JPH087509A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

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JPH087509A
JPH087509A JP13319594A JP13319594A JPH087509A JP H087509 A JPH087509 A JP H087509A JP 13319594 A JP13319594 A JP 13319594A JP 13319594 A JP13319594 A JP 13319594A JP H087509 A JPH087509 A JP H087509A
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head
magnetic
magnetic head
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magnetic disk
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アクセスタイムを短縮すること。 【構成】 磁気ディスク1と、この磁気ディスク1に記
録されたデータを読み出す複数の磁気ヘッド2A,2B
と、これら磁気ヘッド2A,2Bが装着されると共に別
々のヘッド位置決め機構6A,6Bに独立して駆動され
る複数のキャリッジ3A,3Aと、これらのキャリッジ
3A,3Aをそれぞれ駆動制御することで磁気ヘッド2
A,2Bを位置付けると共に当該各磁気ヘッド2A,2
Bの位置情報をヘッド駆動制御部5に出力する位置決め
制御部4A,4Bと、これら位置決め制御部4A,4B
から出力された位置情報等の制御情報に基づいて各磁気
ヘッド2A,2Bの動作を個別に制御するヘッド駆動制
御部5とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ディスク装置に係
り、特にマルチヘッドである磁気ディスク装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気ディスク装置(ハードディス
ク装置)の場合は、図7に示すように、磁気ディスク5
1を記憶媒体とし、この磁気ディスク51に対してデー
タの記憶・再生を行う単一の磁気ヘッド52が備えられ
ていた。
【0003】図8はMS−DOS(米マイクロソフト社
の登録商標)のディスク構造を示したものである。この
図のように、ディスクの先頭からIPL領域(システム
領域)、FAT領域、ディレクトリ領域となっている。
【0004】このような構造のもとで、実際にファイル
のアクセスがどのように行われているかを、図9を参照
して説明する。まず磁気ディスク装置上では図9(a)
のようにFILE Aが格納されているとする。従来の
磁気ディスク装置がファイルを読み込む場合、単一のヘ
ッドがまずディレクトリ領域を検索する。
【0005】ディレクトリ領域は図9(b)及び(c)
で示すように、先頭クラスタ番号が格納されており、こ
こでFILE Aの先頭クラスタ番号は「1」であるこ
とが、またFILE Bの先頭クラスタ番号は「3」で
あることが判明する。
【0006】そして次に、FAT領域上に記憶されてい
るデータの連結状態を調べ、実際アクセスを行うわけで
ある。
【0007】例えば、図9(d)で示すように、クラス
タ番号1のFAT領域には次に読み込むべきクラスタ番
号2が格納されている。つまりこのFILE Aはクラ
スタ番号1→2→8→9の順でデータが連結されている
ことがわかる。
【0008】ここで実際にアクセスを行うとき、単一の
磁気ヘッドという構成上、データが複数のクラスタにま
たがっているような場合でも、現在アクセスしているク
ラスタの読み込みが終了しなければ、当然次のクラスタ
に移動し読み込みを開始できないようになってる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のハードディスク
がファイルを読み込む場合、1つのヘッドがまずディレ
クトリ部を検索し、そのファイルの存在を検索する。も
し該当ファイルが存在していれば、FAT上に記憶され
ているクラスタの連結状態を調べ実際のデータのアクセ
スを行う。
【0010】しかし、この時FATの遠くに記憶されて
いるデータ(磁気ディスクの中心付近に記憶されている
