JPH0889882A - 保護クリヤー層を成層する方法 - Google Patents
保護クリヤー層を成層する方法Info
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- JPH0889882A JPH0889882A JP6228083A JP22808394A JPH0889882A JP H0889882 A JPH0889882 A JP H0889882A JP 6228083 A JP6228083 A JP 6228083A JP 22808394 A JP22808394 A JP 22808394A JP H0889882 A JPH0889882 A JP H0889882A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 合成樹脂成形品1の表面に固着された、標章
を表す形状のホットスタンプ箔層3の上に、上記標章形
状の輪郭からハミ出したり滲み出したるすることなく、
膜厚寸法の制御可能に保護クリヤー層8bを成層する方
法を提供する。 【構成】 ペーパーテープ8aに対して、標章形状に打
ち抜かれた保護クリヤー層8bが、離型層8e(弱い感
圧接着剤層)を介して剥離可能に付着されている。上記
保護クリヤー層8bに接着剤を塗布して接着層8cを構
成し、離型紙8dで覆われている。上記の離型紙8dを
剥がし、保護クリヤー層8bを露出させ、該保護クリヤ
ー層8bに塗布されている接着層8cをホットスタンプ
箔3に対向せしめ、この状態で矢印pのように押圧して
保護クリヤー層8bを接着する。
を表す形状のホットスタンプ箔層3の上に、上記標章形
状の輪郭からハミ出したり滲み出したるすることなく、
膜厚寸法の制御可能に保護クリヤー層8bを成層する方
法を提供する。 【構成】 ペーパーテープ8aに対して、標章形状に打
ち抜かれた保護クリヤー層8bが、離型層8e(弱い感
圧接着剤層)を介して剥離可能に付着されている。上記
保護クリヤー層8bに接着剤を塗布して接着層8cを構
成し、離型紙8dで覆われている。上記の離型紙8dを
剥がし、保護クリヤー層8bを露出させ、該保護クリヤ
ー層8bに塗布されている接着層8cをホットスタンプ
箔3に対向せしめ、この状態で矢印pのように押圧して
保護クリヤー層8bを接着する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂成形品の表面
に固着されたホットスタンプ箔層を覆って、上記ホット
スタンプ箔を保護するためのクリヤー層(透明な保護被
膜)を構成する方法に関するものである。
に固着されたホットスタンプ箔層を覆って、上記ホット
スタンプ箔を保護するためのクリヤー層(透明な保護被
膜)を構成する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂の表面に文字等を浮き出し成形
して、その上にホットスタンプ箔層を成層した部材は、
例えば自動車用の外装用器具として広く用いられてい
る。図4は合成樹脂成形品の表面に浮き出し成形で文字
を表した従来例を示し、(A)は部分的に破断して描い
た斜視図、(B)は上記合成樹脂成形品の表面に浮出し
成形された文字の頂面にホットスタンプ箔層を固着した
状態を模式的に描いた断面図である。ただし、模式化し
て描いてあるので寸法割合は写実的に表現されていな
い。ホットスタンプは、フォイルスタンプとも呼ばれ、
剥離性金属蒸着箔(フォイル)被膜プラスチックフィル
ムまたはテープをプラスチック成形品などの表面にの
せ、その上から加熱した金属製又は非金属製の版を短時
間加圧することにより、上記の版の凸の文字あるいは模
様に対応した金属フォイル文字あるいは模様を刻印する
加工方法をいい(プラスチック用語辞典による)、広く
用いられている。図4の従来例では合成樹脂成形品1の
表面に文字「A」の形状の凸部を浮き出させて成形して
ある。これを図示の仮想の表面2で切断した断面には、
2個所の文字形状の凸部1aが表れている。上記文字形
状の凸部1aの頂面には(図4(B)参照)ホットスタ
ンプ箔層3が成層されている。このようにホットスタン
プ処理された合成樹脂製の成形品は、標章の形状に金属
光沢を呈して美麗であり、意匠的価値が高い。
