JPH0871766A - プロジェクション溶接方法及びプロジェクション形成装置 - Google Patents
プロジェクション溶接方法及びプロジェクション形成装置Info
- Publication number
- JPH0871766A JPH0871766A JP6242002A JP24200294A JPH0871766A JP H0871766 A JPH0871766 A JP H0871766A JP 6242002 A JP6242002 A JP 6242002A JP 24200294 A JP24200294 A JP 24200294A JP H0871766 A JPH0871766 A JP H0871766A
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- Japan
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- welding
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Abstract
(57)【要約】
【目的】溶接電極をスパッタなどで汚すことがなく、ま
た表面被覆鋼板を簡便にプロジェクション溶接するこ
と。 【構成】少なくともいずれかに電気絶縁被膜又は高抵抗
被膜のような表面被覆膜が形成された鋼板同士をプロジ
ェクション溶接する方法において、前記プロジェクショ
ンの先端部分にそのプロジェクションの形状に比べて先
鋭な断面3角形状突起を1つ以上形成し、前記プロジェ
クションの前記先鋭な断面3角形状突起を前記表面被覆
鋼板に当接し、前記鋼板間に加圧力を与えながら溶接電
極から電流を流して溶接することを特徴とするプロジェ
クション溶接方法。
た表面被覆鋼板を簡便にプロジェクション溶接するこ
と。 【構成】少なくともいずれかに電気絶縁被膜又は高抵抗
被膜のような表面被覆膜が形成された鋼板同士をプロジ
ェクション溶接する方法において、前記プロジェクショ
ンの先端部分にそのプロジェクションの形状に比べて先
鋭な断面3角形状突起を1つ以上形成し、前記プロジェ
クションの前記先鋭な断面3角形状突起を前記表面被覆
鋼板に当接し、前記鋼板間に加圧力を与えながら溶接電
極から電流を流して溶接することを特徴とするプロジェ
クション溶接方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,各種電気絶縁被膜ある
いは高抵抗被膜の形成された表面被覆鋼板と他の鋼板と
を多点プロジェクション溶接する溶接方法及びそのプロ
ジェクションを形成する装置に関する。
いは高抵抗被膜の形成された表面被覆鋼板と他の鋼板と
を多点プロジェクション溶接する溶接方法及びそのプロ
ジェクションを形成する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に熱容量の大きな鋼板同士、このよ
うな鋼板と長尺の被溶接物などを抵抗溶接する場合に
は、一方の被溶接物に複数のプロジェクションを予め形
成しておき、それらプロジェクションを他方に被溶接物
に当接し、溶接電極で加圧した状態で電流を流して同時
に複数のプロジェクション部分を溶接する多点プロジェ
クション溶接が行われている。このように双方の被溶接
物の表面が電気絶縁被覆が施されていない場合には、比
較的容易に多点プロジェクション溶接を行うことができ
るが、一方の被溶接物に形成された複数のプロジェクシ
ョンが当接される他方の被溶接物の表面に電気絶縁被膜
あるいは高抵抗被膜が形成されている場合には、プロジ
ェクションの加圧によって電気絶縁被膜あるいは高抵抗
被膜が破損された一部分のプロジェクション部分のみに
電流が流れ、他のプロジェクション部分にはほとんど電
流が流れないため、局部的に電流が集中してしまい、爆
飛などが起きるために溶接電極が損傷を受けたり、溶接
結果にバラツキができるなどの大きな問題がある。
うな鋼板と長尺の被溶接物などを抵抗溶接する場合に
は、一方の被溶接物に複数のプロジェクションを予め形
成しておき、それらプロジェクションを他方に被溶接物
に当接し、溶接電極で加圧した状態で電流を流して同時
に複数のプロジェクション部分を溶接する多点プロジェ
クション溶接が行われている。このように双方の被溶接
物の表面が電気絶縁被覆が施されていない場合には、比
較的容易に多点プロジェクション溶接を行うことができ
るが、一方の被溶接物に形成された複数のプロジェクシ
ョンが当接される他方の被溶接物の表面に電気絶縁被膜