データ)は、磁気ヘッドの移動時間が掛かり、またクラ
スタが不連続で散らばってしまったデータの場合、従来
単一の磁気ヘッドという構成のために、該当クラスタの
読み込みが終了してからでないと、磁気ヘッドが移動で
きずアクセスタイムが極度に低下してしまうという不都
合があった。
【0011】
【発明の目的】本発明は、係る従来例の有する不都合を
改善し、特に、アクセスタイムを短縮することのできる
磁気ディスクを提供することを、その目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明で
は、磁気ディスクと、この磁気ディスクに記録されたデ
ータを読み出す複数の磁気ヘッドと、これら磁気ヘッド
が装着されると共に別々のヘッド位置決め機構に独立し
て駆動される複数のキャリッジと、これらのキャリッジ
をそれぞれ駆動制御することで磁気ヘッドを位置付ける
と共に当該各磁気ヘッドの位置情報をヘッド駆動制御部
に出力する位置決め制御部と、この位置決め制御部から
出力された位置情報等の制御情報に基づいて各磁気ヘッ
ドの動作を制御するヘッド駆動制御部とを備えた、とい
う構成を採っている。
【0013】請求項2記載の本発明では、磁気ヘッドが
磁気ディスクの同一直径上の近傍を移動するようにキャ
リッジを設置した、という構成を採っている。
【0014】請求項3記載の本発明では、ヘッド駆動制
御部が、ヘッドの位置決め制御を開始したのち当該目的
位置の位置信号を先に出力した磁気ヘッドで読取るよう
に制御する第一のシーク制御手段を備えた、という構成
を採っている。
【0015】請求項4記載の本発明では、磁気ディスク
が、ファイルを構成するデータの記録位置が記載された
アドレステーブルを有し、ヘッド駆動制御部が、当該フ
ァイルを構成するデータの開始位置をアドレステーブル
から一方の磁気ヘッドが読み取ったときに他方の磁気ヘ
ッドを当該データの開始位置に位置決め制御する第二の
シーク制御手段を備えた、という構成を採っている。
【0016】請求項5記載の本発明では、ヘッド駆動制
御部が、一方の磁気ヘッドをシリンダに位置付けた後に
他方の磁気ヘッドを当該読み取るデータに連続するデー
タが属するシリンダへ位置付けるよう制御する第三のシ
ーク制御手段を備えた、という構成を採っている。
【0017】
【作用】請求項1記載の本発明では、本装置の動作中、
上位装置からファイルの読取命令を受信すると、ヘッド
駆動制御部は、位置決め制御部から出力された位置情報
等の制御情報に基づいて各磁気ヘッドを個別に制御す
る。この制御は、各位置決め制御部へのシーク位置信号
の送信及び当該各位置決め制御部からのヘッド位置信号
の受信によって行っている。位置決め制御部では、複数
のキャリッジをそれぞれ駆動制御することで磁気ヘッド
を位置付けると共に当該各磁気ヘッドの位置情報を制御
部に出力する。これらのキャリッジには磁気ヘッドが装
着されていて、磁気ヘッドは、磁気ディスクに記録され
たデータを読み出す。
【0018】請求項2記載の本発明では、ヘッド位置決
め機構が位置決め制御部によって駆動制御されると、磁
気ヘッドは磁気ディスクの同一直径上の近傍を移動す
る。
【0019】請求項3記載の本発明では、上位装置から
ファイルの読取命令を受信すると、ヘッド駆動制御部
は、まず、ヘッドの位置決め制御を開始する。これを受
けて各位置決め制御部では、磁気ヘッドを当該目的位置
へ移動させるようキャリッジのヘッド位置決め機構の動
作を制御する。各位置決め制御部は、各磁気ヘッドの磁
気ディスク上の位置信号を受信し、この受信している位
置信号と位置決め命令に係る位置信号とを比較して、一
致した場合にシーク完了信号をヘッド駆動制御部に出力
する。続いて、ヘッド駆動制御部は、当該目的位置の位
置信号を先に出力した磁気ヘッドで読取りを開始するよ
うに制御する。一方、他の磁気ヘッドは次の動作待ちの
ため待機するように制御する。
【0020】請求項4記載の本発明では、上位装置から
ファイルの読取命令を受信すると、ヘッド駆動制御部
は、まず、一方の磁気ヘッドをアドレステーブルが記録
されたシリンダに位置決めする。続いて、当該アドレス
テーブルから読取命令に係るファイルを構成するデータ
の記録開始位置を読み取ったとき、全てのデータのアド
レスの読み込み終了を待たずに他方の磁気ヘッドを当該
データの開始位置に位置決め制御する。
【0021】請求項5記載の本発明では、上位装置から
