JPH087489B2 - 変倍機能を有する複写機 - Google Patents

変倍機能を有する複写機

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JPH087489B2
JPH087489B2 JP12656486A JP12656486A JPH087489B2 JP H087489 B2 JPH087489 B2 JP H087489B2 JP 12656486 A JP12656486 A JP 12656486A JP 12656486 A JP12656486 A JP 12656486A JP H087489 B2 JPH087489 B2 JP H087489B2
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博 石田
潤一 広部
康宏 河合
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三田工業株式会社
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  • Variable Magnification In Projection-Type Copying Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は変倍機能を有する複写機に関し、さらに詳
細にいえば、変倍複写時、特に縮小複写時に感光体の外
周縁部に残留する電荷を効果的に除去できるようにし
た、変倍機能を有する複写機に関する。
〈従来の技術〉 従来から、使い勝手の向上という要求に対応して、変
倍複写を行なうことができる複写機が提供され、広く普
及している。
このような複写機においては、拡大複写を行なうので
あれば、原稿より広幅の静電潜像が感光体上に形成され
ることになるので、帯電チャージャにより感光体上に一
様に形成された電荷がそのまま残留することはなく、ト
ナーの浪費、余分なトナー付着による複写機本体内部の
汚染等の不都合は発生しない。一方、縮小複写を行なう
のであれば、原稿より狭幅の静電潜像が感光体上に形成
されるのみであり、感光体の周縁部には何ら反射光が照
射されないので、この部分に電荷がそのまま残留し、電
荷残留部に余分なトナーが付着して、トナーの浪費、複
写機本体内部の汚染等の不都合を発生させることにな
る。したがって、このような不都合を解消するために、
帯電チャージャと現像装置との間において、各縮小倍率
に対応させて複数個のブランクランプを取付け、縮小倍
率に対応させて所定のブランクランプのみを点灯させる
ことにより、縮小複写時において静電潜像の外方に余分
な電荷が残留することのないようにしている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 上記の構成の複写機においては、各設定縮小倍率に対
応させて多数個のブランクランプを取付けなければなら
ず、構成が複雑化するとともに、各ブランクランプの取
付け精度を高める必要があり、製造が困難であるという
不都合がある。
特に、最近では、きめ細かい変倍率を選択できるよう
にした、いわゆるズーム機能を有する複写機が多く提供
されるに至っているのであり、このような複写機に対し
て、各変倍率に対応するブランクランプを形成すること
は極めて困難であり、しかも発光体自体としてかなり小
さいものを用いなければならず、全体として高価なもの
になるという不都合ある。
〈発明の目的〉 この発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであ
り、ブランクランプの構成を簡素化できるとともに、取
付け精度を余り高める必要がない、変倍機能を有する複
写機を提供することを目的としている。
〈問題点を解決するための手段〉 上記の目的を達成するための、この発明の複写機は、
複写可能な最大サイズの原稿より広幅の白色反射部を形
成しているとともに、感光体の周縁部における電荷を消
失させるためのブランクランプを設けており、上記白色
反射部の幅WがL×(MX/MMIN1/n>W≧L×(MX/M
MIN1/(n+1)の範囲に設定されているとともに、ブラン
クランプの区画壁同士の間隔SiがWn+1-i×ZMIN/L
n+1-i≧Si≧Li×ZMAX/Wiの範囲に設定されている(但
し、Lは複写可能な最大原稿幅であり、MXは最大幅の
原稿を感光体の最大画像形成領域ZMAXに写し込める変
