JPH0871719A - 鋳片案内ロールセグメント - Google Patents

鋳片案内ロールセグメント

Info

Publication number
JPH0871719A
JPH0871719A JP21619194A JP21619194A JPH0871719A JP H0871719 A JPH0871719 A JP H0871719A JP 21619194 A JP21619194 A JP 21619194A JP 21619194 A JP21619194 A JP 21619194A JP H0871719 A JPH0871719 A JP H0871719A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
roll
slab
hydraulic cylinder
slab guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP21619194A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3217612B2 (ja
Inventor
Yoshinobu Ishihara
義信 石原
Takamasa Ishihara
貴征 石原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP21619194A priority Critical patent/JP3217612B2/ja
Publication of JPH0871719A publication Critical patent/JPH0871719A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3217612B2 publication Critical patent/JP3217612B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Continuous Casting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易かつ小型な構造で、容易に上下ロール間
のロール間隔をテーパ状に調整でき、溶鋼静圧や矯正反
力等の鋳片からの圧力に対抗可能で、鋳片から異常な力
を受けた際の緩衝機能を有する鋳片案内ロールセグメン
トを提供する。 【構成】 下ロール3が取り付けられた下フレーム1の
上方に該下フレーム1に対向させて固定フレーム14を設
け、該固定フレーム14にロッド20, 21が上下方向に移動
可能とされた両ロッド型油圧シリンダ17を設け、この油
圧シリンダ17の両ロッドの一方20に上ロール10が取り付
けられた上フレーム9を取り付け、前記油圧シリンダ17
の両ロッドの他方21に前記油圧シリンダ17のストローク
を規制するストローク規制部材25を取り付けることによ
って前記上下ロール10,3のロール間隔を調整可能とさ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続鋳造設備に用いら
れる鋳片案内ロールセグメントに関し、詳細には、上下
フレームに対向して設けられているロール間隔を連続鋳
造される鋳片の流れ方向に沿ってテーパ状に調整し得る
鋳片案内ロールセグメントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、連続鋳造設備において
は、鋳片の流れ方向に沿って両側に配置する鋳片案内ロ
ールのプロフィルは、鋳片の熱収縮に従って下流に行く
ほどロール間隔が小さくなるようにテーパを設けること
が一般的に行われており、かつ、鋳片の品質向上のため
にも、鋳片の移動方向に沿うロール間隔にテーパを付け
て鋳片に圧力を加えることが好ましい。このような鋳片
案内ロールセグメントとして、本願出願人の出願になる
実公昭62− 45807号公報(従来例1)や、同じく本願出
願人の出願になる実開昭64− 42758号公報(従来例2)
や、実開昭64− 15647号公報(従来例3)がある。以
下、これら従来に係る鋳片案内ロールセグメントを説明
する。
