JPH086871Y2 - セグメントピースの連結用ボルトボックスの密閉蓋取付構造 - Google Patents

セグメントピースの連結用ボルトボックスの密閉蓋取付構造

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JPH086871Y2
JPH086871Y2 JP1991031057U JP3105791U JPH086871Y2 JP H086871 Y2 JPH086871 Y2 JP H086871Y2 JP 1991031057 U JP1991031057 U JP 1991031057U JP 3105791 U JP3105791 U JP 3105791U JP H086871 Y2 JPH086871 Y2 JP H086871Y2
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shaped
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坂 尚 飯
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株式会社イザカ護謨商会
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、セグメントピースの
連結用ボルトボックスの密閉蓋取付構造、殊に、図示し
ない掘削マシンにより地中を掘削してトンネルを構築す
る際、その掘削穴壁内側に、コンクリート製又は鉄板製
のセグメントピースをリング状に配し、相隣るセグメン
トピースをボルト、ナットにより連結固定してリング状
シールドを組立てた後、その内側にリング状の二次覆工
コンクリート打ちするのに先立って、前記セグメントピ
ースの内側に設けたボルトボックスの開口部を密閉する
ための、セグメントピースの連結用ボルトボックスの密
閉蓋取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のトンネルの掘削手法としては、例
えば、図9ないし図11に示すように、地盤Bを図示し
ない掘削マシンにより、略々円形断面状に掘削した穴A
(図9の一点鎖線参照)の周壁内側に、コンクリート製
又は鉄板製のセグメントピース2、2・・・をリング状
に配し、相隣るセグメントピース2、2の互いに当接す
る側壁部(図11では上下両側壁部)、及び又は端壁部
(図10では左右両側部)を、当該側壁部又は端壁部に
設けたボルト穴3A、3B、4Aに、一方のセグメント
ピース2のボルトボックス3、4からボルト5を挿入
し、隣接する他方のセグメントピース2のボルトボック
ス3、4内でナット6止めすることにより、前記掘削穴
Aの周壁内側にリング状シールド1を構築する、涌き水
のない都市トンネル用のシールド工法(図9における可
撓性合成樹脂シート7及び二次覆工コンクリート8を除
外したもの)と、前記とほぼ同様にリング状に配し、相
隣るセグメントピース2、2の側壁部及び又は端壁部
を、同側壁部と端壁部とに設けたボルト穴3A、3B、
4Aに、ボルト5を挿入してナット6止めし、掘削穴A
の周壁内側にリング状シールド1を構築した後、その内
側に防止水用の軟質合成樹脂シート7を筒状に配して適
宜手段により固定し、しかる後、その内側に前記リング
状シールド1とほぼ同形で、それより小径状のリング状
の補強鉄筋8Aを設けると共に、その内側に、より小径
のコンクリート型枠9(図9ではこのコンクリート型枠
9の配設位置の上半部のみを一点鎖線で略示した)を配
し、該コンクリート型枠9の内側に必要な支柱(図示省
略)を立設し、このコンクリート型枠9と前記軟質合成
樹脂シート7との間に、二次覆工コンクリート8打ちし
てトンネルを構築する市街地、殊に、低地盤の市街地、
川底、海底等のトンネル構築法とが知られている。
【0003】なお、図9におけるCは施設通路等を備な
える道床である。また、図示しないが、図9に示すよう
な道床Cを具備しない小型トンネルも、これとほぼ同様
な工法により構築されている。
【0004】そして、従来の市街地トンネルのシールド
工法にあっては、掘削穴Aの周壁に沿ってセグメントピ
ース2、2・・・をリング状に配し、相隣るセグメント
ピース2、2の一方のボルトボックス3、4から、その
側壁に設けたボルト穴3A、3B、4Aにボルト5を挿
入し、隣接する他方のセグメントピース2のボルトボッ
クス3、4の、ボルト穴3A、3B、4A、4A部でナ
ット6、6止めし、リング状シールド1を構築するもの
であり、そのボルト5、5の長さが、当該セグメントピ
ース2、2のボルトボックス3、4と、その側壁部又は
端壁部との厚さの2倍を越えることになり、このように
長いボルト5、5を一方のセグメントピース2のボルト
ボックス3、4から、その細径の前記ボルト穴3A、4
Aに挿入し、他方のセグメントピース2のボルトボック
ス3、4内でそのナット6、6を回動して締付ける、組
付作業の能率確保等のため、前記ボルトボックス3、4
はかなり大きく構成されるのが通常であった。
【0005】なお、トンネルの掘削穴Aの周壁内側に配
設される前記セグメントピース2、2のディメンション
は、例えば、長さ約4m、巾約1、5m、厚さ約0.5
m程度のコンクリートブロックとして構成されるのが通
常であり、その重量がかなり大であるから、その取扱い
の容易性確保の面からも、前記ボルトボックス3、4は
かなり大きく構成する必要があった。
【0006】そして、前記のようにセグメントピース
2、2・・・をリング状に配し、相隣るものをボルト
5、5・・・ナット6、6・・・締め固定してリングシ
ールド1を構築した後、該リング状シールド1の内側
に、例えば、防水用の軟質合成樹脂シート7を筒状に張
