JPH0868039A - コンクリートダム及びその施工方法 - Google Patents
コンクリートダム及びその施工方法Info
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- JPH0868039A JPH0868039A JP20783394A JP20783394A JPH0868039A JP H0868039 A JPH0868039 A JP H0868039A JP 20783394 A JP20783394 A JP 20783394A JP 20783394 A JP20783394 A JP 20783394A JP H0868039 A JPH0868039 A JP H0868039A
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Landscapes
- On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 迅速、安全に施工することが出来、また、高
品質化を図ることが出来るコンクリートダム及びその施
工方法を提供する。 【構成】 ダム施工領域Sdの上下流側にそれぞれ多数
のプレキャスト板1により立設形成されたダム表層部1
0、10間に、コンクリート11を打設して施工される
ことを特徴とする。
品質化を図ることが出来るコンクリートダム及びその施
工方法を提供する。 【構成】 ダム施工領域Sdの上下流側にそれぞれ多数
のプレキャスト板1により立設形成されたダム表層部1
0、10間に、コンクリート11を打設して施工される
ことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主にコンクリートによ
り河川や渓谷を横断して形成され、上流部に河水或いは
流出土砂を貯留するコンクリートダム及びその施工方法
に係わり、特に、迅速、安全、且つ高品質な施工を可能
とするコンクリートダム及びその施工方法に関する。
り河川や渓谷を横断して形成され、上流部に河水或いは
流出土砂を貯留するコンクリートダム及びその施工方法
に係わり、特に、迅速、安全、且つ高品質な施工を可能
とするコンクリートダム及びその施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリートダムの施工は、ダム
施工領域を左右岸方向に15m程度のブロックに区分け
し、そのブロックの上流側及び下流側に型枠を設置し、
その型枠内部にコンクリートを打設するようにして、各
ブロック毎にコンクリートを順次打設し、既打設のコン
クリートの上に更に上述同様にコンクリートを打設する
ようにして行なわれている。また、コンクリートダムの
施工の迅速化を可能としたRCD工法の場合には、図1
4に示すように、上流側及び下流側に設置された型枠1
01の間にセメント量を減じたノースランプの超硬練り
コンクリート102をダンプトラック103で運搬し、
ブルドーザー104で敷き均し、振動ローラー105、
バイブロドーザー106で締め固め、亀裂防止の横目地
107を振動式目地切機108で入れるようにして行な
われる。
施工領域を左右岸方向に15m程度のブロックに区分け
し、そのブロックの上流側及び下流側に型枠を設置し、
その型枠内部にコンクリートを打設するようにして、各
ブロック毎にコンクリートを順次打設し、既打設のコン
クリートの上に更に上述同様にコンクリートを打設する
ようにして行なわれている。また、コンクリートダムの
施工の迅速化を可能としたRCD工法の場合には、図1
4に示すように、上流側及び下流側に設置された型枠1
01の間にセメント量を減じたノースランプの超硬練り
コンクリート102をダンプトラック103で運搬し、
ブルドーザー104で敷き均し、振動ローラー105、
バイブロドーザー106で締め固め、亀裂防止の横目地
107を振動式目地切機108で入れるようにして行な
われる。
【0003】いずれにしても、従来のコンクリートダム
の施工では、ダム施工領域の上流側及び下流側に、コン
クリート打設空間S11を形成するように型枠101を
設置し、型枠101により形成されたコンクリート打設
空間S11にコンクリート102を打設し、そのコンク
リート102が硬化した後、型枠101を、上方に移動
し、その既打設のコンクリート102により形成された
堤体110の上流側及び下流側に取り付け、既打設のコ
ンクリート102の上に次なるコンクリート打設空間S
11を形成し、そのコンクリート打設空間S11にコン
クリート打設するようにしてコンクリート102を打ち
上げていき、ダムを施工する。この際に用いられる型枠
101には、幅50cm、長さ150cm程度の小さな
鋼製型枠を組み立てて形成される大型枠101が通常用
いられるが、近年は、図15に示すような、自らが堤体
110にアンカーを取りながら移動する型枠である、い
わゆる自動型枠120も用いられるようになっている。
の施工では、ダム施工領域の上流側及び下流側に、コン
クリート打設空間S11を形成するように型枠101を
設置し、型枠101により形成されたコンクリート打設
空間S11にコンクリート102を打設し、そのコンク
リート102が硬化した後、型枠101を、上方に移動
し、その既打設のコンクリート102により形成された
堤体110の上流側及び下流側に取り付け、既打設のコ
ンクリート102の上に次なるコンクリート打設空間S
11を形成し、そのコンクリート打設空間S11にコン
クリート打設するようにしてコンクリート102を打ち
上げていき、ダムを施工する。この際に用いられる型枠
101には、幅50cm、長さ150cm程度の小さな
鋼製型枠を組み立てて形成される大型枠101が通常用
いられるが、近年は、図15に示すような、自らが堤体
110にアンカーを取りながら移動する型枠である、い
わゆる自動型枠120も用いられるようになっている。
【0004】尚、自動型枠120の概略を説明すれば、
作業足場等が形成され、堤体110に着脱自在に設けら
れた自昇フレーム121を有しており、自昇フレーム1
21には、上下方向に伸縮自在なブーム122aを備え
た自昇装置122が設けられている。ブーム122aの
上端は、堤体110の上流側又は下流側に設けられた型
枠123の上端に着脱自在であり、型枠123には、左
右岸方向に沿う横行レール124が上下に複数設けられ
ている。また、自昇装置122には、横行レール124
に沿って移動自在な横行装置125が設けられている。
従って、ブーム122aの上端を型枠123に取り付け
ると共に、自昇フレーム121を堤体110に取り付
け、ブーム122aを伸ばすことにより、型枠123を
上方に移動させることが出来る。また、型枠123を堤
体110に取り付けた後に、自昇フレーム121を堤体
110から取り外し、ブーム122aを縮めることによ
り、自昇フレーム121を上方に引上げることが出来
る。よって、自動型枠120は、その型枠123と共に
上下方向に移動自在である。また、自動型枠120は、
自昇フレーム121を堤体110から取り外し、ブーム
122aの上端を型枠123から取り外し、横行装置1
25を型枠123に設けられた横行レール124に装着
