JPH0867861A - 気泡含有粘着テープの製造方法 - Google Patents
気泡含有粘着テープの製造方法Info
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- JPH0867861A JPH0867861A JP6207053A JP20705394A JPH0867861A JP H0867861 A JPH0867861 A JP H0867861A JP 6207053 A JP6207053 A JP 6207053A JP 20705394 A JP20705394 A JP 20705394A JP H0867861 A JPH0867861 A JP H0867861A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 ホットメルト粘着剤層を備える粘着テープの
製造方法において、該ホットメルト粘着剤と発泡剤を圧
力下で混合加熱して発泡剤を発泡させ基材に塗工するこ
とにより、気泡径5〜30μm の気泡を該ホットメルト
粘着剤層に含有させ、これをテープ基材に塗工後急冷す
ることを特徴とする製造方法。 【効果】 微細かつ均一な気泡を含有し、気泡の安定性
が良好な粘着剤層を備える粘着テープの製造が可能とな
った。
製造方法において、該ホットメルト粘着剤と発泡剤を圧
力下で混合加熱して発泡剤を発泡させ基材に塗工するこ
とにより、気泡径5〜30μm の気泡を該ホットメルト
粘着剤層に含有させ、これをテープ基材に塗工後急冷す
ることを特徴とする製造方法。 【効果】 微細かつ均一な気泡を含有し、気泡の安定性
が良好な粘着剤層を備える粘着テープの製造が可能とな
った。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホットメルト粘着剤中
に、微細かつ均一な気泡を含有する粘着テープの製造方
法に関する。
に、微細かつ均一な気泡を含有する粘着テープの製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ホットメルト粘着剤に含有される
発泡剤を発泡させることにより、被着体粗面への接触面
積を増大させ、これによって粘着強度の改善、粘着剤塗
布量の低減等が図られている。例えば、特公昭60−4
228号公報には、次のような気泡含有接着剤が開示さ
れている。すなわち、気体あるいは発泡剤を発泡して得
られる分解ガスを、歯車ポンプによって21.09kg/c
m2の高圧下に接着剤中に溶解し押し出した後に、大気圧
に開放することにより接着剤中に気泡が発生し、これが
徐々に成長して0.1〜0.7mmの範囲の径をもつ気泡
が形成されるというものである。
発泡剤を発泡させることにより、被着体粗面への接触面
積を増大させ、これによって粘着強度の改善、粘着剤塗
布量の低減等が図られている。例えば、特公昭60−4
228号公報には、次のような気泡含有接着剤が開示さ
れている。すなわち、気体あるいは発泡剤を発泡して得
られる分解ガスを、歯車ポンプによって21.09kg/c
m2の高圧下に接着剤中に溶解し押し出した後に、大気圧
に開放することにより接着剤中に気泡が発生し、これが
徐々に成長して0.1〜0.7mmの範囲の径をもつ気泡
が形成されるというものである。
【0003】しかしながら、粘着テープの粘着剤層の厚
さは、通常100μm 以下が多いため、気泡径がこれ以
上の場合には、粘着剤中に気泡が残存しないで大きなク
レーター状の空孔となってしまったり、歯車ポンプ内で
気体が溶解せずにキャビテーションが発生するため、ポ
ンプ圧が不安定になるなどの問題があった。
さは、通常100μm 以下が多いため、気泡径がこれ以
上の場合には、粘着剤中に気泡が残存しないで大きなク
レーター状の空孔となってしまったり、歯車ポンプ内で
気体が溶解せずにキャビテーションが発生するため、ポ
ンプ圧が不安定になるなどの問題があった。
【0004】さらに、粘着剤中に所望の大きさの気泡を
形成させることができても、時間の経過とともに気泡が
消失してしまうという問題も残っていた。この気泡の消
