JPH0875740A - 免疫比濁分析方法 - Google Patents
免疫比濁分析方法Info
- Publication number
- JPH0875740A JPH0875740A JP23235194A JP23235194A JPH0875740A JP H0875740 A JPH0875740 A JP H0875740A JP 23235194 A JP23235194 A JP 23235194A JP 23235194 A JP23235194 A JP 23235194A JP H0875740 A JPH0875740 A JP H0875740A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- calibration curve
- wavelength
- absorbance
- measurement
- determination value
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- Pending
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- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 検量線を直線にし、S字形検量線に基づく問
題を解決する。 【構成】 未知試料を用いた抗原抗体反応液について反
応時間t1〜tEの複数の時間で、複数波長λ1〜λnにつ
いて吸光度を測定する。プロゾーン現象が起こっていな
い測定データが得られた段階で、最も短波長側の測定デ
ータからその反応後期の吸光度測定値As1がその波長で
の定量可能判定値AL1以下であるかどうかを判断し、以
下であれば検量線から濃度Cを C=K1(As1−Ab1) として求めて出力する。短かい波長側の吸光度が定量可
能判定値以下でなければそれより長波長側の測定値で定
量可能判定値条件を満たすかどうかを判断し、定量可能
判定値以下となる吸光度を示した波長のうち最も短かい
波長の検量線により分析成分濃度を求める。
題を解決する。 【構成】 未知試料を用いた抗原抗体反応液について反
応時間t1〜tEの複数の時間で、複数波長λ1〜λnにつ
いて吸光度を測定する。プロゾーン現象が起こっていな
い測定データが得られた段階で、最も短波長側の測定デ
ータからその反応後期の吸光度測定値As1がその波長で
の定量可能判定値AL1以下であるかどうかを判断し、以
下であれば検量線から濃度Cを C=K1(As1−Ab1) として求めて出力する。短かい波長側の吸光度が定量可
能判定値以下でなければそれより長波長側の測定値で定
量可能判定値条件を満たすかどうかを判断し、定量可能
判定値以下となる吸光度を示した波長のうち最も短かい
波長の検量線により分析成分濃度を求める。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医療機関等で使用される
生化学自動分析装置に適用可能な比濁法による抗原抗体
反応の定量方法に関するものである。
生化学自動分析装置に適用可能な比濁法による抗原抗体
反応の定量方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】臨床化学分析で用いられる吸光光度法で
は、通常、試料中の分析成分に対応する光吸収成分の極
大吸収波長付近における吸収度が測定される。多くの場
合、その吸光度と濃度の間に直線的な比例関係が成り立
つが、免疫比濁法ではそのような直線関係は成り立た
ず、検量線は非直線型のS字形検量線になることが知ら
れている。そこで、免疫比濁分析法の検量線としてはS
字形検量線に最もよくフィットする関数を選ぶか、近似
的に一次関数の検量線を作成して定量を行なっている。
S字形検量線にフィットする関数としては、例えば高次
関数や対数項を含んだログロジット、又はスプライン関
数などが用いられている。そのような非直線検量線を用
いた場合のキャリブレーションとして、複数濃度の標準
試料を使用する多点キャリブレーションが行なわれてい
る。一方、近似的に一次関数の検量線を用いる場合に
は、その検量線からの乖離が大きいときに、再度異なる
分析条件で反応液を調製して定量を行なっている。
は、通常、試料中の分析成分に対応する光吸収成分の極
大吸収波長付近における吸収度が測定される。多くの場
合、その吸光度と濃度の間に直線的な比例関係が成り立
つが、免疫比濁法ではそのような直線関係は成り立た
ず、検量線は非直線型のS字形検量線になることが知ら