すると、その横行装置125により横行レール124に
沿って左右岸方向に移動自在となる。よって、そのレー
ル124に沿って、左右岸方向に隣接する型枠123に
乗り移ることが出来るので、左右岸方向に連設される型
枠123を全て上方に移動させることが出来る。
作業足場等が形成され、堤体110に着脱自在に設けら
れた自昇フレーム121を有しており、自昇フレーム1
21には、上下方向に伸縮自在なブーム122aを備え
た自昇装置122が設けられている。ブーム122aの
上端は、堤体110の上流側又は下流側に設けられた型
枠123の上端に着脱自在であり、型枠123には、左
右岸方向に沿う横行レール124が上下に複数設けられ
ている。また、自昇装置122には、横行レール124
に沿って移動自在な横行装置125が設けられている。
従って、ブーム122aの上端を型枠123に取り付け
ると共に、自昇フレーム121を堤体110に取り付
け、ブーム122aを伸ばすことにより、型枠123を
上方に移動させることが出来る。また、型枠123を堤
体110に取り付けた後に、自昇フレーム121を堤体
110から取り外し、ブーム122aを縮めることによ
り、自昇フレーム121を上方に引上げることが出来
る。よって、自動型枠120は、その型枠123と共に
上下方向に移動自在である。また、自動型枠120は、
自昇フレーム121を堤体110から取り外し、ブーム
122aの上端を型枠123から取り外し、横行装置1
25を型枠123に設けられた横行レール124に装着
すると、その横行装置125により横行レール124に
沿って左右岸方向に移動自在となる。よって、そのレー
ル124に沿って、左右岸方向に隣接する型枠123に
乗り移ることが出来るので、左右岸方向に連設される型
枠123を全て上方に移動させることが出来る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のコンク
リートダムの施工では、以下に示す(イ)、(ロ)、
(ハ)のような問題を有している。 (イ)型枠の設置、取り外し、移動、解体等の大掛かり
な作業を要するため、更なる施工の迅速化を図ることが
難しい。 (ロ)既打設のコンクリートにより形成される堤体の上
流側及び下流側に型枠を取り付ける作業、及び、移動の
ために取り外す作業等の、高所での大掛かりな作業が必
要であるため、作業者の安全管理に多大な労力を要す
る。 (ハ)硬化したコンクリート表面に、ひび割れやジャン
カが生じ、表面の仕上り状態が見苦しくなる場合があ
る。
リートダムの施工では、以下に示す(イ)、(ロ)、
(ハ)のような問題を有している。 (イ)型枠の設置、取り外し、移動、解体等の大掛かり
な作業を要するため、更なる施工の迅速化を図ることが
難しい。 (ロ)既打設のコンクリートにより形成される堤体の上
流側及び下流側に型枠を取り付ける作業、及び、移動の
ために取り外す作業等の、高所での大掛かりな作業が必
要であるため、作業者の安全管理に多大な労力を要す
る。 (ハ)硬化したコンクリート表面に、ひび割れやジャン
カが生じ、表面の仕上り状態が見苦しくなる場合があ
る。
【0006】本発明は、上記事情に鑑み、迅速、安全に
施工することが出来、また、高品質化を図ることが出来
るコンクリートダム及びその施工方法を提供することを
目的としている。
施工することが出来、また、高品質化を図ることが出来
るコンクリートダム及びその施工方法を提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のコンクリ
ートダムは、コンクリートよりなるダム本体と、前記ダ
ム本体の上流側及び下流側に多数のプレキャスト板によ
りそれぞれ形成されたダム表層部とにより構成される。
ートダムは、コンクリートよりなるダム本体と、前記ダ
ム本体の上流側及び下流側に多数のプレキャスト板によ
りそれぞれ形成されたダム表層部とにより構成される。
【0008】請求項2記載のコンクリートダムの施工方
法は、ダム施工領域の上流側及び下流側にそれぞれ複数
のプレキャスト板を、内部にコンクリート打設空間を形
成するように設ける第一工程と、前記コンクリート打設
空間にコンクリートを、前記プレキャスト板を埋め殺し
とするように打設する第二工程と、前記ダム施工領域の
上流側に設けられたプレキャスト板の上端、及び前記ダ
ム施工領域の下流側に設けられたプレキャスト板の上端
に、それぞれ複数のプレキャスト板を、既打設の前記コ
ンクリートの上方に次なるコンクリート打設空間を形成
するように設ける第三工程と、前記次なるコンクリート
打設空間に、コンクリートを、前記プレキャスト板を埋
め殺しとするように打設する第四工程とを有し、前記第
三工程及び前記第四工程を繰り返すことによりコンクリ
ートを打ち上げるようにして堤体を築造することを特徴
とする。
法は、ダム施工領域の上流側及び下流側にそれぞれ複数
のプレキャスト板を、内部にコンクリート打設空間を形
成するように設ける第一工程と、前記コンクリート打設
空間にコンクリートを、前記プレキャスト板を埋め殺し
とするように打設する第二工程と、前記ダム施工領域の
上流側に設けられたプレキャスト板の上端、及び前記ダ
ム施工領域の下流側に設けられたプレキャスト板の上端
に、それぞれ複数のプレキャスト板を、既打設の前記コ
ンクリートの上方に次なるコンクリート打設空間を形成
するように設ける第三工程と、前記次なるコンクリート
打設空間に、コンクリートを、前記プレキャスト板を埋
め殺しとするように打設する第四工程とを有し、前記第
三工程及び前記第四工程を繰り返すことによりコンクリ
ートを打ち上げるようにして堤体を築造することを特徴
とする。
【0009】請求項3記載のコンクリートダムの施工方
法は、請求項2記載のコンクリートダムの施工方法であ
って、前記既打設のコンクリートと前記次なるコンクリ
ート打設空間を形成するように設けられたプレキャスト
板との間に、アンカーを設けることを特徴とする。
法は、請求項2記載のコンクリートダムの施工方法であ
って、前記既打設のコンクリートと前記次なるコンクリ
ート打設空間を形成するように設けられたプレキャスト
板との間に、アンカーを設けることを特徴とする。
【0010】請求項4記載のコンクリートダムの施工方
法は、請求項2又は3記載のコンクリートダムの施工方
法であって、前記ダム施工領域の上流側のプレキャスト
板と前記ダム施工領域の下流側のプレキャスト板との間
に、連結材を設けることを特徴とする。
法は、請求項2又は3記載のコンクリートダムの施工方
法であって、前記ダム施工領域の上流側のプレキャスト
板と前記ダム施工領域の下流側のプレキャスト板との間
に、連結材を設けることを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1記載のコンクリートダムによれば、多
数のプレキャスト板によりダム表層部が形成されている
ので、表面仕上りを良好にすることが出来る。また、プ
レキャスト板を埋め殺し型枠とすることにより、そのプ
レキャスト板は断熱作用を果し、ダム本体を形成するた
めに打設されたコンクリートの硬化時の発熱、その後の
収縮による熱作用によるひび割れの発生を抑制すること
が出来る。
