JPH0875759A - 微小変位素子及びこれを用いたデバイス - Google Patents
微小変位素子及びこれを用いたデバイスInfo
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- JPH0875759A JPH0875759A JP6214493A JP21449394A JPH0875759A JP H0875759 A JPH0875759 A JP H0875759A JP 6214493 A JP6214493 A JP 6214493A JP 21449394 A JP21449394 A JP 21449394A JP H0875759 A JPH0875759 A JP H0875759A
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Abstract
を短縮できる構造のトーションレバー型微小変位素子お
よびこれを用いた情報処理装置を提供する。 【構成】 基板1上に空隙4を介して形成された平板駆
動部8と、基板1上に支持され平板駆動部8の回転支持
を行なう二つの梁9と、平板駆動部8を駆動する駆動手
段(3、7)を有する微小変位素子において、平板駆動
部8内に、空気の出入りをさせる開口部11を設けた構
造とする。
Description
小変位素子及びこれを用いたデバイス、例えば微小変位
素子を用いた光偏向器、微小変位素子を用いたプロー
ブ、プローブを用いた走査型プローブ顕微鏡、およびプ
ローブを用いた記録再生装置に関するものである。
観察できる走査型トンネル顕微鏡(以下、STMと略
す)が開発され[G. Binning et al.P
hys.Rev.Lett,49,57(198
2)]、単結晶、非結晶を問わず実空間像を高い分解能
で測定できるようになった。
与えずに低電力で観測できる利点を有し、大気中でも動
作し、種々の材料に対して用いることができるため、広
範囲な応用が期待されている。
電圧を加えて1nm程度の距離まで近づけるとトンネル
電流が流れることを利用している。この電流は両者の距
離変化に非常に敏感であり、トンネル電流を一定に保つ
ようにティップを走査することで、実空間の全電子雲に
関するいろいろな情報を読み取ることができる。この
時、面内方向の分解能は0.1nm程度であり、STM
の原理を応用すれば十分に原子オーダー(サブ・ナノメ
ートル)での高密度記録再生を行うことが可能である。
チング特性に対してメモり効果を持つ材料であるπ電子
系有機化合物やカルコゲン化合物類の薄膜層を用いて、
記録、再生をSTMで行う方法が提案されている[特開
昭63―161552号公報、特開昭63―16155
3号公報参照]。これらの方法によれば、記録のビット
サイズを10nmとすると、1012bit/cm2 もの
大容量記録再生が可能である。
た、ティップの微小な先端と試料表面の相互作用を利用
した各種の顕微鏡が開発されている。
FM)、摩擦力顕微鏡(FFM)などがあり、前記ST
Mも含めて走査型プローブ顕微鏡(以下、SPMと略
す)と総称されている。
応用しても十分に原子オーダー(サブ・ナノメートル)
での高密度記録再生を行うことが可能であり、開発が行
われている。
体フォトリソグラフィプロセスを用い、複数のプローブ
を極めて小型の可動機構で半導体基板上に形成すること
が、マイクロメカニクス技術により検討されている。
微小機械としては、静電カンチレバー、圧電バイモルフ
カンチレバー(米国特許第4,906,840号明細書
参照)などが提案されている。これら微小機械は、半導
体フォトリソグラフィプロセスにより作製され、アレイ
化、低コスト化が容易であり、小型化することで高速応
答性が期待できる。特に静電カンチレバーは、自己変位
する圧電バイモルフカンチレバーに比べ、外部からの電
圧印加による静電引力にて変位するために、サイズに比
して大きな変位を行なうことが可能である。
利用して、両持ち梁上に形成された平板部を静電駆動さ
せるタイプ(以下、トーションレバー型と称す)が提案
されている(特開平4ー1948号公報参照)。
位素子を示す図である。
102が形成されている。絶縁層102上には固定電極
103が形成され、その上に空隙部104を介して平板
駆動部108が形成されている。平板駆動部108は、
回転支持を行う両持ちの梁109によって支持部110
に支持されており、平板駆動部108上には、固定電極