失に対して、特公昭64−6678号公報には次のよう
な対策が提案されている。すなわち、スチレン−イソプ
レン−スチレンブロック共重合体等の熱可塑性エラスト
マーを基材とする接着剤に加熱分解型発泡剤を添加し、
塗工と同時に、あるいは塗工後に接着剤を加熱して発泡
剤を分解させ、テープ支持体上で接着剤層を発泡、膨張
させ、次いでこれを急冷して気泡内の内圧を減圧するこ
とにより気泡の安定性を向上させるものである。
形成させることができても、時間の経過とともに気泡が
消失してしまうという問題も残っていた。この気泡の消
失に対して、特公昭64−6678号公報には次のよう
な対策が提案されている。すなわち、スチレン−イソプ
レン−スチレンブロック共重合体等の熱可塑性エラスト
マーを基材とする接着剤に加熱分解型発泡剤を添加し、
塗工と同時に、あるいは塗工後に接着剤を加熱して発泡
剤を分解させ、テープ支持体上で接着剤層を発泡、膨張
させ、次いでこれを急冷して気泡内の内圧を減圧するこ
とにより気泡の安定性を向上させるものである。
【0005】しかしながら、この方法でも接着剤の熱可
塑性が大きいため、加熱時に接着剤が流動して気泡内に
流れ込んで気泡が消失したり、クラフト紙のようなポー
ラスな支持体を用いた場合には、接着剤がクラフト紙の
中へ浸み込むなどの欠点があり、微細かつ均一な気泡を
接着層中に安定に含有させることは困難であった。
塑性が大きいため、加熱時に接着剤が流動して気泡内に
流れ込んで気泡が消失したり、クラフト紙のようなポー
ラスな支持体を用いた場合には、接着剤がクラフト紙の
中へ浸み込むなどの欠点があり、微細かつ均一な気泡を
接着層中に安定に含有させることは困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、微細
かつ均一な気泡を含有し、気泡の安定性が良好な粘着剤
層を備える粘着テープの製造方法を提供することであ
る。
かつ均一な気泡を含有し、気泡の安定性が良好な粘着剤
層を備える粘着テープの製造方法を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ホットメルト
粘着剤層を備える粘着テープの製造方法において、該ホ
ットメルト粘着剤と発泡剤を圧力下で混合加熱して発泡
剤を発泡させ基材に塗工することにより、気泡径5〜3
0μm の気泡を該ホットメルト粘着剤層に含有させ、こ
れをテープ基材に塗工後急冷することを特徴とする製造
方法に関する。
粘着剤層を備える粘着テープの製造方法において、該ホ
ットメルト粘着剤と発泡剤を圧力下で混合加熱して発泡
剤を発泡させ基材に塗工することにより、気泡径5〜3
0μm の気泡を該ホットメルト粘着剤層に含有させ、こ
れをテープ基材に塗工後急冷することを特徴とする製造
方法に関する。
【0008】本発明者らは、粘着剤と発泡剤を混合する
際の混合時間;混合圧力;粘着剤の溶融温度と発泡剤の
分解温度に基づく混合温度等の諸条件について鋭意研究
の結果、粘着剤中に微細かつ均一な気泡を安定に含有さ
せるためには、特に粘着剤と発泡剤を圧力下で混合加熱
して発泡させることが重要な因子となることを見出し本
発明を完成するに至った。
際の混合時間;混合圧力;粘着剤の溶融温度と発泡剤の
分解温度に基づく混合温度等の諸条件について鋭意研究
の結果、粘着剤中に微細かつ均一な気泡を安定に含有さ
せるためには、特に粘着剤と発泡剤を圧力下で混合加熱
して発泡させることが重要な因子となることを見出し本
発明を完成するに至った。
【0009】本発明においては、まず粘着剤中の気泡径
と粘着剤中の発泡状態の保存性、安定性、被着体の凹凸
部への追従性及び初期粘着性等のテープ特性の関係を調
べたところ、5〜30μm の範囲の気泡径が最も良好な
テープ特性を与えることを見出した。気泡径が30μm
を越えると、粘着剤の可塑化温度以上においては、粘着
剤中の気泡は粘着剤中で容易に移動し、合一化を繰り返
し気泡径が増大する。遂には、粘着剤の塗布厚さ以上の
気泡径になり、気泡は粘着剤表面より飛散し、粘着剤表
面は大きなクレーター状となり粘着剤表面の平滑性が劣
り粘着特性が低下したり、粘着剤中の気泡の数が著しく
