JPH087392Y2 - シャッタの再露出防止機構 - Google Patents
シャッタの再露出防止機構Info
- Publication number
- JPH087392Y2 JPH087392Y2 JP5519389U JP5519389U JPH087392Y2 JP H087392 Y2 JPH087392 Y2 JP H087392Y2 JP 5519389 U JP5519389 U JP 5519389U JP 5519389 U JP5519389 U JP 5519389U JP H087392 Y2 JPH087392 Y2 JP H087392Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shutter
- blade
- engaged
- setting member
- engaged portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Shutters For Cameras (AREA)
- Shutter-Related Mechanisms (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、シャッタの再露出防止機構に関し、より詳
細には、シャッタ羽根に被係合部を設け、往復動するシ
ャッタセット部材に上記被係合部と協働する係合部を設
け、シャッタセット時には上記シャッタセット部材の往
動によりその係合部が上記シャッタ羽根の被係合部を乗
越えた位置に到達しさらにその位置より若干オーバーし
たオーバーセット位置において上記シャッタセット部材
をレリーズ手段の係止部に係止させ、シャッタレリーズ
時には上記レリーズ手段を移動してその係止部による上
記シャッタセット部材の係止を解放することにより上記
シャッタセット部材を上記シャッタセット時とは逆方向
に復動させ、この復動により上記係合部で上記シャッタ
羽根の上記被係合部を押して上記シャッタ羽根を開閉さ
せるシャッタにおける再露出防止機構に関するものであ
る。
細には、シャッタ羽根に被係合部を設け、往復動するシ
ャッタセット部材に上記被係合部と協働する係合部を設
け、シャッタセット時には上記シャッタセット部材の往
動によりその係合部が上記シャッタ羽根の被係合部を乗
越えた位置に到達しさらにその位置より若干オーバーし
たオーバーセット位置において上記シャッタセット部材
をレリーズ手段の係止部に係止させ、シャッタレリーズ
時には上記レリーズ手段を移動してその係止部による上
記シャッタセット部材の係止を解放することにより上記
シャッタセット部材を上記シャッタセット時とは逆方向
に復動させ、この復動により上記係合部で上記シャッタ
羽根の上記被係合部を押して上記シャッタ羽根を開閉さ
せるシャッタにおける再露出防止機構に関するものであ
る。
この種の形式のシャッタとして、実開昭57−25321号
公報に記載されたものがある。
公報に記載されたものがある。
即ち、この公開公報には、シャッタ羽根を開閉する開
閉レバーに係合部を設け、一端を軸止したセットレバー
に上記開閉レバーの係合部と協働する係合部を設け、シ
ャッタ・チャージ時には上記セットレバーの回動により
その係合部が上記開閉レバーの係合部を乗越えてその背
後に到達すると共に、その位置において上記セットレバ
ーをトリガレバーのトリガ爪に係止させ、シャッタ・レ
リーズ時には上記トリガレバーを移動してそのトリガ爪
を上記セットレバーから引離すことにより上記セットレ
バーにシャッタ・チャージ時とは逆方向の回動をさせ、
この回動によりその係合部で上記開閉レバーの係合部を
背後から押して上記シャッタ羽根を開閉させるシャッタ
において、上記トリガ爪または上記セットレバーの上記
トリガ爪に係合する部分を、シャッタ・チャージ時にお
ける上記セットレバーの回動によって、上記セットレバ
ーの係合部が上記開閉レバーの係合部に接触することな
くこれを乗越え得る高さにまで上記セットレバーを押上
げる寸法および形状の斜面とした構成のシャッタが示さ
れている。
閉レバーに係合部を設け、一端を軸止したセットレバー
に上記開閉レバーの係合部と協働する係合部を設け、シ
ャッタ・チャージ時には上記セットレバーの回動により
その係合部が上記開閉レバーの係合部を乗越えてその背
後に到達すると共に、その位置において上記セットレバ
ーをトリガレバーのトリガ爪に係止させ、シャッタ・レ
リーズ時には上記トリガレバーを移動してそのトリガ爪
を上記セットレバーから引離すことにより上記セットレ