と対向する位置に、駆動用の上電極107が形成されて
いる。
型微小変位素子において、基板101上の固定電極10
3に対して、上電極107に電圧を印加すると、固定電
極103と上電極107との間に静電力が働く。この静
電力によって、平板駆動部108の後端部が固定電極1
03に引き寄せられ、梁109がねじれることで、平板
駆動部108全体が、梁109を軸として回転する。
バー型と異なり、レバーのたわみ弾性と梁のねじれ弾性
を独立に設定できるため、剛性と共振周波数に自由度の
ある微小変位素子を作製することができる。また、静電
カンチレバーは、電圧を印加することによりレバーの先
端が基板に向って変位するため、対向する媒体との距離
が制御しにくいのに対して、トーションレバー型は電圧
を印加することにより、レバーの先端が基板と反対向き
に変位するため、媒体との距離が制御しやすい利点があ
る。
変位素子は、上記のようなSPMへの応用のほかに、光
偏向器や、微小機械スイッチへの応用も考えられる。マ
イクロメカニクス技術を用いた機械式光学素子である光
偏向器としてはK.E.Petersenにより提案さ
れたシリコンによるTorsional Scanni
ng Mirror(IBM J.RES.DEVER
OP.,VOL.24.No.5,9.1980,pp
631―637)等がある。
ような従来の微小変位素子では、可動部となる平板駆動
部が、基板に対して非常に近接した位置で駆動されるこ
とになるため、基板と平板駆動部の間に存在する空気に
よりダンパー効果が生じていた。このため、微小変位素
子の動きに悪影響を与え、動作の高速化にも問題があっ
た。
る際には、基板と平板駆動部の空隙部を形成するため
に、この空隙部に相当する厚さの犠牲層を作製し、その
上に前記平板駆動部を形成した後、犠牲層をエッチング
溶液で除去する工程が必要であった。ところが、この溶
液は、平板駆動部の下の犠牲層部分に侵入するのに時間
がかかり、エッチングに時間がかかるため、素子作製に
長時間を要していた。
る問題点を解決するためになされたものであり、空気に
よるダンパー効果を低減してより高速動作を可能とする
とともに、作製時間を短縮できる微小変位素子を提供す
ることを目的とする。また、これを用いることにより高
速動作可能な光偏向器、走査型プローブ顕微鏡、及び記
録再生装置等のデバイスを提供することを目的とする。
本発明の微小変位素子は、基板上に空隙を介して形成さ
れた平板駆動部と、前記基板に平行な同一直線上に配置
され前記平板駆動部を前記基板に対して回転自在に支持
する二つの梁と、前記平板駆動部を駆動する駆動手段と
を有するトーションレバー型の微小変位素子において、
前記平板駆動部内に開口部が形成されていることを特徴
とする。
結んだ直線によって二分された領域のうち、一方の領域
にのみ設けられていていてもよく、前記駆動手段は、前
記基板および前記平板駆動部の、互いに対向する部位に
設けられた一対の電極であってもよい。
素子の平板駆動部上に、光を反射する反射手段とを備え
ることで光偏向器を構成してもよく、前記平板駆動部
が、前記反射手段を兼ねていてもよい。
位素子の平板駆動部に形成されたティップとを有するこ
とでプローブを構成し、前記プローブと、プローブの駆
動を制御する駆動制御部と、前記ティップと観察すべき
試料との間のトンネル電流を検出するトンネル電流検出
部と、前記試料の表面情報を処理する信号処理部とを備
えた走査型プローブ顕微鏡、あるいは、前記プローブ
と、プローブの駆動を制御し、記録媒体上に信号を記録
もしくは再生する手段を有する記録再生回路を備えた記
録再生装置を構成してもよい。
は、変位動作を行なう平板駆動部に開口部を設けたの
で、平板駆動部が変位するときには、この開口部から空
気が出入りし、基板と平板駆動部の間に存在する空気に
よって生じるダンパー効果が低減される。また、平板駆
動部の軽量化も図られ、ダンパー効果の低減と相まっ
て、平板駆動部の高速化が可能となる。
板上に空隙部を介して配置することから、基板上に犠牲
層を形成し、平板駆動部が形成された後、その犠牲層を
除去する必要がある。その際、犠牲層を除去するための
エッチング溶液等の除去液が、平板駆動部の端部だけで
なく開口部からも侵入するため、犠牲層の除去が迅速に
行なわれる。
て説明する。
バー型微小変位素子を用いたプローブの構成を示すもの
である。
ーブの一実施例の構成を示す斜視図である。
形成されている。絶縁層2上には固定電極3が形成さ