ってシールし、次いで、この軟質合成樹脂シート7の内
側に補強鉄筋8Aを配し、さらに、その内側にコンクリ
ート型枠9を設け、このコンクリート型枠9と前記軟質
合成樹脂シート7との間に、厚さが数十cmに達するリ
ング状の二次覆工コンクリート8打ちをするものであっ
た。
【0007】このため、前記二次覆工コンクリート8打
ちの際、前記コンクリート型枠9内に加圧注入される二
次覆工コンクリート8の一部が、軟質合成樹脂シート7
の一部と共に、前記セグメントピース2内側のボルトボ
ックス3、4内に圧入され、このボルトボックス3、4
内に流入したコンクリートが、そのリング状部と同時に
硬化することになる。
【0008】また、前記リング状シールド1の各セダメ
ントピース2、2・・・内側のボルトボックス3、4
に、図示しない発泡スチロールブロックを充填した後、
前記リング状シールド1の内側に、防水用の軟質合成樹
脂シート7を筒状に張設し、その内側に鉄筋8A及びコ
ンクリート型枠9を配し、そのコンクリート型枠9と前
記軟質合成樹脂シート7間に、二次覆工コンクリート8
打ちするシールド工法も既に提案されている。
【0009】さらに、図示しないが特開昭60−11
5,798号公報には、リング状シールドを構成するセ
グメントピースの連結用ボルトボックスの開口部を、同
開口部より大径の板状蓋体により被覆すると共に、該板
状蓋体の両側部の切込みから起立させた折曲片を前記開
口部に係止させてその閉塞状態を確保し、二次覆工コン
クリートの当該開口部への圧入阻止を図った密閉蓋につ
いて記載されている。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ように掘削穴Aの周壁内側に、セグメントピース2、2
・・・をリング状に配し、ボルト5、5・・・、ナット
6、6・・・で連結固定してリング状シールド1を構築
した後、その内側に防水用の軟質合成樹脂シート7を筒
状に張張してシールし、その内側に補強鉄筋8A及びコ
ンクリート型枠9を設け、このコンクリート型枠9と前
記軟質合成樹脂シート7との間に、二次覆工コンクリー
ト8打ちするトンネルのシールド工法にあっては、前記
セグメントピース2のボルトボックス3、4を発泡スチ
ロールブロック等により充填しない場合には、二次覆工
コンクリート8の一部8a(図9ではその一部のみを破
線8aで示す)が、軟質合成樹脂シート7と共にボルト
ボックス3、4内に圧入され、同ボルトボックス3、4
内に圧入されたコンクリートの一部8aが、図9の符号
8で示すそのリング状部と同時に硬化し、この硬化の進
行にしたがって、前記二次覆工コンクリート8と前記ボ
ルトボックス3、4部に圧入された部分8aの体積が収
縮する。
【0011】そして、前記セグメントピース2のボルト
ボックス3、4に圧入されて、硬化するコンクリート8
aは、当該セグメントピース2自身は予め充分硬化済で
あるから収縮せず、したがって、前記ボルトボックス
3、4領域から移動することが制限される。
【0012】このため、二次覆工コンクリート8の前記
セグメントピース2の相隣るボルトボックス3と4との
間、具体的には、各セグメントピース2内側の左右(図
11)両側及び中央部のボルトボックス3と4、4と
4、及び、相隣るセグメントピース2と2の相隣るボル
トボックス3と3、4と4との間に位置してリング状を
なすコンクリート8部分には、その硬化の進行に伴なう
体積収縮により引張力が発生し、このリング状をなすコ
ンクリート8部分に亀裂が生じてその強度が低下すると
共に、この亀裂から地下水等が侵入し、当該トンネル内
に漏水することになる。
【0013】なお、二次覆工コンクリート8の一部8a
が前記ボルトボックス3、4内へ圧入される際、同時
に、軟質合成樹脂シート7が同ボルトボックス3、4内
に無理に圧入されることにより破損してそのシール効果
が低減し、二次覆工コンクリートに発生する前記亀裂か
ら、当該トンネル内への地下水の漏水が促進される一因
にもなる。
【0014】また、前記セグメントピース2、2・・・
リング状に配設され、相隣るものをボルト5、ナット6
により連結固定して、リング状シールド1を構成し、そ
のボルトボックス3、4に図示しない発泡スチロールブ
ロックを充填した後、その内側に軟質合成樹脂シート7
を筒状に張り、その内側に補強鉄筋8A及びコンクリー
ト型枠9を設け、該コンクリート型枠9と軟質合成樹脂
シート7との間に、二次覆工コンクリート8打ちをすれ
ば、該二次覆工コンクリート8の一部の、前記ボルトボ
ックス3、4部への圧入が阻止され、二次覆工コンクリ
ート8のリング状部の収縮阻止要因が除去されて同部へ
の亀裂発生が阻止されるものの、この工法を実施すると
前記ボルトボックス3、4の大きさから明らかなよう
に、当該トンネルの掘削穴A、ないし前記リング状シー
ルド1のかなりの領域が充満される程、大量の発泡スチ
ロールブロックを必粟とし、トンネル構築の作業性の著
しい低下を招くという課題があった。
【0015】さらに、発泡性スチロールブロックを溶剤
等により前記掘削穴Aの周壁を接着する工法を採用すれ
ば、同容剤の揮発により当該トンネル内に容剤が充満し
て危険を伴なうきらいがある等、この手法を採用には難
があった。
【0016】また、前記特開昭60−115,798号
公報記載の密閉蓋構造にあっては、前記開口部の周縁部
の一部が閉塞が充分でないばかりでなく、金属薄板の側
縁部をその切込み部からの折込み片と前記開口部側壁と
の単なる係合により、同蓋体を開口部に係止させるもの
であったため、蓋本体の前記開口部への確保が充分とは
いえないきらいがあった。
【0017】この考案は、前記のような従来例における
課題に着目してなされたもので、掘削穴Aの周壁内側に
