JPH087298A - 光学的情報記録再生装置 - Google Patents

光学的情報記録再生装置

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JPH087298A
JPH087298A JP13541494A JP13541494A JPH087298A JP H087298 A JPH087298 A JP H087298A JP 13541494 A JP13541494 A JP 13541494A JP 13541494 A JP13541494 A JP 13541494A JP H087298 A JPH087298 A JP H087298A
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optical
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JP13541494A
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Masato Inoue
正人 井上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 AT及びAFオフセットの発生を無くし、記
録情報の位置ズレや、再生信号の劣化が無く、記録情報
及び再生信号の品位を一定に保つことができる光学的情
報記録再生装置を実現する。 【構成】 アパーチャ24で制限した光束を複数光束に
分割する光分割素子25と、該複数光束を記録媒体1に
照射した際の反射光を、オートトラッキング用光検出器
と、オートフォーカシング用光検出器を含む複数の分割
された光検出器31へ導びくための検出光学系と、を有
する光ヘッドを備えた光学的情報記録再生装置におい
て、前記光分割素子25の位置が、前記光分割素子位置
調整機構101により、前記オートトラッキング用光検
出器の出力と、前記オートフォーカシング用光検出器の
出力との差信号が極値をとる位置に、調整保持されてい
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学的情報記録媒体に
情報を記録及び/又は再生する光学的情報記録再生装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光を用いて情報の記録、再生を行
なう情報記録媒体としては、ディスク状、カード状、テ
ープ状等の各種の形態のものが知られている。これら光
学的情報記録媒体には記録及び再生の可能なものや再生
のみ可能なもの等がある。記録可能な媒体への情報の記
録は、記録情報に従って変調され微小スポット状に絞ら
れた光ビームで情報トラックを走査することにより行な
われ、光学的に検出可能な情報ビット列として情報が記
録される。
【0003】又、記録媒体からの情報の再生は、該媒体
に記録が行なわれない程度の一定のパワーの光ビームス
ポットで情報トラックの情報ビット列を走査し、該媒体
からの反射光又は透過光を検出することにより行なわれ
る。
【0004】上述した記録媒体への情報の記録、再生に
用いられる光ヘッドは、記録媒体に対しその情報トラッ
ク方向及び該方向を横切る方向に相対的に移動可能とさ
れており、この移動により光ビームスポットの情報トラ
ック走査が行なわれる。光ヘッドにおける光ビームスポ
ットの絞り込み用レンズとしては、例えば対物レンズが
用いられる。この対物レンズはその光軸方向(フォーカ
シング方向)及び該光軸方向と記録媒体の情報トラック
方向との双方に直交する方向(トラッキング方向)に夫
々独立して移動することができるように光ヘッド本体に
保持されている。このような対物レンズの保持は、一般
に弾性部材を介して成され、対物レンズの上記2方向の
移動は一般に磁気的相互作用を利用したアクチュエータ
により駆動される。
【0005】ところで、上述した光学的情報記録媒体の
うちカード状の光学的情報記録媒体(以下、光カードと
称する)は、小型軽量で持ち運びに便利な比較的大容量
の情報記録媒体として今後大きな需要が見込まれてい
る。
【0006】図7に追記型光カードの模式的平面図、図
8にその部分拡大図を示す。
【0007】図7において、光カード1の情報記録面に
は多数本の情報トラック2がL−F方向に平行に配列さ
れている。又、光カード1の情報記録面には上記情報ト
ラック2へのアクセスの基準位置となるホームポジショ
