JPH0873833A - 粘着剤組成物 - Google Patents

粘着剤組成物

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JPH0873833A
JPH0873833A JP6199212A JP19921294A JPH0873833A JP H0873833 A JPH0873833 A JP H0873833A JP 6199212 A JP6199212 A JP 6199212A JP 19921294 A JP19921294 A JP 19921294A JP H0873833 A JPH0873833 A JP H0873833A
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JP
Japan
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pressure
sensitive adhesive
adhesive composition
parts
microspherical
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JP6199212A
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English (en)
Inventor
Kimiyoshi Kamioka
君義 上岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 下塗り剤層を設けることなく、プラスチック
フィルム基材及び紙基材のいずれに対しても優れた接着
性を発揮する再剥離型粘着剤組成物を提供することを目
的とする。 【構成】 微球状粘着剤もしくは微球状粘着剤を含む粘
着剤に対し、又は、エアゾル用分散媒に分散されている
微球状粘着剤に対し、ポリエステル樹脂及び/又は塩素
化ポリプロピレン樹脂が含有されていることを特徴とす
る粘着剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として再剥離型メモ
紙、再剥離型メモフィルム等再剥離性と繰り返し使用性
の要求される再剥離型製品用として好適な粘着剤組成物
に関する。
【0002】
【従来の技術】再剥離型メモ紙、再剥離型メモフィルム
等再剥離型製品の作製は、一方の面に離型処理を施した
紙、プラスチックフィルム等の基材の他方の面(非離型
処理面)に、下塗り剤層(アンカーコート層)を設け、
その上に再剥離型粘着剤層を設ける構成で行われてい
る。このような再剥離型製品として、例えば、表面基材
に、粘着性微球体で構成される粘着剤層を形成し、更に
剥離紙を接合してなる粘着シートにおいて、該表面基材
と粘着剤層との間に顔料を含有する下塗り剤層を設ける
ことを特徴とする再剥離性粘着シートが提案されている
(特開平1−229089号公報)。
【0003】しかし、基材の非離型処理面に予め下塗り
剤層を設ける工程は煩雑であり、基材に対する良好な接
着性を有し、下塗り剤層を必要としない再剥離型粘着剤
組成物に対する要求が強まっている。このような下塗り
剤層を必要としない再剥離型粘着剤組成物として、例え
ば、(メタ)アクリレート、該(メタ)アクリレートと
共重合性を有する水溶性モノマー、及び分子内に2個以
上の重合性不飽和基を有する油溶性の多官能性モノマー
を含有する組成物を油溶性重合開始剤及び界面活性剤の
存在下で水性懸濁重合することにより得られた平均粒径
10〜100μmの粘着性微球体にニトロセルロースを
含有させ、エアゾル用分散媒に分散させてなるスプレー
性粘着剤組成物が提案されている(特開平4−1174
78号公報)。
【0004】しかし、上記提案によるスプレー性粘着剤
組成物は、基材が紙の場合は下塗り剤層を設けなくとも
良好な接着性を発揮するが、基材がプラスチックフィル
ムの場合は下塗り剤層を設けないと良好な接着性を発揮
せず、用途や作業性の面での制約があるという問題点が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点を解決するため、下塗り剤層を設けることなく、