あるいは高抵抗被膜が形成されている場合には、プロジ
ェクションの加圧によって電気絶縁被膜あるいは高抵抗
被膜が破損された一部分のプロジェクション部分のみに
電流が流れ、他のプロジェクション部分にはほとんど電
流が流れないため、局部的に電流が集中してしまい、爆
飛などが起きるために溶接電極が損傷を受けたり、溶接
結果にバラツキができるなどの大きな問題がある。
【0003】このような問題を解決する手段として、薄
板に形成したプロジェクションに切り込みを入れて孔を
明け、その孔の周囲に鋭い細かい突起を形成することが
提案されている。この構造のプロジェクションを利用し
て溶接した場合には、確かに孔の周囲に形成された鋭く
細かい突起により他方の薄板表面の被膜が破れ、どのプ
ロジェクション部分にも溶接電流が通流するケースが多
くなる。しかし、プロジェクションに孔を形成している
ために、溶接時にその孔を通してスパッタが発生し、溶
接電極に電気絶縁被膜あるいは高抵抗被膜などの酸化物
が付着するので、溶接1回毎に、あるいは数回毎に溶接
電極のクリーニングを行わなければならない。また、プ
ロジェクションに孔を明けてその孔の周囲に鋭く細かい
突起を形成する構造であるので、加圧時に曲がらないよ
うに、鋭く細かい突起は面に対して比較的垂直に近い角
度で起立している。このように鋭く細かい突起が起立し
ている場合には、被溶接物である鋼板同士を位置合わせ
する過程などで、鋭く細かい突起が電気絶縁被膜あるい
は高抵抗被膜に不要な損傷を与えるといった問題も起き
ている。
板に形成したプロジェクションに切り込みを入れて孔を
明け、その孔の周囲に鋭い細かい突起を形成することが
提案されている。この構造のプロジェクションを利用し
て溶接した場合には、確かに孔の周囲に形成された鋭く
細かい突起により他方の薄板表面の被膜が破れ、どのプ
ロジェクション部分にも溶接電流が通流するケースが多
くなる。しかし、プロジェクションに孔を形成している
ために、溶接時にその孔を通してスパッタが発生し、溶
接電極に電気絶縁被膜あるいは高抵抗被膜などの酸化物
が付着するので、溶接1回毎に、あるいは数回毎に溶接
電極のクリーニングを行わなければならない。また、プ
ロジェクションに孔を明けてその孔の周囲に鋭く細かい
突起を形成する構造であるので、加圧時に曲がらないよ
うに、鋭く細かい突起は面に対して比較的垂直に近い角
度で起立している。このように鋭く細かい突起が起立し
ている場合には、被溶接物である鋼板同士を位置合わせ
する過程などで、鋭く細かい突起が電気絶縁被膜あるい
は高抵抗被膜に不要な損傷を与えるといった問題も起き
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたような問題
があるので、実際上は一方の被溶接物に形成された複数
のプロジェクションを、表面に電気絶縁被膜あるいは高
抵抗被膜が形成された他方の被溶接物に直接当接し、加
圧して多点プロジェクション溶接することは行われてお
らず、予め別の工程でプロジェクションが当接される位
置の電気絶縁被膜あるいは高抵抗被膜を剥離させるか、
傷をつけ、しかる後に多点プロジェクション溶接を行っ
ていた。しかし、電気絶縁被膜あるいは高抵抗被膜を剥
離させるか、傷をつける作業は非常に大変であり、この
ような作業が不要な多点プロジェクション溶接が強く求
められていた。
があるので、実際上は一方の被溶接物に形成された複数
のプロジェクションを、表面に電気絶縁被膜あるいは高
抵抗被膜が形成された他方の被溶接物に直接当接し、加
圧して多点プロジェクション溶接することは行われてお
らず、予め別の工程でプロジェクションが当接される位
置の電気絶縁被膜あるいは高抵抗被膜を剥離させるか、
傷をつけ、しかる後に多点プロジェクション溶接を行っ
ていた。しかし、電気絶縁被膜あるいは高抵抗被膜を剥
離させるか、傷をつける作業は非常に大変であり、この
ような作業が不要な多点プロジェクション溶接が強く求
められていた。
【0005】本発明は、従来の問題点を解決し、一方の
被溶接物に形成された複数のプロジェクションを、表面
に電気絶縁被膜あるいは高抵抗被膜などが形成された他
方の表面被覆鋼板に直接当接し、加圧して溶接する多点
プロジェクション溶接を主として提供することを目的と
している。
被溶接物に形成された複数のプロジェクションを、表面
に電気絶縁被膜あるいは高抵抗被膜などが形成された他
方の表面被覆鋼板に直接当接し、加圧して溶接する多点
プロジェクション溶接を主として提供することを目的と
している。
【0006】
