JPH0871490A - ホットスタンプ箔層にクリヤー保護塗膜層を成層する方法 - Google Patents

ホットスタンプ箔層にクリヤー保護塗膜層を成層する方法

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JPH0871490A
JPH0871490A JP21111094A JP21111094A JPH0871490A JP H0871490 A JPH0871490 A JP H0871490A JP 21111094 A JP21111094 A JP 21111094A JP 21111094 A JP21111094 A JP 21111094A JP H0871490 A JPH0871490 A JP H0871490A
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JP
Japan
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hot stamp
stamp foil
clear
layer
protective coating
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Application number
JP21111094A
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English (en)
Inventor
Hideo Naito
日出男 内藤
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Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 合成樹脂成形品1の表面に浮き出させて成形
された標章(例えば文字形状)の凸部1aの頂面に成膜
されたホットスタンプ箔膜層3の上に、上記標章の輪郭
から滲み出すことなく、迅速,容易に、かつ膜厚寸法の
制御可能にクリヤー保護塗装膜11を成層する方法を提
供する。 【構成】 ホットスタンプ箔層3が表している標章の形
状と同一形状の孔版部8aを形成したスクリーン8、お
よび、フォードカップ粘度計(FC#4)50〜60/
secのクリアー塗料9を用いてスクリーン印刷を施
す。上記粘度範囲のクリヤー塗料は適度の付着力を有し
ていて、滲みを生じることなく、ホットスタンプ箔膜層
3の輪郭に合わせたクリヤー保護塗膜層11が形成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文字,図形もしくは記
号またはこれらの結合よりなる標章を浮き出させて成形
された合成樹脂成形品であって、上記の浮き出し成形さ
れた標章の頂面にホットスタンプ箔層が固着されている
場合、上記ホットスタンプ箔層の表面を覆ってクリヤー
保護塗膜層を成層する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂の表面に文字等を浮き出し成形
して、その上にホットスタンプ箔層を成層した部材は、
例えば自動車用の外装用器具として広く用いられてい
る。図2は合成樹脂成形品の表面に浮き出し成形で文字
を表した従来例を示し、(A)は部分的に破断して描い
た斜視図、(B)は上記合成樹脂成形品の表面に浮出し
成形された文字の頂面にホットスタンプ箔層を固着した
状態を模式的に描いた断面図である。ただし、模式化し
て描いてあるので寸法割合は写実的に表現されていな
い。ホットスタンプは、フォイルスタンプとも呼ばれ、
剥離性金属蒸着箔(フォイル)被膜プラスチックフィル
ムまたはテープをプラスチック成形品などの表面にの
せ、その上から加熱した金属製版またはシリコン製版を
短時間加圧することにより、金属製版の凸の文字あるい
は模様に対応した金属フォイル文字あるいは模様を刻印
する加工方法をいい(プラスチック用語辞典による)、
広く用いられている。図2の従来例では合成樹脂成形品
1の表面に文字「A」の形状の凸部を浮き出させて成形
してある。これを図示の仮想の表面2で切断した断面に
は、2個所の文字形状の凸部1aが表れている。上記文
字形状の凸部1aの頂面には(図2(B)参照)ホット
スタンプ箔層3が成層されている。このようにホットス
タンプ処理された合成樹脂製の成形品は、標章の形状に
金属光沢を呈して美麗であり、意匠的価値が高い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば自動車用外装品
として用いられている合成樹脂製の部材にはチッピング
という問題が有る。これは、車輪で撥ね飛ばした小石等
の衝撃を受けて、合成樹脂製部材の表面が損傷する現象