プラスチックフィルム基材及び紙基材のいずれに対して
も優れた接着性を発揮する再剥離型粘着剤組成物を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明(以
下、「第1発明」と記す)による粘着剤組成物は、微球
状粘着剤もしくは微球状粘着剤を含む粘着剤に対し、ポ
リエステル樹脂及び/又は塩素化ポリプロピレン樹脂が
含有されていることを特徴とし、そのことにより上記目
的が達成される。
【0007】又、請求項2記載の発明(以下、「第2発
明」と記す)による粘着剤組成物は、エアゾル用分散媒
に分散されている微球状粘着剤に対し、ポリエステル樹
脂及び/又は塩素化ポリプロピレン樹脂が含有されてい
ることを特徴とし、そのことにより上記目的が達成され
る。
【0008】第1発明及び第2発明による粘着剤組成物
は、微球状粘着剤を主成分とする。
【0009】上記微球状粘着剤の種類は、特に限定され
るものではないが、アクリル系の微球状粘着剤が好適に
用いられる。
【0010】上記アクリル系微球状粘着剤は、メチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、
プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリ
レート、オクチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘ
キシル(メタ)アクリレート等の各種アルキル(メタ)
アクリレート単量体を主成分とし、これらの単量体と
(メタ)アクリル酸、マレイン酸、2−ヒドロキシエチ
ル(メタ)アクリレート、N−メチロール(メタ)アク
リルアミド、グリシジル(メタ)アクリレート、酢酸ビ
ニル、プロピオン酸ビニル、スチレン、アクリロニトリ
ル等の単量体とを共重合させることによって得られる。
尚、ここで言う「(メタ)アクリレート」とは「アクリ
レート」又は「メタクリレート」を言う。
【0011】上記アクリル系微球状粘着剤の具体的な製
造方法は、例えば特開昭50−2736号公報、特開昭
63−260973号公報等に記載されている懸濁重合
法や溶液重合後水中に懸濁させる方法等によって微球状
粘着剤の水懸濁液を作製した後、例えば遠心分離機等に
よる脱水及び脱溶剤工程を経ることによって行われる。
【0012】上記微球状粘着剤の平均粒子径は、特に限
定されるものではないが、10〜100μmであること
が好ましく、20〜70μmであることがより好まし
い。微球状粘着剤の平均粒子径が10μm未満であると
微球状粘着剤としての特性が発揮されず粘着力が強くな
り過ぎて再剥離性が低下する。逆に、微球状粘着剤の平
均粒子径が100μmを超えると被着体との接着面積が
低下するので良好な接着力を得ることが難しくなる。
【0013】又、第1発明による粘着剤組成物におい
て、微球状粘着剤を含む粘着剤とは、上記微球状粘着剤
と通常の溶剤型粘着剤とが混合されて成る粘着剤を言
う。
【0014】上記通常の溶剤型粘着剤の種類としては、
特に限定されるものではないが、ゴム系、アクリル系、
シリコーン系等の溶剤型粘着剤が挙げられ、これらの1
種もしくは2種以上が好適に用いられるが、なかでもア
クリル系溶剤型粘着剤がより好適に用いられる。
【0015】微球状粘着剤に対する溶剤型粘着剤の混合
量は、特に限定されるものではないが、固形分で微球状
粘着剤100重量部に対し溶剤型粘着剤20重量部程度
迄であることが好ましい。固形分で微球状粘着剤100
重量部に対する溶剤型粘着剤の混合量が20重量部程度
を超えると、得られる粘着剤組成物の再剥離性が低下す
ることがある。
【0016】又、微球状粘着剤と溶剤型粘着剤との混合
方法は、特別な方法を採る必要はなく、溶剤型粘着剤に
必要なら有機溶剤を追加し、微球状粘着剤を添加して攪
拌しながら均一に分散させれば良い。
【0017】第1発明による粘着剤組成物においては、
前記微球状粘着剤もしくは上記微球状粘着剤を含む粘着
剤に対し、ポリエステル樹脂及び/又は塩素化ポリプロ
ピレン樹脂が含有されていることが必要である。
【0018】又、第2発明による粘着剤組成物において
は、エアゾル用分散媒に分散されている前記微球状粘着