セグメントピース2、2・・・をリング状に配し、ボル
ト5、5・・・、ナット6、6・・・止めしてリング状
シールド1を構築した後、前記セグメントピース2、2
・・・内側のボルトボックス3、4の開口部3A、4A
に、下向き爪片17、27を有する可撓性抜止爪15、
25付きガイド12、22、52、62を備える密閉蓋
10、20、50、60を強圧して抜脱不能に装着する
と共に、前記密閉蓋10、20、50、60の下側に接
着剤の塗布、両面接着テープ、ベルベット式ファスナの
貼着、溝14A、54A、64A付係止片14、54、
64等の取付け手段又は瓢箪状突子24等の吊下手段を
設け、該取付け手段又は吊下手段に、前記リング状シー
ルド1の内側に配設された防水用軟質合成樹脂シート7
の対接部を強圧して同防水用軟質合成樹脂シート7を取
付け支承し、又は前記瓢箪状突子24等の吊下手段に係
合する凹部31を有する吊具30を強圧して取付けると
共に、該吊具30にボルト等の吊下手段を介して二次覆
工コンクリート8の補強鉄筋8Aを吊下支承することに
より、前記のような課題を解決できるセグメントピース
の連結用ボルトボックスの密閉蓋取付構造を提供しよう
とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】この考案は、前記のよう
な課題を解決するため、連結によりリング状シールド
(1)を構成するセグメントピース(2、2・・・)の
ボルトボックス(3、4)の開口部(3D、4D)に、
該開口部(3D、4D)の頂部よりやや小径のガイド
(22)を有する密閉蓋(20)を配し、前記ガイド
(22)にその外側へ突出する下向き爪片(27)を有
する可撓性抜止爪(25)を設け、該密閉蓋(20)の
前記開口部(3D、4D)への強圧により、その下向き
爪片(27)を前記開口部(3D、4D)の頂部内側壁
へ摩擦係合させると共に、前記密閉蓋(20)への下向
き引抜力付与により前記下向き爪片(27)を拡開させ
て前記開口部(3D、4D)周壁へ一層強固に摩擦係合
させ、かつ、前記密閉蓋(10、20、50、60)の
下側へ接着剤を塗布し、ベルベット式ファスナ又は両面
接着テープを貼着し、若しくは溝(14A、54A、6
4A)付係止片(14、54、64)を形成する等の取
付け手段を設け、該取付け手段に前記リング状シールド
(1)の内側に配設した防水用軟質合成樹脂シート
(7)の対接部を押圧して吊下支承させたセグメントピ
ースの連結用ボルトボックスの密閉蓋取付構造であり、
また、前記密閉蓋(20)の下側に瓢箪状突子(吊具)
(24)を設け、該瓢箪状突子(吊具)(24)にそれ
と係合する凹部31を有する吊具30を介して、前記リ
ング状シールド(1)内側に配設した二次覆工コンクリ
ート(8)の補強鉄筋(8A)を吊下支承させたもので
あり、さらに、前記密閉蓋(20)の下側に設けた瓢箪
状突子(吊具)(24)に、該瓢箪状突子(吊具)(2
4)に係合する凹部31を有する吊具30を、前記リン
グ状シールド(1)内側に配設した防水用軟質合成樹脂
シート(7)を介して強圧することにより、同防水用軟
質合成樹脂シート(7)の対接部を湾曲7Bさせて挾着
支承する一方、前記吊具30から延びるボルト32等の
吊下手段を介して、前記リング状シールド1の内側に配
設される二次覆工コンクリート(8)の補強鉄筋(8
A)を吊下支承させたものである。
【0019】(作用) この考案は、前記のような構成を有するから、掘削穴A
の周壁内側にリング状に配設したセグメントピース2、
2・・・を、その相隣る一方のセグメントピース2のボ
ルトボックス3、4から、他方のセグメントピース2の
ボルトボックス3、4へ向ってボルト5を挿入し、他方
のセグメントピース2のボルトボックス3、4でナット
6締めした後、前記各ボルトボックス3、4の開口部3
D、4Dに密閉蓋10、20、50、60を配し、該密
閉蓋10、20、50、60を前記開口部3D、4Dへ
強圧することにより、そのガイド12、22、52、6
2から突出する可撓性抜止爪15、25の下向き爪片1
7、27を当該開口部3D、4Dの頂部側壁に摩擦係合
させて当該開口部3D、4Dを密閉すると共に、前記密
閉蓋10、20、50、60への下向き引抜力の付与に
より前記爪片17、27を当該開口部3D、4Dの頂部
側壁に一層強固に摩擦係合させて、同開口部3D、4D
の密閉状態を確保する。一方、前記密閉蓋10、20、
50、60の外側へ接着剤を塗布し、ベルベット式ファ
スナ又は両面接着テープを貼付し、若しくは溝17A、
54A、64A付係止片14、54、64等の取付け手
段を設けることにより、当該取付け手段に前記リング状
シールド1の内側に配設される防水用軟質合成樹脂シー
ト7をその内側から押圧することにより、前記取付け手
段の対接部に取付け、また、前記密閉蓋20の外側に設
けた瓢箪状突子(吊下手段)24に、当該瓢箪状突子
(吊下手段)24に係合する凹部31を有する吊具30
を強圧して取付けると共に、該吊具30に取付け手段3
2を介して前記リング状シールド1の内側に配設される
二次覆工コンクリート8の補強鉄筋8Aを吊下し、さら
に、前記瓢箪状突子(吊下手段)24への前記吊具30
の強圧な係合に際して、前記瓢箪状突子(吊下手段)2
4まわりに位置する防水用軟質合成樹脂シート7を湾曲
7Bさせて両者間に挾着する一方、該吊具30から延び
るボルト32等の取付け手段を介して、前記二次覆工コ
ンクリート8の補強鉄筋8Aを前記密閉蓋20に吊下支
承する。
【0020】
【実施例】以下、この考案に係るセグメントピースの連
結用ボルトボックスの密閉蓋取付構造の実施例を、図1
ないし図8を参照して説明する。なお、図9ないし図1
1に示した従来例と共通する部分には、同一名称及び同
一符号を用いる。