して、その上にホットスタンプ箔層を成層した部材は、
例えば自動車用の外装用器具として広く用いられてい
る。図4は合成樹脂成形品の表面に浮き出し成形で文字
を表した従来例を示し、(A)は部分的に破断して描い
た斜視図、(B)は上記合成樹脂成形品の表面に浮出し
成形された文字の頂面にホットスタンプ箔層を固着した
状態を模式的に描いた断面図である。ただし、模式化し
て描いてあるので寸法割合は写実的に表現されていな
い。ホットスタンプは、フォイルスタンプとも呼ばれ、
剥離性金属蒸着箔(フォイル)被膜プラスチックフィル
ムまたはテープをプラスチック成形品などの表面にの
せ、その上から加熱した金属製又は非金属製の版を短時
間加圧することにより、上記の版の凸の文字あるいは模
様に対応した金属フォイル文字あるいは模様を刻印する
加工方法をいい(プラスチック用語辞典による)、広く
用いられている。図4の従来例では合成樹脂成形品1の
表面に文字「A」の形状の凸部を浮き出させて成形して
ある。これを図示の仮想の表面2で切断した断面には、
2個所の文字形状の凸部1aが表れている。上記文字形
状の凸部1aの頂面には(図4(B)参照)ホットスタ
ンプ箔層3が成層されている。このようにホットスタン
プ処理された合成樹脂製の成形品は、標章の形状に金属
光沢を呈して美麗であり、意匠的価値が高い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば自動車用外装品
として用いられている合成樹脂製の部材にはチッピング
という問題が有る。これは、車輪で撥ね飛ばした小石等
の衝撃を受けて、合成樹脂製部材の表面が損傷する現象
であって、ホットスタンプ処理された合成樹脂成形品が
チッピングを生じると著しく外観を損ねてしまう。こう
したチッピングを防止するために、クリヤー塗装を施し
てホットスタンプ箔層を保護することが考えられるが、
次に述べるような問題点が有るため、未だ普及されてい
ない。図5はホットスタンプ箔層の上に従来技術に係る
クリヤー塗装を施す場合の問題点を説明するために示し
たもので、(A)は塗装中の状態を描いた断面側面図、
(B)はクリヤー塗装を施した状態を描いた模式的な断
面図、(C)はクリヤー塗装を施した状態を描いた模式
的な外観斜視図であって、クリヤー塗料を斑点で表して
ある。図5(A)に示すように、文字形状の凸部以外の
個所をマスク治具4で覆い、ホットスタンプ箔層3を露
出させて、スプレーガン5によってクリヤー塗料が噴霧
される。ところが、クリヤー塗料のミスト(微粒)がマ
スク治具4で覆われている部分に入り込むため、図3に
示したような仕上がり状態となり、文字形状の凸部1a
の麓に相当する個所に塗料のミストが付着(符号7で示
した)する。これを外観図で見ると、図5(C)のよう
に、文字形状の凸部(ホットスタンプ処理されている)
の周囲にクリヤー塗装がハミ出した形となり、標章の輪
郭がボケる(塗装用語によれば見切りが綺麗に仕上がら
ない)。クリヤー塗料をスプレーすると図3に示したよ
うな不具合(ミスト付着)を生じるので、クリヤー塗料
をインキとして用いるスクリーン印刷も試みられたが、
クリヤー塗料の合成樹脂成形品に対する付着性が良いた
め、印刷された標章が周囲に滲んで、輪郭がボケてしま
う。上記のような根本的な不具合の他に、前記マスク治
具(図5(A)において符号4)のメンティナンスに多
大の時間,労力を要すること、および、塗膜厚さを均一
ならしめることが難しい上に、塗膜厚さの制御が容易で
ない等の不具合も有る。このため、ホットスタンプ箔の
上には、従来、経済的な採算性の有るクリヤー塗装は出
来ないとされていた。本発明は上述の事情に鑑みて為さ
れたものであって、標章を形成するようにホットスタン
プ処理を施された合成樹脂成形品に対して、ホットスタ
ンプ箔の輪郭からハミ出させること無く、迅速,容易,
低コストで、塗膜の膜厚制御可能に、クリヤー塗膜層を
成層する方法を提供することを目的とする。
として用いられている合成樹脂製の部材にはチッピング
という問題が有る。これは、車輪で撥ね飛ばした小石等
の衝撃を受けて、合成樹脂製部材の表面が損傷する現象
であって、ホットスタンプ処理された合成樹脂成形品が
チッピングを生じると著しく外観を損ねてしまう。こう
したチッピングを防止するために、クリヤー塗装を施し
