JPH087573B2 - 弦の定着装置 - Google Patents

弦の定着装置

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JPH087573B2
JPH087573B2 JP3218895A JP21889591A JPH087573B2 JP H087573 B2 JPH087573 B2 JP H087573B2 JP 3218895 A JP3218895 A JP 3218895A JP 21889591 A JP21889591 A JP 21889591A JP H087573 B2 JPH087573 B2 JP H087573B2
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シュピューラー ロルフ
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    • G10D3/12Anchoring devices for strings, e.g. tail pieces or hitchpins
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    • G10D1/04Plucked or strummed string instruments, e.g. harps or lyres
    • G10D1/05Plucked or strummed string instruments, e.g. harps or lyres with fret boards or fingerboards
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Stringed Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弦楽器、主にギターの
弦の端部を定着させるための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】弦楽器、主にギターの弦は、通常糸巻き
ヘッド側面の一端部の調弦部へ取着され、他端部へ定着
されており、その間をブリッジのサドルを経由して延び
ている。調弦部により演奏前に弦の張りがセッティング
され、それにより弦のピッチが確定される。ブリッジ
は、弦をフィンガーボードから持ち上げるためと、弦の
振動を音響変成器、例えば共鳴胴へ伝達するために使用
される。
【0003】フィンガーボードと弦との間隔を可変に形
成するため及び各弦の正確な音響の調弦(オクターブ単
位)を可能にするために、弦の高さ及び縦方向の位置を
調節できるブリッジ・サドルユニットが開発された。こ
の位置調節可能なブリッジ・ユニットの多くは、共通の
支持体へ取着されている。また内部へ弦のいわゆるボー
ルエンドが定着される機械的組合せも公知である。これ
ら装置の多くは、多弦用に設計されたものである。しか
しこのような装置は、専用の装置によって一般的な数の
弦に使用することができるのみである。さらに、ブリッ
ジが位置調節可能なため不安定であり、それにより特に
少なく緊張した弦が振動を抑えてしまい、音色を変化さ
せてしまう。
【0004】そこで、弦のピッチを調弦部により演奏前
にだけセッティングできるのではなく、演奏中にも過渡
的に且つ素早く変化させるために、弦の張りを一定範囲
で変化させる、即ち弦の調子を変えることのできる装置
が開発された。この装置はペダル・スチールギターに使
用され、例えばアメリカ合衆国特許公報No.4 10
6 387に記載されている。さらにこの装置は、レバ
ーとロッドを用いて弦を振動させ、そのピッチを適切な
ブリッジ/弦ホルダーユニットにより変化させることに
よりいわゆるハワイ効果を達成させることを可能にす
る。同様な原理で機能するエレキギターの装置は、例え
ばアメリカ合衆国特許公報No.4 354 417に
記載されている。アメリカ合衆国特許公報No.4 1
91 086及びドイツ連邦共和国特許公報36 26
168には、二つの確定したピッチ間で弦を転調でき
る装置が記載されており、それは本来の調弦部の糸巻き
に設けられている。これに対しドイツ連邦共和国特許公
報No.38 43 533には、同時に複数の弦の調
弦及び転調に使われる装置がブリッジ側に取着されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の装置は、機構的に複雑で、従って生産コストが高く、
万能的に適用できず、また転調により達成可能な両ピッ
チの調弦安定性が不十分である。
【0006】本発明は、こうした問題点を解決するため
になされたものであり、二つのセッティング可能なピッ