ン3が設けられている。情報トラック2は、ホームポジ
ション3に近い方から順に2−1,2−2,2−3,…
と配列され、図8に示すように、これらの各情報トラッ
クに隣接してトラッキングトラック4が4−1,4−
2,4−3,…というように順次設けられている。これ
らのトラッキングトラック4は、情報記録再生時の光ビ
ームスポット走査の際に該ビームスポットが所定の情報
トラックから逸脱しないように制御するオートトラッキ
ング(以下、ATと記す)のためのガイドとして用いら
れる。
【0008】このATサーボは、光ヘッドにおいて上記
光ビームスポットの情報トラックからのずれ(AT誤
差)を検出し、該検出信号を上記トラッキングアクチュ
エータへと負帰還させ、光ヘッド本体に対し対物レンズ
をトラッキング方向(D方向)に移動させて光ビームス
ポットを所望の情報トラックへと追従させることにより
行なわれる。
【0009】又、情報記録再生時において、光ビームス
ポットで情報トラックを走査する際、該光ビームを光カ
ード面上にて適当な大きさのスポット状とする(合焦さ
せる)ために、オートフォーカシング(以下、AFと記
す)サーボが行なわれる。このAFサーボは、光ヘッド
において上記光ビームスポットの合焦状態からのずれ
(AF誤差)を検出し、該検出信号を上記フォーカシン
グアクチュエータへと負帰還させ、光ヘッド本体に対し
対物レンズをフォーカシング方向に移動させて光ビーム
スポットを光カード面上に合焦させることにより行なわ
れる。
【0010】なお、図8において、S1 ,S2 ,S3
光ビームスポットを示し、S1 とS 3 の光スポットを使
用してATを行ない、S2 の光スポットを使用してAF
及び記録時の情報ビットの作成、再生時の情報ビットの
読出しを行なう。又、各情報トラックにおいて、6−
1,6−2及び7−1,7−2は夫々プリフォーマット
された左側アドレス部及び右側アドレス部を示し、この
アドレス部を読出すことにより情報トラックの識別が行
なわれる。5(図中、5−1,5−2が相当する)はデ
ータ部であり、ここに所定の情報が記録される。
【0011】ここで、光学的情報記録方法を図9に示す
光ヘッド光学系の概略図を用いて説明する。
【0012】図9において、21は光源たる半導体レー
ザであり、この例ではトラックに垂直の方向に偏光して
いる830nmの波長の光を発する。また、22はコリ
メータレンズ、23はビーム整形プリズム、24はアパ
ーチャ、25は光束分割のための回折格子、25′は回
折格子部、26は偏光ビームスプリッタである。更に、
27は1/4波長板、28は対物レンズ、29は球面レ
ンズ、30はシリンドリカルレンズ、31は光検出器を
示す。
【0013】光検出器31は、図4に示すように、2つ
の受光素子31a,31c及び4つに分割された受光素
子31bから構成されている。
【0014】半導体レーザ21から発せられた光ビーム
は、楕円の発散光束となってコリメータレンズ22に入
射する。そして、該レンズにより平行光ビームとされ、
さらにビーム整形プリズム23により円形ビームに整形
される。半導体レーザ21から発した光の強度はガウス
分布をしており、ガウス分布状態を保ちながら伝搬す
る。
【0015】その後、所定の記録・再生スポットを得る
ために光束はアパーチャ24で制限を受け、回折格子2
5に入射する。入射光束径よりも小さな径を有する回折
格子部25′により、有効な3つの光束(0次回折光及
び±1次回折光)に分割される。この3つの光束はそれ
ぞれの目的のために径が異なる。この場合、0次回折光
は回折光と非回折光によって成り立っており、0次回折
光束径は非回折光束に支配される。当然、回折光のみの
±1次回折光束径よりも0次回折光束径の方が大きいこ
とになる。通常の構成では、回折格子によって同一光束
径の0次回折光及び±1次回折光を生成して3ビームA
T方式に用いるのが一般的であるが、AT制御をより高
精度にするために、あるいは、さらに記録密度を向上さ
せたり、記録スピードを速くするために、前述のように
0次回折光と±1次回折光のそれぞれの光束径を異なら
せる方法が考えられてきた。回折格子25で分割された
3つの光束は、偏光ビームスプリッタ25にP偏光光束
として入射する。
【0016】次いで、前記3つの光束は1/4波長板2
7を透過する際に円偏光に変換され、対物レンズ28に
よって光カード1上に集束される。この集束された光が
3つの微小ビームスポットS1 (+1次回折光)、S2
