JPH0876160A - 波長変換装置およびその製造方法 - Google Patents
波長変換装置およびその製造方法Info
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- JPH0876160A JPH0876160A JP21231894A JP21231894A JPH0876160A JP H0876160 A JPH0876160 A JP H0876160A JP 21231894 A JP21231894 A JP 21231894A JP 21231894 A JP21231894 A JP 21231894A JP H0876160 A JPH0876160 A JP H0876160A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 疑似位相整合条件を安定に満足出来、かつ、
設計が容易で作製が容易な波長変換装置を提供する。 【構成】 半導体レーザ11と、該半導体レーザからの
レーザ光が入射され然も疑似位相整合条件を満たす分極
反転領域23aを有しかつ前記レーザ光の第二高調波を
発生するための光導波路(第1の光導波路)23と、を
具える波長変換装置であって、第1の導波路23に対し
並置される関係で設けられ、半導体レーザ11からのレ
ーザ光を反射する周期的屈折率分布構造25aを有した
第2の光導波路25と、半導体レーザからのレーザ光の
一部を第2の光導波路25に導くと共に、該導かれたレ
ーザ光の前記周期的屈折率分布構造25aによって選択
的に反射される光を半導体レーザ11に戻すための手段
31とを具えた波長変換装置。
設計が容易で作製が容易な波長変換装置を提供する。 【構成】 半導体レーザ11と、該半導体レーザからの
レーザ光が入射され然も疑似位相整合条件を満たす分極
反転領域23aを有しかつ前記レーザ光の第二高調波を
発生するための光導波路(第1の光導波路)23と、を
具える波長変換装置であって、第1の導波路23に対し
並置される関係で設けられ、半導体レーザ11からのレ
ーザ光を反射する周期的屈折率分布構造25aを有した
第2の光導波路25と、半導体レーザからのレーザ光の
一部を第2の光導波路25に導くと共に、該導かれたレ
ーザ光の前記周期的屈折率分布構造25aによって選択
的に反射される光を半導体レーザ11に戻すための手段
31とを具えた波長変換装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光第二高調波発生
(SHG:Second-Harmonic Generation)を利用して半
導体レーザ(LD:Laser Diode )の光をその波長の半
分の波長の光に変換する装置とその製造方法とに関す
る。
(SHG:Second-Harmonic Generation)を利用して半
導体レーザ(LD:Laser Diode )の光をその波長の半
分の波長の光に変換する装置とその製造方法とに関す
る。
【0002】
【従来の技術】光第二高調波発生を利用して半導体レー
ザの出力光の波長を第二高調波(SH波)に変換する場
合、SH波変換部の各点で発生したSH波どうしが干渉
して打ち消し合わない条件すなわち位相整合条件を、い
かにして安定的に満足させるかが重要になる。そのため
の従来技術として、例えば特開平5−257184号公
報、特開平5−66440号公報、特開平6−5135
9号公報、或は特開平6−67234号公報に開示の波
長変換装置があった。いずれの波長変換装置も、半導体
レーザと、該半導体レーザの出力光をSH波に変換する
部分となる所定の光導波路とを具えるものであった。こ
こで所定の光導波路とは、レーザ光をSH波に変換する
ための分極反転領域とレーザ光の一部を半導体レーザに
戻すための回折格子とを、これらが直列の関係となるよ
うに、具えたものである。この種の波長変換装置では、
半導体レーザからのレーザ光が分極反転領域および回折
格子を具えた光導波路に入射される。このレーザ光はこ
の光導波路の分極反転領域において(SH波)に変換さ
れる。また、このレーザ光の一部はこの光導波路の回折
格子において半導体レーザ側に戻されるので半導体レー
ザの発振波長が安定化されることから、位相整合条件を
安定的に満足できるようになる。
ザの出力光の波長を第二高調波(SH波)に変換する場
合、SH波変換部の各点で発生したSH波どうしが干渉
して打ち消し合わない条件すなわち位相整合条件を、い
かにして安定的に満足させるかが重要になる。そのため
の従来技術として、例えば特開平5−257184号公
報、特開平5−66440号公報、特開平6−5135
9号公報、或は特開平6−67234号公報に開示の波
長変換装置があった。いずれの波長変換装置も、半導体
レーザと、該半導体レーザの出力光をSH波に変換する
部分となる所定の光導波路とを具えるものであった。こ
こで所定の光導波路とは、レーザ光をSH波に変換する
ための分極反転領域とレーザ光の一部を半導体レーザに
戻すための回折格子とを、これらが直列の関係となるよ
うに、具えたものである。この種の波長変換装置では、
半導体レーザからのレーザ光が分極反転領域および回折
格子を具えた光導波路に入射される。このレーザ光はこ
の光導波路の分極反転領域において(SH波)に変換さ
れる。また、このレーザ光の一部はこの光導波路の回折
格子において半導体レーザ側に戻されるので半導体レー
ザの発振波長が安定化されることから、位相整合条件を
安定的に満足できるようになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の波長変換装置では、SH波を発生する部分とレ
ーザ光を帰還する部分とが直列に配置されていたので、
両部分にレーザ光およびSH波が影響する。この場合、
光導波路のSH波を発生する部分とレーザ光を帰還する
部分との設計の際は、レーザ光およびSH波を同一の基
本横モード(0次モードが望ましい)で導波させるよう
にするのが好ましいため、この従来の波長変換装置で
は、光導波路のSH波を発生する部分とレーザ光を帰還
する部分との設計条件(主に導波路の寸法)が厳しいも
のとなる。したがって、光導波路の形成が複雑となり高
度の技術が必要になり、また、SH波を発生する部分と
レーザ光を帰還する部分それぞれの最適化もしずらいと
いう問題点があった。
た従来の波長変換装置では、SH波を発生する部分とレ
ーザ光を帰還する部分とが直列に配置されていたので、
両部分にレーザ光およびSH波が影響する。この場合、
光導波路のSH波を発生する部分とレーザ光を帰還する
部分との設計の際は、レーザ光およびSH波を同一の基
本横モード(0次モードが望ましい)で導波させるよう
にするのが好ましいため、この従来の波長変換装置で
は、光導波路のSH波を発生する部分とレーザ光を帰還
する部分との設計条件(主に導波路の寸法)が厳しいも
のとなる。したがって、光導波路の形成が複雑となり高
度の技術が必要になり、また、SH波を発生する部分と
レーザ光を帰還する部分それぞれの最適化もしずらいと
いう問題点があった。
【0004】また、従来の波長変換装置では、SH波を
発生する部分およびレーザ光を帰還する部分を有した光
導波路がプレーナ構造のものであるため、この光導波路
と半導体レーザとをモジュール化する場合、例えば1/
2波長板を必要とする等、構成成分が増加するので、半
導体レーザとのモジュール化がしずらいという問題点が
あった。
発生する部分およびレーザ光を帰還する部分を有した光
導波路がプレーナ構造のものであるため、この光導波路
と半導体レーザとをモジュール化する場合、例えば1/
2波長板を必要とする等、構成成分が増加するので、半
導体レーザとのモジュール化がしずらいという問題点が
あった。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、設計条件が厳し
いものとなりかつ各部の最適化もしずらいという問題点
を解決するため、この出願の第一発明では、半導体レー
ザと、該半導体レーザからのレーザ光が入射され然も疑
似位相整合条件を満たす分極反転領域を有しかつ前記レ
ーザ光の第二高調波を発生するための光導波路と、を具
える波長変換装置において、第二高調波を発生するため
の前記光導波路(第1の導波路)に対し並置された関係
で設けられ、前記半導体レーザからのレーザ光を反射す
る周期的屈折率分布構造を有した第2の光導波路と、前
記半導体レーザからのレーザ光の一部を前記第2の光導
波路に導くと共に、該導かれたレーザ光の前記周期的屈
折率分布構造によって選択的に反射される光を前記半導
体レーザに戻すための手段(以下、「光路規定手段」と
略称することもある。)とを具えたことを特徴とする。
ここで、並置された関係とは典型的には第1及び第2の
光導波路が平行に配置された関係であるが、場合によっ
ては両光導波路が非平行に並置されても良い。
いものとなりかつ各部の最適化もしずらいという問題点
を解決するため、この出願の第一発明では、半導体レー
ザと、該半導体レーザからのレーザ光が入射され然も疑
似位相整合条件を満たす分極反転領域を有しかつ前記レ