れ、その上に空隙部4を介して平板駆動部8が形成され
ている。 平板駆動部8は、回転支持を行う両持ちの梁
9によって、支持部10に支持されており、平板駆動部
8には、梁9からなる回転軸によって2分される領域の
うち、固定電極3と対向する領域に、駆動用の上電極7
が形成されている。また、もう一方の領域には、開口部
11が形成されており、その先端には、情報入出力用の
ティップ12が形成され、ティップ12からティップ用
配線13が形成されている。
電極7との間に電圧を印加することによって、固定電極
3と上電極7との間に静電力が発生し、平板駆動部8の
上電極7が固定電極3に引き寄せられる。これにより、
梁9がねじれて、平板駆動部8全体が両持ち梁9の軸回
りに回転し、ティップが12が基板1から離れる向きに
駆動される。このことを利用して、平板駆動部8の先端
に設けられたティップ12と、記録媒体あるいは被観察
試料(不図示)との距離を制御することができる。
プローブの作製工程を、図2を用いて説明する。
程図である。
は、半導体プロセス技術と薄膜作製技術を用いた次の諸
工程により形成される。
なる基板1上にシリコン窒化膜を減圧CVD(LPCV
D)法により300nmの膜厚で成膜し、絶縁層2を形
成した。
し、パターニングした後、スパッタリング法によりTi
を5nm、Ptを200nm堆積し、レジストを除去す
ることにより固定電極3を形成した。そして、その上に
酸化亜鉛をスパッタリング法により2μm堆積させた
後、フォトレジストを塗布、パターニングして、過酸化
水素とアンモニアの混合水溶液により酸化亜鉛をエッチ
ングして、犠牲層5を形成した。
コンをスパッタリング法により1μm堆積させる。そし
て、レジストを塗布し、パターニングした後、スパッタ
リング法によってTiを5nm、Auを200nm堆積
させた。そして、レジストを除去することにより上電極
7およびティップ用配線13を形成した。
リコンをレジストを用いてパターニングした後、CF4
ガスを用いて、反応性イオンエッチング法にてエッチン
グし、開口部11を持つ平板駆動部8および梁9(図1
参照)を形成した。
部に形成する。この形成方法は特に限定されるものでは
ないが、本実施例では代表的な例として以下の方法を用
いて作製した。
(100)のSiよりなる第2の基板21を用意し、第
2の基板21の表面に、後述するエッチングのための保
護層として、シリコン窒化膜22を減圧CVD(LPC
VD)により100nm堆積した。
窒化膜22を図1に示すティップ形状を基に、フォトエ
ッチングにより除去し、第2の基板21の一部を露出さ
せた。そして、第2の基板21を、100℃に加熱した
水酸化カリウム水溶液を用いて結晶異方性エッチングに
より加工し、ティップ部分の型となる逆ピラミッド状の
ティップ用凹部23を形成した。
(f)に示すように、残りの窒化シリコンを、反応性イ
オンエッチング法により除去した。さらに、レジストを
パターニングし、真空蒸着法にてAuを1μm成膜し、
その後、レジストをアセトンで溶解することにより、テ
ィップ12となるAuのパターンを形成した。
あるティップ用配線13上に接着して加重を加え、ティ
ップ12を、第2の基板21との界面からひきはがすこ
とにより、図2(g)に示すように、基板1に転写し
た。
液にてエッチング除去し、図2(h)に示すように、平
板駆動部8と固定電極3間の空隙部4を形成した。
口部11が形成されているので、犠牲層5用のエッチン
グ溶液は、平板駆動部8の端部のみならず、開口部11
からも侵入でき、エッチングが極めて迅速に行える。
ョンレバー型プローブを得ることができた。
方法としては単結晶シリコン、GaAs半導体等の結晶
異方性エッチングはもちろん、転写可能な形状にエッチ
ングできるものであれば等方性エッチングを用いること
もできる。また、シリコン窒化膜22は第2の基板21
をエッチングするときの保護膜であるから、この時のエ
ッチング液に耐えられるものならば何でもよい。
ーブには、同一の基板1上に半導体プロセスにより作製
した駆動回路、位置制御回路、信号検出回路を備えてい
てもよい。
ローブでは、梁9は幅を5μm、長さを50μmとし、
平板駆動部8は長手方向の長さを200μm、幅を10
0μmとした。
直線よりもティップ12側に設け、幅を60μm、平板
駆動部8の長手方向に沿った長さが最大60μmとなる
ように、図1に示したような形状で作製した。また、駆