倍率であり、MMINは最小変倍率であり、ZMINは最大幅
の原稿を最小変倍率で写し込んだ場合の感光体の最小画
像形成領域であり、nはブランクランプの区画数であ
り、iはn以下の自然数である)ものである。
〈作用〉 本件発明者が鋭意研究を行なった結果、白色反射部を
最大サイズの原稿より広幅に形成することにより、白色
反射部の周縁部からの反射光で感光体上の余分な電荷を
消失させ得ることを見出した。そして、この知見に基い
て、上記白色反射部の幅を適宜設定することにより、か
なりな範囲の縮小倍率に対してはブランクランプを全く
必要とせず、上記縮小倍率以下の縮小倍率に対しても、
限られた数のブランクランプのみによって感光体上の余
分な電荷を消失させ得ることを見出した。
この発明は、上記の知見に基いてなされたものであ
り、上記の構成を採用することにより、最大原稿幅Lを
最大画像形成領域ZMAXに写し込める倍率よりやや小さ
い変倍率で感光体上に静電潜像を形成する場合には、白
色反射部からの反射光により静電潜像外方の不要な電荷
を全て消失させることができ、上記白色反射部からの反
射光により静電潜像外方の不要な電荷を全域にわたって
は消失させることができない変倍率で感光体上に静電潜
像を形成する場合には、消失させ得ない範囲の電荷をブ
ランクランプにより消失させ、感光体上の不要な電荷を
全て消失させることができる。
そして、ブランクランプは、変倍率に対応させて、即
ち、白色反射部からの反射光により電荷を消失させるこ
とができる範囲の広狭に対応させて点灯させるべき区画
数が制御され、原稿に対応する静電潜像に悪影響を及ぼ
すことなく、不要部分の電荷を消失させることができ
る。
〈実施例〉 以下、実施例を示す添付図面によって詳細に説明す
る。
第3図は光学系が移動するタイプの複写機であって、
感光体として感光体ドラムを用いたものの内部機構を明
示する要部概略図である。
(1)は複写機本体(11)の上面に位置する原稿載置
台であり、その下方所定位置に、光源(21)、反射鏡
(22)(23)(24)、レンズ(25)、および反射鏡(2
6)で構成される光学系(2)を有し、光源(21)、お
よび反射鏡(22)(23)(24)を矢印A方向に移動させ
ることにより原稿(D)を順次走査露光することができ
る。そして、上記光源(21)、および平面反射鏡(22)
は一体的に移動し、平面反射鏡(23)(24)も一体的に
移動し、前者の移動速度が後者の移動速度の2倍となる
ように設定されている。そして、光学系(2)より下方
に、1回の複写動作毎に矢印B方向に回転する感光体ド
ラム(31)と、帯電チャージャ(33)、ブランクランプ
(38)、現像装置(34)、転写チャージャ(35)、分離
チャージャ(36)、およびクリーナ(37)とから構成さ
れる複写処理部(3)を有し、帯電チャージャ(33)に
より一様に帯電され感光体ドラム(31)の表面に原稿
(D)からの反射光を照射することにより静電潜像を形
成し、この静電潜像を現像装置(34)によってトナー像
に顕像化し、転写チャージャ(35)によってトナー像を
複写紙(P)上に転写することができる。また、複写紙
給送部(4)は給紙ローラ(41)、給紙路(42)、レジ
ストローラ(43)、搬送ベルト(44)、定着装置(4
5)、および排出ローラ(46)で構成されており、給紙
ローラ(41)を駆動することにより、給紙カセット(1
2)から1枚ずつ複写紙(P)を送込み、レジストロー
ラ(43)により、感光体ドラム(31)と同期させて複写
紙(P)を搬送し、トナー像転写後の複写紙(P)を、
搬送ベルト(44)により定着装置(45)に搬送して、ト
ナー像を定着させ、排出ローラ(46)により複写紙
(P)を受け皿(13)上に排出することができる。また
(10)は原稿載置台(1)の上面を蔽うべく、図示しな
いヒンジ機構等によって上下回動可能に取付けられた原
稿押えである。
第2図は感光体ドラム(31)とブランクランプ(38)
との関係を示す図であり、区画壁(38a)により包囲さ
れた領域にLED等からなる発光体(38b)が収容されてい
るとともに、発光体(38b)からの光を感光体ドラム(3
1)の表面に照射し得るようにしている。そして、発光
体(38b)による照射範囲を、区画壁(38a)により規制
している。尚、最も外側にも区画壁(38a)を取付ける
ことが、他の部分からの反射光の感光体ドラム(31)の
表面に対する照射を防止することができて好ましいので