数のプレキャスト板によりダム表層部が形成されている
ので、表面仕上りを良好にすることが出来る。また、プ
レキャスト板を埋め殺し型枠とすることにより、そのプ
レキャスト板は断熱作用を果し、ダム本体を形成するた
めに打設されたコンクリートの硬化時の発熱、その後の
収縮による熱作用によるひび割れの発生を抑制すること
が出来る。
【0012】また、プレキャスト板を埋め殺し型枠とし
て用いることにより、従来のコンクリートダムの施工に
おける型枠の設置、取り外し、移動、解体等の大掛かり
な作業を省くことが出来る。
て用いることにより、従来のコンクリートダムの施工に
おける型枠の設置、取り外し、移動、解体等の大掛かり
な作業を省くことが出来る。
【0013】更に、プレキャスト板を埋め殺し型枠とし
て用いてコンクリートを打ち上げていく場合には、コン
クリートが打設されたプレキャスト板の上に、次なるコ
ンクリート打設空間を形成するプレキャスト板を設ける
ことにより、既打設のコンクリート上から埋め殺し型枠
としてのプレキャスト板の連結作業を行なうことが出来
る。よって、従来のように既打設のコンクリートにより
形成される堤体の上流側及び下流側に型枠を取り付ける
作業、及び、移動のために取り外す作業等の、高所での
大掛かりな作業を省くことが出来る。
て用いてコンクリートを打ち上げていく場合には、コン
クリートが打設されたプレキャスト板の上に、次なるコ
ンクリート打設空間を形成するプレキャスト板を設ける
ことにより、既打設のコンクリート上から埋め殺し型枠
としてのプレキャスト板の連結作業を行なうことが出来
る。よって、従来のように既打設のコンクリートにより
形成される堤体の上流側及び下流側に型枠を取り付ける
作業、及び、移動のために取り外す作業等の、高所での
大掛かりな作業を省くことが出来る。
【0014】請求項2記載のコンクリートダムの施工方
法によれば、プレキャスト板を埋め殺し型枠として用い
るので、従来のコンクリートダムの施工における型枠の
設置、取り外し、移動、解体等の大掛かりな作業を省く
ことが出来る。
法によれば、プレキャスト板を埋め殺し型枠として用い
るので、従来のコンクリートダムの施工における型枠の
設置、取り外し、移動、解体等の大掛かりな作業を省く
ことが出来る。
【0015】また、プレキャスト板は、既設のプレキャ
スト板に設けられるので、既打設のコンクリート上から
その連結作業を行なうことが出来る。よって、従来のよ
うに既打設のコンクリートにより形成される堤体の上流
側及び下流側に型枠を取り付ける作業、及び、移動のた
めに取り外す作業等の、高所での大掛かりな作業を省く
ことが出来る。
スト板に設けられるので、既打設のコンクリート上から
その連結作業を行なうことが出来る。よって、従来のよ
うに既打設のコンクリートにより形成される堤体の上流
側及び下流側に型枠を取り付ける作業、及び、移動のた
めに取り外す作業等の、高所での大掛かりな作業を省く
ことが出来る。
【0016】更に、ダム表層部が多数のプレキャスト板
により形成されることとなるので、表面仕上りを良好に
することが出来る。また、埋め殺し型枠となるプレキャ
スト板は断熱作用を果すので、ダム本体を形成するため
に打設されたコンクリートの硬化時の発熱、その後の収
縮による熱作用によるひび割れの発生を抑制することが
出来る。
により形成されることとなるので、表面仕上りを良好に
することが出来る。また、埋め殺し型枠となるプレキャ
スト板は断熱作用を果すので、ダム本体を形成するため
に打設されたコンクリートの硬化時の発熱、その後の収
縮による熱作用によるひび割れの発生を抑制することが
出来る。
【0017】請求項3記載のコンクリートダムの施工方
法によれば、アンカーによりプレキャスト板が支持され
るので、コンクリート打設時にコンクリートの圧力によ
りプレキャスト板が外方に変形することを防止すること
が出来る。
法によれば、アンカーによりプレキャスト板が支持され
るので、コンクリート打設時にコンクリートの圧力によ
りプレキャスト板が外方に変形することを防止すること
が出来る。
【0018】請求項4記載のコンクリートダムの施工方
法によれば、連結材によりコンクリート打設時にコンク
リートの圧力によりプレキャスト板が外方に変形するこ
とを防止することが出来る。
法によれば、連結材によりコンクリート打設時にコンク
リートの圧力によりプレキャスト板が外方に変形するこ
とを防止することが出来る。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。図1は施工途中の本発明のコンクリートダム10
0の一実施例を示す図であり、コンクリートダム100
は、その上流側(図1左側)と下流側(図1右側)にそ
れぞれ、対向するように立設形成されたダム表層部1
0、10を有しており、ダム表層部10、10は、それ
ぞれ、上下方向及び左右岸方向(図1紙面に直角な方
向)に、連設された複数のプレキャスト板1により構成
されている。尚、下流側(図1右側)のダム表層部10
は、上流側に若干傾斜して設けられている。
する。図1は施工途中の本発明のコンクリートダム10
0の一実施例を示す図であり、コンクリートダム100
は、その上流側(図1左側)と下流側(図1右側)にそ
れぞれ、対向するように立設形成されたダム表層部1
0、10を有しており、ダム表層部10、10は、それ
ぞれ、上下方向及び左右岸方向(図1紙面に直角な方
向)に、連設された複数のプレキャスト板1により構成
されている。尚、下流側(図1右側)のダム表層部10
は、上流側に若干傾斜して設けられている。
【0020】各プレキャスト板1は、図6に示すよう
に、コンクリート等により予め長方形の板状に形成され
た部材であり、プレキャスト板1の内側の面は、打継処
理が施された打継処理面1aとなっている。プレキャス
ト板1の上端面1b及び下端面1cは、プレキャスト板
1の打継処理面1aに対して直角に形成されている。プ
レキャスト板1の左端面1d及び右端面1eは、打継処
理面1a側に狭まるようにテーパーしている。
に、コンクリート等により予め長方形の板状に形成され
た部材であり、プレキャスト板1の内側の面は、打継処
理が施された打継処理面1aとなっている。プレキャス
ト板1の上端面1b及び下端面1cは、プレキャスト板
1の打継処理面1aに対して直角に形成されている。プ
レキャスト板1の左端面1d及び右端面1eは、打継処
理面1a側に狭まるようにテーパーしている。
【0021】また、プレキャスト板1の上端面1b、下
端面1c、左端面1d、右端面1eには、打継処理面1
a側に切り欠かれた溝2が、それぞれ複数形成されてお
り、溝2には、連結金具3が設けられており、連結金具
3は、上方又は下方又は左方又は右方に隣接するプレキ
ャスト板1に向けて貫通したピン孔3aを有している。
端面1c、左端面1d、右端面1eには、打継処理面1
a側に切り欠かれた溝2が、それぞれ複数形成されてお
り、溝2には、連結金具3が設けられており、連結金具
3は、上方又は下方又は左方又は右方に隣接するプレキ
ャスト板1に向けて貫通したピン孔3aを有している。
【0022】そして、図7に示すように、上下又は左右
に隣接するプレキャスト板1、1は、上端面1b、下端