ファイルの読取命令を受信すると、ヘッド駆動制御部
は、まず一方の磁気ヘッドをシリンダに位置付けする。
続いて、当該ファイルが不連続に記録されている場合に
は、当該読み取るデータに連続するデータが属するシリ
ンダへ他方の磁気ヘッドを位置付けるよう制御する。
【0022】
【実施例】次に、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は本実施例の構成を示すブロック図
であり、磁気ディスク装置は、磁気ディスク1と、この
磁気ディスク1に記録されたデータを読み出す複数の磁
気ヘッド2A,2Bと、これら磁気ヘッド2A,2Bが
装着されると共に別々のヘッド位置決め機構6A,6B
に独立して駆動される複数のキャリッジ3A,3Aと、
これらのキャリッジ3A,3Aをそれぞれ駆動制御する
ことで磁気ヘッド2A,2Bを位置付けると共に当該各
磁気ヘッド2A,2Bの位置情報をヘッド駆動制御部5
に出力する位置決め制御部4A,4Bと、これら位置決
め制御部4A,4Bから出力された位置情報等の制御情
報に基づいて各磁気ヘッド2A,2Bの動作を個別に制
御するヘッド駆動制御部5とを備えている。
【0023】また、キャリッジ3A,3Bは、磁気ヘッ
ド2A,2Bが磁気ディスク1の同一直径上の近傍を移
動するように設置されている。
【0024】これを詳細に説明する。磁気ディスク1
は、上位装置で作成されたデータ(情報)を記録してお
く円盤状の記憶媒体であり、磁性体でコーティングされ
磁性の反転によって2進数化されたデータを記録するよ
うになっている。これに対応して、磁気ヘッド2A,2
Bは、コイルを巻いたヘッドコアと、ヘッドコアを磁気
ディスク1から極めて狭い隙間(スペーシング)を保っ
て浮上させるスライダとを備えていて、ヘッド位置決め
機構6A,6Bに回動されるキャリッジ3A,3Bに支
持されている。磁気ディスク1からのデータの読み込み
は、まず、磁気ヘッド2A,2Bを目的のブロックを含
むトラック位置にヘッドを移動する。続いて、磁気ディ
スク1の回転によって磁気ヘッド2A,2Bが目的のブ
ロック上を通過するとき、ヘッドコアは通過する磁区と
同じ磁性に磁化される。さらに、この極性の変化に応じ
てヘッドコアに巻かれたコイルによって電気信号が発生
する。この電気信号を2進数のデータに変換すること
で、磁気ディスク1に磁性として記録されていたデータ
を再生している。
【0025】ヘッド位置決め機構6A,6Bには、直動
形と回転型とがある。直動形では、磁気ヘッド2Aはキ
ャリッジ3Aにくし状に取り付けられており、キャリッ
ジ用のローラがレールに荷重を加えられた状態で結合さ
れている。回転型の場合、キャリッジ3Aを回転軸を中
心に回転させて位置決めを行うものであり、キャリッジ
3Aの後方でアクチュエータで駆動するようになってい
る。本実施例では回転型を採用しており、ボイスコイル
モータで駆動しトラックサーボで位置決めしている。
【0026】磁気ディスク装置6は、図2に示すよう
に、必要な記憶容量を得るために、磁気ディスク1を数
枚重ねてそれぞれに磁気ヘッド2A,2Bを備えてい
る。そして、この磁気ディスク1ごとのキャリッジ3A
は一体として同一のヘッド位置決め機構6Aに取り付け
られている。一方、磁気ディスク1ごとのキャリッジ3
Bも一体として同一のヘッド位置決め機構6Bに取り付
けられている。本実施例では、複数枚ある磁気ディスク
1のうちの一面に位置信号(ポジション信号)を書き込
みこれをサーボディスクとし、当該位置信号をサーボヘ
ッドで検出することで位置決めしている。
【0027】位置決め制御部4A,4Bは、ヘッド位置
決め機構6A,6Bをそれぞれ駆動制御することで磁気
ヘッド2A,2Bの位置決めを行うと共にサーボヘッド
が読み取った位置信号を受信して目的位置との比較を行
うことでデータのシークを行う。位置決めの目的位置は
ヘッド駆動制御部5に与えられ、また、受信した位置信
号やシーク完了信号をヘッド駆動制御部5に出力する。
【0028】本実施例ではこのような構成を採ったた
め、ヘッド駆動制御部5は、データの読取動作を高速に
するために様々な制御を行うことができる。現状の技術
では、磁気ディスク装置から上位装置へデータ転送する
際の速度よりも、磁気ヘッド2A,2Bの位置決めの速
度の方が低速であり、ヘッド駆動制御部5は、このスル
ープットを解消するため、独立して駆動制御可能な磁気
