JPH0868219A - 観客席設備 - Google Patents

観客席設備

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JPH0868219A
JPH0868219A JP20534694A JP20534694A JPH0868219A JP H0868219 A JPH0868219 A JP H0868219A JP 20534694 A JP20534694 A JP 20534694A JP 20534694 A JP20534694 A JP 20534694A JP H0868219 A JPH0868219 A JP H0868219A
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JP
Japan
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stand
floor
seat
moving
parallel
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JP20534694A
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Kaoru Nishikawa
薫 西川
Osamu Hosozawa
治 細沢
Yoshinaka Ogasawara
祥仲 小笠原
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Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Publication date
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  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動スタンドと固定スタンドとの間の直接の
往来を可能にする。 【構成】 対向する平行なスタンド12,13と別のス
タンド14で催し場11の三方を囲む固定スタンド15
を構成し、平行なスタンドの間に移動スタンド16を平
行なスタンドに沿って移動可能に配置し、前記平行なス
タンドと前記移動スタンドとはそれぞれが1階席19,
23と2階席18,22を有するものとし、平行なスタ
ンドでは移動スタンドの移動領域において1階席が2階
席の下側の1階席収納部に後退可能に設置され、移動ス
タンドの長さは平行な両スタンドの2階席の間隔に対応
する長さとして、平行なスタンドにおける1階席が後退
した位置に移動スタンドが移動するものとし、平行なス
タンドにおける後退しない1階席と移動スタンドの1階
席との間及び平行なスタンドと移動スタンドとの2階席
どうしの間で相互に往来自在に構成してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、サッカー,テニス等
のスポーツ競技や、芸能その他の催し物に応じて催し場
の面積を可変にし、その変化に対応させて観客席のある
スタンドの一部を移動することができる観客席設備に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の観客席設備としては図11に平
面図で示す設備が本特許出願人から特願平5−1046
09号として提案されている。すなわち、同図において
鎖線で囲んだ1aが最大面積の催し場であり、破線で囲
んだ1bが最小面積の催し場であり、最大面積の催し場
1aを三方から囲んで平面U字状の固定スタンド2が設
置され、また移動スタンド3が前記催し場1aを囲む他
の一方と、催し場1aの内部との間で移動可能に設置さ
れている。
【0003】移動スタンド3は、施蓋可能な溝4内を走
行する車輪と、図示しない牽引装置とにより、図11に
実線で示す位置と破線で示す位置との間を移動できるよ
うになっていて、広い催し場1aを使用する例えはサッ
カーの試合の場合には破線で示す位置に置き、狭い催し
場1bを使用する例えばテニスの試合の場合には実線で
示す位置に置く。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図11
の観客席設備においては、移動スタンド3が実線で示す
位置にあるときには、固定スタンド2から離れて独立し
た位置にあるために、観客が両スタンド2,3間を直接
往来することができないため、入場口から固定スタンド
2に入った客は一旦グランドに下りて再度移動スタンド
3に移動しなければならない等の不具合があった。
