JPH0868132A - 振動及び衝撃音防止装置 - Google Patents
振動及び衝撃音防止装置Info
- Publication number
- JPH0868132A JPH0868132A JP6201901A JP20190194A JPH0868132A JP H0868132 A JPH0868132 A JP H0868132A JP 6201901 A JP6201901 A JP 6201901A JP 20190194 A JP20190194 A JP 20190194A JP H0868132 A JPH0868132 A JP H0868132A
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- JP
- Japan
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- vibration
- inner tube
- slab
- viscous fluid
- inner pipe
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- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 集合住宅等で問題になりやすい重量床衝撃音
を低減することを主たる目的とするが、建築物の部材で
発生する振動及び騒音の低減にも用いられる、軽量で安
価な振動及び衝撃音防止装置を提供する。 【構成】 構造物下階に立てた外管に、構造物上階か
ら内管を吊下遊嵌せしめ、該内管の下端は開口し、内管
及び内管と外管の空隙に、粘性流体を注入し、該粘性流
体の天端より上部に、空気逃げ穴を設けて、振動及び衝
撃音防止装置の構造とする。又、内管の下端を盲蓋で閉
塞し、外管の頂部に、該外管と内管との空隙を、該外管
と内管が摺動し得るように、粘弾性体で閉塞し、空気逃
げ穴を設けないで構成することも可能である。その場合
は水平に使用してもよい。更に、外管と構造物の間に、
粘弾性体を介在させることも可能である。
を低減することを主たる目的とするが、建築物の部材で
発生する振動及び騒音の低減にも用いられる、軽量で安
価な振動及び衝撃音防止装置を提供する。 【構成】 構造物下階に立てた外管に、構造物上階か
ら内管を吊下遊嵌せしめ、該内管の下端は開口し、内管
及び内管と外管の空隙に、粘性流体を注入し、該粘性流
体の天端より上部に、空気逃げ穴を設けて、振動及び衝
撃音防止装置の構造とする。又、内管の下端を盲蓋で閉
塞し、外管の頂部に、該外管と内管との空隙を、該外管
と内管が摺動し得るように、粘弾性体で閉塞し、空気逃
げ穴を設けないで構成することも可能である。その場合
は水平に使用してもよい。更に、外管と構造物の間に、
粘弾性体を介在させることも可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】集合住宅等で問題になりやすい重
量床衝撃音を低減することを主たる目的とするが、建築
物の部材で発生する振動及び騒音低減装置としても適用
できる。
量床衝撃音を低減することを主たる目的とするが、建築
物の部材で発生する振動及び騒音低減装置としても適用
できる。
【0002】
【従来の技術】従来、床の衝撃音は、スラブの厚さを厚
くして床の剛性を大きくしたり、スラブ中央に小梁を、
配置する方法がとられた。
くして床の剛性を大きくしたり、スラブ中央に小梁を、
配置する方法がとられた。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】しかし従来のスラブの
剛性を大きくする方法では、構造体の重量が大きくな
り、柱、梁、基礎等の建築物主要構造部材の断面が増し
建築費は大巾に増大するばかりか、空間の有効利用の点
でも問題があった。特に上述のように小梁を使用した場
合は、室内に梁型が見えて具合が悪い。又既存の建築物
の振動及び騒音改善を行う場合は、大掛かりな工事とな
った。本発明は、軽量、安価でかつ既存の建築物にも容
易に応用し得て、空間利用効率のよい振動及び騒音防止
装置を提供する。
剛性を大きくする方法では、構造体の重量が大きくな
り、柱、梁、基礎等の建築物主要構造部材の断面が増し
建築費は大巾に増大するばかりか、空間の有効利用の点
でも問題があった。特に上述のように小梁を使用した場
合は、室内に梁型が見えて具合が悪い。又既存の建築物
の振動及び騒音改善を行う場合は、大掛かりな工事とな
った。本発明は、軽量、安価でかつ既存の建築物にも容
易に応用し得て、空間利用効率のよい振動及び騒音防止
装置を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】構造物下階に立てた外管
に、構造物上階から内管を吊下遊嵌せしめ、該内管の下