バーにシャッタ・チャージ時とは逆方向の回動をさせ、
この回動によりその係合部で上記開閉レバーの係合部を
背後から押して上記シャッタ羽根を開閉させるシャッタ
において、上記トリガ爪または上記セットレバーの上記
トリガ爪に係合する部分を、シャッタ・チャージ時にお
ける上記セットレバーの回動によって、上記セットレバ
ーの係合部が上記開閉レバーの係合部に接触することな
くこれを乗越え得る高さにまで上記セットレバーを押上
げる寸法および形状の斜面とした構成のシャッタが示さ
れている。
上記公開公報に記載されたシャッタは、シャッタチャ
ージに際しては、セットレバーが持上げられるためにそ
の爪は開閉レバーの係合部に接触せずにこれを乗越え、
そして、セットレバーが下降するのは、同レバーがトリ
ガレバーによって拘束される瞬間であるためトリガレバ
ーがセットレバーを拘束する前にフィルム巻上げ機構か
ら手が離され、これによってセットレバーが若干後退し
ても、その後退運動は開閉レバーへは伝わらず、従って
シャッタ羽根の運動即ち開口は起きないという利点があ
る。
ージに際しては、セットレバーが持上げられるためにそ
の爪は開閉レバーの係合部に接触せずにこれを乗越え、
そして、セットレバーが下降するのは、同レバーがトリ
ガレバーによって拘束される瞬間であるためトリガレバ
ーがセットレバーを拘束する前にフィルム巻上げ機構か
ら手が離され、これによってセットレバーが若干後退し
ても、その後退運動は開閉レバーへは伝わらず、従って
シャッタ羽根の運動即ち開口は起きないという利点があ
る。
しかしながら、上記従来のシャッタは、上記トリガ爪
または上記セットレバーの上記トリガ爪に係合する部分
を、上記セットレバーのシャッタチャージ方向の回動に
よって、上記セットレバーの係合部が開閉レバーの係合
部に接触せずにこれを乗越え得る高さまで上記セットレ
バーを押上げる寸法および形状の斜面を形成しなければ
ならず、製作が厄介で、コストアップとなるばかりでな
く、セットレバーの自由端側がシャッタチャージ時とチ
ャージ完了時とで光軸方向にかなり移動することとなる
ため、多くの配設スペースが必要となるという難点があ
る。
または上記セットレバーの上記トリガ爪に係合する部分
を、上記セットレバーのシャッタチャージ方向の回動に
よって、上記セットレバーの係合部が開閉レバーの係合
部に接触せずにこれを乗越え得る高さまで上記セットレ
バーを押上げる寸法および形状の斜面を形成しなければ
ならず、製作が厄介で、コストアップとなるばかりでな
く、セットレバーの自由端側がシャッタチャージ時とチ
ャージ完了時とで光軸方向にかなり移動することとなる
ため、多くの配設スペースが必要となるという難点があ
る。
本考案は、上記従来技術の難点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、簡素な構成で、僅かなス
ペースしか占有せずに、装填されたフィルムが終端近く
まで巻上げられ一コマ分の巻上げが行われず、そのため
シャッタセット部材が復動をした場合でも、撮影済フィ
ルムに再露光が行われるのを確実に防止し得るシャッタ
の再露光防止機構を提供することにある。
で、その目的とするところは、簡素な構成で、僅かなス
ペースしか占有せずに、装填されたフィルムが終端近く
まで巻上げられ一コマ分の巻上げが行われず、そのため
シャッタセット部材が復動をした場合でも、撮影済フィ
ルムに再露光が行われるのを確実に防止し得るシャッタ
の再露光防止機構を提供することにある。
本考案は、上記の目的を達成させるため、シャッタ羽
根に被係合部を設け、往復動するシャッタセット部材に
上記被係合部と協働する係合部を設け、シャッタセット
時には上記シャッタセット部材の往動によりその係合部
が上記シャッタ羽根の被係合部を乗越えた位置に到達し
さらにその位置より若干オーバーしたオーバーセット位
置において上記シャッタセット部材をレリーズ手段の係
止部に係止させ、シャッタレリーズ時には上記レリーズ
手段を移動してその係止部による上記シャッタセット部
材の係止を解放することにより上記シャッタセット部材
を上記シャッタセット時とは逆方向に復動させ、この復
動により上記係合部で上記シャッタ羽根の上記被係合部
を押して上記シャッタ羽根を開閉させるシャッタにおい
て、上記シャッタ羽根と上記シャッタセット部材との間
に、上記シャッタ羽根と同軸に補助羽根を設け、シャッ
タセット時に、上記シャッタセット部材が上記レリーズ
手段の上記係止部に係止されるまでの間に上記係合部が
上記シャッタ羽根の上記被係合部と係合しないように上
