡させ、メチルメタクリ
レート樹脂発泡体を得た。この発泡体の発泡倍率は10
倍、平均気泡径は1.8mmであった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築用、車両用等で採
光性、断熱性が要求される分野で用いられる断熱発泡体
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、採光性を有する代表的な材料はガ
ラスであり、その代替物として例えばポリカーボネー
ト、アクリル樹脂等がある。しかし、これらはいずれも
熱貫流率(k値)が高い(例えばガラスは5.56Kc
al/m2 h℃)ので、これを建築用、車両用等に用い
ると暖房や冷房の効率が悪いという問題があった。
【0003】上記の問題点を改良するものとして、特開
昭61−127646号公報には2枚のガラス板の間に
形成される空間に、乾燥空気よりも熱伝導率が低い不活
性なガス体を封入してなる複層ガラスが開示されてい
る。上記公報に記載のものは、対峙する上框、下框、及
び一対の縦框と2枚のガラス板とを気密、水密を保つよ
うに接着剤を用いて接合するシーリングに高い精度が要
求され、そのシーリング作業にかなりの手間を要する。
又、気体が封入されているだけであるから高度な断熱性
能は期待できないという問題がある。
【0004】本発明は上記従来の問題点を解消し、採光
性及び断熱性にすぐれ、加工し易い断熱発泡体を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の断熱発泡体は、
80%以上の全光線透過率を有する熱可塑性樹脂からな
り、発泡倍率が5〜100倍、平均気泡径が1〜15m
mであることを特徴とするものである。
【0006】本発明に使用される80%以上の全光線透
過率を有する熱可塑性樹脂としては、メチルメタクリレ
ート、及び他の(メタ)アクリル酸エステルとの共重合
体、ポリカーボネート、ポリスチレンが代表的であり、
この他、アクリロニトリル−スチレン共重合体、塩化ビ
ニル系樹脂、フッ化ビニル系樹脂、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、ウレタン樹脂、ポリエチレンテレフタレー
ト等のポリエステル、又は、これら2種以上の混合物が
挙げられる。
【0007】上記熱可塑性樹脂からなる発泡体の発泡倍
率は5〜100倍の範囲である。発泡倍率が5倍よりも
低いと断熱性能が悪くなり、100倍を超えると発泡体
が脆くて潰れ易くなる。特に好適な発泡倍率は20〜6
0倍である。
【0008】上記発泡体の平均気泡径は1〜15mmの
範囲である。平均気泡径が1mmよりも小さいと発泡体
の採光性が悪くなり、15mmを超えると断熱性能が低
下する。特に好適な平均気泡径は2〜10mmの範囲で
ある。
【0009】上記熱可塑性樹脂には、必要に応じてタル
クや炭酸カルシウム等の発泡する際の核化剤、耐候性向
上のための酸化防止剤や紫外線吸収剤、光安定剤、又、
着色のための顔料、染料、蛍光性物質等を添加してもよ
い。
【0010】本発明の断熱発泡体を製造するには、押出
発泡法、常圧発泡法、化学反応発泡などの方法で行うこ
とができる。以下にこれらの方法を説明する。 (1)押出発泡法 発泡剤を含む樹脂を溶融状態で金型から押出すことによ
り、高圧状態から常圧への圧力変化によって発泡させる
方法で、この場合では揮発性ガスを途中で注入できる押
出機(一般には一軸押出機)の押出し口にボード形状の
金型を取付けたものを用いる。ここで用いる揮発性ガス
の代表的なものはフロロカーボン、ハイドロカーボン、
窒素や炭酸ガスのような無機ガス等であり、発泡させる
樹脂の種類により選択される。発泡剤の量は樹脂1gに
対して5〜200ccとなるように添加することが好ま
しい。本発明のように1〜15mmという大きな平均気
