JPH0874401A - 建築物の外壁構造 - Google Patents
建築物の外壁構造Info
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- JPH0874401A JPH0874401A JP21504694A JP21504694A JPH0874401A JP H0874401 A JPH0874401 A JP H0874401A JP 21504694 A JP21504694 A JP 21504694A JP 21504694 A JP21504694 A JP 21504694A JP H0874401 A JPH0874401 A JP H0874401A
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Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 建築躯体のゆがみに起因して、モルタル層に
クラックが発生するのを確実に防止できるとともに、十
分な防火性能を確保した上で工費の削減および工期の短
縮を図ることができ、さらに遮音性および断熱性に優れ
た建築物の外壁構造を提供する。 【構成】 建築躯体10の外面に互いに間隔をおいて固
定され、弾性体からなる複数のスペーサ21と、スペー
サ21の外面に固定され、前記建築躯体10から間隔を
おいて取り付けられた金網23と、金網23にそれを埋
設するように塗工されたモルタル等の塗り壁層24と、
を備え、建築躯体10と塗り壁層24との間に、上記複
数のスペーサ21間の隙間により構成される空隙層40
が形成される建築物の外壁構造。
クラックが発生するのを確実に防止できるとともに、十
分な防火性能を確保した上で工費の削減および工期の短
縮を図ることができ、さらに遮音性および断熱性に優れ
た建築物の外壁構造を提供する。 【構成】 建築躯体10の外面に互いに間隔をおいて固
定され、弾性体からなる複数のスペーサ21と、スペー
サ21の外面に固定され、前記建築躯体10から間隔を
おいて取り付けられた金網23と、金網23にそれを埋
設するように塗工されたモルタル等の塗り壁層24と、
を備え、建築躯体10と塗り壁層24との間に、上記複
数のスペーサ21間の隙間により構成される空隙層40
が形成される建築物の外壁構造。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、木造建築の外壁等に
好適に適用される建築物の外壁構造に関するものであ
る。
好適に適用される建築物の外壁構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、木造建築の外壁構造として、図2
に示すように間柱(1a)、木ずり張り(1b)および
合板(1c)等を有する建築躯体(1)の合板(1c)
外面に、アスファルトフェルト(2)を釘止めし、この
上にステープル(3)によってメタルラス(4)を張
り、モルタルをラスこすり、中塗り、上塗りの順に塗工
してモルタル層(5)を形成した後、仕上げ材を塗装し
て仕上げ層(6)を形成したモルタル塗り外壁構造が周
知である。
に示すように間柱(1a)、木ずり張り(1b)および
合板(1c)等を有する建築躯体(1)の合板(1c)
外面に、アスファルトフェルト(2)を釘止めし、この
上にステープル(3)によってメタルラス(4)を張
り、モルタルをラスこすり、中塗り、上塗りの順に塗工
してモルタル層(5)を形成した後、仕上げ材を塗装し
て仕上げ層(6)を形成したモルタル塗り外壁構造が周
知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
外壁構造では、建築躯体(1)と、モルタル層(5)と
が一体化しているため、構造上のゆがみ等に起因して建
築躯体(1)にひずみ応力が発生したときに、その応力
の影響がモルタル層(5)に及んで、モルタル層(5)
にクラックが発生し、美観を損なうばかりか、強度も低
下させるという問題があった。なお、モルタルとして弾
力性を有する軽量モルタルを使用して、クラックの発生
を抑制しようとする技術も開発されているが、軽量モル
タルと言えど弾力性に限界があるため、クラックの発生
を確実に防止し得るというものではなかった。
外壁構造では、建築躯体(1)と、モルタル層(5)と