ヘッドを以下に詳述するように最大限活用している。
【0029】磁気ヘッド2A,2Bの位置決めに必要な
時間は、キャリッジ3A,3Bを移動させて磁気ヘッド
2A,2Bを目的のシリンダに位置決めするまでに必要
なシーク時間と、目的のシリンダに位置決めされた後目
的のレコードが磁気ヘッド2A,2Bに達するまでの回
転待ち時間とに分類される。本実施例では、前者のシー
ク時間の短縮を主要な課題としている。
【0030】請求項3に対応する実施例では、ヘッド駆
動制御部5が、ヘッドの位置決め制御を開始したのち当
該目的位置の位置信号を先に出力した磁気ヘッドで読取
るように制御する第一のシーク制御手段を備えている。
ヘッド駆動制御部5は、上位装置からファイルの読取命
令を受信すると、まず、ヘッドの位置決め制御を開始す
る。これを受けて各位置決め制御部4A,4Bでは、磁
気ヘッド2A,2Bを当該目的位置へ移動させるようキ
ャリッジ3A,3Bのヘッド位置決め機構6A,6Bの
動作を制御する。各位置決め制御部4A,4Bは、各サ
ーボヘッドの磁気ディスク1上の位置信号を受信し、こ
の受信している位置信号と位置決め命令に係る位置信号
とを比較して、一致した場合にシーク完了信号をヘッド
駆動制御部5に出力する。続いて、ヘッド駆動制御部5
は、当該目的位置の位置信号を先に出力した磁気ヘッド
2Aで読取りを開始するように制御する。
【0031】ここでは、各磁気ヘッド2A,2Bが読み
取った波形は再生系でコードデータに変換される。即
ち、再生系は、まず当該波形を増幅すると共に波形補償
した後にパルス波形に変換し、続いて、このパルス波形
を2進数のデジタル値に変更して当該デジタル値をコー
ドデータに復調するようにしている。この再生系への入
力元の切替はヘッド駆動制御部5から送信される入力切
替信号に基づいて行われる。そのため、ヘッド駆動制御
部5は、目的位置の位置信号を先に出力した磁気ヘッド
2Aからの信号で再生を行うように再生系に入力切替信
号を出力する。このとき、ヘッド駆動制御部5は、他の
磁気ヘッド2Bは次の動作待ちのため待機をするように
制御している。
【0032】このように第一のシーク制御手段が動作す
るため、磁気ヘッド2Aと磁気ヘッド2Bが別々の位置
からシークを開始するとき、どちらか早く目的のシリン
ダに到達した磁気ヘッドで読取を開始することができ
る。従って、例えば磁気ヘッド2A,2Bのホームポジ
ションを磁気ディスク1の内周側と外周側とにしておい
た場合、シーク時間はこのような制御をしない従来例と
比較して1/2以下になる。また、同時又はほぼ同時に
2つの磁気ヘッド2A,2Bが目的のシリンダに位置付
けられたときには、上位装置からの読み出し信号に係る
データの記録されたレジスタに先に到達した磁気ヘッド
で読取を開始するようにすると、回転待ち時間を1/2
以下にすることができる。
【0033】請求項4に対応する実施例では、磁気ディ
スク1が、ファイルを構成するデータの記録位置が記載
されたアドレステーブルを備えている。しかも、ヘッド
駆動制御部5は、読み取ろうとするファイルを構成する
データの開始位置(クラスタ番号)をアドレステーブル
から一方の磁気ヘッド2Aが読み取ったときに、他方の
磁気ヘッド2Bを当該読み取った開始位置に位置決め制
御する第二のシーク制御手段を備えている。
【0034】ここでは、最初のクラスタがFAT領域か
ら離れている場合(磁気ディスクの中心に近い場合)の
シーク時間を短縮することを課題としている。図3は、
クラスタがFAT領域から離れている場合を示す図であ
る。また図4は磁気ヘッド移動の手段を示す流れ図であ
る。この実施例の動作を図3及び図4を参照して詳細に
説明する。
【0035】ここでは、外周側に位置付けられた磁気ヘ
ッドを磁気ヘッドAとし、内周側に位置付けられた磁気
ヘッドを磁気ヘッドBとする。磁気ヘッドAがまずディ
レクトリ領域を検索し(ステップS1)、そのファイル
の存在を検索する。それと同時に磁気ヘッドBは先頭ク
ラスタがFAT領域から離れている場合を想定して、円
心方向に移動を開始する(ステップS4)。
【0036】磁気ヘッドAが読み込んだディレクトリ領
域には、図9(b)及び(c)で示したように先頭クラ
スタ番号が格納されている。そのため、磁気ヘッドAか
ら一方の位置決め制御部4Aを介して当該先頭クラスタ
番号を受信したヘッド駆動制御部5は、当該クラスタ番
号を目的位置として他方の位置決め制御部4Bに出力す