記補助羽根の被係合部を上記シャッタ羽根の上記被係合
部よりシャッタセット方向に長く延ばしたことを特徴と
したものである。
根に被係合部を設け、往復動するシャッタセット部材に
上記被係合部と協働する係合部を設け、シャッタセット
時には上記シャッタセット部材の往動によりその係合部
が上記シャッタ羽根の被係合部を乗越えた位置に到達し
さらにその位置より若干オーバーしたオーバーセット位
置において上記シャッタセット部材をレリーズ手段の係
止部に係止させ、シャッタレリーズ時には上記レリーズ
手段を移動してその係止部による上記シャッタセット部
材の係止を解放することにより上記シャッタセット部材
を上記シャッタセット時とは逆方向に復動させ、この復
動により上記係合部で上記シャッタ羽根の上記被係合部
を押して上記シャッタ羽根を開閉させるシャッタにおい
て、上記シャッタ羽根と上記シャッタセット部材との間
に、上記シャッタ羽根と同軸に補助羽根を設け、シャッ
タセット時に、上記シャッタセット部材が上記レリーズ
手段の上記係止部に係止されるまでの間に上記係合部が
上記シャッタ羽根の上記被係合部と係合しないように上
記補助羽根の被係合部を上記シャッタ羽根の上記被係合
部よりシャッタセット方向に長く延ばしたことを特徴と
したものである。
上記のように構成されたシャッタの再露光防止機構に
設けられた補助羽根は、シャッタ羽根とシャッタセット
部材との間に介挿されているため、シャッタセット時に
は、シャッタセット部材の係合部は、シャッタ羽根の被
係合部とは接触せずに補助羽根に摺接する。そして、シ
ャッタセット完了しシャッタセット部材がレリーズ手段
の係止部に係止されるまでの間に、上記係合部が補助羽
根と摺接状態を維持するように補助羽根の被係合部をシ
ャッタ羽根の被係合部より長く延ばしてあるため、たと
えフィルムの最終の一コマ分が巻上げられないまま、フ
ィルムの終端が到達してしまい、例えば、カメラが巻戻
し動作を開始しシャッタセット部材が復動しても、シャ
ッタセット部材の係合部はシャッタ羽根の被係合部に係
合しないので、シャッタ羽根を開口させることはない。
従って、シャッタ羽根の不用意な再露出は確実に防止さ
れる。
設けられた補助羽根は、シャッタ羽根とシャッタセット
部材との間に介挿されているため、シャッタセット時に
は、シャッタセット部材の係合部は、シャッタ羽根の被
係合部とは接触せずに補助羽根に摺接する。そして、シ
ャッタセット完了しシャッタセット部材がレリーズ手段
の係止部に係止されるまでの間に、上記係合部が補助羽
根と摺接状態を維持するように補助羽根の被係合部をシ
ャッタ羽根の被係合部より長く延ばしてあるため、たと
えフィルムの最終の一コマ分が巻上げられないまま、フ
ィルムの終端が到達してしまい、例えば、カメラが巻戻
し動作を開始しシャッタセット部材が復動しても、シャ
ッタセット部材の係合部はシャッタ羽根の被係合部に係
合しないので、シャッタ羽根を開口させることはない。
従って、シャッタ羽根の不用意な再露出は確実に防止さ
れる。
〔実施例〕 以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて詳細に説
明する。
明する。
第1図は、本考案に係るシャッタの再露出防止機構の
全体構成を示す斜視図であり、シャッタセット(シャッ
タチャージ)状態を示している。
全体構成を示す斜視図であり、シャッタセット(シャッ
タチャージ)状態を示している。
同図において、1はカメラのボデー内にほぼ鉛直状態
で固定支持されているシャッタ基板であり、その中間部
には光軸と中心を一致させてなる円形状のアパーチャ2
が穿設されている。
で固定支持されているシャッタ基板であり、その中間部
には光軸と中心を一致させてなる円形状のアパーチャ2
が穿設されている。
3は、1枚構成のシャッタ羽根で、その一端(図にお
いては上端)近傍の部位を軸4によって回動可能に支持
され、その一端部には、右半部が軸4を中心とした小径
の円弧部とされ、左半部が大径の円弧部とされ、両円弧
部は、軸4を通る放射方向線を介して互いに連ねられて
段差を持たせた被係合部3aが形成されている。また、こ
のシャッタ羽根3の軸4を挟んだ他端側には、アパーチ
ャ2を充分にカバーする大きさの半円板状の遮蔽部3bが
形成されている。このシャッタ羽根3は、シャッタ基板
1上に植設されたばね掛け1aとの間に掛け渡されたシャ
ッタ閉成用ばね5によって時計方向、即ちシャッタの閉
じ方向に付勢されており、その停止位置(閉じ位置)を
ストッパ6により規制されている。
