JPH0867758A - ポリプロピレン系樹脂発泡体およびその製法 - Google Patents

ポリプロピレン系樹脂発泡体およびその製法

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JPH0867758A
JPH0867758A JP6206403A JP20640394A JPH0867758A JP H0867758 A JPH0867758 A JP H0867758A JP 6206403 A JP6206403 A JP 6206403A JP 20640394 A JP20640394 A JP 20640394A JP H0867758 A JPH0867758 A JP H0867758A
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JP
Japan
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foam
temperature
polypropylene
parts
extruder
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Application number
JP6206403A
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English (en)
Inventor
Takahiro Murata
崇洋 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐熱性および剛性、耐衝撃性などの機械的特
性に優れた高倍率のポリプロピレン系樹脂発泡体および
その製法を開発する。 【構成】 溶融張力が3g以上で、溶融ピーク温度−結
晶化ピーク温度が40℃以下のPP系樹脂を用いた密度
0.02〜0.05g/cm3 、厚さ10mm以上の厚
板状PP系樹脂発泡体および該発泡体を、前記PP系樹
脂100重量部、発泡剤10〜25重量部および発泡造
核剤0.01〜1.0重量部からなる押出機中で高圧に
保持された溶融混合物の温度を、式(1)中のTmより
も5〜25℃低い状態に保ち、ついで押出機外に押し出
し、押し出された混合物の内部で気泡が成長する過程に
ある可塑状態の押出物を急速に冷却・結晶化させて製造
する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐熱性、断熱性に優
れ、かつ、剛性、耐衝撃性などの機械的特性に優れた高
倍率で厚板状のポリプロピレン系樹脂発泡体およびその
製法に関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂の発泡体を製造する方法の
1つとして、押出機内で熱可塑性樹脂を溶融し、さらに
発泡剤を混練して高圧に保持したのち、低圧下の押出機
外に押し出して発泡させる押出発泡法が広く用いられて
きている。
【0003】前記押出発泡法に供される樹脂として、ポ
リスチレンなどの非晶性樹脂が多く用いられてきてい
る。非晶性樹脂が多く使用されるのは、一般的に溶融温
度以上に加熱した際、温度上昇に伴う溶融粘度の低下が
緩やかであり、したがって、発泡適性粘度範囲が広く、
押出発泡成形を比較的容易に行なうことができるからで
ある。
【0004】しかし、最近、発泡体の品質の向上、とく
に耐熱性や耐衝撃特性への要求の向上にしたがって、こ
れらの要求に対応しうる発泡体であるオレフィン系樹脂
の発泡体が求められるようになってきている。
【0005】前記オレフィン系樹脂のうちでもポリプロ
ピレンは耐熱性や耐衝撃特性が良好で、前記要求に答え
うる樹脂であるが、比較的結晶化度が高く、わずかな温
度変化により粘弾性が大きく変化し、発泡適性温度範囲
が極めて狭く、発泡体をえにくいという問題がある。し
たがって、様々な方法で発泡適性温度範囲を広げる努力
がなされてきている。
【0006】その方法として、たとえばポリプロピレン
の架橋や、ポリプロピレンにポリスチレンなどの非晶性
樹脂を混合し、発泡適性温度範囲を拡大する試みがあげ
られる。また、特開昭62−121704号公報によれ
ば自由端長鎖枝分れを有し、かつ、歪硬化性伸び粘度を
有するポリプロピレンを用いることにより、発泡適性温
度範囲を拡大する方法も提案され、そのような樹脂が実
際に市販されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ポ
リプロピレンの架橋はコストアップを招き、さらに、リ
サイクル性の悪化を招くなど抱える問題も多い。
【0008】また、ポリプロピレンとポリスチレンなど
の非晶性樹脂との混合物を用いたものは、ポリプロピレ
ン本来の熱的・機械的特性を維持したものではなく、し
たがって発泡体の特性も低下するという欠点を有する。
【0009】さらに、特表平5−506875号公報に
よれば、分子量が2つのピークを有するように分布した
ポリプロピレン(特開昭62−121704号公報に記
載のポリプロピレンに相当するポリプロピレン)を用い
るばあい、厚さ0.5〜5mm、密度0.05〜0.5
g/cm3 のシート状発泡体の製造は、押し出された発
泡樹脂を外部冷却(エアリング、マンドレルなどによる
冷却)する方法による成形、セル形成コントロールによ
り既に可能となっているが、厚さ10mm以上、かつ密
度0.02〜0.05g/cm3 の高発泡倍率の厚板状
発泡体を未だ製造することができていないというのが実
情である。
【0010】本発明は前記のごとき従来技術の問題を解
決するためになされたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記のごとき
実情に鑑みてなされたものであり、溶融張力(メルトテ
ンション)が3g以上であり、かつ、式(1): ΔT=Tm−Tcc (1) (式中、Tccは、ポリプロピレン系樹脂をチッ素雰囲
気中、示差走査熱量測定分析装置により昇温速度10℃
/minで200℃まで加熱・溶融させたのち、10℃
/minで室温まで冷却する過程で検出される結晶化ピ
ーク温度、Tmは、前記冷却された樹脂を再び昇温速度
10℃/minで200℃まで加熱する過程で検出され
る溶融ピーク温度である)においてΔTが40℃以下で
あるポリプロピレン系樹脂を用いた密度0.02〜0.