【0021】(第一実施例) 図1ないし図4は、この考案に係るセグメントピースの
連結用ボルトボックスの密閉蓋取付構造の第一実施例を
略示すもので、図1はその密閉蓋10をセグメントピー
ス2のボルトボックス3(又は4)の開口部3D(又は
4D)に圧入した状態の模式縦断説明図、図2はその要
部の模式拡大縦断説明図、図3はそのセグメントピース
2のボルトボックス3(又は4)の開口部3D(4D)
に、密閉蓋10を装着した状態の模式側面説明図、図4
はその模式内側平面説明図である。
【0022】図1ないし図4において、2はコンクリー
ト製セグメントピース、3、4はセグメントピース2の
内側に設けたボルトボックス、3A、4Aはボルトボッ
クス3、4の側壁部に設けたボルト穴、3D、4Dはボ
ルトボックス3、4の開口部、5はボルト穴3A、4A
に挿入するボルト、6はナットで、これらの構造は図9
いし図11に略示した従来例とほぼ同様である。
【0023】10はセグメントピース2のボルトボック
ス3、4の開口部3D又は4Dを密閉する密閉蓋、11
は密閉蓋10の板状蓋本体で、この板状蓋本体11は前
記ボルトボックス3、4の開口部3D又は4Dとほぼ同
形で、それよりやや大径に構成される。12はセグント
ピース10の板状蓋本体11に立設したガイドで、該ガ
イド12は前記ボルトボックス3又は4の開口部3D、
4Dとほぼ同形で、それよりやや小径の筒状に構成され
る。13はガイド12の外側横方向に設けた、中広の鳩
尾形溝である。
【0024】14は板状蓋本体11の下側(図1)に設
けた溝14A付係合片で、この係合片14の溝14A部
には、鉄筋8Aを吊下する図示しないボルト等の吊具を
装着することができる。なお、この係合片14を前記板
状蓋本体11の全長に旦って設ければ、同係合片14に
より当該板状蓋本体11の補強効果を期待できる。15
は可撓性抜止爪、16は可撓性抜止爪15の背側におい
て、その横方向に延びるように突設された鳩尾形凸条
で、該鳩尾形凸条16は前記ガイド12の鳩尾形溝13
に挿入して固定される。
【0025】17は可撓性抜止爪15から外側下方(図
2では右下側)に延びる爪片で、該爪片17は、前記密
閉蓋10を前記ボルトボックス3、4の開口部3D、4
Dに圧入した際、同爪片17がボルトボックス3、4の
開口部3D、4Dの内側壁に食込むように、前記両者の
間隔より長く構成され、この爪片11と開口部3D、4
Dの内側壁との係合により、この密閉蓋10がボルトボ
ックス3、4の開口部3D、4Dの内側壁部に抜脱不能
に摩擦係合し、その密閉状態を確保する。
【0026】(第一実施例の作用) まず、図示しない掘削マシン等により掘削した掘削穴A
(図9参照)の内側に、セグメントピース2、2・・・
をリング状に配し、その相隣るセグメントピース2、2
をボルト5、ナット6により、従来例と同様に連結固定
してリング状シールド1を構築する。
【0027】しかる後、各セグメントピース2、2・・
・のボルトボックス3、4の開口部3D、4Dに、当該
開口部3D、4Dとほぼ同形で、それよりやや大径の板
状蓋本体11を備える密閉蓋10を当て、そのガイド1
2をボルトボックス3、4に挿入し、板状蓋本体11の
周縁がセグメントピース2の下面(図2)に当接するま
で同密閉蓋10を押圧すると、そのガイド12が開口部
3D、4Dに圧入され、同ガイド12の鳩尾形溝13に
挿入された抜止爪15の爪片17の端部が、開口部3
D、4Dの内周壁に圧接し、下方(図2)へ湾曲する。
【0028】次いで、この密閉蓋10の上方への押圧力
を解放すると、該密閉蓋10が下降しようとするが、抜
止爪15の爪片17と前記開口部3の内側周壁との摩擦
係合により、爪片17端部と開口部3の内側周壁面との
当接点は移動せず、密閉蓋10の自重等により僅かに降
下して、爪片17が両者の当接点まわりに回動するよう
に湾曲し、この爪片17の湾曲により、同開口部3D、
4Dの内側周壁との当接部間の圧接力が増加すると共に
その抜止力が増加し、この密閉蓋10による開口部3
D、4Dの強力な密閉状態が確保される。なお、リング
状シールド1の下側に位置するセグメントピース2のボ
ルトボックス3、4の開口部3D、4Dに装着される密
閉蓋10には前記のような下降力(この場合には上昇
力)は作用しないが、その爪片17と開口部3D、4D
の内側周壁との係合により強力な摩擦力が発生し、両者
間に強固な摩擦係合が前記とほぼ同様に確保される。
【0029】密閉蓋10の板状蓋本体11の外側(図2
では下側)には、例えば、両面接着テープ又はベルベッ
ト式ファスナ等を予め貼付け、又は、この密閉蓋10を
リング状シールド1のボルトボックス3、4の開口部に
挿入して摩擦係合させて固着した後、その板状蓋本体1
1の下面に接着剤を塗布する。
【0030】しかる後、前記のように地盤B内に構築し
たリング状シールド1内側に沿って、防水用軟質合成樹
脂シート7を筒状に配し、板状蓋本体11に、例えば、
予め貼着した両面接着テープ又はベルベット式ファス
ナ、若しくは同板状蓋本体11に塗布した接着剤等等の
取付け手段に、この軟質合成樹脂シート7を押圧して張
付けた後、その内側(図1では下側)に補強鉄筋8Aを
配設しする一方、その内側にコンクリート型枠9を配設
し、同コンクリート型枠9をその内側から支柱等により
支承し後、同コンクリート型枠9と前記軟質合成樹脂シ
ート7との間のリング状部に、二次覆工コンクリート8
を注入する。
【0031】この際、密閉蓋10の前記ボルドボックス
3、4の開口部3D、4Dが、それよりやや広い面積の
板状蓋本体11により閉塞されるから、同ボルトボック
ス3、4内に、前記軟質合成樹脂シート7や二次覆工コ
ンクリート8の圧入される恐れがない。
【0032】なお、前記ボルトボックス3、4の周壁