動用の上電極7は、2本の梁9を結んだ直線に対し、開
口部11とは反対側に設けた。
ブによれば、外部からの電圧印加による静電引力で変位
するため、サイズに比して大きな変位を行うことが可能
であり、十分な変位量を確保できる。
部11を設けることで、この開口部11により、基板1
と平板駆動部8の間に存在する空気の出入りを行わせ、
空気により生じるダンパー効果を低減することができ
る。さらに可動部である平板駆動部8が軽量化するた
め、素子の動作の高速化が図れる。
だ直線で二分した領域の一方にのみ開口部11を設ける
ことで、開口部11を設けながらも駆動手段である固定
電極3と上電極7の面積を駆動に必要なだけ設けること
ができる。
設けることにより、高速動作可能なプローブを得ること
ができる。
エッチング除去時には、犠牲層5用のエッチング溶液
が、平板駆動部8の端部のみならず、開口部11からも
侵入するため、エッチングが極めて迅速に行える。した
がって、これに要する時間が開口部11を設けない場合
に比べて1/3〜1/4に短縮できた。
変位素子を使用したトーションレバー型の光偏向器につ
いて述べる。
偏向器の一実施例の斜視図である。
2が形成されている。絶縁層32上には固定電極33が
形成され、その上に空隙部34を介して平板駆動部38
が形成されている。平板駆動部38は、回転支持を行う
両持ちの梁39によって支持部40に支持されており、
梁39からなる回転軸で2分される一端部が、固定電極
33と対向するように配置されている。また、平板駆動
部38には、開口部41が形成されている。
て、平板駆動部38をアルミニウム(Al)によって形
成している。
動部38の間に電圧を印加すると、固定電極33と平板
駆動部38の間に静電力が発生し、平板駆動部38の一
端部が固定電極33に引き寄せられる。これにより、梁
39がねじれて、平板駆動部38全体が両持ち梁39の
軸回りに回転する。このことを利用して平板駆動部38
の傾きを所望の角度にし、平板駆動部38表面に照射し
た光を所望の角度に反射させることができる。
説明する。
である。
窒化膜を減圧CVD(LPCVD)により300nm成
膜し絶縁層32を形成した。
るポリシリコン膜をLPCVDにより300nm成膜し
た。そして、イオン注入法によりリン(P)を10
16(ions/cm2 )注入し、およそ1100℃の窒
素雰囲気中で約1時間拡散処理を施した。この結果、ポ
リシリコンのシート抵抗は12Ω/cm2 となった。
を行うフォトリソグラフィプロセスを用いて、ポリシリ
コン膜に、フォトレジストによるパターニングを施し、
フッ酸と硝酸の混合水溶液によりエッチングして、ポリ
シリコンをパターン形成する。その後、フォトレジスト
を剥離して、固定電極33を形成した。
なるフォトレジストを3μmの厚さで塗布した。なお、
このとき支持部40(図3参照)となる部分を、パター
ニング除去した(図4(a))。
よりスパッタリングし、300nm堆積させた。その
後、フォトレジストを塗布し、パターニングした後、り
ん酸、硝酸、酢酸および水の混合液からなるエッチャン
トを約50℃に加熱し、Alをエッチングして、梁39
(図3参照)および開口部41を持つ平板駆動部38を
形成した(図4(b))。
るフォトレジストを除去することで、固定電極33と平
板駆動部38の間に空隙部34が形成され、トーション
レバー型光偏向装置を得ることができた(図4
(c))。
おいては、梁39の幅を10μm、長さを30μmと
し、平板駆動部38は、長手方向の長さを120μm、
幅を90μmとした。また、開口部41は、幅を30μ
m、平板駆動部38の長手方向に沿った長さを45μm
となるように、図3に示した形状で作製した。
レバー型光偏向器として十分な反射光が得られ、かつ駆
動手段である固定電極33と平板駆動部38との対向面
積を駆動に十分なだけ設けることができる範囲で任意に
選ぶことができる。
器によれば、変位動作を行う平板駆動部38に開口部4
1を設けることにより、基板31と平板駆動部38の間
に存在する空気により生じるダンパー効果が低減し、同
時に可動部である平板駆動部38の軽量化が図れ、素子
の動作の高速化が図れる。このようにして、薄膜プロセ
スを用いて高速動作可能なトーションレバー型光偏向器
を得ることができる。上述した第1実施例および第2実
施例に示した微小変位素子は、極めて小型かつ軽量にア
レイ化して作製できる。また、固定電極と平板駆動部と