05g/cm3 、厚さ10mm以上の厚板状ポリプロピ
レン系樹脂発泡体およびポリプロピレン系樹脂を押出発
泡成形する際に、溶融張力(メルトテンション)が3g
以上であり、かつ、式(1): ΔT=Tm−Tcc (1) (式中、Tccは、ポリプロピレン系樹脂をチッ素雰囲
気中、示差走査熱量測定分析装置で昇温速度10℃/m
inで200℃まで加熱・溶融させたのち、10℃/m
inで室温まで冷却する過程で検出される結晶化ピーク
温度、Tmは、前記冷却された樹脂を再び昇温速度10
℃/minで200℃まで加熱する過程で検出される溶
融ピーク温度である)においてΔTが40℃以下である
ポリプロピレン系樹脂100部(重量部、以下同様)、
発泡剤10〜25部および発泡造核剤0.01〜1.0
部からなる押出機中で高圧に保持された溶融混合物の温
度を、式(1)中のTmよりも5〜25℃低い状態に保
ち、ついで押出機外に押し出し、押し出された混合物の
内部で気泡が成長する過程にある可塑状態の押出物を急
速に冷却・結晶化させ、密度0.02〜0.05g/c
3 、厚さ10mm以上の厚板状ポリプロピレン系樹脂
発泡体を製造する方法に関する。
【0012】
【実施例】本発明においては、溶融張力(メルトテンシ
ョン)が3g以上であり、かつ、式(1): ΔT=Tm−Tcc (1) (式中、Tccは、ポリプロピレン系樹脂をチッ素雰囲
気中、示差走査熱量測定分析装置により昇温速度10℃
/minで200℃まで加熱・溶融させたのち、10℃
/minで室温まで冷却する過程で検出される結晶化ピ
ーク温度、Tmは、前記冷却された樹脂を再び昇温速度
10℃/minで200℃まで加熱する過程で検出され
る溶融ピーク温度である)においてΔTが40℃以下で
あるポリプロピレン系樹脂が使用される。
【0013】前記ポリプロピレン系樹脂のメルトテンシ
ョンは、前述のごとく3g以上のものであるが、メルト
テンションが3g以上であることが均一なセルを生成さ
せるために必要である。この値が3g未満のばあい、不
均一なセルが生成したり、破泡が生じたりし、良好な発
泡体を製造することができない。メルトテンションが1
0g以上であるのが気泡生成中のセル膜保持の点から好
ましく、30g以下であるのが気泡の成長に伴う発泡倍
率の確保の点から好ましい。
【0014】前記メルトテンションとは、当該領域にお
いて広く用いられている(株)東洋精機製作所製のキャ
ピログラフを使用して、180℃に加熱し、溶融したポ
リプロピレン系樹脂をピストン押出式プラストメーター
でノズル(口径1mm、長さ10mm)からピストンの
降下速度を1cm/minの一定速度に保ちながら紐状
に押し出し、ついで該紐状押出物を前記ノズルの下方3
5cmに位置する張力検出プーリーに通過させたあと、
巻取ロールで0.3m/minの速さで巻取る間に張力
検出プーリーで測定した張力のことである。
【0015】また、前記ポリプロピレン系樹脂は、前述
のごとく ΔT=Tm−Tcc (1) (式中、Tm、Tccは前記に同じ)においてΔTが4
0℃以下であるポリプロピレン系樹脂である。ポリプロ
ピレン系樹脂を示差走査熱量分析装置により200℃ま
で加熱・溶融させたのち、室温まで冷却する過程で検出
される結晶生成時に生じる発熱ピーク温度を結晶化ピー
ク温度Tccとし、また、この冷却された樹脂を再び加
熱する過程で検出される溶融時の吸熱ピーク温度を溶融
ピーク温度Tmとし、この両者の温度差ΔT=Tm−T
ccを溶融状態から結晶化状態への移行のしやすさの指
標としたものである。
【0016】ここでTmの測定を樹脂を一旦加熱・溶融
させたのちに行なう理由は、樹脂調製時の因子がTmに
与える影響を排除するためである。
【0017】前記温度差ΔTは40℃以下、好ましくは
10℃以上35℃以下である。押出機から押し出された
際、発泡途上にあるポリプロピレン系樹脂が発泡剤の気
化熱による冷却あるいは発泡体外部からの強制的な冷却