【0003】先ず、実公昭62− 45807号公報で開示され
ている従来例1に係る鋳片案内ロールセグメントは、そ
れによる鋳片の圧下状態を示す図の図5aと、そのタイロ
ッド部の部分を主として示す図の図5bとに示すように、
複数の上ロール110A, 110B,110C, 110D, 110Eを支持す
る上フレーム113 を、球面座119, 120, 122, 123を介し
てタイロッド114 の上部で支持して、前記上ロールに若
干のテーパを設けるために上フレーム113 を傾斜させ得
る構成になっている。この場合、上ロール110A, 110B,
110C, 110D, 110Eと下ロール111A, 111B, 111C, 111D,
111Eとの間のロール間隔や、鋳片に対する低率の圧下率
を調整するのに、タイロッド114 の下部に螺刻したねじ
114aに螺合したウオームホイール132 を駆動させてい
る。
【0004】次に、実開昭64− 42758号公報で開示され
ている従来例2に係る鋳片案内ロールセグメントは、上
記従来例1になる鋳片案内ロールセグメントを改善した
もので、そのねじ軸の部分を主として示す図の図6に示
すように、ねじ軸108 の上部で、シリンダ装置112 を介
して複数の上ロール(図示省略)を支持する上フレーム
104 を支持して、鋳片に対して容易に圧下を加え得るよ
うにしたものである。この場合、上記従来例と同様に、
前記ねじ軸108 の下部に螺刻したねじ103 に螺合したウ
オームホイール117 を駆動させて上ロールと下ロールと
の間のロール間隔を調整する一方、前記シリンダ装置11
2 を作動させて鋳片に対する圧下量を調整している。
【0005】最後に、実開昭64− 15647号公報で開示さ
れている従来例3に係る鋳片案内ロールセグメントは、
下部フレームおよび上部フレームの四隅を連結する支柱
を設け、この支柱に摺動自在に外嵌し、下部フレームお
よび上部フレームの間を移動自在なサイドフレームを設
け、このサイドフレームの内側に中間フレームを設け、
上記上部フレームの支柱連結位置の内側4箇所に位置制
御付シリンダ装置を配設すると共にそのピストンロッド
が中間フレームに連結され、中間フレームの両側に設け
られたトラニオン部をサイドフレームに回動自在に連結
することにより、中間フレームと下部フレームとの間の
ロール間隔を鋳片の搬送方向に沿ってテーパ状に調整す
るものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例1または従
来例2に係わる鋳片案内ロールセグメントは、ロール間
隔をテーパ状に調整するのに、上フレームと下フレーム
とを4本のタイロッドを介して連結し、タイロッドに連
結した送りネジ機構により、下フレームに対してタイロ
ッドと共に上フレームを昇降させるので、構造が大掛か
りになると共に複雑である。また、送りネジ機構は、上
ロールユニット、上フレームおよびタイロッドなどの荷
重が掛かるため、荷重に抗してこれらを上昇させるため
大型のものとなっている。このことは、鋳片の品質向上
のために、鋳片の移動方向に沿ってロール間隔にテーパ
を付けて鋳片に圧力を加える鋳片案内ロールセグメント
においては、鋳片から大きな圧力がかかることから、機
構の大型化にさらに拍車がかかってしまうこととなって
いた。
【0007】また、上記従来例1または従来例2に係わ
る鋳片案内ロールセグメントは、タイロッドと共に上フ
レームが昇降するので、ロール間隔を所定の位置にセッ
トすることが容易でなかった。このことは、鋳片の品質
向上のために、鋳片の移動方向に沿ってロール間隔にテ
ーパを付けて鋳片に圧力を加える鋳片案内ロールセグメ
ントにおいては、頻繁にロール間隔を調整する必要があ
ることから問題であった。
【0008】一方、従来例3の鋳片案内ロールセグメン
トは、中間フレームと下部フレームとの間のロール間隔
を鋳片の搬送方向に沿ってテーパ状に調整する際に中間
フレームの傾斜操作を無理なくし得る利点は有するもの
の、中間フレームを昇降させる位置制御付シリンダには
中間フレーム、上ロールユニットおよび左右のサイドフ
レームの荷重が掛かり比較的大型のシリンダとなるた
め、やはり、機構が大型化し、ロール間隔を所定の位置