剤に対し、ポリエステル樹脂及び/又は塩素化ポリプロ
ピレン樹脂が含有されていることが必要である。
【0019】第1発明及び第2発明による粘着剤組成物
においては、主成分である微球状粘着剤に対し、ポリエ
ステル樹脂及び/又は塩素化ポリプロピレン樹脂を含有
させることにより、得られる粘着剤組成物のプラスチッ
クフィルム及び紙に対する接着力が著しく向上し、プラ
スチックフィルム基材及び紙基材のいずれに対しても、
下塗り剤層を設けることなく、優れた接着性を発揮す
る。
【0020】又、第2発明による粘着剤組成物において
は、ポリエステル樹脂及び/又は塩素化ポリプロピレン
樹脂を含有する微球状粘着剤をエアゾル用分散媒に分散
させることにより、得られる粘着剤組成物は優れたエア
ゾルスプレー性を発揮する。
【0021】第1発明及び第2発明による粘着剤組成物
に用いられる上記ポリエステル樹脂の種類としては、特
に限定されるものではないが、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピ
レングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピ
レングリコール、1,3−ブチレングリコール、2,3
−ブチレングリコール、ビスフェノールジオキシエチル
エーテル、ビスフェノールジオキシプロピルエーテル、
ネオペンチルグリコール、1,4−ブタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール等のグリコール類の1種もし
くは2種以上と、フタル酸、無水フタル酸、イソフタル
酸、3,6−エンドメチレンテトラヒドロ無水フタル
酸、テトラヒドロフタル酸、アジピン酸、セバチン酸、
チオジグリコール酸、テトラクロール無水フタル酸、
3,6−エンドジクロロメチレンテトラクロロフタル酸
等の飽和二塩基酸類の1種もしくは2種以上とを反応さ
せて得られる各種飽和ポリエステル樹脂が挙げられ、こ
れらの1種もしくは2種以上が好適に用いられる。
【0022】又、第1発明及び第2発明による粘着剤組
成物に用いられる上記塩素化ポリプロピレン樹脂は、ポ
リプロピレン樹脂を塩素化して得られる白色ペレット状
の樹脂であり、塩素含有量20〜40%程度の低塩素化
ポリプロピレン樹脂が好適に用いられる。
【0023】上記ポリエステル樹脂及び塩素化ポリプロ
ピレン樹脂は、微球状粘着剤もしくは微球状粘着剤を含
む粘着剤に対し、それぞれ単独で含有されても良いし、
併用して含有されても良いが、重量比でポリエステル樹
脂/塩素化ポリプロピレン樹脂=1〜5/9〜5程度の
割合となるように併用して含有されるのがより好まし
い。
【0024】微球状粘着剤もしくは微球状粘着剤を含む
粘着剤に対する上記ポリエステル樹脂及び/又は塩素化
ポリプロピレン樹脂の含有量は、特に限定されるもので
はないが、固形分で微球状粘着剤もしくは微球状粘着剤
を含む粘着剤100重量部に対し、ポリエステル樹脂及
び/又は塩素化ポリプロピレン樹脂5〜50重量部程度
であることが好ましく、なかでも15〜30重量部程度
であることがより好ましい。
【0025】微球状粘着剤もしくは微球状粘着剤を含む
粘着剤の固形分100重量部に対するポリエステル樹脂
及び/又は塩素化ポリプロピレン樹脂の含有量が固形分
で5重量部程度未満であると、得られる粘着剤組成物の
接着力向上効果が得られず、逆にポリエステル樹脂及び
/又は塩素化ポリプロピレン樹脂の含有量が50重量部
程度を超えると、得られる粘着剤組成物の粘着性(タッ
ク)が乏しくなる。
【0026】微球状粘着剤もしくは微球状粘着剤を含む
粘着剤に対するポリエステル樹脂及び/又は塩素化ポリ
プロピレン樹脂の含有方法は、特に限定されるものでは
なく、微球状粘着剤もしくは微球状粘着剤を含む粘着剤
の有機溶剤分散液にポリエステル樹脂及び/又は塩素化
ポリプロピレン樹脂を直接添加し攪拌溶解しても良い
し、又、予めポリエステル樹脂及び/又は塩素化ポリプ
ロピレン樹脂を有機溶剤に溶解した溶液を作製してお
き、その溶液を微球状粘着剤もしくは微球状粘着剤を含
む粘着剤の有機溶剤分散液と所定の配合比率で混合して
も良いが、配合比率の変更が容易であること、短時間に
