JPH0869902A - サーミスタ磁器の製造方法 - Google Patents
サーミスタ磁器の製造方法Info
- Publication number
- JPH0869902A JPH0869902A JP6203456A JP20345694A JPH0869902A JP H0869902 A JPH0869902 A JP H0869902A JP 6203456 A JP6203456 A JP 6203456A JP 20345694 A JP20345694 A JP 20345694A JP H0869902 A JPH0869902 A JP H0869902A
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- Japan
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- oxide
- manganese
- nickel
- added
- thermistor porcelain
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- Pending
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- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Thermistors And Varistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、マンガン−ニッケル−銅系酸化物
からなるサーミスタ磁器において、高温高湿使用下で抵
抗変化率が小さく、素体の機械的強度が高いサーミスタ
磁器を提供することを目的とする。 【構成】 マンガン−ニッケル−銅系酸化物を仮焼後、
粉砕時に、酸化アルミニウムあるいは酸化ジルコニウム
の内少なくとも一方を0.1〜20.0重量%添加し、
その後、成形、焼成するものである。
からなるサーミスタ磁器において、高温高湿使用下で抵
抗変化率が小さく、素体の機械的強度が高いサーミスタ
磁器を提供することを目的とする。 【構成】 マンガン−ニッケル−銅系酸化物を仮焼後、
粉砕時に、酸化アルミニウムあるいは酸化ジルコニウム
の内少なくとも一方を0.1〜20.0重量%添加し、
その後、成形、焼成するものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば、温度センサ、パ
ワーサーミスタ、あるいは回路の温度補償用に用いられ
るサーミスタ磁器の製造方法に関するものである。
ワーサーミスタ、あるいは回路の温度補償用に用いられ
るサーミスタ磁器の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、マンガン−ニッケル−銅系の
酸化物にアルミニウムなどを添加してサーミスタ磁器を
形成していた。
酸化物にアルミニウムなどを添加してサーミスタ磁器を
形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成によるサーミ
スタ磁器は、高温高湿下の使用において、抵抗変化率が
小さいという効果があった。しかし、素体の機械的強度
が高いとは言えなかった。
スタ磁器は、高温高湿下の使用において、抵抗変化率が
小さいという効果があった。しかし、素体の機械的強度
が高いとは言えなかった。
【0004】そこで、本発明は高温高湿下の使用におい
て、抵抗変化率が小さい上に、素体の機械的強度の高い
サーミスタ磁器を提供することを目的とするものであ
る。
て、抵抗変化率が小さい上に、素体の機械的強度の高い
サーミスタ磁器を提供することを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、マンガン−ニッケル−銅系酸化物を仮焼
後、粉砕する際に酸化アルミニウムあるいは酸化ジルコ
ニウムの内少なくとも一方を0.1〜20.0重量%添
加して成形し、その後焼成するものである。
に本発明は、マンガン−ニッケル−銅系酸化物を仮焼
後、粉砕する際に酸化アルミニウムあるいは酸化ジルコ
ニウムの内少なくとも一方を0.1〜20.0重量%添
加して成形し、その後焼成するものである。
【0006】
【作用】この方法によると、酸化アルミニウムあるいは
酸化ジルコニウムが、マンガン−ニッケル−銅系酸化物
と固溶せず、粒界に分散して存在することとなる。その
結果、おそらくマンガン−ニッケル−銅系酸化物粒子の
結合力を高めることにより、素体の機械的強度を高める
とともに、高温下では外気の影響を防ぎ、高湿下では粒
内に水分が浸入するのを防ぎ、抵抗変化率を小さくする
ことができる。
酸化ジルコニウムが、マンガン−ニッケル−銅系酸化物
と固溶せず、粒界に分散して存在することとなる。その
結果、おそらくマンガン−ニッケル−銅系酸化物粒子の
結合力を高めることにより、素体の機械的強度を高める
とともに、高温下では外気の影響を防ぎ、高湿下では粒
内に水分が浸入するのを防ぎ、抵抗変化率を小さくする
ことができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を説明する。
【0008】マンガン、ニッケル、銅の金属酸化物を酸
素以外の組成比が(表1)に示す組成になるように所定
量配合し、ボールミルにて16時間湿式混合を行い、乾
燥した後、800℃で2時間仮焼を行った。
素以外の組成比が(表1)に示す組成になるように所定
量配合し、ボールミルにて16時間湿式混合を行い、乾
燥した後、800℃で2時間仮焼を行った。
【0009】
【表1】
【0010】次に、(表1)に示す金属酸化物(Al2
O3,ZrO2)を添加し、ボールミルにて18時間粉砕
を行い、乾燥した後、10重量%のPVA(ポリビニル
アルコール)の水溶液を粉砕粉に対して10重量%添加