ーザ光の第二高調波を発生するための光導波路と、を具
える波長変換装置において、第二高調波を発生するため
の前記光導波路(第1の導波路)に対し並置された関係
で設けられ、前記半導体レーザからのレーザ光を反射す
る周期的屈折率分布構造を有した第2の光導波路と、前
記半導体レーザからのレーザ光の一部を前記第2の光導
波路に導くと共に、該導かれたレーザ光の前記周期的屈
折率分布構造によって選択的に反射される光を前記半導
体レーザに戻すための手段(以下、「光路規定手段」と
略称することもある。)とを具えたことを特徴とする。
ここで、並置された関係とは典型的には第1及び第2の
光導波路が平行に配置された関係であるが、場合によっ
ては両光導波路が非平行に並置されても良い。
【0006】この第一発明の実施に当たり、前記第1の
光導波路と前記第2の光導波路との一端同士を合流する
ための合流導波路をさらに具え、かつ、前記光路規定手
段を、前記合流導波路、前記第1の光導波路及び前記第
2の光導波路で構成することもできる。
光導波路と前記第2の光導波路との一端同士を合流する
ための合流導波路をさらに具え、かつ、前記光路規定手
段を、前記合流導波路、前記第1の光導波路及び前記第
2の光導波路で構成することもできる。
【0007】また、設計条件が厳しいものとなりかつ各
部の最適化もしずらいという問題点を緩和するための別
の発明として、この出願の第二発明によれば、波長変換
装置を、半導体レーザと、該半導体レーザからのレーザ
光が入射され然も疑似位相整合条件を満たす分極反転領
域を有しかつ前記レーザ光の第二高調波を発生するため
の光導波路が作り込まれた第1の強誘電体結晶基板と、
該第1の強誘電体結晶基板に貼り付けられた第2の強誘
電体結晶基板であって、前記光導波路を伝搬する光が相
互作用できる範囲に前記半導体レーザからのレーザ光を
反射するための周期的屈折率分布構造が作り込まれた第
2の強誘電体結晶基板とを具えるもので構成する。
部の最適化もしずらいという問題点を緩和するための別
の発明として、この出願の第二発明によれば、波長変換
装置を、半導体レーザと、該半導体レーザからのレーザ
光が入射され然も疑似位相整合条件を満たす分極反転領
域を有しかつ前記レーザ光の第二高調波を発生するため
の光導波路が作り込まれた第1の強誘電体結晶基板と、
該第1の強誘電体結晶基板に貼り付けられた第2の強誘
電体結晶基板であって、前記光導波路を伝搬する光が相
互作用できる範囲に前記半導体レーザからのレーザ光を
反射するための周期的屈折率分布構造が作り込まれた第
2の強誘電体結晶基板とを具えるもので構成する。
【0008】また、この第二発明の波長変換装置を製造
するためこの出願の第三発明の製造方法によれば、強誘
電体結晶基板に分極反転領域を形成する工程と、前記強
誘電体結晶基板の前記分極反転領域が形成された部分若
しくは分極反転領域形成予定部分に光導波路を形成する
工程とを含む方法により、前記第1の強誘電体結晶基板
を得、別の強誘電体結晶に周期的屈折率分布構造を形成
して第2の強誘電体結晶基板を得、これら第1及び第2
の強誘電体結晶基板を、前記光導波路の形成面及び前記
周期的屈折率分布構造の形成面が対向するように密着さ
せて熱処理することを特徴とする。
するためこの出願の第三発明の製造方法によれば、強誘
電体結晶基板に分極反転領域を形成する工程と、前記強
誘電体結晶基板の前記分極反転領域が形成された部分若
しくは分極反転領域形成予定部分に光導波路を形成する
工程とを含む方法により、前記第1の強誘電体結晶基板
を得、別の強誘電体結晶に周期的屈折率分布構造を形成
して第2の強誘電体結晶基板を得、これら第1及び第2
の強誘電体結晶基板を、前記光導波路の形成面及び前記
周期的屈折率分布構造の形成面が対向するように密着さ
せて熱処理することを特徴とする。
【0009】また、半導体レーザとのモジュール化がし
ずらいという問題点をも解決するためこの出願の第四発
明によれば、波長変換装置を、分極反転領域を有した強
誘電体結晶で構成されたコアおよび該コアを囲んでいる
クラッドであって周期的屈折率分布構造を有しているク
ラッドで構成された光ファイバと、該光ファイバにレー
ザ光を入力するための半導体レーザとを具えたもので構
成する。
ずらいという問題点をも解決するためこの出願の第四発
明によれば、波長変換装置を、分極反転領域を有した強
誘電体結晶で構成されたコアおよび該コアを囲んでいる
クラッドであって周期的屈折率分布構造を有しているク
ラッドで構成された光ファイバと、該光ファイバにレー
ザ光を入力するための半導体レーザとを具えたもので構
成する。
【0010】なお、この第四発明の実施に当たり、周期
的屈折率分布構造を有した前記クラッドにより当該周期
的屈折率分布構造を構成する代わりに、前記コアの直径
を該コアの長手方向において周期的に違えることにより
当該周期的屈折率分布構造を構成しても良い。
的屈折率分布構造を有した前記クラッドにより当該周期
的屈折率分布構造を構成する代わりに、前記コアの直径
を該コアの長手方向において周期的に違えることにより
当該周期的屈折率分布構造を構成しても良い。
【0011】
【作用】この出願の第一発明、第二発明および第四発明
の各構成によれば、レーザ光をSH波に変換する部分と
レーザ光の一部を半導体レーザに帰還する部分とが独立
する。おのおの部分の設計に当たってはそれぞれの目的
に即した最適化が図れる。
の各構成によれば、レーザ光をSH波に変換する部分と
レーザ光の一部を半導体レーザに帰還する部分とが独立
する。おのおの部分の設計に当たってはそれぞれの目的
に即した最適化が図れる。
【0012】また、合流導波路を用いる構成では半導体
レーザの入力点を1つとできるのでそうしない場合に比
べ半導体レーザと第1及び第2のの光導波路との光軸合
わせなどが容易になる。
レーザの入力点を1つとできるのでそうしない場合に比
べ半導体レーザと第1及び第2のの光導波路との光軸合
わせなどが容易になる。
【0013】第三発明の製造方法によれば、第二発明に
おける第1の強誘電体結晶基板と第2の強誘電体結晶基
板とを結晶光学的に連続する状態で貼り合わせることが
出来る。
おける第1の強誘電体結晶基板と第2の強誘電体結晶基
板とを結晶光学的に連続する状態で貼り合わせることが
出来る。
【0014】第四発明の構成によればレーザ光をSH波
に変換する部分およびレーザ光の一部を半導体レーザに
戻す部分それぞれは偏波無依存性を有するものとなる。
に変換する部分およびレーザ光の一部を半導体レーザに
戻す部分それぞれは偏波無依存性を有するものとなる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照してこの出願の各発明の実
施例についてそれぞれ説明する。ただし、説明に用いる
各図はこの発明を理解出来る程度に各構成成分の寸法、
形状及び配置関係を概略的に示してある。また、説明に
用いる各図において同様な構成成分については同一の番
号を付して示してある。
施例についてそれぞれ説明する。ただし、説明に用いる
各図はこの発明を理解出来る程度に各構成成分の寸法、
形状及び配置関係を概略的に示してある。また、説明に
用いる各図において同様な構成成分については同一の番
号を付して示してある。
【0016】1.第一発明の説明 1−1.第一発明の第1実施例 図1は第一発明の第1実施例の波長変換装置を示した斜
視図である。図1において11は半導体レーザ、21は
第二高調波発生素子(以下、SHG素子ともいう。)を
それぞれ示す。このSHG素子21は、半導体レーザ1
1からのレーザ光が入射され然も疑似位相整合条件を満
たす分極反転領域23aを有しかつ前記レーザ光の第二
高調波を発生するための光導波路23(以下、第1の光
導波路23ともいう。)と、第1の導波路23に対し並
置される関係で設けられ、半導体レーザ11からのレー
ザ光を反射する周期的屈折率分布構造25aを有した第
2の光導波路25とを、共通な下地27に具えたものと
なっている。ただし、この実施例の場合は、第1及び第
2の光導波路23,25は互いが平行にかつ近接するよ
うに下地27に形成してある。ここで、両導波路23、
25間の距離(近接程度)の下限は、一方の導波路のエ
バネッセントフィールド(光のしみ出し領域)が他方の
導波路に達しない距離であり、上限は波長変換装置の幅
方向の大きさをどの程度にするかにより決定出来る。さ
らに、図1において、31は、半導体レーザからのレー
ザ光の一部を前記第2の光導波路25に導くと共に、該
導かれたレーザ光の前記周期的屈折率分布構造25aに
よって選択的に反射される光を半導体レーザに戻すため
の手段(以下、説明の都合上、光路規定手段31ともい
う。)を、示す。以下、各構成成分について詳細に説明
する。
視図である。図1において11は半導体レーザ、21は
第二高調波発生素子(以下、SHG素子ともいう。)を
それぞれ示す。このSHG素子21は、半導体レーザ1
1からのレーザ光が入射され然も疑似位相整合条件を満
たす分極反転領域23aを有しかつ前記レーザ光の第二
高調波を発生するための光導波路23(以下、第1の光