により効率的に固化・結晶化し、気泡壁を保持するため
に、溶融状態から結晶化状態へ移行するまでの時間が短
時間であることが好ましいためである。
【0018】温度差ΔTが40℃をこえるばあい、押出
機から押し出されたのち、ポリプロピレン系樹脂が短時
間で固化・結晶化せず、したがって、気泡壁が保持され
にくくなり、破泡が生じやすくなり、良好な発泡体を形
成しにくくなる。
【0019】前記TmおよびTccはセイコー電子工業
(株)製のDSC200を使用して、昇降温度速度10
℃/minで測定したものである。
【0020】なお、本発明では、ポリプロピレン系樹脂
を押出発泡法により発泡化させ、特定の密度で厚さ10
mm以上の厚板状ポリプロピレン系樹脂発泡体を安価
に、かつリサイクル性よくうることを目的としている
が、押出機通過後のポリプロピレン系樹脂、すなわち発
泡後のポリプロピレン系樹脂は押出機中でその樹脂特性
が変質するばあいがある(たとえば、溶融状態の樹脂に
剪断力が加えられ、分子鎖の切断による劣化が発生する
ばあいがある)が、このようなばあいでも、発泡後のポ
リプロピレン系樹脂の前記ΔTの温度は、押出機投入前
のポリプロピレン系樹脂のもつ値と比較して、ほとんど
変化は認められない。
【0021】また、同様の理由により、発泡後のポリプ
ロピレン系樹脂のメルトテンションが押出機投入前のポ
リプロピレン系樹脂のメルトテンションよりも低下する
ばあいがあるが、その低下は本発明におけるメルトテン
ションによる効果、すなわち、均一なセルの生成に影響
を与える範囲のものではない。
【0022】本発明のポリプロピレン系樹脂発泡体は、
密度0.02〜0.05g/cm3、厚さ10mm以
上、好ましくは15mm以上の厚板状ポリプロピレン系
樹脂発泡体である。なお、厚さの厚いものとしては、1
00mm程度の厚さのものまで問題なく製造することが
できる。このような密度、厚さを有する厚板状ポリプロ
ピレン系樹脂発泡体は、従来えられなかった新しいもの
である。
【0023】前記密度とは、発泡体重量をその水没体積
で除した値のことであり、また前記厚さとは、厚板状矩
形発泡体の短辺の長さのことであり、矩形でないばあい
には、その断面において、頂点と辺とではさまれる長さ
のうちで最短のもの、もしくは平行面があるばあいには
それをはさむ長さのうち、最短のもののことである。
【0024】本発明に用いるメルトテンション3g以上
であり、かつ、融点と結晶化温度の差ΔTが40℃以下
であるポリプロピレン系樹脂をうる方法としては、この
ようなポリプロピレン系樹脂がえられる限りとくに制限
はないが、具体的な方法として、たとえばポリプロピレ
ンに自由端長鎖枝分れを有し、かつ歪硬化性伸び粘度を
付与する方法、ポリプロピレンにポリエチレンなどのポ
リオレフィンを混合する方法、ポリプロピレンにその他
のポリオレフィンを共重合させる方法、ポリプロピレン
に、混合した際にフィブリル構造を呈する物質、たとえ
ばポリテトラフルオロエチレンなどを混合する方法また
はポリプロピレンに材料特性や結晶化特性を制御する目
的で各種無機物や結晶化核剤を混合する方法などがあげ
られる。
【0025】前記、ポリプロピレンに自由端長鎖枝分れ
を有し、かつ、歪硬化性伸び粘度を付与する方法とは、
特開昭62−121704号公報により歪硬化性伸び粘
度を有しないポリプロピレンに連鎖切断が起こるのに充
分な、ただしポリプロピレンのゲル化を起こすのには不
充分な時間、高エネルギーイオン化放射線を照射して、
さらに長鎖枝分れが生じるように保持し、そののちこの
照射済みのポリプロピレン中に存在する遊離基を全て失
活させる処理を行なうものである。この方法によりメル
トテンションが3g以上であり、かつ、融点と結晶化温
度の差ΔTが40℃以下のポリプロピレンがえられる。
【0026】前記ポリプロピレンに、ポリオレフィンを
混合する方法とは、MI0.1〜30、好ましくは0.