いては上端)近傍の部位を軸4によって回動可能に支持
され、その一端部には、右半部が軸4を中心とした小径
の円弧部とされ、左半部が大径の円弧部とされ、両円弧
部は、軸4を通る放射方向線を介して互いに連ねられて
段差を持たせた被係合部3aが形成されている。また、こ
のシャッタ羽根3の軸4を挟んだ他端側には、アパーチ
ャ2を充分にカバーする大きさの半円板状の遮蔽部3bが
形成されている。このシャッタ羽根3は、シャッタ基板
1上に植設されたばね掛け1aとの間に掛け渡されたシャ
ッタ閉成用ばね5によって時計方向、即ちシャッタの閉
じ方向に付勢されており、その停止位置(閉じ位置)を
ストッパ6により規制されている。
7は上記シャッタ羽根3の背面側、即ちシャッタ羽根
3とシャッタ基板1との間に重ね合わされ、上記軸4と
同軸で回動可能に支持されている補助羽根で、その一端
には、シャッタ羽根3に形成された段部よりなる被係合
部3aと同様の被係合部7aが形成されている。この補助羽
根7の上記シャッタ羽根3と異なる点は、第1に、アパ
ーチャ2をカバーする遮蔽部がなく、これ自体が回動し
てもアパーチャ2を開閉する機能を有していない点、第
2に、時計方向(閉じ方向に相当する方向)の回動停止
位置は、ストッパ8で規制されるが、この補助羽根7が
ストッパ8で位置規制されている状態における被係合部
7aの位置は、シャッタ羽根3がストッパ6で位置規制さ
れている状態における被係合部3aの位置より、時計方向
側に所定量ずれるように、換言すれば、所定量突き出す
ように位置ずけられる点にある。
3とシャッタ基板1との間に重ね合わされ、上記軸4と
同軸で回動可能に支持されている補助羽根で、その一端
には、シャッタ羽根3に形成された段部よりなる被係合
部3aと同様の被係合部7aが形成されている。この補助羽
根7の上記シャッタ羽根3と異なる点は、第1に、アパ
ーチャ2をカバーする遮蔽部がなく、これ自体が回動し
てもアパーチャ2を開閉する機能を有していない点、第
2に、時計方向(閉じ方向に相当する方向)の回動停止
位置は、ストッパ8で規制されるが、この補助羽根7が
ストッパ8で位置規制されている状態における被係合部
7aの位置は、シャッタ羽根3がストッパ6で位置規制さ
れている状態における被係合部3aの位置より、時計方向
側に所定量ずれるように、換言すれば、所定量突き出す
ように位置ずけられる点にある。
9は、シャッタセット部材としての長尺のシャッタセ
ットレバーで、長手方向の2か所には長孔10a,10bが穿
設されており、この長孔10a,10bには、シャッタ基板1
に植設されたガイド軸11a,11bが嵌入されており、これ
によって横方向への摺動が可能となっている。さらに、
このシャッタセットレバー9には、一端部(第1図にお
いては左端部)に被押圧片12が設けられ、この被押圧片
12は、自動巻上機構(図示せず)で回動駆動されるカム
13によって揺動駆動される巻上げセットレバー14の先端
部にて押圧されて、シャッタセット方向へスライド移動
せしめられる。一方、このシャッタセットレバー9の他
端部(第1図において右端部)には、上下方向に弾性変
形可能な被係止部としての鉤部15が設けられており、こ
の鉤部15は、シャッタ基板1に固定または上下方向に摺
動可能に設けられた係止部16に係脱可能とされている。
また、シャッタセットレバー9の中間部には、板厚方向
(前後方向)に弾性変形可能な片持梁状の駆動舌片18が
左方向(反シャッタセット方向)に向けて一体形成され
ている。
ットレバーで、長手方向の2か所には長孔10a,10bが穿
設されており、この長孔10a,10bには、シャッタ基板1
に植設されたガイド軸11a,11bが嵌入されており、これ
によって横方向への摺動が可能となっている。さらに、
このシャッタセットレバー9には、一端部(第1図にお
いては左端部)に被押圧片12が設けられ、この被押圧片
12は、自動巻上機構(図示せず)で回動駆動されるカム
13によって揺動駆動される巻上げセットレバー14の先端
部にて押圧されて、シャッタセット方向へスライド移動
せしめられる。一方、このシャッタセットレバー9の他
端部(第1図において右端部)には、上下方向に弾性変
形可能な被係止部としての鉤部15が設けられており、こ
の鉤部15は、シャッタ基板1に固定または上下方向に摺
動可能に設けられた係止部16に係脱可能とされている。
また、シャッタセットレバー9の中間部には、板厚方向
(前後方向)に弾性変形可能な片持梁状の駆動舌片18が
左方向(反シャッタセット方向)に向けて一体形成され
ている。
この駆動舌片18の先端部には、先端縁が前後方向に厚