てホットスタンプ箔層を保護することが考えられるが、
次に述べるような問題点が有るため、未だ普及されてい
ない。図5はホットスタンプ箔層の上に従来技術に係る
クリヤー塗装を施す場合の問題点を説明するために示し
たもので、(A)は塗装中の状態を描いた断面側面図、
(B)はクリヤー塗装を施した状態を描いた模式的な断
面図、(C)はクリヤー塗装を施した状態を描いた模式
的な外観斜視図であって、クリヤー塗料を斑点で表して
ある。図5(A)に示すように、文字形状の凸部以外の
個所をマスク治具4で覆い、ホットスタンプ箔層3を露
出させて、スプレーガン5によってクリヤー塗料が噴霧
される。ところが、クリヤー塗料のミスト(微粒)がマ
スク治具4で覆われている部分に入り込むため、図3に
示したような仕上がり状態となり、文字形状の凸部1a
の麓に相当する個所に塗料のミストが付着(符号7で示
した)する。これを外観図で見ると、図5(C)のよう
に、文字形状の凸部(ホットスタンプ処理されている)
の周囲にクリヤー塗装がハミ出した形となり、標章の輪
郭がボケる(塗装用語によれば見切りが綺麗に仕上がら
ない)。クリヤー塗料をスプレーすると図3に示したよ
うな不具合(ミスト付着)を生じるので、クリヤー塗料
をインキとして用いるスクリーン印刷も試みられたが、
クリヤー塗料の合成樹脂成形品に対する付着性が良いた
め、印刷された標章が周囲に滲んで、輪郭がボケてしま
う。上記のような根本的な不具合の他に、前記マスク治
具(図5(A)において符号4)のメンティナンスに多
大の時間,労力を要すること、および、塗膜厚さを均一
ならしめることが難しい上に、塗膜厚さの制御が容易で
ない等の不具合も有る。このため、ホットスタンプ箔の
上には、従来、経済的な採算性の有るクリヤー塗装は出
来ないとされていた。本発明は上述の事情に鑑みて為さ
れたものであって、標章を形成するようにホットスタン
プ処理を施された合成樹脂成形品に対して、ホットスタ
ンプ箔の輪郭からハミ出させること無く、迅速,容易,
低コストで、塗膜の膜厚制御可能に、クリヤー塗膜層を
成層する方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的(滲まず、膜
厚制御容易)を達成するため本発明の保護クリヤー層を
成層する方法は、合成樹脂成形品の表面に設けられて標
章を表しているホットスタンプ箔層の表面に、透明な保
護層を成層する方法において、 a.上記標章の形状に打ち抜かれた透明なシート状部材
を、ベースシートの上に配列し、離型層を介して剥離可
能に接着するとともに、上記透明なシート状部材の上に
接着層を形成して離型紙で覆った保護クリヤーシート積
層部材を構成し、 b.上記保護クリヤーシート積層部材から離型紙を剥が
して接着層を露出させ、 c.上記接着剤層で覆われている標章形状の透明なシー
ト状部材を、前記ホットスタンプ箔層に正対せしめ、 d.前記ベースシートの側から、上記透明なシート状部
材をホットスタンプ箔層に押し付ける方向の押圧力を加
えて、該透明なシート状部材をホットスタンプ箔層に接
着せしめた後、 e.該透明なシート状部材からベースシートを剥がし取
ることを特徴とする。本発明において、前記の「標章の
形に打ち抜かれた透明なシート状部材」という説明は、
透明なシート状部材の形状を分かり易く表現したもので
あって、その構成方法を限定するものではなく、例えば
切り抜いたり成形したりしても良い。また、前記の離型
層とは、容易に剥離せしめ得る弱い感圧性接着剤層を言
う。
厚制御容易)を達成するため本発明の保護クリヤー層を
成層する方法は、合成樹脂成形品の表面に設けられて標
章を表しているホットスタンプ箔層の表面に、透明な保
護層を成層する方法において、 a.上記標章の形状に打ち抜かれた透明なシート状部材
を、ベースシートの上に配列し、離型層を介して剥離可
能に接着するとともに、上記透明なシート状部材の上に
接着層を形成して離型紙で覆った保護クリヤーシート積
層部材を構成し、 b.上記保護クリヤーシート積層部材から離型紙を剥が
して接着層を露出させ、 c.上記接着剤層で覆われている標章形状の透明なシー
ト状部材を、前記ホットスタンプ箔層に正対せしめ、 d.前記ベースシートの側から、上記透明なシート状部
材をホットスタンプ箔層に押し付ける方向の押圧力を加