の接触によるショートを防止するための絶縁膜を、固定
電極上あるいは平板駆動部の下に備えていてもよい。
施例では、静電力により駆動するトーションレバー型微
小変位素子を用いているが、駆動の方法は本発明を限定
するものではなく、磁力による吸引、反発力、あるい
は、熱による梁の変形等を利用することも考えられる。
および梁の形成方法は、従来公知の技術、例えば半導体
産業で一般に用いられている真空蒸着法やスパッタリン
グ法、化学気相成長法等の薄膜作製技術やフォトリソグ
ラフィ技術およびエッチング技術を適用することがで
き、その作製方法は特に制限されるものではない。
ーションレバー型プローブを用いた走査型プローブ顕微
鏡について述べる。
型プローブ顕微鏡の一実施例の主要構成を示すブロック
図である。
1実施例で示したものと同様に、開口部(不図示)を有
する平板駆動部58にティップ54が形成されたプロー
ブ51が配置されている。また、被観察基板55は、プ
ローブ51のティップ54に対向するように配置され
る。
と被観察基板55の間に流れるトンネル電流を増幅する
回路である。
Y走査回路43およびXYステージ57により構成され
ている。サーボ回路42は、ティップ54のZ軸の駆動
を制御する回路であり、プローブ51の固定電極(不図
示)に制御電圧を印加し、ティップ54を駆動させる。
X―Y走査回路43は、XYステージ57を駆動し、プ
ローブ51をX、Y方向に走査する回路である。
マイクロコンピュータ45、およびディスプレイ46に
より構成されている。メモリー44は、サーボ回路42
の出力、およびプローブ51のX、Y方向の位置情報を
一時的に記憶しておく回路である。マイクロコンピュー
タ45は、メモリー44に記憶してあるデータを処理す
るもので、マイクロコンピュータ45からの処理情報に
基づいてディスプレイ46に画像が表示される。
ステージ57によりプローブ51をX、Y方向に走査し
ながら、ティップ54と被観察基板55との間に流れる
トンネル電流を検知する。検知したトンネル電流をトン
ネル電流増幅器41で増幅し、サーボ回路42に送る。
に、プローブ51の固定電極(不図示)へ制御電圧を印
加し、トンネル電流が一定になるように、ティップ54
のZ軸(高さ方向)の制御を行なう。
板55のZ軸方向の情報が得られる。この情報と、プロ
ーブ51をX、Y方向に走査することによって得られる
被観察基板55表面の2次元の情報とをマイクロコンピ
ュータ45で処理し、ディスプレイ46に出力すること
で、被観察基板55の表面情報を画像情報として見るこ
とができる。
ーブ51として本発明のプローブを用いているので、プ
ローブ51が動作する際、平板駆動部の開口部(不図
示)により、空気が出入りするため、ダンパー効果が低
減し、プローブの動作の高速化が図れる。したがって、
システム全体としても高速化が図れる。
筒型ピエゾアクチュエータ、平行バネ、差動マイクロメ
ーター、ボイスコイル、あるいはインチウオーム等の制
御機構を用いて行なった。
ーションレバー型プローブを複数個用いた記録再生装置
について述べる。
た記録再生装置の一実施例の主要構成を示すブロック図
である。
体65への情報の記録、および記録媒体65に記録され
た情報を再生する記録再生ヘッド部76と、記録再生ヘ
ッド部76の駆動制御、および記録媒体65に対して情
報の記録あるいは再生を行なう記録再生回路75とによ
って構成されている。
部76(1つのみ図示)が対向して配置されており、記
録再生回路75は、これら複数の記録再生ヘッド部76
に対して、それぞれ1つずつ設けられている。したがっ
て、各プローブ61による記録、再生、および各プロー
ブ61の変位制御(トラッキング、間隔調整等)などの
要素はそれぞれの記録再生回路75により独立して行な
われている。
したものと同様に、開口部(不図示)を有する平板駆動
部62にティップ64を形成したプローブ61と、プロ
ーブ61をX、Y方向に走査するXYステージ67とで
構成される。
に、情報記録用の記録媒体65が配置されており、記録
媒体65の下には、記録媒体65とプローブ61上のテ
ィップ64との間に電圧を印加するための下地電極66
が配置してある。
るトンネル電流により記録媒体65表面の形状を凸型
(Staufer、Appl.Phys.Letter
s、51(4)、27、July、1987、p244
参照)または凹型(Heinzelmann、App
l.Phys.Letters、Vol.53,No.