3〜20程度の直鎖状ポリプロピレンに対して、たとえ
ば密度0.910〜0.924g/cm3 程度の低密度
ポリエチレンあるいは密度0.941〜0.965g/
cm3 の高密度ポリエチレンなどのポリオレフィンを
0.1〜50%(重量%、以下同様)、好ましくは1〜
20%ドライブレンドあるいは2軸押出機などで混練す
る方法である。
【0027】この方法により、メルトテンション3g以
上であり、かつ融点と結晶化温度の差ΔTが40℃以下
のポリプロピレン系樹脂がえられる。
【0028】前記ポリプロピレンにその他のポリオレフ
ィンを共重合させる方法とは、MI0.1〜30、好ま
しくは0.3〜20程度の直鎖状ポリプロピレンに対し
て、たとえばエチレンなどのオレフィンを1〜5%程度
の割合でブロック共重合あるいはグラフト共重合させる
方法である。
【0029】この方法により、メルトテンション3g以
上であり、かつ融点と結晶化温度の差ΔTが40℃以下
のポリプロピレン系樹脂がえられる。
【0030】前記ポリプロピレンに混合した際にフィブ
リル構造を呈する物質を混合する方法とは、MI0.1
〜30、好ましくは0.3〜20程度の直鎖状ポリプロ
ピレンに対して、たとえばポリテトラフルオロエチレン
などを0.01〜10%、好ましくは0.1〜3%程度
ドライブレンドあるいは2軸押出機などで混練する方法
である。
【0031】この方法により、メルトテンション3g以
上であり、かつ融点と結晶化温度の差ΔTが40℃以下
のポリプロピレン系樹脂がえられる。
【0032】前記ポリプロピレンに材料特性や結晶化特
性を制御する目的で各種無機物や結晶化核剤を混合する
方法とは、MI0.1〜30、好ましくは0.3〜20
程度の直鎖状ポリプロピレンに対して、たとえば炭酸カ
ルシウムやタルクなどの無機物やアルミニウムヒドロキ
シジパラ−t−ブチルベンゾエート、ジベンジリデンソ
ルビトール、ジメチルベンジリデンソルビトール、リン
酸2,2−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェ
ニル)ナトリウムなどの有機系結晶化核剤を0.1〜1
0%、好ましくは0.1〜5%程度ドライブレンドある
いは2軸押出機などで混練する方法である。
【0033】前記のごとき本発明のポリプロピレン系樹
脂発泡体は、前記のごとき特定の溶融張力、特定のΔT
を有するポリプロピレン系樹脂を、たとえば該ポリプロ
ピレン系樹脂100部、発泡剤10〜25部、好ましく
は10〜15部および発泡造核剤0.01〜1.0部、
好ましくは0.1〜0.5部を押出機中で溶融混合し、
高圧に保持したものを、式(1)中のTmよりも5〜2
5℃低い状態に保ち、ついで押出機外に押し出し、押し
出された混合物の内部で気泡が成長する過程にある可塑
状態の押出物を急速に冷却・結晶化させることにより製
造される。
【0034】前記方法においてポリプロピレン系樹脂1
00部に対して発泡剤を10〜25部と多量に添加する
のは、ポリプロピレン系樹脂を発泡させることに加え
て、押出発泡途上にある発泡中のポリプロピレン系樹脂
から気化熱をうばうことにより内部から冷却し、気泡壁
を固化させてその中へ気体となった発泡剤を保持するこ
とにより高倍率の発泡体をうるためである。すなわち、
ポリプロピレン系樹脂は結晶化度が高く、また、結晶化
の際の発熱量が大きいため、発泡体外部からの冷却、ひ
いては気泡壁の固化が妨げられ、発泡途上にあるポリプ
ロピレン系樹脂の気泡を破壊したり変形させたりしやす
い。そこで多量に発泡剤を添加することにより、発泡剤
が気化する際の潜熱冷却を利用して発泡途上にあるポリ
プロピレン系樹脂の温度を急激に低下させて気泡壁を固
定化させるのである。このために必要な発泡剤の量はポ
リプロピレン系樹脂100部に対して10部以上であ
り、それ未満の量では気化熱によるポリプロピレン系樹
脂の冷却効果は期待できない。また、25部をこえると
押出時に発泡剤が口金から噴出したりして運転状態が安
定せず、良好な発泡体が製造できにくくなる。
【0035】また、本発明では、ポリプロピレン系樹脂
と発泡剤ならびに発泡造核剤の溶融混合物を押出機外部
に押し出すまでにポリプロピレン系樹脂の溶融ピーク温
度Tmよりも5〜25℃低い状態に保持する必要がある
が、これは押出機中で混合物温度を低下させることによ
り、非晶化状態もしくは半結晶化状態にあるポリプロピ
レン系樹脂が押出機外に押し出された際、より速やかに
冷却・結晶化を進行させるためであり、さらには溶融混