えて、該透明なシート状部材をホットスタンプ箔層に接
着せしめた後、 e.該透明なシート状部材からベースシートを剥がし取
ることを特徴とする。本発明において、前記の「標章の
形に打ち抜かれた透明なシート状部材」という説明は、
透明なシート状部材の形状を分かり易く表現したもので
あって、その構成方法を限定するものではなく、例えば
切り抜いたり成形したりしても良い。また、前記の離型
層とは、容易に剥離せしめ得る弱い感圧性接着剤層を言
う。
【0005】
【作用】上述の手段によると、(a)既に標章形状に打
ち抜かれた透明なシート状部材を接着して保護クリヤー
層を形成するので、その輪郭が明瞭であり、周囲に滲み
出す虞れが無く、(b)透明なシートを接着して保護ク
リヤー層を形成するので、原材料である透明シートの厚
さ寸法によって保護クリヤー層の厚さ寸法が決まり、該
保護クリヤー層の厚さ制御が容易であって、品質の均一
性が保たれ、(c)本発明に係る保護クリヤーシート積
層部材は量産に適するので安価に高品質のものが供給さ
れ得る上に、(d)ホットスタンプ箔の上に、離型紙を
剥がした保護クリヤーシート積層部材を重ね合わせて押
圧する操作は、別段の熟練や多大の労力を要せず、人手
によって迅速・容易に行なうこともでき、また、この操
作は自動化によっていっそう生産性を高めるに適してい
て、比較的簡単な設備で実施することができて、設備コ
ストもランニングコストも安価である。
ち抜かれた透明なシート状部材を接着して保護クリヤー
層を形成するので、その輪郭が明瞭であり、周囲に滲み
出す虞れが無く、(b)透明なシートを接着して保護ク
リヤー層を形成するので、原材料である透明シートの厚
さ寸法によって保護クリヤー層の厚さ寸法が決まり、該
保護クリヤー層の厚さ制御が容易であって、品質の均一
性が保たれ、(c)本発明に係る保護クリヤーシート積
層部材は量産に適するので安価に高品質のものが供給さ
れ得る上に、(d)ホットスタンプ箔の上に、離型紙を
剥がした保護クリヤーシート積層部材を重ね合わせて押
圧する操作は、別段の熟練や多大の労力を要せず、人手
によって迅速・容易に行なうこともでき、また、この操
作は自動化によっていっそう生産性を高めるに適してい
て、比較的簡単な設備で実施することができて、設備コ
ストもランニングコストも安価である。
【0006】
【実施例】図1は本発明に係る保護クリヤー層を成層す
る方法の1実施例を示し、ホットスタンプ箔層を設けた
合成樹脂成形品と、離型紙を剥がされた保護クリヤーシ
ート積層部材とを対向せしめて模式的に描いた断面図で
あって、各構成部分の寸法比率は読図に便宜なように修
正してあるので、必ずしも実施例の寸法割合を写実的に
表してはいない。本図1に示した合成樹脂成形品1は、
図4(A)に示した合成樹脂成形品1と同様の部材であ
って、文字形状の凸部1aが形成されるとともに、その
頂面にホットスタンプ箔層3が設けられている。上記ホ
ットスタンプ箔層3が表している標章と同じ図形(本例
では、図4(A)に示されている、アルファベット大文
字の「(A))に、PVC製シートを打ち抜いて保護ク
リヤー層8bを打ち抜き、次に述べるようにして保護ク
リヤーシート積層部材を構成する。本実施例における保
護クリヤーシート積層部材は長尺の帯状に構成されてお
り、これを保護クリヤーシート積層テープ8と呼ぶ。こ
の保護クリヤーシート積層テープ8を構成する場合は、
本図1に描かれている保護クリヤーシート積層テープ8
の上下を反転した形で行なわれる。すなわち、ペーパー
テープ8aの上に、前述した保護クリヤー層8(標章の
形状に打ち抜かれた透明なシート状部材)を配列し、ワ
ックスを離型層8eとして、剥離可能に接着する。そし
て、その上に接着剤を塗布して接着層8cを構成し、離
型紙8dで覆う。以上のようにして構成された保護クリ
ヤーシート積層テープ8は、図の左方から繰り出されて
巻取ローラ9に巻き取られ、図の右方に送られる。そし
て、該保護クリヤーシート積層テープ8を構成している
部材のうち、離型紙8dはガイドローラ10に巻き掛け
て巻取ローラ11で巻き取られ、保護クリヤー層8bか
ら剥がされる。離型紙8dを剥がされた保護クリヤーシ
ート積層テープ8のペーパーテープ8aは、合成樹脂成
形品1の上方に、微小寸法dを隔てて張り渡される。上