(0次回折光)、S3 (−1次回折光)である。S2
記録、再生、AF制御に用いられ、S1 とS3 はAT制
御に用いられる。光カード1上におけるスポット位置
は、図8に示したように、光ビームスポットS1 ,S3
は隣接するトラッキングトラック4上に位置し、光ビー
ムスポットS2 は該トラッキングトラック間の情報トラ
ック2上に位置している。かくして、光カード1上に形
成された光ビームスポットからの反射光は、再び対物レ
ンズ28を通って平行光束とされ、1/4波長板27を
透過することにより入射時とは偏光方向が90°回転し
た光ビームに変換される。そして、偏光ビームスプリッ
タ26にはS偏光ビームとして入射する。
【0017】検出光学系は、球面レンズ29とシリンド
リカルレンズ30とが組み合わされており、この組み合
わせにより非点収差法によるAF制御が行なわれる。光
カード1から反射した3つの光束は前記検出光学系によ
りそれぞれ集光され、図4に示す光検出器31に入射し
て、3つの光スポットを形成する。受光素子31a,3
1cは前述の光スポットS1 ,S3 の反射光を受光し、
これら2つの受光素子の出力の差を用いてAT制御が行
なわれる。また、4分割の受光素子31bは光スポット
2 の反射光を受光し、その出力を用いてAF制御が行
なわれ且つ記録情報が再生される。
【0018】以上の様な光ヘッド光学系全体を記録媒体
に対して相対的に移動させることにより、光ビームスポ
ットS2 で情報トラックの走査を行うことができる。
【0019】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では、アパーチャ24で制限された光束中心と
回折格子25の回折格子部25′中心を一致させる手段
を有していないために、回折格子25から出射した0次
回折光および±1次回折光のそれぞれの光強度分布が光
束中心に対して軸対称でなくなってしまうという欠点が
ある。つまり、光束の強度分布がガウス分布ではなくな
ってしまう。
【0020】この場合、図5に示す光断面図のように、
アパーチャ24で制限された光束51の中心軸52(図
中×印)に対し、回折格子25の回折格子部25′の中
心軸53(図中△印)がズレて設定される。このような
状態になると回折格子25からの3つの回折光の光強度
分布はそれぞれ図6(a),(b)に示すごとくにな
る。図6(a)は±1次回折光束の光強度分布であり、
図6(b)は0次回折光束の光強度分布である。光強度
分布からもわかるように、各光束の中心軸に対して非対
称になってしまう。
【0021】このように光束の光強度分布の対称性が失
なわれると、2つの大きな障害が発生する。その一つは
ATのオフセットである。図8に示したように、AT用
の光スポットS1 ,S3 はそれぞれAFおよび再生用光
スポットS2 に対しトラックの内側(外側でも可能)に
配置されるが、S1 およびS3 は±1次回折光であるた
めそれぞれの光強度分布は互いに全く同じであり、図4
に示す光検出器31aの出力と31cの出力が等しくな
るようにAT制御(3ビームAT方式)を行なうと必然
的にオフセットが発生してしまい、記録情報の位置ズ
レ、または再生信号の劣化が生じてしまうという問題が
起こる。
【0022】もう一つの障害はAFのオフセットであ
る。AF制御は、図4に示した四分割光検出器31bの
両たすき方向の各出力和の差が0になるように制御(非
点収差AF方式)されるため、当然光強度分布に変化が
生ずると光検出器31bの各検出器出力に影響し、オフ
セットが発生してしまう。オフセットが発生すると記録
情報及び再生信号の品位を一定に保てなくなるという問
題が起こる。
【0023】[発明の目的]本発明の目的は、アパーチ
ャで制限された光束中心と、光分割素子としての回折格
子の中心を一致させることにより、回折格子から出射し
た複数の光束の光強度分布が光束中心に対して軸対称と
なるようにし、これにより、AT及びAFオフセットの
発生を無くし、記録情報の位置ズレや、再生信号の劣化
が無く、記録情報及び再生信号の品位を一定に保つこと
ができる光学的情報記録再生装置を実現することにあ
る。
【0024】
【課題を解決するための手段及び作用】
[手段及び作用A]本発明によれば、光源と、該光源か
ら発した光束を制限するアパーチャと、該アパーチャで
制限された光束の一部を複数光束に分割する光分割素子
と、該光分割素子の位置調整機構と、該複数光束を光学