れている。そこで、免疫比濁分析法の検量線としてはS
字形検量線に最もよくフィットする関数を選ぶか、近似
的に一次関数の検量線を作成して定量を行なっている。
S字形検量線にフィットする関数としては、例えば高次
関数や対数項を含んだログロジット、又はスプライン関
数などが用いられている。そのような非直線検量線を用
いた場合のキャリブレーションとして、複数濃度の標準
試料を使用する多点キャリブレーションが行なわれてい
る。一方、近似的に一次関数の検量線を用いる場合に
は、その検量線からの乖離が大きいときに、再度異なる
分析条件で反応液を調製して定量を行なっている。
【0003】抗原抗体反応では規定の測定範囲を越えて
抗原が過剰に加えられた状態ではその吸光度は真の値よ
りも低い値となる。その現象はプロゾーン現象(一般に
は、地帯現象、又は High-dose "Hook-effect"と称され
ている)と称されている。そのため、プロゾーン現象が
起こらない濃度範囲で定量を行なうように試料条件を設
定する必要がある。
抗原が過剰に加えられた状態ではその吸光度は真の値よ
りも低い値となる。その現象はプロゾーン現象(一般に
は、地帯現象、又は High-dose "Hook-effect"と称され
ている)と称されている。そのため、プロゾーン現象が
起こらない濃度範囲で定量を行なうように試料条件を設
定する必要がある。
【0004】測定された抗原抗体反応がプロゾーン現象
の起こっている領域か否かを判定する方法としては次の
ような幾つかの方法が知られている。 (a)抗体試薬又は試料を再添加する方法。 (b)複数の測定値から濁度(見かけの吸光度)の比又
は濃度の比をとる方法。 (c)複数個の測定値から反応速度の比をとる方法。 (d)複数個の測定値から最大反応速度、最大反応速度
に達するまでの反応時間及び抗原濃度の三次元検量線を
用いる方法。 (e)2波長測定を行ない、その吸光度比より判定する
方法。 これらの方法は、例えば日本臨床検査自動化学会会誌第
15巻第6号第675〜687ページ(1990年)、
同誌第14巻第3号第171〜176ページ(1989
年)などに記載されている。
の起こっている領域か否かを判定する方法としては次の
ような幾つかの方法が知られている。 (a)抗体試薬又は試料を再添加する方法。 (b)複数の測定値から濁度(見かけの吸光度)の比又
は濃度の比をとる方法。 (c)複数個の測定値から反応速度の比をとる方法。 (d)複数個の測定値から最大反応速度、最大反応速度
に達するまでの反応時間及び抗原濃度の三次元検量線を
用いる方法。 (e)2波長測定を行ない、その吸光度比より判定する
方法。 これらの方法は、例えば日本臨床検査自動化学会会誌第
15巻第6号第675〜687ページ(1990年)、
同誌第14巻第3号第171〜176ページ(1989
年)などに記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】免疫比濁法における特
定波長の吸光度から作成した検量線は、通常、濃度ゼロ
付近では感度が低下し、高濃度側では飽和するS字形曲
線となる。低濃度域での感度不足を補うために反応液中
の相対試料量を大きく増やすと、濃度ゼロ付近の感度低
下は訂正されるが、高濃度域ではプロゾーン現象が起り
やすくなるので、相対試料量を増やす方向には限界があ
る。このS字形検量線を決定するには、複数濃度の標準
試料を使用する多点キャリブレーションに頼らざるを得
ず、免疫関連成分の標準試料や分析試薬は高価なため、
ランニングコストが高くなる。また、S字形検量線に最
もよくフィットする関数の選択は面倒である。本発明は
検量線を直線にし、S字形検量線に基づく上記の問題を
解決することを目的とするものである。
定波長の吸光度から作成した検量線は、通常、濃度ゼロ
付近では感度が低下し、高濃度側では飽和するS字形曲
線となる。低濃度域での感度不足を補うために反応液中
の相対試料量を大きく増やすと、濃度ゼロ付近の感度低
下は訂正されるが、高濃度域ではプロゾーン現象が起り
やすくなるので、相対試料量を増やす方向には限界があ
る。このS字形検量線を決定するには、複数濃度の標準
試料を使用する多点キャリブレーションに頼らざるを得
ず、免疫関連成分の標準試料や分析試薬は高価なため、
ランニングコストが高くなる。また、S字形検量線に最
もよくフィットする関数の選択は面倒である。本発明は
検量線を直線にし、S字形検量線に基づく上記の問題を
解決することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、標準試料を
用いて一定時間反応させた抗原抗体反応液について紫外