あるが、必ずしも取付ける必要はない。また、感光体ド
ラム(31)の中央部に対応する箇所にもブランクランプ
(図示せず)が取付けられ、静電潜像の前後における不
要な電荷を消失させることができる。
そして、第1図に示すように、原稿載置台(1)、お
よび原稿押え(10)を、複写可能な最大サイズの原稿
(例えばA4判サイズ)より所定幅2W1だけ広幅に形成し
ている。
第1図Aは静電潜像を形成する状態を説明する図であ
り、ブランクランプを収容する区画を2個だけ使用した
状態を示している(第2図Aに対応する)。
図において、原稿載置台(1)上の原稿(D)からの
反射光が感光体ドラム(31)上に照射されるとともに、
白色反射部としての、原稿押え(10)の周縁部からの反
射光も感光体ドラム(31)上に照射される。そして、感
光体ドラム(31)に近接した状態でブランクランプ(3
8)が取付けられ、ブランクランプ(38)を点灯させる
ことにより、感光体ドラム(31)の周縁部における電荷
を消失させることができるようにしている。
さらに詳細に説明すると、図中Wは白色反射部の幅で
あり、Lは複写可能な原稿の最大幅であり、ZMAXは感
光体ドラム(31)の最大画像形成領域であり、MMIN
最小変倍率であり、ZMINは最大幅の原稿を最小変倍率
MINで感光体ドラム(31)に写し込んだ場合の最小画
像形成領域であり、MXは最大幅の原稿を最大画像形成
領域ZMAXに写し込むことができる変倍率であり、Sは
1対のブランクランプ(38)の区画壁同士の間隔であ
り、MX1は最大幅の原稿を上記間隔Sに対応する領域に
写し込むことができる変倍率である。
そして、上記各値のうち、L,ZMAX,MX,MMINは複写機の
設計を行なう時点で既に決定されている値であり、不要
な電荷を消失させるために、これらの値に基いてW、お
よびSの値を算出することが必要になる。
先ず、第1図AIに示すように、上記各値の間に、 W×MMIN=L×MX1=S W×MX1=L×MX=ZMAX の関係を持たせることにより、MX1より大きい変倍率の
場合には白色反射部からの反射光のみにより、MX1より
小さい変倍率の場合には白色反射部からの反射光、およ
びブランクランプ(38)からの光により、静電潜像の原
稿に対応する部分より外方の不要な電荷を消失させるこ
とができる。
そして、上記2つの式から、 MX1=L×MX/Wが得られるとともに、 W=L×MX1/MMINが得られるので、両式から、 MX1=(MX×MMIN1/2が得られるとともに、 W=L(MX/MMIN1/2が得られる。MX1が上記の値を
とるとき、最大原稿幅Lの原稿の静電潜像がブランクラ
ンプ(38)の区画壁間の間隔Sに対応する領域に形成さ
れる。第1図Aから理解されるように、最大原稿幅Lの
原稿の静電潜像は、変倍率が上記のMX1の値よりも大き
ければ、上記間隔Sよりも広い幅の領域に形成され、変
倍率が上記のMX1の値よりも小さければ、上記間隔Sよ
りも狭い幅の領域に形成される。すなわち、上記のMX1
の値は、最大幅の原稿の複写物を得る際に、ブランクラ
ンプ(38)を発光させることなく白色反射部からの反射
光のみによって不要な電荷を除去することができるとい
う条件を満たす変倍率の最小値である。したがって、ブ
ランクランプを用いることなく不要な電荷を除去するこ
とができる変倍率MX1は、次の許容範囲の値をとること
ができる。
X>MX1≧(MX×MMIN1/2 一方、白色反射部の幅Wが上記の値をとるとき、上記
の条件を満たす最小の変倍率MX1において、白色反射部
からの光を最大画像形成領域ZMAXに過不足なく導くこ
とができる。幅Wが上記の値よりも小さいと、変倍率が
X1のときに、感光体ドラム31の縁部の不要な電荷を白
色反射部からの反射光によって除去できなくなる。つま
り、上記のWの値は、白色反射部からの反射光のみによ
って不要電荷を除去するための最小値である。幅Wが、
この最小値よりも大きな値をとっても差し支えないのは
明らかであるが、ブランクランプ(38)を用いる場合に
は、ZMAS−S>0を条件の一つと考えることができ
る。
第1図Aから、ZMAX=L×MXであり、S=W×M
MINであるから、 L・MX−W・MMIN>0 ∴ L(MX/MMIN)>W となる。すなわち、幅Wは次の許容範囲の値をとること
ができる。
L(MX/MMIN)>W≧L(MX/MMIN1/2 Wが最小値をとるときのSの値は、次のとおりであ
る。
S=W・MMIN=L(MX×MMIN1/2 そして、上記の許容範囲に基いて、上記間隔Sについ