にセットすることが容易でないという問題があった。
【0009】本発明は、上記の問題点を解消するために
なしたものであって、その目的は、簡易かつ小型な構造
で、容易に上下ロール間のロール間隔をテーパ状に調整
でき、溶鋼静圧や矯正反力等の鋳片からの圧力に対抗可
能で、鋳片から異常な力を受けた際の緩衝機能を有する
鋳片案内ロールセグメントを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係わる鋳片案内ロールセグメントは、下
ロールが取り付けられた下フレームの上方に該下フレー
ムに対向させて固定フレームを設け、該固定フレームに
ロッドが上下方向に移動可能とされた両ロッド型油圧シ
リンダを設け、この油圧シリンダの両ロッドの一方に上
ロールが取り付けられた上フレームを取り付け、前記油
圧シリンダの両ロッドの他方に前記油圧シリンダのスト
ロークを規制するストローク規制部材を取り付けること
によって前記上下ロールのロール間隔を調整可能とされ
ていることを特徴とする鋳片案内ロールセグメントであ
る。
【0011】また、上フレームに複数の上ロールを取り
付けてもよい。この際には、下フレームと固定フレーム
とを、下フレームの両側に立設された側板によって連結
してもよい。さらにこの際には、上フレームの両側端中
央部にトラニオン軸を突設し、このトラニオン軸を側板
の上部中央に形成した凹溝に昇降かつ回動可能に収容し
てもよい。
【0012】さらに、ストローク規制部材として、油圧
シリンダの両ロッドの他方に穿設されたネジと、該ネジ
に螺合するナットとを用いてもよい。この際には、ナッ
トの上端面にロッド軸心と同心にギアを取り付けるとと
もに、このギアを回転させるための駆動手段を固定フレ
ーム上に設けてもよい。
【0013】また、1つの上フレームに1つの上ロール
を取り付けた構造としてもよい。
【0014】
【作用】請求項1の発明によれば、両ロッド型油圧シリ
ンダと、ストローク規制部材とによって前記上下ロール
のロール間隔が調整可能とされているので、両ロッド油
圧シリンダにかける油圧とストローク規制部材とを操作
することで、容易に上ロールと下ロールとの間のロール
間隔をテーパ状に調整できる。また、機構をコンパクト
にすることができる。さらに、両ロッド油圧シリンダに
かけた油圧によって、溶鋼静圧や矯正反力等の鋳片から
の圧力に対抗可能であるだけでなく、鋳片から異常な力
を受けた際に緩衝機能を果たすことができる。
【0015】請求項2の発明では、上フレームに複数の
上ロールを取り付けているので、ロールセグメント全体
をよりコンパクトに構成できる。
【0016】請求項3の発明では、従来の支柱構造に代
えて側板を用いた構造としているので、剛性が得やすく
これによりセグメントの前後左右の機械幅がさらにコン
パクトにできる。
【0017】請求項4の発明では、トラニオン軸を側板
の上部中央に形成した凹溝に昇降かつ回動可能に収容せ
しめているので、トラニオン軸を側板の凹溝内を摺動し
て昇降して円滑な昇降をおこなうことができる。
【0018】請求項5の発明では、ストローク規制部材
として、油圧シリンダの両ロッドの他方に穿設されたネ
ジと、該ネジに螺合するナットとを用いているので、簡
単かつ軽量な機構でストロークを規制できる。さらに、
請求項6の発明のように、ナットの上端面にロッド軸心
と同心にギアを取り付けるとともに、このギアを回転さ
せるための駆動手段を固定フレーム上に設ければ、より
いっそう簡単かつ軽量な機構でストロークを規制でき
る。
【0019】請求項7の発明では、1つの上ロールが1
つの上フレームに取り付けられているので、各ロールの
間隔が独立して個別に調整でき、ロール間隔の調整が短
時間に精密に調整できる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明に係わる鋳片案内ロールセグメン
トの正面図、図2は、図1の側面図である。
【0021】1はベースフレーム2に取付けられた下フ
レームであって、その上面には4本の下ロール3が取付
けられ、さらにその左右(鋳片の搬送方向を基準とす
る)側面には位置決めピン4とボルト5により固定され
て側板6が立設されている。側板6は厚鋼板製でその上
