JPH0871060A - 核磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents
核磁気共鳴イメージング装置Info
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- JPH0871060A JPH0871060A JP6232383A JP23238394A JPH0871060A JP H0871060 A JPH0871060 A JP H0871060A JP 6232383 A JP6232383 A JP 6232383A JP 23238394 A JP23238394 A JP 23238394A JP H0871060 A JPH0871060 A JP H0871060A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 反転180゜パルスを付加したパルスシーケ
ンスを基本パルスシーケンスとしてマルチスライス法を
行なう場合にスライス数を増大させる。 【構成】 先行する基本パルスシーケンスのTI内に後
の基本パルスシーケンスの先頭180゜パルスを挿入す
るようにしてそれぞれの基本パルスシーケンスのタイミ
ングを定めてマルチスライス法の撮像スキャンを行な
う。
ンスを基本パルスシーケンスとしてマルチスライス法を
行なう場合にスライス数を増大させる。 【構成】 先行する基本パルスシーケンスのTI内に後
の基本パルスシーケンスの先頭180゜パルスを挿入す
るようにしてそれぞれの基本パルスシーケンスのタイミ
ングを定めてマルチスライス法の撮像スキャンを行な
う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、核磁気共鳴現象(M
R現象)を利用してイメージングを行なう核磁気共鳴イ
メージング装置に関する。
R現象)を利用してイメージングを行なう核磁気共鳴イ
メージング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】核磁気共鳴イメージング装置において種
々のパルスシーケンスが考えられているが、通常のスピ
ンエコー(SE)法のパルスシーケンスの先頭に180
゜パルスを加え、組織間のコントラストをSE法より強
調させる反復回復(IR)法はよく知られたものの一つ
である。また、このシーケンスのパラメータを工夫する
ことによって、脂肪成分を抑制する短時間反復回復(S
TIR)法や、水成分を抑制するFLAIR(Flui
d Attenuated InversionRec
overy)法なども知られている。さらに、この18
0゜パルスをエコープラナー(EPI)法やFast
SE法に適用した例も知られている。
々のパルスシーケンスが考えられているが、通常のスピ
ンエコー(SE)法のパルスシーケンスの先頭に180
゜パルスを加え、組織間のコントラストをSE法より強
調させる反復回復(IR)法はよく知られたものの一つ
である。また、このシーケンスのパラメータを工夫する
ことによって、脂肪成分を抑制する短時間反復回復(S
TIR)法や、水成分を抑制するFLAIR(Flui
d Attenuated InversionRec
overy)法なども知られている。さらに、この18
0゜パルスをエコープラナー(EPI)法やFast
SE法に適用した例も知られている。
【0003】一方、マルチスライス法は、信号発生後回
復するまで待ってつぎの励起を行なわなければならない
ことから生じる繰り返し時間(TR)中の空き時間を利
用して、その空き時間に他のスライスについてのパルス
シーケンスをはめ込むことにより、多数のスライスの撮
像を短時間で行なおうというものである。
復するまで待ってつぎの励起を行なわなければならない
ことから生じる繰り返し時間(TR)中の空き時間を利
用して、その空き時間に他のスライスについてのパルス
シーケンスをはめ込むことにより、多数のスライスの撮
像を短時間で行なおうというものである。
【0004】そこで、上記のIR法や、先頭に180゜
パルスを付加する他のパルスシーケンスを基本パルスシ
ーケンスとして用いてマルチスライス法を行なうことも
知られている。
パルスを付加する他のパルスシーケンスを基本パルスシ
ーケンスとして用いてマルチスライス法を行なうことも
知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
IR法およびその他先頭に180゜パルスを付加するパ
ルスシーケンスでは、先頭の180゜パルスから最初の
励起90゜パルスまでの時間つまり反転回復時間(T