は、当該コンクリート製セグメントピース2の型抜きの
容易性確保のため、その頂部が開口する下部より縮小す
る錐形状に構成されるが、密閉蓋10のガイド12の外
側に設けた可撓性抜止爪15の爪片17の可撓性に基づ
く覆元力による、強力な摩擦係合状態が確保される。
【0033】また、前記ボルトボックス3、4とそれら
の開口部3D、4D及び密閉蓋10の形状は、図3、図
4に示すような長方形状又は長方形の先細筒状に形成す
る外、図示しないが円形又は同形の先細筒状、その他の
形状に構成することもでき、また、前記ガイド12もそ
れらとほぼ同形状に構成できる。
【0034】なお、セグメントピース2の内側に設ける
ボルトボックス3、4を、その頂部がその開口部3D、
4Dより小径に構成したものに対しては、図示しない
が、前記密閉蓋10の板状蓋本体11の周縁部を、前記
ボルトボックス3、4の開口部3D、4Dとほぼ同形
で、それとほぼ等径に構成することもでき、この場合に
は、同密閉蓋10をボルトボックス3、4に押圧した
際、その板状蓋本体11の周縁部が、前記ボルトホック
ス3、4の開口部3D、4D周縁外側に当接せず、同密
閉蓋10が開口部3D、4D内に多少入り込むことにな
るが、ボルトボックス3、4側壁の緩やかなテーパと、
密閉蓋10のガイド12の外側に設けた可撓性抜止爪1
5の爪片17との係合により、同開口部3D、4Dの内
側への過度の入り込みが阻止され、したがって、密閉蓋
10の板状蓋本体11の下側に大きなスペースの発生す
る恐れはなく、この場合においても前記密閉蓋10とほ
ぼ同様な効果を期待できる。
【0035】なお、上の説明では、密閉蓋10のガイド
12の外側の鳩尾状溝13に、それと同様な鳩尾状突部
16を備える可撓性抜止め爪15を、その鳩尾状突部1
6を嵌入して取付ける例について述べたが、この可撓性
抜止爪15は図示しないが、その鳩尾状突部16を形成
することなく、前記ガイド12に直接接着剤により接着
することもでき、また、この可撓性抜止爪15と前記ガ
イド12、したがって、この可撓性抜止爪15と、前記
ガイド12及びその密閉蓋10の板状蓋本体11の全部
を一体状に構成することもでき、この場合には同部の構
造が単純化され、その取扱いが一層簡素化する。
【0036】(第二実施例) 図5はこの考案に係るセグメントピースの連結用ボルト
ボックスの密閉蓋取付構造の第二実施例の、要部の模式
縦断説明図である。なお、図1ないし図4に示した第一
実施例と共通する部分には、同一名称及び同一符号を用
いる。
【0037】図5において、2はセグメントピース、3
(4)はセグメントピース2の内側に設けたボルトボッ
クス、3D(4D)はボルトボックス3(4)の開口
部、7は防水用の軟質合成樹脂シート、7Aは軟質合成
樹脂シート7から突出し、端部が矢形に形成された係合
子、10は平面視長方形状の密閉蓋(図4参照)、11
は密閉蓋10の長方形状の板状蓋本体、12は板状蓋本
体11の周縁よりやや内側に、その全周に沿って立設し
た長方形状のガイド、13はガイド12の中央部全周に
設けた鳩尾形溝、14は密閉蓋10の板状蓋本体11の
下部に設けた溝14A付係止片、15は可撓性抜止爪、
16は可撓性抜止爪15の内側に設けた鳩尾形の突条
で、該突条16は前記鳩尾形溝23に嵌装される。17
は可撓性抜止爪15の下向き(図5)の爪片である。
【0038】この密閉蓋10はセグメントピース2のボ
ルトボックス3(4)の開口部3A(4A)とほぼ同形
に構成され、前記ボルトボックス3(4)に同開口部3
A(4A)の開口側から挿入され、その可撓性抜止爪2
5の爪片端部27と、ボルトボックス3(4)の開口部
3A(4A)の内側壁との弾性及び摩擦係合により、第
一実施例とほぼ同様に開口部3D(4D)部に装着され
る。
【0039】(第二実施例の作用) この第二実施例の作用は、セグメントピース2、2・・
・をリング状に配してボルト、ナット5、6止めしてリ
ング状シールド1を構築し、そのセグメントピース2の
ボルトボックス3、4の開口部3D、4Dを、可撓性抜
止爪15付密閉蓋10で密閉させる点では前記第一実施
例と同様であるが、この第二実施例では、その防水用軟
質合成樹脂シート7に設けた端部を矢形に形成した係合
子7Aを、密閉蓋10の板状蓋本体11下側の係止片1
4の係合溝14Aに圧入することにより取付けられる。
なお、この第二実施例のその余の作用は第一実施例とほ
ぼ同様である。
【0040】また、防水用軟質合成樹脂シート7の密閉
蓋1への取付構造としては、図示しないが、前記溝14
A付係止片14に代え、同部にベルベット式ファスナ又
は両面接着テープ等を予め設ければ、前記軟質合成樹脂
シート7に設ける係合子7Aを省略し、単に同軟質合成
樹脂シート7を密閉蓋本体11に圧着するだけで取付け
られる。
【0041】(第三実施例) 図6は、この考案に係るセグメントピースの連結用ボル
トボックスの密閉蓋取付構造の第三実施例の要部の模式
縦断説明図である。なお、図1ないし図4に示した第一
実施例と共通する部分には、同一名称及び同一符号を用
いる。
【0042】図6において、2はセグメントピース、3
(4)はセグメントピース2の内側に設けたボルトボッ
クス、3D(4D)はボルトボックス3(4)の開口
部、7は防水用軟質合成樹脂シート、7Bは防水用軟質
合成樹脂シート7のたるみ部、8Aは二次覆工ヒンクリ
ート8の補強鉄筋、20は平面視長方形状をなす密閉
蓋、21は密閉蓋20の長方形状の板状蓋本体、22は
板状蓋本体21の周縁部よりやや内側の全周に沿って立
設した直筒状のガイド、23はガイド22の中央部全周
に設けた縦断面が鳩尾形の溝、25は可撓性抜止爪、2
6は可撓性抜止爪25の内側に設けた縦断面が鳩尾形の
突条で、該突条26は前記鳩尾形溝23に嵌装される。