し、造粒を行った。
O3,ZrO2)を添加し、ボールミルにて18時間粉砕
を行い、乾燥した後、10重量%のPVA(ポリビニル
アルコール)の水溶液を粉砕粉に対して10重量%添加
し、造粒を行った。
【0011】その後、直径10mm、厚さ1mmのディ
スク形状に加圧成形した後、1100℃で2時間焼成し
て焼結体を得、その両面に電極ペーストを塗布し焼き付
けを行いディスク型試料を作成した。
スク形状に加圧成形した後、1100℃で2時間焼成し
て焼結体を得、その両面に電極ペーストを塗布し焼き付
けを行いディスク型試料を作成した。
【0012】(表1)に完成した各試料の高温(150
℃)及び湿中(40℃90%Rh)での1000時間放
置後の抵抗変化率及び素体の抗折強度試験の結果を示
す。
℃)及び湿中(40℃90%Rh)での1000時間放
置後の抵抗変化率及び素体の抗折強度試験の結果を示
す。
【0013】また、比較のため、酸化アルミニウム、酸
化ジルコニウム無添加の試料の結果も*印付きで示す。
化ジルコニウム無添加の試料の結果も*印付きで示す。
【0014】(表1)に示すように、金属酸化物を添加
してない試料の高温、湿中1000時間放置後における
抵抗変化率が全て5%以上であるのに対し、金属酸化物
を添加した試料は5%以下に改善されている。また、素
体の機械的強度も金属酸化物を添加していない試料が全
て2kgf以下であるのに対し、金属酸化物を添加して
いる試料は2kgf以上に改善されている。
してない試料の高温、湿中1000時間放置後における
抵抗変化率が全て5%以上であるのに対し、金属酸化物
を添加した試料は5%以下に改善されている。また、素
体の機械的強度も金属酸化物を添加していない試料が全
て2kgf以下であるのに対し、金属酸化物を添加して
いる試料は2kgf以上に改善されている。
【0015】以上のように、マンガン−ニッケル−銅系
酸化物を仮焼後、粉砕時に、酸化アルミニウムあるいは
酸化ジルコニウムの内少なくとも一方を0.1〜20.
0重量%添加することにより高温高湿使用下での抵抗変
化率が小さく、素体機械的強度が高いサーミスタ磁器を
提供することができる。
酸化物を仮焼後、粉砕時に、酸化アルミニウムあるいは
酸化ジルコニウムの内少なくとも一方を0.1〜20.
0重量%添加することにより高温高湿使用下での抵抗変
化率が小さく、素体機械的強度が高いサーミスタ磁器を
提供することができる。
【0016】これは、現時点では、明らかではないが、
酸化アルミニウムあるいは酸化ジルコニウムがマンガン
−ニッケル−銅系酸化物と固溶せず、粒界に存在し、結
合力の弱いマンガン−ニッケル−銅系の粒子の結合力を
高めると共に、粒子の周囲を囲むことにより、外気の影
響や水分の浸入を防ぐためであると思われる。
酸化アルミニウムあるいは酸化ジルコニウムがマンガン
−ニッケル−銅系酸化物と固溶せず、粒界に存在し、結
合力の弱いマンガン−ニッケル−銅系の粒子の結合力を
高めると共に、粒子の周囲を囲むことにより、外気の影
響や水分の浸入を防ぐためであると思われる。
【0017】次に、数値限定の理由について説明する。
添加する金属酸化物が0.1重量%未満では高温高湿使
用下での抵抗変化率が小さく、素体機械的強度が高いサ
ーミスタ磁器を得るという効果はなく、一方20.0重
量%を越えると主成分である酸化物の抵抗が急激に大き
くなり、電気特性のバラツキも急激に大きくなるために
実用的ではなく、本発明の範囲以外とした。
添加する金属酸化物が0.1重量%未満では高温高湿使
用下での抵抗変化率が小さく、素体機械的強度が高いサ
ーミスタ磁器を得るという効果はなく、一方20.0重
量%を越えると主成分である酸化物の抵抗が急激に大き
くなり、電気特性のバラツキも急激に大きくなるために
実用的ではなく、本発明の範囲以外とした。
【0018】また、以上の実施例では、金属酸化物とし
て酸化アルミニウム、酸化ジルコニウムをそれぞれ1種
類用いた場合について説明したが、これは主成分に対
し、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウムの2種類を添
加した場合にも同様の効果を得ることができる。形状に
おいても今回ディスク型を用いた場合について説明した
が、形状に左右されることなく同様の効果が得られる。
て酸化アルミニウム、酸化ジルコニウムをそれぞれ1種
類用いた場合について説明したが、これは主成分に対
し、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウムの2種類を添
加した場合にも同様の効果を得ることができる。形状に
おいても今回ディスク型を用いた場合について説明した
が、形状に左右されることなく同様の効果が得られる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明は、マンガン−ニッ
ケル−銅系酸化物を仮焼後、粉砕時に酸化アルミニウム
あるいは酸化ジルコニウムの内少なくとも一方を0.1
〜20.0重量%添加することにより、焼結後、酸化ア
ルミニウム、酸化ジルコニウムが素体内に分散して存在
することによって高温高湿使用下での抵抗変化率が小さ
く、素体機械的強度が高いサーミスタ磁器を実現でき工
業的価値の大なるものである。
ケル−銅系酸化物を仮焼後、粉砕時に酸化アルミニウム
あるいは酸化ジルコニウムの内少なくとも一方を0.1
〜20.0重量%添加することにより、焼結後、酸化ア
ルミニウム、酸化ジルコニウムが素体内に分散して存在
することによって高温高湿使用下での抵抗変化率が小さ
く、素体機械的強度が高いサーミスタ磁器を実現でき工
業的価値の大なるものである。
Claims (1)
- 【請求項1】 マンガン−ニッケル−銅系酸化物を仮焼
し、粉砕する際に酸化アルミニウムあるいは酸化ジルコ
ニウムの内少なくとも一方を0.1〜20.0重量%添