が一体化しているため、構造上のゆがみ等に起因して建
築躯体(1)にひずみ応力が発生したときに、その応力
の影響がモルタル層(5)に及んで、モルタル層(5)
にクラックが発生し、美観を損なうばかりか、強度も低
下させるという問題があった。なお、モルタルとして弾
力性を有する軽量モルタルを使用して、クラックの発生
を抑制しようとする技術も開発されているが、軽量モル
タルと言えど弾力性に限界があるため、クラックの発生
を確実に防止し得るというものではなかった。
【0004】一方、上記の外壁構造を施工する場合にお
いて、モルタル塗り作業等の左官作業(湿式作業)は、
高い熟練度が必要で、非常に繁雑であるため、その作業
を少なくすることが望まれている。しかしながら、十分
な防火性能を得るには、不燃層となるモルタル層(5)
を厚く形成せなばならず、面倒なモルタル塗り作業が多
くなってしまい、工費の増大や、工期の長期化を来すと
いう問題を有していた。
いて、モルタル塗り作業等の左官作業(湿式作業)は、
高い熟練度が必要で、非常に繁雑であるため、その作業
を少なくすることが望まれている。しかしながら、十分
な防火性能を得るには、不燃層となるモルタル層(5)
を厚く形成せなばならず、面倒なモルタル塗り作業が多
くなってしまい、工費の増大や、工期の長期化を来すと
いう問題を有していた。
【0005】さらに近年では、木造家屋等の建築物に対
し、居住性の向上を図るため、遮音性のほか、断熱性の
向上等を要求する声が高まっており、これからの建築分
野においては、上記の要求に十分対処していく必要があ
る。
し、居住性の向上を図るため、遮音性のほか、断熱性の
向上等を要求する声が高まっており、これからの建築分
野においては、上記の要求に十分対処していく必要があ
る。
【0006】この発明は、上記従来技術の問題を解消
し、モルタル層等の塗り壁層にクラックが発生するのを
確実に防止できるとともに、十分な防火性能を確保した
上で工費の削減および工期の短縮を図ることができ、さ
らに遮音性および断熱性に優れた建築物の外壁構造を提
供することを目的とする。
し、モルタル層等の塗り壁層にクラックが発生するのを
確実に防止できるとともに、十分な防火性能を確保した
上で工費の削減および工期の短縮を図ることができ、さ
らに遮音性および断熱性に優れた建築物の外壁構造を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の、この発明の建築物の外壁構造は、建築躯体の外面に
互いに間隔をおいて固定され、弾性体からなる複数のス
ペーサと、前記建築躯体の外面から間隔をおいて前記ス
ペーサの先端面に固定される金網と、前記金網にそれを
埋設するように塗工され、モルタル等の塗り壁材からな
る塗り壁層と、を備え、前記建築躯体と前記塗り壁層と
の間に、前記複数のスペーサ間の隙間により構成される
空隙層が形成されてなることを要旨とするものである。
の、この発明の建築物の外壁構造は、建築躯体の外面に
互いに間隔をおいて固定され、弾性体からなる複数のス
ペーサと、前記建築躯体の外面から間隔をおいて前記ス
ペーサの先端面に固定される金網と、前記金網にそれを
埋設するように塗工され、モルタル等の塗り壁材からな
る塗り壁層と、を備え、前記建築躯体と前記塗り壁層と
の間に、前記複数のスペーサ間の隙間により構成される
空隙層が形成されてなることを要旨とするものである。
【0008】本発明においては、前記建築躯体の外面
に、前記空隙層から前記建築躯体内への吸湿を防止する
ための防湿シートが張り付けられてなる構成を採用する
のが良い。
に、前記空隙層から前記建築躯体内への吸湿を防止する
ための防湿シートが張り付けられてなる構成を採用する
のが良い。
【0009】また本発明においては、前記金網の内面側
に背面シートが張り付けられてなる構成を採用するのが
望ましい。
に背面シートが張り付けられてなる構成を採用するのが
望ましい。
【0010】さらに前記空隙層の厚さが、3mm〜20
mmに設定されてなる構成を採用するのが好ましい。
mmに設定されてなる構成を採用するのが好ましい。
【0011】また本発明においては、前記針金として、
網目が八角形の編成金網が使用される構成を採用するの
が、より一層好ましい。
網目が八角形の編成金網が使用される構成を採用するの
が、より一層好ましい。
【0012】
【作用】この発明の建築物の外壁構造においては、建築
躯体の外面に、弾性体からなる複数のスペーサを介して
金網が取り付けられるとともに、建築躯体外面から外方
に間隔をおいて、上記金網を埋設するようにモルタル等
の塗り壁材が塗工され、建築躯体と塗り壁層との間に空
隙層が形成されるものであるため、建築躯体にゆがみ等
に起因するひずみ応力が発生したとしても、その応力は
スペーサの弾性変形により吸収され、上記ひずみ応力に
よる影響がモルタル層等の塗り壁層に及ぶことを防止で
きる。
躯体の外面に、弾性体からなる複数のスペーサを介して
金網が取り付けられるとともに、建築躯体外面から外方
に間隔をおいて、上記金網を埋設するようにモルタル等
の塗り壁材が塗工され、建築躯体と塗り壁層との間に空
隙層が形成されるものであるため、建築躯体にゆがみ等
に起因するひずみ応力が発生したとしても、その応力は
スペーサの弾性変形により吸収され、上記ひずみ応力に
よる影響がモルタル層等の塗り壁層に及ぶことを防止で
きる。
【0013】また、建築躯体と塗り壁層との間に空隙層
が存在することにより、両者間での熱伝達を効率良く抑
制できるので、不燃材としての塗り壁層を薄く形成して
も、十分な防火性能を確保できる。さらに空隙層の存在
によって、優れた断熱性能および遮音性能を得ることが
できる。
が存在することにより、両者間での熱伝達を効率良く抑
制できるので、不燃材としての塗り壁層を薄く形成して
も、十分な防火性能を確保できる。さらに空隙層の存在
によって、優れた断熱性能および遮音性能を得ることが
できる。
【0014】本発明において、建築躯体の外面に防水シ
ートが張り付けられる構成を採用する場合、空隙層から
水分が建築躯体内に含浸するのを防止できるものとな
る。
ートが張り付けられる構成を採用する場合、空隙層から
水分が建築躯体内に含浸するのを防止できるものとな
る。
【0015】さらに本発明において、金網の内面側に、
背面シートが張り付けられてなる構成を採用する場合、
塗り壁材の金網への塗工作業をスムーズに行えるものと
なる。
背面シートが張り付けられてなる構成を採用する場合、
塗り壁材の金網への塗工作業をスムーズに行えるものと
なる。
【0016】また、本発明において、空隙層の厚さを特
定値に設定する場合、十分な防火性能、断熱性能および
遮音性能を、より確実に得ることができるものとなる。
定値に設定する場合、十分な防火性能、断熱性能および
遮音性能を、より確実に得ることができるものとなる。
【0017】さらに本発明において、剛性金属線材とし
て、針金が八角形状に編まれた金網からなるものを使用
する場合、塗り壁層に十分な強度が得られるものとな
る。
て、針金が八角形状に編まれた金網からなるものを使用
する場合、塗り壁層に十分な強度が得られるものとな
る。
【0018】
【実施例】図1はこの発明の一実施例である建築物の外
壁構造を示す断面図である。同図に示すように、間柱
(11)、木ずり張り(12)および合板(13)等を
有する建築躯体(10)の合板(13)外面に、防湿シ
ート(15)が釘止めや接着により張り付けられ、その
防湿シート(15)の外面に、弾性体からなる複数のス
ペーサ(21)、背面シート(22)、および金網(2
3)が配置されるとともに、これらが釘(30)によっ
て建築躯体(10)に固定される。さらに金網(23)
にそれを埋設するようにモルタル等の塗り壁材が塗工さ
れ、その塗り壁層(24)外面に仕上げ材が塗装されて
仕上げ層(25)が形成され、これにより本実施例の外
壁構造が形成されている。
壁構造を示す断面図である。同図に示すように、間柱
(11)、木ずり張り(12)および合板(13)等を
有する建築躯体(10)の合板(13)外面に、防湿シ
ート(15)が釘止めや接着により張り付けられ、その
防湿シート(15)の外面に、弾性体からなる複数のス
ペーサ(21)、背面シート(22)、および金網(2
3)が配置されるとともに、これらが釘(30)によっ
て建築躯体(10)に固定される。さらに金網(23)
にそれを埋設するようにモルタル等の塗り壁材が塗工さ
れ、その塗り壁層(24)外面に仕上げ材が塗装されて
仕上げ層(25)が形成され、これにより本実施例の外
壁構造が形成されている。
【0019】以下、上記外壁構造を細部にわたって詳細
に説明する。
に説明する。
【0020】建築躯体(10)外面に張り付けられる防
湿シート(15)としては、防湿性を有するものであれ
ばどのようなものでも使用できるが、例えばアスファル
トルーフィング等を好適に使用することができる。
湿シート(15)としては、防湿性を有するものであれ
ばどのようなものでも使用できるが、例えばアスファル
トルーフィング等を好適に使用することができる。
【0021】スペーサ(21)としては、弾性を有しな
がらも比較的硬い合成ゴム等を使用することができ、例
えばエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)からなるも
のを好適に使用できるほか、EVA発泡体からなるもの
も使用することができる。
がらも比較的硬い合成ゴム等を使用することができ、例
えばエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)からなるも
のを好適に使用できるほか、EVA発泡体からなるもの
も使用することができる。
【0022】スペーサ(21)は、どのような形状のも
のでも使用することができるが、例えば、四角形状およ
び六角形状等の多角形状、円形状、まがたま状等に形成
された小片ピース状のもののほか、環状、帯状に形成さ
れたもの等を使用することができる。
のでも使用することができるが、例えば、四角形状およ
び六角形状等の多角形状、円形状、まがたま状等に形成
された小片ピース状のもののほか、環状、帯状に形成さ
れたもの等を使用することができる。
【0023】また複数のスペーサ(21)は、配置され
ていても良く、例えば小片ピース状の複数のスペーサ
が、縦横に整列するように配置されていても、帯状のス
ペーサが、縦縞状、横縞状、あるいは格子状に配置され
ていても良い。
ていても良く、例えば小片ピース状の複数のスペーサ
が、縦横に整列するように配置されていても、帯状のス
ペーサが、縦縞状、横縞状、あるいは格子状に配置され
ていても良い。
【0024】さらに複数のスペーサ(21)は、互いに
間隔をおいて配置されており、背面シート(22)、剛
性金属線材(23)、塗り壁層(24)および仕上げ層
(25)からなる塗り壁体(20)と、建築躯体(1
0)との間に、複数のスペーサ(21)間の隙間により
構成される空隙層(40)が形成されている。
間隔をおいて配置されており、背面シート(22)、剛
性金属線材(23)、塗り壁層(24)および仕上げ層
(25)からなる塗り壁体(20)と、建築躯体(1
0)との間に、複数のスペーサ(21)間の隙間により
構成される空隙層(40)が形成されている。
【0025】なお、スペーサ(21)の配置位置は特に
限定されるものではないが、外壁強度のバランスを考慮
した場合、外壁形成面に均等に分散させて配置させるの
が良い。
限定されるものではないが、外壁強度のバランスを考慮
した場合、外壁形成面に均等に分散させて配置させるの
が良い。
【0026】スペーサ(21)は壁面に対する垂直方向
の厚さが、3mm〜30mmのものを好適に使用するこ
とができ、中でも上限値が20mm以下のものを、より
好適に使用することができ、換言すれば空隙層(40)
の厚さを3mm〜30mm、好ましくは20mm以下に
設定するのが良い。すなわち空隙層(40)の厚さが、
3mmに満たないものでは、後述するように空隙層(4
0)の存在による効果を十分に享受できず、好ましくな
い。また逆に空隙層(40)の厚さが大きくなって30
mmを越えてしまうと、外壁全体の厚さ寸法が厚くなっ
てしまい、スペースの有効利用を図ることができず、好
ましくない。
の厚さが、3mm〜30mmのものを好適に使用するこ
とができ、中でも上限値が20mm以下のものを、より
好適に使用することができ、換言すれば空隙層(40)
の厚さを3mm〜30mm、好ましくは20mm以下に
設定するのが良い。すなわち空隙層(40)の厚さが、
3mmに満たないものでは、後述するように空隙層(4
0)の存在による効果を十分に享受できず、好ましくな
い。また逆に空隙層(40)の厚さが大きくなって30
mmを越えてしまうと、外壁全体の厚さ寸法が厚くなっ
てしまい、スペースの有効利用を図ることができず、好
ましくない。
【0027】背面シート(22)としては、塗り壁材の
金網(23)への塗工時に、塗り壁材を受け止めること
ができるものであれば、どのようなものでも使用できる
が、好ましくは防湿性を有するアスファルトフェルト、
防水紙等の防水シートを使用するのが良い。
金網(23)への塗工時に、塗り壁材を受け止めること
ができるものであれば、どのようなものでも使用できる
が、好ましくは防湿性を有するアスファルトフェルト、
防水紙等の防水シートを使用するのが良い。
【0028】金網(23)としては、例えば通常の金網
のほか、ワイヤラス、メタルラス等も使用できるが、優
れた剛性を有しているという点で、編目が八角形の編成
金網を好適に使用することができる。
のほか、ワイヤラス、メタルラス等も使用できるが、優
れた剛性を有しているという点で、編目が八角形の編成
金網を好適に使用することができる。
【0029】塗り壁層(24)を形成するための塗り壁
材は、特に限定されるものではなく、例えば砂モルタル
等の通常モルタル、軽量モルタル等の特殊モルタル、ポ
リマーセメント等、セメント系のものを好適に使用する
ことができる。
材は、特に限定されるものではなく、例えば砂モルタル
等の通常モルタル、軽量モルタル等の特殊モルタル、ポ
リマーセメント等、セメント系のものを好適に使用する
ことができる。
【0030】さらに仕上げ層(25)としての仕上げ材
は、例えばリシン等の周知のものを使用することができ
る。
は、例えばリシン等の周知のものを使用することができ
る。
【0031】この木造建築の外壁構造によれば、建築躯
体(10)に、弾性体からなる複数のスペーサ(21)
を介して塗り壁体(20)を形成するものであるため、
建築躯体(10)にゆがみ等に起因するひずみ応力が発
生したとしても、その応力はスペーサ(21)の弾性変
形により吸収され、上記ひずみ応力の影響が塗り壁体
(20)に及ぶのを防止できる。したがって、モルタル
層等の塗り壁層(24)にクラックが発生せず、良好な
美観を維持できるとともに、強度低下をも防止できる。
体(10)に、弾性体からなる複数のスペーサ(21)
を介して塗り壁体(20)を形成するものであるため、
建築躯体(10)にゆがみ等に起因するひずみ応力が発
生したとしても、その応力はスペーサ(21)の弾性変
形により吸収され、上記ひずみ応力の影響が塗り壁体
(20)に及ぶのを防止できる。したがって、モルタル
層等の塗り壁層(24)にクラックが発生せず、良好な
美観を維持できるとともに、強度低下をも防止できる。
【0032】また、建築躯体(10)と塗り壁体(2
0)との間に空隙層(40)が形成されるため、その空
隙層(40)により、建築躯体(10)および塗り壁体
(20)間における熱伝達を効率良く抑制することがで
きる。このため、不燃材としてのモルタル層(24)を
薄く形成しようとも、防火性能に関する基準を確実に満
たすことができ、面倒なモルタル塗り作業等の湿式作業
を少なくすることができて、工費の削減および工期の短
縮を図ることができる。
0)との間に空隙層(40)が形成されるため、その空
隙層(40)により、建築躯体(10)および塗り壁体
(20)間における熱伝達を効率良く抑制することがで
きる。このため、不燃材としてのモルタル層(24)を
薄く形成しようとも、防火性能に関する基準を確実に満
たすことができ、面倒なモルタル塗り作業等の湿式作業
を少なくすることができて、工費の削減および工期の短
縮を図ることができる。
【0033】さらに空隙層(40)の存在によって、十
分な断熱効果および遮音効果を得ることができるので、
居住性に優れた木造家屋等の建築物を提供できる。
分な断熱効果および遮音効果を得ることができるので、
居住性に優れた木造家屋等の建築物を提供できる。
【0034】また塗り壁体(20)は、その内部に金網
(23)が埋設されるものであるため、建築躯体(1
0)から独立していようとも、十分な剛性を確保するこ
とができて、強度上問題が生じるようなことはない。な
お、金網(23)として、上記した網目が八角形の編成
金網を使用する場合には、実用上全く支障のない程度の
強度を有する塗り壁体(20)を形成できる。
(23)が埋設されるものであるため、建築躯体(1
0)から独立していようとも、十分な剛性を確保するこ
とができて、強度上問題が生じるようなことはない。な
お、金網(23)として、上記した網目が八角形の編成
金網を使用する場合には、実用上全く支障のない程度の
強度を有する塗り壁体(20)を形成できる。
【0035】また本実施例では、建築躯体(10)の外
面に防湿シート(15)が張り付けられるため、空隙層
(40)から水分が躯体(10)内に含浸するのを防止
でき、建築躯体(10)において吸湿、吸水による悪影
響を回避できる。
面に防湿シート(15)が張り付けられるため、空隙層
(40)から水分が躯体(10)内に含浸するのを防止
でき、建築躯体(10)において吸湿、吸水による悪影
響を回避できる。
【0036】さらに金網(23)の内面に背面シート
(22)が張り付けられるため、塗り壁材の塗工をスム
ーズに行うことができる。
(22)が張り付けられるため、塗り壁材の塗工をスム
ーズに行うことができる。
【0037】なお本発明において、空隙層(40)は、
外部に対し遮断された閉空間構造としても、外部に対し
導通された開放空間構造としても良い。
外部に対し遮断された閉空間構造としても、外部に対し
導通された開放空間構造としても良い。
【0038】また本発明において、防湿シート(1
5)、スペーサ(21)、背面シート(22)、剛性金
属線材(22)等の固定方式は、特に限定されるもので
はない。さらにスペーサ(21)の設置個数も限定され
るものではない。
5)、スペーサ(21)、背面シート(22)、剛性金
属線材(22)等の固定方式は、特に限定されるもので
はない。さらにスペーサ(21)の設置個数も限定され
るものではない。
【0039】
【発明の効果】以上のように、この発明の建築物の外壁
構造によれば、建築躯体の外面に、弾性体からなる複数
のスペーサを介して金網が取り付けられるとともに、建
築躯体外面から外方に間隔をおいて、上記金網を埋設す
るようにモルタル等の塗り壁材が塗工され、建築躯体と
塗り壁層との間に空隙層が形成されるものであるため、
建築躯体にゆがみ等に起因するひずみ応力が発生したと
しても、その応力はスペーサの弾性変形により吸収さ
れ、上記ひずみ応力による影響がモルタル層等の塗り壁
層に及ぶことを防止できる。したがって、モルタル層等
にクラックが発生せず、良好な美観を維持できるととも
に、強度低下をも防止できる。
構造によれば、建築躯体の外面に、弾性体からなる複数
のスペーサを介して金網が取り付けられるとともに、建
築躯体外面から外方に間隔をおいて、上記金網を埋設す
るようにモルタル等の塗り壁材が塗工され、建築躯体と
塗り壁層との間に空隙層が形成されるものであるため、
建築躯体にゆがみ等に起因するひずみ応力が発生したと
しても、その応力はスペーサの弾性変形により吸収さ
れ、上記ひずみ応力による影響がモルタル層等の塗り壁
層に及ぶことを防止できる。したがって、モルタル層等
にクラックが発生せず、良好な美観を維持できるととも
に、強度低下をも防止できる。
【0040】また、建築躯体と塗り壁層との間に空隙層
が存在することにより、両者間での熱伝達を効率良く抑
制できるので、不燃材としての塗り壁層を薄く形成して
も、十分な防火性能を確保できる。このため、面倒なモ
ルタル塗り等の湿式作業を少なくすることができて、工
費の削減および工期の短縮を図ることができる。さらに
空隙層の存在によって、十分な断熱効果および遮音効果
を得ることができるので、居住性に優れた木造家屋等の
建築物を形成できるという効果が得られる。
が存在することにより、両者間での熱伝達を効率良く抑
制できるので、不燃材としての塗り壁層を薄く形成して
も、十分な防火性能を確保できる。このため、面倒なモ
ルタル塗り等の湿式作業を少なくすることができて、工
費の削減および工期の短縮を図ることができる。さらに
空隙層の存在によって、十分な断熱効果および遮音効果
を得ることができるので、居住性に優れた木造家屋等の
建築物を形成できるという効果が得られる。
【0041】本発明において、建築躯体の外面に防湿シ
ートが張り付けられる構成を採用する場合、そのシート
によって建築躯体内に水分が吸収されるのを防止でき、
吸湿、吸水による悪影響を回避できるという利点があ
る。
ートが張り付けられる構成を採用する場合、そのシート
によって建築躯体内に水分が吸収されるのを防止でき、
吸湿、吸水による悪影響を回避できるという利点があ
る。
【0042】さらに本発明において、金網の内面側に、
背面シートが張り付けられる構成を採用する場合、塗り
壁材の金網への塗工作業をスムーズに行えるという利点
がある。
背面シートが張り付けられる構成を採用する場合、塗り
壁材の金網への塗工作業をスムーズに行えるという利点
がある。
【0043】また、本発明において、空隙層の厚さを特
定値に設定する場合、上記の防火効果、断熱効果、およ
び遮音効果を、より確実に得ることができる。
定値に設定する場合、上記の防火効果、断熱効果、およ
び遮音効果を、より確実に得ることができる。
【0044】さらに本発明において、金網として、網目
が八角形の編成金網を使用する場合、塗り壁層に十分な
強度が得られるという利点がある。
が八角形の編成金網を使用する場合、塗り壁層に十分な
強度が得られるという利点がある。
【図1】この発明の一実施例である建築物の外壁構造を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】従来の建築物の外壁構造を示す断面図である。
10…建築躯体 15…防水シート 21…スペーサ 22…背面シート 23…金網 24…塗り壁層 40…空隙層
Claims (5)
- 【請求項1】 建築躯体の外面に互いに間隔をおいて固
定され、弾性体からなる複数のスペーサと、 前記建築躯体の外面から間隔をおいて前記スペーサの先
端面に固定される金網と、 前記金網にそれを埋設するように塗工され、モルタル等
の塗り壁材からなる塗り壁層と、を備え、 前記建築躯体と前記塗り壁層との間に、前記複数のスペ
ーサ間の隙間により構成される空隙層が形成されてなる
ことを特徴とする建築物の外壁構造。 - 【請求項2】 前記建築躯体の外面に、前記空隙層から
前記建築躯体内への吸湿を防止するための防湿シートが
張り付けられてなる請求項1記載の建築物の外壁構造。 - 【請求項3】 前記金網の内面側に、背面シートが張り
付けられてなる請求項1または2記載の建築物の外壁構
造。 - 【請求項4】 前記空隙層の厚さが、3mm〜20mm
に設定されてなる請求項1ないし3のいずれかに記載の
建築物の外壁構造。 - 【請求項5】 前記針金として、網目が八角形の編成金
網が使用される請求項1ないし4のいずれかに記載の建
築物の外壁構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21504694A JPH0874401A (ja) | 1994-09-08 | 1994-09-08 | 建築物の外壁構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21504694A JPH0874401A (ja) | 1994-09-08 | 1994-09-08 | 建築物の外壁構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0874401A true JPH0874401A (ja) | 1996-03-19 |
Family
ID=16665866
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21504694A Pending JPH0874401A (ja) | 1994-09-08 | 1994-09-08 | 建築物の外壁構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0874401A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002030781A (ja) * | 2000-07-13 | 2002-01-31 | Toho Kenzai:Kk | ラスの浮かし張り工法とその工法に使用する保持部材 |
| JP2002317506A (ja) * | 2001-04-23 | 2002-10-31 | Tajima Kaken Kk | 結露防止モルタル壁 |
-
1994
- 1994-09-08 JP JP21504694A patent/JPH0874401A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002030781A (ja) * | 2000-07-13 | 2002-01-31 | Toho Kenzai:Kk | ラスの浮かし張り工法とその工法に使用する保持部材 |
| JP2002317506A (ja) * | 2001-04-23 | 2002-10-31 | Tajima Kaken Kk | 結露防止モルタル壁 |
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