面1c又は左端面1d、右端面1eに設けられた図6に
示す連結金具3のピン孔3aの位置を一致させ、その一
致したピン孔3a、3aに図示しないボルトを貫通し
て、図示しないナットを締着することにより連結され
る。
に隣接するプレキャスト板1、1は、上端面1b、下端
面1c又は左端面1d、右端面1eに設けられた図6に
示す連結金具3のピン孔3aの位置を一致させ、その一
致したピン孔3a、3aに図示しないボルトを貫通し
て、図示しないナットを締着することにより連結され
る。
【0023】また、図8に示すように、上下に隣接する
プレキャスト板1、1の下端面1cと上端面1bとの間
の、プレキャスト板1の表面1f側の端には、ガスケッ
ト4が設けられており、上下に隣接するプレキャスト板
1、1の下端面1cと上端面1bとの間の、ガスケット
4より打継処理面1a側には、モルタル5が充填されて
いる。
プレキャスト板1、1の下端面1cと上端面1bとの間
の、プレキャスト板1の表面1f側の端には、ガスケッ
ト4が設けられており、上下に隣接するプレキャスト板
1、1の下端面1cと上端面1bとの間の、ガスケット
4より打継処理面1a側には、モルタル5が充填されて
いる。
【0024】図9に示すように、左右に隣接するプレキ
ャスト板1、1の左端面1dと右端面1eとの間の、プ
レキャスト板1の表面1f側の端には、ガスケット6が
設けられており、左右に隣接するプレキャスト板1、1
の左端面1dと右端面1eとの間の、ガスケット6より
打継処理面1a側には、シール材7が設けられている。
ャスト板1、1の左端面1dと右端面1eとの間の、プ
レキャスト板1の表面1f側の端には、ガスケット6が
設けられており、左右に隣接するプレキャスト板1、1
の左端面1dと右端面1eとの間の、ガスケット6より
打継処理面1a側には、シール材7が設けられている。
【0025】図1に示すように、プレキャスト板1によ
り構成されたダム表層部10、10の間には、コンクリ
ート11が、下方から上方に向けて層状に打設されてお
り、このコンクリート11によりダム本体20が形成さ
れている。
り構成されたダム表層部10、10の間には、コンクリ
ート11が、下方から上方に向けて層状に打設されてお
り、このコンクリート11によりダム本体20が形成さ
れている。
【0026】また、ダム表層部10、10を形成してい
る各プレキャスト板1の打継処理面1a側には、コンク
リート11に埋設されたバックアンカー12が設けられ
ており、バックアンカー12の下端は、バックアンカー
12が設けられたプレキャスト板1より下方のコンクリ
ート11の層の上面に位置している。
る各プレキャスト板1の打継処理面1a側には、コンク
リート11に埋設されたバックアンカー12が設けられ
ており、バックアンカー12の下端は、バックアンカー
12が設けられたプレキャスト板1より下方のコンクリ
ート11の層の上面に位置している。
【0027】即ち、図6に示すように、プレキャスト板
1の打継処理面1aには、上下に二列、複数の雌ねじ金
具8が埋設されており、雌ねじ金具8には、図10に示
すように、端部に環9aを有する雄ねじ9が螺着されて
いる。また、当該プレキャスト板1より下方のコンクリ
ート11の層の上面には、各雄ねじ9に対応するよう
に、雌ねじ金具13が埋設されており、雌ねじ金具13
には、端部に環14aを有する雄ねじ14が螺着されて
いる。そして、プレキャスト板1側の環9aとコンクリ
ート11側の環14aとの間に、前述のバックアンカー
12が設けられている。
1の打継処理面1aには、上下に二列、複数の雌ねじ金
具8が埋設されており、雌ねじ金具8には、図10に示
すように、端部に環9aを有する雄ねじ9が螺着されて
いる。また、当該プレキャスト板1より下方のコンクリ
ート11の層の上面には、各雄ねじ9に対応するよう
に、雌ねじ金具13が埋設されており、雌ねじ金具13
には、端部に環14aを有する雄ねじ14が螺着されて
いる。そして、プレキャスト板1側の環9aとコンクリ
ート11側の環14aとの間に、前述のバックアンカー
12が設けられている。
【0028】バックアンカー12は、上部棒部材12a
と、下部棒部材12bと、上部棒部材12aと下部棒部
材12bを、バックアンカー12全体として伸縮自在な
るように接合するターンバックル12cよりなり、上部
棒部材12aの上端には、フック12dが設けられてい
る。そのフック12dは、プレキャスト板1側の環9a
に挿入され、掛着されており、下部棒部材12bの下端
にも、フック12eが設けられている。そのフック12
eは、コンクリート11側の環14aに挿入され、掛着
されている。また、フック12d、12eと環9a、1
4aは、略遊びの無い状態で掛着されている。
と、下部棒部材12bと、上部棒部材12aと下部棒部
材12bを、バックアンカー12全体として伸縮自在な
るように接合するターンバックル12cよりなり、上部
棒部材12aの上端には、フック12dが設けられてい
る。そのフック12dは、プレキャスト板1側の環9a
に挿入され、掛着されており、下部棒部材12bの下端
にも、フック12eが設けられている。そのフック12
eは、コンクリート11側の環14aに挿入され、掛着
されている。また、フック12d、12eと環9a、1
4aは、略遊びの無い状態で掛着されている。
【0029】コンクリートダム100は、以上のような
構成を有するので、図1に示すように、多数のプレキャ
スト板1によりダム表層部10が形成されていることか
ら、表面仕上りを良好にすることが出来る。よって、コ
ンクリートダム100の高品質化を図ることが出来る。
構成を有するので、図1に示すように、多数のプレキャ
スト板1によりダム表層部10が形成されていることか
ら、表面仕上りを良好にすることが出来る。よって、コ
ンクリートダム100の高品質化を図ることが出来る。
【0030】また、コンクリートダム100は、図11
に示す施工工程を繰り返すようにして施工することが出
来る。即ち、まず、プレキャスト板吊り込み工程C1で
は、図2又は図4に示すように、ダム施工領域Sdの上
流側及び下流側に既設され、ダム表層部10、10の下
部を形成するプレキャスト板1の上端に、クレーン31
により、次なるプレキャスト板1を、それぞれ、プレキ
ャスト板1の打継処理面1aを内方に向けるようにして
吊り込む。クレーン31は、ダム施工領域Sdの上方に
架設されたケーブルクレーン、又は、コンクリート1に
より既設されたダム本体20上に運び込まれたクローラ
ークレーン等の吊り込み装置である。
に示す施工工程を繰り返すようにして施工することが出
来る。即ち、まず、プレキャスト板吊り込み工程C1で
は、図2又は図4に示すように、ダム施工領域Sdの上
流側及び下流側に既設され、ダム表層部10、10の下
部を形成するプレキャスト板1の上端に、クレーン31
により、次なるプレキャスト板1を、それぞれ、プレキ
ャスト板1の打継処理面1aを内方に向けるようにして
吊り込む。クレーン31は、ダム施工領域Sdの上方に
架設されたケーブルクレーン、又は、コンクリート1に
より既設されたダム本体20上に運び込まれたクローラ
ークレーン等の吊り込み装置である。
【0031】次に、図11に示す位置合わせ工程C2で