I)だけパルスシーケンスの時間が延びるため、TR中
にこのパルスシーケンスを基本パルスシーケンスとして
入れ込む個数(マルチスライス数)が少なくなるという
問題がある。とくにTIの長いFLAIR法ではマルチ
スライス数の減少は甚だしく、問題が大きい。
IR法およびその他先頭に180゜パルスを付加するパ
ルスシーケンスでは、先頭の180゜パルスから最初の
励起90゜パルスまでの時間つまり反転回復時間(T
I)だけパルスシーケンスの時間が延びるため、TR中
にこのパルスシーケンスを基本パルスシーケンスとして
入れ込む個数(マルチスライス数)が少なくなるという
問題がある。とくにTIの長いFLAIR法ではマルチ
スライス数の減少は甚だしく、問題が大きい。
【0006】この発明は上記に鑑み、TIの長いパルス
シーケンスを基本パルスシーケンスとして使ってマルチ
スライス法を行なう場合に、より多くのマルチスライス
数とすることが可能となるように改善した、核磁気共鳴
イメージング装置を提供することを目的とする。
シーケンスを基本パルスシーケンスとして使ってマルチ
スライス法を行なう場合に、より多くのマルチスライス
数とすることが可能となるように改善した、核磁気共鳴
イメージング装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明による核磁気共鳴イメージング装置におい
ては、静磁場を発生する主磁場発生手段と、スライス選
択用傾斜磁場パルスを発生する手段と、読み出し用傾斜
磁場パルスを発生する手段と、位相エンコード用傾斜磁
場パルスを発生する手段と、磁場中に置かれた被検体に
RFパルスを照射する手段と、被検体からのNMR信号
を受信し検波した後サンプリングしてデータを収集する
受信手段と、収集したデータを処理して画像再構成する
手段と、反転180゜パルスを付加したパルスシーケン
スを基本パルスシーケンスとしてマルチスライス法を行
なう際に、先行する基本パルスシーケンスのTI内に後
の基本パルスシーケンスの反転180゜パルスが挿入さ
れるようタイミングを制御する制御手段とを備えること
が特徴となっている。
め、この発明による核磁気共鳴イメージング装置におい
ては、静磁場を発生する主磁場発生手段と、スライス選
択用傾斜磁場パルスを発生する手段と、読み出し用傾斜
磁場パルスを発生する手段と、位相エンコード用傾斜磁
場パルスを発生する手段と、磁場中に置かれた被検体に
RFパルスを照射する手段と、被検体からのNMR信号
を受信し検波した後サンプリングしてデータを収集する
受信手段と、収集したデータを処理して画像再構成する
手段と、反転180゜パルスを付加したパルスシーケン
スを基本パルスシーケンスとしてマルチスライス法を行
なう際に、先行する基本パルスシーケンスのTI内に後
の基本パルスシーケンスの反転180゜パルスが挿入さ
れるようタイミングを制御する制御手段とを備えること
が特徴となっている。
【0008】
【作用】従来では、反転180゜パルスを付加したパル
スシーケンスを基本パルスシーケンスとしてマルチスラ
イス法を行なう場合でも、その基本パルスシーケンスが
すべて終了しないとつぎの基本パルスシーケンスを開始
させないが、そうすると、TIが加わるだけ、一つのT
R内に挿入する基本パルスシーケンスの個数が少なくな
る。これに対して、先行する基本パルスシーケンスのT
I内に後の基本パルスシーケンスの反転180゜パルス
を挿入するようにしてそれぞれの基本パルスシーケンス
のタイミングを定めるなら、互いに干渉し合うことなく
一つのTR内に多数の基本パルスシーケンスを入れるこ
とができて、TIだけ時間が延長する反転180゜パル
スを付加したパルスシーケンスを基本パルスシーケンス
とするマルチスライス法においても、多数のスライスの
撮像を行なうことができる。
スシーケンスを基本パルスシーケンスとしてマルチスラ
イス法を行なう場合でも、その基本パルスシーケンスが
すべて終了しないとつぎの基本パルスシーケンスを開始
させないが、そうすると、TIが加わるだけ、一つのT
R内に挿入する基本パルスシーケンスの個数が少なくな
る。これに対して、先行する基本パルスシーケンスのT
I内に後の基本パルスシーケンスの反転180゜パルス
を挿入するようにしてそれぞれの基本パルスシーケンス
のタイミングを定めるなら、互いに干渉し合うことなく
一つのTR内に多数の基本パルスシーケンスを入れるこ
とができて、TIだけ時間が延長する反転180゜パル
スを付加したパルスシーケンスを基本パルスシーケンス
とするマルチスライス法においても、多数のスライスの