【0005】この発明は、移動スタンドと固定スタンド
との間の直接の往来を可能にして前記不具合を解決する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の観客席設備
は、催し場を挟んで対向する平行なスタンドと、前記平
行なスタンドの一方の端部どうしをつなぐスタンドと
で、催し場の三方を囲む固定スタンドを構成するととも
に、前記平行なスタンドの間に、これら両スタンドどう
しの間隔に対応する長さの移動スタンドを、前記平行な
スタンドに沿って移動可能に配置して前記催し場の面積
を可変にするとともに、この移動スタンドと前記平行な
スタンドとの間で往来自在に構成した。
【0007】この場合、前記平行なスタンドと前記移動
スタンドとはそれぞれが1階席と2階席を有するものと
し、平行なスタンドでは移動スタンドの移動領域におい
て1階席の少なくとも前部を観客の使用に供する使用位
置と、他の格納位置との間で移動可能に構成し、移動ス
タンドの長さは平行な両スタンドの2階席の間隔に対応
する長さとして、平行なスタンドにおける1階席があっ
た位置に移動スタンドが移動するものとし、平行なスタ
ンドにおける移動しない1階席と移動スタンドの1階席
との間及び平行なスタンドと移動スタンドとの2階席ど
うしの間で相互に往来自在に構成するとよい。
【0008】さらに、前記1階席の移動する少なくとも
前部を、2階席の下側の1階席部分に形成した格納位置
に後退可能に設置すると好適である。ここで、移動スタ
ンドの長さが平行な両スタンドの2階席の間隔に対応す
ることは、移動スタンドの長さが2階席の間隔よりも小
さいがその間隔に近いことを意味する。これは、平行な
両スタンドと移動スタンドとの間に、直接又は簡易な可
動橋を介して観客が容易に往来できる程度の隙間ができ
ることを含む意味である。
【0009】
【作用】催し場を挟んで対向する平行なスタンド間に、
これら両スタンドの間隔に対応する長さの移動スタンド
を配置したから、移動スタンドを、前記平行なスタンド
間でこれらに沿って移動させることにより、固定スタン
ドと移動スタンドとによって囲まれる催し場を催しの規
模に応じて広狭変化させて使用することができる。しか
も、移動スタンドの端部は常時平行なスタンドに近接し
ているから、固定スタンドと移動スタンドとの間で客は
容易に往来することができる。
【0010】特に、前記平行なスタンドと前記移動スタ
ンドとを、それぞれが1階席と2階席を有するものと
し、平行なスタンドでは移動スタンドの移動領域におい
て1階席を他の格納位置に移動可能に設置し、移動スタ
ンドの長さは平行な両スタンドの2階席の間隔に対応す
る長さとして、平行なスタンドにおける1階席の少なく
とも前部があった位置に移動スタンドが移動するものと
し、平行なスタンドにおける移動しない1階席と移動ス
タンドの1階席との間、及び平行なスタンドと移動スタ
ンドとの2階席どうしの間で、相互に往来自在に構成す
ると、1階席及び2階席のいずれからでも移動スタンド
と固定スタンドとの間で往来することができる。
【0011】ここで、前記1階席の移動する少なくとも
前部を、2階席の下側の1階部分に形成した格納位置に
後退可能に設置した場合には、前記1階席の移動距離が
短くて移動作業が容易になる。
【0012】
【実施例】図1はこの発明の実施例を示す平面図であ
り、中央にグランド等の催し場11があり、これを挟ん
で対向する相互に平行なスタンド12,13が設置さ
れ、両スタンド12,13とこれらの一方の端部どうし
をつなぐスタンド14とによって固定スタンド15を構
成している。かくして固定スタンド15は催し場11の
三方を囲んでいる。また、スタンド12,13の他方の
端部どうしをつないで移動スタンド16が配置されて、
固定スタンド15と移動スタンド16とで催し場11の
四方を囲んでいる。説明の便宜のために図1〜図3にお
いて太線で囲んだ部分が前記移動スタンド16である。
【0013】スタンド12,13,14は、通路,階
段,売店等の公共施設や事務室等を備えた平面コ字状の
躯体部分17と、その内側の2階席18と、1階席19
とがあり、スタンド12,13の2階席18どうしは前
端が相互に平行をなし、またスタンド14の2階席18
と1階席19とはスタンド12,13に近い部分が平面
において屈折してスタンド12,13の2階席18及び
1階席19と平面鈍角で連続するようになっている。1
階席19のうち移動スタンド16に隣接する部分の1階
席19aは、後述するように矢印A方向に2階席の下側
の格納位置に移動可能になっている。この1階席19a