端は開口し、内管及び内管と外管の空隙に、粘性流体を
注入し、該粘性流体の天端より上部に、空気逃げ穴を設
けて、振動及び衝撃音防止装置の構造とする。
に、構造物上階から内管を吊下遊嵌せしめ、該内管の下
端は開口し、内管及び内管と外管の空隙に、粘性流体を
注入し、該粘性流体の天端より上部に、空気逃げ穴を設
けて、振動及び衝撃音防止装置の構造とする。
【0005】又、内管の下端を盲蓋で閉塞し、外管の頂
部に、該外管と内管との空隙を、該外管と内管が摺動し
得るように、粘弾性体で閉塞し、空気逃げ穴を設けない
で構成することも可能である。その場合は水平に使用し
てもよい。更に、内管と構造物の間に、粘弾性体を介在
させることも可能である。
部に、該外管と内管との空隙を、該外管と内管が摺動し
得るように、粘弾性体で閉塞し、空気逃げ穴を設けない
で構成することも可能である。その場合は水平に使用し
てもよい。更に、内管と構造物の間に、粘弾性体を介在
させることも可能である。
【0006】
【作用】本発明の装置をモデル化したものを図6に示
す。例えばRC造の柱がばね定数の非常に大きいばねに
相当し、防振ゴムと粘性油を入れた二重管は、ダンパに
相当する。外力としての振動体の質量をm、ダンパの粘
性抵抗をcとして、nをn=c/2mと定義すれば、床
に伝わる力の振幅と外力の振幅の比、即ち振動伝達率
は、 ( p4 +4n2 ω2)1/2/((p2−ω2)2 +4n2 ω2)1/2 で表される。ここにpは、建築物の振動伝播方向の固有
振動数を表し、ωは外力の振動数を表す。この式から明
らかなようにω2/p2<2ならば、伝達率>1となり逆に
ω2/p2>2ならば、伝達率<1となるが、一般に構造物
の剛性と、衝撃または騒音の振動数の関係はこの範囲に
ある。即ち外力の振動数ωより上階スラブ支える構築物
の剛性が大きくて、固有振動数pが大きく、振動又は衝
撃音は伝わり易い。しかしダンパnによって、振動の伝
達は緩和されることは明らかである。
す。例えばRC造の柱がばね定数の非常に大きいばねに
相当し、防振ゴムと粘性油を入れた二重管は、ダンパに
相当する。外力としての振動体の質量をm、ダンパの粘
性抵抗をcとして、nをn=c/2mと定義すれば、床
に伝わる力の振幅と外力の振幅の比、即ち振動伝達率
は、 ( p4 +4n2 ω2)1/2/((p2−ω2)2 +4n2 ω2)1/2 で表される。ここにpは、建築物の振動伝播方向の固有
振動数を表し、ωは外力の振動数を表す。この式から明
らかなようにω2/p2<2ならば、伝達率>1となり逆に
ω2/p2>2ならば、伝達率<1となるが、一般に構造物
の剛性と、衝撃または騒音の振動数の関係はこの範囲に
ある。即ち外力の振動数ωより上階スラブ支える構築物
の剛性が大きくて、固有振動数pが大きく、振動又は衝
撃音は伝わり易い。しかしダンパnによって、振動の伝
達は緩和されることは明らかである。
【0007】本発明の、二重管に粘性油を入れたダンパ
は、粘性油の剪断摩擦によって、まさにこの役割を果た
すものである。nをパラメータとして、振動伝達率とω
/pの関係を図7に示す。
は、粘性油の剪断摩擦によって、まさにこの役割を果た
すものである。nをパラメータとして、振動伝達率とω
/pの関係を図7に示す。
【0008】
【実施例】図1は本発明の振動及び騒音防止装置の構成
を示す一例である。下階スラブ6から外管1を立て、外
管1の内部に上階スラブ5から防振ゴム又はコルク板3
を挟んで内管2を吊下する。外管1は上階スラブ5に達
せず内管2は下階スラブ6に達しない。内管2の先端は
盲蓋をせず開放したままである。内管2の内部及び外管
1と内管2の間隙に、外管1の約8分の高さまで粘性流
体16を注入する。
を示す一例である。下階スラブ6から外管1を立て、外
管1の内部に上階スラブ5から防振ゴム又はコルク板3
を挟んで内管2を吊下する。外管1は上階スラブ5に達
せず内管2は下階スラブ6に達しない。内管2の先端は
盲蓋をせず開放したままである。内管2の内部及び外管
1と内管2の間隙に、外管1の約8分の高さまで粘性流
体16を注入する。
【0009】又内管2に、注入した粘性流体16の天端
上部に空気逃げ穴4を窄穴する。
上部に空気逃げ穴4を窄穴する。
【0010】このようにして、上階スラブ5又は下階ス
ラブ6で発生した振動を粘性流体16の剪断抵抗及び防
振ゴム又はコルク板3により低減しスラブの振動及び室
内の衝撃音を低下させるものである。
ラブ6で発生した振動を粘性流体16の剪断抵抗及び防
振ゴム又はコルク板3により低減しスラブの振動及び室
内の衝撃音を低下させるものである。
【0011】図2は、他の実施例で、内管2の先端を盲
蓋8で閉塞し、空気逃げ穴4を省略し外管1の先端と内
管2との間隙にOリング7を、嵌入したものである。こ