【問題を解決するための手段】以上述べたような問題を
解決するために、第1の発明では、少なくともいずれか
に電気絶縁被膜又は高抵抗被膜のような表面被覆膜が形
成された鋼板同士をプロジェクション溶接する方法にお
いて、前記いずれかの鋼板に形成されたプロジェクショ
ンの先端部分にそのプロジェクションの形状に比べて先
鋭な断面3角形状突起を1つ以上形成し、前記プロジェ
クションの前記先鋭な断面3角形状突起を前記表面被覆
鋼板に当接し、前記鋼板間に加圧力を与えながら溶接電
極から電流を流して溶接することを特徴とするプロジェ
クション溶接方法を提供するところにある。
解決するために、第1の発明では、少なくともいずれか
に電気絶縁被膜又は高抵抗被膜のような表面被覆膜が形
成された鋼板同士をプロジェクション溶接する方法にお
いて、前記いずれかの鋼板に形成されたプロジェクショ
ンの先端部分にそのプロジェクションの形状に比べて先
鋭な断面3角形状突起を1つ以上形成し、前記プロジェ
クションの前記先鋭な断面3角形状突起を前記表面被覆
鋼板に当接し、前記鋼板間に加圧力を与えながら溶接電
極から電流を流して溶接することを特徴とするプロジェ
クション溶接方法を提供するところにある。
【0007】以上述べたような問題を解決するために、
第2の発明では、第1の金型と第2の金型との間に鋼板
を挟んで加圧することによりそれら鋼板の抵抗溶接に利
用されるプロジェクションを形成する装置において、前
記第1の金型は前記プロジェクションに対応する凹所を
一つ以上有すると共に、該凹所の底部に先鋭な凹凸を備
え、前記第2の金型は前記凹所に対応する凸部を有し、
該凸部は傾斜面をもちその最大径部分が前記凹所の径と
同程度以上であることを特徴とするプロジェクション形
成装置を提供するところにある。
第2の発明では、第1の金型と第2の金型との間に鋼板
を挟んで加圧することによりそれら鋼板の抵抗溶接に利
用されるプロジェクションを形成する装置において、前
記第1の金型は前記プロジェクションに対応する凹所を
一つ以上有すると共に、該凹所の底部に先鋭な凹凸を備
え、前記第2の金型は前記凹所に対応する凸部を有し、
該凸部は傾斜面をもちその最大径部分が前記凹所の径と
同程度以上であることを特徴とするプロジェクション形
成装置を提供するところにある。
【0008】
【実施例】図1により本発明の一実施例について説明を
行う。図1では、上部溶接電極1と下部溶接電極2との
間に位置する鋼板3と4の一部分だけを示しており、鋼
板3に形成されたプロジェクションPは通常の形状のベ
ース部分P1と、その先端部分に形成され、ベース部分
P1よりも先鋭な複数の4角錐状突起P2とからなる。
鋼板4には電気絶縁被膜あるいは高抵抗被膜からなる表
面被覆膜5が形成されている。べース部分P1は先細り
となるゆるやかな弧状又は直線状の傾斜面P1aを有
し、例えばべース部分P1の最大径は3.6mmであ
り、高さは0.9mmである。図1(B)に示すよう
に、中央の4角錐状突起P2は約0.7mmの正方形の
底面をもつ4角錐であるが、他の周囲の4角錐状突起P
2は必ずしも必要ではなく、スペース節約のため外側の
側面がほぼ垂直の変則的な4角錐の形状である。この4
角錐状突起P2の頂点を形成する稜線の角度は、表面被
覆膜5に傷を付けてしまうといった面からはほぼ90度
以下であることが好ましいが、これよりも大きくても先
端が先鋭であれば良い。なお、この実施例では図1
(B)に示すように、谷を形成する線と山を形成する線
とを交互に格子状にベース部分P1に備えているが、一
方向に沿って谷を形成する線と山を形成する線とを交互
にベース部分P1に備えるだけでも良く、また突起P2
は4角錐状でなくとも勿論よく、円錐状、他の多角錐状
でも良い。
行う。図1では、上部溶接電極1と下部溶接電極2との
間に位置する鋼板3と4の一部分だけを示しており、鋼
板3に形成されたプロジェクションPは通常の形状のベ
ース部分P1と、その先端部分に形成され、ベース部分
P1よりも先鋭な複数の4角錐状突起P2とからなる。
鋼板4には電気絶縁被膜あるいは高抵抗被膜からなる表
面被覆膜5が形成されている。べース部分P1は先細り
となるゆるやかな弧状又は直線状の傾斜面P1aを有
し、例えばべース部分P1の最大径は3.6mmであ
り、高さは0.9mmである。図1(B)に示すよう
に、中央の4角錐状突起P2は約0.7mmの正方形の
底面をもつ4角錐であるが、他の周囲の4角錐状突起P
2は必ずしも必要ではなく、スペース節約のため外側の
側面がほぼ垂直の変則的な4角錐の形状である。この4