合物の温度低下により、その溶融張力を保持し、発泡剤
の保持性を維持するためである。
【0036】なお、前記混合物は、押出機中でポリプロ
ピレン系樹脂の融点以下に冷却されても、多量の発泡剤
が高圧で混練されていることによる凝固点降下作用や結
晶化阻害作用、また、押出機のスクリューにより絶えず
メカニカルなエネルギーを受けていることなどにより、
固化・結晶化することなく流動性を保持する。この押出
機中での混合物温度がポリプロピレン系樹脂のTm以下
5℃よりも高いばあいには、混合物中のポリプロピレン
系樹脂の粘弾性は気泡壁を保持するのに充分な領域に達
せず、また、押出機中での混合物温度がポリプロピレン
系樹脂のTm以下25℃よりも低いばあいには、押出機
中での結晶化の発生や押出機から混合物が押し出される
際に口金の部分に樹脂などが詰まるなど、押出時の運転
状態が安定せず、良好な発泡体が製造できない原因とな
る。
【0037】前記発泡剤としては、揮発性発泡剤、無機
発泡剤、分解型発泡剤を用いることができる。
【0038】前記揮発性発泡剤の具体例としては、たと
えばプロパン、n−ブタン、i−ブタン、ペンタン、ヘ
キサンなどの脂肪族炭化水素、シクロブタン、シクロペ
ンタン、シクロヘキサンなどの環式脂肪族炭化水素、ト
リクロロフルオロメタン、ジクロロジフルオロメタン、
ジクロロテトラフルオロエタン、メチルクロライド、エ
チルクロライド、メチレンクロライドなどのハロゲン化
炭化水素などがあげられる。
【0039】また、前記無機発泡剤の具体例としては、
たとえば二酸化炭素、空気、チッ素などがあげられる。
【0040】さらに、前記分解型発泡剤の具体例として
は、たとえばアゾジカルボンアミド、ジニトロソペンタ
メチレンテトラミン、アゾビスイソブチロニトリル、重
炭酸ナトリウムなどがあげられる。
【0041】これらの発泡剤は適宜併用してもよい。
【0042】また、前記発泡造核剤の使用量が0.01
部未満のばあい、生成する気泡が粗大になり、均一な発
泡体を形成させることが困難になる。また、1.0部を
こえると、セルの膜の厚さが薄くなり、破泡・連泡が生
じやすくなり、良好な発泡体がえられにくくなる。
【0043】前記発泡造核剤の具体例としては、たとえ
ばクエン酸などの多価カルボン酸と炭酸ナトリウムまた
は重炭酸ナトリウムとの反応物、多価カルボン酸の酸性
塩またはタルク、シリカなどの無機粉末などが好ましい
ものとしてあげられる。
【0044】さらに、必要に応じて、熱安定剤、紫外線
吸収剤、酸化防止剤などを添加してもよい。
【0045】前記ポリプロピレン系樹脂、発泡剤および
発泡造核剤を押出機中で溶融混合した際の高圧に保持す
るとは、発泡剤が溶融状態にあるポリプロピレン系樹脂
に溶解し、かつ発泡剤がその溶融混合状態から解離しな
いように保持した状態であることを意味する。
【0046】また、前記押出機外に押し出された混合物
の内部で気泡が成長する過程にある可塑状態の押出物を
急速に冷却・結晶化させるとは、高圧に保持された混合
物が低圧域に押し出され、圧力の変化にともなって発泡
剤が膨張し、気泡が成長し、また、押出物からは発泡剤
が揮発し、これら発泡剤の膨張、揮発によって急速に冷
却し、結晶化させることを意味する。
【0047】このような方法により、従来困難であった
品質に優れた厚板状ポリプロピレン系樹脂発泡体の提供
が可能となり、工業的価値は極めて高い。
【0048】以下、実施例に基づき本発明をさらに詳細
に説明する。
【0049】なお、実施例、比較例において使用するポ
リプロピレン系樹脂の物性を表1に示す。
【0050】使用したポリプロピレン系樹脂のメルトテ
ンションの測定には、(株)東洋精機製作所製のキャピ
ログラフを用い、TmとTccの測定には、セイコー電
子工業(株)製のDSC200を用い、前述のようにし
て測定した。
【0051】
【表1】
【0052】実施例1 ポリプロピレン(ハイモント社製のPF−814、特開
昭62−121704号公報で示された製造方法による
自由端長鎖枝分れを有し、かつ歪硬化性伸び粘度を有す
るポリプロピレン)100部に対してブレンドオイルと
してスーパーイーズ(越谷化成工業(株)製)0.1部
を添加し、リボンブレンダーで混合したのち、発泡造核
剤として重曹クエン酸粉末(永和化成(株)製のセルボ
ンSG/K)0.5部を添加し、再びリボンブレンダー
で混合したものを口径40mmの押出機と口径50mm
の押出機とを連結した押出機へ表2に記載の吐出量にな
るように供給した。