的情報記録媒体に微小スポットに集光せしめる対物レン
ズと、該対物レンズを透過した前記光学的情報記録媒体
からの反射光を往路とは異なる方向に分離するための光
分割手段と、前記光分割手段で分離された光束をオート
トラッキング、オートフォーカシング用の複数分割され
た光検出器へ導びくための検出光学系とによって構成さ
れた光ヘッドを有し、該光ヘッドから出射される光束を
前記光学的情報記録媒体に対し相対的に移動させること
によって情報の記録および/または再生を行なう光学的
情報記録再生装置において、前記オートトラッキング用
光検出器の出力と前記オートフォーカシング用光検出器
の出力との差信号が極値をとる位置に、前記回折格子等
の光分割素子を前記回折格子(光分割素子)位置調整機
構によって位置調整する。
【0025】これにより、アパーチャで制限された光束
中心と、光分割素子としての回折格子の中心を一致さ
せ、回折格子から出射した複数の光束の光強度分布が光
束中心に対して軸対称となるようにすることができ、A
TおよびAF制御において、オフセットのない、常に安
定した制御を行なえる光学的情報記録再生装置を達成す
ることができる。
【0026】[手段及び作用B]また、本発明によれ
ば、複数分割された前記オートフォーカシング用光検出
器のそれぞれの出力が等しくなる位置に、前記回折格子
を前記回折格子位置調整機構によって位置調整する。
【0027】これにより、アパーチャで制限された光束
中心と、光分割素子としての回折格子の中心を一致さ
せ、回折格子から出射した複数の光束の光強度分布が光
束中心に対して軸対称となるようにすることができ、A
TおよびAF制御において、オフセットのない、常に安
定した制御を行なえる光学的情報記録再生装置を達成す
ることができる。
【0028】[手段及び作用C]また、本発明によれ
ば、前記アパーチャで制限された光束に対し、前記光分
割素子の位置調整機構を有し、前記光分割素子を、前記
複数分割された光検出器のいずれかの出力値が極値をと
るように位置調整する。
【0029】これにより、アパーチャで制限された光束
中心と、光分割素子としての回折格子の中心を一致さ
せ、回折格子から出射した複数の光束の光強度分布が光
束中心に対して軸対称となるようにすることができ、A
TおよびAF制御において、オフセットのない、常に安
定した制御を行なえる光学的情報記録再生装置を達成す
ることができる。
【0030】
【実施例】以下、本発明の光学的情報記録再生装置の具
体的な実施例について、図面に基づき詳細に説明する。
【0031】[実施例A]図1は本発明に係わる光学的
情報記録再生装置の第1実施例の光ヘッド部を示したも
のである。
【0032】図1において、図9に示した従来例と機能
的に同一のものに対しては同じ番号を付してある。21
は半導体レーザ等の光源、22はコリメータレンズ、2
3はビーム整形プリズム、24は光束制限をするための
アパーチャ、25は光分割素子としての回折格子、2
5′は回折格子25に蒸着された回折格子部、101は
回折格子(光分割素子)位置調整機構、26は偏光ビー
ムスプリッタ、27は1/4波長板、28は対物レン
ズ、1は光カード、29は球面レンズ、30はシリンド
リカルレンズ、31は図4に示した光検出器31と同等
である。なお、光源21から発した光束が各光学部を透
過し、光カード1で反射して光検出器31に導びかれる
過程は従来例で示したものと同一であるため、ここでは
省略する。
【0033】ところで図1で示す光ヘッドの光検出器3
1の位置調整は、図4に示した光検出器31のうちの四
分割光検出器31bの真中に光スポットが配されるよう
に行なわれる。なお、光検出器31の位置調整に回折格
子25の位置ズレの影響がないように、あらかじめ回折
格子25を取り去っておく。
【0034】そのようにして光検出器31の位置調整さ
れた光ヘッドに対し、回折格子25を挿入し、回折格子
位置調整機構101に連結する。次に回折格子25の位
置調整を行うわけであるが、調整中は位置調整された光
検出器31でAF制御を行なって常に対物レンズ28と
光カード1との間隔を一定に保ち、合焦状態としてお
く。
【0035】この状態で回折格子位置調整機構101に
よって、光束に対して回折格子25を光束断面方向へ移
動させる。その時の光検出器31上での光スポットは、
ほとんど移動がなく、光スポット内部の光強度分布が変
化するだけである。これを利用し、各光検出器31a,
31b,31cの出力変化を見ながら回折格子位置調整