線領域から近赤外線領域にわたる波長領域での複数の波
長で検量線を求め、各波長ごとに直線性が満たされる吸
光度の上限値を定量可能判定値として予め定めておき、
未知試料を用いて上記一定時間反応させた抗原抗体反応
液について前記複数波長で吸光度を測定し、各波長での
吸光度をそれぞれの波長での定量可能判定値と比較して
定量可能判定値以下となる波長のうち、最も短波長の検
量線により分析成分濃度を求める。
用いて一定時間反応させた抗原抗体反応液について紫外
線領域から近赤外線領域にわたる波長領域での複数の波
長で検量線を求め、各波長ごとに直線性が満たされる吸
光度の上限値を定量可能判定値として予め定めておき、
未知試料を用いて上記一定時間反応させた抗原抗体反応
液について前記複数波長で吸光度を測定し、各波長での
吸光度をそれぞれの波長での定量可能判定値と比較して
定量可能判定値以下となる波長のうち、最も短波長の検
量線により分析成分濃度を求める。
【0007】図1と図2によりさらに説明する。図1は
検量線作成プロセスを示したものである。標準試料と試
薬を混合して抗原抗体反応液を調製し、反応後期(反応
時間tE)での複数の測定波長λ1〜λnごとに吸光度を
測定し、その複数の波長それぞれでの検量線を作成す
る。それらの検量線から波長ごとに直線性の得られる上
限の吸光度を定量可能判定値とする。
検量線作成プロセスを示したものである。標準試料と試
薬を混合して抗原抗体反応液を調製し、反応後期(反応
時間tE)での複数の測定波長λ1〜λnごとに吸光度を
測定し、その複数の波長それぞれでの検量線を作成す
る。それらの検量線から波長ごとに直線性の得られる上
限の吸光度を定量可能判定値とする。
【0008】図2により未知試料の測定プロセスを説明
する。未知試料を用いた抗原抗体反応液について反応時
間t1〜tEの複数の時間で、複数波長λ1〜λnについて
吸光度を測定する。その測定結果からプロゾーン現象が
起こっているか否かを判定する。
する。未知試料を用いた抗原抗体反応液について反応時
間t1〜tEの複数の時間で、複数波長λ1〜λnについて
吸光度を測定する。その測定結果からプロゾーン現象が
起こっているか否かを判定する。
【0009】プロゾーン現象の判定方法としては、従来
技術の欄で説明した従来の方法でもよいが、本発明者が
すでに提案している方法を用いるのが好ましい。その1
つの好ましい方法は、濃度の異なる複数種類の標準試料
について抗原抗体反応の初期段階の第1の時刻及び反応
が十分に進行した後の第2の時刻で光学的な測定を行な
い、それらの測定値のうちプロゾーン現象が起こってい
ない濃度域の測定値について第1の時刻での測定値と第
2の時刻での測定値との関係を示す回帰式を算出し、試
料反応液について第1の時刻及び第2の時刻で光学的測
定を行ない、その測定値と前記回帰式から算出される仮
想値とのずれからその測定値がプロゾーン現象の起こっ
ていない適正な抗原抗体反応下で行なわれたか否かを判
定するプロゾーン判定方法(特開平5−10953号公
報参照)である。
技術の欄で説明した従来の方法でもよいが、本発明者が
すでに提案している方法を用いるのが好ましい。その1
つの好ましい方法は、濃度の異なる複数種類の標準試料
について抗原抗体反応の初期段階の第1の時刻及び反応
が十分に進行した後の第2の時刻で光学的な測定を行な
い、それらの測定値のうちプロゾーン現象が起こってい
ない濃度域の測定値について第1の時刻での測定値と第
2の時刻での測定値との関係を示す回帰式を算出し、試
料反応液について第1の時刻及び第2の時刻で光学的測
定を行ない、その測定値と前記回帰式から算出される仮
想値とのずれからその測定値がプロゾーン現象の起こっ
ていない適正な抗原抗体反応下で行なわれたか否かを判
定するプロゾーン判定方法(特開平5−10953号公
報参照)である。
【0010】プロゾーン現象を判定する他の好ましい方
法は、濃度の異なる複数種類の標準試料について抗原抗
体反応によって生じた濁りを第1波長と第2波長で所定
時間に測定し、それらの測定値のうちプロゾーン現象が
起こっていない濃度域の測定値について第1波長での測
定値と第2波長での測定値との関係を示す回帰式を算出
し、試料反応液について第1波長及び第2波長で測定値
を求めて、その測定値と前記回帰式から算出される仮想
値とのズレからその測定値がプロゾーン現象の起こって
いない適正な抗原抗体反応条件下で行なわれたか否かを
判定するプロゾーン判定方法(特開平5−93725号
公報参照)である。プロゾーン判定方法によりプロゾー
ン現象が起こっていると判定されたときは、測定を終了