24Dec.,1988.p2447参照)に変形する
ことが可能な金属、半導体、酸化物、有機薄膜、あるい
はトンネル電流により電気的性質が変化(たとえば電気
的メモリー効果を生じる)する有機薄膜等からなる物質
で構成される。
例えば特開昭63ー161552号公報に記載された材
料を使用し、ラングミュア・ブロジェット膜からなるも
のが好ましい。本実施例では、石英ガラス基板の上に、
下地電極66としては、真空蒸着法によってCrを5n
m堆積させ、さらにその上にAuを30nm同法により
蒸着したものを用い、さらに、その上に記録媒体65と
して、LB法によってSOAZ(スクアリリウムービス
ー6ーオクチルアズレン)を4層積層したもの等を用い
た。
は、円筒型ピエゾアクチュエータ、平行ばね、差動マイ
クロメーター、ボイスコイル、またはインチウオームな
どの制御機構を用いて行った(不図示)。
路68、記録電圧印加装置69、記録信号検出回路7
0、データ復調回路71、ティップ高さ検出回路72、
X,Z軸駆動制御回路74およびトラック検出回路73
により構成されている。
に、記録すべきデータを記録に適した信号に変調する回
路である。
にデータを記録、または記録媒体65上のデータを再生
するために、記録媒体65とティップ64の間に、電圧
を印加する装置である。
記録媒体65との間に電圧を印加した際に、両者間に流
れるトンネル電流を検出する回路である。
時に、記録信号検出回路70が検出したトンネル電流信
号からデータを復調する回路である。
出回路70の検出信号を受け、情報ビットの有無による
高周波振動成分をカットし、残った信号を処理して、こ
の残りの信号値が一定になるようにX,Z軸駆動制御回
路74に制御信号を発信する回路である。X,Z軸駆動
制御回路74は、ティップ高さ検出回路72からの制御
信号を受けて、ティップ64の上下動を行なう回路であ
る。このティップ高さ検出回路72とX,Z軸駆動制御
回路74とによって、ティップ64と記録媒体65との
間隔が一定に保たれる。
記録媒体65上を走査する際に、記録媒体65上のデー
タが記録されるべき経路、あるいは記録されたデータ列
からのずれを検出する回路である。このトラック検出回
路73によって、記録あるいは再生の際のトラック検出
を行なう。
媒体65上に記録するには、ティップ64を記録媒体6
5に所定間隔まで近づけ、電圧印加装置69によって例
えば3V、幅50nsの矩形状パルス電圧を印加する。
これにより、記録媒体65が特性変化を起こし、電気抵
抗の低い部分が生じる。このように、XYステージ67
によって、ティップ64を記録媒体65面上で走査しな
がら、記録媒体65の表面に電気抵抗の低い部分をデー
タ変調回路68から出力された信号に対応して形成する
ことで、情報の記録が行える。
4と記録媒体65とを所定間隔にし、記録電圧より低
い、例えば200mVの直流電圧を、ティップ64と記
録媒体65間に加える。この状態で、ティップ64を記
録媒体65上の記録データ列に沿って走査させると、記
録信号検出回路70によって検出されるトンネル電流信
号が記録データ信号に対応する。この検出したトンネル
電流信号を電流電圧変換し、電流電圧変換した信号を、
データ復調回路68で復調することにより再生データ信
号を得ることができる。
レバー型プローブを用いて、記録再生装置を構成するこ
とにより、記録再生ヘッド部76のプローブ61が動作
する際、平板駆動部62には開口部を有するので、空気
によるダンパー効果が低減し、プローブの動作の高速化
が図れる。したがって、システム全体としても高速化が
図れる。
る記録層は、ティップ64と記録層との間に流れるトン
ネル電流により記録層に書き込まれた情報を検出できる
ものであればどのような材料でも用いることができる。
例えば、表面に凹凸を形成し記録するものではHOPG
(HighlyーOrientedーPyrolithicーGraphite) 劈開基板、
Siウエハー、真空蒸着またはエピタキシャル成長させ
たAu、Ag、Pt、Mo、Cuなどの金属薄膜、ある
いは、Rh25Zr75、Co35Tb65 などのガラス金属
があげられる。表面の電子状態により記録するものでは
アモルファスSi、π電子系有機化合物やカルコゲン化
合物の薄膜層などがあげられる。 本実施例は、記録再
生装置であるが、記録または再生のみの装置、または走
査型トンネル電流検知装置であっても本発明が適用可能
であることは言うまでもない。
ているので、以下に記載されている効果を奏する。
作を行う平板駆動部に開口部を設けることで、平板駆動
部が変位する際に生じるダンパー効果を低減することが
できるとともに、可動部である平板駆動部が軽量とな
り、素子をより高速に動作させることができる。また微
小変位素子を製造する際に、犠牲層を除去する工程にお
いて、除去液が平板駆動部の端部だけでなく開口部から
も侵入するため、犠牲層の除去を迅速に行なうことがで
きる。すなわち、微小変位素子の製造に要する時間を、