は、吊り込まれたプレキャスト板1は、図7に示すよう
に、既設のダム本体20下部上に待機した作業員によ
り、既設のプレキャスト板1の上端面1bの連結金具3
と、吊り込まれたプレキャスト板1の下端面1cの連結
金具3の位置が、一致するように誘導され、位置決めさ
れる。
は、吊り込まれたプレキャスト板1は、図7に示すよう
に、既設のダム本体20下部上に待機した作業員によ
り、既設のプレキャスト板1の上端面1bの連結金具3
と、吊り込まれたプレキャスト板1の下端面1cの連結
金具3の位置が、一致するように誘導され、位置決めさ
れる。
【0032】次に、図11に示す連結金具締結工程C3
では、吊られた状態でまま、既設のプレキャスト板1の
上端面1bの連結金具3と、吊り込まれたプレキャスト
板1の下端面1cの連結金具3とをボルト及びナットに
より連結する。
では、吊られた状態でまま、既設のプレキャスト板1の
上端面1bの連結金具3と、吊り込まれたプレキャスト
板1の下端面1cの連結金具3とをボルト及びナットに
より連結する。
【0033】また、図11に示す目地処理工程C4で
は、上記のように既設のプレキャスト板1と吊り込まれ
たプレキャスト板1とを連結する過程で、その既設のプ
レキャスト板1の上端面1bと吊り込まれたプレキャス
ト板1の下端面1cとの間に、図8に示すように、表面
1f側の端にガスケット4を設け、また、ガスケット4
より打継処理面1a側にモルタル5を設ける。これによ
り、上下に隣接するプレキャスト板1間の目地から水が
浸透することを防ぐことが出来る。
は、上記のように既設のプレキャスト板1と吊り込まれ
たプレキャスト板1とを連結する過程で、その既設のプ
レキャスト板1の上端面1bと吊り込まれたプレキャス
ト板1の下端面1cとの間に、図8に示すように、表面
1f側の端にガスケット4を設け、また、ガスケット4
より打継処理面1a側にモルタル5を設ける。これによ
り、上下に隣接するプレキャスト板1間の目地から水が
浸透することを防ぐことが出来る。
【0034】既設のプレキャスト板1と吊り込まれたプ
レキャスト板1との連結及び目地処理が完了したなら
ば、次に、図11に示すバックアンカー設置工程C5に
移る。バックアンカー設置工程C5では、図3及び図5
に示すように、吊り込まれたプレキャスト板1と既打設
のコンクリート11により形成されたダム本体20下部
との間に、バックアンカー12を取り付ける。
レキャスト板1との連結及び目地処理が完了したなら
ば、次に、図11に示すバックアンカー設置工程C5に
移る。バックアンカー設置工程C5では、図3及び図5
に示すように、吊り込まれたプレキャスト板1と既打設
のコンクリート11により形成されたダム本体20下部
との間に、バックアンカー12を取り付ける。
【0035】尚、ダム本体20下部を形成しているコン
クリート11の上面には、そのコンクリート11が硬化
する前に、図10に示すように、プレキャスト板1に設
けられた複数の雌ねじ金具8に対応する複数の雌ねじ金
具13が埋設されている。
クリート11の上面には、そのコンクリート11が硬化
する前に、図10に示すように、プレキャスト板1に設
けられた複数の雌ねじ金具8に対応する複数の雌ねじ金
具13が埋設されている。
【0036】バックアンカー12の取り付けにおいて
は、まず、プレキャスト板1の打継処理面1aに上下に
二列設けられた各雌ねじ金具8に、それぞれ環9aを有
する雄ねじ9を螺着し、同様に、既打設のコンクリート
11に設けられた各雌ねじ金具13に環14aを有する
雄ねじ14を螺着する。次に、バックアンカー12の上
部棒部材12aのフック12dをプレキャスト板1の雄
ねじ9の環9aに挿入、掛着し、下部棒部材12bのフ
ック12eを、既打設のコンクリート11に設けられた
雄ねじ14の環14aに挿入、掛着する。そして、バッ
クアンカー12のターンバックル12cによりバックア
ンカー12を伸縮するすることにより、プレキャスト板
1の設置角度の調整を行なう。
は、まず、プレキャスト板1の打継処理面1aに上下に
二列設けられた各雌ねじ金具8に、それぞれ環9aを有
する雄ねじ9を螺着し、同様に、既打設のコンクリート
11に設けられた各雌ねじ金具13に環14aを有する
雄ねじ14を螺着する。次に、バックアンカー12の上
部棒部材12aのフック12dをプレキャスト板1の雄
ねじ9の環9aに挿入、掛着し、下部棒部材12bのフ
ック12eを、既打設のコンクリート11に設けられた
雄ねじ14の環14aに挿入、掛着する。そして、バッ
クアンカー12のターンバックル12cによりバックア
ンカー12を伸縮するすることにより、プレキャスト板
1の設置角度の調整を行なう。
【0037】従って、吊り込まれたプレキャスト板1
は、バックアンカー12により所定の設置角度に精度良
く設置することが出来、また、既打設のコンクリート1
1に固定される。更に、バックアンカー12は、図7に
示すようにプレキャスト板1の上下にそれぞれ設けら
れ、また、左右岸方向に複数設けられるので、プレキャ
スト板1を既打設のコンクリート11に堅固に固定する
ことが出来る。
は、バックアンカー12により所定の設置角度に精度良
く設置することが出来、また、既打設のコンクリート1
1に固定される。更に、バックアンカー12は、図7に
示すようにプレキャスト板1の上下にそれぞれ設けら
れ、また、左右岸方向に複数設けられるので、プレキャ
スト板1を既打設のコンクリート11に堅固に固定する
ことが出来る。
【0038】また、図1に示すように、ダム施工領域S
dの上流側及び下流側に既設され、ダム表層部10、1
0の下部を形成するプレキャスト板1は、図7に示すよ
うに、左右岸方向に多数連設されており、その各プレキ
ャスト板1上には、上述同様に、それぞれ、プレキャス
ト板1が吊り込まれ、連結され、また、バックアンカー
12により、既設のコンクリート11に固定される。
dの上流側及び下流側に既設され、ダム表層部10、1
0の下部を形成するプレキャスト板1は、図7に示すよ
うに、左右岸方向に多数連設されており、その各プレキ
ャスト板1上には、上述同様に、それぞれ、プレキャス
ト板1が吊り込まれ、連結され、また、バックアンカー
12により、既設のコンクリート11に固定される。
【0039】また、既設のプレキャスト板1上にそれぞ
れ設けられたプレキャスト板1は、それぞれ左右岸方向
に隣接するプレキャスト板1どうしが互いに連結され
る。その連結は、隣接するプレキャスト板1の左右端面
1d、1eに設けられた連結金具3、3をボルト、ナッ
トにより締結することにより行なわれる。
れ設けられたプレキャスト板1は、それぞれ左右岸方向
に隣接するプレキャスト板1どうしが互いに連結され
る。その連結は、隣接するプレキャスト板1の左右端面
1d、1eに設けられた連結金具3、3をボルト、ナッ
トにより締結することにより行なわれる。
【0040】また、隣接するプレキャスト板1の連結の
過程では、その左右端面1d、1eには、図9に示すよ
うに、表面1f側の端にガスケット6を設け、また、ガ
スケット6より打継処理面1a側にはシール材7が設け
られる。これにより、左右に隣接するプレキャスト板1
間の目地から水が浸透することを防ぐことが出来る。