するか、又は試料を減量するか希釈することによって再
分析を行なう。
法は、濃度の異なる複数種類の標準試料について抗原抗
体反応によって生じた濁りを第1波長と第2波長で所定
時間に測定し、それらの測定値のうちプロゾーン現象が
起こっていない濃度域の測定値について第1波長での測
定値と第2波長での測定値との関係を示す回帰式を算出
し、試料反応液について第1波長及び第2波長で測定値
を求めて、その測定値と前記回帰式から算出される仮想
値とのズレからその測定値がプロゾーン現象の起こって
いない適正な抗原抗体反応条件下で行なわれたか否かを
判定するプロゾーン判定方法(特開平5−93725号
公報参照)である。プロゾーン判定方法によりプロゾー
ン現象が起こっていると判定されたときは、測定を終了
するか、又は試料を減量するか希釈することによって再
分析を行なう。
【0011】プロゾーン現象が起こっていない測定デー
タが得られた段階で、最も短波長側の測定データからそ
の反応後期の吸光度測定値As1がその波長での定量可能
判定値AL1以下であるかどうかを判断し、以下であれば
検量線から濃度Cを C=K1(As1−Ab1) として求めて出力する。
タが得られた段階で、最も短波長側の測定データからそ
の反応後期の吸光度測定値As1がその波長での定量可能
判定値AL1以下であるかどうかを判断し、以下であれば
検量線から濃度Cを C=K1(As1−Ab1) として求めて出力する。
【0012】波長λ1での測定値As1がその波長での定
量可能判定値AL1以下でなければ、2番目に波長の短い
測定波長、例えばλmでの吸光度Asmをその波長λmでの
定量可能判定値ALmと比較し、それ以下であればその波
長での検量線を用いて濃度Cを C=Km(Asm−Abm) として求めて出力する。図2で、K1〜Km〜Knは各測
定波長についての吸光度から濃度を求めるための濃度変
換係数、As1〜Asnは試料反応液の測定値、Ab1〜Abn
は試薬ブランクの吸光度である。
量可能判定値AL1以下でなければ、2番目に波長の短い
測定波長、例えばλmでの吸光度Asmをその波長λmでの
定量可能判定値ALmと比較し、それ以下であればその波
長での検量線を用いて濃度Cを C=Km(Asm−Abm) として求めて出力する。図2で、K1〜Km〜Knは各測
定波長についての吸光度から濃度を求めるための濃度変
換係数、As1〜Asnは試料反応液の測定値、Ab1〜Abn
は試薬ブランクの吸光度である。
【0013】このように、短かい波長側の吸光度が定量
可能判定値以下でなければそれより長波長側の測定値で
定量可能判定値条件を満たすかどうかを判断し、定量可
能判定値以下となる吸光度を示した波長のうち最も短か
い波長の検量線により分析成分濃度を求める。
可能判定値以下でなければそれより長波長側の測定値で
定量可能判定値条件を満たすかどうかを判断し、定量可
能判定値以下となる吸光度を示した波長のうち最も短か
い波長の検量線により分析成分濃度を求める。
【0014】
(実施例1)図3は血清蛋白の一種である免疫グロブリ
ンA分画(IgA)の測定データである。この測定項目
は肝硬変、膠原病、癌、炎症、G−ミエローマなどの指
標となる。分析条件は次の通りである。 分析試薬: サイアスIgA(関東化学株式会社の製
品) 第1試薬(R1);280μl 第2試薬(R2); 70μl 分析装置: 自動生化学分析装置CL−7300(株式
会社島津製作所の製品) 反応条件: 温度 ; 37℃ 第1試薬添加後、3.4分後に第2試薬を添加、8.4分
後に測定 試料量: 16μl 測定波長: 340nm,510nm,700nm,9
00nm
ンA分画(IgA)の測定データである。この測定項目
は肝硬変、膠原病、癌、炎症、G−ミエローマなどの指
標となる。分析条件は次の通りである。 分析試薬: サイアスIgA(関東化学株式会社の製
品) 第1試薬(R1);280μl 第2試薬(R2); 70μl 分析装置: 自動生化学分析装置CL−7300(株式
会社島津製作所の製品) 反応条件: 温度 ; 37℃ 第1試薬添加後、3.4分後に第2試薬を添加、8.4分
後に測定 試料量: 16μl 測定波長: 340nm,510nm,700nm,9
00nm
【0015】免疫比濁分析法では、一般に知られている
ように測定波長が短波長の方が感度(吸光度)が高い。
図3の結果から、340nmの測定波長ではIgA希釈
系列が0.4を超えた高濃度域で直線から低感度側へ乖
離する傾向がみられる。測定波長が長波長側になるとさ
らに高濃度域まで直線域が延びている。測定波長λ(3
40nm,510nm,900nm)と直線性が保たれ