減少したり、あるいは全て消失するため好ましくない。
一方、気泡径が5μm 未満では、対粗面接着性や初期接
着性の向上の効果が小さく好ましくない。
と粘着剤中の発泡状態の保存性、安定性、被着体の凹凸
部への追従性及び初期粘着性等のテープ特性の関係を調
べたところ、5〜30μm の範囲の気泡径が最も良好な
テープ特性を与えることを見出した。気泡径が30μm
を越えると、粘着剤の可塑化温度以上においては、粘着
剤中の気泡は粘着剤中で容易に移動し、合一化を繰り返
し気泡径が増大する。遂には、粘着剤の塗布厚さ以上の
気泡径になり、気泡は粘着剤表面より飛散し、粘着剤表
面は大きなクレーター状となり粘着剤表面の平滑性が劣
り粘着特性が低下したり、粘着剤中の気泡の数が著しく
減少したり、あるいは全て消失するため好ましくない。
一方、気泡径が5μm 未満では、対粗面接着性や初期接
着性の向上の効果が小さく好ましくない。
【0010】本発明の製造方法を示す工程図を図1に示
す。加熱保温タンク1中の粘着剤主成分液2をギアポン
プ3により、タンク4中の発泡剤分散液5を定量ポンプ
6により、それぞれ押出機7内に定量圧送する。押出機
7内では、まず混合加熱領域11において粘着剤と発泡
剤が十分に混合加熱され、次いで発泡領域12において
発泡剤が分解発泡する。発泡剤の分解発泡が均一かつ十
分に行われるためには、用いる発泡剤の分解温度と分解
時間、ならびに用いる粘着剤の可塑化温度に基づいて、
押出機7内の混合温度及び混合圧力、ならびに、押出機
7の内容積及び押出量を設定する必要がある。
す。加熱保温タンク1中の粘着剤主成分液2をギアポン
プ3により、タンク4中の発泡剤分散液5を定量ポンプ
6により、それぞれ押出機7内に定量圧送する。押出機
7内では、まず混合加熱領域11において粘着剤と発泡
剤が十分に混合加熱され、次いで発泡領域12において
発泡剤が分解発泡する。発泡剤の分解発泡が均一かつ十
分に行われるためには、用いる発泡剤の分解温度と分解
時間、ならびに用いる粘着剤の可塑化温度に基づいて、
押出機7内の混合温度及び混合圧力、ならびに、押出機
7の内容積及び押出量を設定する必要がある。
【0011】粘着剤中の気泡径を5〜30μm に調製す
るには、これらの条件のうち、特に押出機7内の混合圧
力の設定が重要である。混合圧力は3〜15kg/cm2、好
ましくは5〜10kg/cm2に設定するのが望ましい。混合
圧力が3kg/cm2未満では、発泡剤の熱分解により発生す
るガスの気泡内圧力が押出機7内の圧力より高いため気
泡が膨張し、その結果、塗工後の気泡径が30〜50μ
m と大きくなり好ましくない。一方、混合圧力が15kg
/cm2を越えると、発泡剤の熱分解により発生するガスの
粘着剤への溶解度が増加するため、押出機7内の粘着剤
中では気泡は形成されず、押出機ノズル8から押し出さ
れた後に急激に気泡が形成される。この場合、押出機7
内の圧力と大気圧との圧力差が大きいため気泡は50μ
m 以上に膨張し、その結果、粘着剤表面には大きなクレ
ーター状空孔が発生し粘着特性が低下する。
るには、これらの条件のうち、特に押出機7内の混合圧
力の設定が重要である。混合圧力は3〜15kg/cm2、好
ましくは5〜10kg/cm2に設定するのが望ましい。混合
圧力が3kg/cm2未満では、発泡剤の熱分解により発生す
るガスの気泡内圧力が押出機7内の圧力より高いため気
泡が膨張し、その結果、塗工後の気泡径が30〜50μ
m と大きくなり好ましくない。一方、混合圧力が15kg
/cm2を越えると、発泡剤の熱分解により発生するガスの
粘着剤への溶解度が増加するため、押出機7内の粘着剤
中では気泡は形成されず、押出機ノズル8から押し出さ
れた後に急激に気泡が形成される。この場合、押出機7
内の圧力と大気圧との圧力差が大きいため気泡は50μ
m 以上に膨張し、その結果、粘着剤表面には大きなクレ
ーター状空孔が発生し粘着特性が低下する。
【0012】さらに、気泡径の調製には粘着剤の溶融粘
度も影響する。即ち、粘着剤の溶融粘度が高いと気泡の
成長は抑制され、逆に溶融粘度が低いと気泡が大きく成