撮像を行なうことができる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の好ましい一実施例について
図面を参照しながら詳細に説明する。この発明の一実施
例にかかる核磁気共鳴イメージング装置は図1に示すよ
うに構成されている。この図1において、主磁場マグネ
ット10は静磁場を発生するためのものである。通常、
超電導マグネットなどからなる。この静磁場に重畳する
傾斜磁場を発生するため傾斜磁場コイル11が設けられ
る。この傾斜磁場コイル11は3組のコイルよりなり、
その各々により、X、Y、Zの3軸方向に磁場強度がそ
れぞれ傾斜する3つの傾斜磁場Gx,Gy,Gzが発生
させられる。これら3軸方向の傾斜磁場Gx,Gy,G
zの1つを選択し、あるいはそれらを組み合わせること
により、任意の方向のスライス選択用傾斜磁場Gs、読
み出し(および周波数エンコード)用傾斜磁場Gr、位
相エンコード用傾斜磁場Gpをつくることができる。
図面を参照しながら詳細に説明する。この発明の一実施
例にかかる核磁気共鳴イメージング装置は図1に示すよ
うに構成されている。この図1において、主磁場マグネ
ット10は静磁場を発生するためのものである。通常、
超電導マグネットなどからなる。この静磁場に重畳する
傾斜磁場を発生するため傾斜磁場コイル11が設けられ
る。この傾斜磁場コイル11は3組のコイルよりなり、
その各々により、X、Y、Zの3軸方向に磁場強度がそ
れぞれ傾斜する3つの傾斜磁場Gx,Gy,Gzが発生
させられる。これら3軸方向の傾斜磁場Gx,Gy,G
zの1つを選択し、あるいはそれらを組み合わせること
により、任意の方向のスライス選択用傾斜磁場Gs、読
み出し(および周波数エンコード)用傾斜磁場Gr、位
相エンコード用傾斜磁場Gpをつくることができる。
【0010】この静磁場及び傾斜磁場が加えられる空間
には図示しない被検体が配置される。この被検体には、
RFパルスを被検体に照射するとともにこの被検体で発
生したNMR信号を受信するためのRFコイル12が取
り付けられている。
には図示しない被検体が配置される。この被検体には、
RFパルスを被検体に照射するとともにこの被検体で発
生したNMR信号を受信するためのRFコイル12が取
り付けられている。
【0011】傾斜磁場コイル11の各組のコイルには、
傾斜磁場電力増幅器23からの所定波形の電流がそれぞ
れ供給される。シーケンスコントローラ52の制御下で
デジタル傾斜磁場波形発生器21からGs,Gr,Gp
の各デジタルパルス波形が発生させられ、これがD/A
変換器22でアナログ信号に変換されて傾斜磁場電力増
幅器23に入力される。このアナログ信号を増幅したも
のが傾斜磁場コイル11の各組のコイルに供給されるた
め、デジタル傾斜磁場波形発生器21から出力された所
望の波形に対応する、Gs,Gr,Gpパルスが発生す
ることになる。これにより、後述のパルスシーケンスで
必要とされるパルス波形のGs,Gr,Gpパルスの発
生が可能となる。
傾斜磁場電力増幅器23からの所定波形の電流がそれぞ
れ供給される。シーケンスコントローラ52の制御下で
デジタル傾斜磁場波形発生器21からGs,Gr,Gp
の各デジタルパルス波形が発生させられ、これがD/A
変換器22でアナログ信号に変換されて傾斜磁場電力増
幅器23に入力される。このアナログ信号を増幅したも
のが傾斜磁場コイル11の各組のコイルに供給されるた
め、デジタル傾斜磁場波形発生器21から出力された所
望の波形に対応する、Gs,Gr,Gpパルスが発生す
ることになる。これにより、後述のパルスシーケンスで
必要とされるパルス波形のGs,Gr,Gpパルスの発
生が可能となる。
【0012】RFパルスは、RFコイル12から被検体
に照射される。そのため、RF発振回路34からのRF
キャリア信号を振幅変調回路33で振幅変調し、その変
調出力をRF電力増幅器35で増幅した後、RFコイル
12に供給する。RF発振回路34はシーケンスコント
ローラ52によって制御されており、被検体の共鳴周波
数に対応する周波数のRFキャリア信号を発生する。振
幅変調信号は、シーケンスコントローラ52の制御下で
デジタルRF波形発生器31から発生させられたデジタ
ルのRFパルス波形をD/A変換器32でアナログ信号
に変換することによって得る。後述の90゜パルスや1
80゜パルスは、この振幅変調信号の波形および大きさ
を定めることにより得られる。
に照射される。そのため、RF発振回路34からのRF
キャリア信号を振幅変調回路33で振幅変調し、その変
調出力をRF電力増幅器35で増幅した後、RFコイル
12に供給する。RF発振回路34はシーケンスコント
ローラ52によって制御されており、被検体の共鳴周波