る上限値(希釈系列、吸光度AL)との関係は次の表1
のようになる。
ように測定波長が短波長の方が感度(吸光度)が高い。
図3の結果から、340nmの測定波長ではIgA希釈
系列が0.4を超えた高濃度域で直線から低感度側へ乖
離する傾向がみられる。測定波長が長波長側になるとさ
らに高濃度域まで直線域が延びている。測定波長λ(3
40nm,510nm,900nm)と直線性が保たれ
る上限値(希釈系列、吸光度AL)との関係は次の表1
のようになる。
【0016】
【表1】
【0017】そこで、低濃度側では感度の高い短波長で
のデータを用い、短波長側で直線性が維持されなくなる
と長波長側の検量線を用いる。この例では測定波長34
0nm、510nm及び900nmの検量線データを用
い、希釈系列0〜0.4までは340nmでのデータ、
希釈系列0.4〜0.6までは510nmでのデータ、希
釈系列0.6〜1.0までは900nmでのデータを用い
るものとすると、図4に示されるように、0〜1.0の
希釈系列に対し、濃度すなわち吸光度が全領域で直線の
検量線で表わすことができるようになる。
のデータを用い、短波長側で直線性が維持されなくなる
と長波長側の検量線を用いる。この例では測定波長34
0nm、510nm及び900nmの検量線データを用
い、希釈系列0〜0.4までは340nmでのデータ、
希釈系列0.4〜0.6までは510nmでのデータ、希
釈系列0.6〜1.0までは900nmでのデータを用い
るものとすると、図4に示されるように、0〜1.0の
希釈系列に対し、濃度すなわち吸光度が全領域で直線の
検量線で表わすことができるようになる。
【0018】(実施例2)図5はC反応性蛋白(CR
P)を測定した例を示したものである。この測定項目は
膠原病(リウマチ熱、慢性関節リウマチ)、細菌性感染
症、各種肝疾患などで高い値となる。分析条件は次の通
りである。 分析試薬: イヤトロメイトCRP(A)(ヤトロン社
の製品) 第1試薬(R1);300μl 第2試薬(R2); 50μl 試料量: 30μl 分析装置、反応条件及び測定波長は実施例1と同じ。検
量線データを図5に示す。図5でも実施例1と同じ3波
長のデータを用い、太い実線で示された領域を用いるこ
とにより、全希釈系列0〜1.0の範囲で検量線が直線
となる。
P)を測定した例を示したものである。この測定項目は
膠原病(リウマチ熱、慢性関節リウマチ)、細菌性感染
症、各種肝疾患などで高い値となる。分析条件は次の通
りである。 分析試薬: イヤトロメイトCRP(A)(ヤトロン社
の製品) 第1試薬(R1);300μl 第2試薬(R2); 50μl 試料量: 30μl 分析装置、反応条件及び測定波長は実施例1と同じ。検
量線データを図5に示す。図5でも実施例1と同じ3波
長のデータを用い、太い実線で示された領域を用いるこ
とにより、全希釈系列0〜1.0の範囲で検量線が直線
となる。
【0019】(実施例3)尿中アルブミンの一種である
マイクロアルブミン(μ−ALB)を測定した。この測
定項目は糖尿病性腎症の指標となるものである。分析条
件は次の通りである。 分析試薬: ALB−TIA「生研」(デンカ生研の製
品) 第1試薬(R1);300μl 第2試薬(R2); 50μl 試料量: 10μl 分析装置、反応条件及び測定波長は実施例1と同じ。検
量線データを図6に示す。図6でも実施例1と同じ3波
長のデータを用い、太い実線で示された領域を用いるこ
とにより、全希釈系列0〜1.0の範囲で検量線が直線
となる。
マイクロアルブミン(μ−ALB)を測定した。この測
定項目は糖尿病性腎症の指標となるものである。分析条
件は次の通りである。 分析試薬: ALB−TIA「生研」(デンカ生研の製
品) 第1試薬(R1);300μl 第2試薬(R2); 50μl 試料量: 10μl 分析装置、反応条件及び測定波長は実施例1と同じ。検
量線データを図6に示す。図6でも実施例1と同じ3波
長のデータを用い、太い実線で示された領域を用いるこ
とにより、全希釈系列0〜1.0の範囲で検量線が直線
となる。
【0020】
【発明の効果】本発明では検量線がS字形検量線ではな
く、直線で表わされる検量線となるので、検量線の関数
が簡単になり、キャリブレーションが1種類の標準試料
(例えば、希釈系列0.4付近の標準液)で可能にな
り、標準試料、分析試薬及び分析時間を節約することが
できる。同一の分析条件の反応液について、低濃度(短
波長測定)から高濃度(長波長測定)まで対応すること
ができる。低濃度用検量線で定量できない場合は同一反
応液について長波長側の測定データに切り換え、高濃度