角錐状突起P2の頂点を形成する稜線の角度は、表面被
覆膜5に傷を付けてしまうといった面からはほぼ90度
以下であることが好ましいが、これよりも大きくても先
端が先鋭であれば良い。なお、この実施例では図1
(B)に示すように、谷を形成する線と山を形成する線
とを交互に格子状にベース部分P1に備えているが、一
方向に沿って谷を形成する線と山を形成する線とを交互
にベース部分P1に備えるだけでも良く、また突起P2
は4角錐状でなくとも勿論よく、円錐状、他の多角錐状
でも良い。
【0009】次に図2は別の形状のプロジェクションを
示し、プロジェクションPは通常のベース部分P1とそ
の中央部分Xの周りに形成された、ベース部分P1より
も先鋭な8個のほぼ同一形状の突起P2とからなる。そ
の内の1個の突起P2について説明すると、ラインa−
cを底とし、このラインa−cから頂点b,dへある傾
斜で上昇する微小テーパー面B,Cを有する。ここで、
中央部分Xは図2(B)において鎖線L1で示すように
最も低く、その外側の部分Yはラインa−cとほぼ同レ
ベルにある。鋼板3にはこのようなプロジェクションが
複数形成されている。したがって、このような複数の突
起P2からなるプロジェクションPでは適度に先鋭であ
るので、鋼板の表面に形成された表面被覆膜5に比較的
傷がつき難く、しかも加圧力が加えられたときには確実
にそれら表面被覆膜5を破ることができので、溶接電極
1と2間に電流を通流させて多点プロジェクションを行
うときにほぼ均一に各プロジェクションを流れ、良好な
溶接結果が得られる。
示し、プロジェクションPは通常のベース部分P1とそ
の中央部分Xの周りに形成された、ベース部分P1より
も先鋭な8個のほぼ同一形状の突起P2とからなる。そ
の内の1個の突起P2について説明すると、ラインa−
cを底とし、このラインa−cから頂点b,dへある傾
斜で上昇する微小テーパー面B,Cを有する。ここで、
中央部分Xは図2(B)において鎖線L1で示すように
最も低く、その外側の部分Yはラインa−cとほぼ同レ
ベルにある。鋼板3にはこのようなプロジェクションが
複数形成されている。したがって、このような複数の突
起P2からなるプロジェクションPでは適度に先鋭であ
るので、鋼板の表面に形成された表面被覆膜5に比較的
傷がつき難く、しかも加圧力が加えられたときには確実
にそれら表面被覆膜5を破ることができので、溶接電極
1と2間に電流を通流させて多点プロジェクションを行
うときにほぼ均一に各プロジェクションを流れ、良好な
溶接結果が得られる。
【0010】次に図3により、プロジェクションを形成
するための金型装置の一実施例を説明する。雌金型10
は、鋼板3のプロジェクションPのべース部分P1と突
起P2とに対応する凹所10Aを有する。その凹所10
Aは、図1に示したような形状のプロジェクションPを
形成する場合、浅い円筒状であって、その底部中央には
突起P2を形成するための、先鋭な複数の凹凸が形成さ
れている凹凸部分10Bが備えられる。この凹凸部分1
0Bは、その凹所10Aの底のレベルで凹凸が存在して
も良いが、この実施例では凹凸が底のレベルよりも少し
下側に位置するよう形成される。これにより突起P2が
べース部分P1よりも幾分上のレベルに位置するプロジ
ェクションPを形成することができる。なお、鎖線で示
すように、凹凸部分10Bが凹所10Aの底に対して上
下動できるように、例えば互いに螺合するようにネジ山
を形成しておけば、プロジェクションPのべース部分P
1に対する突起P2のレベルを調整できると共に、その
部分だけを交換することにより別の形状の突起に容易に
変更できる。
するための金型装置の一実施例を説明する。雌金型10
は、鋼板3のプロジェクションPのべース部分P1と突
起P2とに対応する凹所10Aを有する。その凹所10
Aは、図1に示したような形状のプロジェクションPを
形成する場合、浅い円筒状であって、その底部中央には
突起P2を形成するための、先鋭な複数の凹凸が形成さ
れている凹凸部分10Bが備えられる。この凹凸部分1
0Bは、その凹所10Aの底のレベルで凹凸が存在して
も良いが、この実施例では凹凸が底のレベルよりも少し
下側に位置するよう形成される。これにより突起P2が
べース部分P1よりも幾分上のレベルに位置するプロジ
ェクションPを形成することができる。なお、鎖線で示
すように、凹凸部分10Bが凹所10Aの底に対して上
下動できるように、例えば互いに螺合するようにネジ山
を形成しておけば、プロジェクションPのべース部分P
1に対する突起P2のレベルを調整できると共に、その