記ペーパーテープ8aは、保護クリヤー層8bを支持し
て、これをホットスタンプ箔層3に対向せしめている。
該保護クリヤー層8bに塗布された接着層8cは、離型
紙8eを剥がされて露出し、ホットスタンプ箔層3に対
向する。図1について以上に説明した状態は、接着操作
の準備段階の状態である。図2は上掲の図1に示した実
施例における接着操作を説明するために示した断面図で
あって、図1に描かれている構成部材にホットプレスを
付記してあり、該図1の次工程を表している。前述のよ
うにして張り渡されていたペーパーテープ8aをホット
プレス12で圧下し、保護クリヤー層8bを下降させ
る。上記ペーパーテープ8aは僅かに撓んで保護クリヤ
ー層8bの下降を許容し、該保護クリヤー層8bは接着
層8cを介してホットスタンプ箔層に圧着せしめられて
接着する。図3は本実施例における上掲の図2の工程の
次工程に相当する、接着操作完了状態を示す断面図であ
る。前述した図2の状態からホットプレス12による圧
下を解消するとともに、ペーパーテープ8aと合成樹脂
成形品1とを相対的に引き離す。標章の形状に打ち抜か
れている保護クリヤー層8bが標章形状のホットスタン
プ箔層3に接着されるので、標章形状からハミ出したり
滲み出したりする虞れが無く、仕上がりが美麗である。
上述の作用から容易に理解できるように、前記のペーパ
ーテープ8aは必ずしも紙製の部材であることを要せ
ず、例えばPE製のテープであっても良い。
る方法の1実施例を示し、ホットスタンプ箔層を設けた
合成樹脂成形品と、離型紙を剥がされた保護クリヤーシ
ート積層部材とを対向せしめて模式的に描いた断面図で
あって、各構成部分の寸法比率は読図に便宜なように修
正してあるので、必ずしも実施例の寸法割合を写実的に
表してはいない。本図1に示した合成樹脂成形品1は、
図4(A)に示した合成樹脂成形品1と同様の部材であ
って、文字形状の凸部1aが形成されるとともに、その
頂面にホットスタンプ箔層3が設けられている。上記ホ
ットスタンプ箔層3が表している標章と同じ図形(本例
では、図4(A)に示されている、アルファベット大文
字の「(A))に、PVC製シートを打ち抜いて保護ク
リヤー層8bを打ち抜き、次に述べるようにして保護ク
リヤーシート積層部材を構成する。本実施例における保
護クリヤーシート積層部材は長尺の帯状に構成されてお
り、これを保護クリヤーシート積層テープ8と呼ぶ。こ
の保護クリヤーシート積層テープ8を構成する場合は、
本図1に描かれている保護クリヤーシート積層テープ8
の上下を反転した形で行なわれる。すなわち、ペーパー
テープ8aの上に、前述した保護クリヤー層8(標章の
形状に打ち抜かれた透明なシート状部材)を配列し、ワ
ックスを離型層8eとして、剥離可能に接着する。そし
て、その上に接着剤を塗布して接着層8cを構成し、離
型紙8dで覆う。以上のようにして構成された保護クリ
ヤーシート積層テープ8は、図の左方から繰り出されて
巻取ローラ9に巻き取られ、図の右方に送られる。そし
て、該保護クリヤーシート積層テープ8を構成している
部材のうち、離型紙8dはガイドローラ10に巻き掛け
て巻取ローラ11で巻き取られ、保護クリヤー層8bか
ら剥がされる。離型紙8dを剥がされた保護クリヤーシ
ート積層テープ8のペーパーテープ8aは、合成樹脂成
形品1の上方に、微小寸法dを隔てて張り渡される。上
記ペーパーテープ8aは、保護クリヤー層8bを支持し
て、これをホットスタンプ箔層3に対向せしめている。
該保護クリヤー層8bに塗布された接着層8cは、離型
紙8eを剥がされて露出し、ホットスタンプ箔層3に対
向する。図1について以上に説明した状態は、接着操作
の準備段階の状態である。図2は上掲の図1に示した実
施例における接着操作を説明するために示した断面図で
あって、図1に描かれている構成部材にホットプレスを
付記してあり、該図1の次工程を表している。前述のよ
うにして張り渡されていたペーパーテープ8aをホット
プレス12で圧下し、保護クリヤー層8bを下降させ
る。上記ペーパーテープ8aは僅かに撓んで保護クリヤ
ー層8bの下降を許容し、該保護クリヤー層8bは接着
層8cを介してホットスタンプ箔層に圧着せしめられて
接着する。図3は本実施例における上掲の図2の工程の