導波路23ともいう。)と、第1の導波路23に対し並
置される関係で設けられ、半導体レーザ11からのレー
ザ光を反射する周期的屈折率分布構造25aを有した第
2の光導波路25とを、共通な下地27に具えたものと
なっている。ただし、この実施例の場合は、第1及び第
2の光導波路23,25は互いが平行にかつ近接するよ
うに下地27に形成してある。ここで、両導波路23、
25間の距離(近接程度)の下限は、一方の導波路のエ
バネッセントフィールド(光のしみ出し領域)が他方の
導波路に達しない距離であり、上限は波長変換装置の幅
方向の大きさをどの程度にするかにより決定出来る。さ
らに、図1において、31は、半導体レーザからのレー
ザ光の一部を前記第2の光導波路25に導くと共に、該
導かれたレーザ光の前記周期的屈折率分布構造25aに
よって選択的に反射される光を半導体レーザに戻すため
の手段(以下、説明の都合上、光路規定手段31ともい
う。)を、示す。以下、各構成成分について詳細に説明
する。
【0017】先ず、半導体レーザ11、は例えば通常の
ファブリペーロ型の半導体レーザで構成出来る。ただ
し、半導体レーザ11の少なくともSHG素子21側に
面した端面にAR膜(反射防止膜)11aを形成する。
このようにAR膜11aを設けると、半導体レーザ11
の発振しきい値はAR膜を形成しない場合に比べ高くな
る。AR膜11aの反射率を低くすればするほど半導体
レーザの発振しきい値は高くなり、半導体レーザ11が
独立に発振してしまうのを防止出来るので、この発明に
おいては好ましい。また、半導体レーザ11の他方の端
面にはHR膜(高反射膜)11bを形成するのが好まし
い。ただし、HR膜11bの反射率を高めれば高める
程、AR膜11aの反射率を低くする必要がある。これ
らAR膜11a,HR膜11bの形成は、半導体レーザ
の該当する端面に例えばSiO2 膜等を例えば真空蒸着
法等により形成するいわゆるARコーティング処理、H
Rコーティング処理により、行なえる。
ファブリペーロ型の半導体レーザで構成出来る。ただ
し、半導体レーザ11の少なくともSHG素子21側に
面した端面にAR膜(反射防止膜)11aを形成する。
このようにAR膜11aを設けると、半導体レーザ11
の発振しきい値はAR膜を形成しない場合に比べ高くな
る。AR膜11aの反射率を低くすればするほど半導体
レーザの発振しきい値は高くなり、半導体レーザ11が
独立に発振してしまうのを防止出来るので、この発明に
おいては好ましい。また、半導体レーザ11の他方の端
面にはHR膜(高反射膜)11bを形成するのが好まし
い。ただし、HR膜11bの反射率を高めれば高める
程、AR膜11aの反射率を低くする必要がある。これ
らAR膜11a,HR膜11bの形成は、半導体レーザ
の該当する端面に例えばSiO2 膜等を例えば真空蒸着
法等により形成するいわゆるARコーティング処理、H
Rコーティング処理により、行なえる。
【0018】次に、SHG素子21について説明する。
第1および第2の光導波路23、25を造り込むための
下地27としては、ニオブ酸リチウム(LiNbO
3 )、タンタル酸リチウム(LiTaO3 )或はポタシ
ュームタイタニールフォスフェート(KTiOPO4 )
など、非線形光学効果を示す任意好適な基板を用いるこ
とが出来る。また、第1および第2の光導波路23、2
5の形成方法や構成は、SHG素子の設計や用いる下地
の材質に応じ任意とできる。以下にいくつかの好適例を
説明する。
第1および第2の光導波路23、25を造り込むための
下地27としては、ニオブ酸リチウム(LiNbO
3 )、タンタル酸リチウム(LiTaO3 )或はポタシ
ュームタイタニールフォスフェート(KTiOPO4 )
など、非線形光学効果を示す任意好適な基板を用いるこ
とが出来る。また、第1および第2の光導波路23、2
5の形成方法や構成は、SHG素子の設計や用いる下地
の材質に応じ任意とできる。以下にいくつかの好適例を
説明する。
【0019】下地27としてLiNbO3 或はLiTa
O3 を用いる場合は、第1の光導波路23における分極
反転領域23aは、Ti熱拡散法、Li2 O外拡散法、
或は電子ビーム照射法など任意好適な方法で形成出来
る。このうち、Ti拡散法或はLi2 O外拡散法により
分極反転領域23aを形成する場合、分極反転部分23
abは非分極反転部分(下地のままの部分)23aaと
比べて僅かに屈折率が高くなる。これに対し電子ビーム
照射法では、非分極反転部分23aaと分極反転部分2
3abとの間の屈折率差を生じさせることなく、分極反
転領域23aを形成出来る。非分極反転部分23aaと
分極反転部分23abとの間に屈折率差が生じていない
分極反転領域23では、基本波が散乱等の損失を受けず
高エネルギーを保ったまま第1の光導波路23を長距離
伝播できるので、SHG変換効率がそれだけ高められ
る。この意味から、分極反転領域23aの形成は、電子
ビーム照射法により行なうのが好適である。電子ビーム
照射による分極反転の方法は例えば文献(固体物理、V
ol.29,No.1,1994,pp.79−90)
に開示されている。また、この第1の光導波路23にお
けるストライプ状の部分は、例えば安息香酸やピロリン
酸などの酸を用いたイオン交換法により形成出来る。
O3 を用いる場合は、第1の光導波路23における分極
反転領域23aは、Ti熱拡散法、Li2 O外拡散法、
或は電子ビーム照射法など任意好適な方法で形成出来
る。このうち、Ti拡散法或はLi2 O外拡散法により
分極反転領域23aを形成する場合、分極反転部分23
abは非分極反転部分(下地のままの部分)23aaと
比べて僅かに屈折率が高くなる。これに対し電子ビーム
照射法では、非分極反転部分23aaと分極反転部分2
3abとの間の屈折率差を生じさせることなく、分極反
転領域23aを形成出来る。非分極反転部分23aaと
分極反転部分23abとの間に屈折率差が生じていない
分極反転領域23では、基本波が散乱等の損失を受けず
高エネルギーを保ったまま第1の光導波路23を長距離
伝播できるので、SHG変換効率がそれだけ高められ
る。この意味から、分極反転領域23aの形成は、電子
ビーム照射法により行なうのが好適である。電子ビーム
照射による分極反転の方法は例えば文献(固体物理、V
ol.29,No.1,1994,pp.79−90)
に開示されている。また、この第1の光導波路23にお
けるストライプ状の部分は、例えば安息香酸やピロリン
酸などの酸を用いたイオン交換法により形成出来る。
【0020】次に、第2の光導波路25の形成は、例え
ばイオン交換法により行なえる。具体的には、先ず、第
2の光導波路のストライプ形状に相当する部分を、例え
ば安息香酸やピロリン酸などの酸を用いたイオン交換法
により形成する。次に、周期的屈折率分布構造25を形
成するために、このストライプ状部分の所定部分に、イ
オン交換法により屈折率が高い部分25aaをそれぞれ
形成する。この際、屈折率が高い部分25aaの間の部
分は屈折率の低い部分25abとなるので、結果的に周
期的屈折率分布構造25aが得られる。
ばイオン交換法により行なえる。具体的には、先ず、第
2の光導波路のストライプ形状に相当する部分を、例え
ば安息香酸やピロリン酸などの酸を用いたイオン交換法
により形成する。次に、周期的屈折率分布構造25を形
成するために、このストライプ状部分の所定部分に、イ
オン交換法により屈折率が高い部分25aaをそれぞれ
形成する。この際、屈折率が高い部分25aaの間の部
分は屈折率の低い部分25abとなるので、結果的に周
期的屈折率分布構造25aが得られる。
【0021】この第1実施例では、上記第1の光導波路
23における分極反転領域23aは周期Λを有した周期
的分極反転領域としてあり、上記第2の光導波路25に
おける周期的屈折率分極構造25aの周期をLとしてい
る。そして、周期的分極反転領域23aの周期Λと、周
期的屈折率分極構造25aの周期Lとが次式を満たすよ
うに、周期的分極反転領域23aおよび周期的屈折率分
極構造25aをそれぞれ形成している。
23における分極反転領域23aは周期Λを有した周期
的分極反転領域としてあり、上記第2の光導波路25に
おける周期的屈折率分極構造25aの周期をLとしてい
る。そして、周期的分極反転領域23aの周期Λと、周
期的屈折率分極構造25aの周期Lとが次式を満たすよ
うに、周期的分極反転領域23aおよび周期的屈折率分
極構造25aをそれぞれ形成している。
【0022】 Λ/2=(2s−1)λ/[4{N(λ/2)−N(λ)}] L=pλ/{4N(λ)} ただし、上記式中s,pはそれぞれ自然数を示し、N
(λ)およびN(λ/2)はそれぞれ波長λの基本波お
よび波長λ/2のSH波に対する分極反転領域23aの
実効屈折率を示す。
(λ)およびN(λ/2)はそれぞれ波長λの基本波お
よび波長λ/2のSH波に対する分極反転領域23aの
実効屈折率を示す。
【0023】また、下地27としてKTiOPO4 を用
いる場合、第1の光導波路23および第2の光導波路2
5を、それぞれセグメンテドウエーブガイド(Segument