泡径を有する発泡体を得るには、発泡時の核化を遅らせ
ることが必要であり、そのために、例えば樹脂100重
量部に対して核化剤を0.1〜0.01重量部という微
量で添加したり、核化剤を全く添加しないで発泡させ
る。又、同様の効果が現れるような金型を使用して製造
する。
【0011】(2)常圧発泡法 アゾジカルボンアミド等の熱分解型発泡剤を予め樹脂の
融点以上、発泡剤の分解温度以下で熔融混練し、これを
シート状に成形し、その後加熱炉で発泡剤の分解温度以
上に加熱することにより常圧で発泡させる方法である。
発泡剤の添加量は分解ガス量が樹脂1gに対して5〜2
00ccの範囲となるようにするのが好ましい。本発明
のように1〜15mmという大きな平均気泡径を有する
発泡体を得るには、樹脂を一旦シート化するための押出
成形中にガスを注入したり、低温で分解する発泡剤を少
量添加したりすることによりシート化の際に気泡を含ん
だ状態にしたり、加熱速度を遅くして気泡を成長させ
る。特別な例として、樹脂を重合して樹脂化したところ
で熱分解型発泡剤を分解して発泡させる方法があり、こ
の場合は上記低温で分解する発泡剤を少量添加するのが
一般的である。
【0012】(3)化学反応発泡法 この方法は、ウレタン樹脂の発泡に用いられるもので、
ポリオールとジイソシアネート、揮発性ガス及び/又は
水とを混合し、ポリマーの生成反応と同時にガスをその
中に包含させ、所定形状になるよう型内に注入したり、
ベルト上に塗布したりして製造する。この場合、揮発性
ガスと、反応により発生するガス量の和が樹脂1gに対
して5〜200ccとなる範囲が好ましい。この場合、
1〜15mmという大きな平均気泡径を有する発泡体を
得るには、それぞれの材料を混合する際に気泡を含ませ
るように攪拌することが効果的である。
【0013】
【作用】本発明の断熱発泡体は80%以上の全光線透過
率を有する熱可塑性樹脂を使用し、これを1〜15mm
の平均気泡径に発泡させたものであるから充分な採光性
が得られる。又、発泡倍率が5〜100倍の範囲である
から断熱性にすぐれ、適度の強度を備えたものである。
更に、熱可塑性樹脂からなるのでガラス等他の材料と組
合せる場合にも加工性がよいので使用し易い。
【0014】
【実施例】次に本発明の断熱発泡体の実施例を説明す
る。 (実施例1)メチルメタクリレート(重合体の全光線透
過率94%)100重量部に、尿素30重量部、炭酸水
素ナトリウム0.5重量部、及びアゾイソブチロニトリ
ル0.7重量部とを反応機で60℃、15時間反応させ
た後、200℃のプレス型内で発泡させ、メチルメタク
リレート樹脂発泡体を得た。この発泡体の発泡倍率は1
0倍、平均気泡径は1.8mmであった。
【0015】(実施例2)メチルメタクリレート(重合
体の全光線透過率94%)100重量部に、尿素30重
量部、炭酸水素ナトリウム3重量部、及びアゾイソブチ
ロニトリル0.7重量部とを反応機で60℃、15時間
反応させた後、180℃のプレス型内で発泡させ、メチ
ルメタクリレート樹脂発泡体を得た。この発泡体の発泡
倍率は11倍、平均気泡径は14mmであった。 (実施例3)バレル中間部からペンタンを注入し、18
0℃に設定した一軸押出機に、ポリスチレン(住友化学
工業社製,商品名「エスブライト9M」,全光線透過率
92%,MI 1.2)100重量部に、タルク(平均
粒子径7μm)0.02重量部を混合した樹脂を投入し
て混練溶融し、ボード状に押出しながら発泡させてポリ
スチレン発泡体を得た。この発泡体の発泡倍率は80
倍、平均気泡径は2mmであった。
【0016】(実施例4)タルクを用いなかったこと以
外は実施例3と同様にしてポリスチレン発泡体を得た。
この発泡体の発泡倍率は30倍、平均気泡径は12mm
であった。
【0017】(実施例5)ポリカーボネート(三菱瓦斯
化学社製,商品名「ユーピロンS−2000」,全光線