27は可撓性抜止爪25の下向き(図6)可撓性の爪片
である。
【0043】この密閉蓋20はセグメントピース2のボ
ルトボックス3(4)の開口部3A(4A)とほぼ同形
に構成され、前記ボルトボックス3(4)に同開口部3
A(4A)の開口側から挿入され、その可撓性抜止爪2
5の爪片27端部と、ボルトボックス3(4)の開口部
3D(4D)の内側壁との当接による、前記爪片27の
可撓性ないし弾性と両者間の摩擦係合とにより、第一実
施例とほぼ同様に同開口部3D(4D)部に嵌着され
る。
【0044】24は密閉蓋20の板状本体21の下部に
設けた瓢箪状突子(吊下手段)、30はこの瓢箪状突子
24に係合する凹部31を有する吊具、32は吊具31
から下方へ延び、補強鉄筋8Aを吊下、固定するボル
ト、33はナットである。なお、前記補強鉄筋8Aは、
このボルト32、ナット33に代え、金属線等により吊
下固定することもできる。
【0045】(第三実施例の作用) リング状に配設したセグメントピース2、2・・・をボ
ルト5、ナット6により固定、連結して構成した、リン
グ状シールド1内側のボルトボックス3(4)の開口部
3A(4A)に、密閉蓋20を第一実施例と同様に嵌
装、密閉した後、リング状シールド1の内側、すなわ
ち、各セグメントピース2、2・・・の内側に防水用軟
質合成樹脂シート7を筒状に配し、同軟質合成樹脂シー
ト7の内側(図6では下側)から、前記密閉蓋20の板
状蓋本体21から突出する瓢箪状突子24に向って、凹
部31を係合させるように吊具30を圧入することによ
り、軟質合成樹脂シート7の当該部分に、ほぼ球状湾曲
部7Bを形成するように変形させ、同吊具30のボルト
32と共に、同密閉蓋20の下側(図6)、したがっ
て、リング状シールド1の内側に吊下固定する。
【0046】然る後、リング状シールド1の内側に補強
鉄筋8Aを配し、ボルト32に通してナット33止め
し、又は同ボルト32の端部に図示しないワイヤ掛け等
をして取付け、固定した後、その内側にコンクリート型
枠9(図9参照)を配し、同コンクリート型枠9をその
内側から図示しない支柱により支承した後、同コンクリ
ート型枠9と防水用軟質合成樹脂シート7との間に、第
一実施例と同様に二次覆工コンクリート8打ちする。
【0047】(第三実施例の変形例) なお、図示しないが、図6の密閉蓋20の板状蓋本体2
1の下側に設けた瓢箪状突子24に代え、断面がそれと
ほぼ同形の瓢箪状をなし、前記板状蓋本体21の長さ方
向に延びるす係止突条(吊下手段)を設け、該係止突条
にそれとほぼ同形で、それよりやや大径断面の凹部を備
える棒状吊具を、前記係止突条の長さ方向の全長に旦っ
て、軟質合成樹脂シート7と共に嵌挿可能に構成すれ
ば、軟質合成樹脂シート7の保持力が一層強化される。
【0048】また、この棒状の吊具から1ないし数本の
吊りボルトを突設し、同吊りボルトの端部に補強鉄筋8
Aを吊下するように構成することもできる。なお、前記
密閉蓋20の板状蓋本体21の下面(図6)に、例え
ば、両面接着テープ、ベルベット式ファッスナ等を貼着
する一方、前記ビニールシート7の上側(図6)に不織
布を貼着すれば、前記軟質合成樹脂シート7を前記リン
グ状シールド1のセグメンピース2内側に単に押圧する
だけで貼着、保持でき、湿地等のトネンルの構築工事現
場等における防水用軟質合成樹脂シート7の取付けを、
一層容易に行なえる。
【0049】(第四実施例) 図7は、この考案に係るセグメントピースの連結用ボル
トボックスの密閉蓋取付構造の第四実施例の、密閉蓋裏
面の模式斜視説明図である。なお、図1ないし図4に示
した第一実施例と共通する部分には、同一名称及び同一
符号を用いる。
【0050】図7において、50は長方形状の密閉蓋
で、この密閉蓋50はセグメントピース2(図3、4参
照)のボルトボックス3、4の開口部3D、4Dとほぼ
同形に構成される。51は密閉蓋50の長方形状をなす
板状蓋本体、52は板状蓋本体51の周縁部に、同周縁
部よりやや内側に位置するように立設した筒状ガイド、
53はガイド52の外側の横方向に設けた縦断面が鳩尾
形をなす溝で、この鳩尾形溝53には、図2の可撓性抜
止爪15と同様な可撓性抜止爪の鳩尾形の突条(16)
が嵌入される。なお、この可撓性抜止爪15と密閉蓋
5.0のガイド51との結合構造としては、両者間へ接
着剤を塗布して固着する等、他の結合構造も選択でき
る。
【0051】この密閉蓋50は、前記セグメントピース
2のボルトボックス3、4の開口部3D、4Dに、第一
実施例と同様に圧入して固定される外、その余の作用は
前記実施例とほぼ同様である。なお、54は密閉蓋50
の板状蓋本体51の下側(図7)に設けた溝54A付係
止片で、該係止片54の溝54Aに、例えば、防水用軟
質合成樹脂シート7の係合子(前記図5の符号「7A」
参照)を挿入して、同合成樹脂シート7を取付ける。
【0052】(第五実施例) 図8は、この考案に係るセグメントピースの連結用ボル
トボックスの密閉蓋取付構造の、第五実施例の密閉蓋裏
面の模式斜視説明図である。なお、図1ないし図4に示
した第一実施例と共通する部分には、同一名称及び同一
符号を用いる。
【0053】図8において、60は長方形状の密閉蓋
で、この密閉蓋60は前記セグメントピース2(図3、
4参照)のボルトボックス3、4の開口部3D、4Dと
ほぼ同形に構成される。61は密閉蓋60の長方形状の
板状蓋本体、62は板状蓋本体61の左右両側縁部(図
8)に、同側縁よりやや内側に立設したガイド、63は
ガイド62の外側(図8では下側)中央部の横方向(図
8では左右方向)に設けた縦断面が鳩尾形をなす溝で、
この鳩尾形溝63には、図2に示した可撓性抜止爪15
とほぼ同構造の可撓性抜止爪の鳩尾形突条(16)が嵌
装される。