ed Waveguide)とするのが良い。なぜなら、技術的に確
立しておりかつプロセスが容易だからである。これらは
いずれもイオン交換法によって形成出来る。先ず、KT
iOPO4 (KTP)基板に分極反転領域23aを形成
するには、Rbイオン交換を行なえば良い。具体的に
は、KTP基板にTi薄膜でセグメンテドウエーブガイ
ドのパターニングをし、次いで、これを300℃程度の
RbNO3 とBa(NO3 )2 との混合融液に浸すこと
で行なえる。また、KTiOPO4 (KTP)基板に周
期的屈折率分布構造25aを形成するには、上記同様に
Rbイオン交換を行なえば良いが、その際、RbNO3
とBa(NO3 )2 との混合融液の温度を高めにする
か、或は、Ba(NO3 )2 の混合比を大きくするか、
或は、交換時間を長めにするかの一または複数を実施し
て、交換部分と非交換部分との間の屈折率差が大きくな
るようにすれば良い。
いる場合、第1の光導波路23および第2の光導波路2
5を、それぞれセグメンテドウエーブガイド(Segument
ed Waveguide)とするのが良い。なぜなら、技術的に確
立しておりかつプロセスが容易だからである。これらは
いずれもイオン交換法によって形成出来る。先ず、KT
iOPO4 (KTP)基板に分極反転領域23aを形成
するには、Rbイオン交換を行なえば良い。具体的に
は、KTP基板にTi薄膜でセグメンテドウエーブガイ
ドのパターニングをし、次いで、これを300℃程度の
RbNO3 とBa(NO3 )2 との混合融液に浸すこと
で行なえる。また、KTiOPO4 (KTP)基板に周
期的屈折率分布構造25aを形成するには、上記同様に
Rbイオン交換を行なえば良いが、その際、RbNO3
とBa(NO3 )2 との混合融液の温度を高めにする
か、或は、Ba(NO3 )2 の混合比を大きくするか、
或は、交換時間を長めにするかの一または複数を実施し
て、交換部分と非交換部分との間の屈折率差が大きくな
るようにすれば良い。
【0024】次に、光路規定手段31について説明す
る。この実施例の場合、光路規定手段31を、半導体レ
ーザ11の出力光を第1及び第2の光導波路23、25
の2方向に分けるための半透鏡31aと、半透鏡31a
および第2の光導波路25間で光を往来させるための全
反射鏡31bと、レンズ(例えばコリメータレンズ)3
1c〜31eと、1/2波長板31fとで構成してあ
る。1/2波長板31fを設けている理由は次のとおり
である。SHG素子21の下地27を構成する材料とし
て、LiNbO3 またはLiTaO3 を用いた場合、第
1および第2の光導波路23、25を伝播する光の伝播
モードはTMモードに限られる。また、半導体レーザ1
1の出射光は、半導体レーザにおけるpn接合面に平行
な方向に偏光している。これらのため、LiNbO3 基
板またはLiTaO3 基板のz面と半導体レーザ11の
pn接合面とが平行になるようにSHG素子21および
半導体レーザ11を配置した場合、第1および第2の光
導波路23、25の入射端面にはTEモードしか到達し
ない。したがって、半導体レーザ11の出射光はSHG
21にほとんど伝播しなくなる。ところが、半導体レー
ザ11とSHG素子21との間に1/2波長板31fを
入れると半導体レーザ11の出射光をTMモードに変換
できるので、半導体レーザ11の出射光のSHG素子2
1への入射効率を高くできる。ただし、1/2波長板3
1fの挿入個所は図示例に限られない。また、光路規定
手段31の構成は半導体レーザ11、第1及び第2の光
導波路23、25の配置等に応じ変更出来ることは明ら
かである。
る。この実施例の場合、光路規定手段31を、半導体レ
ーザ11の出力光を第1及び第2の光導波路23、25
の2方向に分けるための半透鏡31aと、半透鏡31a
および第2の光導波路25間で光を往来させるための全
反射鏡31bと、レンズ(例えばコリメータレンズ)3
1c〜31eと、1/2波長板31fとで構成してあ
る。1/2波長板31fを設けている理由は次のとおり
である。SHG素子21の下地27を構成する材料とし
て、LiNbO3 またはLiTaO3 を用いた場合、第
1および第2の光導波路23、25を伝播する光の伝播
モードはTMモードに限られる。また、半導体レーザ1
1の出射光は、半導体レーザにおけるpn接合面に平行
な方向に偏光している。これらのため、LiNbO3 基
板またはLiTaO3 基板のz面と半導体レーザ11の
pn接合面とが平行になるようにSHG素子21および
半導体レーザ11を配置した場合、第1および第2の光
導波路23、25の入射端面にはTEモードしか到達し
ない。したがって、半導体レーザ11の出射光はSHG
21にほとんど伝播しなくなる。ところが、半導体レー
ザ11とSHG素子21との間に1/2波長板31fを
入れると半導体レーザ11の出射光をTMモードに変換
できるので、半導体レーザ11の出射光のSHG素子2
1への入射効率を高くできる。ただし、1/2波長板3
1fの挿入個所は図示例に限られない。また、光路規定
手段31の構成は半導体レーザ11、第1及び第2の光
導波路23、25の配置等に応じ変更出来ることは明ら
かである。
【0025】次に、この第1実施例の波長変換装置の動
作について説明する。半導体レーザ11に電流を流し始
めるとこの半導体レーザ11は発光ダイオードモード
(発光ダイオードとしての動作)で発光を始める。この
ときの発光スペクトルは100nm程度の幅を持つもの
である。このように発光し始めた半導体レーザ11から
の光は、レンズ31cによって平行光にされた後半透鏡
31aにより2方向に分けられ、その一方は、全反射鏡
31bを介して周期的屈折率分布構造25aを有した第
2の光導波路25に導かれ、他方は半透鏡31aを透過
して第1の光導波路23に導かれる。ここで、第2の光
導波路25には周期Lを有した周期的屈折率分布構造2
5が設けてあるので、この周期的屈折率分布構造25
は、レーザ光のうちの L=pλ/{4N(λ)}・・・(1) を満足する波長の光のみを選択的に反射する。ここに、
pは自然数、N(λ)は波長λの光に対する導波路25
の実効屈折率である。なお、発光当初100nm程度あ
るレーザ光スペクトルの波長範囲内においては、上記
(1)式を満たす自然数pは2つないし3つ存在するの
が普通である。
作について説明する。半導体レーザ11に電流を流し始
めるとこの半導体レーザ11は発光ダイオードモード
(発光ダイオードとしての動作)で発光を始める。この
ときの発光スペクトルは100nm程度の幅を持つもの
である。このように発光し始めた半導体レーザ11から
の光は、レンズ31cによって平行光にされた後半透鏡
31aにより2方向に分けられ、その一方は、全反射鏡
31bを介して周期的屈折率分布構造25aを有した第
2の光導波路25に導かれ、他方は半透鏡31aを透過
して第1の光導波路23に導かれる。ここで、第2の光
導波路25には周期Lを有した周期的屈折率分布構造2
5が設けてあるので、この周期的屈折率分布構造25
は、レーザ光のうちの L=pλ/{4N(λ)}・・・(1) を満足する波長の光のみを選択的に反射する。ここに、
pは自然数、N(λ)は波長λの光に対する導波路25
の実効屈折率である。なお、発光当初100nm程度あ
るレーザ光スペクトルの波長範囲内においては、上記
(1)式を満たす自然数pは2つないし3つ存在するの
が普通である。
【0026】周期的屈折率分布構造25aで上記のごと
く選択的に反射された反射光は、半導体レーザ11に帰
還される。したがって、半導体レーザ11のHR膜11
b側のへき開面と第2の光導波路25とにより共振器が
構成されることになる。そして、このような構成におい
て半導体ーザ11への注入電流を増していくと、発光当
初100nm程度あったレーザ光スペクトルの内の、上
記(1)式を満たす波長の光の内で最大強度のスペクト
ルを与える波長の光で、半導体レーザ11はレーザ発振
を始める。一方、このようにレーザ発振したレーザ光が
供給される第1の光導波路23には、周期Λの分極反転
領域23aを設けてあり、かつ、この周期が下記(2)
式を満たすようにされているので、この第1の光導波路
23からSH波が取り出せる。
く選択的に反射された反射光は、半導体レーザ11に帰
還される。したがって、半導体レーザ11のHR膜11
b側のへき開面と第2の光導波路25とにより共振器が
構成されることになる。そして、このような構成におい
て半導体ーザ11への注入電流を増していくと、発光当
初100nm程度あったレーザ光スペクトルの内の、上
記(1)式を満たす波長の光の内で最大強度のスペクト
ルを与える波長の光で、半導体レーザ11はレーザ発振
を始める。一方、このようにレーザ発振したレーザ光が
供給される第1の光導波路23には、周期Λの分極反転
領域23aを設けてあり、かつ、この周期が下記(2)
式を満たすようにされているので、この第1の光導波路
23からSH波が取り出せる。
【0027】 Λ/2=(2s−1)λ/[4{N(λ/2)−N(λ)}]・・(2) ただし、Λは非分極反転部分23aaおよび分極反転部