【0053】口径40mmの押出機に供給した混合物を
230℃に加熱し、溶融混練し、口径40mmの押出機
先端付近から、発泡剤であるイソリッチブタン(イソブ
タン85%とノルマルブタン15%の混合物)をポリプ
ロピレン100部に対して15部の割合で圧入し、混合
した。つづく口径50mmの押出機で混合物温度を14
9℃に調整し、口金に約20kg/cm2 の圧力がかか
るように調整して口金(先端に厚さ0.6mm、幅60
mmの矩形の吐出口を備えたもの)に供給した。口金か
ら押し出された混合物は大きく発泡し、成形金型により
板状に成形された。
【0054】押出機からの吐出量は6.1kg/hであ
り、押し出しは吐出量が変動することなく、かつ、口金
が樹脂で詰まることのない状態で安定的に行なわれた
(押出安定性○と評価する)。また、えられた板状発泡
体の厚さ、密度を下記方法により測定した。結果を表2
に示す。
【0055】なお、前記口径50mm押出機の先端での
混合物温度(Treで表わす)は149℃であり、ポリ
プロピレンの溶融ピーク温度Tmが162℃であるか
ら、その温度差Tre−Tmは−13℃であった。
【0056】前記Tre、Tre−Tm、さらには発泡
剤量、発泡造核剤量、吐出量をまとめて表2に示す。
【0057】(板状発泡体の厚さ)えられた板状発泡体
の短辺の長さを測定し、厚さとした。
【0058】(板状発泡体の密度)板状発泡体から小片
(約10cc程度)をとり、重量を測定し、さらに水没
体積を測定して密度を算出した。
【0059】実施例2 50mm押出機中での混合物温度を145℃に設定し、
Tre−Tmを−17℃にかえ、発泡剤の添加量をポリ
プロピレン100部に対して12部にかえたほかは実施
例1とほぼ同様に押出発泡を行ない、板状発泡体を作製
した。
【0060】実施例1のばあいと同様に、押出安定性、
板状発泡体の厚さ、密度を評価した。結果を発泡条件な
どとともに表2に示す。
【0061】実施例3 50mm押出機中での混合物温度を142℃に設定し、
Tre−Tmを−20℃にかえ、発泡剤の添加量をポリ
プロピレン100部に対して12部にかえたほかは実施
例1と同様に押出発泡を行ない、板状発泡体を作製し
た。
【0062】実施例1のばあいとほぼ同様に、押出安定
性、板状発泡体の厚さ、密度を評価した。結果を発泡条
件などとともに表2に示す。
【0063】実施例4 50mm押出機中での混合物温度を139℃に設定し、
Tre−Tmを−23℃にかえ、発泡剤および造核剤の
添加量をポリプロピレン100部に対してそれぞれ12
部および0.1部にかえたほかは実施例1と同様に押出
発泡を行ない、板状発泡体を作製した。
【0064】実施例1のばあいとほぼ同様に、押出安定
性、板状発泡体の厚さ、密度を評価した。結果を発泡条
件などとともに表2に示す。
【0065】実施例5 ポリプロピレンとポリエチレンとのブロックコポリマー
(ポリエチレン含有量約3%、ハイモント社製SD−6
13)を使用し、50mm押出機中での混合物温度を1
48℃に設定し、Tre−Tmを−12℃にかえ、発泡
剤の添加量を樹脂100部に対して14部にかえた他は
実施例1とほぼ同様に押出発泡を行ない、板状発泡体を
作製した。
【0066】実施例1のばあいとほぼ同様に、押出安定
性、板状発泡体の厚さ、密度を評価した。結果を発泡条
件などとともに表2に示す。
【0067】実施例6 ポリプロピレンとポリエチレンとのブロックコポリマー
(ポリエチレン含有量約3%、ハイモント社製SD−6
13)を使用し、50mm押出機中での混合物温度を1
44℃に設定し、Tre−Tmを−16℃にかえ、発泡
剤の添加量を樹脂100部に対して12部にかえた他は
実施例1とほぼ同様に押出発泡を行ない、板状発泡体を
作製した。
【0068】実施例1のばあいとほぼ同様に、押出安定
性、板状発泡体の厚さ、密度を評価した。結果を発泡条
件などとともに表2に示す。
【0069】実施例7 ポリプロピレンとポリエチレンとのブロックコポリマー
(ポリエチレン含有量約3%、ハイモント社製SD−6
13)を使用し、50mm押出機中での混合物温度を1
43℃に設定し、Tre−Tmを−17℃にかえ、発泡
剤の添加量を樹脂100部に対して20部にかえた他は
実施例1とほぼ同様に押出発泡を行ない、板状発泡体を
作製した。
【0070】実施例1のばあいとほぼ同様に、押出安定
性、板状発泡体の厚さ、密度を評価した。結果を発泡条
件などとともに表2に示す。
【0071】実施例8 ポリプロピレンとポリエチレンとのブロックコポリマー
