JPH087663A - フラットケーブル - Google Patents
フラットケーブルInfo
- Publication number
- JPH087663A JPH087663A JP13331694A JP13331694A JPH087663A JP H087663 A JPH087663 A JP H087663A JP 13331694 A JP13331694 A JP 13331694A JP 13331694 A JP13331694 A JP 13331694A JP H087663 A JPH087663 A JP H087663A
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- JP
- Japan
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- flat cable
- polyvinyl chloride
- layer
- thickness
- rectangular
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- Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 絶縁性プラスチック層(3)とポリ塩化ビニ
ル層(2)とからなる2枚の積層フィルム(5)によっ
て複数本の平角導体(1)が挟まれ、前記ポリ塩化ビニ
ル層(2)の厚さの合計t1 と、前記平角導体(1)の
厚さt2 との比が、t2 /t1 ≧1.0であるフラット
ケーブルにおいて、前記ポリ塩化ビニル層(2)を構成
するポリ塩化ビニルの重量平均重合度が850以下であ
るフラットケーブル。 【効果】 厚さが薄くても、良好な摺動屈曲特性を有す
るフラットケーブルを提供することができる。
ル層(2)とからなる2枚の積層フィルム(5)によっ
て複数本の平角導体(1)が挟まれ、前記ポリ塩化ビニ
ル層(2)の厚さの合計t1 と、前記平角導体(1)の
厚さt2 との比が、t2 /t1 ≧1.0であるフラット
ケーブルにおいて、前記ポリ塩化ビニル層(2)を構成
するポリ塩化ビニルの重量平均重合度が850以下であ
るフラットケーブル。 【効果】 厚さが薄くても、良好な摺動屈曲特性を有す
るフラットケーブルを提供することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種の通信機、複写機、
家電製品、コンピュータ、ワープロ、自動車等の配線に
用いられているフラットケーブルに関する。
家電製品、コンピュータ、ワープロ、自動車等の配線に
用いられているフラットケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なフラットケーブルは図3に示す
ように、絶縁性プラスチック層3と、熱可塑性プラスチ
ック層2とが接着剤層4を介して積層された積層フィル
ム5によって複数本の平角導体1が挟まれた構造になっ
ている。
ように、絶縁性プラスチック層3と、熱可塑性プラスチ
ック層2とが接着剤層4を介して積層された積層フィル
ム5によって複数本の平角導体1が挟まれた構造になっ
ている。
【0003】フラットケーブルを製造するには、まず、
例えばポリエチレンテレフタレート製の絶縁性プラスチ
ック層3と、ポリ塩化ビニル製の熱可塑性プラスチック
層2とを接着剤層4を介して積層して積層フィルム5と
する。ついで図2に示すように、所定の間隔をもって配
置された複数本の平角導体1の上下面に、互いの熱可塑
性プラスチック層2が対向するように前記積層フィルム
5を配置する。ついでこれらを図5に示すように加熱ロ
ール9により加熱圧着してフラットケーブルとする。こ
こで前記絶縁性プラスチック層3と熱可塑性プラスチッ
ク層2との接着性が良好なときは、これらの層間に接着
剤層4を介さない積層フィルム5を用いることもある。
例えばポリエチレンテレフタレート製の絶縁性プラスチ
ック層3と、ポリ塩化ビニル製の熱可塑性プラスチック
層2とを接着剤層4を介して積層して積層フィルム5と
する。ついで図2に示すように、所定の間隔をもって配
置された複数本の平角導体1の上下面に、互いの熱可塑