分23abそれぞれの光の伝播方向に沿った寸法を示
し、sは自然数を示し、N(λ)およびN(λ/2)は
それぞれ基本波およびSH波に対する分極反転領域23
aの実効屈折率を示す。
分23abそれぞれの光の伝播方向に沿った寸法を示
し、sは自然数を示し、N(λ)およびN(λ/2)は
それぞれ基本波およびSH波に対する分極反転領域23
aの実効屈折率を示す。
【0028】1−2.第一発明の第2実施例 上述の第1実施例では、SHG素子21を、レーザ光の
入射口を2つ有したものとしていた。しかし、レーザ光
の入射口が1つの方が半導体レーザ11とSHG素子2
1との光軸合わせが容易でありまた光路規定手段の部品
点数も減らせる等、利点が多いと考える。この第2実施
例はそれを考慮した例である。以下、図2を参照してこ
の第2実施例の波長変換装置について説明する。ここ
で、図2は第2実施例の波長変換装置を示した斜視図で
ある。
入射口を2つ有したものとしていた。しかし、レーザ光
の入射口が1つの方が半導体レーザ11とSHG素子2
1との光軸合わせが容易でありまた光路規定手段の部品
点数も減らせる等、利点が多いと考える。この第2実施
例はそれを考慮した例である。以下、図2を参照してこ
の第2実施例の波長変換装置について説明する。ここ
で、図2は第2実施例の波長変換装置を示した斜視図で
ある。
【0029】この第2実施例の波長変換装置は、第1実
施例の構成に加え、下地27に、第1の光導波路23と
第2の光導波路25との一端同士を合流するための合流
導波路29を具えている。この合流導波路29は例えば
Y字状の導波路で構成出来る。
施例の構成に加え、下地27に、第1の光導波路23と
第2の光導波路25との一端同士を合流するための合流
導波路29を具えている。この合流導波路29は例えば
Y字状の導波路で構成出来る。
【0030】この第2実施例の場合、第1実施例におい
て説明した半透鏡、全反射鏡、1/2波長板、レンズ
を、合流導波路29の部分にモノリシックに形成して光
路規定手段を構成することも出来る。また、例えば、合
流導波路29の入射口に1/2波板を積層しておき、か
つ、第1の光導波路23は非分極反転部分と分極反転部
分との屈折率差が生じないもの(例えば電子ビーム照射
により形成したもの)としてレーザ光の第1の光導波路
23での反射を防止するようにしておくと、合流度導波
路、第1の光導波路および第2の光導波路により光路規
定手段を構成出来る。
て説明した半透鏡、全反射鏡、1/2波長板、レンズ
を、合流導波路29の部分にモノリシックに形成して光
路規定手段を構成することも出来る。また、例えば、合
流導波路29の入射口に1/2波板を積層しておき、か
つ、第1の光導波路23は非分極反転部分と分極反転部
分との屈折率差が生じないもの(例えば電子ビーム照射
により形成したもの)としてレーザ光の第1の光導波路
23での反射を防止するようにしておくと、合流度導波
路、第1の光導波路および第2の光導波路により光路規
定手段を構成出来る。
【0031】なお、この第2実施例の波長変換装置の動
作は第1実施例のものと同様であるのでその説明は省略
する。
作は第1実施例のものと同様であるのでその説明は省略
する。
【0032】1−3.第一発明の第3実施例 上述の第1および第2実施例では、分極反転領域23a
を周期的分極反転領域としていた。しかし、分極反転領
域23aが厳密には周期的に形成されていないもの(非
周期的分極反転領域)でも構わない。分極反転領域23
aを非周期的なものとした場合の利点は例えば文献(電
子情報通信学会、信学技報 OQE93−164pp.
97−102)に開示されている。これによれば、分極
反転領域23aを非周期的なものとした場合、周期的な
ものとする場合に比べ、SHG変換効率は1/10程度
に低下するが、疑似位相整合(QPM:Quasi-phase ma
tching)条件が基本波の波長に対し10倍程度緩和され
る。QPM条件が緩和された分、波長変換装置は温度変
化の影響を受けにくい優れたものになる。
を周期的分極反転領域としていた。しかし、分極反転領
域23aが厳密には周期的に形成されていないもの(非
周期的分極反転領域)でも構わない。分極反転領域23
aを非周期的なものとした場合の利点は例えば文献(電
子情報通信学会、信学技報 OQE93−164pp.
97−102)に開示されている。これによれば、分極
反転領域23aを非周期的なものとした場合、周期的な
ものとする場合に比べ、SHG変換効率は1/10程度
に低下するが、疑似位相整合(QPM:Quasi-phase ma
tching)条件が基本波の波長に対し10倍程度緩和され
る。QPM条件が緩和された分、波長変換装置は温度変
化の影響を受けにくい優れたものになる。
【0033】なお、この場合、第2の光導波路25の周
期的屈折率分布構造25においてブラッグ反射条件を満
たす波長が第1の光導波路23におけるQPM条件を満
たす波長範囲の中心値λ0 となるように、第2の光導波
路25における周期的屈折率分布構造25の周期Lを決
めるのが良い。つまり、L=pλ0 /{4N(λ0 )}
を満たすように周期Lを決めるのが良い。
期的屈折率分布構造25においてブラッグ反射条件を満
たす波長が第1の光導波路23におけるQPM条件を満
たす波長範囲の中心値λ0 となるように、第2の光導波
路25における周期的屈折率分布構造25の周期Lを決
めるのが良い。つまり、L=pλ0 /{4N(λ0 )}
を満たすように周期Lを決めるのが良い。
【0034】2.第二発明の説明 次に第二発明の実施例について説明する。図3(A)〜
(C)はその説明に供する図である。特に、図3(A)
は第二発明に係る第2の強誘電体結晶基板43を示した
斜視図、図3(B)は第二発明に係る第1の強誘電体結
晶基板41を示した斜視図、図3(C)は、第二発明の
実施例の波長変換装置の要部(SHG素子部分)を示し
た斜視図である。
(C)はその説明に供する図である。特に、図3(A)
は第二発明に係る第2の強誘電体結晶基板43を示した
斜視図、図3(B)は第二発明に係る第1の強誘電体結
晶基板41を示した斜視図、図3(C)は、第二発明の
実施例の波長変換装置の要部(SHG素子部分)を示し
た斜視図である。
【0035】この第二発明の波長変換装置は、半導体レ
ーザ(図示せず)と、該半導体レーザからのレーザ光が
入射され然も疑似位相整合条件を満たす分極反転領域2
3aを有しかつ前記レーザ光の第二高調波を発生するた
めの光導波路23が作り込まれた第1の強誘電体結晶基
板41と、該第1の強誘電体結晶基板41に貼り付けら
れた第2の強誘電体結晶基板43であって、光導波路2
3を伝搬する光が相互作用できる範囲に前記半導体レー
ザからのレーザ光を反射するための周期的屈折率分布構
造25aが作り込まれた第2の強誘電体結晶基板43と
を具えた構成となっている。
ーザ(図示せず)と、該半導体レーザからのレーザ光が
入射され然も疑似位相整合条件を満たす分極反転領域2
3aを有しかつ前記レーザ光の第二高調波を発生するた
めの光導波路23が作り込まれた第1の強誘電体結晶基
板41と、該第1の強誘電体結晶基板41に貼り付けら
れた第2の強誘電体結晶基板43であって、光導波路2
3を伝搬する光が相互作用できる範囲に前記半導体レー
ザからのレーザ光を反射するための周期的屈折率分布構
造25aが作り込まれた第2の強誘電体結晶基板43と
を具えた構成となっている。
【0036】ここで、第1の強誘電体結晶基板41は、
例えば、第一発明におけるSHG素子21の構成から第
2の光導波路25を除いた構成のものとできる。また、
第2の強誘電体結晶基板43は、例えば、第一発明にお
けるSHG素子21の構成から第1の光導波路23と、
第2の光導波路25のストライプ状の導波路部分とを除
いた構成のものとできる。ここで、第2の強誘電体結晶
基板43に設ける周期的屈折率分布構造25aの幅は、
第1の強誘電体結晶基板41における光導波路23のス
トライプ状の部分の幅に拘束されることなく任意であ
る。ただし、周期的屈折率分布構造25aの幅を、第1
の強誘電体結晶基板41における光導波路23のストラ
イプ状の部分の幅より広くした方が、波長変換装置製造
時の第1および第2の強誘電体結晶基板41、43の位
置合わせが容易になる。
例えば、第一発明におけるSHG素子21の構成から第
2の光導波路25を除いた構成のものとできる。また、
第2の強誘電体結晶基板43は、例えば、第一発明にお
けるSHG素子21の構成から第1の光導波路23と、
第2の光導波路25のストライプ状の導波路部分とを除
いた構成のものとできる。ここで、第2の強誘電体結晶
基板43に設ける周期的屈折率分布構造25aの幅は、
第1の強誘電体結晶基板41における光導波路23のス
トライプ状の部分の幅に拘束されることなく任意であ
る。ただし、周期的屈折率分布構造25aの幅を、第1
の強誘電体結晶基板41における光導波路23のストラ
イプ状の部分の幅より広くした方が、波長変換装置製造
時の第1および第2の強誘電体結晶基板41、43の位
置合わせが容易になる。
【0037】この第二発明の波長変換装置では、基本波