機構101によって回折格子25を移動させる。
【0036】なお、回折格子位置調整機構101は回折
格子25を2次元的に光束の断平面内で移動可能な機構
を有し、光束断平面X−Y方向に移動ならしめる機構で
あればよく、例えば、移動手段としてネジによる押し引
きなどがある。
【0037】光束に対して回折格子25の移動させた時
の光検出器31aおよび31cの出力波形を図2−a
に、光検出器31bの出力波形を図2−bにそれぞれ示
す。それぞれの図の横軸は光束に対する回折格子部2
5′の移動距離、縦軸は出力の大きさを示す。また一致
点は光束中心と回折格子部25′の中心が一致した点で
ある。
【0038】図2−aおよび図2−bよりわかるよう
に、光束に対して回折格子部25′が全く存在しない場
合は±1次回折光がないため図2−aの±1次回折光出
力レベルは0であるのに対し、図2−bの0次回折光出
力レベルはレベルcである。光束に対し回折格子部2
5′が徐々に横断するに従って図2−aの±1次回折光
出力レベルは大きくなり、図2−bの0次回折光出力レ
ベルは小さくなる。一致点では図2−aおよび図2−b
ともに出力変化に極値をもち、図2−aの±1次回折光
出力レベルは最大値レベルa、図2−bの0次回折光出
力レベルは最小値レベルbとなる。
【0039】次に、本実施例における回折格子位置調整
に用いる信号について図2−a〜cおよび図3を用いて
説明する。
【0040】まず図3は調整に用いる信号をつくり出す
ための回路図である。図中S1〜S4は四分割光検出器
31bの個々の光検出器であり、201〜204は入力
信号の加算回路、205は入力信号の差動回路である。
【0041】加算回路201および202は四分割光検
出器31bのたすき方向の検出器同志を加算しており、
加算回路203で四分割光検出器の出力の総和をとって
いる。図2−bの出力波形はこの総和の出力波形であ
る。また、図2−aの出力波形は光検出器31aまたは
31cの出力波形である。
【0042】図3の回路では、加算回路204で得た光
検出器31aと31cの加算信号の出力と、加算回路2
03で得た前記四分割光検出器31bの出力の差を差動
回路205でとっている。差動回路205から出力され
る信号波形を図2−cに示す。すなわち、差動回路20
5からの出力を図2−a〜cの出力レベルで表わすとレ
ベルD=2a−(b−c)となり、光検出器31bの2
倍、光検出器31aまたは31cの4倍の増幅信号を得
ることができる。この増幅信号の極値すなわち最大値
(差動のとり方によっては最小値)となるポイントで回
折格子の位置を決定すればよいことになる。
【0043】即ち、回折格子(光分割素子)の位置が、
前記回折格子(光分割素子)位置調整機構により、前記
オートトラッキング用光検出器31a,31cの出力
と、前記オートフォーカシング用光検出器31bの出力
との差信号が極値をとる位置に、調整保持することによ
り、オフセットの発生を無くすことができる。
【0044】なお、図2−aおよび図2−bにおいて、
横軸の絶対スケールは光束径と回折格子部径によって決
定され、縦軸の絶対スケールは光源の出射パワー、回折
格子の膜厚および光学部品の透過・反射率、光カードの
反射率、光検出器の光電変換率等によって決定される。
【0045】また、本実施例では一体型光ヘッドにおい
て説明を行なったが、可動部および固定部に分かれてい
る、いわゆる分離型光ヘッドにおいても同様の手段で同
様の効果を得られることは言うまでもない。
【0046】[実施例B]以下、本発明の他の実施例に
ついて、図面に基づき詳細に説明する。
【0047】図1は本発明に係わる光学的情報記録再生
装置の実施例の光ヘッド部を示したものである。図1に
おいて、従来例及び上記実施例と機能的に同一のものに
対しては同じ番号を付すことにより詳細な説明は省略す
る。
【0048】図1で示す光ヘッドの光検出器31の位置
調整は、図4に示した光検出器31のうちの四分割光検
出器31bの真中に光スポットが配されるように行なわ
れる。なお、光検出器31の位置調整に回折格子25の
位置ズレの影響がないように、あらかじめ回折格子25
を取り去っておく。
【0049】そのようにして光検出器31の位置調整さ
れた光ヘッドに対し、光分割素子としての回折格子25
を挿入し、回折格子(光分割素子)位置調整機構101
に連結する。次に回折格子25の位置調整を行うわけで
あるが、調整中は位置調整された光検出器31でAF制