検量線を使用して定量することができるので、検量線の
高濃度域オーバーについても再度反応液を調製しなくて
も対応することができる。この点からも試料、試薬及び
分析時間を節約することができる。
く、直線で表わされる検量線となるので、検量線の関数
が簡単になり、キャリブレーションが1種類の標準試料
(例えば、希釈系列0.4付近の標準液)で可能にな
り、標準試料、分析試薬及び分析時間を節約することが
できる。同一の分析条件の反応液について、低濃度(短
波長測定)から高濃度(長波長測定)まで対応すること
ができる。低濃度用検量線で定量できない場合は同一反
応液について長波長側の測定データに切り換え、高濃度
検量線を使用して定量することができるので、検量線の
高濃度域オーバーについても再度反応液を調製しなくて
も対応することができる。この点からも試料、試薬及び
分析時間を節約することができる。
【図1】本発明での検量線作成プロセスを示すフローチ
ャート図である。
ャート図である。
【図2】本発明での未知試料測定プロセスを示すフロー
チャート図である。
チャート図である。
【図3】第1の実施例におけるIgAの検量線データを
示す図である。
示す図である。
【図4】図3のデータをもとに作成したIgAの検量線
を示す図である。
を示す図である。
【図5】第2の実施例におけるCRPの検量線データを
示す図である。
示す図である。
【図6】第3の実施例におけるμ−ALBの検量線デー
タを示す図である。
タを示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 未知試料中の分析成分を抗原抗体反応に
基づくその反応液の濁度の変化から定量する免疫比濁分
析方法において、 標準試料を用いて一定時間反応させた抗原抗体反応液に
ついて紫外線領域から近赤外線領域にわたる波長領域で
の複数の波長で検量線を求め、各波長ごとに直線性が満
たされる吸光度の上限値を定量可能判定値として予め定
めておき、 未知試料を用いて上記の一定時間反応させた抗原抗体反
応液について前記複数波長で吸光度を測定し、各波長で
の吸光度をそれぞれの波長での定量可能判定値と比較し
て定量可能判定値以下となる波長のうち、最も短波長の
検量線により分析成分濃度を求めることを特徴とする免
疫比濁分析方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23235194A JPH0875740A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 免疫比濁分析方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23235194A JPH0875740A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 免疫比濁分析方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0875740A true JPH0875740A (ja) | 1996-03-22 |
Family
ID=16937852
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23235194A Pending JPH0875740A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 免疫比濁分析方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0875740A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10282106A (ja) * | 1997-04-10 | 1998-10-23 | Hitachi Ltd | 自動分析装置 |
| JP2002047575A (ja) * | 2000-05-22 | 2002-02-15 | C Uyemura & Co Ltd | 無電解複合めっき液の自動分析・管理装置 |
| JP2008070366A (ja) * | 2006-09-11 | 2008-03-27 | F Hoffmann La Roche Ag | クロマトグラフ迅速試験の測定範囲の拡張 |
| DE112009002702T5 (de) | 2008-11-17 | 2013-03-28 | Hitachi High-Technologies Corporation | Automatischer Analysator |