は第2の強誘電体単結晶基板43に形成されている周期
的屈折率分布構造を感じながら第1の強誘電体結晶基板
41の光導波路23を伝播してゆくのでこの周期に対応
するブラッグ反射がおこる。また、第1の強誘電体結晶
基板41の分極反転領域において基本波はSH波に変換
される。
は第2の強誘電体単結晶基板43に形成されている周期
的屈折率分布構造を感じながら第1の強誘電体結晶基板
41の光導波路23を伝播してゆくのでこの周期に対応
するブラッグ反射がおこる。また、第1の強誘電体結晶
基板41の分極反転領域において基本波はSH波に変換
される。
【0038】また、この第二発明の場合も基本波をSH
波に変換するための第1の強誘電体結晶基板41と、基
本波を半導体レーザに帰還するための第2の強誘電体単
結晶基板43を別々にそれぞれ最適化して作製出来る。
波に変換するための第1の強誘電体結晶基板41と、基
本波を半導体レーザに帰還するための第2の強誘電体単
結晶基板43を別々にそれぞれ最適化して作製出来る。
【0039】なお、この第二発明の波長変換装置の場合
も、基本波をSH波に変換するための分極反転領域は、
第一発明の場合と同様、周期的なもの、非周期的なもの
いずれとしても良い。分極反転領域を非周期的なものと
する場合、第2の強誘電体結晶基板43の周期的屈折率
分布構造25においてブラッグ反射条件を満たす波長
が、第1の強誘電体結晶基板41の分極反転領域23a
におけるQPM条件を満たす波長範囲の中心値λ0 とな
るように、第2の強誘電体結晶基板43の光導波路25
における周期的屈折率分布構造25の周期Lを決めるの
が良い。
も、基本波をSH波に変換するための分極反転領域は、
第一発明の場合と同様、周期的なもの、非周期的なもの
いずれとしても良い。分極反転領域を非周期的なものと
する場合、第2の強誘電体結晶基板43の周期的屈折率
分布構造25においてブラッグ反射条件を満たす波長
が、第1の強誘電体結晶基板41の分極反転領域23a
におけるQPM条件を満たす波長範囲の中心値λ0 とな
るように、第2の強誘電体結晶基板43の光導波路25
における周期的屈折率分布構造25の周期Lを決めるの
が良い。
【0040】3.第三発明の説明 上述の第二発明の波長変換装置は以下に説明する方法
(第三発明の製造方法)で製造するのが好適である。こ
の説明を第二発明と同様、図3(A)〜(C)を参照し
て行なう。
(第三発明の製造方法)で製造するのが好適である。こ
の説明を第二発明と同様、図3(A)〜(C)を参照し
て行なう。
【0041】強誘電体結晶基板としての例えばLiNb
O3 27aに分極反転領域23aを有した光導波路23
を例えば第一発明の実施例で説明した方法により形成す
る。これにより第1の強誘電体結晶基板41を得る。ま
た、別の強誘電体結晶としての例えばLiNbO3 基板
27bに周期的屈折率分布構造25aを例えば第一発明
の実施例で説明した方法により形成する。これにより第
2の強誘電体結晶基板43を得る。次に、これら第1お
よび第2の強誘電体結晶基板41、43表面をそれらが
親水性を示すように洗浄する。次に、これら第1及び第
2の強誘電体結晶基板41、42を、光導波路23の形
成面及び周期的屈折率分布構造25aの形成面が対向す
るように密着させ、その状態でこれらを300〜400
℃の温度で熱処理する。これにより第1及び第2の強誘
電体結晶基板41、42は充分な機械的強度で接合され
る(貼り合わされる)。なお、このような接合方法の具
体例として、LiNbO3 基板同士の接合、LiNbO
3 基板とMgOをドープしたLiNbO3 基板との接合
例が、例えば文献(1994年春第41回応用物理学関
係連合講演会講演予稿集p.1065,31a−G−
6)に開示されている。また、ここでは、強誘電体結晶
としてLiNbO3 を用いる例を説明したが、強誘電体
結晶としてたLiTaO3 やKTiOPO4 を用いる場
合にも直接接合が期待出来る。
O3 27aに分極反転領域23aを有した光導波路23
を例えば第一発明の実施例で説明した方法により形成す
る。これにより第1の強誘電体結晶基板41を得る。ま
た、別の強誘電体結晶としての例えばLiNbO3 基板
27bに周期的屈折率分布構造25aを例えば第一発明
の実施例で説明した方法により形成する。これにより第
2の強誘電体結晶基板43を得る。次に、これら第1お
よび第2の強誘電体結晶基板41、43表面をそれらが
親水性を示すように洗浄する。次に、これら第1及び第
2の強誘電体結晶基板41、42を、光導波路23の形
成面及び周期的屈折率分布構造25aの形成面が対向す
るように密着させ、その状態でこれらを300〜400
℃の温度で熱処理する。これにより第1及び第2の強誘
電体結晶基板41、42は充分な機械的強度で接合され
る(貼り合わされる)。なお、このような接合方法の具
体例として、LiNbO3 基板同士の接合、LiNbO
3 基板とMgOをドープしたLiNbO3 基板との接合
例が、例えば文献(1994年春第41回応用物理学関
係連合講演会講演予稿集p.1065,31a−G−
6)に開示されている。また、ここでは、強誘電体結晶
としてLiNbO3 を用いる例を説明したが、強誘電体
結晶としてたLiTaO3 やKTiOPO4 を用いる場
合にも直接接合が期待出来る。
【0042】4.第四発明の説明 次に、SHG素子部分をファイバー型とした波長変換装
置(第四発明の波長変換装置)の実施例を説明する。図
4(A)および(B)は第四発明の各実施例を説明する
図である。
置(第四発明の波長変換装置)の実施例を説明する。図
4(A)および(B)は第四発明の各実施例を説明する
図である。
【0043】4−1.第四発明の第1実施例 図4(A)の例は、分極反転領域を有した強誘電体結晶
で構成されたコア51および該コア51を囲んでいるク
ラッド53であって周期的屈折率分布構造を有している
クラッドで構成された光ファイバ55をもって、SHG
素子部を構成した例を示している。コア51における分
極反転領域は、強誘電体結晶の自発分極の方向が互いに
反転している部分51a,51bをコアに交互に形成し
構成する。また、クラッド53における周期的屈折率分
布構造は、屈折率が高い部分53aと屈折率が低い部分
53bとを交互に配置して構成する。この光ファイバ5
5と半導体レーザとで第四発明の第1実施例の波長変換
装置が構成できる。
で構成されたコア51および該コア51を囲んでいるク
ラッド53であって周期的屈折率分布構造を有している
クラッドで構成された光ファイバ55をもって、SHG
素子部を構成した例を示している。コア51における分
極反転領域は、強誘電体結晶の自発分極の方向が互いに
反転している部分51a,51bをコアに交互に形成し
構成する。また、クラッド53における周期的屈折率分
布構造は、屈折率が高い部分53aと屈折率が低い部分
53bとを交互に配置して構成する。この光ファイバ5
5と半導体レーザとで第四発明の第1実施例の波長変換
装置が構成できる。
【0044】ここで、コア51としては例えばファイバ
ー状のLiNbO3 単結晶を用いることができる。この
ようなファイバー状の単結晶LiNbO3 の作製は、例
えばレーザ溶融ペデスタル法により行なえる。その詳細
は例えば文献(応用物理第59巻第8号(1990)、
第1006頁の4.2項或は、ジャーナルオブクリスタ
ルグロース(Journal of Crystal Growth ),78(1
986)pp.135−143)に詳しい。また、ファ
イバー状の単結晶LiNbO3 に分極反転領域を造り付
ける方法としては、例えばレーザ溶融ペデスタル法によ
る単結晶ファイバの作製において、加熱源を強弱する手
法または非対称な加熱を回転する手法がある(例えば文
献:応用物理第59巻第8号(1990)、第1008
頁の4.4項、特に第1009頁左欄後半部)。
ー状のLiNbO3 単結晶を用いることができる。この
ようなファイバー状の単結晶LiNbO3 の作製は、例
えばレーザ溶融ペデスタル法により行なえる。その詳細
は例えば文献(応用物理第59巻第8号(1990)、
第1006頁の4.2項或は、ジャーナルオブクリスタ
ルグロース(Journal of Crystal Growth ),78(1
986)pp.135−143)に詳しい。また、ファ
イバー状の単結晶LiNbO3 に分極反転領域を造り付
ける方法としては、例えばレーザ溶融ペデスタル法によ
る単結晶ファイバの作製において、加熱源を強弱する手
法または非対称な加熱を回転する手法がある(例えば文
献:応用物理第59巻第8号(1990)、第1008
頁の4.4項、特に第1009頁左欄後半部)。
【0045】また、周期的屈折率分布構造を有するクラ
ッド53を作製するには、例えば文献(オプチクス&フ
ォトニクス ニュース(OPTICS & PHOTONICS NEWS )2
月号(1994)pp.8−14)に開示の方法を用い
れば良い。簡単に説明すれば、クラッド形成材料として
Geドープガラスを用い、これにUV光を照射すること
で、ブラッググレーティングを形成する方法である。
ッド53を作製するには、例えば文献(オプチクス&フ