(ポリエチレン含有量約3%、ハイモント社製SD−6
13)を使用し、50mm押出機中での混合物温度を1
38℃に設定し、Tre−Tmを−22℃にかえ、発泡
剤および発泡造核剤の添加量を樹脂100部に対してそ
れぞれ20部および0.1部にかえた他は実施例1とほ
ぼ同様に押出発泡を行ない、板状発泡体を作製した。
【0072】実施例1のばあいとほぼ同様に、押出安定
性、板状発泡体の厚さ、密度を評価した。結果を発泡条
件などとともに表2に示す。
【0073】比較例1 50mm押出機中での混合物温度を145℃に設定し、
Tre−Tmを−17℃にかえ、発泡剤の添加量をポリ
プロピレン100部に対して2部にかえたほかは実施例
1と同様に押出発泡を行ない、板状発泡体を作製した。
【0074】実施例1のばあいとほぼ同様に、押出安定
性、板状発泡体の厚さ、密度を評価した。結果を発泡条
件などとともに表3に示す。
【0075】表3から、発泡体は安定的に押し出される
が、密度は0.093g/cm3 であり、低倍率の発泡
体しかえられないことがわかる。
【0076】比較例2 50mm押出機中での混合物温度を148℃に設定し、
Tre−Tmを−14℃にかえ、発泡剤の添加量をポリ
プロピレン100部に対して29部にかえたほかは実施
例1とほぼ同様に押出発泡を行ない、板状発泡体を作製
しようとしたが、押出時に口金から発泡剤が噴出するな
どし、安定に押し出すことはできず、正常な発泡体をう
ることはできなかった。
【0077】比較例3 50mm押出機中での混合物温度を170℃に設定し、
Tre−Tmを+8℃にかえ、発泡剤の添加量をポリプ
ロピレン100部に対して10部にかえたほかは実施例
1とほぼ同様に押出発泡を行ない、板状発泡体を作製し
た。
【0078】実施例1のばあいと同様に、押出安定性、
板状発泡体の厚さ、密度を評価した。結果を発泡条件な
どとともに表3に示す。
【0079】表3から、発泡体は安定的に押し出される
が、密度は0.180g/cm3 であり、低倍率の発泡
体しかえられないことがわかる。
【0080】比較例4 50mm押出機中での混合物温度を127℃に設定し、
Tre−Tmを−35℃にかえ、発泡剤の添加量をポリ
プロピレン100部に対して18部にかえたほかは実施
例1とほぼ同様に押出発泡を行ない、板状発泡体を作製
したが、押出時に口金部分に樹脂が詰まり、押出機の運
転状態が不安定になった。
【0081】実施例1のばあいと同様に、押出安定性、
板状発泡体の厚さ、密度を評価した。結果を発泡条件な
どとともに表3に示す。
【0082】表3から、密度は0.228g/cm3
あり、低倍率の発泡体しかえられないことがわかる。
【0083】比較例5 50mm押出機中での混合物温度を163℃に設定し、
Tre−Tmを+1℃にかえ、発泡剤の添加量をポリプ
ロピレン100部に対して2部にかえたほかは実施例1
とほぼ同様に押出発泡を行ない、板状発泡体を作製し
た。
【0084】実施例1のばあいと同様に、押出安定性、
板状発泡体の厚さ、密度を評価した。結果を発泡条件な
どとともに表3に示す。
【0085】表3から、発泡体は安定的に押し出される
が、密度は0.144g/cm3 であり、低倍率の発泡
体しかえられないことがわかる。
【0086】比較例6 50mm押出機中での混合物温度を133℃に設定し、
Tre−Tmを−29℃にかえ、発泡剤の添加量をポリ
プロピレン100部に対して3部にかえたほかは実施例
1とほぼ同様に押出発泡を行ない、板状発泡体を作製し
たが、押出時に口金部分に樹脂が詰まり、押出機の運転
状態が不安定になり、発泡体の状態も一定しなかった。
また発泡体の密度は0.350g/cm3 であり、低倍
率の発泡体しかえられなかった。結果を表3に示す。
【0087】比較例7 50mm押出機中での混合物温度を169℃に設定しT
re−Tmを+7℃にかえ、発泡剤の添加量をポリプロ
ピレン100部に対して28部にしたほかは実施例1と
ほぼ同様に押出発泡を行ない、板状発泡体を作製した
が、押出時に口金から発泡剤が噴出するなど押出安定性
は不安定であった。また、発泡体の密度は0.075g
/cm3 であり、低倍率の発泡体しかえられなかった。
結果を表3に示す。
【0088】比較例8 50mm押出機中での混合物温度を132℃に設定し、
Tre−Tmを−32℃にかえ、発泡剤の添加量をポリ
プロピレン100部に対して27部にかえたほかは実施
例1とほぼ同様に押出発泡を行ない、板状発泡体を作製