のようにすると、該振動及び衝撃音防止装置を、水平に
取着して利用することが可能である。
蓋8で閉塞し、空気逃げ穴4を省略し外管1の先端と内
管2との間隙にOリング7を、嵌入したものである。こ
のようにすると、該振動及び衝撃音防止装置を、水平に
取着して利用することが可能である。
【0012】図3は、上階スラブ5と下階スラブ6の間
に振動及び衝撃音防止装置14を取着した場合の実施例
である。
に振動及び衝撃音防止装置14を取着した場合の実施例
である。
【0013】図4は壁と壁の間に振動及び衝撃音防止装
置14を取着した場合の実施例である。
置14を取着した場合の実施例である。
【0014】図5は壁と柱の間に振動及び衝撃音防止装
置14を取着した場合の実施例である。
置14を取着した場合の実施例である。
【0015】
【発明の効果】本発明の効果は次の通りである。
【0016】(イ)従来の方法では構造体の重量が大き
くなり、柱、梁、基礎などの建築物主要構造部材の断面
が増し建築費が大幅に上昇するのに対して、本発明では
軽量で安価な装置を使用するため経済的である。
くなり、柱、梁、基礎などの建築物主要構造部材の断面
が増し建築費が大幅に上昇するのに対して、本発明では
軽量で安価な装置を使用するため経済的である。
【0017】(ロ)既存の建築物の振動及び騒音改善に
適用する場合、従来技術では大がかりな工事となるが本
発明では簡易な工事で取り付け可能である。
適用する場合、従来技術では大がかりな工事となるが本
発明では簡易な工事で取り付け可能である。
【0018】(ハ)従来技術で小梁を使用した場合、室
内に梁型が見えてくるが、本発明では間仕切り壁の内部
に装置が納まるので室内表面には表れず、すっきりした
室内空間が得られる。
内に梁型が見えてくるが、本発明では間仕切り壁の内部
に装置が納まるので室内表面には表れず、すっきりした
室内空間が得られる。
【0019】(ニ)通常の支柱を用いると、固体音とし
て一層下の階まで影響するが、本発明では振動エネルギ
を減衰させることによって固体音の伝播を防ぎ、上層
階、下層階双方の床衝撃音の低減に効果がある。
て一層下の階まで影響するが、本発明では振動エネルギ
を減衰させることによって固体音の伝播を防ぎ、上層
階、下層階双方の床衝撃音の低減に効果がある。
【図1】(a)本発明の振動及び騒音防止装置の構成を
示す図である。 (b)(a)のA−A断面図である。 (c)(a)のB−B断面図である。
示す図である。 (b)(a)のA−A断面図である。 (c)(a)のB−B断面図である。
【図2】(a)本発明の他の実施例で、内管の先端を盲
蓋で閉塞し、空気逃げ穴を省略し外管の先端と内管との
間隙にOリングを、嵌入した図である。 (b)(a)の拡大図である。
蓋で閉塞し、空気逃げ穴を省略し外管の先端と内管との
間隙にOリングを、嵌入した図である。 (b)(a)の拡大図である。
【図3】上階スラブと下階スラブの間に振動及び衝撃音
防止装置を取着した場合の平面図である。
防止装置を取着した場合の平面図である。
【図4】壁と壁の間に振動及び衝撃音防止装置を取着し
た場合の平面図である。
た場合の平面図である。
【図5】壁と柱の間に振動及び衝撃音防止装置を取着し
た場合の平面図である。
た場合の平面図である。
【図6】本発明の振動及び衝撃音防止装置をモデル化し
た図である。
た図である。
【図7】nをパラメータとした、振動伝達率とω/pの
関係を示す図である。
関係を示す図である。
1・・・外管、2・・・内管、3・・・粘弾性体(例え
ばゴムとかコルク板等)、4・・・空気逃げ穴、5・・
・上階スラブ、6・・・下階スラブ、7・・・Oリン
グ、8・・・盲蓋、9・・・取付ボルト、10・・・ベ
ースプレート、11・・・戸境壁、12・・・柱、13
・・・間仕切り壁、14・・・本発明の振動及び衝撃音
防止装置、15・・・振動を発生させている壁、16・
・・粘性流体(例えば油等)、17・・・壁
ばゴムとかコルク板等)、4・・・空気逃げ穴、5・・
・上階スラブ、6・・・下階スラブ、7・・・Oリン
グ、8・・・盲蓋、9・・・取付ボルト、10・・・ベ
ースプレート、11・・・戸境壁、12・・・柱、13
・・・間仕切り壁、14・・・本発明の振動及び衝撃音
防止装置、15・・・振動を発生させている壁、16・
・・粘性流体(例えば油等)、17・・・壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 光生 東京都新宿区荒木町13番地の4 住友建設 株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 構造物下階に立てた外管に、構造物上階
から内管を吊下遊嵌せしめ、該内管の下端は開口し、内
管及び内管と外管の空隙に、粘性流体を注入し、該粘性
流体の天端より上部に、空気逃げ穴を設けてなることを