透過率94%)100重量部とタルク(平均粒子径7μ
m)0.04重量部とを、230℃に設定した二軸押出
機で混練溶融し、これをシート状に押出し成形した。こ
のシートを耐圧容器(容積5リットル)に入れ、炭酸ガ
スを100kg/cm2 の圧力で圧入し、150℃で圧
力を一気に開放して発泡させポリカーボネート発泡体を
得た。この発泡体の発泡倍率は20倍、平均気泡径は
1.5mmであった。
【0018】(実施例6)タルクを用いなかったこと及
び炭酸ガスを150kg/cm2 の圧力で圧入したこと
以外は実施例5と同様にしてポリカーボネート発泡体を
得た。この発泡体の発泡倍率は30倍、平均気泡径は1
4mmであった。
【0019】(比較例1)タルクの添加量を1重量部と
したこと以外は実施例3と同様にしてポリスチレン発泡
体を得た。この発泡体の発泡倍率は40倍、平均気泡径
は0.4mmであった。
【0020】(比較例2)タルクの添加量を0.8重量
部とし、耐圧容器内の圧力を徐々に開放したこと以外は
実施例5と同様にしてポリカーボネート発泡体を得た。
この発泡体の発泡倍率は8倍、平均気泡径は20mmで
あった。
【0021】(比較例3)高密度ポリエチレン(三井石
油化学工業社製,商品名「ハイゼックス500H」,全
光線透過率50%)100重量部とタルク(平均粒子径
7μm)0.05重量部とを使用したこと以外は実施例
5と同様にしてポリエチレン発泡体を得た。この発泡体
の発泡倍率は15倍、平均気泡径は0.5mmであっ
た。
【0022】上記実施例1〜6及び比較例1〜3で得た
発泡体2をそれぞれ厚み20mmとし、図1に示す断面
図のようにこの両面に厚み2mmの透明なガラス板1、
3を貼り合わせて積層体とした。
【0023】上記実施例1〜6及び比較例1〜3で得た
発泡体及び図1に示す積層体のそれぞれにつき次の項目
を評価し、その結果を表1に示した。 (1)熱伝導率:発泡体単体をJIS A 1412に
準じて測定した。 (2)熱貫流率:発泡体を図1に示す積層体としたとき
の計算値である。 (3)全光線透過率:図1に示す積層体をJIS K
7105に準じて測定した。 (4)透視性:図1に示す積層体の裏面に像を配置し、
該積層体の反対側からの目視により判定した。
【0024】
【表1】
【0025】表1から明らかなとおり、実施例1〜6の
ものは熱伝導率、熱貫流率においては比較例1〜2のも
のと明瞭な差は認められないが、全光線透過率は82%
以上であり、透視性がよいものである。これに対し、比
較例1,3のものは平均気泡径が小さいので透視性が悪
く、比較例2のものは平均気泡径が大きすぎるので断熱
性に劣ることが判る。
【0026】
【発明の効果】本発明の断熱発泡体は以上の構成であ
り、透視性を有するほどの透明性があり、採光性が充分
である。又、断熱性にすぐれ、適度の強度を備え、ガラ
ス等他の材料と組合せる場合にも加工性がよいので使用
し易い。従って、建築用、車両用等で採光性、断熱性が
要求される分野で好適に用いられるものである。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】評価に用いた本発明の断熱発泡体とガラス板と
の積層体を示す断面図。
【符号の説明】
1,3:ガラス板 2:発泡体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 80%以上の全光線透過率を有する熱可
    塑性樹脂からなり、発泡倍率が5〜100倍、平均気泡
    径が1〜15mmであることを特徴とする断熱発泡体。
JP20660294A 1994-08-31 1994-08-31 断熱発泡体 Pending JPH0867757A (ja)

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