ポリエステル樹脂及び/又は塩素化ポリプロピレン樹脂
を混合できること等を考慮すると後者の方法がより好ま
しい。
【0027】微球状粘着剤もしくは微球状粘着剤を含む
粘着剤の有機溶剤分散液に対し、予め作製されたポリエ
ステル樹脂及び/又は塩素化ポリプロピレン樹脂の有機
溶剤溶液を混合することにより、固形分を低下させるこ
となく粘着剤組成物の低粘度化を図れるので塗工性も向
上する。
【0028】第2発明による粘着剤組成物においては、
上記ポリエステル樹脂及び/又は塩素化ポリプロピレン
樹脂を含有する微球状粘着剤が、エアゾル用分散媒に分
散されていることが必要である。
【0029】第2発明による粘着剤組成物に用いられる
上記エアゾル用分散媒は、スプレー性を発揮させるため
の第1の有機溶剤と微球状粘着剤の膨潤度及び分散性を
制御するための第2の有機溶剤及びエアゾルとして噴射
するための噴射剤とから成り、これらの各溶剤及び噴射
剤は噴射可能な圧力下で相互に溶解性を有するか、もし
くは安定した分散性を有することが必要である。
【0030】スプレー性を発揮させるための上記第1の
有機溶剤としては、特に限定されるものではないが、ト
ルエン、n−ヘキサン、1,1,1−トリクロロエタン
等が挙げられ、これらの1種もしくは2種以上が好適に
用いられる。
【0031】又、微球状粘着剤の膨潤度及び分散性を制
御するための上記第2の溶剤としては、特に限定される
ものではないが、メタノール、エタノール、イソプロパ
ノール等のアルコール類やアセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン等のケトン類等が挙げら
れ、これらの1種もしくは2種以上が好適に用いられ
る。
【0032】上記第1の有機溶剤と第2の有機溶剤との
混合割合は、特に限定されるものではないが、第1の有
機溶剤50〜80重量%程度、第2の有機溶剤50〜2
0重量%程度であることが好ましい。
【0033】第1の有機溶剤の混合割合が50重量%程
度未満であると、得られる粘着剤組成物のスプレー性が
悪くなり、逆に第2の有機溶剤の混合割合が20重量%
程度未満であると、微球状粘着剤の膨潤度が高くなり過
ぎて、得られる粘着剤組成物のスプレー性が悪くなる。
【0034】又、上記第1及び第2の有機溶剤の合計量
と前記微球状粘着剤との混合割合は、特に限定されるも
のではないが、微球状粘着剤の固形分が3〜20重量%
程度となるような混合割合であることが好ましく、なか
でも上記固形分が8〜15重量%程度となるような混合
割合であることがより好ましい。
【0035】微球状粘着剤の固形分が3重量%程度未満
であると、得られる粘着剤組成物の粘着性(タック)が
乏しくなったり乾燥が遅くなる。逆に上記固形分が20
重量%程度を超えると、得られる粘着剤組成物の粘度が
高くなり過ぎてスプレー性が悪くなる。
【0036】さらに、エアゾルとして噴射するための前
記噴射剤としては、特に限定されるものではないが、ジ
メチルエーテル、プロパンとブタンの混合系(液化天然
ガス)、フロン等が挙げられ、これらの1種もしくは2
種以上が好適に用いられるが、なかでも環境問題を惹起
しないジメチルエーテルや液化天然ガスがより好適に用
いられる。
【0037】エアゾル缶では、一般に、1.5kg/c
2 以上の噴射圧が要求され、上限はエアゾル内圧の法
定限界(45℃において7kg/cm2 )とされるが、
好ましい噴射圧は1.5〜4kg/cm2 程度の範囲で
あり、噴射圧が左記範囲内におさまるような量の上記噴
射剤を含有させることが好ましい。
【0038】第1発明及び第2発明による粘着剤組成物
には、上記各成分以外に、本発明の目的を阻害しない範
囲で必要に応じ、環化ゴムのようなエラストマー類、ニ
トロセルロースのようなセルロース誘導体類、粘着付与
樹脂、軟化剤、可塑剤、充填剤、安定剤、着色剤等の各
種添加剤の1種もしくは2種以上が含有されていても良
い。
【0039】第1発明及び第2発明による粘着剤組成物
の基材に対する塗工量は、特に限定されるものではなく
基材の種類によっても異なるが、乾燥後で5〜50g/
2程度の範囲であることが好ましく、なかでも10〜
40g/m2 程度の範囲であることがより好ましい。
【0040】基材に対する粘着剤組成物の塗工量が乾燥