| EP2657681A1 (en) | 2012-04-26 | 2013-10-30 | Roche Diagnostics GmbH | Improvement of the sensitivity and the dynamic range of photometric assays by generating multiple calibration curves |
| JP2021076524A (ja) * | 2019-11-12 | 2021-05-20 | キヤノンメディカルシステムズ株式会社 | 検量線生成装置及び自動分析装置 |
| CN114624451A (zh) * | 2022-05-12 | 2022-06-14 | 深圳市帝迈生物技术有限公司 | 识别钩状效应的方法和识别装置 |
-
1994
- 1994-08-31 JP JP23235194A patent/JPH0875740A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10282106A (ja) * | 1997-04-10 | 1998-10-23 | Hitachi Ltd | 自動分析装置 |
| JP2002047575A (ja) * | 2000-05-22 | 2002-02-15 | C Uyemura & Co Ltd | 無電解複合めっき液の自動分析・管理装置 |
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| US9285376B2 (en) | 2006-09-11 | 2016-03-15 | Roche Diagnostics Operations, Inc. | Measuring range extension of chromatographic rapid tests |
| DE112009002702T5 (de) | 2008-11-17 | 2013-03-28 | Hitachi High-Technologies Corporation | Automatischer Analysator |
| US8936754B2 (en) | 2008-11-17 | 2015-01-20 | Hitachi High-Technologies Corporation | Automatic analysis device |
| EP2657681A1 (en) | 2012-04-26 | 2013-10-30 | Roche Diagnostics GmbH | Improvement of the sensitivity and the dynamic range of photometric assays by generating multiple calibration curves |
| EP2657682A1 (en) | 2012-04-26 | 2013-10-30 | Roche Diagniostics GmbH | Improvement of the sensitivity and the dynamic range of photometric assays by generating multiple calibration curves |
| JP2015515006A (ja) * | 2012-04-26 | 2015-05-21 | エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲーF. Hoffmann−La Roche Aktiengesellschaft | 多重校正曲線を作成することによる測光アッセイの感度およびダイナミックレンジの改善 |
| US10288609B2 (en) | 2012-04-26 | 2019-05-14 | Roche Diagnostics Operations, Inc. | Sensitivity and the dynamic range of photometric assays by generating multiple calibration |
| JP2021076524A (ja) * | 2019-11-12 | 2021-05-20 | キヤノンメディカルシステムズ株式会社 | 検量線生成装置及び自動分析装置 |
| CN114624451A (zh) * | 2022-05-12 | 2022-06-14 | 深圳市帝迈生物技术有限公司 | 识别钩状效应的方法和识别装置 |
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