る。磁気ヘッドBは磁気ヘッドAのFAT領域検索終了
を待たずにそのクラスタに移動を開始する(ステップS
5)。ここでは、たとえ、円心方向の移動が完了してい
なくても先頭クラスタに移動を開始する。
【0037】磁気ヘッドAはディレクトリ領域を検索終
了後、次にFAT領域の検索を開始しクラスタの連結状
態を調べる(ステップS2)。これが終了後、磁気ヘッ
ドAも先頭クラスタへ移動を開始する(ステップS
3)。このように、先に移動を開始した磁気ヘッドBが
円心に比較的近い位置から、磁気ヘッドAが円周に比較
的近い位置から、それぞれ独立して先頭クラスタを検索
する。
【0038】そして、磁気ヘッドAまたは磁気ヘッドB
のいずれか該当クラスタを発見した方が、そのクラスタ
の読み込みを開始する(ステップS6)。その後は、図
6に示した処理を行なうようにしてもよい。
【0039】この請求項4に対応する実施例では、最初
のセクタがFAT領域から離れている場合でも、磁気ヘ
ッドAまたは磁気ヘッドBが、最初のクラスタを発見す
るために移動する距離は減少し、アクセスタイムを有効
に短縮することができる。
【0040】請求項5に対応する実施例では、ヘッド駆
動制御部5が、一方の磁気ヘッド2Aをシリンダに位置
付けた後に他方の磁気ヘッド2Bを当該読み取るデータ
に連続するデータが属するシリンダへ位置付けるよう制
御する第三のシーク制御手段を備えている。ここでは、
一つのファイルが不連続な場所に記録された場合に生じ
るシーク時間の増大の解消を課題としている。
【0041】図5は、クラスタが不連続で散らばってし
まったデータを示す図である。また図6は磁気ヘッド移
動の動作を示す流れ図である。ここで、図6中、磁気ヘ
ッドXは読み取り動作を行なっている磁気ヘッドをい
い、磁気ヘッドYは磁気ヘッドXの読み取り動作中に位
置決め制御される磁気ヘッドをいう。従って、同一の磁
気ヘッド2Aは、読み取り動作中は磁気ヘッドXとな
り、位置決め動作中は磁気ヘッドYとなる。
【0042】FAT領域上のクラスタが読み込まれたと
き、それに対応するシリンダ番号、ヘッド番号、セクタ
番号が割り出される。図6に示す制御では、読み取り命
令に係るファイルの各クラスタ番号はすでに読み取った
ものとして説明する。磁気ヘッドXがデータを読み取っ
ているとき(ステップS11〜S12)、ヘッド駆動制
御部5は、当該読み込んでいるクラスタと次に読み取ろ
うとするクラスタが同一シリンダ上に存在するか否かの
比較を行う(ステップS14)。ここでは、同一シリン
ダ上で両磁気ヘッドの相互干渉を避け、効率の良いアク
セスを実現するため、同一シリンダ上で磁気ヘッド2
A,2Bは同時に読み取りを行なわないように制御して
いる。
【0043】ステップS14での比較の結果、次に読み
取ろうとするクラスタが同一シリンダ上に存在するので
あれば、磁気ヘッドXは読み取りを継続する(ステップ
S11〜S12)。一つのクラスタの読み取りの終了毎
に、当該読み取ったクラスタが読み取り命令に係るファ
イルを構成する最後のクラスタであるかどうかを判定し
(ステップS13)、最後のクラスタである場合には、
ヘッド駆動制御部5は読み取り動作の制御を終了する。
一方、ステップS14での比較の結果、次に読み取ろう
とするクラスタが同一シリンダ上に存在しないのであれ
ば、ヘッド駆動制御部5は、磁気ヘッドYの位置付け制
御に移行する(ステップS15〜S18)。ここでは、
クラスタ番号はすでに読み取っているため、読み込みを
行っていない方の磁気ヘッドYをそのクラスタに位置決
め制御する(ステップS16)、磁気ヘッドYは、今読
み込んでいる磁気ヘッドXの読み込み終了を待機する
(ステップS18)。
【0044】磁気ヘッドYが読み込み待機している場合
に、磁気ヘッドXが読み込みを終了したとき(ステップ
S12)、今読み込みが終了した次のクラスタが、同一
シリンダかどうか比較を行う(ステップS17)。
【0045】その結果、同一ならばヘッドの移動を行わ
ず、磁気ヘッドXは、続いて同一シリンダ上のクラスタ
の読み込みを継続する(ステップS11〜S12)。ま
た、同一でなければ、更に次のシリンダの検索を行い、
それと同時に待機していた磁気ヘッドでの読み込みを開
始する(ステップS18,S11)。以後、待機してい
た磁気ヘッドYを読み取り動作中の磁気ヘッドXとして
処理を行なう。
【0046】これを図9の場合を例に再度説明する。図