ても許容範囲を有する(S11≧S1≧S12)ことになる。
即ち、第1図AIIに示すように、Wの最小値をWMIN
し、実際のWの値をWMIN+dとすれば、上記S11は、 S11=(WMIN+d)MMIN=(WMIN+d)×ZMIN/Lと
なり、上記S12は、 S12=MX′×L={ZMAX/(WMIN+d)}×L(但
し、MX′はWMIN+dが最大画像形成領域に投影される
変倍率である)となるので、上記間隔Sの許容範囲は、 (WMIN+d)ZMIN/L≧S≧{ZMAX/(WMIN+d)}
L、即ち、W×ZMIN/L≧S≧(ZMAX/W)Lとなる。
以上の説明から明らかなように、白色反射部の幅Wに
ついては、上記の許容範囲内の値を選定し、1対のブラ
ンクランプ(38)の区画壁(38a)同士の間隔Sについ
ても、上記の許容範囲内の値を選定することにより、白
色反射部からの反射光、およびブランクランプ(38)か
らの光に基いて不要部分の電荷を消失させることができ
る。即ち、間隔Sについては、幅Wに基く上記許容範囲
内に選定してあればよいので、区画壁(38a)の取付精
度を余り向上させなくてもよく、この状態において、実
際に使用される原稿のサイズ、変倍率に影響されること
なく、確実に不要部分の電荷を完全に消失させることが
でき、得られる画像品質を高めることができることにな
る。
第1図Bは静電潜像を形成する状態を説明する図であ
り、ブランクランプを収容する区画を4個だけ使用した
状態を示している(第2図Bに対応する)。
この場合にも、上記第1図Aの場合とほぼ同様にして
白色反射部の幅Wの許容範囲、および最も外方に位置す
るブランクランプ同士の間隔(内側の区画壁同士の間
隔)、最も内方に位置するブランクランプ同士の間隔
(内側の区画壁同士の間隔)の許容範囲を得ることがで
きる。
上記の場合には、第1図BIに示すように、 W×MMIN=L×MX2=S2 W×MX2=L×MX1=S1 W×MX1=L×MX=ZMAX の関係を持たせることにより、MX1より大きい変倍率の
場合には白色反射部からの反射光のみにより、MX1より
小さく、かつMX2より大きい変倍率の場合には白色反射
部からの反射光、および外側のブランクランプ(38)か
らの光により、また、MX2より小さい変倍率の場合には
白色反射部からの反射光、および全てのブランクランプ
(38)からの光により、静電潜像より外方の不要な電荷
を消失させることができる。
そして、上記3つの式から、 MX1=L×MX/W W=L×MX1/MX2X2=W×MMIN/Lが得られる。そして、後の2つの式
から、W=L(MX1/MMIN1/2を得、前の式に代入する
ことにより MX1=(MX 2×MMIN1/3が得られる。
次に、上記式W×MX2=L×MX1と、 MX1=L×MX/Wとから W=L(MX/MX21/2の関係を得ることができ、この式
と、上記式MX2=W×MMIN/Lに基いてMX2=(MX×M
MIN 21/3が得られる。
したがって、上記MX1、およびMX2に基いてW=L
(MX/MMIN1/3を得ることができる。
これらの値は、第1図Aの場合と同様な考察から、そ
れぞれの最小値であることが理解され、MX1について
は、(MX×MMIN1/2>MX1≧(MX 2×MMIN1/3
X2については、(MX 2×MMIN1/3>MX2≧(MX×
MIN 21/3、Wについては、L(MX/MMIN1/2>W≧
L(MX/MMIN1/3が許容範囲になる。何故ならば、上
記上限値を越える場合には、内側の1対のブランクラン
プ(38)を設けることなく、静電潜像の外方の不要な電
荷を消失させることができるからである。
変倍率MX1およびMX2がそれぞれ最小値をとるときの
S1およびS2の値は、次のとおりである。
S1=L×MX1=L(MX 2×MMIN1/3 S2=L×MX2=L(MX×MMIN 21/3 そして、上記の許容範囲に基いて、上記間隔S1,S2に
ついても許容範囲を有する(S11≧S1≧S12,S21≧S2≧S2
2)ことになる。
即ち、第1図BIIに示すように、Wの最小値をWMIN
し、実際のWの値をWMIN+dとすれば、上記S21は、 S21=(WMIN+d)MMIN=(WMIN+d)×ZMIN/Lと
なり、S11は、 S11=S21×(WMIN+d)/L=(WMIN+d)2×ZMIN/L
2となり、 上記S12は、 S12={ZMAX/(WMIN+d)}×Lとなり、 上記S22は、 S22=S12×L/(WMIN+d)={ZMAX/(WMIN