く、基端側に近づくにつれて次第に薄肉となるテーパー
状に形成されてなる係合部17が設けられている。また、
シャッタセットレバー9は、シャッタ基板1に設けられ
たばね掛け1bとの間に掛け渡されたシャッタ駆動ばね19
によってシャッタセット方向とは逆方向(復動方向)に
付勢されている。尚、このシャッタ駆動ばね19は、上記
シャッタ閉成ばね5より充分大きなばね力のものが用い
られている。
く、基端側に近づくにつれて次第に薄肉となるテーパー
状に形成されてなる係合部17が設けられている。また、
シャッタセットレバー9は、シャッタ基板1に設けられ
たばね掛け1bとの間に掛け渡されたシャッタ駆動ばね19
によってシャッタセット方向とは逆方向(復動方向)に
付勢されている。尚、このシャッタ駆動ばね19は、上記
シャッタ閉成ばね5より充分大きなばね力のものが用い
られている。
次に、上記構成よりなる実施例の動作を第2図(a)
〜(c)および第3図(a)〜(d)を含めて説明す
る。
〜(c)および第3図(a)〜(d)を含めて説明す
る。
ここで、第2図(a),(b)および(c)は、いず
れも本考案を構成するシャッタ羽根3および補助羽根7
とシャッタセットレバー9の作動関係を、シャッタセッ
ト前、シャッタセット中およびシャッタセット後のそれ
ぞれについて示す平面図である。
れも本考案を構成するシャッタ羽根3および補助羽根7
とシャッタセットレバー9の作動関係を、シャッタセッ
ト前、シャッタセット中およびシャッタセット後のそれ
ぞれについて示す平面図である。
まず、動作の過程を解り易くするためにシャッタセッ
ト前の状態から説明する。
ト前の状態から説明する。
第2図(a)および第3図(a)がシャッタセット前
の状態を示しており、このとき、シャッタ羽根3の遮蔽
部3bは、アパーチャ2を閉じており、また、補助羽根7
の被係合部7aは、シャッタ羽根3の被係合部3aと揃って
いる。
の状態を示しており、このとき、シャッタ羽根3の遮蔽
部3bは、アパーチャ2を閉じており、また、補助羽根7
の被係合部7aは、シャッタ羽根3の被係合部3aと揃って
いる。
さて、上記した状態からシャッタをセット(シャッタ
チャージ)するべく手動操作または電動モータを起動す
ると、カム13が回動駆動される。このカム13の回転によ
り巻上げセットレバー14を介してシャッタセットレバー
9をシャッタ駆動ばね19のばね力に抗してシャッタセッ
ト方向、つまり第2図(a)において右方向へ移動させ
ていくと、シャッタセットレバー9の駆動舌片18の先端
に係合部17が先ず、シャッタ羽根3の背面に弾性変形し
て乗り上がる。この際、シャッタ羽根3は、係合部17と
の間の摩擦力により時計回り方向に回転しようとする
が、ストッパ6に当接しているので動くことはない。し
かして、上記係合部17が補助羽根7の端面(第2図
(a)においては、左端面)に当たると、補助羽根7を
押し出す。このとき補助羽根7は、軸4を中心として時
計方向へ若干量回動し、第3図(b)に示すようにスト
ッパ8に当接すると同時に補助羽根7の被係合部7aより
所定量lだけせり出す〔第2図(b)参照〕。
チャージ)するべく手動操作または電動モータを起動す
ると、カム13が回動駆動される。このカム13の回転によ
り巻上げセットレバー14を介してシャッタセットレバー
9をシャッタ駆動ばね19のばね力に抗してシャッタセッ
ト方向、つまり第2図(a)において右方向へ移動させ
ていくと、シャッタセットレバー9の駆動舌片18の先端
に係合部17が先ず、シャッタ羽根3の背面に弾性変形し
て乗り上がる。この際、シャッタ羽根3は、係合部17と
の間の摩擦力により時計回り方向に回転しようとする
が、ストッパ6に当接しているので動くことはない。し
かして、上記係合部17が補助羽根7の端面(第2図
(a)においては、左端面)に当たると、補助羽根7を
押し出す。このとき補助羽根7は、軸4を中心として時
計方向へ若干量回動し、第3図(b)に示すようにスト
ッパ8に当接すると同時に補助羽根7の被係合部7aより
所定量lだけせり出す〔第2図(b)参照〕。
その後、上記係合部17は、補助羽根7の裏面に乗り上
って摺接しつつ移動して、シャッタセットレバー9の端
部に有する鉤部15が、破線で示すように弾性変形してレ
リーズ手段としての係止部16に係止される位置に到る
と、補助羽根7の被係合部7aよりシャッタセットレバー
9の係合部17が落ち込むが、シャッタセットレバー9
は、さらに若干量Sだけ右方向に移動した後、即ち破線
で示す位置17aまで移動した後、再び若干量Sだけ戻っ