部中央には凹溝7が形成され、その凹溝7の内側面には
ライナ8がボルトにより固着されている。
【0022】9は上フレームであって、その下面には下
ロール3に対向して4本の上ロール10が取付けられ、ま
たその上面には前後左右の4箇所に後述する両ロッド型
油圧シリンダ17の下ロッド20を回動可能に取付けるブラ
ケット11が取付けられ、さらにその左右の側面中央部に
は先端部の横断面形状が正方形に形成されたトラニオン
軸12が突設され、このトラニオン軸12の先端部の1組の
平行面には外側が円弧に形成されたライナ13がボルトに
より固着されている。そして、前記ライナ13の円弧面を
上記側板6の凹溝7内のライナ8に摺動可能に収納させ
ることにより、上フレーム9をライナ13の円弧面により
回動可能としている。
【0023】14はその左右端部を側板6の上端面に載置
しボルト15とナット16により締結された固定フレームで
あって、その上面の前後左右の4箇所には両ロッド型油
圧シリンダ17が取付けられている。両ロッド型油圧シリ
ンダ17は、シリンダ18内のピストン19の上下にそれぞれ
下ロッド20と上ロッド21を備えると共に、ピストン19の
上には上油室A、下には下油室Bを備えている。そし
て、下ロッド20は、固定フレーム14の本体部に穿設され
た貫通穴22に挿通して取付けられ、その下部は上記上フ
レーム9の上面に取付けたブラケット11に回動自在にピ
ン結合されている。一方、上ロッド21は、その上部に雄
ネジ部23が形成されそこにはナット24が取付けられてい
る。
【0024】25は上記ナット24を回転駆動するための駆
動装置であって、この駆動装置25は、左右の両ロッド型
油圧シリンダ17の中央に立設したブラケット26に出力軸
を上下方向にして油圧モータ27を取付け、このモータ27
の出力軸にカップリング28を介在させてピニオン29を連
結し、このピニオン29に、前記ナット24の上方にピン30
によってナット24に結合されたギア31を噛み合わせて構
成したものである。
【0025】次に、上記構成の鋳片案内ロールセグメン
トにおける上下フレーム9,1に対向して設けられてい
るロール10, 3の間隔を調整する要領を説明する。
【0026】先ず、調整する側の左右の両ロッド型油圧
シリンダ17の上油室Aの油圧を開放し下油室Bに所定の
油圧を掛ける。これにより、ナット24の下面がシリンダ
18の上面から離れる。次いで、駆動装置25の油圧モータ
27を駆動すると、ピニオン29が回転し、さらにナット24
が回転する。このナット24はシリンダ18に接触するまで
回転し、接触した位置でピストン19のストローク限界と
なる。この調整作業の際に、下油室Bの油圧が上ロール
10等の自重を保持する機能を果たすので、駆動装置25の
トルクを小さなものとすることができる。
【0027】この作業の終了後、油圧モータ27の駆動を
停止し、前記左右の両ロッド型油圧シリンダ17の下油室
Bの油圧を開放し上油室Aに所定の油圧を掛ける。この
上油室Aに掛けた所定の油圧が、鋳片からの溶鋼静圧お
よび矯正反力を受け止めるのである。また、鋳片から異
常な圧力が加わった際には、この上油室Aに掛けた所定
の油圧が緩衝機能を果たす。
【0028】なお、上記実施例では、トラニオン軸12の
先端部の横断面形状を正方形とした例を説明したが、本
発明はこの例に限定されるものではなく、要はトラニオ
ン軸12の先端部に1組の平行面が形成されていればよ
く、他の面は円弧状に形成されてあってもよい。また、
従来のように円柱と軸受けの組合せにしてもよい。
【0029】また、ナット24を回転させるのに駆動装置
25を使用する例を説明とたが、駆動装置25を組付けず人
手によって回転させてもよい。また駆動装置25を使用す
る場合でも、上記油圧モータ27に代えて電動機を採用し
てもよい。また駆動装置25の油圧モータ27、ピニオン29
に代えて油圧シリンダとラックを採用してもよい。
【0030】次いで、本発明の第二実施例に係る鋳片案
内ロールセグメントを、その全体側面図の図3と、その
一部の断面示上部詳細図の図4とを参照しながら説明す
る。51は、鋳片案内ロールセグメントであり、複数の上
ロール54と下ロール55(この図では、7本づつ)とが平