d)2}×L2となるので、上記間隔S1,S2の許容範囲
は、 (WMIN+d)2MIN/L2≧S1≧{ZMAX/(WMIN
d)}L、(WMIN+d)×ZMIN/L≧S2≧{ZMAX
(WMIN+d)2}×L2 即ち、W2×ZMIN/L2≧S1≧(ZMAX/W)×L、W×Z
MIN/L≧S2≧(ZMAX/W2)×L2となる。
以上の説明から明らかなように、白色反射部の幅Wに
ついては、上記の許容範囲内の値を選定し、2対のブラ
ンクランプ(38)の区画壁(38a)同士の間隔S1,S2につ
いても、上記の許容範囲内の値を選定することにより、
白色反射部からの反射光、およびブランクランプ(38)
からの光に基いて不要部分の電荷を消失させることがで
きる。即ち、間隔Sについては、幅Wに基く上記許容範
囲内に選定してあればよいので、区画壁(38a)の取付
精度を余り向上させなくてもよく、この状態において、
実際に使用される原稿のサイズ、変倍率に影響されるこ
となく、確実に不要部分の電荷を完全に消失させること
ができ、得られる画像品質を高めることができる。
第1図Cは静電潜像を形成する状態を説明する図であ
り、ブランクランプを収容する区画を6個だけ使用した
状態を示している(第2図Cに対応する)。
この場合にも、上記第1図A,Bの場合とほぼ同様にし
て白色反射部の幅Wの許容範囲、および最も外方に位置
するブランクランプ同士の間隔(内側の区画壁同士の間
隔)、最も内方に位置するブランクランプ同士の間隔
(内側の区画壁同士の間隔)、中間に位置するブランク
ランプ同士の間隔(内側の区画壁同士の間隔)の許容範
囲を得ることができる。
上記の場合には、第1図CIに示すように、 W×MMIN=L×MX3=S3 W×MX3=L×MX2=S2 W×MX2=L×MX1=S1 W×MX1=L×MX=ZMAX の関係を持たせることにより、MX1より大きい変倍率の
場合には白色反射部からの反射光のみにより、MX1より
小さく、かつMX2より大きい変倍率の場合には白色反射
部からの反射光、および最も外側のブランクランプ(3
8)からの光により、また、MX2より小さく、かつMX3
より大きい変倍率の場合には白色反射部からの反射光、
および最も内側以外のブランクランプ(38)からの光に
より、また、MX3より小さい変倍率の場合には白色反射
部からの反射光、および全てのブランクランプ(38)か
らの光により、静電潜像より外方の不要な電荷を消失さ
せることができる。
そして、上記4つの式から、 MX3=W×MMIN/L MX2=W2×MMIN/L2X1=W3×MMIN/L34=L4×MX/MMINが得られる。
したがって、上記の式から、 W=L(MX/MMIN1/4を得、順次前の式に代入するこ
とにより MX1=(MX 3×MMIN1/4X2=(MX 2×MMIN 21/4X3=(MX×MMIN 31/4 が得られる。
これらの値は、第1図Aの場合と同様な考察から、そ
れぞれの最小値であることが理解され、Wについては、
L(MX/MMIN1/3>W≧L(MX/MMIN1/4が許容範囲
になる。何故ならば、上記上限値を越える場合には、最
も内側の1対のブランクランプ(38)を設けることな
く、静電潜像の外方の不要な電荷を消失させることがで
きるからである。
変倍率MX1、MX2およびMX3がそれぞれ最小値をとる
ときのS1、S2およびS3の値は、次のとおりである。
S1=L×MX1=L(MX 3×MMIN1/4 S2=L×MX2=L(MX 2×MMIN 21/4 S3=L×MX3=L(MX×MMIN 31/4 そして、上記の許容範囲に基いて、上記間隔S1,S2,S3
についても許容範囲を有する(S11≧S1≧S12,S21≧S2≧
S22,S31≧S3≧S32)ことになる。
即ち、第1図CIIに示すように、Wの最小値をWMIN
し、実際のWの値をWMIN+dとすれば、上記S31は、 S31=(WMIN+d)MMIN=(WMIN+d)×ZMIN/Lと
なり、上記S21は、 S21=S31×(WMIN+d)/L=(WMIN+d)2×ZMIN/L
2となり、 上記S11は、 S11=S21×(WMIN+d)/L=(WMIN+d)3×ZMIN/L
3となり、 上記S12は、 S12=MX×L={WMAX/(WMIN+d)}×Lとなり、
上記S22は、 S22=S12×L/(WMIN+d)={ZMAX/(WMIN