長し肥大化する。したがって、気泡径が5〜30μm の
範囲となるように、押出機7内の混合圧力とともに溶融
粘度を調製する必要がある。溶融粘度の調整は、プロセ
スオイル、液状樹脂などの液状物の添加量による調整が
最も効果的である。
度も影響する。即ち、粘着剤の溶融粘度が高いと気泡の
成長は抑制され、逆に溶融粘度が低いと気泡が大きく成
長し肥大化する。したがって、気泡径が5〜30μm の
範囲となるように、押出機7内の混合圧力とともに溶融
粘度を調製する必要がある。溶融粘度の調整は、プロセ
スオイル、液状樹脂などの液状物の添加量による調整が
最も効果的である。
【0013】このようにして調製した粘着剤を、テープ
基材の片面に塗工することによって粘着層を形成させる
ものであるが、塗工後ただちにテープを急冷することが
好ましい。押出機7の発泡領域12で十分に分解発泡し
成長した気泡はノズル8より吐出されると、急激な周囲
圧力の低下により、気泡が膨張し気泡径が増大する傾向
にある。したがって、塗工後のテープを急冷することに
より、気泡内の圧力を減少させて気泡の膨張を防いで粘
着剤中に気泡を固定するものである。テープの急冷方法
としては、例えばテープ基材9の粘着剤層を形成させて
いないテープ基材面を、冷却ロール10に接触させる方
法や、あるいは粘着剤がテープ基材に塗布された直後に
粘着剤面に冷風を吹きつけるなどの方法が挙げられる。
以上のようにして、気泡径5〜30μm の均一かつ微細
な気泡を含有するホットメルト粘着剤層を備える粘着テ
ープが製造できる。
基材の片面に塗工することによって粘着層を形成させる
ものであるが、塗工後ただちにテープを急冷することが
好ましい。押出機7の発泡領域12で十分に分解発泡し
成長した気泡はノズル8より吐出されると、急激な周囲
圧力の低下により、気泡が膨張し気泡径が増大する傾向
にある。したがって、塗工後のテープを急冷することに
より、気泡内の圧力を減少させて気泡の膨張を防いで粘
着剤中に気泡を固定するものである。テープの急冷方法
としては、例えばテープ基材9の粘着剤層を形成させて
いないテープ基材面を、冷却ロール10に接触させる方
法や、あるいは粘着剤がテープ基材に塗布された直後に
粘着剤面に冷風を吹きつけるなどの方法が挙げられる。
以上のようにして、気泡径5〜30μm の均一かつ微細
な気泡を含有するホットメルト粘着剤層を備える粘着テ
ープが製造できる。
【0014】ホットメルト粘着剤と発泡剤分散液の加圧
混合には、押出機の他に種々の連続混合装置を用いるこ
ともできるが、何れの場合にも混合装置内の混合圧力
は、3〜15kg/cm2とする必要がある。また、粘着剤の
塗工方法としては特に限定されるものではなく、ノズル
による方法の他にスロットダイなどを用いる方法も挙げ
られる。
混合には、押出機の他に種々の連続混合装置を用いるこ
ともできるが、何れの場合にも混合装置内の混合圧力
は、3〜15kg/cm2とする必要がある。また、粘着剤の
塗工方法としては特に限定されるものではなく、ノズル
による方法の他にスロットダイなどを用いる方法も挙げ
られる。
【0015】本発明に用いるホットメルト粘着剤の組成
は特に制限されるものではなく、スチレン−イソプレン
−スチレン型ブロック共重合体、スチレン−ブタジエン
−スチレン型共重合体又はこれらの共重合体の水素添加
物をエラストマーとし、これにロジン系、テルペン系、
石油系、クマロン・インデンなどの粘着付与樹脂、ナフ
テン系、パラフィン系などのオイル、炭酸カルシウム、
炭酸マグネシウムなどの充填剤ならびに抗酸化剤、紫外
線吸収剤などの老化防止剤の混合物を用いることができ
る。
は特に制限されるものではなく、スチレン−イソプレン
−スチレン型ブロック共重合体、スチレン−ブタジエン
−スチレン型共重合体又はこれらの共重合体の水素添加
物をエラストマーとし、これにロジン系、テルペン系、
石油系、クマロン・インデンなどの粘着付与樹脂、ナフ
テン系、パラフィン系などのオイル、炭酸カルシウム、
炭酸マグネシウムなどの充填剤ならびに抗酸化剤、紫外
線吸収剤などの老化防止剤の混合物を用いることができ
る。