チ間の音響上の調弦、転調、弦定着の機能を果たし、様
々な形式及び任意の数の弦の弦楽器に対して汎用性があ
り、弦の音色に悪い作用を及ぼさないようにそれ自体及
び楽器へ固着され、転調は各弦別々に簡単な操作でで
き、また弦の交換は面倒な操作なくできる、堅牢且つ廉
価に製造できる装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の並列に
位置する弦を定着するために、それぞれが互いに並列に
配列可能に設けられた、楽器へ固着可能な弦の定着装置
であって、定着装置の各々は、取着媒体(12)により
楽器(10)へ固着可能な支持軌条(20)を備え、該
支持軌条(20)が、調弦のための位置調節可能なサド
ル(50)と、弦の縦方向へ移動可能なスライダー(3
0)と、サドル(50)の基部及びスライダー(30)
を収容する凹部(21、22)とを有し、スライダー
(30)は、弦(60)のボールエンド(61)の定着
のための媒体を有し、上記支持軌条(20)は、二つの
ピッチ間の弦の転調のためにスライダー(30)を弦の
縦方向へ摺動させる回動可能な偏心レバー(40)を有
することを特徴とする弦楽器の弦の定着装置をその要旨
とする。
【0008】
【0009】さらに、偏心レバー(40)の偏心端部
(43)の面が、スライダー(30)と連動し、回動軸
(A)に対して垂直な断面が楕円の4分の1の形状を成
し、回動軸(A)が前記楕円の中心線から離間してい
る。また、両ピッチのうち低い方のピッチのセッティン
グのために、スライダー(30)へ取着されたねじ棒
(31)とローレット・ナット(32)とを有し、その
場合ねじ棒(31)が支持軌条(20)の狭い側の穴
(23)を通り、ローレット・ナット(32)が支持軌
条(20)の外部に位置するように配設されている。
【0010】そして、ねじ棒(31)へ外嵌したローレ
ット・ナット(32)の位置固定のために、カウンター
ねじ(33)を有する。また、サドル(50)が止めね
じ(51)により支持軌条(20)へ固着されている。
【0011】さらに、止めねじ(51)が楽器(10)
下面から挿入される。また、止めねじ(51)が楽器
(10)上面から挿入される。そして、 偏心レバー
(40)のレバー端部(42)が縦長穴(44)を有
し、縦長穴(44)を通って弦(60)が導かれる。
【0012】さらに、偏心レバー(40)の偏心端部
(43)とサドル凹部(22)との間に緩衝材が設けら
れている。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。図1は、本発明の装置の実施例の各
部分を分解図として示す。装置の最重要部は支持軌条2
0、スライダー30、偏心レバー40、サドル50であ
る。
【0014】支持軌条20は取着媒体、例えばねじ12
により楽器10へ固着される。また支持軌条20は楽器
10へ貼着も可能である。軌条20は、スライダー凹部
21とブリッジ凹部22という二つの凹部を有して、弦
の縦方向へ細く形成されている。この装置は、楽器10
の並列に位置する弦に、弦間の通常の横間隔を保ちなが
ら互いに並列に複数個装着される。支持軌条20は、さ
らにブリッジ凹部22によって楽器10のフィンガーボ
ードへ取着される。
【0015】支持軌条20のスライダー凹部21内をス
ライダー30がスライドする。スライダー30は止まり
穴34と縦長穴35を有し、その止まり穴34と縦長穴
35は、弦60のボールエンド61を定着させる。スラ
イダー30又は支持軌条20はセッティング媒体を有
し、それによりブリッジ凹部22に対するスライダー3
0の動きをセッティング可能に限定する。そのセッティ
ング媒体は、例えばスライダーへ取着されたねじ棒31
から成り、そのねじ棒31は、支持軌条20の閉じた狭
い側の穴23を通り、支持軌条20外部にてローレット
・ナット32が外嵌している。ローレット・ナット32
がスライダー30により近く位置決めされているほど、
スライダー凹部21内のスライダー30の運動空間はよ
り小さい。ねじ棒31へ外嵌したローレット・ナット3
2の位置の固定のために、カウンターねじ33が使用さ
れる。尚、スライダ30とローレットナット32の左右
方向の変位量(スライド量)は例えば1.08mmであ
るが、この量は、調弦効果が良好に発揮される範囲で適
宜設定可能である。同じくスライダー凹部21内にも軸
41により回動可能な偏心レバー40が設けられ、その
偏心レバー40のレバー端部42が支持軌条20の上に
位置するように取着されている。偏心レバー40の偏心
端部43は、回動時にスライダー30を弦の縦方向へ動
かすように、軸に対して相対的に離心して形成されてい
る。レバー端部42は、その回動可能な位置で弦60に
全く接触不可能に形成されている。従ってレバー端部4