行かつ上下方向で対向する位置に配置され、これら上ロ
ール54のそれぞれは、後述する構成になる上フレーム53
によって個別に支持されており、この上フレーム53は、
図4に示すように、後述する構成の油圧シリンダ56で昇
降自在に支持されている。この油圧シリンダ56は、一対
の支柱部材52aの頂部に横梁部材52b が横架されてなる
固定フレーム52に、下フランジ部56f を介して固着され
ている。
【0031】この油圧シリンダ56は、固定フレーム52の
横梁部材52b に設けられた上下に開口する貫通穴を貫通
して下方に伸びる下ロッド56c を有し、そしてピストン
56aで隔てられた上側に上油室56d を下側に下油室56e
を有している。つまり、前記上フレーム53は、油圧シリ
ンダ56の下ロッド56c の下端がブラケット57を介して回
動自在に連結されており、油圧シリンダ56によって昇降
自在とされている。さらに、この油圧シリンダ56は、上
端部に雄ネジ部が螺刻されてなる上ロッド56bを有して
おり、この上ロッド56b の雄ネジ部には、ピストンの移
動量を制限するナット66が螺着されている。
【0032】また、油圧シリンダ56の上フランジ部56g
には、油圧モータ61が設けられており、この油圧モータ
61の出力軸には、カップリング62を介して垂直軸心回り
に正逆自在に駆動される広幅の駆動ギヤ63が接続されて
おり、この駆動ギヤ63には、従動ギア64が噛合してお
り、この従動ギア64の下方には、前記ナット66に摺動自
在に接続された複数のピン65が延設されており、前記油
圧モータ61の正逆回転によって前記ナット66が正逆回転
される。なお、前記駆動ギヤ63の幅は、上ロッド66b の
昇降範囲において、従動ギア64と確実に噛合し得る幅に
設定したものである。また、前記ナット66と複数のピン
65とは、これらピン65がナット66に設けた係合穴(図示
省略)に摺動自在に接続されていて、これによって支障
なく前記ナット66を昇降させることができるよう構成さ
れている。なお、この第二実施例では油圧モータ61で駆
動する構成としたが、特に、油圧モータ61に限ることな
く、例えば、減速機付の電動機に置換することもできる
のはいうまでもない。
【0033】次に、上記第二実施例の鋳片案内ロールセ
グメントにおける上下ロール54, 55の間隔を調整する要
領を説明する。まず、上油室56d の油圧を解放し、下油
室56e に油圧を掛ける。この状態で油圧モータ61を駆動
させると、駆動ギヤ63を介して従動ギヤ64が回転され、
ナット66がピン65を介して回転されるので、前記ナット
66はその回転方向に応じて昇降作動される。ナット66が
所定量回転されると、油圧モータ61の駆動が停止され、
ナット66はその停止位置において保持される。この際、
下油室56e に掛けた油圧によってピストン56a が上昇さ
れるので、何ら圧を受けることなくナット66を回転する
ことができる。したがって、油圧モータ61のトルクは、
ナット66を回転させるのに十分な小さなトルクでよい。
【0034】このようなナット66の位置決めによって、
上ロール54の下降量が制限される。すなわち、下油室56
e の油圧を解放し、上油室56d に油圧を掛けることによ
って上ロール54が下降されるが、油圧シリンダ56の上フ
ランジ部56g にナット66が機械的に当接することで上ロ
ール54の下降量が機械的に制限されるのである。このと
き、鋳片側から上ロール54に伝達される上方への異常な
力は、上油室56d の油圧で吸収される。なお、ロール間
隔を設定する場合には、図示省略しているが、上ロール
54と下ロール55の両端を支持する上下のベアリングハウ
ジングの間に着脱自在な間隔片を介装し、上下のベアリ
ングハウジングと間隔片との接触程度を圧力センサで確
認することにより行われる。
【0035】前述のとおり、7本の上ロール54のそれぞ
れが個別に、各々の油圧シリンダ56によって下ロール55
に対する位置決めがされるように構成されている。した
がって、従来の鋳片案内ロールセグメントのように、ナ
ットのねじ込み量を調整して上フレームを傾斜させるま
でもなく、鋳片案内ロールセグメント51の7本の上ロー
ル54と下ロール55との間のロール間隔を、短時間のうち