性プラスチック層2が対向するように前記積層フィルム
5を配置する。ついでこれらを図5に示すように加熱ロ
ール9により加熱圧着してフラットケーブルとする。こ
こで前記絶縁性プラスチック層3と熱可塑性プラスチッ
ク層2との接着性が良好なときは、これらの層間に接着
剤層4を介さない積層フィルム5を用いることもある。
【0004】フラットケーブルは、その厚さが薄くかつ
柔軟性に富む性質から、例えば自動車のエアバックシス
テムの部品であるステアリングロールコネクタ(SR
C)の配線用電線として使用される。
柔軟性に富む性質から、例えば自動車のエアバックシス
テムの部品であるステアリングロールコネクタ(SR
C)の配線用電線として使用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述のような
用途に使用するために、フラットケーブルには摺動屈曲
を繰り返し受けても断線しない耐久性(摺動屈曲特性)
が要求されている。一方、近年のさらなる配線部分の省
スペース化のため、フラットケーブルの薄肉化が要求さ
れている。フラットケーブルを薄くするには積層フィル
ム5を薄くすればよいが、単に薄くするだけでは、摺動
屈曲特性が大幅に損なわれて、寿命が極端に短くなると
いう問題があった。
用途に使用するために、フラットケーブルには摺動屈曲
を繰り返し受けても断線しない耐久性(摺動屈曲特性)
が要求されている。一方、近年のさらなる配線部分の省
スペース化のため、フラットケーブルの薄肉化が要求さ
れている。フラットケーブルを薄くするには積層フィル
ム5を薄くすればよいが、単に薄くするだけでは、摺動
屈曲特性が大幅に損なわれて、寿命が極端に短くなると
いう問題があった。
【0006】本発明者は、薄く、かつ良好な摺動屈曲特
性を有するフラットケーブルを開発すべく、各種フラッ
トケーブルに対する種々の試験結果から次のような知見
を得た。即ち熱可塑性プラスチック層2がポリ塩化ビニ
ルからなるポリ塩化ビニル層2の場合、従来知られてい
たポリ塩化ビニル層2の薄肉化による剛性の低下より
も、平角導体1間に発生する空隙6(図4参照)が摺動
屈曲特性の低下に影響を与える。そして前記空隙6の発
生はポリ塩化ビニル層2を薄くした場合、特にポリ塩化
ビニル層2の厚さの合計t1 と、平角導体1の厚さt2
とがt2 ≧t1 を満たす場合顕著になる。これは平角導
体1が存在する部分と存在しない部分の差を、ポリ塩化
ビニル層2で吸収し難くなるためであると考えられる。
性を有するフラットケーブルを開発すべく、各種フラッ
トケーブルに対する種々の試験結果から次のような知見
を得た。即ち熱可塑性プラスチック層2がポリ塩化ビニ
ルからなるポリ塩化ビニル層2の場合、従来知られてい
たポリ塩化ビニル層2の薄肉化による剛性の低下より
も、平角導体1間に発生する空隙6(図4参照)が摺動
屈曲特性の低下に影響を与える。そして前記空隙6の発
生はポリ塩化ビニル層2を薄くした場合、特にポリ塩化
ビニル層2の厚さの合計t1 と、平角導体1の厚さt2
とがt2 ≧t1 を満たす場合顕著になる。これは平角導
体1が存在する部分と存在しない部分の差を、ポリ塩化
ビニル層2で吸収し難くなるためであると考えられる。
【0007】本発明は上記従来技術の問題点に鑑み鋭意
検討の結果なされたもので、フラットケーブルの厚さを
薄くした場合でも、良好な摺動屈曲特性を有するフラッ
トケーブルを提供することを目的とする。
検討の結果なされたもので、フラットケーブルの厚さを
薄くした場合でも、良好な摺動屈曲特性を有するフラッ
トケーブルを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者はさらに鋭意研
究調査した結果、重量平均重合度が850以下のポリ塩
化ビニルを用いることにより上記目的を達成できること
を見出した。
究調査した結果、重量平均重合度が850以下のポリ塩
化ビニルを用いることにより上記目的を達成できること
を見出した。
【0009】本発明のフラットケーブルにおいて、ポリ
塩化ビニル層2を構成するポリ塩化ビニルの重量平均重
合度を850以下と限定した理由は以下の通りである。
一般的にポリ塩化ビニルは加熱ロール9により加熱圧着
される際、流れ性が悪く軟化されにくいという欠点を有