【0054】なお、この可撓性抜止爪15(図1、2参
照)と密閉蓋60のガイド61とは、両者間に接着剤を
塗布する等、他の固定手段により取付けることもでき
る。また、65は板状蓋本体61の上側(図8)に設け
た補強リブである。
【0055】この密閉蓋60は、前記セグメントピース
2のボルトボックス3、4の開口部3D、4Dに、前記
第一、第三実施例と同様に圧入、固定され、それらと同
様な作用をする。なお、この第五実施例では密閉蓋60
の左右両側部(図8)のみにガイド62を立設したか
ら、同ガイド62に装着する図示しない抜止爪(例え
ば、図1の符号15参照)の弾力を増加させる等、この
密閉蓋60の保持力増強対策を構ずるのがよい。
【0056】64は密閉蓋60の板状蓋本体61の下側
(図8)に設けた係止片で、該係止片64には前記第四
実施例の密閉蓋50の係止片54の係合溝54Aと同様
に、その係合溝64Aに前記第5図に示した第二実施例
の係合子7A(図5参照)と同様な端部を矢形に形成し
た係合子を備える軟質合成樹脂シート7が嵌装さる。そ
の余の作用は前記実施例とほぼ同様である。
【0057】
【考案の効果】(1) セグメントピース2、2・・・
のボルトボックス3、4の開口部3D、4Dへ密閉蓋1
0、20、50、60を強圧するだけの簡易な操作によ
り、そのガイド12、22、52、62に設けた可撓性
抜止爪15、25の下向き爪片17、27を開口部3
D、4Dの頂部内側壁に摩擦係合させて同開口部3D、
4Dを確実に密閉する外、当該密閉蓋10、20、5
0、60へ下向き引抜力が付与されると、同密閉蓋1
0、20、50、60の下向き爪片17、27が前記開
口部3D、4Dの頂部内側壁に一層強固に摩擦係合して
密閉蓋10、20、50、60よる開口部3D、4Dの
密閉状態を一層強固に確保される。
【0058】(2) セグメントピース2、2・・・の
ボルトボックス3、4の開口部3D、4Dへ密閉蓋1
0、20、50、60が強個に摩擦係合させるものであ
るから、リング状シールド1の内側への二次覆工コンク
リート打ちの際、前記開口部3D、4D内へ防水用軟質
合成樹脂シート7や、二次覆工コンクリート8の一部の
押込まれる恐れがなく、したがって、同ボルトボックス
3、4部に流入したコンクリートの硬化により、二次覆
工コンクリート8のリング状部に過度の引張力発生を招
く恐れがなく、ひいては、二次覆工コンクリート8のリ
ング状部への亀裂発生を効果的に抑制できる。
【0059】(3) セグメントピース2、2・・・の
ボルトボックス3、4の開口部3D、4Dへ密閉蓋1
0、20、50、60が強個に摩擦係合させたから、当
該密閉蓋10、20、50、60の下側に接着剤を塗布
し、両面接着テープやベルベット式ファスナの貼付し、
又は溝14A、54A、64A付係止片14、54、6
4を設ける等の取付け手段を設けることにより、リング
状シールド1の内側へ配設する防水用軟質合成樹脂シー
ト7を、それらの下方から前記セグメントピース2の開
口部3D、4Dを被覆する密閉蓋10、20、50、6
0側へ押圧するだけの簡易な操作により容易に吊下、支
承でき、ひいては二次覆工コンクリート8打ちの準備作
業量が従来例に比べて著しく減少し、その能率向上を図
れる。
【0060】(4) セグメントピース2、2・・・の
ボルトボックス3、4の開口部3D、4Dへ密閉蓋1
0、20、50、60が強個に摩擦係合させたから、当
該密閉蓋10、20、50、60の下側に瓢箪状突子
(吊具)24を設けることにより、該瓢箪状突子(吊
具)24にそれと係合する凹部31を有する吊具30を
介して、前記リング状シールド1内側に配設した二次覆
工コンクリート8の補強鉄筋8Aを吊下支承させること
ができ、しかも、前記リング状シールド1の他の部分に
当該補強鉄筋8Aのの吊下手段を設ける必要がないか
ら、二次覆工コンクリート8打ちの準備作業量が従来例
に比べて著しく減少し、その能率向上を図れる。
【0061】(5) セグメントピース2の開口部3
D、4Dに装着した密閉蓋10の外側に瓢箪状突子(吊
下手段)24を設ける一方、前記リング状シールドの内
側に配した防水用軟質合成樹脂シート7の下側から、前
記瓢箪状突子(吊下手段)24に係合する凹部31を有
する吊具30を押圧すれば、当該防水用軟質合成樹脂シ
ート7の瓢箪状突子(吊下手段)24まわりがそれを被
覆するように湾曲7Bして、瓢箪状突子(吊下手段)2
4部に挾着され、この吊具30から延びるボルト32等
の取付手段を介して二次覆工コンクリート1の補強鉄筋
8Aを直ちに取付けられ、したがって、この場合には防
水用軟質合成樹脂シート7と二次覆工コンクリート1の
補強鉄筋8Aとを共通の瓢箪状突子(吊下手段)24と
吊具30とにより、密閉蓋20の下側に簡易、迅速に吊
下支承できる。
【0062】(6) セグメントピース2のボルトボッ
クス3、4を密閉蓋10、20、50、60により密閉
したから、従来例のように、前記ボルトボックス3、4
に発泡スチロールブロックのような充填物を充填させる
必要がなく、ひいてはセグメントピース2、2・・・を
リング状に配して構成するリング状シード1の構築現場
に、大量の発泡スチロールブロックを搬送する作業と、
同リング状シールド1内に大量の発泡スチロールブロッ
クを収納するスペースを確保する必要がなく、当該トン
ネル構築現場における二次覆工コンクリート打ちの作業
性が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案に係るトンネル用セグメントピース
の結合用ボルトボックスの密閉蓋取付構造の第一実施例
の密閉蓋の要部を示す、模式縦断説明図である。
【図2】 その要部をなす可撓性抜止爪部の拡大縦断説
明図である。
【図3】 そのセグメントピースのボルトボックスに密