開口部を設けない場合に比べて短縮することができる。
動部の二つの梁を結んだ直線で二分した一方にのみ開口
部を設けることで、開口部を設けながらも駆動手段であ
る電極の面積を駆動に必要なだけ設けることができる。
らの電圧印加による静電引力で変位するため、サイズに
比して大きな変位を行うことが可能であり、十分な変位
量を確保できる。
おいては、それぞれ平板駆動部に開口部を設けた微小変
位素子を用いているので、素子の高速駆動が可能とな
り、結果的には、装置全体としても高速で動作させるこ
とができる。
にティップを設けることにより高速動作可能なプローブ
を得ることができる。
施例の構成を示す斜視図である。
る。
施例の斜視図である。
顕微鏡の一実施例の主要構成を示すブロック図である。
装置の一実施例の主要構成を示すブロック図である。
図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 基板上に空隙を介して形成された平板駆
動部と、前記基板に平行な同一直線上に配置され前記平
板駆動部を前記基板に対して回転自在に支持する二つの
梁と、前記平板駆動部を駆動する駆動手段とを有するト
ーションレバー型の微小変位素子であって、 前記平板駆動部内に開口部が形成されていることを特徴
とする微小変位素子。 - 【請求項2】 請求項1に記載の微小変位素子におい
て、 前記開口部は、前記二つの梁を結んだ直線によって二分
された領域のうち、一方の領域にのみ設けられたことを
特徴とする微小変位素子。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の微小変位素子
において、 前記駆動手段は、前記基板および前記平板駆動部の、互
いに対向する部位に設けられた一対の電極であることを
特徴とする微小変位素子。 - 【請求項4】 請求項1ないし3いずれか1項に記載の
微小変位素子と、 前記微小変位素子の平板駆動部上に、光を反射する反射
手段とを有することを特徴とする光偏向器。 - 【請求項5】 請求項4に記載の光偏向器において、 前記平板駆動部が、前記反射手段を兼ねていることを特
徴とする光偏向器。 - 【請求項6】 請求項1ないし3いずれかに1項に記載
の微小変位素子と、 前記微小変位素子の平板駆動部に形成されたティップと
を有することを特徴とするプローブ。 - 【請求項7】 請求項6に記載のプローブと、 前記プローブの駆動を制御する駆動制御部と、 前記ティップと観察すべき試料との間のトンネル電流を
検出するトンネル電流検出部と、 前記試料の表面情報を処理する信号処理部とを備えたこ
とを特徴とする走査型プローブ顕微鏡。 - 【請求項8】 請求項6に記載のプローブと、 前記プローブの駆動を制御し、記録媒体上に信号を記録
もしくは再生する手段を有する記録再生回路を備えたこ
とを特徴とする記録再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6214493A JPH0875759A (ja) | 1994-09-08 | 1994-09-08 | 微小変位素子及びこれを用いたデバイス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6214493A JPH0875759A (ja) | 1994-09-08 | 1994-09-08 | 微小変位素子及びこれを用いたデバイス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0875759A true JPH0875759A (ja) | 1996-03-22 |
Family
ID=16656627
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6214493A Pending JPH0875759A (ja) | 1994-09-08 | 1994-09-08 | 微小変位素子及びこれを用いたデバイス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0875759A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0821841A (ja) * | 1994-07-06 | 1996-01-23 | Canon Inc | 微小変位素子及びこれを用いた情報処理装置 |
-
1994
- 1994-09-08 JP JP6214493A patent/JPH0875759A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0821841A (ja) * | 1994-07-06 | 1996-01-23 | Canon Inc | 微小変位素子及びこれを用いた情報処理装置 |
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