加し、その後、成形し焼成するサーミスタ磁器の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6203456A JPH0869902A (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | サーミスタ磁器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6203456A JPH0869902A (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | サーミスタ磁器の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0869902A true JPH0869902A (ja) | 1996-03-12 |
Family
ID=16474431
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6203456A Pending JPH0869902A (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | サーミスタ磁器の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0869902A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012022624A1 (en) | 2010-08-17 | 2012-02-23 | Umicore | Aluminum dry-coated and heat treated cathode material precursors |
| CN105788786A (zh) * | 2015-01-13 | 2016-07-20 | 株式会社村田制作所 | Ntc热敏电阻元件的制造方法 |
| JPWO2017022373A1 (ja) * | 2015-07-31 | 2018-04-19 | 株式会社村田製作所 | 温度センサ |
| CN109265157A (zh) * | 2018-10-29 | 2019-01-25 | 惠州嘉科实业有限公司 | 低阻ntc热敏电阻及其制备方法 |
| CN112334430A (zh) * | 2018-06-27 | 2021-02-05 | Tdk电子股份有限公司 | Ntc物料、热敏电阻和制造该热敏电阻的方法 |
-
1994
- 1994-08-29 JP JP6203456A patent/JPH0869902A/ja active Pending
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012022624A1 (en) | 2010-08-17 | 2012-02-23 | Umicore | Aluminum dry-coated and heat treated cathode material precursors |
| CN103081189A (zh) * | 2010-08-17 | 2013-05-01 | 尤米科尔公司 | 经铝干式涂覆的和热处理的阴极材料前体 |
| JP2013541129A (ja) * | 2010-08-17 | 2013-11-07 | ユミコア | アルミニウム乾式被覆および熱処理が施されたカソード材料前駆体 |
| US9876226B2 (en) | 2010-08-17 | 2018-01-23 | Umicore | Aluminum dry-coated and heat treated cathode material precursors |
| CN105788786A (zh) * | 2015-01-13 | 2016-07-20 | 株式会社村田制作所 | Ntc热敏电阻元件的制造方法 |
| JP2016131195A (ja) * | 2015-01-13 | 2016-07-21 | 株式会社村田製作所 | Ntcサーミスタ素子の製造方法 |
| JPWO2017022373A1 (ja) * | 2015-07-31 | 2018-04-19 | 株式会社村田製作所 | 温度センサ |
| US10983012B2 (en) | 2015-07-31 | 2021-04-20 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Temperature sensor |
| CN112334430A (zh) * | 2018-06-27 | 2021-02-05 | Tdk电子股份有限公司 | Ntc物料、热敏电阻和制造该热敏电阻的方法 |
| JP2021520073A (ja) * | 2018-06-27 | 2021-08-12 | ティーディーケイ・エレクトロニクス・アクチェンゲゼルシャフトTdk Electronics Ag | Ntc素材、サーミスタ、及び、当該サーミスタの製造方法 |
| US11929193B2 (en) | 2018-06-27 | 2024-03-12 | Tdk Electronics Ag | NTC compound, thermistor and method for producing the thermistor |
| CN109265157A (zh) * | 2018-10-29 | 2019-01-25 | 惠州嘉科实业有限公司 | 低阻ntc热敏电阻及其制备方法 |
| CN109265157B (zh) * | 2018-10-29 | 2022-01-21 | 惠州嘉科实业有限公司 | 具有v型引脚的低阻ntc热敏电阻及其制备方法 |
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