JPH087607B2 - 電源装置の校正方法 - Google Patents

電源装置の校正方法

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JPH087607B2
JPH087607B2 JP30639587A JP30639587A JPH087607B2 JP H087607 B2 JPH087607 B2 JP H087607B2 JP 30639587 A JP30639587 A JP 30639587A JP 30639587 A JP30639587 A JP 30639587A JP H087607 B2 JPH087607 B2 JP H087607B2
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誠一 杉浦
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Yokogawa Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ディジタル値に対応したアナログ信号を出
力する電源装置の校正方法に関する。
[従来の技術] 従来よりコンピュータの支援によりアナログ回路の特
性を試験する試験装置がある。この装置は、被試験回路
であるアナログ回路にアナログの試験電圧(あるいは電
流)を与えて、そのときの出力電圧(あるいは電流)を
測定し、入出力信号の関係からアナログ回路の特性を試
験するものである。この場合、アナログ信号の出力およ
び被試験回路のアナログ出力信号を測定する装置として
は、通常計測ユニットと呼ばれる装置が使用される。計
測ユニットは、上位のコンピュータと接続され、コンピ
ュータが実行する試験プログラムに従って、アナログ電
圧を出力し、また被試験装置からの出力電圧を測定する
などの機能を有する。なお、ここでは説明を簡明にする
ために電圧の出力および電圧の測定の場合を例にとって
説明する。
被試験回路に与えるアナログ電圧は、計測ユニットの
電圧出力カードから出力される。この電圧出力カード
は、コントロール電圧を発生する部分と、このコントロ
ール電圧に対応したアナログ電圧を出力することができ
るように構成された電圧出力回路[通常自動電圧レギュ
レータ(AVR)と呼ばれる]からなる電源装置を内蔵し
ている。
[発明が解決しようとする問題点] このような従来の計測カードにおけるAVRにおいて
は、コントロール電圧に対するAVRの出力電圧の割合
を、フルスケール中の何点かにおいてハードウェア的に
調整し合わせ込んでいる。
しかしながら、コントロール電圧に対しAVR出力電圧
が第4図に示すようにリニアに変化していない場合には
出力誤差を生じる。すなわち、第4図において、実線が
実際のコントロール電圧xに対するAVR出力電圧y、点
線が理想的なコントロール電圧x対AVR出力電圧yの関
係であるが、この場合、コントロール電圧がx1のとき、
実際のAVR出力電圧はy1、理想のAVR出力電圧はy0であ
り、その誤差は(y0−y1)となる。このように、AVR出
力電圧がリニアに変化していない場合は、従来の調整方
式では出力誤差を生ずるという問題があった。
本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、AV
Rのコントロール電圧と出力電圧との関係が線形(一次
式の関係)でない場合でも、誤差の少ないコントロール
電圧出力が得られるように校正する校正方法を提供する
ことにある。
[問題点を解決するための手段] このような目的を達成するために、本発明は、電圧出
力回路にコントロール電圧を与えると、この電圧出力回
路よりコントロール電圧に対応したアナログ電圧が出力
されるように構成された電源装置において、 前記コントロール電圧を与え、そのときの電圧出力回
路のアナログ出力電圧値を読み取り、その出力電圧値と
目標電圧値との差を判断し、最終的に目標電圧値近傍の
コントロール電圧と電圧出力回路のアナログ出力電圧と
の関係を一次式で近似する機能を有する手段を備え、 下記の手順に従ってコントロール電圧を校正するよう
にしたことを特徴とする。
予め定めた一次式 y=ax+b において目標値y0が得られる場合のxの値x1 x1=(y0−b)/a をコントロール電圧として電圧出力回路に与え、そのと
きに測定された実際の出力電圧y1の目標値y0に対する差 |y0−y1| を求める工程。
前記差が予め定めた最大誤差以下でかつ予め定めた
設定誤差を越える場合は、前記工程において求めた点p1
(x1,y1)を通り傾きがaの直線の式 y−y1=a(x−x1) において、目標値y0が得られるxの値x2 x2=(y0−y1)/a−x1 を新たなコントロール電圧として電圧出力回路に与え、
そのときに測定された実際の出力電圧y2の目標値y0に対
する差 |y0−y2| を求める工程。
前記差が予め定めた最大誤差以下でかつ予め定めた
設定誤差を越える場合は、前記工程において求めた点p1