過程では、その左右端面1d、1eには、図9に示すよ
うに、表面1f側の端にガスケット6を設け、また、ガ
スケット6より打継処理面1a側にはシール材7が設け
られる。これにより、左右に隣接するプレキャスト板1
間の目地から水が浸透することを防ぐことが出来る。
【0041】よって、図5に示すように、ダム施工領域
Sdの上流側及び下流側に既設され、ダム表層部10、
10の下部を形成するプレキャスト板1上に更に、プレ
キャスト板1を設けることが出来るので、その間、即
ち、既打設のコンクリート11上に更にコンクリート打
設空間S1を形成することが出来る。
Sdの上流側及び下流側に既設され、ダム表層部10、
10の下部を形成するプレキャスト板1上に更に、プレ
キャスト板1を設けることが出来るので、その間、即
ち、既打設のコンクリート11上に更にコンクリート打
設空間S1を形成することが出来る。
【0042】また、既設のプレキャスト板1と、吊り込
まれたプレキャスト板1の連結及び吊り込まれたプレキ
ャスト板1どうしの連結は、連結金具3がプレキャスト
板1の打継処理面1c側に設けられた溝2に設けられて
いるので、既打設のコンクリート11上で行なうことが
出来る。更に、吊り込まれたプレキャスト板1の既設の
コンクリート11への固定も、上記のように既打設のコ
ンクリート11上から行なうことが出来る。従って、既
設のプレキャスト板1上へのプレキャスト板1の設置作
業は、既打設のコンクリート11より行なうことが出来
るので、従来のように、既打設のコンクリートにより形
成される堤体の上流側及び下流側に型枠を取り付ける作
業、及び、移動のために取り外す作業等の、高所での大
掛かりな作業を省くことが出来る。よって、施工の安全
性を向上することが出来る。
まれたプレキャスト板1の連結及び吊り込まれたプレキ
ャスト板1どうしの連結は、連結金具3がプレキャスト
板1の打継処理面1c側に設けられた溝2に設けられて
いるので、既打設のコンクリート11上で行なうことが
出来る。更に、吊り込まれたプレキャスト板1の既設の
コンクリート11への固定も、上記のように既打設のコ
ンクリート11上から行なうことが出来る。従って、既
設のプレキャスト板1上へのプレキャスト板1の設置作
業は、既打設のコンクリート11より行なうことが出来
るので、従来のように、既打設のコンクリートにより形
成される堤体の上流側及び下流側に型枠を取り付ける作
業、及び、移動のために取り外す作業等の、高所での大
掛かりな作業を省くことが出来る。よって、施工の安全
性を向上することが出来る。
【0043】そして、図11のコンクリート打設工程C
6では、図5に示すコンクリート打設空間S1にコンク
リート11を打設する。この際、プレキャスト板1は、
バックアンカー12により既打設のコンクリート11に
固定されているので、コンクリート打設時にコンクリー
ト11の圧力によりプレキャスト板1が外方に変形する
ことを防止することが出来るので、一層の高品質化を図
ることが出来る。
6では、図5に示すコンクリート打設空間S1にコンク
リート11を打設する。この際、プレキャスト板1は、
バックアンカー12により既打設のコンクリート11に
固定されているので、コンクリート打設時にコンクリー
ト11の圧力によりプレキャスト板1が外方に変形する
ことを防止することが出来るので、一層の高品質化を図
ることが出来る。
【0044】プレキャスト板1のコンクリート打設空間
S1側の面は、打継処理の施された打継処理面1aとな
っており、また、プレキャスト板1に設けられたバック
アンカー12はコンクリート11に埋設されることとな
るので、プレキャスト板1とコンクリート11とを強力
に接合することが出来る。
S1側の面は、打継処理の施された打継処理面1aとな
っており、また、プレキャスト板1に設けられたバック
アンカー12はコンクリート11に埋設されることとな
るので、プレキャスト板1とコンクリート11とを強力
に接合することが出来る。
【0045】上記のように埋め殺し型枠となるプレキャ
スト板1は断熱作用を果すので、ダム本体20を形成す
るために打設されたコンクリート11の硬化時の発熱、
その後の収縮の際の熱作用によるひび割れの発生を抑制
することが出来る。よって、高品質化を図ることが出来
る。
スト板1は断熱作用を果すので、ダム本体20を形成す
るために打設されたコンクリート11の硬化時の発熱、
その後の収縮の際の熱作用によるひび割れの発生を抑制
することが出来る。よって、高品質化を図ることが出来
る。
【0046】また、プレキャスト板1を埋め殺し型枠と
して用いるので、従来のコンクリートダムの施工におけ
る型枠の設置、取り外し、移動、解体等の大掛かりな作
業を省くことが出来るので、施工の迅速化を図ることが
出来る。
して用いるので、従来のコンクリートダムの施工におけ
る型枠の設置、取り外し、移動、解体等の大掛かりな作
業を省くことが出来るので、施工の迅速化を図ることが
出来る。
【0047】以上が本発明のコンクリートダム100の
施工工程の一サイクルであり、このサイクルを繰り返す
ことで、プレキャスト板1によりダム表層部10を形成
しつつ、コンクリート11によりダム本体20を形成す
ることが出来る。また、上述のように、高品質なコンク
リートダム100を、迅速、安全に施工することが出来
る。
施工工程の一サイクルであり、このサイクルを繰り返す
ことで、プレキャスト板1によりダム表層部10を形成
しつつ、コンクリート11によりダム本体20を形成す
ることが出来る。また、上述のように、高品質なコンク
リートダム100を、迅速、安全に施工することが出来
る。
【0048】また、コンクリートダム100の基礎にプ
レキャスト板1を設置する場合も、その基礎の上流側及
び下流側にプレキャスト板設置部を形成し、その設置部
の上端に、プレキャスト板1の連結金具3同様の連結金
具を設け、更に基礎上に既打設のコンクリート11に埋
設された雌ねじ金具13同様の雌ねじ金具を埋設してお
くことにより、上記同様に行なうことが出来る。
レキャスト板1を設置する場合も、その基礎の上流側及
び下流側にプレキャスト板設置部を形成し、その設置部
の上端に、プレキャスト板1の連結金具3同様の連結金
具を設け、更に基礎上に既打設のコンクリート11に埋
設された雌ねじ金具13同様の雌ねじ金具を埋設してお
くことにより、上記同様に行なうことが出来る。
【0049】尚、上記実施例においては、バックアンカ
ー12をプレキャスト板1の上下に二列設けたが、必ず
しも二列である必要はなく、プレキャスト板1の大きさ
に応じて、一列でも、又、三列以上であってもよいこと
は勿論である。
ー12をプレキャスト板1の上下に二列設けたが、必ず
しも二列である必要はなく、プレキャスト板1の大きさ
に応じて、一列でも、又、三列以上であってもよいこと
は勿論である。
【0050】また、上記実施例では、バックアンカー1
2により、コンクリート打設時におけるプレキャスト板
1の外方への変形を阻止するように設けたが、図12、
図13に示すように、バックアンカー12に加えて、上
流側に設けられたプレキャスト板1の上端と、下流側に
設けられたプレキャスト板1との上端に連結材31を架
設することにより、その変形を防止するようにしてもよ