d)2}×L2となり、上記S32は、 S32=S22×L/(WMIN+d)={ZMAX/(WMIN
d)3}×L3となるので、上記間隔S1,S2,S3の許容範囲
は、 (WMIN+d)3MIN/L3≧S1≧{ZMAX/(WMIN
d)}L、 (WMIN+d)2×ZMIN/L2≧S2≧{ZMAX/(WMIN
d)2}×L2 (WMIN+d)×ZMIN/L≧S3≧{ZMAX/(WMIN+d)
3}×L3 即ち、W3×ZMIN/L3≧S1≧(ZMAX/W)×L、W2×Z
MIN/L2≧S2≧(ZMAX/W2)×L2、W×ZMIN/L≧S3≧
(ZMAX/W3)×L3となる。
以上の説明から明らかなように、白色反射部の幅Wに
ついては、上記の許容範囲内の値を選定し、3対のブラ
ンクランプ(38)の区画壁(38a)同士の間隔S1,S2,S3
についても、上記の許容範囲内の値を選定することに
り、白色反射部からの反射光、およびブランクランプ
(38)からの光に基いて不要部分の電荷を消失させるこ
とができる。即ち、間隔Sについては、幅Wに基く上記
許容範囲内に選定してあればよいので、区画壁(38a)
の取付精度を余り向上させなくてもよく、この状態にお
いて、実際に使用される原稿のサイズ、変倍率に影響さ
れることなく、確実に不要部分の電荷を完全に消失させ
ることができ、得られる画像品質を高めることができ
る。
尚、以上には、ブランクランプを収容する区画を6個
使用した場合についてのみ説明したが、ブランクランプ
を収容する区画を8個以上使用する場合にも容易に適用
することができ、ブランクランプを収容する区画を2n個
(但し、nは自然数)使用する場合における白色反射部
の幅Wは、 L(MX/MMIN1/n>W≧L(MX/MMIN1/(n+1)の範囲
内になるよう選定し、各対のブランクランプの区画壁同
士の間隔Si(但し、iはn以下の自然数)は、Wn+1-i
×ZMIN/Ln+1-i≧Si≧Li×ZMAX/Wiの範囲内になるよう
選定すればよく、実際に使用される原稿のサイズ、変倍
率に影響されることなく、確実に不要部分の電荷を完全
に消失させることができ、得られる画像品質を高めるこ
とができる。
〈発明の効果〉 以上のようにこの発明は、複写可能な最大サイズの原
稿より大きい白色反射部を形成して、複写変倍に対応す
る所定の範囲内における感光体表面の電荷を消失させる
ことができるので、ブランクランプにより電荷を消失さ
せる範囲を余り厳格に設定しなくても、確実に不要部分
の電荷を消失させることができ、したがって、ブランク
ランプの取付け精度を余り高める必要がなくなり、構成
を簡素化することができるという特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は静電潜像を形成する状態を説明する図、 第2図は感光体ドラムとブランクランプとの関係を示す
図、 第3図は複写機の内部機構を説明する概略図。 (1)……原稿載置台、(10)……原稿押え、(31)…
…感光体としての感光体ドラム、(38)……ブランクラ
ンプ、(D)……原稿、(P)……複写紙

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿載置台上の原稿を露光して感光体上に
    静電潜像を形成し、静電潜像をトナー像に顕像化した
    後、複写紙上に転写することにより原稿に対応する複写
    物を得るようにした複写機において、複写可能な最大サ
    イズの原稿より広幅の白色反射部を形成しているととも
    に、感光体の周縁部における電荷を消失させるためのブ
    ランクランプを設けており、上記白色反射部の幅WがL
    ×(MX/MMIN1/n>W≧L×(MX/MMIN1/(n+1)の範
    囲に設定されているとともに、ブランクランプの区画壁
    同士の間隔Siが Wn+1-i×ZMIN/Ln+1-i≧Si≧Li×ZMAX /iの範囲に
    設定されている(但し、Lは複写可能な最大原稿幅であ
    り、MXは最大幅の原稿を感光体の最大画像形成領域Z
    MAXに写し込める変倍率であり、MMINは最小変倍率であ
    り、ZMINは最大幅の原稿を最小変倍率で写し込んだ場
    合の感光体の最小画像形成領域であり、nはブランクラ
    ンプの区画数であり、iはn以下の自然数である)こと
    を特徴とする変倍機能を有する複写機。
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