(x1,y1)およびp2(x2,y2)を通る直線の式 y−y1=(x2−x1)(x−x1)/(y2−y1) において、目標値y0が得られるxの値x3 x3=(y0−y1)(x2−x1)/(y2−y1)+x1 を新たなコントロール電圧として電圧出力回路に与え、
そのときに測定された実際の出力電圧y3の目標値y0に対
する差 |y0−y3| を求める工程。
前記誤差|y0−y3|が最大誤差以下でかつ設定確度
以下の場合には、前記工程で仮定した一次式より得られ
る傾きa′および切片b′を最終的な近似一次式の係数
および定数として保存する工程。
この場合の新たな傾きa′は、 a′=(x2−x1)/(y2−y1) 新たな切片b′は、 b′=y1−(x2−x1)・x1/(y2−y1) である。
上記各工程において、差が設定確度以下の場合は、
処理は直ちに上記の工程に移行し、また上記各工程に
おいて、差が最大誤差を越えるときおよび前記の工程
において求められる差が設定誤差より大きい場合には共
に校正動作を中止する工程。
[実施例] 第1図は本発明の校正方法の原理フローである。本発
明では、誤差が規定の許容範囲以内にある正常なAVRの
出力電圧(以下目標出力電圧という)の近傍において、
コントロール電圧を与え、そのときのAVRの出力電圧を
測定する(以下この操作をセット・メジャーという)。
そして測定された出力電圧と、目標出力電圧との差(絶
対誤差)を求める。
このようなセット・メジャー操作を最高3回行い、目
標出力電圧に対応するコントロール電圧を求める。
以下本発明の方法の手順について詳細に説明する。
まず、コントロール電圧xと出力電圧yは y=ax+b ・・・(1) の関係にあるものとする。そこで、上記(1)式におい
て、y=y0としたときのxの値x1 x1=(y0−b)/a をコントロール電圧としてAVRに与え、そのときの出力
電圧を測定する。出力電圧測定値をy1とする。
目標出力電圧y0と前記測定電圧y1との差 |y0−y1|が規定の最大誤差以下であるか否かを判定す
る。最大誤差はその系により決定されるが、かなり大き
い誤差としてある。
前記誤差が最大誤差以下であれば、さらにその差が
設定確度(いわゆる許容誤差)以下か否かを判定する。
設定確度を越える場合は、次に第2回目のAVRセッ
ト・メジャーを行う。
このときのコントロール電圧x2は次のようにして決定
する。第2図に示すように、第1回目のセット・メジャ
ーにおける点P1(x1,y1)を通り傾きがaの直線の式は y−y1=a(x−x1) ・・・(2) である。そこで(2)式においてy=y0としたときのx
の値x2は x2=(y0−y1)/a−x1 であり、これを第2回目のセット・メジャーでのコント
ロール電圧とする。
このコントロール電圧x2を与えたときの出力電圧が、
y2であったとする。
そこで誤差|y0−y2|が最大誤差以下か否かを判定
する。
上記の誤差が最大誤差以下であれば、続いてその
誤差が設定確度以下か否かを判定する。
上記誤差が設定確度を越える場合は、次に第3回目
のAVRセット・メジャーを行う。
このときのコントロール電圧x3は次のようにして決定
する。第2図に示すように、第1回目および第2回目の
セット・メジャーにおける測定点P1(x1,y1)およびP2
(x2,y2)をを通る直線の式は y−y1=(x2−x1)・(x−x1/(y2−y1) ・・・
(3) である。そこで(3)式においてy=y0としたときのx
の値x3は x3=(y0−y1)(x2−x1)/(y2−y1)+x1 であり、これを第3回目のセット・メジャーでのコント
ロール電圧とする。
このコントロール電圧x3を与えたときの出力電圧が、
y3であったとする。
誤差|y0−y3|が最大誤差以下か否かを判定する。
上記の誤差が最大誤差以下であれば、続いてその
誤差が設定確度以下か否かを判定する。
上記誤差が設定確度以下であれば、(3)式から新
たな傾きa′および切片b′を求めて保存し、校正動作
を終了する。
新たな傾きa′は、 a′=(x2−x1)/(y2−y1) 新たな切片b′は、 b′=y1−(x2−x1)・x1/(y2−y1) である。
なお、上記各最大誤差判定において、誤差が最大誤差
を越える場合および第3回目のセット・メジャー後に行
われる設定確度判定における誤差が設定確度よりも大き
い場合には、AVR設定を中止する。
他方第3回目のセット・メジャー以前での各設定確度
判定における誤差が設定確度以下の場合は、処理は直ち
に上記に移行する。
このようにして新しい係数a′および定数b′を求
め、その後のy0設定の際には、 y=a′x+b′ の式よりxを求め、それをコントロール電圧として設定
する。
以上のようにして、AVRの出力電圧y0を得るときのコ
ントロール電圧を校正することができる。他の出力電圧
についても上記方法によりそれぞれコントロール電圧を
求めることができる。
第3図は本発明の方法を実施するための装置の一実施
例を示す構成図である。図において、1は被試験アナロ
グ回路、2はAVR、3はコントローラ、4はディジタル
・アナログ変換器(以下D/A変換器という)、5はスイ
ッチ、6はアナログ・ディジタル変換器(以下A/D変換
器という)である。
コントローラ3は、上記セット・メジャー動作を実行