後で5g/m2 程度未満であると粘着性(タック)や接
着力が弱くなり、逆に50g/m2 程度を超えると被着
体に対する接着力が強くなり過ぎて再剥離性が低下する
し、過剰塗工でコスト高ともなる。
【0041】
【作用】第1発明及び第2発明による粘着剤組成物は、
微球状粘着剤もしくは微球状粘着剤を含む粘着剤に対し
ポリエステル樹脂及び/又は塩素化ポリプロピレン樹脂
が含有されているので、下塗り剤層を設けることなく、
プラスチックフィルム基材及び紙基材のいずれに対して
も優れた接着性を発揮すると共に、被着体からの再剥離
性も良好である。
【0042】又、第2発明による粘着剤組成物は、スプ
レー性を発揮させるための第1の有機溶剤と微球状粘着
剤の膨潤度及び分散性を制御するための第2の有機溶剤
及びエアゾルとして噴射するための噴射剤とから成るエ
アゾル用分散媒に分散されているので、良好なエアゾル
スプレー性を発揮する。
【0043】
【実施例】本発明をさらに詳しく説明するため、以下に
実施例をあげる。尚、実施例中の「部」は「重量部」を
意味し、「%」は「重量%」を意味する。又、評価は2
3℃−65%RHの雰囲気下で行った。
【0044】(実施例1)
【0045】(1)微球状粘着剤の作製 n−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレ
ート、スチレン、酢酸ビニル及びプロピオン酸ビニルの
混合モノマーを溶液共重合し、得られた溶液共重合物を
水中に分散させてアクリル系微球状粘着剤の水懸濁液を
作成した。次いで、遠心分離機で脱水及び脱溶剤を行っ
て、平均粒子径35μmのアクリル系微球状粘着剤を得
た。
【0046】(2)微球状粘着剤を含む粘着剤の作製 得られたアクリル系微球状粘着剤80部を、トルエン4
53.5部及びメチルイソブチルケトン453.5部の
混合溶剤に分散させた後、酢酸亜鉛のトルエン溶液(固
形分5%)3部及びアクリル系溶剤型粘着剤(商品名
「SK−ダイン701」、固形分40%、綜研化学社
製)10部を添加混合し、固形分8.4%、粘度200
00cps(23℃)の微球状粘着剤を含む粘着剤を作
製した。
【0047】(3)ポリエステル樹脂溶液の作製 飽和ポリエステル樹脂250部を、トルエン440部、
イソプロパノール200部及びメチルエチルケトン11
0部の混合溶剤に溶解させ、固形分25%のポリエステ
ル樹脂溶液を作製した。
【0048】(4)粘着剤組成物の作製 上記で得られた微球状粘着剤を含む粘着剤90部(固形
分7.6部)とポリエステル樹脂溶液10部(固形分
2.5部)とを混合し、固形分10.1%の粘着剤組成
物を作製した。
【0049】(5)評価 上記で得られた粘着剤組成物の塗工性、及び、基材
に対する接着性を以下の方法で評価した結果は表1に示
すとおりであった。
【0050】塗工性:バーコーターを用いて、上記粘
着剤組成物を上質紙に乾燥後の塗工量が18g/m2
なるように塗工し、上質紙表面に均一に塗工されたか否
かを目視で観察し、良否を判定した。
【0051】基材に対する接着性:上記粘着剤組成物
を、下塗り剤層が設けられていない延伸ポリプロピレン
フィルムの表面に乾燥後の塗工量が18g/m2 となる
ようにバーコーターで塗工し、23℃で15分間放置し
た後、延伸ポリプロピレンフィルムの塗布面同士を手で
強く圧着し、直ちに引き剥がして、延伸ポリプロピレン
フィルム面からの粘着剤層の剥離の有無を目視で観察
し、下記判定基準で基材に対する接着性を評価した。 〔判定基準〕 ○‥‥基材のどちらの面からも粘着剤層が剥離しなかっ
た場合 ×‥‥基材の一方もしくは両方の面から粘着剤層が剥離
した場合
【0052】すべて下塗り剤層が設けられていないポリ
エチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンフィル
ム、ポリ塩化ビニルフィルム及び上質紙についても上記
と同様の方法及び判定基準で基材に対する接着性を評価
した。
【0053】(実施例2)
【0054】塩素含有量25%の塩素化ポリプロピレン
樹脂250部を、トルエン550部及びイソプロパノー
ル200部の混合溶剤に溶解させ、固形分25%の塩素
化ポリプロピレン樹脂溶液を作製した。