は、図1に示すようにスンタド12,13においてそれ
ぞれ4個備えられて、いずれも個別に2階席の下側の1
階部分の格納位置に移動可能になっている。具体的に
は、各1階席19aにおける後部座席19bを除く前部
座席19cが移動可能になっている。この後部座席19
cの前端の催し場11方向への突出位置は2階席18の
前端の同突出位置と同じくなっている。
【0014】また移動スタンド16も、前記同様の躯体
部分21と、2階席22と、1階席23とを備えて構成
されるほか、移動スタンド16の下側には移動装置24
が備えられて移動スタンド16全体が催し場11の内部
方向に移動できるようになっている。なお、前記1階席
19,19aと2階席18との間、及び1階席23と2
階席22との間は、いずれも図示しない階段及び躯体部
分17を介して往来可能であり、また躯体部分17は外
部との間の出入り口を介して外部に通じている。
【0015】図4(A)は図1における−線の断面
拡大図であり、1階席19aの少なくとも前部が2階席
18の下側にある1階席19aの後部座席19b下に形
成された格納位置に移動できるようになっている具体例
を示している。すなわち、図4における2階席18は先
端部分のみが図示されており、その下に1階席19aが
あって、この1階席19aは後部座席19bが前記躯体
部分17に固定され、その先端に連続して1階席の前部
座席19c構成する4種の高さのスタンド構成部材(高
さの順に符号25a〜25dが付されている)が配置さ
れている。ここで、スタンド構成部材25aは後端に車
輪付きの脚が備えられ、前端が前のスタンド構成部材2
5bの車輪付きの脚の上に移動自在に載置されており、
そのスタンド構成部材25bも同様に前端が前のスタン
ド構成部材25cの車輪付きの脚の上に移動自在に載置
され、またスタンド構成部材25cも同様である。最前
の移動スタント25dの後端は同様に車輪付きの脚が備
えられるが、その前端にも車輪付きの脚が備えられてい
る。さらに各スタンド構成部材25a〜25dの座席は
背もたれが可倒式になっていて、後述の後退時には背も
たれが前に倒れるようになっている。かくして、スタン
ド構成部材25a〜25cは、車輪付きの脚と前側のス
タンド構成部材とに支持されており、最前のスタンド構
成部材25dは前後の車輪付きの脚に支持されている。
これら車輪付きの脚は、各スタンド構成部材における少
なくとも左右に設置されていて、各スタンド構成部材が
安定して使用に耐えるようになっていることは勿論であ
る。また後部座席19bと前部座席19cの間及び前部
座席19cを構成する各スタンド構成部材25a〜25
dの間は相対位置を固定するための図示しないロック機
構が備えられていることもまた勿論である。
【0016】かくして、各スタンド構成部材25a〜2
5dは脚の下端に設けられた車輪の回転により、前後の
スタンド構成部材間での相対的な摺動を伴いながら、図
4(B)に示すように1階席19aの後部座席19bの
下にある格納位置に、前のスタンド構成部材が後のスタ
ンド構成部材の下になって全体として後退して収納され
る。前記格納位置は、後部座席19bの下側にあり且つ
この位置は2階席18の下側でもある。なお、図4
(B)の収納状態から使用状態の図4(A)にするため
には最前のスタンド構成部材25dを前進させれば、前
のスタンド構成部材の後端に後のスタンド構成部材の前
端が係合して後のスタンド構成部材も前進するように構
成してあり、かくして各スタンド構成部材は必要以上に
前進しないようになっている。図4の例は1階席19a
の一部である前部座席19cのみが移動できるようにな
っているが、後部座席19bも含めて1階席19a全体
が2階席18の下側に形成される格納位置に移動するも
のであっもよい。
【0017】移動スタンド16は躯体21に対して2階
席22と1階席23とが固定されていて、躯体21と1
階席23の底板の下面に移動装置24が備えられてい
る。この移動装置24は図6に示す支柱33と、その下
端に固定されたブロック34に回転自在に取付けられた
車輪35とを有し、この車輪35つきのブロック34
が、催し場11及びこれに連続する地面に形成された溝
28内に係合して車輪35の回転を伴いながら移動でき
るようになっている。また支柱33から張り出したアー
ム36には昇降自在にピン37が支持されていて、この
ピン37が前記催し場11及び地面に開設されたストッ
パ孔38に係合することにより移動スタンド16が固定
されるようになっている。なお、催し場11の溝28及
びストッパ孔38は、図1のように移動スタンド16が
後退した位置にあるときには蓋によって段差のないよう
