JPH086885B2 - 排熱回収熱交換装置の起動方法およびその装置 - Google Patents
排熱回収熱交換装置の起動方法およびその装置Info
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- Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)
Description
電池等を用いた発電装置、製鉄プラント、塵芥焼却プラ
ント等から排出される高温産業排ガスから熱回収を行な
って蒸気を発生させる排熱回収熱交換装置の起動方法お
よびその装置に関する。
は、煙管型ボイラが多く採用されている。また、ボイラ
本体で発生した飽和蒸気を、さらに過熱して過熱蒸気を
つくる場合には、過熱器が付設されている。一方、煙管
型ボイラにおいて、給水温度が飽和温度よりも低い場合
には、さらに、予熱器を付設して蒸発器を通過した排ガ
スから熱回収して蒸発器に供給する給水を飽和温度近く
まで昇温させるようになっている。すなわち、第3図に
示すように、従来の排熱回収熱交換装置は、排ガスの供
給上流側から過熱器1、蒸発器2および予熱器3の順に
配置構成され、給水は、給水元弁12、予熱器3を経る給
水配管系(管路)15により蒸発器2に入り、ここで発生
した飽和蒸気は、過熱器1、主蒸気弁11を経る蒸気配管
系(管路)16により過熱蒸気として所定個所へ供給され
るようになっている。また、蒸発器2には、過熱器1を
経る排ガス配管系14により排ガスが供給され、熱仕事を
した後、予熱器3を経て系外に排出されるようになって
いる。
熱交換装置では、一般に産業排ガスから熱回収する際、
熱源としての排ガスがすでに汚染されていることが多か
った。とくに、常温に近い温度の給水を予熱器に通水す
る際には、次のような問題点があった。すなわち、 (1) 通常運転(ホットスタート)時に、常温に近い
温度の給水を予熱器に通水すると排ガス側の伝熱管等の
伝熱面上で排ガス中に含まれている水分が結露し、さら
に、その液滴中に亜硫酸ガス等が溶け込んで酸を生じ伝
熱面を著しく腐食する、いわゆる“硫酸腐食”が発生し
易くなる。
生がないので、排熱回収熱交換装置の過熱器、予熱器に
は、殆んど給水側と給水側の流体の流れがない。そのた
め、熱交換系の有効伝熱部は、蒸発器だけとなり起動完
了までにかなりの時間がかかるようになる。
がないため、過熱器の伝熱面の温度は、高温排ガスの温
度近くになる。そのため、材料の劣下が生じる。
たもので、従来の排熱回収熱交換装置の給水配管系と蒸
気配管系に加えて、蒸発器内に溜められた給水(ボイラ
水)を予熱器および過熱器に同時にあるいは予熱器と過
熱器に順次通水して蒸発器に戻すボイラ水循環配管系を
設けた排熱回収熱交換装置の起動方法およびその装置を
提供することを目的としている。
た過熱器、蒸発器および予熱器を有し、給水を予熱器か
ら蒸発器および過熱器にかけて順次流動せしめ、伝熱面
で隔られて流れる排ガスと接触させ、蒸気を生成するよ
うにした排熱回収熱交換装置の起動方法およびその装置
において、蒸発器から前記予熱器の給水入口側および過
熱器の蒸気出口側にかけて第1および第2の循環配管を
循環ポンプを介して設け、該装置の起動にあたり、初め
に該蒸発器内に溜められた給水を第1および第2の循環
配管を通して一方は予熱器から蒸発器にかけて、他方は
過熱器から蒸発器にかけてそれぞれ流動させて所定の温
度まで上昇せしめ、しかる後、給水を予熱器から過熱器
まで決められた経路に従って順次流動させて蒸気を生成
するようにしたことを特徴とする。
いて説明する。
ガスの上流側から過熱器1、蒸発器2および予熱器3の
順に配置構成され、給水は、給水元弁12を経て予熱器3
に通水する給水配管系(管路)15により蒸発器2に入
り、ここで発生した飽和蒸気は過熱器1と主蒸気弁11を
経る蒸気配管系(管路)16により過熱蒸気として所定個
所へ供給されるようになっている。また、蒸発器2に
は、過熱器1を経る排ガス配管系(管路)14により産業
排ガスが供給され、蒸気を発生させる仕事をした後、予
熱器3を経て系外に排出されるようになっている。
系(管路)15、蒸気配管系(管路)16および排ガス配管
系(管路)14に加えてボイラ水循環配管系(管路)5を
配設する。すなわち、このボイラ水循環配管系(管路)
5は、第1図に示すように、蒸発器2に接続された側か
ら順に、ボイラ水循環配管系元弁8、ボイラ水循環ポン
プ4、流量調節弁6、過熱器供給弁10からなり過熱器1
の下流側で蒸気配管系16に合流する流路および流量調節
弁6の下流側で分岐し予熱器供給弁9を経て予熱器3の
給水側上流で給水配管系15に合流する流路とからなる。
ここで、蒸発器2から予熱器3の給水入口側までの配管