9(a)のようにFILE Aが存在し、更に、クラス
タ番号1、2が同一のシリンダに存在し、クラスタ番号
8、9がこれとは異なるシリンダに存在すると仮定す
る。最初のクラスタを磁気ヘッド2Aが発見したとす
る、磁気ヘッド2Bはこの時、次はどのクラスタに移動
すべきかを以下に示す。磁気ヘッド2Aがクラスタ番号
1を読み込んでいるときに、まず磁気ヘッド2Bはクラ
スタ番号8の存在するシリンダに移動する。これはクラ
スタ番号2がクラスタ番号1と同一シリンダのためであ
る。
【0047】その後磁気ヘッド2Aがクラスタ番号1、
2の読み込みを終了した時点で、磁気ヘッド2Bはクラ
スタ番号8の読み込みを開始する。以後同様にクラスタ
番号9を磁気ヘッド2Bが読み込みアクセスが終了す
る。
【0048】上述したように請求項5に対応する実施例
では、クラスタが不連続で散らばってしまったファイル
であっても、片方の磁気ヘッドが読み込みを行っている
ときにもう一方の磁気ヘッドが次のクラスタに移動する
ことが可能となり、そのためアクセスタイムを飛躍的に
向上することができる。
【0049】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、上位装置からファイルの読取命令
を受信すると、ヘッド駆動制御部は、位置決め制御部か
ら出力された位置情報等の制御情報に基づいて各磁気ヘ
ッドを個別に制御する。このため、シークタイムを短縮
するための種々のシーク制御を行なうことができる。し
かも、この制御が、各位置決め制御部へのシーク位置信
号の送信及び当該各位置決め制御部からのヘッド位置信
号の受信によって行っているため、ヘッド駆動制御部は
各ヘッドの位置信号を参照しながらシークタイム短縮の
ための制御を行なうことができる。このように、シーク
タイムを短縮することでアクセスタイムを飛躍的に短縮
することのできる従来にない優れた磁気ディスク装置を
提供することができる。
【0050】請求項2記載の本発明では、ヘッド位置決
め機構が位置決め制御部によって駆動制御されると、磁
気ヘッドは磁気ディスクの同一直径上の近傍を移動する
ため、例えば、各磁気ヘッドを円心側と外周側とに待機
させておくことで、ヘッド駆動制御部は、シークタイム
を1/2以下に短縮することができ、従って、アクセス
タイムを飛躍的に短縮することのできる従来にない優れ
た磁気ディスク装置を提供することができる。
【0051】請求項3記載の本発明では、上位装置から
ファイルの読取命令を受信したとき、ヘッド駆動制御部
は、ヘッドの位置決め制御を開始し、これを受けて各位
置決め制御部は、磁気ヘッドを当該目的位置へ移動させ
るようキャリッジのヘッド位置決め機構の動作を制御す
るため、複数の磁気ヘッドで目的位置のシークを開始す
ることができる。さらに、各位置決め制御部は、各磁気
ヘッドの磁気ディスク上の位置信号を受信し、この受信
している位置信号と位置決め命令に係る位置信号とを比
較して、一致した場合にシーク完了信号をヘッド駆動制
御部に出力するため、ヘッド駆動制御部では、当該目的
位置の位置信号を先に出力した磁気ヘッドで読取りを開
始するように制御することができる、このため、磁気ヘ
ッドの位置決め開始位置と位置決め目的位置との関係で
より速く目的位置に達した磁気ヘッドで読み取りを開始
することができる。従って、シークタイムを可能な限り
短縮することができ、さらに、アクセスタイムを大幅に
短縮することのできる従来にない優れた磁気ディスク装
置を提供することができる。
【0052】請求項4記載の本発明では、上位装置から
ファイルの読取命令を受信すると、ヘッド駆動制御部
は、一方の磁気ヘッドをアドレステーブルが記録された
シリンダに位置決めする。続いて、当該アドレステーブ
ルから読取命令に係るファイルを構成するデータの記録
開始位置を読み取ったとき、全てのデータのアドレスの
読み込み終了を待たずに他方の磁気ヘッドを当該データ
の開始位置に位置決め制御するため、アドレステーブル
と目的のデータの開始位置が離れている場合であって
も、データの読み取り開始を大幅に早めることができ、
従って、アクセスタイムを向上することのできる従来に
ない優れた磁気ディスク装置を提供することができる。
【0053】請求項5記載の本発明では、上位装置から
ファイルの読取命令を受信すると、ヘッド駆動制御部
は、まず、一方の磁気ヘッドをシリンダに位置付け制御
し、続いて、当該ファイルが不連続に記録されている場