に塞いだ上に、他の部分と同様に例えば人口芝を敷設し
ておくことにより、催し場11をグランド等として使用
するのに支障のないようになっている。
【0018】前記移動装置24は移動スタンド16の下
面に多数設けられていて、移動スタンド16の荷重をこ
れらに支持できるように、躯体21は充分な強度を持つ
構成になっている。また、図5に示すように移動スタン
ド16の2階席22及び移動スタンド16の躯体部分2
1には、手すり付きの可動床42が載置されていて、移
動スタンド16が後述の図3に示す位置に移動したとき
には、スタンド12,13における2階席と移動スタン
ド16の2階席22との間、及び移動スタンド22の躯
体部分21とスタンド12,13の2階席18との間に
これを架設して客が往来できるようになっているが、移
動スタンド16と2階席18との隙間が小さいときには
可動床42は使用しなくともよい。
【0019】而して、図1に示す催し場11は移動スタ
ンド16が後退して最も広い状態を示し、このときには
スタンド12,13の1階席19aは図4(A)に示す
ように前進した使用位置にあるが、催し場11を狭い状
態で使用する場合には前記1階席19aの前部座席19
cを後部座席19bの下に後退させて格納する。このと
きには数人の作業員が最前のスタンド構成部材25dを
押して後退させることにより各スタンド構成部材25a
〜25dが後部座席19bの下であり且つ2階席18の
下に格納される。なお、この格納を動力により行うこと
も勿論可能である。また、1階席19aを構成する後部
座席19cの前記格納と並行して、移動スタンド16の
移動予定位置の人口芝を撤去するとともに溝28とスト
ッパ孔38の蓋を除去して溝28を露出させ移動スタン
ド16の移動に備える。これが図2に示す状態であり、
この場合には、格納可能な全ての1階席19aの前部座
席19cが格納された状態を示している。
【0020】次に移動スタンド16を催し場11内部に
移動させる(図2における矢印B方向)。移動スタンド
16の移動は図示しない動力及びその伝達機構により行
われ、溝28内に係合する移動装置24の車輪35が回
転しながら移動される。この動力及び伝達機構として
は、移動装置24の前記支柱33やブロック34或いは
底板32等にワイヤロープを連結しておきこれを移動時
にのみ催し場11やスタンド14前端に設けるウインチ
により牽引する機構や、牽引或いは押動するための車両
により移動スタンド16を牽引又は押動させる機構な
ど、重量物を移動させるために慣用されている各種の機
構を採用することができる。
【0021】移動スタンド16は左右の端面がスタンド
12,13の2階席18の前面に沿って前記方向に移動
され、移動スタンド16の1階席23の端面が、スタン
ド12,13の1階席19の端面に近接又は接合される
まで行われる。この1階席23,19の端面どうしは平
行であるために、これらの接合によって1階席23,1
9どうしは連続することになる。これが図3に示した状
態であり、図6に示す移動装置24のピン37を催し場
11の孔38に係合することにより、移動スタンド16
の位置が固定される。
【0022】図3の状態では、固定スタンド15と移動
スタンド16との間では、1階席19,23どうしが催
し場11に近い前端から後端までの間で連続される一
方、2階席18,22どうしの間では次のように連続さ
れる。すなわち、,移動スタンド16の2階席22の左
右端部は前端が低く且つ後端が高くなっているに対し
て、スタンド12,13の2階席18が移動スタンド1
6に近接する位置は2階席18の前端であるために低く
なっている。このため、2階席18,22どうしで同じ
高さにあるのは両者の前端のみであるから、この前端、
すなわち最前列の座席の前にある通路を介して2階席1
8,22間の往来が可能になる。この位置では2階席1
8前端のフェンスは前記往来のために一部を開放できる
ようにしておくものとする。また、2階席18,22間
では他の位置に準備しておいた稼働床42を架設して往
来することもできる。さらに、移動スタンド16の躯体
部分21に設けられた通路等のための床41を経由すれ
ば、床41に備えられる可動床42を介してスタンド1
2,13の2階席18への往来が可能になる。なお、床
41は2階席22及び1階席23と図示しない階段等を
経由して連絡していることは勿論である。
【0023】なお、2階席22,18どうしで前記往来
できる部分以外の位置では、2階席22の左右端部に安
全確保のためにフェンスを設けるようにするとよいし、
或いは2階席22,18間に、移動スタンド16がこの