【0016】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれら実施例によって何ら制限される
ものではない。また、例中「部」とあるのは、重量部数
を表わす。
するが、本発明はこれら実施例によって何ら制限される
ものではない。また、例中「部」とあるのは、重量部数
を表わす。
【0017】実施例1 下記組成によるベース粘着剤を、加熱ニーダー(森山製
作所製)を用いて180℃で混練溶融して粘着剤主成分
液を調製し、180℃に加熱保温されたタンク内に貯蔵
した。 (A)スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体*1) 100部 (B)粘着付与樹脂*2) 100部 (C)プロセスオイル*3) 20部 (D)充填剤*4) 10部 (E)老化防止剤*5) 1部 *1):カリフレックスTR1107〔シェル化学社
製〕(以下、「SIS」と記す) *2):クイントンD100〔日本ゼオン社製〕 *3):シェルフレックス371N〔シェル化学社製〕 *4):炭カルNS#100〔日東粉化工業社製〕 *5):ノンフレックスEBP〔精工化学社製〕
作所製)を用いて180℃で混練溶融して粘着剤主成分
液を調製し、180℃に加熱保温されたタンク内に貯蔵
した。 (A)スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体*1) 100部 (B)粘着付与樹脂*2) 100部 (C)プロセスオイル*3) 20部 (D)充填剤*4) 10部 (E)老化防止剤*5) 1部 *1):カリフレックスTR1107〔シェル化学社
製〕(以下、「SIS」と記す) *2):クイントンD100〔日本ゼオン社製〕 *3):シェルフレックス371N〔シェル化学社製〕 *4):炭カルNS#100〔日東粉化工業社製〕 *5):ノンフレックスEBP〔精工化学社製〕
【0018】また、下記組成の発泡液を25〜30℃で
攪拌混合して発泡剤分散液を調製し、タンクに貯蔵し
た。 (F)ニトロソ化合物(熱分解型発泡剤)*6) 1部 (G)プロセスオイル*7) 10部 *6):ユニフォームAZ(分解温度158℃)〔大塚
化学社製〕 *7):シェルフレックス371N〔シェル化学社製〕
攪拌混合して発泡剤分散液を調製し、タンクに貯蔵し
た。 (F)ニトロソ化合物(熱分解型発泡剤)*6) 1部 (G)プロセスオイル*7) 10部 *6):ユニフォームAZ(分解温度158℃)〔大塚
化学社製〕 *7):シェルフレックス371N〔シェル化学社製〕
【0019】次いで、上記にしたがって得られた粘着剤
主成分液と発泡剤分散液を100:5の重量比率で、押
出機内へポンプで圧送した。押出機内の圧力は5〜10
kg/cm2の範囲となるように調整し、粘着剤が押出機内に
滞留する間に発泡剤の分解に必要な熱量が与えられるよ
うに押出機の容量と温度を設定した。このようにして得
られる5〜30μm の気泡を含有する粘着剤を、押出機
の先端に取付けたノズル(幅300mm)を介して、背面
にシリコン処理を施したポリエチレンラミネートクラフ
ト紙の非ラミネート面側に粘着剤層の厚さが約50μm
になるように塗工し、ただちに15℃の冷却ロールを通
して冷却し紙管に巻き付けて粘着テープを得た。
主成分液と発泡剤分散液を100:5の重量比率で、押
出機内へポンプで圧送した。押出機内の圧力は5〜10
kg/cm2の範囲となるように調整し、粘着剤が押出機内に
滞留する間に発泡剤の分解に必要な熱量が与えられるよ
うに押出機の容量と温度を設定した。このようにして得
られる5〜30μm の気泡を含有する粘着剤を、押出機
の先端に取付けたノズル(幅300mm)を介して、背面
にシリコン処理を施したポリエチレンラミネートクラフ
ト紙の非ラミネート面側に粘着剤層の厚さが約50μm
になるように塗工し、ただちに15℃の冷却ロールを通
して冷却し紙管に巻き付けて粘着テープを得た。
【0020】比較例1 粘着剤主成分液と発泡剤分散液の混合を、攪拌タンクを
用いて180℃の温度で大気圧で行ったこと、ならびに
このようにして混合した粘着剤を2kg/cm2以下の圧力で