であって、ホットスタンプ処理された合成樹脂成形品が
チッピングを生じると著しく外観を損ねてしまう。ま
た、外的摩擦力が加わることによってホットスタンプ箔
膜が摩耗,消失しても著しく外観を損ねる。こうしたチ
ッピング等を防止するために、クリヤー塗装を施してホ
ットスタンプ箔層を保護することが考えられるが、次に
述べるような問題点が有るため、未だ普及されていな
い。図3はホットスタンプ箔層の上に従来技術に係るク
リヤー塗装を施す場合の問題点を説明するために示した
もので、(A)は塗装中の状態を描いた断面側面図、
(B)はクリヤー塗装を施した状態を描いた模式的な断
面図、(C)はクリヤー塗装を施した状態を描いた模式
的な外観斜視図であって、クリヤー塗料を斑点で表して
ある。図3(A)に示すように、文字形状の凸部以外の
個所をマスク治具4で覆い、ホットスタンプ箔層3を露
出させて、スプレーガン5によってクリヤー塗料が噴霧
される。ところが、クリヤー塗料のミスト(微粒)がマ
スク治具4で覆われている部分に入り込むため、図3に
示したような仕上がり状態となり、文字形状の凸部1a
の麓に相当する個所に塗料のミストが付着(符号7で示
した)する。これを外観図で見ると、図3(C)のよう
に、文字形状の凸部(ホットスタンプ処理されている)
の周囲にクリヤー塗装がハミ出した形となり、標章の輪
郭がボケる(塗装用語によれば見切りが綺麗に仕上がら
ない)。クリヤー塗料をスプレーすると図3に示したよ
うな不具合(ミスト付着)を生じるので、クリヤー塗料
をインキとして用いるスクリーン印刷も試みられたが、
クリヤー塗料の合成樹脂成形品に対する付着性が良いた
め、印刷された標章が周囲に滲んで、輪郭がボケてしま
う。上記のような根本的な不具合の他に、前記マスク治
具(図3(A)において符号4)のメンティナンスに多
大の時間,労力を要すること、および、塗膜厚さを均一
ならしめることが難しい上に、塗膜厚さの制御が容易で
ない等の不具合も有る。このため、ホットスタンプ箔の
上には、従来、経済的な採算性の有るクリヤー塗装は出
来ないとされていた。本発明は上述の事情に鑑みて為さ
れたものであって、標章を形成するようにホットスタン
プ処理を施された合成樹脂成形品に対して、ホットスタ
ンプ箔の輪郭からハミ出させること無く、迅速,容易,
低コストで、塗膜の膜厚制御可能に、クリヤー塗膜層を
成層する方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに創作した本発明方法の基本的原理は、先に述べた従
来技術のうち、スクリーン印刷法を改良して、インキと
して用いるクリヤー塗料の滲みを防止したものである。
滲みを生じないクリヤー塗料の条件は、原理的には付着
力と表面張力のバランスの問題であるが、実用面に適用
するための代用特性としての粘度に着目し、フォードカ
ップ粘度計(FC#4)で、50〜60/secのクリ
ヤー塗料を用いることにより、実用上、滲みを完全に防
止できることを確認して本発明に係るクリヤー保護塗膜
の成層技術を完成した。上述の原理に基づいて本発明の
方法は、表面に文字、図形もしくは記号またはこれらの
結合よりなる標章を浮き出し成形された合成樹脂成形品
であって、上記の浮き出し成形された標章の頂面にホッ
トスタンプ箔層が固着されているものにおいて、粘度F
C(#4)50〜60/secのクリアー塗料を用いて
スクリーン印刷を施すことを特徴とする。
【0005】
【作用】上記の手段によると、粘度FC(#4)50〜
60/secのクリヤー塗料は、ホットスタンプ箔に対
して充分な付着力を有し、ホットスタンプ箔を合成樹脂
に接着している接着剤層を化学的に侵すこと無く、しか
も合成樹脂材料の露出面に滲み出すことも無く、迅速,
容易,低コストでクリヤー保護塗膜を成層することがで
き、しかもスクリーン印刷用の印版のメッシュを適宜に
選定することによってクリヤー塗膜の膜厚寸法を制御す
ることができる。
【0006】
【実施例】図1は本発明に係るホットスタンプ箔層にク
リヤー保護塗膜層を成層する方法の1実施例を示す工程
図であって、(A)は準備状態を描いた模式的な断面
図、(B)は施工中の状態を描いた模式的な断面図、
(C)は完了状態を描いた模式的な断面図である。本図
1(A)に示した合成樹脂成形品1は図2(B)に示し
た合成樹脂成形品1と同様ないし類似の部材であって、
文字形状の凸部1aが浮き出し成形されており、その頂
面にホットスタンプ箔層3が成層されている。上記ホッ
トスタンプ箔層3の頂面と平行に、間隔寸法gを隔てて
スクリーン8が配置され、その両端部D,Eを支持され
ている。上記スクリーン8が文字形状の凸部1aの頂面
に対向している部分は、塗料を透過せしめ得る孔版部8