位置に移動したときにのみ架設して使用する階段を設け
てもよい。さらに移動スタンド16の前進時には、スタ
ンド12,13の2階席18におけるスタンド14から
遠い端部では移動スタンド16が邪魔になって催し場1
1を見下ろすことができないから、2階席18の長手方
向の中程に臨時のフェンスを設けて客が前記端部に入る
のを防止すれば、図1に示す移動スタンド16の後退時
に2階席18において移動スタンド16の2階席22に
連続していた端部から客が落下する危険も防止できる。
【0024】かくして前記実施例によれば、1階席19
aの前部座席19cを後退させて1階席19aの後部座
席19bの下に格納したうえ移動スタンド16を移動さ
せて、1階席19,23どうしを連続させ且つ2階席1
8,23どうしを連続させれば、催し場11を広く使用
する場合と同様に、狭く使用する場合にも固定スタンド
15と移動スタンド16との間で客は往来することがで
きる。なお、移動スタンド16を後退させて催し場11
を広く使用する場合には、可動床42を撤去したうえ前
記とは逆に移動スタンド16を図1の位置に戻せばよ
い。移動スタンド16を戻すためには移動スタンド16
の後方に設置したウインチによる牽引その他前記のよう
な機器により移動させるものとする。
【0025】以上の実施例では、格納可能な1階席19
aを、移動スタンド16の進退方向に4個設置したた
め、これらのうち前記のように後退させて格納する1階
席19aの数を移動スタンド16に近いものから選択す
ることにより、催し場11の広さを段階的に設定するこ
とができる。この実施例では、図1の状態の催し場11
を最も広く使用する態様から、移動スタンド16に近い
左右各一つの1階席19aを格納してその分の距離だけ
移動スタンド16を前進させて、催し場11をやや狭く
使用する態様や、図3の最も狭く使用する態様まで、合
計5段階に設定することができる。この段階の数は1階
席19aの数により任意に設定することができるのは勿
論である。
【0026】図7及び図8は、前記実施例に屋根44,
45を取付けた例である。すなわち、催し場11を三方
から囲む固定スタンド15の平面コ字状の躯体部分17
を嵩上げして、これに屋根44を張り出させて固定する
ことにより固定屋根とし、また移動スタンド15の躯体
部分21を嵩上げして、これから屋根45を張り出させ
て固定スタンド15と一体に屋根45を移動させること
により、屋根44,45を開閉するように構成してい
る。なお、屋根45と躯体部分17との間は図示しない
シール構造を採用することにより雨漏りを防止すること
は勿論であり、また屋根44,45間も、両屋根の接触
時には雨漏りを防止できる構造になっていることは勿論
である。
【0027】移動スタンド16の屋根45の側端下面に
は、図7の−線断面を拡大した図8に示すように台
車46が固定され、この台車46の下面と外側面に車輪
47,48が回転自在に支持されていて、固定スタンド
15側のスタンド13を構成する躯体部分17に形成さ
れた段部17aの上面と側面とに固定されたレール4
9,50に前記車輪47,48が案内されるようになっ
ている。またこのスタンド13の反対側のスタンド12
側では図8と左右対称の同じ構造となっていて、屋根4
5の荷重の一部をスタンド12,13が支持し且つ屋根
45の移動をガイドするようになっている。なお、ここ
で車輪47に動力を伝達することによって、その走行力
を移動スタンド16を移動させるための駆動力の全部又
は一部として使用することもできる。
【0028】図9は、固定スタンド15のスタンド1
2,13において、1階席19aの下部を車輪19eに
よる移動可能な移動部分19dとした例であり、この移
動部分19dは図4に示した前部座席19cに相当して
おり、2階席18の下側で躯体部分17に形成した空間
を格納位置として、ここに前記移動部分19dを出入り
自在としたものである。この移動部分19dの移動は人
力でもよいし、或いは機械による動力によってもよい。
【0029】図10は、図9に示した1階席19aのう
ちの移動部分19dを、車両51その他の移動装置によ
って牽引して他の格納位置に移動する例である。したが
って、1階席19aの格納位置は必ずしも2階席18の
下側である必要はない。前記車両51等の移動装置によ
り前記移動部分19dを図示実線の使用位置と他の格納
位置との間で移動させる構成にすることも可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、催し場を挟んで対向する平行なスタンド
間に、これら両スタンドの間隔に対応する長さの移動ス