数に対応する周波数のRFキャリア信号を発生する。振
幅変調信号は、シーケンスコントローラ52の制御下で
デジタルRF波形発生器31から発生させられたデジタ
ルのRFパルス波形をD/A変換器32でアナログ信号
に変換することによって得る。後述の90゜パルスや1
80゜パルスは、この振幅変調信号の波形および大きさ
を定めることにより得られる。
【0013】このようなRFパルスによって励起される
ことにより、被検体においてNMR信号が生じ、このN
MR信号はRFコイル12によって受信され、前置増幅
器41およびアンチエイリアジング用のフィルタ42を
経て位相検波回路43に送られて位相検波される。この
位相検波のためのリファレンス信号として上記のRF発
振回路34からのRF信号が送られている。位相検波に
よって得られた信号はA/D変換器44に送られ、所定
のサンプリングレートで順次でサンプルされ、1連のデ
ジタルデータに変換される。A/D変換器44から得ら
れたデータはホストコンピュータ51に取り込まれ、2
次元フーリエ変換処理などを受け、画像が再構成され
る。またこのホストコンピュータ51は、種々の撮像ス
キャンを構成するパルスシーケンスに応じて、シーケン
スコントローラ52を制御する。
ことにより、被検体においてNMR信号が生じ、このN
MR信号はRFコイル12によって受信され、前置増幅
器41およびアンチエイリアジング用のフィルタ42を
経て位相検波回路43に送られて位相検波される。この
位相検波のためのリファレンス信号として上記のRF発
振回路34からのRF信号が送られている。位相検波に
よって得られた信号はA/D変換器44に送られ、所定
のサンプリングレートで順次でサンプルされ、1連のデ
ジタルデータに変換される。A/D変換器44から得ら
れたデータはホストコンピュータ51に取り込まれ、2
次元フーリエ変換処理などを受け、画像が再構成され
る。またこのホストコンピュータ51は、種々の撮像ス
キャンを構成するパルスシーケンスに応じて、シーケン
スコントローラ52を制御する。
【0014】このような核磁気共鳴イメージング装置に
おいて、ホストコンピュータ51およびシーケンスコン
トローラ52の制御のもとで、マルチスライス法による
撮像シーケンスが行なわれる。図2は、一つのTR内に
複数個入れ込む基本パルスシーケンスとしてIR法のパ
ルスシーケンスを用いた場合のタイムチャートを示す。
なお、図2の(a)はこの発明の実施例にかかるもので
あるが、図2の(b)は参考までにあげた従来例にかか
るものである。この図では、傾斜磁場パルスは省略して
いるが、Gsパルスについては180゜パルス、90゜
パルスの各々と同時に加え、Grパルスは90゜パルス
からTE後に位相がそろうように加え、GpパルスはT
Rごとに変化させており、この点については通常のIR
法のパルスシーケンスと変わることはない。
おいて、ホストコンピュータ51およびシーケンスコン
トローラ52の制御のもとで、マルチスライス法による
撮像シーケンスが行なわれる。図2は、一つのTR内に
複数個入れ込む基本パルスシーケンスとしてIR法のパ
ルスシーケンスを用いた場合のタイムチャートを示す。
なお、図2の(a)はこの発明の実施例にかかるもので
あるが、図2の(b)は参考までにあげた従来例にかか
るものである。この図では、傾斜磁場パルスは省略して
いるが、Gsパルスについては180゜パルス、90゜
パルスの各々と同時に加え、Grパルスは90゜パルス
からTE後に位相がそろうように加え、GpパルスはT
Rごとに変化させており、この点については通常のIR
法のパルスシーケンスと変わることはない。
【0015】この実施例では、図2の(a)で示すよう
に第1スライスについてのIR法の基本パルスシーケン
スを行ない、そのパルスシーケンスにおけるTI内に、
第2スライスについてのIR法の基本パルスシーケンス
の先頭の反転用180゜パルスが入るようにして、第2
スライスについてのパルスシーケンスを行なっている。
この場合、それぞれの基本パルスシーケンスは、先頭の
180゜パルスから90゜パルスまでの反転回復時間T
Iと、90゜パルスからエコー中心までの時間TEと、
その後データ収集のためのサンプリングが終了するまで
の時間αとを加え合わせた時間が必要である。そして、
これらの基本パルスシーケンスが互いに影響を与えない
ようにするためには、それぞれのパルスが時間的に重な
らないようにするとともに、時間(TE+α)が相互に
時間的に重ならないようにするという条件が必要であ
る。
に第1スライスについてのIR法の基本パルスシーケン
スを行ない、そのパルスシーケンスにおけるTI内に、