た位置、即ち、第2図(c)に示す位置で鉤部15が係止
部16に係止されてシャッタセットが完了する。
って摺接しつつ移動して、シャッタセットレバー9の端
部に有する鉤部15が、破線で示すように弾性変形してレ
リーズ手段としての係止部16に係止される位置に到る
と、補助羽根7の被係合部7aよりシャッタセットレバー
9の係合部17が落ち込むが、シャッタセットレバー9
は、さらに若干量Sだけ右方向に移動した後、即ち破線
で示す位置17aまで移動した後、再び若干量Sだけ戻っ
た位置、即ち、第2図(c)に示す位置で鉤部15が係止
部16に係止されてシャッタセットが完了する。
かくして、シャッタレリーズ動作で、図示しないレリ
ーズ手段により上記係止部16に係止された鉤部15を下方
向に押下し(または係止部16を引き上げ)、鉤部15の係
止を解放すると、シャッタセットレバー9は、シャッタ
駆動ばね19のばね力によって復動する。この復動動作に
伴い、上記係合部17によって補助羽根7の被係合部7aお
よびシャッタ羽根3の被係合部3aが僅かな時間差をもっ
て順に係合し且つ押圧され、引続き、シャッタ羽根3
は、補助羽根7と共に軸4を中心として反時計方向へ回
動し、遮蔽部3bがアパーチャ2の前面より退避するた
め、アパーチャ2が開口され、被写体光がアパーチャ2
に入射し、撮影レンズを介してフィルム(図示せず)へ
の露光が開始される。シャッタセットレバー9は、引続
き左方向へ移動し、係合部17が第3図(d)の実線で示
す位置に至ると、係合部17とシャッタ羽根3および補助
羽根7の各被係合部3aおよび7aとの係合が外れ、シャッ
タ羽根3は、シャッタ閉成用ばね5に引張られて時計方
向に回動しストッパ6に衝接するまで回動して遮蔽部3b
をもってアパーチャー2を閉成する。このシャッタ羽根
3の回動に随動するようにして、補助羽根7も時計方向
に回動し、第2図(a)に示したシャッタセット前の位
置に復帰する。
ーズ手段により上記係止部16に係止された鉤部15を下方
向に押下し(または係止部16を引き上げ)、鉤部15の係
止を解放すると、シャッタセットレバー9は、シャッタ
駆動ばね19のばね力によって復動する。この復動動作に
伴い、上記係合部17によって補助羽根7の被係合部7aお
よびシャッタ羽根3の被係合部3aが僅かな時間差をもっ
て順に係合し且つ押圧され、引続き、シャッタ羽根3
は、補助羽根7と共に軸4を中心として反時計方向へ回
動し、遮蔽部3bがアパーチャ2の前面より退避するた
め、アパーチャ2が開口され、被写体光がアパーチャ2
に入射し、撮影レンズを介してフィルム(図示せず)へ
の露光が開始される。シャッタセットレバー9は、引続
き左方向へ移動し、係合部17が第3図(d)の実線で示
す位置に至ると、係合部17とシャッタ羽根3および補助
羽根7の各被係合部3aおよび7aとの係合が外れ、シャッ
タ羽根3は、シャッタ閉成用ばね5に引張られて時計方
向に回動しストッパ6に衝接するまで回動して遮蔽部3b
をもってアパーチャー2を閉成する。このシャッタ羽根
3の回動に随動するようにして、補助羽根7も時計方向
に回動し、第2図(a)に示したシャッタセット前の位
置に復帰する。
上述の如く構成され且つ動作する上記実施例によれ
ば、例えば、フィルム巻上げ時、フィルムの終端が到達
し、その時点では一コマ分のフィルムの巻上げが行われ
ない場合には、シャッタセットレバー9は、その鉤部15
が係止部16に係止されず、従ってシャッタセットレバー
9は、途中から復動するか、巻戻し動作が開始されてシ
ャッタセットレバー9は、左方向に移動することとなる
が、シャッタセットレバー9は、その係合部17がシャッ
タ羽根3の被係合部3aより所定量lだけせり出している
補助羽根7で係合の禁止が図られているので、上記係合
部17が被係合部3aに係合することはない。
ば、例えば、フィルム巻上げ時、フィルムの終端が到達
し、その時点では一コマ分のフィルムの巻上げが行われ
ない場合には、シャッタセットレバー9は、その鉤部15
が係止部16に係止されず、従ってシャッタセットレバー
9は、途中から復動するか、巻戻し動作が開始されてシ
ャッタセットレバー9は、左方向に移動することとなる
が、シャッタセットレバー9は、その係合部17がシャッ
タ羽根3の被係合部3aより所定量lだけせり出している
補助羽根7で係合の禁止が図られているので、上記係合
部17が被係合部3aに係合することはない。
従って、フィルムの巻上げ動作時にシャッタセットレ
バー9が途中で後退するようなことがあっても係合部17
は、補助羽根7の背面を滑って後退し、従来見られたよ