ノズルより吐出させた以外は、実施例1と同様にして粘
着テープを作製した。
用いて180℃の温度で大気圧で行ったこと、ならびに
このようにして混合した粘着剤を2kg/cm2以下の圧力で
ノズルより吐出させた以外は、実施例1と同様にして粘
着テープを作製した。
【0021】比較例2 発泡剤を用いなかったこと以外は、実施例1と同様に粘
着テープを作製した。
着テープを作製した。
【0022】実施例1及び比較例1、2において得られ
た粘着テープの気泡径、気泡密度、粘着剤かさ比重及び
ボールタック値を測定した。また、気泡の保存性及び凹
凸被着面への追従性を試験した。なお、これらの測定な
らびに試験は以下の方法により行った。
た粘着テープの気泡径、気泡密度、粘着剤かさ比重及び
ボールタック値を測定した。また、気泡の保存性及び凹
凸被着面への追従性を試験した。なお、これらの測定な
らびに試験は以下の方法により行った。
【0023】気泡径 粘着テープの粘着剤表面を顕微鏡(オリンパス社製SZ
型)で観察し、写真撮影により気泡径を直接測定した。
型)で観察し、写真撮影により気泡径を直接測定した。
【0024】気泡数 粘着テープの粘着剤表面を上記顕微鏡で観察し、写真撮
影により粘着剤の単位面積当たりの気泡数を直接測定し
た。
影により粘着剤の単位面積当たりの気泡数を直接測定し
た。
【0025】粘着剤かさ比重 次式により算出した。
【0026】
【数1】
【0027】ボールタック値 J. DOW法に従い、5℃雰囲気下において傾斜角度30度
のステンレス板上に、長さ10cmの粘着テープを粘着剤
面を上にして貼付し、粘着テープの上端から10cmの位
置から、直径3/32〜1インチの30種類の鋼球を初
速0で転がし、粘着テープ上で停止する最大の鋼球の番
号をボールタック値とした。なおボールタック値が大き
いほど初期接着性は高い。
のステンレス板上に、長さ10cmの粘着テープを粘着剤
面を上にして貼付し、粘着テープの上端から10cmの位
置から、直径3/32〜1インチの30種類の鋼球を初
速0で転がし、粘着テープ上で停止する最大の鋼球の番
号をボールタック値とした。なおボールタック値が大き
いほど初期接着性は高い。
【0028】気泡の保存性 ロール状とした粘着テープを50℃の温度で20日間保
存した後、解きほぐして粘着剤表面を顕微鏡で観察し、
気泡の消失の程度を調べた。
存した後、解きほぐして粘着剤表面を顕微鏡で観察し、
気泡の消失の程度を調べた。
【0029】凹凸被着面への追従性 平面上で耐水研磨紙C−280上に、長さ25cmの粘着
テープを貼付し、次に粘着テープが貼付された研磨紙を
粘着テープが外面になるように、直径5cmの大きさに丸
めて、60分間放置した。その後、これを平らに広げた
時のテープの浮きの状態を観察する。
テープを貼付し、次に粘着テープが貼付された研磨紙を
粘着テープが外面になるように、直径5cmの大きさに丸
めて、60分間放置した。その後、これを平らに広げた
時のテープの浮きの状態を観察する。
【0030】上記測定及び試験により得られた結果を表
1に示す。
1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】比較例3〜6 粘着剤主成分と発泡剤分散液の混合を、実施例1と同じ
比率で攪拌タンクを用いて180℃の温度で大気圧下で
行い、実施例1と同様にノズルから吐出してテープ基材
に塗工した。なお、塗工直後にテープ背面を冷却ロール
に接触させて冷却するとともに、粘着剤面は遠赤外線加
熱ランプで加熱した。塗工速度を5m/分(比較例3)、
10m/分(比較例4)、20m/分(比較例5)及び30
m/分(比較例6)とし、粘着剤の押出機中での平均滞留
時間を塗工速度に対応して変化させることによって気泡
の状態を観察した。
比率で攪拌タンクを用いて180℃の温度で大気圧下で
行い、実施例1と同様にノズルから吐出してテープ基材
に塗工した。なお、塗工直後にテープ背面を冷却ロール
に接触させて冷却するとともに、粘着剤面は遠赤外線加
熱ランプで加熱した。塗工速度を5m/分(比較例3)、
10m/分(比較例4)、20m/分(比較例5)及び30