い。これにより、変形に対する防止効果を高めることが
出来るので、更に一層の高品質化を図ることが出来る。
この場合、連結材31の両端は、図12に示すように、
プレキャスト板1の上端に設けられた連結金具3にボル
ト、ナットにより連結されるように形成されており、更
に、連結材31の両端部下面とプレキャスト板1の打継
処理面1aの上端部との間に、それぞれブラケット32
を設けることにより、連結材31とプレキャスト板1と
の連結力を高めることが出来る。また、図13に示すよ
うに、連結材31は、プレキャスト板1の上端に複数設
けられた連結金具3毎に設けられている。
2により、コンクリート打設時におけるプレキャスト板
1の外方への変形を阻止するように設けたが、図12、
図13に示すように、バックアンカー12に加えて、上
流側に設けられたプレキャスト板1の上端と、下流側に
設けられたプレキャスト板1との上端に連結材31を架
設することにより、その変形を防止するようにしてもよ
い。これにより、変形に対する防止効果を高めることが
出来るので、更に一層の高品質化を図ることが出来る。
この場合、連結材31の両端は、図12に示すように、
プレキャスト板1の上端に設けられた連結金具3にボル
ト、ナットにより連結されるように形成されており、更
に、連結材31の両端部下面とプレキャスト板1の打継
処理面1aの上端部との間に、それぞれブラケット32
を設けることにより、連結材31とプレキャスト板1と
の連結力を高めることが出来る。また、図13に示すよ
うに、連結材31は、プレキャスト板1の上端に複数設
けられた連結金具3毎に設けられている。
【0051】また、上記実施例においては、一段のプレ
キャスト板1によりコンクリート打設空間S1を形成し
たが、図12に示すように、プレキャスト板1を複数段
上下方向に連結して、コンクリート打設空間S1を形成
するようにしてもよいことは勿論である。
キャスト板1によりコンクリート打設空間S1を形成し
たが、図12に示すように、プレキャスト板1を複数段
上下方向に連結して、コンクリート打設空間S1を形成
するようにしてもよいことは勿論である。
【0052】また、上記実施例においては、図10に示
すように、プレキャスト板1の打継処理面1a側に環9
aを有する雄ねじ9を設け、既打設のコンクリート11
に環14aを有する雄ねじ14を設け、その間にバック
アンカー12を、その両端のフック12d、12eによ
り掛着するように設けたが、その雄ねじ9、14を溶接
板を有する雄ねじとし、バックアンカー12の両端も溶
接板として、バックアンカー12を、雄ねじ9、14に
対して、溶接するように設けてもよい。
すように、プレキャスト板1の打継処理面1a側に環9
aを有する雄ねじ9を設け、既打設のコンクリート11
に環14aを有する雄ねじ14を設け、その間にバック
アンカー12を、その両端のフック12d、12eによ
り掛着するように設けたが、その雄ねじ9、14を溶接
板を有する雄ねじとし、バックアンカー12の両端も溶
接板として、バックアンカー12を、雄ねじ9、14に
対して、溶接するように設けてもよい。
【0053】また、更に、棒状又は板状のバックアンカ
ーを既打設のコンクリート11に予めその上端がプレキ
ャスト板1の設置位置付近に位置するように埋設してお
くと共に、プレキャスト板1の打継処理面1a側に幅広
の溶接板を突設しておくことにより、プレキャスト板1
の設置角度を調整した後にそのバックアンカーを溶接す
るようにしてもよい。
ーを既打設のコンクリート11に予めその上端がプレキ
ャスト板1の設置位置付近に位置するように埋設してお
くと共に、プレキャスト板1の打継処理面1a側に幅広
の溶接板を突設しておくことにより、プレキャスト板1
の設置角度を調整した後にそのバックアンカーを溶接す
るようにしてもよい。
【0054】
【発明の効果】請求項1記載のコンクリートダムによれ
ば、表面仕上りを良好にすることが出来、ダム本体を形
成するために打設されたコンクリートの硬化時の発熱、
その後の収縮による熱作用によるひび割れの発生を抑制
することが出来るので、高品質化を図ることが出来る。
また、従来のコンクリートダムの施工における型枠の設
置、取り外し、移動、解体等の大掛かりな作業を省くこ
とが出来るので、施工の迅速化を図ることが出来る。更
に、従来の高所での大掛かりな作業を省くことが出来る
ので、施工の安全性を向上することが出来る。
ば、表面仕上りを良好にすることが出来、ダム本体を形
成するために打設されたコンクリートの硬化時の発熱、
その後の収縮による熱作用によるひび割れの発生を抑制
することが出来るので、高品質化を図ることが出来る。
また、従来のコンクリートダムの施工における型枠の設
置、取り外し、移動、解体等の大掛かりな作業を省くこ
とが出来るので、施工の迅速化を図ることが出来る。更
に、従来の高所での大掛かりな作業を省くことが出来る
ので、施工の安全性を向上することが出来る。
【0055】請求項2記載のコンクリートダムの施工方
法によれば、請求項1記載のコンクリートダムにおける
効果と同様の効果を有する。
法によれば、請求項1記載のコンクリートダムにおける
効果と同様の効果を有する。
【0056】請求項3記載のコンクリートダムの施工方
法によれば、上記効果に加えて、アンカーによりコンク
リート打設時にコンクリートの圧力によりプレキャスト
板が外方に変形することを防止することが出来るので、
一層の高品質化を図ることが出来る。
法によれば、上記効果に加えて、アンカーによりコンク
リート打設時にコンクリートの圧力によりプレキャスト
板が外方に変形することを防止することが出来るので、
一層の高品質化を図ることが出来る。
【0057】請求項4記載のコンクリートダムの施工方
法によれば、上記効果に加えて、連結材によりコンクリ
ート打設時にコンクリートの圧力によりプレキャスト板
が外方に変形することを防止することが出来るので、更
に一層の高品質化を図ることが出来る。
法によれば、上記効果に加えて、連結材によりコンクリ
ート打設時にコンクリートの圧力によりプレキャスト板
が外方に変形することを防止することが出来るので、更
に一層の高品質化を図ることが出来る。
【図1】 施工途中の本発明のコンクリートダムの一実
施例を示す図である。
施例を示す図である。
【図2】 図1のコンクリートダムの施工過程を示す図
であって、上流側の既設のプレキャスト板に次なるプレ
キャスト板を吊り込んでいる状態を示す図である。
であって、上流側の既設のプレキャスト板に次なるプレ
キャスト板を吊り込んでいる状態を示す図である。
【図3】 図1のコンクリートダムの施工過程を示す図
であって、上流側の既設のプレキャスト板上に次なるプ
レキャスト板を設置した状態を示す図である。
であって、上流側の既設のプレキャスト板上に次なるプ
レキャスト板を設置した状態を示す図である。
【図4】 図1のコンクリートダムの施工過程を示す図
であって、下流側の既設のプレキャスト板に次なるプレ
キャスト板を吊り込んでいる状態を示す図である。
であって、下流側の既設のプレキャスト板に次なるプレ
キャスト板を吊り込んでいる状態を示す図である。
【図5】 図1のコンクリートダムの施工過程を示す図