第2スライスについてのIR法の基本パルスシーケンス
の先頭の反転用180゜パルスが入るようにして、第2
スライスについてのパルスシーケンスを行なっている。
この場合、それぞれの基本パルスシーケンスは、先頭の
180゜パルスから90゜パルスまでの反転回復時間T
Iと、90゜パルスからエコー中心までの時間TEと、
その後データ収集のためのサンプリングが終了するまで
の時間αとを加え合わせた時間が必要である。そして、
これらの基本パルスシーケンスが互いに影響を与えない
ようにするためには、それぞれのパルスが時間的に重な
らないようにするとともに、時間(TE+α)が相互に
時間的に重ならないようにするという条件が必要であ
る。
【0016】そこで、この図に示した例では、第1スラ
イスのTI内にもう一つの先頭の180゜パルスを入
れ、この180゜パルスから第3スライスについての基
本パルスシーケンスを開始させるようにしている。この
例では、上記の条件を満たすようにしてはさらにつぎの
基本パルスシーケンスの先頭の180゜パルスを第1ス
ライスのTI内に入れることはできないので、この第3
スライスについての基本パルスシーケンスが(TI+T
E+α)の時間がかかって終了したときにつぎの第4ス
ライスについての基本パルスシーケンスを開始させ、さ
らに第5スライスの基本パルスシーケンスにおける先頭
180゜パルスを、第4スライスの基本パルスシーケン
スのTI内に挿入するようにしている。
イスのTI内にもう一つの先頭の180゜パルスを入
れ、この180゜パルスから第3スライスについての基
本パルスシーケンスを開始させるようにしている。この
例では、上記の条件を満たすようにしてはさらにつぎの
基本パルスシーケンスの先頭の180゜パルスを第1ス
ライスのTI内に入れることはできないので、この第3
スライスについての基本パルスシーケンスが(TI+T
E+α)の時間がかかって終了したときにつぎの第4ス
ライスについての基本パルスシーケンスを開始させ、さ
らに第5スライスの基本パルスシーケンスにおける先頭
180゜パルスを、第4スライスの基本パルスシーケン
スのTI内に挿入するようにしている。
【0017】したがって、この実施例では一つのTR内
に5個の基本パルスシーケンスを挿入することができ、
5つのスライスについて撮像できることになる。
に5個の基本パルスシーケンスを挿入することができ、
5つのスライスについて撮像できることになる。
【0018】図2の(b)は参考までにあげた従来例を
示しており、従来では基本パルスシーケンスの時間(T
I+TE+α)が重ならないように各基本パルスシーケ
ンスのタイミングを定めていたので、それぞれ前の基本
パルスシーケンスが終了しなければ後の基本パルスシー
ケンスを開始できず、そのため、基本パルスシーケンス
にかかる時間やTR等の条件が上記の実施例と同じ場合
には、この図の(b)に示したように3個しか一つのT
R内に基本パルスシーケンスを入れることができず、3
つのスライスのみの撮像しかできない。
示しており、従来では基本パルスシーケンスの時間(T
I+TE+α)が重ならないように各基本パルスシーケ
ンスのタイミングを定めていたので、それぞれ前の基本
パルスシーケンスが終了しなければ後の基本パルスシー
ケンスを開始できず、そのため、基本パルスシーケンス
にかかる時間やTR等の条件が上記の実施例と同じ場合
には、この図の(b)に示したように3個しか一つのT
R内に基本パルスシーケンスを入れることができず、3
つのスライスのみの撮像しかできない。
【0019】図3は、一つのTR内に複数個入れ込む基
本パルスシーケンスとしてIR−高速スピンエコー法の
パルスシーケンスを採用した場合のタイムチャートを示
す。なお、この場合も図3の(a)がこの発明に第2の
実施例を示し、図3の(b)は参考までにあげた従来例
を示すものである。IR−高速スピンエコー法のパルス
シーケンスでは、先頭に180゜パルスを加えて反転さ
せ、その回復過程で90゜パルスを加え、その後リフォ
ーカス用の180゜パルスを順次複数個印加してそれぞ
れスピンエコーを発生させる。この図においても傾斜磁
場パルスは省略しているが、Gsパルスについては18
0゜パルス、90゜パルスの各々と同時に加え、Grパ
ルスは180゜パルスの各々によってリフォーカスされ
るときに位相がそろうように加え、Gpパルスはその各
スピンエコーごとに変化させるとともにTRごとに変化
させる。これらは通常のIR−高速スピンエコー法のパ
ルスシーケンスと同様である。
本パルスシーケンスとしてIR−高速スピンエコー法の
パルスシーケンスを採用した場合のタイムチャートを示