御を行なって常に対物レンズ28と光カード1との間隔
を一定に保ち、合焦状態としておく。
【0050】この状態で回折格子位置調整機構101に
よって、光束に対して回折格子25を光束断面方向へ移
動させる。その時の光検出器31上での光スポットは、
ほとんど移動がなく、光スポット内部の光強度分布が変
化するだけである。これを利用し、オートフォーカシン
グおよび情報再生用の4分割光検出器31bの各出力変
化が等しくなるように回折格子位置調整機構101によ
って回折格子25を移動させる。
【0051】なお回折格子位置調整機構101は回折格
子25を2次元的に光束の断平面内で移動可能とする機
構であり、光束断面内で平面X−Y方向に移動ならしめ
る機構であればよく、例えば、移動手段としてネジによ
る押し引きなどがある。
【0052】また本実施例では、一体型光ヘッドにおい
て説明を行なったが、可動部および固定部に分かれてい
る、いわゆる分離型光ヘッドにおいても同様の手段で同
様の効果を得られることは言うまでもない。
【0053】[実施例C]以下、本発明の他の実施例に
ついて、図面に基づき詳細に説明する。
【0054】図1は本発明に係わる光学的情報記録再生
装置の実施例の光ヘッド部を示したものである。図1に
おいて、従来例及び上記実施例と機能的に同一のものに
対しては同じ番号を付すことにより、詳細な説明は省略
する。
【0055】図1で示す光ヘッドの光検出器31の位置
調整は、図4に示した光検出器31のうちの四分割光検
出器31bの真中に光スポットが配されるように行なわ
れる。なお、光検出器31の位置調整に光分割素子とし
ての回折格子25の位置ズレの影響がないように、あら
かじめ回折格子25を取り去っておく。
【0056】そのようにして光検出器31の位置調整さ
れた光ヘッドに対し、回折格子25を挿入し、回折格子
(光分割素子)位置調整機構101に連結する。次に回
折格子25の位置調整を行うわけであるが、調整中は位
置調整された光検出器31でAF制御を行なって常に対
物レンズ28と光カード1との間隔を一定に保ち、合焦
状態としておく。
【0057】この状態で回折格子位置調整機構101に
よって、回折格子(光分割素子)25を光束断面方向へ
移動させる。その時の光検出器31上での光スポット
は、ほとんど移動がなく、光スポット内部の光強度分布
が変化するだけである。これを利用し、各光検出器31
a,31b,31cの出力変化を見ながら回折格子位置
調整機構101によって回折格子25を移動させる。
【0058】なお回折格子位置調整機構101は回折格
子25を2次元的に光束の断平面内で移動可能な機構で
あり、光束断面において、平面X−Y方向に移動ならし
める機構であればよく、例えば、移動手段としてネジに
よる押し引きなどがある。
【0059】光束に対して回折格子25の移動させた時
の光検出器31aおよび31cの出力波形を図2−a
に、光検出器31bの出力波形を図2−bにそれぞれ示
す。それぞれの図の横軸は光束に対する回折格子部2
5′の移動距離、縦軸は出力の大きさを示す。また一致
点は光束中心と回折格子部25′の中心が一致した点で
ある。
【0060】図2−aおよび図2−bからわかるよう
に、光束に対して回折格子部25′が全く存在しない場
合は、±1次回折光がないため、図2−aの±1次回折
光出力レベルは0であるのに対し、図2−bの0次回折
光出力レベルは、レベルcである。光束に対し回折格子
部25′が徐々に横断するに従って図2−aの±1次回
折光出力レベルは大きくなり、図2−bの0次回折光出
力レベルは小さくなる。一致点では図2−aおよび図2
−bともに出力変化に極値をもち、図2−9の±1次回
折光出力レベルは最大値レベルa、図2−bの0次回折
光出力レベルは最小値レベルbとなる。
【0061】すなわち、本実施例での回折格子位置調整
では、図4に示す各光検出器31a,31b,31cの
いずれかの信号出力が極値(最大値あるは最小値)をと
るポイントで回折格子の位置を決定すればよいことにな
る。
【0062】これは例えば、回折格子(光分割素子)
は、オートトラッキング用光検出器の出力値が最大値を
とる位置に調整保持されれば良く、また、回折格子(光
分割素子)は、オートフォーカシング用光検出器の出力
値が最小値をとる位置に調整保持されても良い。
【0063】なお、図2−aおよび図2−bにおいて、
横軸の絶対スケールは光束径と回折格子部径によって決
定され、縦軸の絶対スケールは光源の出射パワー、回折