【0055】実施例1で作製した微球状粘着剤を含む粘
着剤90部(固形分7.6部)と上記塩素化ポリプロピ
レン樹脂溶液10部(固形分2.5部)とを混合し、固
形分10.1%の粘着剤組成物を作製した。
【0056】(実施例3)
【0057】実施例1で作製した微球状粘着剤を含む粘
着剤90部(固形分7.6部)に対し、実施例1で作製
したポリエステル樹脂溶液2部(固形分0.5部)と実
施例2で作製した塩素化ポリプロピレン樹脂溶液8部
(固形分2部)とを混合し、固形分10.1%の粘着剤
組成物を作製した。
【0058】(実施例4)
【0059】実施例1で作製した微球状粘着剤を含む粘
着剤89部(固形分7.5部)に対し、実施例1で作製
したポリエステル樹脂溶液10部(固形分2.5部)と
環化ゴムのトルエン溶液(固形分30%)1部とを混合
し、固形分10.3%の粘着剤組成物を作製した。
【0060】実施例2〜4で作製した3種類の粘着剤組
成物の塗工性、及び、基材に対する接着性を実施例
1と同様にして評価した結果は表1に示すとおりであっ
た。
【0061】(比較例1)
【0062】粘着剤組成物として、実施例1で作製した
微球状粘着剤を含む粘着剤そのものを用いたこと以外は
実施例1と同様にして塗工性、及び、基材に対する
接着性を評価した結果は表1に示すとおりであった。
【0063】(比較例2)
【0064】実施例1で作製したポリエステル樹脂溶液
を下塗り剤として、乾燥後の塗工量が5g/m2 となる
ように予め塗工した基材を用い、粘着剤組成物として実
施例1で作製した微球状粘着剤を含む粘着剤そのものを
用いたこと以外は実施例1と同様にして塗工性、及
び、基材に対する接着性を評価した結果は表1に示す
とおりであった。
【0065】
【表1】
【0066】(実施例5)
【0067】(1)微球状粘着剤分散液の作製 実施例1で作製した平均粒子径35μmのアクリル系微
球状粘着剤100部をトルエン(第1の有機溶剤)54
0部及びアセトン(第2の有機溶剤)360部の混合溶
剤に分散させ、固形分10%の微球状粘着剤分散液を作
製した。
【0068】(2)スプレー性粘着剤組成物の作製 上記で得られた微球状粘着剤分散液80部(固形分8
部)と実施例1で作製したポリエステル樹脂溶液20部
(固形分5部)とを混合し、固形分13%の粘着剤組成
物を作製した。
【0069】得られた粘着剤組成物100部(固形分1
3部)をエアゾル缶に充填し、噴射剤としてジメチルエ
ーテル50部を圧入し、エアゾル缶に充填されたスプレ
ー性粘着剤組成物を作製した。
【0070】(3)評価 上記で得られたエアゾル缶に充填されたスプレー性粘着
剤組成物のスプレー性、及び、基材に対する接着性
を以下の方法で評価した結果は表2に示すとおりであっ
た。
【0071】スプレー性:20cm離して垂直に配置
された上質紙に、上記スプレー性粘着剤組成物を噴霧
し、上質紙表面に均一に塗工されたか否かを目視で観察
し、良否を判定した。尚、この時、エアゾール缶の内圧
は2.5kg/cm2 であった。
【0072】基材に対する接着性:上記スプレー性粘
着剤組成物を、下塗り剤層が設けられていない延伸ポリ
プロピレンフィルムの表面に乾燥後の塗工量が10g/
2となるようにスプレー塗工し、23℃で5分間乾燥
したこと以外は実施例1と同様にして基材に対する接着
性を評価した。又、すべて下塗り剤層が設けられていな
いポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレン
フィルム、ポリ塩化ビニルフィルム及び上質紙について
も上記と同様にして基材に対する接着性を評価した。
【0073】(実施例6)
【0074】実施例5で作製した微球状粘着剤分散液8
5部(固形分8.5部)と実施例2で作製した塩素化ポ
リプロピレン樹脂溶液15部(固形分3.75部)とを
混合し、固形分12.25%の粘着剤組成物を作製し
た。次いで、得られた粘着剤組成物を用い、実施例5と
同様にしてエアゾル缶に充填されたスプレー性粘着剤組
成物を作製した。
【0075】(実施例7)
【0076】実施例5で作製した微球状粘着剤分散液8
0部(固形分8部)に対し、実施例1で作製したポリエ
ステル樹脂溶液4部(固形分1部)と実施例2で作製し