ォトニクス ニュース(OPTICS & PHOTONICS NEWS )2
月号(1994)pp.8−14)に開示の方法を用い
れば良い。簡単に説明すれば、クラッド形成材料として
Geドープガラスを用い、これにUV光を照射すること
で、ブラッググレーティングを形成する方法である。
【0046】4−2.第四発明の第2実施例 上述の第1実施例では、周期的屈折率分布構造をクラッ
ド53に設けていたが、前記コア51の直径を該コア5
1の長手方向において周期的に違えることにより周期的
屈折率分布構造を構成しても良い。図4(B)にこの例
(第2実施例)を示している。図4(B)において、5
1xはコアの直径が太い部分、51yはコアの直径が細
い部分である。この第2実施例の場合のクラッド57は
周期的屈折率分布構造を有するものである必要は特にな
い。
ド53に設けていたが、前記コア51の直径を該コア5
1の長手方向において周期的に違えることにより周期的
屈折率分布構造を構成しても良い。図4(B)にこの例
(第2実施例)を示している。図4(B)において、5
1xはコアの直径が太い部分、51yはコアの直径が細
い部分である。この第2実施例の場合のクラッド57は
周期的屈折率分布構造を有するものである必要は特にな
い。
【0047】コアの太さを周期的に違える方法として
は、ファイバー状の単結晶を作製する過程でこのような
構造を作りつける方法、或はファイバー状の単結晶を作
製後にエッチング等により加工する方法などが挙げられ
る。
は、ファイバー状の単結晶を作製する過程でこのような
構造を作りつける方法、或はファイバー状の単結晶を作
製後にエッチング等により加工する方法などが挙げられ
る。
【0048】この第四発明の波長変換装置では、基本波
はクラッド若しくはコアに形成されている周期的屈折率
分布構造を感じながらコア51を伝播してゆくのでこの
周期に対応するブラッグ反射がおこる。また、コア51
の分極反転領域において基本波はSH波に変換される。
また、この第四発明の場合SHG素子部がファイバー状
であるので光ファイバーモジュールへの応用に有利であ
る。
はクラッド若しくはコアに形成されている周期的屈折率
分布構造を感じながらコア51を伝播してゆくのでこの
周期に対応するブラッグ反射がおこる。また、コア51
の分極反転領域において基本波はSH波に変換される。
また、この第四発明の場合SHG素子部がファイバー状
であるので光ファイバーモジュールへの応用に有利であ
る。
【0049】なお、この第四発明の波長変換装置の場合
も、基本波をSH波に変換するための分極反転領域は、
第一発明の場合と同様、周期的なもの、非周期的なもの
いずれとしても良い。コア51における分極反転領域を
周期的なものとする場合のその周期Λと、クラッド53
における周期的屈折率分布構造の周期Lとの間に、次の
関係が成立するようにするのが良い。
も、基本波をSH波に変換するための分極反転領域は、
第一発明の場合と同様、周期的なもの、非周期的なもの
いずれとしても良い。コア51における分極反転領域を
周期的なものとする場合のその周期Λと、クラッド53
における周期的屈折率分布構造の周期Lとの間に、次の
関係が成立するようにするのが良い。
【0050】 Λ/2=(2s−1)λ/[4{N(λ/2)−N(λ)}] L=pλ/{4N(λ)} ただし、上記式中s,pはそれぞれ自然数を示し、N
(λ)およびN(λ/2)はそれぞれ波長λの基本波お
よび波長λ/2のSH波に対する分極反転領域の実効屈
折率を示す。
(λ)およびN(λ/2)はそれぞれ波長λの基本波お
よび波長λ/2のSH波に対する分極反転領域の実効屈
折率を示す。
【0051】また、コア51における分極反転領域を非
周期的なものとする場合、クラッド或はコアに形成する
周期的屈折率分布構造においてブラッグ反射条件を満た
す波長が、コア51における分極反転領域におけるQP
M条件を満たす波長範囲の中心値λ0 となるように、周
期的屈折率分布構造の周期Lを決めるのが良い。
周期的なものとする場合、クラッド或はコアに形成する
周期的屈折率分布構造においてブラッグ反射条件を満た
す波長が、コア51における分極反転領域におけるQP
M条件を満たす波長範囲の中心値λ0 となるように、周
期的屈折率分布構造の周期Lを決めるのが良い。
【0052】4−3.適用例の説明 第四発明の波長変換装置のより詳細な具体例(光ファイ
バーモジュール)について説明する。図5はその説明に
供する図であり、SHG素子部として機能する第四発明
に係る光ファイバー55(以下、SHGファイバー55
ともいう。)を、レンズ系を介して、半導体レーザ11
と一体化した光ファイバーモジュールを示した図であ
る。具体的には、光学ベッド61上にモニター用フォト
ダイオード63、半導体レーザ11、ロッドレンズ65
を所定の関係で配置する。一方、スリーブ67にはレン
ズ69、グレーデッドイデックスレンズ71、SHGフ
ァイバ55および通常の光ファイバ73が直列に設けて
ある。このようなスリーブは光学ベッド61に、半導体
レーザ11の光軸とスリーブ側の光軸とが合うように、
固定されている。
バーモジュール)について説明する。図5はその説明に
供する図であり、SHG素子部として機能する第四発明
に係る光ファイバー55(以下、SHGファイバー55
ともいう。)を、レンズ系を介して、半導体レーザ11
と一体化した光ファイバーモジュールを示した図であ
る。具体的には、光学ベッド61上にモニター用フォト
ダイオード63、半導体レーザ11、ロッドレンズ65
を所定の関係で配置する。一方、スリーブ67にはレン
ズ69、グレーデッドイデックスレンズ71、SHGフ
ァイバ55および通常の光ファイバ73が直列に設けて
ある。このようなスリーブは光学ベッド61に、半導体
レーザ11の光軸とスリーブ側の光軸とが合うように、
固定されている。
【0053】この波長変換装置(光ファイバーモジュー
ル)では、半導体レーザ11の後方端面(SHGファイ
バー55側とは反対の端面)からの出射光はモニター用
フォトダイオードで受けられ半導体レーザの駆動電流の
制御に使われる。一方、半導体レーザ11のSHGファ
イバー55側の端面からの出射光は、各レンズ65、6
9および71を介しSHGファイバー55に入射され
る。SHGファイバー55は上述のように周期的屈折率
分布構造を有しているので、半導体レーザ11は、SH
Gファイバーの周期的屈折率分布構造で反射され帰還さ
れるレーザ発振するようになる。これが基本光となる。
この基本光はSHGファイバー55においてSH波に変
換される。このSH波はSHGファイバー55と接続さ
れている通常の光ファイバ73により外部に取り出され
る。
ル)では、半導体レーザ11の後方端面(SHGファイ
バー55側とは反対の端面)からの出射光はモニター用
フォトダイオードで受けられ半導体レーザの駆動電流の
制御に使われる。一方、半導体レーザ11のSHGファ
イバー55側の端面からの出射光は、各レンズ65、6
9および71を介しSHGファイバー55に入射され
る。SHGファイバー55は上述のように周期的屈折率
分布構造を有しているので、半導体レーザ11は、SH
Gファイバーの周期的屈折率分布構造で反射され帰還さ
れるレーザ発振するようになる。これが基本光となる。
この基本光はSHGファイバー55においてSH波に変
換される。このSH波はSHGファイバー55と接続さ
れている通常の光ファイバ73により外部に取り出され
る。
【0054】なお、上述の光ファイバーモジュールの構
成例は一例にすぎない。この発明の趣旨を逸脱しない範
囲で種々の変更ができる。
成例は一例にすぎない。この発明の趣旨を逸脱しない範
囲で種々の変更ができる。
【0055】
【発明の効果】上述した説明から明らかなように、この
出願の第一発明、第二発明および第四発明によればレー
ザ光を帰還する部分と基本波をSH波に変換する部分と
を並列に具えるので各部分は独立にできる。このため、
一方の部分の設計に当たって他方の部分を実質的に考慮
することなく設計できるので、両部分が直列に配置され
ている場合に比べ、設計条件を緩和できる。したがっ
て、光導波路の形成が簡易に出来る。また、おのおの部
分の設計に当たってはそれぞれの目的に即した最適化が
図れる。
出願の第一発明、第二発明および第四発明によればレー
ザ光を帰還する部分と基本波をSH波に変換する部分と
を並列に具えるので各部分は独立にできる。このため、
一方の部分の設計に当たって他方の部分を実質的に考慮
することなく設計できるので、両部分が直列に配置され
ている場合に比べ、設計条件を緩和できる。したがっ
て、光導波路の形成が簡易に出来る。また、おのおの部
分の設計に当たってはそれぞれの目的に即した最適化が
図れる。
【0056】また、第三発明によれば、第二発明の波長
変換装置の製造を容易にする。
変換装置の製造を容易にする。
【0057】また、第四発明によれば、波長変換装置の
SHG素子部がファイバー形状のものとなるので半導体
レーザとのモジュール化が行ない易い。
SHG素子部がファイバー形状のものとなるので半導体
レーザとのモジュール化が行ない易い。