次工程に相当する、接着操作完了状態を示す断面図であ
る。前述した図2の状態からホットプレス12による圧
下を解消するとともに、ペーパーテープ8aと合成樹脂
成形品1とを相対的に引き離す。標章の形状に打ち抜か
れている保護クリヤー層8bが標章形状のホットスタン
プ箔層3に接着されるので、標章形状からハミ出したり
滲み出したりする虞れが無く、仕上がりが美麗である。
上述の作用から容易に理解できるように、前記のペーパ
ーテープ8aは必ずしも紙製の部材であることを要せ
ず、例えばPE製のテープであっても良い。
【0007】
【発明の効果】本発明を適用すると、(a)既に標章形
状に打ち抜かれた透明なシート状部材を接着して保護ク
リヤー層を形成するので、その輪郭が明瞭であり、周囲
に滲み出す虞れが無く、(b)透明なシートを接着して
保護クリヤー層を形成するので、原材料である透明シー
トの厚さ寸法によって保護クリヤー層の厚さ寸法が決ま
り、該保護クリヤー層の厚さ制御が容易であって、品質
の均一性が保たれ、(c)本発明に係る保護クリヤーシ
ート積層部材は量産に適するので安価に高品質のものが
供給され得る上に、(d)ホットスタンプ箔の上に、離
型紙を剥がした保護クリヤーシート積層部材を重ね合わ
せて押圧する操作は、別段の熟練や多大の労力を要せ
ず、人手によって迅速・容易に行なうこともでき、ま
た、この操作は自動化によっていっそう生産性を高める
に適していて、比較的簡単な設備で実施することができ
て、設備コストもランニングコストも安価であるという
優れた実用的効果を奏する。
状に打ち抜かれた透明なシート状部材を接着して保護ク
リヤー層を形成するので、その輪郭が明瞭であり、周囲
に滲み出す虞れが無く、(b)透明なシートを接着して
保護クリヤー層を形成するので、原材料である透明シー
トの厚さ寸法によって保護クリヤー層の厚さ寸法が決ま
り、該保護クリヤー層の厚さ制御が容易であって、品質
の均一性が保たれ、(c)本発明に係る保護クリヤーシ
ート積層部材は量産に適するので安価に高品質のものが
供給され得る上に、(d)ホットスタンプ箔の上に、離
型紙を剥がした保護クリヤーシート積層部材を重ね合わ
せて押圧する操作は、別段の熟練や多大の労力を要せ
ず、人手によって迅速・容易に行なうこともでき、ま
た、この操作は自動化によっていっそう生産性を高める
に適していて、比較的簡単な設備で実施することができ
て、設備コストもランニングコストも安価であるという
優れた実用的効果を奏する。
【図1】本発明に係る保護クリヤー層を成層する方法の
1実施例を示し、ホットスタンプ箔層を設けた合成樹脂
成形品と、離型紙を剥がされた保護クリヤーシート積層
部材とを対向せしめて模式的に描いた断面図であって、
各構成部分の寸法比率は読図に便宜なように修正してあ
るので、必ずしも実施例の寸法割合を写実的に表しては
いない。
1実施例を示し、ホットスタンプ箔層を設けた合成樹脂
成形品と、離型紙を剥がされた保護クリヤーシート積層
部材とを対向せしめて模式的に描いた断面図であって、
各構成部分の寸法比率は読図に便宜なように修正してあ
るので、必ずしも実施例の寸法割合を写実的に表しては
いない。
【図2】上掲の図1に示した実施例における接着操作を
説明するために示した断面図であって、図1に描かれて
いる構成部材にホットプレスを付記してあり、該図1の
次工程を表している。
説明するために示した断面図であって、図1に描かれて
いる構成部材にホットプレスを付記してあり、該図1の
次工程を表している。
【図3】本実施例における上掲の図2の工程の次工程に
相当する、接着操作完了状態を示す断面図である。
相当する、接着操作完了状態を示す断面図である。
【図4】合成樹脂成形品の表面に浮き出し成形で文字を
表した従来例を示し、(A)は部分的に破断して描いた
斜視図、(B)は上記合成樹脂成形品の表面に浮出し成
形された文字の頂面にホットスタンプ箔層を固着した状
態を模式的に描いた断面図である。ただし、模式化して
描いてあるので寸法割合は写実的に表現されていない。
表した従来例を示し、(A)は部分的に破断して描いた
斜視図、(B)は上記合成樹脂成形品の表面に浮出し成
形された文字の頂面にホットスタンプ箔層を固着した状
態を模式的に描いた断面図である。ただし、模式化して
描いてあるので寸法割合は写実的に表現されていない。