に鋼種に合ったロール間隔にすることができるので、連
続鋳造機による異鋼種の鋳片(図示省略)の生産能率の
向上に大いに寄与することができる。
【0036】ところで、鋳片の圧下は、油圧シリンダ56
の上油室56d に油圧作動油を供給すると共に、この上油
室56d 内の油圧を一定に保持することによって行われ
る。この際に鋳片側から上ロール54に異常な作用力が伝
えられると、上油室56d 内の油圧が上ロール54の上昇に
抗するので、この鋳片案内ロールセグメント51の損傷を
未然に防止することができる。
【0037】なお、以上では、上フレーム53を一つの油
圧シリンダ56で昇降させて上ロール54と下ロール55との
間のロール間隔を一定に保つ場合を例として説明した
が、上フレームを該上フレームの両端に設けた一対の油
圧シリンダで支持してもよい。この場合、一対の油圧シ
リンダの上ロッドに設けた従動ギヤのそれぞれに噛合す
る駆動ギヤにより、従動ギヤを同期駆動する構成にすれ
ばよい。
【0038】さらに、図1に示す実施例では複数の油圧
シリンダで複数の上ロールを支持する例を示し、図3に
示す実施例では1つの油圧シリンダで1つの上ロールを
支持する例を示したが、複数の油圧シリンダで1つの上
ロールを支持しても本発明が実施できるのはいうまでも
ない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる鋳
片案内ロールセグメントは、下ロールが取り付けられた
下フレームの上方に該下フレームに対向させて固定フレ
ームを設け、該固定フレームにロッドが上下方向に移動
可能とされた両ロッド型油圧シリンダを設け、この油圧
シリンダの両ロッドの一方に上ロールが取り付けられた
上フレームを取り付け、前記油圧シリンダの両ロッドの
他方に前記油圧シリンダストロークを規制するストロー
ク規制部材を取り付けることによって前記上下ロールの
ロール間隔が調整可能とされているので、容易に上ロー
ルと下ロールとの間のロール間隔をテーパ状に調整でき
る。また、機構をコンパクトにすることができる。さら
に、両ロッド型油圧シリンダにかけた油圧によって、溶
鋼静圧や矯正反力等の鋳片からの圧力に対抗可能である
だけでなく、鋳片から異常な力を受けた際に緩衝機能を
果たすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる鋳片案内ロールセグメントの正
面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】本発明の第二実施例に係る鋳片案内ロールセグ
メントの全体側面図である。
【図4】本発明の第二実施例に係る鋳片案内ロールセグ
メントの一部の断面示上部詳細図である。
【図5】図5aは従来例1(実公昭62− 45807号公報)
に係る鋳片案内ロールセグメントによる鋳片の圧下状態
を示す図であり、また、図5bは鋳片案内ロールセグメ
ントのタイロッド部の部分を主として示す図である。
【図6】従来例2(実開昭64− 42758号公報)に係る鋳
片案内ロールセグメントのねじ軸の部分を主として示す
図である。
【符号の説明】
1:下フレーム 2:ベースフレーム
3:下ロール 4:位置決めピン 5:ボルト
6:側板 7:凹溝 8:ライナ
9:上フレーム 10:上ロール 11:ブラケット 1
2:トラニオン軸 13:ライナ 14:固定フレーム 1
5:ボルト 16:ナット 17:両ロッド型油圧シリンダ 18:シリンダ 19:ピストン 2
0:下ロッド 21:上ロッド 22:貫通穴 2
3:雄ネジ部 24:ナット 25:駆動装置 2
6:ブラケット 27:油圧モータ 28:カップリング 2
9:ピニオン 30:ピン 31:ギア
A,B:油室 51:鋳片案内ロールセグメント 52:固定フレーム 52a :支持部材 52
b :横梁部材 53:上フレーム 54:上ロール 5
5:下ロール 56:油圧シリンダ 56a :ピストン 56
b :上ロッド 56c :下ロッド 56d :上油室 56
e :下油室 56f :下フランジ部 56g :上フランジ部 5
7:ブラケット 61:油圧モータ 62:カップリング 6
3:駆動ギヤ 64:従動ギヤ 65:ピン 6
6:ナット