す。なお、この場合も図3の(a)がこの発明に第2の
実施例を示し、図3の(b)は参考までにあげた従来例
を示すものである。IR−高速スピンエコー法のパルス
シーケンスでは、先頭に180゜パルスを加えて反転さ
せ、その回復過程で90゜パルスを加え、その後リフォ
ーカス用の180゜パルスを順次複数個印加してそれぞ
れスピンエコーを発生させる。この図においても傾斜磁
場パルスは省略しているが、Gsパルスについては18
0゜パルス、90゜パルスの各々と同時に加え、Grパ
ルスは180゜パルスの各々によってリフォーカスされ
るときに位相がそろうように加え、Gpパルスはその各
スピンエコーごとに変化させるとともにTRごとに変化
させる。これらは通常のIR−高速スピンエコー法のパ
ルスシーケンスと同様である。
【0020】図3の(a)に示すように、まず第1スラ
イスについてIR−高速スピンエコー法の基本パルスシ
ーケンスを行ない、そのパルスシーケンスにおけるTI
内に、第2スライスについてのIR−高速スピンエコー
法の基本パルスシーケンスの先頭の180゜パルスを挿
入するようにしている。このIR−高速スピンエコー法
の基本パルスシーケンスでは、時間TIに加えて90゜
パルス以降の時間TMがかかるものとすると、後のシー
ケンスにおける先頭の180゜パルスが先のシーケンス
のTI内に入り、かつ時間TMが重ならないという条件
が必要である。
イスについてIR−高速スピンエコー法の基本パルスシ
ーケンスを行ない、そのパルスシーケンスにおけるTI
内に、第2スライスについてのIR−高速スピンエコー
法の基本パルスシーケンスの先頭の180゜パルスを挿
入するようにしている。このIR−高速スピンエコー法
の基本パルスシーケンスでは、時間TIに加えて90゜
パルス以降の時間TMがかかるものとすると、後のシー
ケンスにおける先頭の180゜パルスが先のシーケンス
のTI内に入り、かつ時間TMが重ならないという条件
が必要である。
【0021】そこで、この図に示すような時間関係を持
つIR−高速スピンエコー法の基本パルスシーケンスを
用いるならば、第1スライスのTI内にはつぎの第2ス
ライスの先頭の180゜パルスしか入らず、第3パルス
の先頭の180゜パルスは第2スライスの基本パルスシ
ーケンスがすべて終了した後印加する必要がある。第4
スライスの先頭の180゜パルスは、第3スライスにつ
いての基本パルスシーケンスのTI内に入れることがで
きる。そこで、この図3の(a)では一つのTR内に4
つの基本パルスシーケンスを入れ込み、4枚のスライス
についての撮像を行なうことができることになる。
つIR−高速スピンエコー法の基本パルスシーケンスを
用いるならば、第1スライスのTI内にはつぎの第2ス
ライスの先頭の180゜パルスしか入らず、第3パルス
の先頭の180゜パルスは第2スライスの基本パルスシ
ーケンスがすべて終了した後印加する必要がある。第4
スライスの先頭の180゜パルスは、第3スライスにつ
いての基本パルスシーケンスのTI内に入れることがで
きる。そこで、この図3の(a)では一つのTR内に4
つの基本パルスシーケンスを入れ込み、4枚のスライス
についての撮像を行なうことができることになる。
【0022】これに対して、従来例では、同じ条件とす
ると、図3の(b)に示すように、それぞれ基本パルス
シーケンスがすべて終了した後つぎの基本パルスシーケ
ンスを開始させているので、一つのTR内には3つの基
本パルスシーケンスしか入らず、3枚のスライスについ
ての撮像しかできない。
ると、図3の(b)に示すように、それぞれ基本パルス
シーケンスがすべて終了した後つぎの基本パルスシーケ
ンスを開始させているので、一つのTR内には3つの基
本パルスシーケンスしか入らず、3枚のスライスについ
ての撮像しかできない。
【0023】たとえば、上記の図2の例におけるマルチ
スライス数の最大値Nは本発明によるとつぎのようにし
て求められる。 N=NTI×NBTR+NRES NTI=int{TI/(TE+α)} NBTR=int[TR/{NTI×(TE+α)+T
I}] NRES=int[{TR−(NTI×(TE+α)+
TI)×NBTR−TI}/(TE+α) ここで、NTI;TIに入る先頭180゜パルスの個
数、NBTR;他の先頭180゜パルスがTIに入って
いるパルスシーケンスがTR内に入る個数、NRES;
TR内にNTI×NBTR個のパルスシーケンスを入れ
たとき余った時間に入るパルスシーケンスの個数であ
る。
スライス数の最大値Nは本発明によるとつぎのようにし
て求められる。 N=NTI×NBTR+NRES NTI=int{TI/(TE+α)} NBTR=int[TR/{NTI×(TE+α)+T