格子の膜厚および光学部品の透過・反射率、光カードの
反射率、光検出器の光電変換率等によって決定される。
【0064】本実施例では一体型光ヘッドにおいて説明
を行なったが、可動部および固定部にわかれている、い
わゆる分離型光ヘッドにおいても同様の手段で同様の効
果を得られることは言うまでもない。
【0065】
【発明の効果】
[効果A]以上説明したように、本発明によれば、回折
格子に入射する光束径よりも小さな径の回折格子を用い
た光ヘッドを有する光学的情報記録再生装置において
は、オートトラッキング用光検出器の出力とオートフォ
ーカシングおよび再生用光検出器の出力との差出力が極
値をとるように光束に対して回折格子を移動させ、かつ
位置決定することによって、ATおよびAF制御におい
てオフセットのない常に安定した制御の行なえる光学的
情報記録再生装置を提供することができる。
【0066】[効果B]また、本発明によれば、回折格
子に入射する光束径よりも小さな径の回折格子を用いた
光ヘッドを有する光学的情報記録再生装置においては、
オートフォーカシングおよび再生用の4分割光検出器の
それぞれの出力が等しくなるように光束に対して回折格
子を移動させ、かつ位置決定することによって、ATお
よびAF制御においてオフセットのない常に安定した制
御の行なえる光学的情報記録再生装置を提供することが
できる。
【0067】[効果C]また、本発明によれば、回折格
子に入射する光束径よりも小さな径の回折格子を用いた
光ヘッドを有する光学的情報記録再生装置においては、
光検出器のいずれかの出力が極値をとるように光束に対
して回折格子を移動させ、かつ位置決定することによっ
て、ATおよびAF制御においてオフセットのない常に
安定した制御の行なえる光学的情報記録再生装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の光学的情報記録再生装置の光
ヘッド部の光学配置を示した図である。
【図2】各光検出器の出力レベルを示した図である。
【図3】本実施例で用いる調整用信号を生成するための
回路図である。
【図4】光検出器の構成と光スポットとの位置関係を示
した図である。
【図5】回折格子への入射光束と回折格子部との位置関
係を示した図である。
【図6】従来例における光束断面の光強度分布を示した
図である。
【図7】光カードの概略図である。
【図8】光カードの部分拡大図であり、照射スポットと
の位置関係を示した図である。
【図9】従来例の光ヘッドの光学配置図である。
【符号の説明】 1 光カード 21 光源 22 コリメータレンズ 23 ビーム整形プリズム 24 アパーチャ 25 回折格子 25′ 回折格子部 26 偏光ビームスプリッタ 27 1/4波長板 28 対物レンズ 29 球面レンズ 30 シリンドリカルレンズ 31 光検出器 31a,31c AT制御用光検出器 31b AF制御用および再生用光検出器 101 回折格子位置調整機構 201〜204 加算回路 205 差動回路

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から発した光束を制限するアパーチ
    ャと、 該アパーチャで制限した光束を複数光束に分割する光分
    割素子と、 該複数光束を光学的情報記録媒体に微小スポットとして
    集光する光学系と、 該光学的情報記録媒体からの反射光を、オートトラッキ
    ング用光検出器と、オートフォーカシング用光検出器を
    含む複数の分割された光検出器へ導びくための検出光学
    系と、を有する光ヘッドを備えた光学的情報記録再生装
    置において、 前記光分割素子の位置を調整するための光分割素子位置
    調整手段を有し、 前記光分割素子の位置が、前記光分割素子位置調整機構
    により、前記オートトラッキング用光検出器の出力と、
    前記オートフォーカシング用光検出器の出力との差信号
    が極値をとる位置に、調整保持されていることを特徴と
    する光学的情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記光分割素子は、前記アパーチャで制
    限された光束の断面積以下の面積の回折格子であること
    を特徴とする請求項1記載の光学的情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記回折格子は円形状であることを特徴