2は例えば縦長穴形の通孔44を有し、その通孔44を
通って弦60が導かれる。スライダー30及び偏心レバ
ー40の機能は図2との関連において詳細に説明され
る。
【0016】支持軌条20のブリッジ凹部22内には、
サドルを有するサドル50が設けられている。ブリッジ
凹部22は、支持軌条20内のサドルの高さを設定し、
弦の縦方向にサドル50の脚部54を位置調節可能に設
置でき、ブリッジ脚部54の横方向には動かないように
形成されている。ブリッジ凹部22内のサドル50の位
置調節のため及び支持軌条20への取着のために、サド
ル50または支持軌条20はセッティング媒体及び定着
媒体、例えばセッティングねじ53及び止めねじ51を
有する。支持軌条20に相対するサドル50のセッティ
ングについては、図3において詳細に説明される。
【0017】図2a及び図2bは、弦の転調に使うスラ
イダー30と偏心レバー40を二つの位置で示してあ
る。図2aではレバー端部42が支持軌条20上に横た
わり、スライダー30が偏心端部43により緊張した弦
の力に逆らって押される。弦は偏心レバー40のその位
置でより高いピッチに調弦されている。次に偏心レバー
40のレバー端部42がサドル50へ向けて回動される
と、スライダー30は緊張した弦の力によりブリッジへ
向けてセッティング媒体によりその限界に達するまで引
かれる。弦はその位置で偏心レバー40とスライダー3
0とにより低いピッチに調弦される。
【0018】偏心レバー40は、外力の作用無しには図
2aの偏心レバー40の姿勢を変えられないように形成
されている。支持軌条20上にレバー端部42が横たわ
っているので、偏心レバー40は時計回り方向へ回動で
きない。スライダー30と連動する偏心端部43の面
は、輪郭が楕円の4分の1の形状を成し、その場合回動
軸Aはその楕円の中心線上には位置しない。即ち図2a
の姿勢では、理論上の偏心部インセットポイントB(E
xzentereinsatzpunkt B)が、回
転軸Aと同じ高さのスライダー30の高さには位置して
いないのである。それにより図2aの位置の偏心レバー
40は、緊張した弦の力によって自制的に保持される。
即ち偏心レバー40が先ず外力の作用により幾分回動さ
れてから、自然にそれ自身で反時計回り方向へ回動する
のである。弦のより高いピッチは、楽器10の糸巻きヘ
ッドの調弦部にて精密に調弦され、より低いピッチはス
ライダー運動のためのセッティング媒体によって、より
高いピッチに対して相対的に調弦される。
【0019】偏心レバー40の持ち上げられた姿勢(図
2b)では、スライダー30は大抵の場合セッティング
媒体31、32、33によってその位置が保持されるの
であって、偏心レバー40は緊張した弦の力によってそ
の姿勢が固持されるものではない。また偏心レバー40
もその姿勢で安定させ且つ雑音を出させないために、ブ
リッジ凹部22と偏心レバー40の偏心端部43との間
に、柔軟に変形可能な形状の緩衝材、例えばばねが装着
可能である。またセッティング媒体の無い実施例も考え
られる。偏心レバー40の回動時のスライダー30の動
きは、偏心端部43によって限定されている。尚、サド
ル50の上部中央部は三角形状に形成され、その頂部と
弦とが端接触し、弦張力の微細な調整を可能としてい
る。
【0020】図3は、本発明の装置のサドル50のまわ
りの弦縦方向に対して垂直に(図1のA−A)切った断
面図を示す。図3は定着媒体とセッティング媒体の実施
例を詳細に示しており、それによりサドル50の位置を
支持軌条20に対して相対的にセッティング可能且つ定
着可能である。この装置に関しては、適した通孔11を
楽器10に設けなければならない。支持軌条20上のサ
ドルの高さ及びそれに伴う弦60と楽器10のフィンガ
ーボードとの間の間隔は、セッティングねじ53により
セッティングされる。弦縦方向のサドル50の位置がセ
ッティングされた後、下からブリッジ脚部54へ螺入し
ている止めねじ51により定着される。止めねじ51が
緊締されると、座がね52が支持軌条20へ圧接され、
それによりサドル50と支持軌条20とが固着される。
通孔11を設けてならない楽器10又は反対側の通孔が
本発明の装置へ届かない楽器10のために、本発明の装
置はねじ端部に溝又は六角穴を具備した止めねじを有
し、その止めねじはサドル側からサドル50内の貫通ね
じ穴を通って挿入される。
【0021】
【発明の効果】この装置は、一本の弦の調弦と転調と定
着のために使用され、任意の数の弦に対し複数の同一の
装置が並列に配設できるように形成されている。これは
装置の汎用性を可能にするものである。各弦の定着部の
付いた端部は、所謂ボールエンドにより本発明の装置内
へ定着され、他端部は調弦部へ取着される。この装置は