系を第1の循環配管または過熱器1の蒸気出口側にかけ
ての配管系を第2の循環配管とする。また、給水配管系
15には予熱器3の上流側であってボイラ水循環配管系5
の分岐流路との合流点の下流側に予熱器入口給水温度を
測定するために温度検出器7を配設し、流量調節弁6と
連動してその弁開度を調節する。
路)5の作用を以下に説明する。まず、通常運転時(ホ
ットスタート時)において、給水元弁12を開状態として
常温に近い温度の給水が給水配管系15に供給される場合
には、主蒸気弁11を開状態とし、過熱器供給弁10を閉状
態に、また、予熱器供給弁9とボイラ水循環配管系元弁
8を開状態にして、ボイラ水循環ポンプ4を起動させボ
イラ水を蒸発器2と予熱器3の間で循環させる。さらに
予熱器入口給水温度を温度検出器7により測定し、予熱
器3の伝熱面上に排ガス中に含まれている水分が結露し
ない温度になるように、ボイラ水の循環流量を流量調節
弁6の弁開度を調節して給水とボイラ水とを予熱器供給
弁9の下流の合流点で混合する。
熱器供給弁9とボイラ水循環配管系元弁8を開状態と
し、給水元弁12と主蒸気弁11を閉状態にする。そして、
ボイラ水循環配管系5に配設されたボイラ水循環ポンプ
4を起動して、ボイラ水を過熱器1と予熱器3に通水
し、過熱器1と予熱器3も熱交換系の有効伝熱面として
作用させ、かつ、ボイラ水をボイラ水循環配管系5で循
環させながら排熱回収熱交換装置を起動することができ
るようになる。
タート時)には、予熱器に流入する給水温度をその結露
点以上に保つことができるため、予熱器の伝熱面の腐食
が防止され、その結果、本装置の寿命を大幅に延長する
ことが可能となる。また、本装置のコールドスタート時
には、過熱器と予熱器が熱交換系の有効伝熱面として作
用するため、装置の起動完了までの所要時間が大幅に短
縮される。
示す。第2図において第1図の実施例と基本的に同一の
構成は、ここでは、同一符号を用いて省略し、相異点の
みを説明する。この実施例では、蒸発器2への接続側か
らみてボイラ水循環配管系元弁8、ボイラ水循環ポンプ
4、流量調節弁6と予熱器供給弁9からなるボイラ水循
環配管系5を予熱器3の給水側上流で給水配管系15に合
流させる。また、第1図の実施例と同様に温度検出器7
を配設して予熱器入口給水温度を測定する。また、過熱
器3の給水側下流の給水配管系15に蒸発器供給弁13を配
設し、さらに、この蒸発器供給弁13の上流側管路から分
岐管路を分岐させ、この分岐管路を過熱器供給弁10を介
して過熱器1の下流で蒸気配管系16に合流させる。ここ
で、蒸発器2から予熱器3の給水入口側にかけての管系
を第1の循環配管または予熱器3の給水出口側から過熱
器1の蒸気出口側にかけての配管系を第2の循環配管と
する。そして、第1図に示した実施例とほぼ同様に、通
常運転時(ホットスタート時)には、給水元弁12と主蒸
気弁11を開状態とし過熱器供給弁10を閉状態にし、ま
た、ボイラ水循環配管系元弁8、予熱器供給弁9、蒸発
器供給弁13を開状態にし、ボイラ水循環ポンプ4を起動
させ、流量調節弁6の弁開度を調節しつつボイラ水と給
水を混合させつつ予熱器3に通水し蒸発器2に給水す
る。また、コールドスタート時には、元弁8、流量調節
弁6、予熱器供給弁9、過熱器供給弁10を開状態とし、
主蒸気弁11と、給水元弁12および蒸発器供給弁13を閉状
態にしておく。そして、ボイラ水循環ポンプ4を起動し
てボイラ水をポンプ水循環配管系5内を循環させつつ過
熱器1と予熱器3に順次通水させながら本装置を起動す
るようにする。これにより、予熱器の伝熱面の結露が防
止されるとともに、コールドスタート時における排熱回
収熱交換装置の起動完了時間が大幅に短縮される。
配管系を配設したので、熱交換系を構成する装置の材料
の腐食と劣化が防止されるとともに、排熱回収熱交換装
置の所要起動時間が大幅に短縮される等顕著な効果を奏
する。
構成図、第2図は本発明の排熱回収熱交換装置の他の実
施例の系統構成図、第3図は従来の排熱回収熱交換装置
の系統構成図を示す。 1……過熱器、2……蒸発器、3……予熱器、4……ボ
イラ水循環ポンプ、5……ボイラ水循環配管系(管
路)、6……流量調節弁、7……温度検出器、8……ボ
イラ水循環配管系元弁、9……予熱器供給弁、10……過
熱器供給弁、11……主蒸気弁、12……給水元弁、14……
排ガス配管系(管路)、15……給水配管系(管路)、16
……蒸気配管系(管路)。
Claims (4)
- 【請求項1】排ガスの流れる方向に沿って順次設けられ
た過熱器、蒸発器および予熱器を有し、給水を前記予熱
器から前記蒸発器および過熱器にかけて順次流動せし
め、伝熱面で隔られて流れる排ガスと接触させ、蒸気を