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下ロールが取り付けられた下フレームの
    上方に該下フレームに対向させて固定フレームを設け、
    該固定フレームにロッドが上下方向に移動可能とされた
    両ロッド型油圧シリンダを設け、この油圧シリンダの両
    ロッドの一方に上ロールが取り付けられた上フレームを
    取り付け、前記油圧シリンダの両ロッドの他方に前記油
    圧シリンダのストロークを規制するストローク規制部材
    を取り付けることによって前記上下ロールのロール間隔
    を調整可能とされていることを特徴とする鋳片案内ロー
    ルセグメント。
  2. 【請求項2】 上フレームに複数の上ロールが取り付け
    られていることを特徴とする請求項1記載の鋳片案内ロ
    ールセグメント。
  3. 【請求項3】 下フレームと固定フレームとを、下フレ
    ームの両側に立設された側板によって連結したことを特
    徴とする請求項2記載の鋳片案内ロールセグメント。
  4. 【請求項4】 上フレームの両側端中央部にトラニオン
    軸を突設し、このトラニオン軸を側板の上部中央に形成
    した凹溝に昇降かつ回動可能に収容したことを特徴とす
    る請求項3記載の鋳片案内ロールセグメント。
  5. 【請求項5】 ストローク規制部材が、油圧シリンダの
    両ロッドの他方に穿設されたネジと、該ネジに螺合する
    ナットとからなり、前記ナットの締め緩めによってなさ
    れることを特徴とする請求項1記載の鋳片案内ロールセ
    グメント。
  6. 【請求項6】 ナットの上端面にロッド軸心と同心にギ
    アを取り付けるとともに、このギアを回転させるための
    駆動手段を固定フレーム上に設けたことを特徴とする請
    求項5記載の鋳片案内ロールセグメント。
  7. 【請求項7】 上フレームに1つの上ロールが取り付け
    られていることを特徴とする請求項1記載の鋳片案内ロ
    ールセグメント。
JP21619194A 1994-09-09 1994-09-09 鋳片案内ロールセグメント Expired - Lifetime JP3217612B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21619194A JP3217612B2 (ja) 1994-09-09 1994-09-09 鋳片案内ロールセグメント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21619194A JP3217612B2 (ja) 1994-09-09 1994-09-09 鋳片案内ロールセグメント