通常通り調弦部により精密に調節される。装置は原則的
に楽器へ固着される支持軌条から成る。一方でその支持
軌条内にはサドルの基部であるブリッジが収納されてお
り、サドルの高さ及び弦縦方向の位置は調節可能であ
り、各々可能な位置で支持軌条へ固着可能である。固着
されたサドルは調弦に使用され、その固着結合により最
適な音響を保証する。他方で支持軌条内にスライダーが
設けられており、スライダー内部に弦のボールエンドが
締着され、またスライダーは偏心レバーにより支持軌条
内で弦縦方向に移動可能である。その移動により弦の張
りが変化し、弦が転調される。装置は、軌条内のスライ
ダーの動きを限定してセッティング可能にするための媒
体を有する。それによりスライダーの二つの位置が正確
に確定され、弦の各ピッチが安定的に調弦される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の実施例の装置各部品の分解斜視
図を示す。
【図2】(a)は図1の装置の偏心レバー端部が支持軌
条上に横たわった状態の弦縦方向の模式的な側面図、及
び(b)は図1の装置の偏心レバーが持ち上げられた状
態の弦縦方向の模式的な側面図を示す。
【図3】弦方向に対して垂直な図1の装置のA−A一部
部分断面図を示す。
【符号の説明】
20 支持軌条 30 スライダー 40 偏心レバー 42 レバー端部 43 偏心端部 50 サドル

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の並列に位置する弦を定着するため
    に、それぞれが互いに並列に配列可能に設けられた、楽
    器へ固着可能な弦の定着装置であって、 定着装置の各々は、取着媒体(12)により楽器(1
    0)へ固着可能な支持軌条(20)を備え、 該支持軌条(20)が、調弦のための位置調節可能なサ
    ドル(50)と、弦の縦方向へ移動可能なスライダー
    (30)と、サドル(50)の基部及びスライダー(3
    0)を収容する凹部(21、22)とを有し、 スライダー(30)は、弦(60)のボールエンド(6
    1)の定着のための媒体を有し、 上記支持軌条(20)は、二つのピッチ間の弦の転調の
    ためにスライダー(30)を弦の縦方向へ摺動させる回
    動可能な偏心レバー(40)を有することを特徴とする
    弦楽器の弦の定着装置。
  2. 【請求項2】 偏心レバー(40)の偏心端部(43)
    の面が、スライダー(30)と連動し、回動軸(A)に
    対して垂直な断面が楕円の4分の1の形状を成すこと
    と、回動軸(A)が前記楕円の中心線から離間している
    ことを特徴とする請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 両ピッチのうち低い方のピッチのセッテ
    ィングのために、スライダー(30)へ取着されたねじ
    棒(31)とローレット・ナット(32)とを有し、そ
    の場合ねじ棒(31)が支持軌条(20)の狭い側の穴
    (23)を通り、ローレット・ナット(32)が支持軌
    条(20)の外部に位置するように配設されていること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 ねじ棒(31)へ外嵌したローレット・
    ナット(32)の位置固定のために、カウンターねじ
    (33)を有することを特徴とする請求項3記載の装
    置。
  5. 【請求項5】 サドル(50)が止めねじ(51)によ
    り支持軌条(20)へ固着されていることを特徴とする
    請求項1〜4の一つに記載の装置。
  6. 【請求項6】 止めねじ(51)が楽器(10)下面か
    ら挿入されることを特徴とする請求項5記載の装置。
  7. 【請求項7】 止めねじ(51)が楽器(10)上面か
    ら挿入されることを特徴とする請求項5記載の装置。
  8. 【請求項8】 偏心レバー(40)のレバー端部(4
    2)が縦長穴(44)を有し、縦長穴(44)を通って
    弦(60)が導かれることを特徴とする請求項1〜7
    一つに記載の装置。
  9. 【請求項9】 偏心レバー(40)の偏心端部(43)
    とサドル凹部(22)との間に緩衝材が設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜8の一つに記載の装置。
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CH00530/91-0 1991-02-21
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