閉蓋を装着した状態における、その模式側面説明図であ
る。
【図4】 そのセグメントピースのボルトボックスに密
閉蓋を装着した状態における、その模式内側平面説明図
である。
【図5】 この考案の第二実施例の密閉蓋の溝付係止片
に、合成樹脂製シートをその係止片により装着する状態
の模式縦断説明図である。
【図6】 この考案の第三実施例の密閉蓋の瓢箪状突子
に、コンクリート型枠吊下用のボルト吊具を装着した状
態における、その模式側面説明図である。
【図7】 この考案の第四実施例に係る密閉蓋の斜視説
明図である。
【図8】 この考案の第五実施例に係る密閉蓋の斜視説
明図である。
【図9】 従来のトンネル構造の模式縦断説明図であ
る。
【図10】 従来のトンネルにおけるリング状シールド
を構成するセグメントピースの模式側面説明図である。
【図11】 そのセグメントピースの模式内側平面説明
図である。
【符号の説明】
1……リング状シールド 2……ゼグメントピース 3、4……ボルトホックス 3A、3B、4A……ボルト穴 3D、4D……開口部 7……軟質合成樹脂シート 7A……係合子 7B……軟質合成樹脂シート7の湾曲部 8……補強鉄筋 9……コンクリート型枠 10、20……密閉蓋 11、21……板状蓋本体 12、22……ガイド 13、23……鳩尾形溝 14……係止片 14A……溝 15、25……可撓性抜止爪 17、27……爪片 24……瓢箪状突子 30……吊具 32……ボルト(取付具) 50、60……密閉蓋 51、61……板状蓋本体 52、62……ガイド 53、63……鳩尾状溝 54、64……係止片 54A、64A……溝 55、65……リブ A……掘削穴

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連結によりリング状シールド(1)を構
    成するセグメントピース(2、2・・・)のボルトボッ
    クス(3、4)の開口部(3D、4D)に、該開口部
    (3D、4D)の頂部よりやや小径のガイド(22)を
    有する密閉蓋(20)を配し、前記ガイド(22)にそ
    の外側へ突出する下向き爪片(27)を有する可撓性抜
    止爪(25)を設け、該密閉蓋(20)の前記開口部
    (3D、4D)への強圧により、その下向き爪片(2
    7)を前記開口部(3D、4D)の頂部内側壁へ摩擦係
    合させると共に、前記密閉蓋(20)への下向き引抜力
    付与により前記下向き爪片(27)を拡開させて前記開
    口部(3D、4D)周壁へ一層強固に摩擦係合させ、か
    つ、前記密閉蓋(10、20、50、60)の下側へ接
    着剤を塗布し、ベルベット式ファスナ又は両面接着テー
    プを貼着し、若しくは溝(14A、54A、64A)付
    係止片(14、54、64)を形成する等の取付け手段
    を設け、該取付け手段に前記リング状シールド(1)の
    内側に配設した防水用軟質合成樹脂シート(7)の対接
    部を押圧して吊下支承させたことを特徴とするセグメン
    トピースの連結用ボルトボックスの密閉蓋取付構造。
  2. 【請求項2】 連結によりリング状シールド(1)を構
    成するセグメントピース(2、2・・・)のボルトボッ
    クス(3、4)の開口部(3D、4D)に、該開口部
    (3D、4D)の頂部よりやや小径のガイド(22)を
    有する密閉蓋(20)を配し、前記ガイド(22)にそ
    の外側へ突出する下向き爪片(27)を有する可撓性抜
    止爪(25)を設け、該密閉蓋(20)の前記開口部
    (3D、4D)への強圧により、その下向き爪片(2
    7)を前記開口部(3D、4D)の頂部内側壁へ摩擦係
    合させると共に、前記密閉蓋(20)への下向き引抜力
    の付与により前記下向き爪片(27)を拡開させて前記
    開口部(3D、4D)周壁へ一層強固に摩擦係合させ、
    かつ、前記密閉蓋(20)の下側に瓢箪状突子(吊具)
    (24)を設け、該瓢箪状突子(吊具)(24)にそれ
    と係合する凹部31を有する吊具30を介して、前記リ
    ング状シールド(1)内側に配設した二次覆工コンクリ
    ート(8)の補強鉄筋(8A)を吊下支承させたことを
    特徴とするセグメントピースの連結用ボルトボックスの
    密閉蓋取付構造。
  3. 【請求項3】 前記密閉蓋(20)の下側に設けた瓢箪
    状突子(吊具)(24)に、該瓢箪状突子(吊具)(2
    4)に係合する凹部31を有する吊具30を、前記リン
    グ状シールド(1)内側に配設した防水用軟質合成樹脂
    シート(7)を介して強圧することにより、同防水用軟
    質合成樹脂シート(7)の対接部を湾曲7Bさせて挾着
    支承する一方、前記吊具30から延びるボルト32等の
    吊下手段を介して、前記リング状シールド1の内側に配
    設される二次覆工コンクリート(8)の補強鉄筋(8
    A)を吊下支承させたことを特徴とする請求項2記載の
    セグメントピースの連結用ボルトボックスの密閉蓋取付
    構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60115798A (ja) * 1983-11-29 1985-06-22 前田建設工業株式会社 シ−ルドトンネルの二次覆工施工法

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JPH074597U (ja) 1995-01-24

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