た塩素化ポリプロピレン樹脂溶液16部(固形分4部)
とを混合し、固形分13%の粘着剤溶液を作製した。次
いで、得られた粘着剤組成物を用い、実施例5と同様に
してエアゾル缶に充填されたスプレー性粘着剤組成物を
作製した。
【0077】(比較例3)
【0078】粘着剤組成物として、実施例5で作製した
微球状粘着剤分散液そのものを用いたこと以外は実施例
5と同様にしてエアゾル缶に充填されたスプレー性粘着
剤組成物を得た。
【0079】(比較例4)
【0080】硝化度10%、重合度30のラッカー用ニ
トロセルロース200部を、酢酸エチル300部、トル
エン300部及びイソプロパノール200部の混合溶剤
に溶解し、固形分20%のニトロセルロース溶液を作製
した。
【0081】実施例5で得られた微球状粘着剤分散液8
0部(固形分8部)と上記で得られたニトロセルロース
溶液20部(固形分4部)とを混合し、固形分12%の
粘着剤組成物を作製した。次いで、得られた粘着剤組成
物を用い、実施例5と同様にしてエアゾル缶に充填され
たスプレー性粘着剤組成物を作製した。
【0082】実施例6〜7及び比較例3〜4で作製した
4種類のエアゾル缶に充填されたスプレー性粘着剤組成
物のスプレー性、及び、基材に対する接着性を実施
例5と同様にして評価した結果は表2に示すとおりであ
った。
【0083】
【表2】
【0084】
【発明の効果】以上述べたように、第1発明による粘着
剤組成物は、プラスチックフィルム基材及び紙基材のい
ずれに対しても優れた接着性を発揮するので、基材表面
に予め下塗り剤層を設ける必要が無いと共に、再剥離性
も良好であるので、再剥離型粘着剤として好適に用いら
れる。
【0085】又、第2発明による粘着剤組成物は、上記
第1発明による粘着剤組成物と同様の特性を有すると共
に、エアゾルスプレー性も良好であるので、スプレー性
再剥離型粘着剤として好適に用いられる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 7/02 JKF 123/28 JCM 133/06 JDD 167/00 JFS

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微球状粘着剤もしくは微球状粘着剤を含
    む粘着剤に対し、ポリエステル樹脂及び/又は塩素化ポ
    リプロピレン樹脂が含有されていることを特徴とする粘
    着剤組成物。
  2. 【請求項2】 エアゾル用分散媒に分散されている微球
    状粘着剤に対し、ポリエステル樹脂及び/又は塩素化ポ
    リプロピレン樹脂が含有されていることを特徴とする粘
    着剤組成物。
JP6199212A 1994-06-30 1994-08-24 粘着剤組成物 Pending JPH0873833A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997038059A1 (en) * 1996-04-04 1997-10-16 Sony Chemicals Corp. Base for masking tape for coating and masking tape for coating
WO2002053670A1 (en) * 2000-12-29 2002-07-11 3M Innovative Properties Company Pressure sensitive adhesive blends comprising (meth)acrylate polymers and articles therefrom

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US6455634B1 (en) 2000-12-29 2002-09-24 3M Innovative Properties Company Pressure sensitive adhesive blends comprising (meth)acrylate polymers and articles therefrom

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