したが、押出時に口金部分に樹脂が詰まり、押出機の運
転状態が不安定になり、発泡体の状態も一定しなかっ
た。また、発泡体の密度は0.325g/cm3 であ
り、低倍率の発泡体しかえられなかった。結果を表3に
示す。
【0089】比較例9 メルトテンションの値が0.4gと低いポリプロピレン
(住友化学工業(株)製のノーブレンZ101A)を用
い、50mm押出機中での混合物温度を149℃に設定
し、Tre−Tmを−14℃にかえ、発泡剤の添加量を
ポリプロピレン100部に対して14部にしたほかは実
施例1とほぼ同様に押出発泡を行ない、板状発泡体を作
製した。
【0090】実施例1のばあいと同様に、押出安定性、
板状発泡体の厚さ、密度を評価した。結果を発泡条件な
どとともに表3に示す。
【0091】表3から、発泡体は安定的に押し出される
が、密度は0.421g/cm3 であり、低倍率の発泡
体しかえられないことがわかる。
【0092】比較例10 溶融ピーク温度Tmと結晶化ピーク温度Tccとの差が
51℃と大きいポリプロピレン(住友化学工業(株)製
のノーブレンD501)を用い、50mm押出機中での
混合物温度を151℃に設定し、Tre−Tmを−12
℃にかえ、発泡剤の添加量をポリプロピレン100部に
対して12部にかえたほかは実施例1とほぼ同様に押出
発泡を行ない、板状発泡体を作製した。
【0093】実施例1のばあいと同様に、押出安定性、
板状発泡体の厚さ、密度を評価した。結果を発泡条件な
どとともに表3に示す。
【0094】表3から、発泡体は安定的に押し出される
が、密度は0.280g/cm3 であり、低倍率の発泡
体しかえられないことがわかる。
【0095】
【表2】
【0096】
【表3】
【0097】
【発明の効果】従来の外部冷却法により厚板状ポリプロ
ピレン系樹脂発泡体を製造すると、セルの融着あるいは
破泡などが発生し、良好な低密度、厚板状発泡体をうる
ことができないが、本発明の方法によると、良好なセル
を有する低密度、厚板状ポリプロピレン系樹脂発泡体を
うることができる。この厚板状ポリプロピレン系樹脂発
泡体は従来存在しなかった新しいものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 23:12

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融張力(メルトテンション)が3g以
    上であり、かつ、式(1): ΔT=Tm−Tcc (1) (式中、Tccは、ポリプロピレン系樹脂をチッ素雰囲
    気中、示差走査熱量測定分析装置により昇温速度10℃
    /minで200℃まで加熱・溶融させたのち、10℃
    /minで室温まで冷却する過程で検出される結晶化ピ
    ーク温度、Tmは、前記冷却された樹脂を再び昇温速度
    10℃/minで200℃まで加熱する過程で検出され
    る溶融ピーク温度である)においてΔTが40℃以下で
    あるポリプロピレン系樹脂を用いた密度0.02〜0.
    05g/cm3 、厚さ10mm以上の厚板状ポリプロピ
    レン系樹脂発泡体。
  2. 【請求項2】 ポリプロピレン系樹脂を押出発泡成形す
    る際に、溶融張力(メルトテンション)が3g以上であ
    り、かつ、式(1): ΔT=Tm−Tcc (1) (式中、Tccは、ポリプロピレン系樹脂をチッ素雰囲
    気中、示差走査熱量測定分析装置で昇温速度10℃/m
    inで200℃まで加熱・溶融させたのち、10℃/m
    inで室温まで冷却する過程で検出される結晶化ピーク
    温度、Tmは、前記冷却された樹脂を再び昇温速度10
    ℃/minで200℃まで加熱する過程で検出される溶
    融ピーク温度である)においてΔTが40℃以下である
    ポリプロピレン系樹脂100重量部、発泡剤10〜25
    重量部および発泡造核剤0.01〜1.0重量部からな
    る押出機中で高圧に保持された溶融混合物の温度を、式
    (1)中のTmよりも5〜25℃低い状態に保ち、つい
    で押出機外に押し出し、押し出された混合物の内部で気
    泡が成長する過程にある可塑状態の押出物を急速に冷却
    ・結晶化させ、密度0.02〜0.05g/cm3 、厚
    さ10mm以上の厚板状ポリプロピレン系樹脂発泡体を
    製造する方法。
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