aになっており、その他の部分は非透過性の遮蔽部8b
になっている。上記スクリーン8の上にクリアー塗料9
が乗せられている。10はスクイージーである。本発明
におけるクリアー塗料9は、フォードカップ粘度計(F
C#4)50〜60/secのものを用いる。本実施例
においてはアクリルポリオール樹脂とイソシアネートと
から成る反応形塗料を用いた。本実施例と異なる実施例
として、アクリル系紫外線硬化形塗料を用いても良く、
また、アクリル系のインキを用いても良い。前記スクイ
ージー10を矢印F方向に動かして、スクリーン8を軽
く圧下しつつクリアー塗料9を塗り広げると、図1のよ
うにスクリーン8が弾性的に撓んでホットスタンプ箔層
3に当接する。上記の当接は、スクリーン8の孔版部8
aが当接し、該孔版部8aを透過してクリアー塗料がホ
ットスタンプ箔層3に付着して成膜される。スクイージ
ー10が通過し終えると、図1(C)のようにスクリー
ン8が弾性で復元してホットスタンプ箔層3から離間
し、該ホットスタンプ箔層3の上に付着していたクリヤ
ー塗料がクリヤー保護塗膜層11を形成する。本実施例
のクリアー塗料9はフォードカップ粘度(FC#4)5
0〜60/secであるから適宜の付着性を有してお
り、ホットスタンプ箔3に対して確実、強固に付着し、
しかも合成樹脂成形品1の露出面に滲み出すことが無
い。また、ホットスタンプ箔層3を合成樹脂ベースに接
着している接着剤をクリヤー塗料によって侵す虞れも無
い。前記クリヤー保護塗装膜層11の厚さ寸法tは、前
記スクリーン8の孔版部8aのメッシュ粗さを変えるこ
とによって、所望の厚さ寸法に制御することができる。
さらに、スクイージー10が通過した後、スクリーン8
は自動的に弾性で復元するので、労力を要せず綺麗に仕
上がる。
【0007】
【発明の効果】本発明を適用すると、粘度FC50〜6
0/secのクリヤー塗料は、ホットスタンプ箔に対し
て充分な付着力を有し、ホットスタンプ箔を合成樹脂に
接着している接着剤層を化学的に侵すこと無く、しかも
合成樹脂材料の露出面に滲み出すことも無く、迅速,容
易,低コストでクリヤー保護塗膜を成層することがで
き、しかもスクリーン印刷用の印版のメッシュを適宜に
選定することによってクリヤー塗膜の膜厚寸法を制御す
ることができるという優れた実用的効果を奏し、合成樹
脂成形品の表面処理技術の向上に貢献するところ多大で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るホットスタンプ箔層にクリヤー保
護塗膜層を成層する方法の1実施例を示す工程図であっ
て、(A)は準備状態を描いた模式的な断面図、(B)
は施工中の状態を描いた模式的な断面図、(C)は完了
状態を描いた模式的な断面図である。
【図2】合成樹脂成形品の表面に浮き出し成形で文字を
表した従来例を示し、(A)は部分的に破断して描いた
斜視図、(B)は上記合成樹脂成形品の表面に浮出し成
形された文字の頂面にホットスタンプ箔層を固着した状
態を模式的に描いた断面図である。ただし、模式化して
描いてあるので寸法割合は写実的に表現されていない。
【図3】ホットスタンプ箔層の上に従来技術に係るクリ
ヤー塗装を施す場合の問題点を説明するために示したも
ので、(A)は塗装中の状態を描いた断面側面図、
(B)はクリヤー塗装を施した状態を描いた模式的な断
面図、(C)はクリヤー塗装を施した状態を描いた模式
的な外観斜視図であって、クリヤー塗料を斑点で表して
ある。
【符号の説明】
1…合成樹脂成形品、1a…文字形状の凸部、2…仮想
の平面(切断面)、3…ホットスタンプ箔層、4…マス
ク治具、5…スプレーガン、6…クリヤー塗膜、7…付
着したクリヤー塗料のミスト、8…スクリーン、8a…
スクリーンの孔版部、8b…スクリーンの遮蔽部、9…
クリヤー塗料、10…スクイージー、11…クリヤー保
護塗装膜、F…スクイージーの移動方向。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に文字、図形もしくは記号またはこ
    れらの結合よりなる標章を浮き出し成形された合成樹脂
    成形品であって、上記の浮き出し成形された標章の頂面
    にホットスタンプ箔層が固着されているものにおいて、 粘度FC(#4)50〜60/secのクリアー塗料を
    用いてスクリーン印刷を施すことを特徴とする、ホット
    スタンプ箔層にクリヤー保護塗膜層を成層する方法。
JP21111094A 1994-09-05 1994-09-05 ホットスタンプ箔層にクリヤー保護塗膜層を成層する方法 Pending JPH0871490A (ja)

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