m/分(比較例6)とし、粘着剤の押出機中での平均滞留
時間を塗工速度に対応して変化させることによって気泡
の状態を観察した。
【0033】実施例1及び比較例3〜6において得られ
た粘着テープの気泡径、気泡数、冷却後の粘着剤層の厚
さ、粘着剤かさ比重、粘着力、ボールタック値及びプロ
ーブタック値を測定した。また、気泡の保存性及び凹凸
被着面への追従性を試験した。なお、これらの測定方法
のうち前記以外の方法について以下に説明する。
た粘着テープの気泡径、気泡数、冷却後の粘着剤層の厚
さ、粘着剤かさ比重、粘着力、ボールタック値及びプロ
ーブタック値を測定した。また、気泡の保存性及び凹凸
被着面への追従性を試験した。なお、これらの測定方法
のうち前記以外の方法について以下に説明する。
【0034】粘着力 JIS Z0237に従い、23℃雰囲気下でステンレ
スパネルに25mm幅の粘着テープを貼付し、2kgのゴム
ロールで300 mm/分の速度で1往復圧着し、20分放
置後の剥離角度180度、剥離速度300 mm/分の剥離
力を測定した。
スパネルに25mm幅の粘着テープを貼付し、2kgのゴム
ロールで300 mm/分の速度で1往復圧着し、20分放
置後の剥離角度180度、剥離速度300 mm/分の剥離
力を測定した。
【0035】プローブタック ASTM D−2979に準じ、NSプローブタックテ
スター(ニチバン(株)社製)を用いて、円柱状接触子
(プローブ)の直径;5mm、押圧100gf/cm2、接触時
間;1秒、引剥速度;10mm/secの条件下で試験した。
スター(ニチバン(株)社製)を用いて、円柱状接触子
(プローブ)の直径;5mm、押圧100gf/cm2、接触時
間;1秒、引剥速度;10mm/secの条件下で試験した。
【0036】上記測定及び試験により得られた結果を表
2に示す。なお、押出機内の圧力、粘着剤の押出機内で
の平均滞留時間及び塗工速度も併せて表2に示す。
2に示す。なお、押出機内の圧力、粘着剤の押出機内で
の平均滞留時間及び塗工速度も併せて表2に示す。
【0037】
【表2】
【0038】実施例1により得られる粘着テープは、粘
着剤中に5〜30μm の微細かつ均一な気泡を含有し、
気泡の安定性にも優れており、粘着剤のかさ比重も小さ
く粘着剤の塗布量の軽減も可能である。また、凹凸被着
面への追従性や初期粘着性(タック)も良好であり、品
質的に申し分がない。一方、比較例1では気泡径が大き
く、その安定性に乏しい。品質的にも凹凸被着面への追
従性が不十分である。比較例2では気泡が発生しないた
め、粘着剤塗布量の軽減ができない。比較例3〜6はい
ずれも気泡径が大きすぎ、気泡の安定性に乏しく、粘着
剤塗布量の軽減が十分図れず、そして品質的にも凹凸被
着面への追従性が不十分であった。
着剤中に5〜30μm の微細かつ均一な気泡を含有し、
気泡の安定性にも優れており、粘着剤のかさ比重も小さ
く粘着剤の塗布量の軽減も可能である。また、凹凸被着
面への追従性や初期粘着性(タック)も良好であり、品
質的に申し分がない。一方、比較例1では気泡径が大き
く、その安定性に乏しい。品質的にも凹凸被着面への追
従性が不十分である。比較例2では気泡が発生しないた
め、粘着剤塗布量の軽減ができない。比較例3〜6はい
ずれも気泡径が大きすぎ、気泡の安定性に乏しく、粘着
剤塗布量の軽減が十分図れず、そして品質的にも凹凸被
着面への追従性が不十分であった。
【0039】
【発明の効果】本発明により、微細かつ均一な気泡を含
有し、気泡の安定性が良好な粘着剤層を備える粘着テー
プの製造が可能となった。
有し、気泡の安定性が良好な粘着剤層を備える粘着テー
プの製造が可能となった。
【図1】本発明の製造装置を示す概略図である。
1…加熱保温タンク 2…粘着剤主成分液 3…ギアポンプ 4…タンク 5…発泡剤分散液 6…定量ポンプ 7…押出機 8…ノズル 9…テープ基材 10…冷却ロール 11…混合加熱領域 12…発泡領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 比野 欣之輔 東京都千代田区九段南2丁目2番4号 ニ チバン株式会社内 (72)発明者 高橋 健征 東京都千代田区九段南2丁目2番4号 ニ チバン株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 ホットメルト粘着剤層を備える粘着テー