【図5】ホットスタンプ箔層の上に従来技術に係るクリ
ヤー塗装を施す場合の問題点を説明するために示したも
ので、(A)は塗装中の状態を描いた断面側面図、
(B)はクリヤー塗装を施した状態を描いた模式的な断
面図、(C)はクリヤー塗装を施した状態を描いた模式
的な外観斜視図であって、クリヤー塗料を斑点で表して
ある。
ヤー塗装を施す場合の問題点を説明するために示したも
ので、(A)は塗装中の状態を描いた断面側面図、
(B)はクリヤー塗装を施した状態を描いた模式的な断
面図、(C)はクリヤー塗装を施した状態を描いた模式
的な外観斜視図であって、クリヤー塗料を斑点で表して
ある。
1…合成樹脂成形品、1a…文字形状の凸部、2…仮想
の平面(切断面)、3…ホットスタンプ箔層、4…マス
ク治具、5…スプレーガン、6…クリヤー塗膜、7…付
着したクリヤー塗料のミスト、8…保護クリヤーシート
積層テープ、8a…ペーパーテープ、8b…保護クリヤ
層、8c…接着層、8d…離型紙、8e…離型層、9…
巻取ローラ、10…ガイドローラ、11…巻取ローラ。
の平面(切断面)、3…ホットスタンプ箔層、4…マス
ク治具、5…スプレーガン、6…クリヤー塗膜、7…付
着したクリヤー塗料のミスト、8…保護クリヤーシート
積層テープ、8a…ペーパーテープ、8b…保護クリヤ
層、8c…接着層、8d…離型紙、8e…離型層、9…
巻取ローラ、10…ガイドローラ、11…巻取ローラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B42D 15/10 501 H
Claims (1)
- 【請求項1】 合成樹脂成形品の表面に設けられて標章
を表しているホットスタンプ箔層の表面に、透明な保護
層を成層する方法において、 a.上記標章の形状に打ち抜かれた透明なシート状部材
を、ベースシートの上に配列し、離型層を介して剥離可
能に接着するとともに、上記透明なシート状部材の上に
接着層を形成して離型紙で覆った保護クリヤーシート積
層部材を構成し、 b.上記保護クリヤーシート積層部材から離型紙を剥が
して接着層を露出させ、 c.上記接着剤層で覆われている標章形状の透明なシー
ト状部材を、前記ホットスタンプ箔層に正対せしめ、 d.前記ベースシートの側から、上記透明なシート状部
材をホットスタンプ箔層に押し付ける方向の押圧力を加
えて、該透明なシート状部材をホットスタンプ箔層に接
着せしめた後、 e.該透明なシート状部材からベースシートを剥がし取
ることを特徴とする、保護クリヤー層を積層する方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6228083A JPH0889882A (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 保護クリヤー層を成層する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6228083A JPH0889882A (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 保護クリヤー層を成層する方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0889882A true JPH0889882A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=16870932
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6228083A Pending JPH0889882A (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 保護クリヤー層を成層する方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0889882A (ja) |
-
1994
- 1994-09-22 JP JP6228083A patent/JPH0889882A/ja active Pending
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