部分だけを交換することにより別の形状の突起に容易に
変更できる。
【0011】雄金型11は、雌金型10の凹所10Aの
径rと同等以上の径R1から径rよりも小さな径R2ま
で弧状又は直線状に傾斜する凸部11Aを有する。凸部
11Aの頂部は平坦でも断面弧状でもよい。凸部11A
がこのような構造であるので、雌金型10と雄金型11
とで鋼板にプロジェクションを形成する際、プロジェク
ションPが形成された鋼板3の反対の面におけるプロジ
ェクションPに対応する部分の凹みの深さはプロジェク
ションに比べて少なく、したがってプロジェクションP
のべース部分P1及び突起P2の肉厚が他と比べてほと
んど薄くならず、溶接時にプロジェクション部分からス
パッタが生じたり、鋼板面に形成された亜鉛などの吹き
出すことがなくなる。
径rと同等以上の径R1から径rよりも小さな径R2ま
で弧状又は直線状に傾斜する凸部11Aを有する。凸部
11Aの頂部は平坦でも断面弧状でもよい。凸部11A
がこのような構造であるので、雌金型10と雄金型11
とで鋼板にプロジェクションを形成する際、プロジェク
ションPが形成された鋼板3の反対の面におけるプロジ
ェクションPに対応する部分の凹みの深さはプロジェク
ションに比べて少なく、したがってプロジェクションP
のべース部分P1及び突起P2の肉厚が他と比べてほと
んど薄くならず、溶接時にプロジェクション部分からス
パッタが生じたり、鋼板面に形成された亜鉛などの吹き
出すことがなくなる。
【0012】なお、以上述べたような構造のプロジェク
ションPと、従来の切り込みを入れ孔を明けてその孔の
周囲に鋭く細かい突起を形成してなるプロジェクション
とを比較すると、この発明にかかるプロジェクションP
は先鋭な突起を有すると言っても多角錐状又は円錐状、
あるいは山型の突起であるので、表面被覆膜5の形成さ
れた鋼板、つまり表面被覆鋼板の被覆を損傷する程度が
はるかに小さくなり、したがって、表面被覆鋼板とプロ
ジェクションの形成された鋼板とを溶接するに当たっ
て、それらの位置を合わせをするときに被覆を損傷する
割合を小さくできき、はるかに取扱い易い。また、プロ
ジェクションや突起の径、高さは任意で良い。さらに、
以上の実施例ではプロジェクションの形成される鋼板は
表面被覆鋼板でない場合について述べたが、表面被覆鋼
板でも勿論よい。この場合には、前述のような金型で突
起をもつプロジェクションを形成するときに、突起の先
鋭な先端の表面被覆膜は破れる可能性が大きいが、この
とき破れていなくとも溶接時の電極による加圧力で鋼板
双方の表面被覆膜は確実に破れるので、それぞれのプロ
ジェクション部分における鋼板間の電気的導通は良好に
確保される。さらにまた、プロジェクションの形成され
る一方の鋼板のみに表面被覆膜が形成され、他方の鋼板
には表面被覆膜が形成されていない場合も同様である。
ションPと、従来の切り込みを入れ孔を明けてその孔の
周囲に鋭く細かい突起を形成してなるプロジェクション
とを比較すると、この発明にかかるプロジェクションP
は先鋭な突起を有すると言っても多角錐状又は円錐状、
あるいは山型の突起であるので、表面被覆膜5の形成さ
れた鋼板、つまり表面被覆鋼板の被覆を損傷する程度が
はるかに小さくなり、したがって、表面被覆鋼板とプロ
ジェクションの形成された鋼板とを溶接するに当たっ
て、それらの位置を合わせをするときに被覆を損傷する
割合を小さくできき、はるかに取扱い易い。また、プロ
ジェクションや突起の径、高さは任意で良い。さらに、
以上の実施例ではプロジェクションの形成される鋼板は
表面被覆鋼板でない場合について述べたが、表面被覆鋼
板でも勿論よい。この場合には、前述のような金型で突
起をもつプロジェクションを形成するときに、突起の先
鋭な先端の表面被覆膜は破れる可能性が大きいが、この
とき破れていなくとも溶接時の電極による加圧力で鋼板
双方の表面被覆膜は確実に破れるので、それぞれのプロ
ジェクション部分における鋼板間の電気的導通は良好に
確保される。さらにまた、プロジェクションの形成され
る一方の鋼板のみに表面被覆膜が形成され、他方の鋼板
には表面被覆膜が形成されていない場合も同様である。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、貫通
孔の存在しない多角錐状又は円錐状、あるいは山型の先
鋭な突起を備えるプロジェクションを用いて表面被覆鋼
板をプロジェクション溶接しているので、スパッタを生
ずることなく通常のプロジェクション溶接を行うことが
できる。したがって、溶接電極がスパッタで汚されるこ