うなシャッタ羽根3を開放して折角撮影したフィルムに
再露光を与えるような事態は未然に防止することができ
る。
バー9が途中で後退するようなことがあっても係合部17
は、補助羽根7の背面を滑って後退し、従来見られたよ
うなシャッタ羽根3を開放して折角撮影したフィルムに
再露光を与えるような事態は未然に防止することができ
る。
また、シャッタ羽根3に対する補助羽根7のせり出し
量lの規制は、ストッパ8によって行っているため、常
に一定したせり出し量lを得ることができ、このストッ
パ8の位置を微調整できるようにしておけば、シャッタ
セットレバー9の鉤部15と係合部17の製作精度をそれ程
高くせずともよく、従って、その分コストを低減化する
ことができる。
量lの規制は、ストッパ8によって行っているため、常
に一定したせり出し量lを得ることができ、このストッ
パ8の位置を微調整できるようにしておけば、シャッタ
セットレバー9の鉤部15と係合部17の製作精度をそれ程
高くせずともよく、従って、その分コストを低減化する
ことができる。
また、シャッタセットレバー9の駆動舌片18は、シャ
ッタセット動作状態とシャッタセット完了状態との間
で、シャッタ羽根3と補助羽根7の厚み相当分だけ、係
合部17が前後方向(光軸方向)にたわむだけであるの
で、光軸方向のスペースは、極めて僅かで足り、コンパ
クト化する上で極めて有利である。
ッタセット動作状態とシャッタセット完了状態との間
で、シャッタ羽根3と補助羽根7の厚み相当分だけ、係
合部17が前後方向(光軸方向)にたわむだけであるの
で、光軸方向のスペースは、極めて僅かで足り、コンパ
クト化する上で極めて有利である。
またシャッタの再露光を防止するのに、補助羽根7を
付設し、シャッタセットレバー9に係合部17を有する駆
動舌片18を形成するだけの簡素な構成で足りるから、材
料コスト、製作コスト、調整コストが低廉で済むという
利点がある。
付設し、シャッタセットレバー9に係合部17を有する駆
動舌片18を形成するだけの簡素な構成で足りるから、材
料コスト、製作コスト、調整コストが低廉で済むという
利点がある。
尚、本考案は、上述した実施例のみに限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実
施が可能である。
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実
施が可能である。
例えば、シャッタセット位置に係止するレリーズ手段
とシャッタ羽根3を開放駆動するシャッタセット部材を
備えてあれば、上述したシャッタセットレバー9のよう
に直進移動するものに限らず、回転運動をするものを用
いてもよい。
とシャッタ羽根3を開放駆動するシャッタセット部材を
備えてあれば、上述したシャッタセットレバー9のよう
に直進移動するものに限らず、回転運動をするものを用
いてもよい。
また、シャッタ羽根としては、一枚羽根のものに限ら
ず、周知の2枚羽根を用いてもよい。
ず、周知の2枚羽根を用いてもよい。
以上説明したように本考案によれば、簡素な構成で、
安価に製作でき、コンパクト化が可能でありながら、フ
ィルムの巻上げ途中でフィルムの終端が到来し、シャッ
タセット部材がシャッタセット位置で係止保持されない
状態でシャッタセットレバーが途中で後退しても、シャ
ッタ羽根を開放する虞れが全くなく、これによって最後
に撮影したフィルムに再露光を与えて、折角撮影した写
真を駄目にするといった事態を未然に防止し得るシャッ
タの再露出防止機構を提供することができる。
安価に製作でき、コンパクト化が可能でありながら、フ
ィルムの巻上げ途中でフィルムの終端が到来し、シャッ
タセット部材がシャッタセット位置で係止保持されない
状態でシャッタセットレバーが途中で後退しても、シャ
ッタ羽根を開放する虞れが全くなく、これによって最後
に撮影したフィルムに再露光を与えて、折角撮影した写
真を駄目にするといった事態を未然に防止し得るシャッ
タの再露出防止機構を提供することができる。
第1図は、本考案の一実施例に係るシャッタの再露出防
止機構を備えたシャッタ機構を示す斜視図、第2図
(a),(b)および(c)は、シャッタ羽根と補助羽
根とシャッタセットレバーとの関係をシャッタセット
前、シャッタセット中およびシャッタセット完了後にお
ける各動作状態をそれぞれ示す平面図、第3図(a)〜
(d)は、同じくシャッタ羽根および補助羽根とシャッ
タセットレバーの係合部との関係を示すもので、それぞ
れシャッタチャージ過程における各動作を示す正面図で