【図1】第一発明の第1実施例の説明図である。
【図2】第一発明の第2実施例の説明図である。
【図3】(A)〜(C)は第二発明および第三発明の実
施例の説明図である。
施例の説明図である。
【図4】(A)及び(B)は、第四発明の第1及び第2
実施例の説明図である。
実施例の説明図である。
【図5】第四発明のより具体的な例を示した図である。
11:半導体レーザ 11a:AR膜 11b:HR膜 21:SHG素子 23:第1の光導波路 23a:分極反転領域 23aa:非分極反転部分 23ab:分極反転部分 25:第2の光導波路 25a:周期的屈折率分布構造 25aa:屈折率が高い部分 25ab:屈折率が低い部分 27:下地 29:合流導波路 31:光路規定手段 31a:半透鏡 31b:全反射鏡 31c〜31e:レンズ 31f:1/2波長板 41:第1の強誘電体結晶基板 43:第2の境誘電体結晶基板 51:分極反転領域を有した強誘電体結晶で構成された
コア 53:周期的屈折率分布構造を有したクラッド 55:光ファイバー(SHGファイバー)
コア 53:周期的屈折率分布構造を有したクラッド 55:光ファイバー(SHGファイバー)
Claims (8)
- 【請求項1】 半導体レーザと、該半導体レーザからの
レーザ光が入射され然も疑似位相整合条件を満たす分極
反転領域を有しかつ前記レーザ光の第二高調波を発生す
るための光導波路と、を具える波長変換装置において、 第二高調波を発生するための前記光導波路(第1の導波
路)に対し並置される関係で設けられ、前記半導体レー
ザからのレーザ光を反射する周期的屈折率分布構造を有
した第2の光導波路と、 前記半導体レーザからのレーザ光の一部を前記第2の光
導波路に導くと共に、該導かれたレーザ光の前記周期的
屈折率分布構造によって選択的に反射される光を前記半
導体レーザに戻すための手段とを具えたことを特徴とす
る波長変換装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の波長変換装置におい
て、 前記第1の光導波路と前記第2の光導波路との一端同士
を合流するための合流導波路を具え、 前記レーザ光の一部を前記第2の光導波路に導くと共に
そこでの反射光を前記半導体レーザに戻すための前記手
段を、前記合流導波路、前記第1の光導波路及び前記第
2の光導波路で構成したことを特徴とする波長変換装
置。 - 【請求項3】 半導体レーザと、 該半導体レーザからのレーザ光が入射され然も疑似位相
整合条件を満たす分極反転領域を有しかつ前記レーザ光
の第二高調波を発生するための光導波路が作り込まれた
第1の強誘電体結晶基板と、 該第1の強誘電体結晶基板に貼り付けられた第2の強誘
電体結晶基板であって、前記光導波路を伝搬する光が相
互作用できる範囲に前記半導体レーザからのレーザ光を
反射するための周期的屈折率分布構造が作り込まれた第
2の強誘電体結晶基板とを具えたことを特徴とする波長
変換装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載の波長変換装置を製造す
るに当たり、 強誘電体結晶基板に分極反転領域を形成する工程と、前
記強誘電体結晶基板の前記分極反転領域が形成された部
分若しくは分極反転領域形成予定部分に光導波路を形成
する工程とを含む方法により、前記第1の強誘電体結晶
基板を得、 別の強誘電体結晶に周期的屈折率分布構造を形成して第
2の強誘電体結晶基板を得、 これら第1及び第2の強誘電体結晶基板を、前記光導波
路の形成面及び前記周期的屈折率分布構造の形成面が対
向するように密着させて熱処理することを特徴とする波
長変換装置の製造方法。 - 【請求項5】 分極反転領域を有した強誘電体結晶で構
成されたコアおよび該コアを囲んでいるクラッドであっ
て周期的屈折率分布構造を有しているクラッドで構成さ
れた光ファイバと、 該光ファイバにレーザ光を入力するための半導体レーザ
とを具えたことを特徴とする波長変換装置。 - 【請求項6】 請求項5に記載の波長変換装置におい
て、 周期的屈折率分布構造を有した前記クラッドにより当該
周期的屈折率分布構造を構成する代わりに、前記コアの
直径を該コアの長手方向において周期的に違えることに
より周期的屈折率分布構造を構成してあることを特徴と
する波長変換装置。 - 【請求項7】 請求項1、3または5に記載の波長変換
装置において、 前記分極反転領域を、周期的分極反転領域としてあるこ
とを特徴とする波長変換装置。 - 【請求項8】 請求項1、3または5に記載の波長変換
装置において、 前記分極反転領域を、非周期的分極反転領域としてある
ことを特徴とする波長変換装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21231894A JPH0876160A (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 波長変換装置およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21231894A JPH0876160A (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 波長変換装置およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0876160A true JPH0876160A (ja) | 1996-03-22 |
Family
ID=16620567
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21231894A Pending JPH0876160A (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | 波長変換装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0876160A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005050307A1 (ja) * | 2003-11-20 | 2005-06-02 | National Institute For Materials Science | マルチグレ-テイングを有する波長変換素子とそれを用いた光発生装置、および、円柱状強誘電体単結晶を有する波長変換素子とそれを用いた光発生装置 |
| WO2013073080A1 (ja) * | 2011-11-14 | 2013-05-23 | 富士電機株式会社 | 光源装置及び波長変換方法 |
-
1994
- 1994-09-06 JP JP21231894A patent/JPH0876160A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO2005050307A1 (ja) * | 2003-11-20 | 2005-06-02 | National Institute For Materials Science | マルチグレ-テイングを有する波長変換素子とそれを用いた光発生装置、および、円柱状強誘電体単結晶を有する波長変換素子とそれを用いた光発生装置 |
| US7403327B2 (en) | 2003-11-20 | 2008-07-22 | National Institute For Materials Science | Wavelength conversion element having multi-gratings and light generating apparatus using said element, and wavelength conversion element having cylindrical ferroelectric single crystals and light generating apparatus using said element |
| EP1686415A4 (en) * | 2003-11-20 | 2011-10-05 | Nat Inst For Materials Science | MULTI-GRID WAVE LENGTH CONVERTING ELEMENT AND ASSOCIATED LIGHT GENERATION DEVICE, AND WAVELENGTH CONVERTING ELEMENT PROVIDED WITH A SINGLE COLUMN FERROELECTRIC CRYSTAL, AND LIGHT GENERATING DEVICE USING THE SAME |
| WO2013073080A1 (ja) * | 2011-11-14 | 2013-05-23 | 富士電機株式会社 | 光源装置及び波長変換方法 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
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