タンドを配置したから、移動スタンドを、前記平行なス
タンド間でこれらに沿って移動させることにより、固定
スタンドと移動スタンドとによって囲まれる催し場を催
しの規模に応じて広狭変化させて使用することができる
とともに、移動スタンドの端部は固定スタンドの平行な
スタンドに常時近接しているから、固定スタンドと移動
スタンドとの間で客は容易に往来することができる。こ
のため、入場口から固定スタンドに入った客はそのまま
移動スタンドに移動することもできるし、逆に移動スタ
ンドから催し場に一旦下りることなく固定スタンドに移
動することができる。
【0031】また、請求項2に記載の発明によれば、平
行なスタンドにおける移動しない1階席と移動スタンド
の1階席との間及び平行なスタンドと移動スタンドとの
2階席どうしの間で相互に往来自在になるから、1階席
どうし及び2階席どうしの間でも移動スタンドと固定ス
タンドとの間で往来することができる。さらに、請求項
3に記載の発明によれば、移動する1階席の移動は2階
席の下方に後退するだけで格納位置に格納され、またこ
れを前進させれば使用位置に至るのであるから、1階席
の移動作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】移動スタンドを後退させて催し場を広くした状
態の平面図。
【図2】図1の状態から固定スタンドにおける移動可能
な1階席を後退させた状態を示す平面図。
【図3】図2の状態から固定スタンドを前進させて催し
場を狭くし且つ移動スタンドと固定スタンドの1階席ど
うし及び2階席どうしを接続した状態の平面図。
【図4】図1における−線断面拡大図。
【図5】図3における矢印方向の斜視図。
【図6】移動装置の一例を示す斜視図。
【図7】屋根を付けた例の一部を切欠した状態の斜視
図。
【図8】図7における−線断面拡大図。
【図9】1階席を使用位置と格納位置の間で移動させる
他の例の説明図。
【図10】1階席を使用位置と格納位置の間で移動させ
るさらに他の例の説明図。
【図11】観客席設備の先行技術を示す平面図。
【符号の説明】
11・・・・催し場 12,13,14・・・・スタンド 15・・・・固定スタンド 16・・・・移動スタンド 17,21・・・・躯体部分 18・・・・2階席 19,19a,23・・・・1階席 19c,19d・・・移動可能な1階席の部分 24・・・・移動装置 28・・・・溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 催し場を挟んで対向する平行なスタンド
    と、前記平行なスタンドの一方の端部どうしをつなぐス
    タンドとで、催し場の三方を囲む固定スタンドを構成す
    るとともに、前記平行なスタンドの間に、これら両スタ
    ンドどうしの間隔に対応する長さの移動スタンドを、前
    記平行なスタンドに沿って移動可能に配置して前記催し
    場の面積を可変にするとともに、この移動スタンドと前
    記平行なスタンドとの間で往来自在に構成したことを特
    徴とする観客席設備。
  2. 【請求項2】 前記平行なスタンドと前記移動スタンド
    とはそれぞれが1階席と2階席を有するものとし、平行
    なスタンドでは移動スタンドの移動領域において1階席
    の少なくとも前部を観客の使用に供する使用位置と、他
    の格納位置との間で移動可能に構成し、移動スタンドの
    長さは平行な両スタンドの2階席の間隔に対応する長さ
    として、平行なスタンドにおける1階席の少なくとも前
    部があった位置に移動スタンドが移動するものとし、平
    行なスタンドにおける移動しない1階席と移動スタンド
    の1階席との間及び平行なスタンドと移動スタンドとの
    2階席どうしの間で相互に往来自在に構成したことを特
    徴とする請求項1記載の観客席設備。
  3. 【請求項3】 移動する前記1階席の少なくとも前部
    を、2階席の下側の1階部分に形成した格納位置まで後
    退可能に設置したことを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載の観客席設備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102126438B1 (ko) * 2019-11-29 2020-06-24 주식회사 유니테크 시스템 사변 및 수평 배치된 일체형 구조의 다단 관람석

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