特徴とした振動及び衝撃音防止装置。 - 【請求項2】 内管の下端を盲蓋で閉塞し、外管の頂部
に、該外管と内管との空隙を、該外管と内管が摺動し得
るように、粘弾性体で閉塞し、空気逃げ穴を設けないで
なることを特徴とする請求項1記載の振動及び衝撃音防
止装置。 - 【請求項3】 水平に使用してなることを特徴とした請
求項2記載の振動及び衝撃音防止装置。 - 【請求項4】 内管と構造物の間に、粘弾性体を介在さ
せることを特徴とした請求項1、2又は3記載の振動及
び衝撃音防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6201901A JP2779319B2 (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 振動及び衝撃音防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6201901A JP2779319B2 (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 振動及び衝撃音防止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0868132A true JPH0868132A (ja) | 1996-03-12 |
| JP2779319B2 JP2779319B2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=16448707
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6201901A Expired - Fee Related JP2779319B2 (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 振動及び衝撃音防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2779319B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5875589A (en) * | 1996-12-10 | 1999-03-02 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Structures having damped floors and a method of damping floors |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0363361A (ja) * | 1989-07-31 | 1991-03-19 | Ohbayashi Corp | 免震装置 |
| JPH04337130A (ja) * | 1991-05-11 | 1992-11-25 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 防振支承 |
| JPH0477112B2 (ja) * | 1988-03-28 | 1992-12-07 | Okumura Corp |
-
1994
- 1994-08-26 JP JP6201901A patent/JP2779319B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0477112B2 (ja) * | 1988-03-28 | 1992-12-07 | Okumura Corp | |
| JPH0363361A (ja) * | 1989-07-31 | 1991-03-19 | Ohbayashi Corp | 免震装置 |
| JPH04337130A (ja) * | 1991-05-11 | 1992-11-25 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 防振支承 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5875589A (en) * | 1996-12-10 | 1999-03-02 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Structures having damped floors and a method of damping floors |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2779319B2 (ja) | 1998-07-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |