JPH0874716A - 内燃機関の点火時期制御装置 - Google Patents
内燃機関の点火時期制御装置Info
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- JPH0874716A JPH0874716A JP6212501A JP21250194A JPH0874716A JP H0874716 A JPH0874716 A JP H0874716A JP 6212501 A JP6212501 A JP 6212501A JP 21250194 A JP21250194 A JP 21250194A JP H0874716 A JPH0874716 A JP H0874716A
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- ignition timing
- exhaust gas
- intake pipe
- control valve
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- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
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- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
- Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 機関運転条件の変化に対応してEGR制御弁
の開度が変化する際に、シリンダに吸入されるEGR量
の変化に対応させて最適点火時期を得る。 【構成】 機関運転条件(N,Tp)に応じて基本点火
時期ADV0 を設定する(S4)。機関運転条件(N,
Tp)に応じてEGR制御弁駆動用ステップモータの駆
動ステップ数Sn を計算する(S7)。機関回転数N、
充填効率ηV、吸気管容積V、EGR制御弁の開度(駆
動ステップ数)Sn から、時定数τを算出し(S11)、
これに基づいて移動平均の重みkを算出する(S12)。
移動平均により、kを基本点火時期ADV0 に対する重
みとして、補正された点火時期ADVを算出する(S1
3)。
の開度が変化する際に、シリンダに吸入されるEGR量
の変化に対応させて最適点火時期を得る。 【構成】 機関運転条件(N,Tp)に応じて基本点火
時期ADV0 を設定する(S4)。機関運転条件(N,
Tp)に応じてEGR制御弁駆動用ステップモータの駆
動ステップ数Sn を計算する(S7)。機関回転数N、
充填効率ηV、吸気管容積V、EGR制御弁の開度(駆
動ステップ数)Sn から、時定数τを算出し(S11)、
これに基づいて移動平均の重みkを算出する(S12)。
移動平均により、kを基本点火時期ADV0 に対する重
みとして、補正された点火時期ADVを算出する(S1
3)。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の点火時期制
御装置に関し、特に排気の一部を吸気中に還流する排気
還流(以下EGRという)制御装置を備える場合に、シ
リンダに吸入されるEGR量の変化に対応して点火時期
を最適に補正制御する装置に関する。
御装置に関し、特に排気の一部を吸気中に還流する排気
還流(以下EGRという)制御装置を備える場合に、シ
リンダに吸入されるEGR量の変化に対応して点火時期
を最適に補正制御する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、内燃機関においては、排気管
と吸気管とを連通して排気の一部を吸気中に還流するE
GR通路を設け、このEGR通路にEGR制御弁を介装
して、機関運転条件に応じた所定のEGR量が得られる
ようにEGR制御弁の開度を制御している。
と吸気管とを連通して排気の一部を吸気中に還流するE
GR通路を設け、このEGR通路にEGR制御弁を介装
して、機関運転条件に応じた所定のEGR量が得られる
ようにEGR制御弁の開度を制御している。
【0003】そして、このようなEGR制御装置を備え
る内燃機関において、機関運転条件に応じマップを参照
して点火時期を定めるに際し、EGRのON/OFFに
それぞれ対応させた点火時期マップを有する構成とし
て、EGRのON/OFFから所定の遅れ時間後にマッ
プを切換えるようにしたものがある(特開平1−838
39号公報参照)。
る内燃機関において、機関運転条件に応じマップを参照
して点火時期を定めるに際し、EGRのON/OFFに
それぞれ対応させた点火時期マップを有する構成とし
て、EGRのON/OFFから所定の遅れ時間後にマッ
プを切換えるようにしたものがある(特開平1−838
39号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の内燃機関の点火時期制御装置にあっては、機
関運転条件の変化に対応してEGR制御弁の開度が変化
する際に、シリンダに吸入されるEGR量の変化に対応
して点火時期を決定するのではなく、EGR量の変化が
終了して安定した条件における最適点火時期に制御する
方式となっていたため、シリンダに吸入されるEGR量
の変化と、点火時期の変化との位相が合わず、これによ
り点火時期が最適点火時期からずれて、ノッキングが発
生したり、失火などにより安定度が悪化したりするとい
う問題点があった。
うな従来の内燃機関の点火時期制御装置にあっては、機
関運転条件の変化に対応してEGR制御弁の開度が変化
する際に、シリンダに吸入されるEGR量の変化に対応
して点火時期を決定するのではなく、EGR量の変化が
終了して安定した条件における最適点火時期に制御する
方式となっていたため、シリンダに吸入されるEGR量
の変化と、点火時期の変化との位相が合わず、これによ
り点火時期が最適点火時期からずれて、ノッキングが発
生したり、失火などにより安定度が悪化したりするとい
う問題点があった。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、シリンダに吸入されるEGR量の変化に合わせて点
火時期を制御することを可能にして、常に最適点火時期
を得ることができるようにすることを目的とする。
み、シリンダに吸入されるEGR量の変化に合わせて点
火時期を制御することを可能にして、常に最適点火時期
を得ることができるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、図
1(A)に示すように、機関運転条件に応じて基本点火
時期を設定する基本点火時期設定手段と、機関運転条件
の変化に対応してEGR制御弁の開度が変化する際に、
機関回転数、充填効率、吸気管容積、及びEGR制御弁
の開度に基づいて、前記基本点火時期を補正する点火時
期補正手段とを設けて、内燃機関の点火時期制御装置を
構成する。
1(A)に示すように、機関運転条件に応じて基本点火
時期を設定する基本点火時期設定手段と、機関運転条件
の変化に対応してEGR制御弁の開度が変化する際に、
機関回転数、充填効率、吸気管容積、及びEGR制御弁
の開度に基づいて、前記基本点火時期を補正する点火時
期補正手段とを設けて、内燃機関の点火時期制御装置を
構成する。
【0007】ここで、前記点火時期補正手段は、次式
(1)により、時定数τを算出する手段と、 τ=V/(C1 ・Sn +C2 ・ηV ・N)・・・(1) V:吸気管容積 Sn :EGR制御弁の開度
ηV :充填効率 N:機関回転数 C1 ,C2 :定数 次式(2)により、移動平均の重みkを算出する手段
と、 k=1/(1+τ/tS )・・・(2) tS :移動平均算出の時間隔 次式(3)の移動平均式により、前記時間隔tS 毎に、
点火時期ADVを算出する手段と、 ADV=k・ADV0 +(1−k)・ADV・・・(3) ADV0 :機関運転条件により定まる基本点火時期 を含んで構成するとよい。
(1)により、時定数τを算出する手段と、 τ=V/(C1 ・Sn +C2 ・ηV ・N)・・・(1) V:吸気管容積 Sn :EGR制御弁の開度
ηV :充填効率 N:機関回転数 C1 ,C2 :定数 次式(2)により、移動平均の重みkを算出する手段
と、 k=1/(1+τ/tS )・・・(2) tS :移動平均算出の時間隔 次式(3)の移動平均式により、前記時間隔tS 毎に、
点火時期ADVを算出する手段と、 ADV=k・ADV0 +(1−k)・ADV・・・(3) ADV0 :機関運転条件により定まる基本点火時期 を含んで構成するとよい。
【0008】また、図1(B)に示すように、図1
(A)の構成に加え、EGR通路内のガス温度を検出す
るEGRガス温度検出手段を設けて、点火時期補正手段
において、機関運転条件の変化に対応してEGR制御弁
の開度が変化する際に、機関回転数、充填効率、吸気管
容積、EGR制御弁の開度、及びEGRガス温度に基づ
いて、前記基本点火時期を補正する構成とするとよい。
(A)の構成に加え、EGR通路内のガス温度を検出す
るEGRガス温度検出手段を設けて、点火時期補正手段
において、機関運転条件の変化に対応してEGR制御弁
の開度が変化する際に、機関回転数、充填効率、吸気管
容積、EGR制御弁の開度、及びEGRガス温度に基づ
いて、前記基本点火時期を補正する構成とするとよい。
【0009】図1(B)の構成の場合、前記点火時期補
正手段における前記時定数τを算出する手段は、次式
(1)’により、時定数τを算出するものとする。 τ=V/〔C1 ・Sn ・(273+T0)/(273+T)+C2 ・ηV ・N〕 ・・・(1)’ V:吸気管容積 Sn :EGR制御弁の開度
ηV :充填効率 N:機関回転数 C1 ,C2 :定数 T0 :標準EGRガス温度(℃) T:実際のEGR
ガス温度(℃) また、機関運転条件に応じて吸気弁のリフト特性を可変
とする可変動弁装置を備える場合は、これによるリフト
特性に応じて充填効率を算出する充填効率算出手段を備
えるとよい。
正手段における前記時定数τを算出する手段は、次式
(1)’により、時定数τを算出するものとする。 τ=V/〔C1 ・Sn ・(273+T0)/(273+T)+C2 ・ηV ・N〕 ・・・(1)’ V:吸気管容積 Sn :EGR制御弁の開度
ηV :充填効率 N:機関回転数 C1 ,C2 :定数 T0 :標準EGRガス温度(℃) T:実際のEGR
ガス温度(℃) また、機関運転条件に応じて吸気弁のリフト特性を可変
とする可変動弁装置を備える場合は、これによるリフト
特性に応じて充填効率を算出する充填効率算出手段を備
えるとよい。
【0010】また、機関運転条件に応じて吸気管容積を
可変とする可変吸気管装置を備える場合は、これによる
吸気管容積を算出する吸気管容積算出手段を備えるとよ
い。
可変とする可変吸気管装置を備える場合は、これによる
吸気管容積を算出する吸気管容積算出手段を備えるとよ
い。
【0011】
【作用】本発明では、機関運転条件の変化に対応してE
GR制御弁の開度が変化する際に、吸気管の容積効果な
どによるシリンダへのEGRガスの流入遅れにより、シ
リンダに吸入されるEGR量は、吸気管容積に比例し、
機関回転数(特に機関回転数と充填効率との積)とEG
R制御弁の開度とに反比例する時定数を有する一次遅れ
応答を示し、最適点火時期はこの実際にシリンダに吸入
されるEGR量の変化に対応して変化することから、機
関回転数、充填効率、吸気管容積、及びEGR制御弁の
開度に基づいて、基本点火時期を補正することにより、
常に最適点火時期を得る。
GR制御弁の開度が変化する際に、吸気管の容積効果な
どによるシリンダへのEGRガスの流入遅れにより、シ
リンダに吸入されるEGR量は、吸気管容積に比例し、
機関回転数(特に機関回転数と充填効率との積)とEG
R制御弁の開度とに反比例する時定数を有する一次遅れ
応答を示し、最適点火時期はこの実際にシリンダに吸入
されるEGR量の変化に対応して変化することから、機
関回転数、充填効率、吸気管容積、及びEGR制御弁の
開度に基づいて、基本点火時期を補正することにより、
常に最適点火時期を得る。
【0012】具体的には、前記(1)式により、機関回
転数N、充填効率ηV 、吸気管容積V、EGR制御弁の
開度Sn から時定数τを算出し、前記(2)式により、
時定数τに基づいて移動平均の重みkを算出し、前記
(3)式により、点火時期ADVをkを基本点火時期A
DV0 に対する重みとして算出する。すなわち、計算を
サンプル期間をtS としたサンプル値系(離散値系)で
行い、かつコンピュータの計算時間を短縮するために、
一次遅れ特性を移動平均に近似して求めることとして、
一次遅れの時定数τに基づいて移動平均の重みkを算出
するのである。
転数N、充填効率ηV 、吸気管容積V、EGR制御弁の
開度Sn から時定数τを算出し、前記(2)式により、
時定数τに基づいて移動平均の重みkを算出し、前記
(3)式により、点火時期ADVをkを基本点火時期A
DV0 に対する重みとして算出する。すなわち、計算を
サンプル期間をtS としたサンプル値系(離散値系)で
行い、かつコンピュータの計算時間を短縮するために、
一次遅れ特性を移動平均に近似して求めることとして、
一次遅れの時定数τに基づいて移動平均の重みkを算出
するのである。
【0013】また、EGRガスの温度が変化すると、ガ
スの密度が変化して、遅れの挙動が変化するが、EGR
ガス温度検出手段を設けて、点火時期補正手段におい
て、機関回転数、充填効率、吸気管容積、EGR制御弁
の開度、及びEGRガス温度に基づいて、基本点火時期
を補正することにより、EGRガス温度の変化に伴う遅
れの挙動の変化に対しても補正が可能となる。特にEG
Rガスは、新気とは違って、温度の変動幅が大きいの
で、このような温度補正による効果が大である。
スの密度が変化して、遅れの挙動が変化するが、EGR
ガス温度検出手段を設けて、点火時期補正手段におい
て、機関回転数、充填効率、吸気管容積、EGR制御弁
の開度、及びEGRガス温度に基づいて、基本点火時期
を補正することにより、EGRガス温度の変化に伴う遅
れの挙動の変化に対しても補正が可能となる。特にEG
Rガスは、新気とは違って、温度の変動幅が大きいの
で、このような温度補正による効果が大である。
【0014】具体的には、時定数τを算出する際に、前
記(1)’式により、機関回転数N、充填効率ηV 、吸
気管容積V、EGR制御弁の開度Sn 、EGRガス温度
Tから時定数τを算出する。また、可変動弁装置を備え
る場合に、これによるリフト特性に応じて充填効率を算
出して用いることで、可変動弁装置による充填効率の変
化にも対応可能となる。
記(1)’式により、機関回転数N、充填効率ηV 、吸
気管容積V、EGR制御弁の開度Sn 、EGRガス温度
Tから時定数τを算出する。また、可変動弁装置を備え
る場合に、これによるリフト特性に応じて充填効率を算
出して用いることで、可変動弁装置による充填効率の変
化にも対応可能となる。
【0015】また、可変吸気管装置を備える場合に、こ
れによる吸気管容積を算出して用いることで、吸気管容
積の変化にも対応可能となる。
れによる吸気管容積を算出して用いることで、吸気管容
積の変化にも対応可能となる。
【0016】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。 〔第1の実施例〕図2は第1の実施例のシステム構成を
示している。機関1には、スロットルチャンバ2内のス
ロットル弁3により制御された空気が吸気管(吸気マニ
ホールド)4を経た後に吸気弁5を介して吸入される。
また、吸気管4のブランチ部には各気筒毎に燃料噴射弁
6が設けられており、この燃料噴射弁6から機関回転に
同期した所定のタイミングで噴射される機関運転条件に
対応した量の燃料が吸気弁5を介して機関1に供給さ
れ、これによりシリンダ内に混合気が形成される。
示している。機関1には、スロットルチャンバ2内のス
ロットル弁3により制御された空気が吸気管(吸気マニ
ホールド)4を経た後に吸気弁5を介して吸入される。
また、吸気管4のブランチ部には各気筒毎に燃料噴射弁
6が設けられており、この燃料噴射弁6から機関回転に
同期した所定のタイミングで噴射される機関運転条件に
対応した量の燃料が吸気弁5を介して機関1に供給さ
れ、これによりシリンダ内に混合気が形成される。
【0017】ここで、吸気弁5は吸気カム7により駆動
されるが、この吸気カム7は、低回転・低負荷用のカム
プロフィルと、高回転・高負荷用のカムプロフィルとを
有して、可変動弁装置を構成しており、機関運転条件に
応じて吸気弁5のリフト特性を可変とするようになって
いる。機関1のシリンダ内に吸入された混合気は機関運
転条件に応じた点火時期にて点火プラグ8により点火さ
れて燃焼し、排気は排気弁(図示せず)を介して排気管
(排気マニホールド)9に排出される。
されるが、この吸気カム7は、低回転・低負荷用のカム
プロフィルと、高回転・高負荷用のカムプロフィルとを
有して、可変動弁装置を構成しており、機関運転条件に
応じて吸気弁5のリフト特性を可変とするようになって
いる。機関1のシリンダ内に吸入された混合気は機関運
転条件に応じた点火時期にて点火プラグ8により点火さ
れて燃焼し、排気は排気弁(図示せず)を介して排気管
(排気マニホールド)9に排出される。
【0018】また、排気管9と吸気管4とを連通して排
気の一部を吸気中に還流するEGR通路10が設けられ、
このEGR通路10にはEGR制御弁11が介装されてい
る。このEGR制御弁11はステップモータ12により駆動
され、機関運転条件に応じた所定のEGR量が得られる
ようにその開度が制御される。ここで、前記燃料噴射弁
6の燃料噴射量及び噴射時期、吸気カム7による吸気弁
5のリフト特性、点火プラグ8による点火時期、及びス
テップモータ12によるEGR制御弁11の開度は、マイク
ロコンピュータ内蔵のコントロールユニット13からの信
号により制御される。
気の一部を吸気中に還流するEGR通路10が設けられ、
このEGR通路10にはEGR制御弁11が介装されてい
る。このEGR制御弁11はステップモータ12により駆動
され、機関運転条件に応じた所定のEGR量が得られる
ようにその開度が制御される。ここで、前記燃料噴射弁
6の燃料噴射量及び噴射時期、吸気カム7による吸気弁
5のリフト特性、点火プラグ8による点火時期、及びス
テップモータ12によるEGR制御弁11の開度は、マイク
ロコンピュータ内蔵のコントロールユニット13からの信
号により制御される。
【0019】これらの制御のため、コントロールユニッ
ト13には、機関1のクランク角度を検出するクランク角
センサ14、スロットル弁3上流にて吸入空気流量を検出
するエアフローメータ15、冷却水温を検出する水温セン
サ16、スロットル弁3の開度を検出するスロットルセン
サ17、EGR通路10においてEGR制御弁11とその上流
側のEGRオリフィス18との間でEGRガス圧力を検出
する圧力センサ19から、それぞれ信号が入力されてい
る。
ト13には、機関1のクランク角度を検出するクランク角
センサ14、スロットル弁3上流にて吸入空気流量を検出
するエアフローメータ15、冷却水温を検出する水温セン
サ16、スロットル弁3の開度を検出するスロットルセン
サ17、EGR通路10においてEGR制御弁11とその上流
側のEGRオリフィス18との間でEGRガス圧力を検出
する圧力センサ19から、それぞれ信号が入力されてい
る。
【0020】コントロールユニット13による点火時期の
制御について以下に説明するが、本制御では、機関運転
条件の変化に対応してEGR制御弁11の開度(ステップ
モータ12の駆動ステップ数)Sn が変化する際に、実際
にシリンダ内に吸入されるEGR量の変化に対応させて
点火時期を補正することを特徴としており、先ず、かか
る補正の必要性について、図3により説明する。
制御について以下に説明するが、本制御では、機関運転
条件の変化に対応してEGR制御弁11の開度(ステップ
モータ12の駆動ステップ数)Sn が変化する際に、実際
にシリンダ内に吸入されるEGR量の変化に対応させて
点火時期を補正することを特徴としており、先ず、かか
る補正の必要性について、図3により説明する。
【0021】図3はタイミングチャートである。この図
では、時刻t0 で機関運転条件が変化して、(A)に示
すように、EGR制御弁の開度(駆動ステップ数)Sn
がSt0 からSt1 にステップ変化し、次に時刻t1 で
開度(駆動ステップ数)SnがSt1 からSt0 にステ
ップ変化して元に戻るものとする。このEGR制御弁の
開度(駆動ステップ数)Sn の変化に対して、シリンダ
に吸入されるEGR量は、(B)に示すように、一次遅
れの応答を示す。このときの時定数τは以下に近似され
る。
では、時刻t0 で機関運転条件が変化して、(A)に示
すように、EGR制御弁の開度(駆動ステップ数)Sn
がSt0 からSt1 にステップ変化し、次に時刻t1 で
開度(駆動ステップ数)SnがSt1 からSt0 にステ
ップ変化して元に戻るものとする。このEGR制御弁の
開度(駆動ステップ数)Sn の変化に対して、シリンダ
に吸入されるEGR量は、(B)に示すように、一次遅
れの応答を示す。このときの時定数τは以下に近似され
る。
【0022】 τ=V/(C1 ・St0 +C2 ・ηV ・N) V:吸気管容積 ηV :充填効率 N:機関回転数 C
1 ,C2 :定数 従って、前記特開平1−83839号公報に示される従
来例の場合は、(C)に点線で示すように、時刻t0 か
ら所定の遅れ時間Δt後に点火時期をステップ的に進角
し、また時刻t1 から所定の遅れ時間Δt後に点火時期
をステップ的に遅角することになるため、シリンダに吸
入されるEGR量の変化に対応する最適点火時期(MB
T)に対し、(D)に点線で示すようなズレ角を生じ
る。
1 ,C2 :定数 従って、前記特開平1−83839号公報に示される従
来例の場合は、(C)に点線で示すように、時刻t0 か
ら所定の遅れ時間Δt後に点火時期をステップ的に進角
し、また時刻t1 から所定の遅れ時間Δt後に点火時期
をステップ的に遅角することになるため、シリンダに吸
入されるEGR量の変化に対応する最適点火時期(MB
T)に対し、(D)に点線で示すようなズレ角を生じ
る。
【0023】すなわち、時刻t0 から遅れ時間Δtの間
は、MBTより遅角し、そのΔtの後は、MBTより進
角し、また、時刻t1 から遅れ時間Δtの間は、MBT
より進角し、そのΔtの後は、MBTより遅角する。こ
のため、MBTより遅角することで、失火を生じたり、
MBTより進角することで、ノッキングを生じたりする
という不具合がある。
は、MBTより遅角し、そのΔtの後は、MBTより進
角し、また、時刻t1 から遅れ時間Δtの間は、MBT
より進角し、そのΔtの後は、MBTより遅角する。こ
のため、MBTより遅角することで、失火を生じたり、
MBTより進角することで、ノッキングを生じたりする
という不具合がある。
【0024】そこで、本発明では、(C)に実線で示す
ように、シリンダに吸入されるEGR量の変化に対応し
て点火時期が設定されるように補正制御することによ
り、(D)に実線で示すように、MBTとのズレ角をな
くして、前述した失火やノッキングの発生を回避するの
である。コントロールユニット13による点火時期の制御
について、図4のフローチャートにより説明する。
ように、シリンダに吸入されるEGR量の変化に対応し
て点火時期が設定されるように補正制御することによ
り、(D)に実線で示すように、MBTとのズレ角をな
くして、前述した失火やノッキングの発生を回避するの
である。コントロールユニット13による点火時期の制御
について、図4のフローチャートにより説明する。
【0025】図4の点火時期制御ルーチンは、所定時間
(tS sec )毎に実行される。ステップ1(図にはS1
と記してある。以下同様)では、クランク角センサ14か
らの信号に基づいて機関回転数Nを検出する(機関回転
数検出手段)。ステップ2では、エアフローメータ15か
らの信号に基づいて吸入空気流量Qを検出する。
(tS sec )毎に実行される。ステップ1(図にはS1
と記してある。以下同様)では、クランク角センサ14か
らの信号に基づいて機関回転数Nを検出する(機関回転
数検出手段)。ステップ2では、エアフローメータ15か
らの信号に基づいて吸入空気流量Qを検出する。
【0026】ステップ3では、吸入空気流量Qと機関回
転数Nとから基本燃料噴射量Tp=K・Q/N(但し、
Kは燃料噴射弁の流量に対応する比例定数)を計算する
(Tpは負荷に相当する値であり、負荷検出手段)。ス
テップ4では、機関回転数Nと基本燃料噴射量(負荷)
Tpとを機関運転条件のパラメータとして、これらに応
じて基本点火時期(進角度)ADV0 を計算する。この
計算はマップを参照して検索することにより行えばよ
い。このステップ4の部分が基本点火時期設定手段に相
当する。
転数Nとから基本燃料噴射量Tp=K・Q/N(但し、
Kは燃料噴射弁の流量に対応する比例定数)を計算する
(Tpは負荷に相当する値であり、負荷検出手段)。ス
テップ4では、機関回転数Nと基本燃料噴射量(負荷)
Tpとを機関運転条件のパラメータとして、これらに応
じて基本点火時期(進角度)ADV0 を計算する。この
計算はマップを参照して検索することにより行えばよ
い。このステップ4の部分が基本点火時期設定手段に相
当する。
【0027】ステップ5では、水温センサ16からの信号
に基づいて水温Twを検出する。ステップ6では、水温
Twが例えば70℃以上か否かを判定し、70℃未満の低水
温時は、EGRを停止すべく、ステップ14に移ってステ
ップモータ12の駆動ステップ数Sn を最小値の0にす
る。これにより、EGR制御弁11を全閉にして、EGR
率を0%にする。また、EGR停止時は、点火時期の補
正制御を行わないため、ステップ15に移って、最終的な
点火時期(進角度)ADVを基本点火時期ADV0 のま
まとする。
に基づいて水温Twを検出する。ステップ6では、水温
Twが例えば70℃以上か否かを判定し、70℃未満の低水
温時は、EGRを停止すべく、ステップ14に移ってステ
ップモータ12の駆動ステップ数Sn を最小値の0にす
る。これにより、EGR制御弁11を全閉にして、EGR
率を0%にする。また、EGR停止時は、点火時期の補
正制御を行わないため、ステップ15に移って、最終的な
点火時期(進角度)ADVを基本点火時期ADV0 のま
まとする。
【0028】ステップ6での判定の結果、Tw≧70℃の
場合は、ステップ7へ進む。ステップ7では、機関回転
数Nと基本燃料噴射量(負荷)Tpとを機関運転条件の
パラメータとして、これらに応じてEGR制御弁11の目
標開度に対応するステップモータ12の駆動ステップ数S
n を計算する。この計算はマップを参照して検索するこ
とにより行えばよい。図5に参考のため駆動ステップ数
Sn のマップの一例を示す。尚、図5のマップは各格子
点における駆動ステップ数Sn を示しており、格子点以
外の値を求めるときは補間計算による。
場合は、ステップ7へ進む。ステップ7では、機関回転
数Nと基本燃料噴射量(負荷)Tpとを機関運転条件の
パラメータとして、これらに応じてEGR制御弁11の目
標開度に対応するステップモータ12の駆動ステップ数S
n を計算する。この計算はマップを参照して検索するこ
とにより行えばよい。図5に参考のため駆動ステップ数
Sn のマップの一例を示す。尚、図5のマップは各格子
点における駆動ステップ数Sn を示しており、格子点以
外の値を求めるときは補間計算による。
【0029】このようにして駆動ステップ数Sn が決定
されると、ステップモータ12により、EGR制御弁11の
開度が目標開度に制御される。従って、ステップ7の部
分がEGR制御弁11の制御手段に相当する。ステップ8
では、機関回転数Nと基本燃料噴射量Tpとから、可変
動弁装置による吸気弁5のリフト特性を判定して、充填
効率ηV を計算する。このステップ8の部分が充填効率
算出手段に相当する。この後、ステップ11へ進む。
されると、ステップモータ12により、EGR制御弁11の
開度が目標開度に制御される。従って、ステップ7の部
分がEGR制御弁11の制御手段に相当する。ステップ8
では、機関回転数Nと基本燃料噴射量Tpとから、可変
動弁装置による吸気弁5のリフト特性を判定して、充填
効率ηV を計算する。このステップ8の部分が充填効率
算出手段に相当する。この後、ステップ11へ進む。
【0030】ステップ11では、次式により、時定数τを
計算する。 τ=V/(C1 ・Sn +C2 ・ηV ・N) V:吸気管容積 Sn :駆動ステップ数 ηV :充
填効率 N:機関回転数 C1 ,C2 :定数 すなわち、シリンダに吸入されるEGR量は、吸気管容
積に比例し、機関回転数(特に機関回転数と充填効率と
の積)とEGR制御弁の開度(駆動ステップ数)とに反
比例する時定数を有する一次遅れ応答を示すことから、
上記の式により、時定数τを定める。
計算する。 τ=V/(C1 ・Sn +C2 ・ηV ・N) V:吸気管容積 Sn :駆動ステップ数 ηV :充
填効率 N:機関回転数 C1 ,C2 :定数 すなわち、シリンダに吸入されるEGR量は、吸気管容
積に比例し、機関回転数(特に機関回転数と充填効率と
の積)とEGR制御弁の開度(駆動ステップ数)とに反
比例する時定数を有する一次遅れ応答を示すことから、
上記の式により、時定数τを定める。
【0031】ステップ12では、次式により、移動平均の
重みkを計算する。すなわち、計算をサンプル期間をt
S としたサンプル値系(離散値系)で行い、かつコンピ
ュータの計算時間を短縮するために、一次遅れ特性を移
動平均に近似して求めることとして、一次遅れの時定数
τに基づいて移動平均の重みkを算出する。 k=1/(1+τ/tS ) τ:時定数 tS :移動平均算出の時間隔(本ルーチ
ンの実行周期) 但し、ステップ11及びステップ12による移動平均の重み
kの計算は、EGR制御弁11の目標開度(駆動ステップ
数)Sn が変化した際にのみ行えばよい。
重みkを計算する。すなわち、計算をサンプル期間をt
S としたサンプル値系(離散値系)で行い、かつコンピ
ュータの計算時間を短縮するために、一次遅れ特性を移
動平均に近似して求めることとして、一次遅れの時定数
τに基づいて移動平均の重みkを算出する。 k=1/(1+τ/tS ) τ:時定数 tS :移動平均算出の時間隔(本ルーチ
ンの実行周期) 但し、ステップ11及びステップ12による移動平均の重み
kの計算は、EGR制御弁11の目標開度(駆動ステップ
数)Sn が変化した際にのみ行えばよい。
【0032】ステップ13では、次式(移動平均式)によ
り、点火時期ADVを、kを基本点火時期ADV0 に対
する重みとして、計算する。 ADV=k・ADV0 +(1−k)・ADV 尚、式の右辺のADVは本ルーチンの前回の実行時(t
S sec 前)に計算された点火時期である。
り、点火時期ADVを、kを基本点火時期ADV0 に対
する重みとして、計算する。 ADV=k・ADV0 +(1−k)・ADV 尚、式の右辺のADVは本ルーチンの前回の実行時(t
S sec 前)に計算された点火時期である。
【0033】従って、ステップ11〜ステップ13の部分が
点火時期補正手段に相当する。このようにして最終的な
点火時期(進角度)ADVが決定されると、クランク角
センサ14からの信号に基づいて、その点火時期ADV、
すなわちシリンダに吸入されるEGR量の変化に対応し
た最適点火時期にて、点火プラグ8により点火がなさ
れ、これにより失火やノッキングの発生を回避できる。
点火時期補正手段に相当する。このようにして最終的な
点火時期(進角度)ADVが決定されると、クランク角
センサ14からの信号に基づいて、その点火時期ADV、
すなわちシリンダに吸入されるEGR量の変化に対応し
た最適点火時期にて、点火プラグ8により点火がなさ
れ、これにより失火やノッキングの発生を回避できる。
【0034】〔第2の実施例〕図6は第2の実施例のシ
ステム構成を示している。図2と異なる点は、EGR通
路10内のEGRガス温度を検出するEGRガス温度検出
手段として、温度センサ(例えば熱電対)20が設けられ
ており、その信号がコントロールユニット13に入力され
ている。
ステム構成を示している。図2と異なる点は、EGR通
路10内のEGRガス温度を検出するEGRガス温度検出
手段として、温度センサ(例えば熱電対)20が設けられ
ており、その信号がコントロールユニット13に入力され
ている。
【0035】図7は第2の実施例の点火時期制御ルーチ
ンのフローチャートである。図4と異なる点は、ステッ
プ8の後に、ステップ10が追加され、このステップ10で
は、温度センサ20からの信号に基づいてEGRガス温度
Tを検出する。また、ステップ11がステップ11’に変更
され、このステップ11’では、次式により、時定数τを
計算する。
ンのフローチャートである。図4と異なる点は、ステッ
プ8の後に、ステップ10が追加され、このステップ10で
は、温度センサ20からの信号に基づいてEGRガス温度
Tを検出する。また、ステップ11がステップ11’に変更
され、このステップ11’では、次式により、時定数τを
計算する。
【0036】τ=V/〔C1 ・Sn ・(273+T0)/(273
+T)+C2 ・ηV ・N〕 V:吸気管容積 Sn :駆動ステップ数 ηV :充
填効率 N:機関回転数 C1 ,C2 :定数 T0 :標準EGRガス温度(℃) T:実際のEGR
ガス温度(℃) 尚、標準EGRガス温度T0 は、実験で定数C1 をマッ
チングしたときの温度である。
+T)+C2 ・ηV ・N〕 V:吸気管容積 Sn :駆動ステップ数 ηV :充
填効率 N:機関回転数 C1 ,C2 :定数 T0 :標準EGRガス温度(℃) T:実際のEGR
ガス温度(℃) 尚、標準EGRガス温度T0 は、実験で定数C1 をマッ
チングしたときの温度である。
【0037】その他は、同じである。このように、本実
施例では、EGRガスの温度が変化すると、ガスの密度
が変化して、遅れの挙動が変化するため、これを補正で
きるようにしている。特にEGRガスは、新気とは違っ
て、温度の変動幅が大きいので、このような温度補正に
よる効果が大である。
施例では、EGRガスの温度が変化すると、ガスの密度
が変化して、遅れの挙動が変化するため、これを補正で
きるようにしている。特にEGRガスは、新気とは違っ
て、温度の変動幅が大きいので、このような温度補正に
よる効果が大である。
【0038】〔第3の実施例〕図8は第3の実施例のシ
ステム構成を示している。図6と異なる点は、全機関運
転条件で充填効率(トルク)を増大させるべく、機関運
転条件に応じて吸気管容積を可変とする可変吸気管装置
を備えている。すなわち、吸気管(メイン吸気管)4の
コレクタ部の上流側と下流側とを連通する形で、サブ吸
気管21が設けられており、メイン吸気管4とサブ吸気管
21との2箇所の連通部には、それぞれ電磁式の開閉弁2
2,23が介装されている。従って、これらの開閉弁22,2
3を互いに同期して開閉することにより、メイン吸気管
4とサブ吸気管21とを連結したり、切離したりすること
ができ、これにより吸気管容積が変化する。
ステム構成を示している。図6と異なる点は、全機関運
転条件で充填効率(トルク)を増大させるべく、機関運
転条件に応じて吸気管容積を可変とする可変吸気管装置
を備えている。すなわち、吸気管(メイン吸気管)4の
コレクタ部の上流側と下流側とを連通する形で、サブ吸
気管21が設けられており、メイン吸気管4とサブ吸気管
21との2箇所の連通部には、それぞれ電磁式の開閉弁2
2,23が介装されている。従って、これらの開閉弁22,2
3を互いに同期して開閉することにより、メイン吸気管
4とサブ吸気管21とを連結したり、切離したりすること
ができ、これにより吸気管容積が変化する。
【0039】これらの開閉弁22,23は、コントロールユ
ニット13からの信号により、機関運転条件(N,Tp)
に応じて開閉される。図9は第3の実施例の点火時期制
御ルーチンのフローチャートである。図7と異なる点
は、ステップ8の後に、ステップ9が追加され、このス
テップ9では、機関回転数Nと基本燃料噴射量Tpとか
ら、吸気管可変装置の作動状態を判定して、吸気管容積
Vを計算する。すなわち、メイン吸気管4の容積を
VM、サブ吸気管21の容積をVS とすると、連結時は、
V=VM +VS 、切離し時はV=VM として計算する。
このステップ9の部分が吸気管容積算出手段に相当す
る。この後、ステップ10へ進む。
ニット13からの信号により、機関運転条件(N,Tp)
に応じて開閉される。図9は第3の実施例の点火時期制
御ルーチンのフローチャートである。図7と異なる点
は、ステップ8の後に、ステップ9が追加され、このス
テップ9では、機関回転数Nと基本燃料噴射量Tpとか
ら、吸気管可変装置の作動状態を判定して、吸気管容積
Vを計算する。すなわち、メイン吸気管4の容積を
VM、サブ吸気管21の容積をVS とすると、連結時は、
V=VM +VS 、切離し時はV=VM として計算する。
このステップ9の部分が吸気管容積算出手段に相当す
る。この後、ステップ10へ進む。
【0040】その他は、同じである。但し、ステップ8
において可変動弁装置による吸気弁5のリフト特性に応
じて充填効率ηV を計算する際も、可変吸気管装置の作
動状態を考慮するとよい。このように、本実施例では、
吸気管可変装置を備える場合に、これによる吸気管容積
を考慮することで、吸気管容積の変化にも対応すること
ができる。
において可変動弁装置による吸気弁5のリフト特性に応
じて充填効率ηV を計算する際も、可変吸気管装置の作
動状態を考慮するとよい。このように、本実施例では、
吸気管可変装置を備える場合に、これによる吸気管容積
を考慮することで、吸気管容積の変化にも対応すること
ができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、機
関運転条件の変化に対応してEGR制御弁の開度が変化
する際に、機関回転数、充填効率、吸気管容積、及びE
GR制御弁の開度に基づいて、基本点火時期を補正する
ことにより、吸気管の容積効果などによるシリンダへの
EGRガスの流入遅れにかかわらず、実際にシリンダに
吸入されるEGR量の変化に対応して点火時期を制御す
ることが可能となり、常に最適点火時期を得て、ノッキ
ングの発生や、失火などによる安定度の悪化を防止で
き、かつ最良燃費で運転できるという効果が得られる。
関運転条件の変化に対応してEGR制御弁の開度が変化
する際に、機関回転数、充填効率、吸気管容積、及びE
GR制御弁の開度に基づいて、基本点火時期を補正する
ことにより、吸気管の容積効果などによるシリンダへの
EGRガスの流入遅れにかかわらず、実際にシリンダに
吸入されるEGR量の変化に対応して点火時期を制御す
ることが可能となり、常に最適点火時期を得て、ノッキ
ングの発生や、失火などによる安定度の悪化を防止で
き、かつ最良燃費で運転できるという効果が得られる。
【0042】また、前記(1)〜(3)式により補正さ
れた点火時期を算出することにより、計算を比較的簡単
に行うことができ、計算時間の短縮を図ることができ
る。また、EGRガスの温度が変化すると、ガスの密度
が変化して、遅れの挙動が変化するが、EGRガス温度
検出手段を設けて、点火時期補正手段において、機関回
転数、充填効率、吸気管容積、EGR制御弁の開度、及
びEGRガス温度に基づいて、基本点火時期を補正する
ことにより、EGRガス温度の変動幅が大きくても、常
に最適点火時期を得ることができる。
れた点火時期を算出することにより、計算を比較的簡単
に行うことができ、計算時間の短縮を図ることができ
る。また、EGRガスの温度が変化すると、ガスの密度
が変化して、遅れの挙動が変化するが、EGRガス温度
検出手段を設けて、点火時期補正手段において、機関回
転数、充填効率、吸気管容積、EGR制御弁の開度、及
びEGRガス温度に基づいて、基本点火時期を補正する
ことにより、EGRガス温度の変動幅が大きくても、常
に最適点火時期を得ることができる。
【0043】また、EGRガス温度による補正を行う場
合は、前記(1)’〜(3)式により補正された点火時
期を算出することにより、やはり計算を比較的簡単に行
うことができ、計算時間の短縮を図ることができる。ま
た、可変動弁装置を備える場合に、これによるリフト特
性に応じて充填効率を算出して用いることで、充填効率
の変化にも対応することができる。
合は、前記(1)’〜(3)式により補正された点火時
期を算出することにより、やはり計算を比較的簡単に行
うことができ、計算時間の短縮を図ることができる。ま
た、可変動弁装置を備える場合に、これによるリフト特
性に応じて充填効率を算出して用いることで、充填効率
の変化にも対応することができる。
【0044】また、可変吸気管装置を備える場合に、こ
れによる吸気管容積を算出して用いることで、吸気管容
積の変化にも対応することができる。
れによる吸気管容積を算出して用いることで、吸気管容
積の変化にも対応することができる。
【図1】 本発明の構成を示す機能ブロック図
【図2】 本発明の第1の実施例のシステム構成図
【図3】 補正の必要性を示すタイミングチャート
【図4】 点火時期制御ルーチンのフローチャート
【図5】 EGR制御弁の駆動ステップ数のマップを示
す図
す図
【図6】 本発明の第2の実施例のシステム構成図
【図7】 同上第2の実施例の点火時期制御ルーチンの
フローチャート
フローチャート
【図8】 本発明の第3の実施例のシステム構成図
【図9】 同上第3の実施例の点火時期制御ルーチンの
フローチャート
フローチャート
1 機関 3 スロットル弁 4 吸気管(メイン吸気管) 5 吸気弁 6 燃料噴射弁 7 吸気カム(可変動弁装置) 8 点火プラグ 9 排気管 10 EGR通路 11 EGR制御弁 12 ステップモータ 13 コントロールユニット 14 クランク角センサ 15 エアフローメータ 20 温度センサ 21 サブ吸気管 22,23 開閉弁(可変吸気管装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 43/00 N Z F02M 25/07 550 F
Claims (6)
- 【請求項1】排気管と吸気管とを連通して排気の一部を
吸気中に還流する排気還流通路と、この排気還流通路に
介装された排気還流制御弁と、機関運転条件に応じて排
気還流制御弁の開度を制御する制御手段とを備える内燃
機関において、 機関運転条件に応じて基本点火時期を設定する基本点火
時期設定手段と、 機関運転条件の変化に対応して排気還流制御弁の開度が
変化する際に、機関回転数、充填効率、吸気管容積、及
び排気還流制御弁の開度に基づいて、前記基本点火時期
を補正する点火時期補正手段と、 を設けてなることを特徴とする内燃機関の点火時期制御
装置。 - 【請求項2】前記点火時期補正手段は、 次式(1)により、時定数τを算出する手段と、 τ=V/(C1 ・Sn +C2 ・ηV ・N)・・・(1) V:吸気管容積 Sn :排気還流制御弁の開度 η
V :充填効率 N:機関回転数 C1 ,C2 :定数 次式(2)により、移動平均の重みkを算出する手段
と、 k=1/(1+τ/tS )・・・(2) tS :移動平均算出の時間隔 次式(3)の移動平均式により、前記時間隔tS 毎に、
点火時期ADVを算出する手段と、 ADV=k・ADV0 +(1−k)・ADV・・・(3) ADV0 :機関運転条件により定まる基本点火時期 を含んで構成されることを特徴とする請求項1記載の内
燃機関の点火時期制御装置。 - 【請求項3】排気管と吸気管とを連通して排気の一部を
吸気中に還流する排気還流通路と、この排気還流通路に
介装された排気還流制御弁と、機関運転条件に応じて排
気還流制御弁の開度を制御する制御手段とを備える内燃
機関において、 機関運転条件に応じて基本点火時期を設定する基本点火
時期設定手段と、 排気還流通路内のガス温度を検出する排気還流ガス温度
検出手段と、 機関運転条件の変化に対応して排気還流制御弁の開度が
変化する際に、機関回転数、充填効率、吸気管容積、排
気還流制御弁の開度、及び排気還流ガス温度に基づい
て、前記基本点火時期を補正する点火時期補正手段と、 を設けてなることを特徴とする内燃機関の点火時期制御
装置。 - 【請求項4】前記点火時期補正手段は、 次式(1)’により、時定数τを算出する手段と、 τ=V/〔C1 ・Sn ・(273+T0)/(273+T)+C2 ・ηV ・N〕 ・・・(1)’ V:吸気管容積 Sn :排気還流制御弁の開度 η
V :充填効率 N:機関回転数 C1 ,C2 :定数 T0 :標準排気還流ガス温度(℃) T:実際の排気還
流ガス温度(℃) 次式(2)により、移動平均の重みkを算出する手段
と、 k=1/(1+τ/tS )・・・(2) tS :移動平均算出の時間隔 次式(3)の移動平均式により、前記時間隔tS 毎に、
点火時期ADVを算出する手段と、 ADV=k・ADV0 +(1−k)・ADV・・・(3) ADV0 :機関運転条件により定まる基本点火時期 を含んで構成されることを特徴とする請求項3記載の内
燃機関の点火時期制御装置。 - 【請求項5】機関運転条件に応じて吸気弁のリフト特性
を可変とする可変動弁装置を備え、これによるリフト特
性に応じて充填効率を算出する充填効率算出手段を備え
ることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つ
に記載の内燃機関の点火時期制御装置。 - 【請求項6】機関運転条件に応じて吸気管容積を可変と
する可変吸気管装置を備え、これによる吸気管容積を算
出する吸気管容積算出手段を備えることを特徴とする請
求項1〜請求項5のいずれか1つに記載の内燃機関の点
火時期制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6212501A JP2914192B2 (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 内燃機関の点火時期制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6212501A JP2914192B2 (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 内燃機関の点火時期制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0874716A true JPH0874716A (ja) | 1996-03-19 |
| JP2914192B2 JP2914192B2 (ja) | 1999-06-28 |
Family
ID=16623716
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6212501A Expired - Fee Related JP2914192B2 (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 内燃機関の点火時期制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2914192B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8825344B2 (en) | 2009-06-23 | 2014-09-02 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Control apparatus and control method for internal combustion engine |
| JP2015014257A (ja) * | 2013-07-05 | 2015-01-22 | スズキ株式会社 | 内燃機関の点火時期制御装置 |
| CN104653315A (zh) * | 2013-11-20 | 2015-05-27 | 罗伯特·博世有限公司 | 用于调节在具有内燃机的机动车的废气再循环线路中的废气再循环率的方法 |
-
1994
- 1994-09-06 JP JP6212501A patent/JP2914192B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8825344B2 (en) | 2009-06-23 | 2014-09-02 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Control apparatus and control method for internal combustion engine |
| JP2015014257A (ja) * | 2013-07-05 | 2015-01-22 | スズキ株式会社 | 内燃機関の点火時期制御装置 |
| DE102014211714B4 (de) | 2013-07-05 | 2020-06-18 | Suzuki Motor Corporation | Steuerung des Motorzündzeitpunkts während AGR-Modusübergängen |
| CN104653315A (zh) * | 2013-11-20 | 2015-05-27 | 罗伯特·博世有限公司 | 用于调节在具有内燃机的机动车的废气再循环线路中的废气再循环率的方法 |
| JP2015102092A (ja) * | 2013-11-20 | 2015-06-04 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツングRobert Bosch Gmbh | 内燃機関を備えた自動車の排ガス戻し路における排ガス戻し率を制御するための方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2914192B2 (ja) | 1999-06-28 |
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