プの製造方法において、該ホットメルト粘着剤と発泡剤
を圧力下で混合加熱して発泡剤を発泡させ基材に塗工す
ることにより、気泡径5〜30μm の気泡を該ホットメ
ルト粘着剤層に含有させ、これをテープ基材に塗工後急
冷することを特徴とする製造方法。
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|---|---|---|---|
| JP20705394A JP3373946B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 気泡含有粘着テープの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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| JP3373946B2 JP3373946B2 (ja) | 2003-02-04 |
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ID=16533432
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP20705394A Expired - Fee Related JP3373946B2 (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 気泡含有粘着テープの製造方法 |
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|---|---|---|---|---|
| EP1008638A3 (en) * | 1998-12-08 | 2000-11-08 | Nitto Denko Corporation | Method for producing foamed pressure-sensitive adhesive tape or sheet and apparatus for producing the same |
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| KR101428777B1 (ko) * | 2013-10-11 | 2014-08-12 | 황재우 | 핫멜트형 발포시트의 제조방법 및 그에 의하여 제조된 핫멜트형 발포시트 |
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-
1994
- 1994-08-31 JP JP20705394A patent/JP3373946B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP2017532394A (ja) * | 2014-08-17 | 2017-11-02 | フォーマティック, エルエルシー | 自己発泡性ホットメルト接着剤組成物並びにその作製方法及び使用方法 |
| JP2020041155A (ja) * | 2014-08-17 | 2020-03-19 | フォーマティック, エルエルシー | 自己発泡性ホットメルト接着剤組成物並びにその作製方法及び使用方法 |
| US11141748B2 (en) | 2014-08-17 | 2021-10-12 | Foammatick, Llc | Self-foaming hot melt adhesive compositions and methods of making and using same |
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|---|---|
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