I}] NRES=int[{TR−(NTI×(TE+α)+
TI)×NBTR−TI}/(TE+α) ここで、NTI;TIに入る先頭180゜パルスの個
数、NBTR;他の先頭180゜パルスがTIに入って
いるパルスシーケンスがTR内に入る個数、NRES;
TR内にNTI×NBTR個のパルスシーケンスを入れ
たとき余った時間に入るパルスシーケンスの個数であ
る。
【0024】これに対して、従来例では、 N=int{TR/(TI+TE+α)} となる。
【0025】TR=2500ms、TI=600ms、
TE=30ms、α=10msの具体例について考えて
みると、本発明によれば、NTI=15、NBTR=
2、NRES=0であるから、N=30となるのに対し
て、従来例によれば、N=3にすぎず、格段にマルチス
ライス数を増やすことができる。
TE=30ms、α=10msの具体例について考えて
みると、本発明によれば、NTI=15、NBTR=
2、NRES=0であるから、N=30となるのに対し
て、従来例によれば、N=3にすぎず、格段にマルチス
ライス数を増やすことができる。
【0026】なお、図3の例については、上記の式の
(TE+α)をTMで置き換えればよい。
(TE+α)をTMで置き換えればよい。
【0027】マルチスライス法の撮像スキャンが設定さ
れ、かつ基本パルスシーケンスとして採用するパルスシ
ーケンスが選定されると、ホストコンピュータ51が上
記の条件を満たすようにして、各基本パルスシーケンス
の開始タイミング(先頭の180゜パルスを先行するパ
ルスシーケンスのTI内に挿入するタイミング)を定め
て、シーケンスコントローラ52と協同してマルチスラ
イス法による撮像スキャンを実行していく。
れ、かつ基本パルスシーケンスとして採用するパルスシ
ーケンスが選定されると、ホストコンピュータ51が上
記の条件を満たすようにして、各基本パルスシーケンス
の開始タイミング(先頭の180゜パルスを先行するパ
ルスシーケンスのTI内に挿入するタイミング)を定め
て、シーケンスコントローラ52と協同してマルチスラ
イス法による撮像スキャンを実行していく。
【0028】そのため、マルチスライス数が増加した状
態で撮像スキャンが行なわれるので、同じ撮像時間で多
数枚のスライスについての撮像ができることになる。こ
の効果は、とくにTIが長くなればなるほど顕著であ
り、最近臨床面での有効性が明らかになってきたFLA
IR法では、そのパラメータとしてTIを約2000m
sとするので(通常のIR法ではTIは約600m
s)、FLAIR法に適用するなら従来では3枚のスラ
イスしか撮像できなかったものが10枚以上のスライス
の撮像が可能となる。
態で撮像スキャンが行なわれるので、同じ撮像時間で多
数枚のスライスについての撮像ができることになる。こ
の効果は、とくにTIが長くなればなるほど顕著であ
り、最近臨床面での有効性が明らかになってきたFLA
IR法では、そのパラメータとしてTIを約2000m
sとするので(通常のIR法ではTIは約600m
s)、FLAIR法に適用するなら従来では3枚のスラ
イスしか撮像できなかったものが10枚以上のスライス
の撮像が可能となる。
【0029】なお、上記においていくつかの種類のパル
スシーケンスを基本パルスシーケンスとして採用したマ
ルチスライス法について述べたが、たとえばFast
SE法やEPI法に反転180゜パルスを付加したパル
スシーケンスなどの、反転180゜パルスを付加した他
のすべてのパルスシーケンスを基本パルスシーケンスと
して採用するマルチスライス法に適用できる。
スシーケンスを基本パルスシーケンスとして採用したマ
ルチスライス法について述べたが、たとえばFast
SE法やEPI法に反転180゜パルスを付加したパル
スシーケンスなどの、反転180゜パルスを付加した他
のすべてのパルスシーケンスを基本パルスシーケンスと
して採用するマルチスライス法に適用できる。
【0030】
【発明の効果】以上実施例について述べたように、この
発明の核磁気共鳴イメージング装置によれば、従来に比
較してより多くのスライス枚数の撮像を行なうことがで
きる。コントラスト増強できるIR法のパルスシーケン
スを基本パルスシーケンスとして用いてマルチスライス
法の撮像スキャンを行なってもマルチスライス数が減少
しないので、臨床的に十分実用になる。
発明の核磁気共鳴イメージング装置によれば、従来に比
較してより多くのスライス枚数の撮像を行なうことがで
きる。コントラスト増強できるIR法のパルスシーケン
スを基本パルスシーケンスとして用いてマルチスライス
法の撮像スキャンを行なってもマルチスライス数が減少