し、コントロール電圧を発生すると共に測定値を読み取
り、誤差の大きさを判定する機能を有する。
コントローラ3は、各コントロール電圧x1,x2,x3
ディジタル値でD/A変換器4に与える。D/A変換器4では
これをアナログ化し、AVR2に入力する。AVRの各出力電
圧y1,y2,y3は被試験アナログ回路1に加えられるが、
この出力電圧はコントローラ3によってオン・オフ制御
されるスイッチ5を介してA/D変換器6に導かれ、ここ
でディジタル化された後コントローラ3に入力される。
このような構成において、コントローラ3の制御によ
り、スイッチ5をオンとして校正モードとした後、第1
図に示すフローに従うセット・メジャーおよび誤差の判
定を行い、最終的に出力電圧y0近傍の近似一次式を求め
る。
上記校正モードが終了すると、スイッチ5はコントロ
ーラ3の制御によりオフ状態となる。
[発明の効果] 以上詳細に説明したように、本発明によれば、第2回
目および第3回目のAVRコントロール電圧を決定すると
き、それぞれ第1回目の実測データおよび第1回目と第
2回目の実測データを基に計算により求めているため、
AVR設定目標値とのずれが少なく、目標値へ早く収束さ
せることができる。
また、一度校正を行って求めた傾きa′と切辺b′を
保存し、次回の校正のときにこれを利用することができ
るようにしたため、次回からはより少ない回数で目標値
へ収束させることができる。通常の試験装置では、 試験項目が変わっても各検査項目ごとにAVRの出力電圧
は被試験アナログ回路の定格入力電圧で一定の場合が多
く、その付近で近似されたa′,b′を用いると早く収束
するので、実用上の効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の校正方法の原理フロー、第2図は本発
明の校正方法の原理を説明するためのコントロール電圧
とAVR出力電圧の関係を示す説明図、第3図は本発明の
方法を実施するための装置の一実施例を示す構成図、第
4図はコントロール電圧とAVR出力電圧との関係を示す
特性図である。 1…被試験アナログ回路、2…AVR、3…コントロー
ラ、4…D/A変換器、5…スイッチ、6…A/D変換器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電圧出力回路にコントロール電圧を与える
    と、この電圧出力回路よりコントロール電圧に対応した
    アナログ電圧が出力されるように構成された電源出力装
    置において、 前記コントロール電圧を与え、そのときの電圧出力回路
    のアナログ出力電圧値を読み取り、その出力電圧値と目
    標電圧値との差を判断し、最終的に目標電圧値近傍のコ
    ントロール電圧と電圧出力回路のアナログ出力電圧との
    関係を一次式で近似する機能を有する手段を備え、 下記の手順に従ってコントロール電圧を校正するように
    したことを特徴とする電源装置の校正方法。 予め定めた一次式 y=ax+b において目標値y0が得られる場合のxの値x1 x1=(y0−b)/a をコントロール電圧として電圧出力回路に与え、そのと
    きに測定された実際の出力電圧y1の目標値y0に対する差 |y0−y1| を求める工程。 前記差が予め定めた最大誤差以下でかつ予め定めた
    設定誤差を越える場合は、前記工程において求めた点p1
    (x1,y1)を通り傾きがaの直線の式 y−y1=a(x−x1) において、目標値y0が得られるxの値x2 x2=(y0−y1)/a−x1 を新たなコントロール電圧として電圧出力回路に与え、
    そのときに測定された実際の出力電圧y2の目標値y0に対
    する差 |y0−y2| を求める工程。 前記差が予め定めた最大誤差以下でかつ予め定めた
    設定誤差を越える場合は、前記工程において求めた点p1
    (x1,y1)およびp2(x2,y2)を通る直線の式 y−y1=(x2−x1)(x−x1)/(y2−y1) において、目標値y0が得られるxの値x3 x3=(y0−y1)(x2−x1)/(y2−y1)+x1 を新たなコントロール電圧として電圧出力回路に与え、
    そのときに測定された実際の出力電圧y3の目標値y0に対
    する差 |y0−y3| を求める工程。 前記誤差|y0−y3|が最大誤差以下でかつ設定確度
    以下の場合には、前記工程で仮定した一次式より得られ
    る傾きa′および切片b′を最終的な近似一次式の係数
    および定数として保存する工程。 この場合の新たな傾きa′は、 a′=(x2−x1)/(y2−y1) 新たな切片b′は、 b′=y1−(x2−x1)・x1/(y2−y1) である。 上記各工程において、差が設定確度以下の場合は、
    処理は直ちに上記の工程に移行し、また上記各工程に
    おいて、差が最大誤差を越えるときおよび前記の工程
    において求められる差が設定誤差より大きい場合には共
    に校正動作を中止する工程。
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