生成するようにした排熱回収熱交換装置の起動方法にお
いて、前記蒸発器から前記予熱器の給水入口側および前
記過熱器の蒸気出口側にかけて第1および第2の循環配
管を循環ポンプを介して設け、該装置の起動にあたり、
初めに該蒸発器内に溜められた給水を前記第1および第
2の循環配管を通して一方は前記予熱器から前記蒸発器
にかけて、他方は前記過熱器から前記蒸発器にかけてそ
れぞれ流動させて所定の温度まで上昇せしめ、しかる
後、給水を前記予熱器から前記過熱器まで決められた経
路に従って順次流動させて蒸気を生成するようにしたこ
とを特徴とする排熱回収交換装置の起動方法。 - 【請求項2】排ガスの流れる方向に沿って順次設けられ
た過熱器、蒸発器および予熱器を有し、給水を前記予熱
器から前記蒸発器および過熱器にかけて順次流動せし
め、伝熱面で隔られて流れる排ガスと接触させ、蒸気を
生成するようにした排熱回収熱交換装置の起動方法にお
いて、前記蒸発器から前記予熱器の給水入口側および前
記過熱器の蒸気出口側にかけて第1および第2の循環配
管を循環ポンプを介して設けたことを特徴とする排熱回
収熱交換装置の起動装置。 - 【請求項3】排ガスの流れる方向に沿って順次設けられ
た過熱器、蒸発器および予熱器を有し、給水を前記予熱
器から前記蒸発器および過熱器にかけて順次流動せし
め、伝熱面で隔られて流れる排ガスと接触させ、蒸気を
生成するようにした排熱回収熱交換装置の起動方法にお
いて、前記蒸発器から前記予熱器の給水入口側および前
記予熱器の給水出口側から前記過熱器の蒸気出口側にか
けて第1および第2の循環配管を循環ポンプを介して設
け、該装置の起動にあたり、初めに該蒸発器内に溜めら
れた給水を第1の循環配管に通し、次いで第2の循環配
管に通して前記予熱器から前記過熱器にかけて順次流動
させて所定の温度まで上昇せしめ、しかる後、給水を前
記予熱器から前記過熱器まで決められた経路に従って順
次流動させて蒸気を生成するようにしたことを特徴とす
る排熱回収熱交換装置の起動方法。 - 【請求項4】排ガスの流れる方向に沿って順次設けられ
た過熱器、蒸発器および予熱器を有し、給水を前記予熱
器から前記蒸発器および過熱器にかけて順次流動せし
め、伝熱面で隔られて流れる排ガスと接触させ、蒸気を
生成するようにした排熱回収熱交換装置の起動方法にお
いて、前記蒸発器から前記予熱器の給水入口側および前
記予熱器の給水出口側から前記過熱器の蒸気出口側にか
けて第1および第2の循環配管を循環ポンプを介して設
けたことを特徴とする排熱回収熱交換装置の起動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6565890A JPH086885B2 (ja) | 1990-03-16 | 1990-03-16 | 排熱回収熱交換装置の起動方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6565890A JPH086885B2 (ja) | 1990-03-16 | 1990-03-16 | 排熱回収熱交換装置の起動方法およびその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03267601A JPH03267601A (ja) | 1991-11-28 |
| JPH086885B2 true JPH086885B2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=13293318
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6565890A Expired - Lifetime JPH086885B2 (ja) | 1990-03-16 | 1990-03-16 | 排熱回収熱交換装置の起動方法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH086885B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013030889A1 (ja) * | 2011-08-31 | 2013-03-07 | 川崎重工業株式会社 | 熱回収ユニット、排ガスエコノマイザ及び廃熱回収システム |
-
1990
- 1990-03-16 JP JP6565890A patent/JPH086885B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03267601A (ja) | 1991-11-28 |
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