ある。 1……シャッタ基板、2……アパーチャ、3……シャッ
タ羽根、3a……被係合部、4……軸、5……シャッタ閉
成用ばね、6……ストッパ、7……補助羽根、7a……被
係合部、8……ストッパ、9……シャッタセットレバ
ー、13……カム、14……巻上セットレバー、15……鉤
部、16……係止部、17……係合部、18……駆動舌片、19
……シャッタ駆動ばね。
止機構を備えたシャッタ機構を示す斜視図、第2図
(a),(b)および(c)は、シャッタ羽根と補助羽
根とシャッタセットレバーとの関係をシャッタセット
前、シャッタセット中およびシャッタセット完了後にお
ける各動作状態をそれぞれ示す平面図、第3図(a)〜
(d)は、同じくシャッタ羽根および補助羽根とシャッ
タセットレバーの係合部との関係を示すもので、それぞ
れシャッタチャージ過程における各動作を示す正面図で
ある。 1……シャッタ基板、2……アパーチャ、3……シャッ
タ羽根、3a……被係合部、4……軸、5……シャッタ閉
成用ばね、6……ストッパ、7……補助羽根、7a……被
係合部、8……ストッパ、9……シャッタセットレバ
ー、13……カム、14……巻上セットレバー、15……鉤
部、16……係止部、17……係合部、18……駆動舌片、19
……シャッタ駆動ばね。
Claims (1)
- 【請求項1】シャッタ羽根に被係合部を設け、往復動す
るシャッタセット部材に上記被係合部と協働する係合部
を設け、シャッタセット時には上記シャッタセット部材
の往動によりその係合部が上記シャッタ羽根の被係合部
を乗越えた位置に到達しさらにその位置より若干オーバ
ーしたオーバーセット位置において上記シャッタセット
部材をレリーズ手段の係止部に係止させ、シャッタレリ
ーズ時には上記レリーズ手段を移動してその係止部によ
る上記シャッタセット部材の係止を解放することにより
上記シャッタセット部材を上記シャッタセット時とは逆
方向に復動させ、この復動により上記係合部で上記シャ
ッタ羽根の上記被係合部を押して上記シャッタ羽根を開
閉させるシャッタにおいて、上記シャッタ羽根と上記シ
ャッタセット部材との間に、上記シャッタ羽根と同軸に
補助羽根を設け、シャッタセット時に、上記シャッタセ
ット部材が上記レリーズ手段の上記係止部に係止される
までの間に上記係合部が上記シャッタ羽根の上記被係合
部と係合しないように上記補助羽根の被係合部を上記シ
ャッタ羽根の上記被係合部よりシャッタセット方向に長
く延ばしたことを特徴とするシャッタの再露出防止機
構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5519389U JPH087392Y2 (ja) | 1989-05-13 | 1989-05-13 | シャッタの再露出防止機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5519389U JPH087392Y2 (ja) | 1989-05-13 | 1989-05-13 | シャッタの再露出防止機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02146632U JPH02146632U (ja) | 1990-12-12 |
| JPH087392Y2 true JPH087392Y2 (ja) | 1996-03-04 |
Family
ID=31577926
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5519389U Expired - Lifetime JPH087392Y2 (ja) | 1989-05-13 | 1989-05-13 | シャッタの再露出防止機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH087392Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5000929B2 (ja) * | 2006-05-29 | 2012-08-15 | 日本電産コパル株式会社 | カメラ用羽根駆動装置 |
-
1989
- 1989-05-13 JP JP5519389U patent/JPH087392Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02146632U (ja) | 1990-12-12 |
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