合には、当該読み取るデータに連続するデータが属する
シリンダへ他方の磁気ヘッドを位置付けるよう制御する
ため、1つのファイルが分離されかつ不連続に記録され
た場合であっても、片方の磁気ヘッドが読み込みを行っ
ているときに、もう一方の磁気ヘッドが次のクラスタ
に、移動できるため、シークに必要な時間を大幅に短縮
することができ、従って、アクセスタイムを短縮するこ
とのできる従来にない優れた磁気ディスク装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】複数の磁気ヘッド及びキャリッジの関係を示す
正面図である。
【図3】データがFAT領域から離れた場合の磁気ディ
スクを示す説明図である。
【図4】第二のシーク手段の処理工程を示すフローチャ
ートである。
【図5】クラスタが不連続で散らばってしまった場合の
磁気ディスクを示す説明図である。
【図6】第三のシーク手段の処理工程を示すフローチャ
ートである。
【図7】従来の磁気ディスク装置の構成を示す正面図で
ある。
【図8】磁気ディスクの論理的なディスク構造を示す説
明図である。
【図9】ディレクトリ領域とFAT領域を説明する図で
ある。図4(a)は磁気ディスク上に記憶されたファイ
ルの様子を説明した図であり、図4(b)はディレクト
リ領域説明する概要図であり、図4(c)はディレクト
リ領域説明する詳細図であり、図4(d)はFAT領域
説明する図である。
【符号の説明】
1 磁気ディスク 2A 一方の磁気ヘッド 2B 他方の磁気ヘッド 3A 一方のキャリッジ 3B 他方のキャリッジ 4A 一方の位置決め制御部 4B 他方の位置決め制御部 5 ヘッド駆動制御部 6A 一方のヘッド位置決め機構 6B 他方のヘッド位置決め機構

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ディスクと、この磁気ディスクに記
    録されたデータを読み出す複数の磁気ヘッドと、これら
    磁気ヘッドが装着されると共に別々のヘッド位置決め機
    構に独立して駆動される複数のキャリッジと、これらの
    キャリッジをそれぞれ駆動制御することで前記磁気ヘッ
    ドを位置付けると共に当該各磁気ヘッドの位置情報をヘ
    ッド駆動制御部に出力する位置決め制御部と、この位置
    決め制御部から出力された位置情報等の制御情報に基づ
    いて前記各磁気ヘッドの動作を制御するヘッド駆動制御
    部とを備えたことを特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記キャリッジを、前記磁気ディスクの
    同一直径上の近傍を前記各磁気ヘッドが移動するように
    設置したことを特徴とする請求項1記載の磁気ディスク
    装置。
  3. 【請求項3】 前記ヘッド駆動制御部が、前記ヘッドの
    位置決め制御を開始したのち当該目的位置の位置信号を
    先に出力した磁気ヘッドで読取るように制御する第一の
    シーク制御手段を備えたことを特徴とする請求項1又は
    2記載の磁気ディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記磁気ディスクが、ファイルを構成す
    るデータの記録位置が記載されたアドレステーブルを有
    し、前記ヘッド駆動制御部が、当該ファイルを構成する
    データの開始位置を前記アドレステーブルから一方の磁
    気ヘッドが読み取ったときに他方の磁気ヘッドを当該デ
    ータの開始位置に位置決め制御する第二のシーク制御手
    段を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の磁気
    ディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記ヘッド駆動制御部が、一方の磁気ヘ
    ッドをシリンダに位置付けた後に他方の磁気ヘッドを当
    該読み取るデータに連続するデータが属するシリンダへ
    位置付けるよう制御する第三のシーク制御手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の磁気ディスク装
    置。
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