とがなく、保守が極めて容易になる。
孔の存在しない多角錐状又は円錐状、あるいは山型の先
鋭な突起を備えるプロジェクションを用いて表面被覆鋼
板をプロジェクション溶接しているので、スパッタを生
ずることなく通常のプロジェクション溶接を行うことが
できる。したがって、溶接電極がスパッタで汚されるこ
とがなく、保守が極めて容易になる。
【図1】本発明にかかる一実施例を説明するための図面
である。
である。
【図2】本発明にかかる他の一実施例を説明するための
図面である。
図面である。
【図3】本発明にかかる他の一実施例を説明するための
図面である。
図面である。
1・・・上部溶接電極 2・・・下部溶接
電極 3、4・・・鋼板 5・・・表面被覆
膜 10・・・雌金型 11・・・雄金型
電極 3、4・・・鋼板 5・・・表面被覆
膜 10・・・雌金型 11・・・雄金型
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくともいずれかに電気絶縁被膜又は
高抵抗被膜のような表面被覆膜が形成された鋼板同士を
プロジェクション溶接する方法において、 前記いずれかの鋼板に形成されたプロジェクションの先
端部分にそのプロジェクションの形状に比べて先鋭な断
面3角形状突起を1つ以上形成し、前記プロジェクショ
ンの前記先鋭な断面3角形状突起を前記表面被覆鋼板に
当接し、前記鋼板間に加圧力を与えながら溶接電極から
電流を流して溶接することを特徴とするプロジェクショ
ン溶接方法。 - 【請求項2】 第1の金型と第2の金型との間に鋼板を
挟んで加圧することによりそれら鋼板の抵抗溶接に利用
されるプロジェクションを形成する装置において、 前記第1の金型は前記プロジェクションに対応する凹所
を一つ以上有すると共に、該凹所の底部に先鋭な凹凸を
備え、 前記第2の金型は前記凹所に対応する凸部を有し、該凸
部は傾斜面をもちその最大径部分が前記凹所の径と同程
度以上であることを特徴とするプロジェクション形成装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6242002A JPH0871766A (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | プロジェクション溶接方法及びプロジェクション形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6242002A JPH0871766A (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | プロジェクション溶接方法及びプロジェクション形成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0871766A true JPH0871766A (ja) | 1996-03-19 |
Family
ID=17082800
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6242002A Withdrawn JPH0871766A (ja) | 1994-09-09 | 1994-09-09 | プロジェクション溶接方法及びプロジェクション形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0871766A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000263248A (ja) * | 1999-03-16 | 2000-09-26 | Harness Syst Tech Res Ltd | 溶接方法 |
| WO2006114088A1 (de) * | 2005-04-27 | 2006-11-02 | Patent-Treuhand-Gesellschaft für elektrische Glühlampen mbH | Bauteil mit einen einer vorsprung aufweisenden schweissbuckel und lampengehäuseteil mit einem einen schweissbuckel aufweisenden bauteil |
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1994
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