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0871719A true JPH0871719A (ja) 1996-03-19
JP3217612B2 JP3217612B2 (ja) 2001-10-09

Family

ID=16684716

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21619194A Expired - Lifetime JP3217612B2 (ja) 1994-09-09 1994-09-09 鋳片案内ロールセグメント

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3217612B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107321946A (zh) * 2017-06-20 2017-11-07 邯郸市恒工冶金机械有限公司 一种水平连铸铸铁型材的辅助出线装置
CN107900300A (zh) * 2017-11-30 2018-04-13 中冶连铸技术工程有限责任公司 一种板坯连铸机扇形段辊缝调整装置
CN110788292A (zh) * 2019-04-30 2020-02-14 中冶南方连铸技术工程有限责任公司 一种称重拉杆的导向装置
CN111390580A (zh) * 2020-04-23 2020-07-10 秦皇岛齐二数控机床有限公司 一种防冲击缓冲台
CN111702140A (zh) * 2020-07-14 2020-09-25 中国重型机械研究院股份公司 一种用于方坯轻压下或大压下导柱式拉矫机及方法
CN116140572A (zh) * 2023-04-20 2023-05-23 石家庄英杰连铸科技有限公司 一种自校正调节拉矫机
CN116274909A (zh) * 2023-03-21 2023-06-23 山东钢铁集团日照有限公司 一种连铸机弯曲段下耳轴调整装置
WO2024098641A1 (zh) * 2022-11-08 2024-05-16 佛山市恒力泰机械有限公司 辊压装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107321946A (zh) * 2017-06-20 2017-11-07 邯郸市恒工冶金机械有限公司 一种水平连铸铸铁型材的辅助出线装置
CN107900300A (zh) * 2017-11-30 2018-04-13 中冶连铸技术工程有限责任公司 一种板坯连铸机扇形段辊缝调整装置
CN107900300B (zh) * 2017-11-30 2023-08-15 中冶连铸技术工程有限责任公司 一种板坯连铸机扇形段辊缝调整装置
CN110788292A (zh) * 2019-04-30 2020-02-14 中冶南方连铸技术工程有限责任公司 一种称重拉杆的导向装置
CN111390580A (zh) * 2020-04-23 2020-07-10 秦皇岛齐二数控机床有限公司 一种防冲击缓冲台
CN111702140A (zh) * 2020-07-14 2020-09-25 中国重型机械研究院股份公司 一种用于方坯轻压下或大压下导柱式拉矫机及方法
WO2024098641A1 (zh) * 2022-11-08 2024-05-16 佛山市恒力泰机械有限公司 辊压装置
CN116274909A (zh) * 2023-03-21 2023-06-23 山东钢铁集团日照有限公司 一种连铸机弯曲段下耳轴调整装置
CN116140572A (zh) * 2023-04-20 2023-05-23 石家庄英杰连铸科技有限公司 一种自校正调节拉矫机
CN116140572B (zh) * 2023-04-20 2023-08-11 石家庄英杰连铸科技有限公司 一种自校正调节拉矫机

Also Published As

Publication number Publication date
JP3217612B2 (ja) 2001-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6305205B1 (en) Universal rolling mill stand
CN102036762A (zh) 纵向地轧制杆状体的相关的轧机和轧机机架
US5596899A (en) Mill housings for cluster mills
JP3217612B2 (ja) 鋳片案内ロールセグメント
JPH0688055B2 (ja) 圧延機、及び圧延設備
CN110773849B (zh) 一种龙门式塔管合缝焊接机
US5857372A (en) Housing for cluster mills
CN116398794B (zh) 一种建筑机电安装支架
JP5238558B2 (ja) プレス機
JP3170152B2 (ja) 鋳片案内ロールセグメント
CN219238368U (zh) 一种输送机尾架的角度调节机构
CN219292969U (zh) 一种h钢翼缘板切割机
CN214813613U (zh) 一种二辊可逆式热轧机
CN217251564U (zh) 钢管定径机的可调支撑装置
JPH08229605A (ja) 圧延機
CN213410249U (zh) 添加钛丝的装置
JP2000312956A (ja) 連続鋳造設備におけるロールセグメント装置および連続鋳造設備用のロールセグメント装置の分割用治具
JPH0511010Y2 (ja)
JP3214796B2 (ja) 鋳片案内ロールセグメント
CN223718553U (zh) 一种复合焊接装置
CN219746070U (zh) 一种汽车冲压模具垫板
CN215587810U (zh) 一种镁合金铸造成型丝杆拉棒机
JPH034419Y2 (ja)
CN120715078B (zh) 一种发电机组底座折弯加工装置
CN214516773U (zh) 一种复合导卫板

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070803

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080803

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080803

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090803

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090803

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100803

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110803

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110803

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120803

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120803

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130803

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term