であって、上下流側の既設のプレキャスト板上にそれぞ
れ次なるプレキャスト板を設置した状態を示す図であ
る。
であって、上下流側の既設のプレキャスト板上にそれぞ
れ次なるプレキャスト板を設置した状態を示す図であ
る。
【図6】 図1のプレキャスト板を示す図である。
【図7】 図5のプレキャスト板の設置状態を示す斜視
図である。
図である。
【図8】 図7の上下に隣接したプレキャスト板間の目
地を示す図である。
地を示す図である。
【図9】 図7の左右に隣接したプレキャスト板間の目
地を示す図である。
地を示す図である。
【図10】 図7のバックアンカーを示す図である。
【図11】 図1のコンクリートダムの施工工程を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図12】 本発明のコンクリートダムの別の実施例を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図13】 図12のコンクリートダムを示す平面図で
ある。
ある。
【図14】 従来のコンクリートダムを示す図である。
【図15】 従来のコンクリートダムの施工に用いられ
る自動型枠を示す図である。
る自動型枠を示す図である。
1…プレキャスト板 11…コンクリート 12…バックアンカー(アンカー) 20…ダム本体 31…連結材 Sd…ダム施工領域 S1…コンクリート打設空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原 夏生 東京都千代田区富士見二丁目10番26号 前 田建設工業株式会社内 (72)発明者 浅井 秀明 東京都千代田区富士見二丁目10番26号 前 田建設工業株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 コンクリート(11)よりなるダム本体
(20)と、前記ダム本体(20)の上流側及び下流側
に多数のプレキャスト板(1)によりそれぞれ形成され
たダム表層部(10)とにより構成されるコンクリート
ダム。 - 【請求項2】 ダム施工領域(Sd)の上流側及び下流
側にそれぞれ複数のプレキャスト板(1)を、内部にコ
ンクリート打設空間(S1)を形成するように設ける第
一工程と、 前記コンクリート打設空間(S1)にコンクリート(1
1)を、前記プレキャスト板(1)を埋め殺しとするよ
うに打設する第二工程と、 前記ダム施工領域(Sd)の上流側に設けられたプレキ
ャスト板(1)の上端、及び前記ダム施工領域(Sd)
の下流側に設けられたプレキャスト板(1)の上端に、
それぞれ複数のプレキャスト板(1)を、既打設の前記
コンクリート(11)の上方に次なるコンクリート打設
空間(S1)を形成するように設ける第三工程と、 前記次なるコンクリート打設空間(S1)に、コンクリ
ート(11)を、前記プレキャスト板(1)を埋め殺し
とするように打設する第四工程とを有し、 前記第三工程及び前記第四工程を繰り返すことによりコ
ンクリート(11)を打ち上げるようにして堤体を築造
することを特徴とするコンクリートダムの施工方法。 - 【請求項3】 請求項2記載のコンクリートダムの施工
方法であって、 前記既打設のコンクリート(11)と前記次なるコンク
リート打設空間(S1)を形成するように設けられたプ
レキャスト板(1)との間に、アンカー(12)を設け
ることを特徴とするコンクリートダムの施工方法。 - 【請求項4】 請求項2又は3記載のコンクリートダム
の施工方法であって、 前記ダム施工領域(Sd)の上流側のプレキャスト板
(1)と前記ダム施工領域(Sd)の下流側のプレキャ
スト板(1)との間に、連結材(31)を設けることを
特徴とするコンクリートダムの施工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20783394A JPH0868039A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | コンクリートダム及びその施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20783394A JPH0868039A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | コンクリートダム及びその施工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0868039A true JPH0868039A (ja) | 1996-03-12 |
Family
ID=16546278
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20783394A Withdrawn JPH0868039A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | コンクリートダム及びその施工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0868039A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001002650A1 (fr) * | 1999-06-30 | 2001-01-11 | Changquan Jiang | Procede d'etalement horizontal a couche inclinee permettant de construire un barrage par compactage du beton au rouleau |
| JP2015190138A (ja) * | 2014-03-27 | 2015-11-02 | 株式会社熊谷組 | コンクリート構造物の構築方法及び当該方法に用いる型枠 |
| JP2016151152A (ja) * | 2015-02-18 | 2016-08-22 | Jfe建材株式会社 | 堰堤の構築方法及び堰堤 |
-
1994
- 1994-08-31 JP JP20783394A patent/JPH0868039A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001002650A1 (fr) * | 1999-06-30 | 2001-01-11 | Changquan Jiang | Procede d'etalement horizontal a couche inclinee permettant de construire un barrage par compactage du beton au rouleau |
| JP2015190138A (ja) * | 2014-03-27 | 2015-11-02 | 株式会社熊谷組 | コンクリート構造物の構築方法及び当該方法に用いる型枠 |
| JP2016151152A (ja) * | 2015-02-18 | 2016-08-22 | Jfe建材株式会社 | 堰堤の構築方法及び堰堤 |
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