しないので、臨床的に十分実用になる。
【図1】この発明の一実施例にかかる核磁気共鳴イメー
ジング装置のブロック図。
ジング装置のブロック図。
【図2】パルスシーケンスの一例を示すタイムチャー
ト。
ト。
【図3】パルスシーケンスの他の例を示すタイムチャー
ト。
ト。
10 主磁場マグネット 11 傾斜磁場コイル 12 RFコイル 21 デジタル傾斜磁場波形発生器 22、32 D/A変換器 23 傾斜磁場電力増幅器 31 デジタルRF波形発生器 33 振幅変調回路 34 RF発振回路 35 RF電力増幅器 41 前置増幅器 42 フィルタ 43 位相検波回路 44 A/D変換器 51 ホストコンピュータ 52 シーケンスコントローラ
Claims (1)
- 【請求項1】 静磁場を発生する主磁場発生手段と、ス
ライス選択用傾斜磁場パルスを発生する手段と、読み出
し用傾斜磁場パルスを発生する手段と、位相エンコード
用傾斜磁場パルスを発生する手段と、磁場中に置かれた
被検体にRFパルスを照射する手段と、被検体からのN
MR信号を受信し検波した後サンプリングしてデータを
収集する受信手段と、収集したデータを処理して画像再
構成する手段と、反転180゜パルスを付加したパルス
シーケンスを基本パルスシーケンスとしてマルチスライ
ス法を行なう際に、先行する基本パルスシーケンスのT
I内に後の基本パルスシーケンスの反転180゜パルス
が挿入されるようタイミングを制御する制御手段とを備
えることを特徴とする核磁気共鳴イメージング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6232383A JPH0871060A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 核磁気共鳴イメージング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6232383A JPH0871060A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 核磁気共鳴イメージング装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0871060A true JPH0871060A (ja) | 1996-03-19 |
Family
ID=16938378
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6232383A Pending JPH0871060A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 核磁気共鳴イメージング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0871060A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017136113A (ja) * | 2016-02-01 | 2017-08-10 | 東芝メディカルシステムズ株式会社 | 磁気共鳴イメージング装置 |
| CN114076913A (zh) * | 2020-08-19 | 2022-02-22 | 西门子(深圳)磁共振有限公司 | 一种前瞻性采集校正序列触发的磁共振成像方法和装置 |
-
1994
- 1994-08-31 JP JP6232383A patent/JPH0871060A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017136113A (ja) * | 2016-02-01 | 2017-08-10 | 東芝メディカルシステムズ株式会社 | 磁気共鳴イメージング装置 |
| CN114076913A (zh) * | 2020-08-19 | 2022-02-22 | 西门子(深圳)磁共振有限公司 | 一种前瞻性采集校正序列触发的磁共振成像方法和装置 |
| CN114076913B (zh) * | 2020-08-19 | 2024-05-17 | 西门子(深圳)磁共振有限公司 | 一种前瞻性采集校正序列触发的磁共振成像方法和装置 |
| US12270885B2 (en) | 2020-08-19 | 2025-04-08 | Siemens Healthineers Ag | Accelerated haste for pace triggering |
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