    とする請求項2記載の光学的情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記オートトラッキング用光検出器の出
    力は、少なくとも1つ以上の光検出器からの信号和であ
    ることを特徴とする請求項1記載の光学的情報記録再生
    装置。
  5. 【請求項5】 前記オートフォーカシング用光検出器の
    出力は、少なくとも1つ以上の光検出器からの信号和で
    あることを特徴とする請求項1記載の光学的情報記録再
    生装置。
  6. 【請求項6】 前記光分割素子位置調整機構は、前記光
    分割素子を光束断面内で移動させることを特徴とする請
    求項1記載の光学的情報記録再生装置。
  7. 【請求項7】 光源から発した光束を制限するアパーチ
    ャと、 該アパーチャで制限した光束を複数光束に分割する光分
    割素子と、 該複数光束を光学的情報記録媒体に微小スポットとして
    集光する光学系と、 該光学的情報記録媒体からの反射光を、オートトラッキ
    ング用光検出器と、オートフォーカシング用光検出器を
    含む複数の分割された光検出器へ導びくための検出光学
    系と、を有する光ヘッドを備えた光学的情報記録再生装
    置において、 前記光分割素子の位置を調整するための光分割素子位置
    調整機構を有し、 複数分割された前記オートフォーカシング用光検出器の
    それぞれの出力が等しくなる位置に、前記光分割素子を
    前記光分割素子位置調整機構によって調整保持したこと
    を特徴とする光学的情報記録再生装置。
  8. 【請求項8】 前記光分割素子は、前記アパーチャで制
    限された光束の断面積以下の面積の回折格子であること
    を特徴とする請求項7記載の光学的情報記録再生装置。
  9. 【請求項9】 前記回折格子は円形状であることを特徴
    とする請求項8記載の光学的情報記録再生装置。
  10. 【請求項10】 前記オートフォーカシング用光検出器
    は、4分割された光検出器であることを特徴とする請求
    項7記載の光学的情報記録再生装置。
  11. 【請求項11】 前記光分割素子位置調整機構は、前記
    光分割素子を光束断面内で移動させることを特徴とする
    請求項7記載の光学的情報記録再生装置。
  12. 【請求項12】 光源から発した光束を制限するアパー
    チャと、 該アパーチャで制限した光束を複数光束に分割する光分
    割素子と、 該複数光束を光学的情報記録媒体に微小スポットとして
    集光する光学系と、 該光学的情報記録媒体からの反射光を、オートトラッキ
    ング用光検出器と、オートフォーカシング用光検出器を
    含む複数の分割された光検出器へ導びくための検出光学
    系と、を有する光ヘッドを備えた光学的情報記録再生装
    置において、 前記光分割素子の位置を調整するための光分割素子位置
    調整機構を有し、 前記光分割素子は、前記複数分割された光検出器のいず
    れかの出力値が極値をとる位置に、前記光分割素子位置
    調整機構により調整保持されていることを特徴とする光
    学的情報記録再生装置。
  13. 【請求項13】 前記光分割素子は、前記アパーチャで
    制限された光束の断面積以下の面積の回折格子であるこ
    とを特徴とする請求項12記載の光学的情報記録再生装
    置。
  14. 【請求項14】 前記回折格子は、円形状であることを
    特徴とする請求項13記載の光学的情報記録再生装置。
  15. 【請求項15】 前記光分割素子は、前記オートトラッ
    キング用光検出器の出力値が最大値をとる位置に調整保
    持されていることを特徴とする請求項12記載の光学的
    情報記録再生装置。
  16. 【請求項16】 前記光分割素子は、前記オートフォー
    カシング用光検出器の出力値が最小値をとる位置に調整
    保持されていることを特徴とする請求項12記載の光学
    的情報記録再生装置。
  17. 【請求項17】 前記光分割素子位置調整機構は、前記
    光分割素子を光束断面内で移動させることを特徴とする
    請求項12記載の光学的情報記録再生装置。
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