している。この欠点はポリ塩化ビニル層2の厚さt
1 と、前記平角導体1の厚さt2 との比が図3に示すよ
うにt2 /t1 <1.0となるような、ポリ塩化ビニル
層2の厚さを厚くした場合には問題とならない。しかし
ポリ塩化ビニル層2を薄くし図4に示すようにt2 /t
1 ≧1.0となった場合は、ポリ塩化ビニルの重量平均
重合度が850を越えると平角導体1間の空間にポリ塩
化ビニルが流れ込めず、平角導体1間に空隙6が発生し
てしまうからである。
塩化ビニル層2を構成するポリ塩化ビニルの重量平均重
合度を850以下と限定した理由は以下の通りである。
一般的にポリ塩化ビニルは加熱ロール9により加熱圧着
される際、流れ性が悪く軟化されにくいという欠点を有
している。この欠点はポリ塩化ビニル層2の厚さt
1 と、前記平角導体1の厚さt2 との比が図3に示すよ
うにt2 /t1 <1.0となるような、ポリ塩化ビニル
層2の厚さを厚くした場合には問題とならない。しかし
ポリ塩化ビニル層2を薄くし図4に示すようにt2 /t
1 ≧1.0となった場合は、ポリ塩化ビニルの重量平均
重合度が850を越えると平角導体1間の空間にポリ塩
化ビニルが流れ込めず、平角導体1間に空隙6が発生し
てしまうからである。
【0010】また本発明のフラットケーブルにおいて、
ポリ塩化ビニル層2を構成するポリ塩化ビニルの重量平
均重合度は、600以上であることが好ましく、より好
ましくは700以上である。ポリ塩化ビニルの重量平均
重合度が上記値以上であるとポリ塩化ビニルのフィルム
化が容易になるからである。
ポリ塩化ビニル層2を構成するポリ塩化ビニルの重量平
均重合度は、600以上であることが好ましく、より好
ましくは700以上である。ポリ塩化ビニルの重量平均
重合度が上記値以上であるとポリ塩化ビニルのフィルム
化が容易になるからである。
【0011】本発明のフラットケーブルにおいて、ポリ
塩化ビニルには必要に応じて可塑剤、難燃剤、老化防止
剤、滑剤等の添加剤を添加しても構わない。
塩化ビニルには必要に応じて可塑剤、難燃剤、老化防止
剤、滑剤等の添加剤を添加しても構わない。
【0012】本発明のフラットケーブルにおいて、絶縁
性プラスチック層3の材料としては、ポリエチレンテレ
フタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(P
EN)等のポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、塩化ビニル樹脂、ポリアミド、塩化ビニリデン共重
合体等通常用いられているものが使用できる。
性プラスチック層3の材料としては、ポリエチレンテレ
フタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(P
EN)等のポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、塩化ビニル樹脂、ポリアミド、塩化ビニリデン共重
合体等通常用いられているものが使用できる。
【0013】さらにフラットケーブルの平角導体1とし
ては、タフピッチ銅、スズメッキ銅、ニッケルメッキ銅
等が好適に用いられる。
ては、タフピッチ銅、スズメッキ銅、ニッケルメッキ銅
等が好適に用いられる。
【0014】
【作用】本発明のフラットケーブルでは、ポリ塩化ビニ
ル層2を構成するポリ塩化ビニルの重量平均重合度が8
50以下なので、ポリ塩化ビニル層2の合計厚さt
1 と、前記平角導体1の厚さt2 との比がt2 /t1 ≧
1.0となるようにポリ塩化ビニル層2を薄くした場合
であっても、平角導体1間に空隙6が発生するのを防止
することができる。
ル層2を構成するポリ塩化ビニルの重量平均重合度が8
50以下なので、ポリ塩化ビニル層2の合計厚さt
1 と、前記平角導体1の厚さt2 との比がt2 /t1 ≧
1.0となるようにポリ塩化ビニル層2を薄くした場合
であっても、平角導体1間に空隙6が発生するのを防止
することができる。
【0015】
(実施例1)図1は本実施例のフラットケーブルの長手
方向に直行する方向の横断面図である。このフラットケ
ーブルは1mmの間隔でほぼ平行に位置する4本の平角
導体1が積層フィルム5に挟まれた構造となっている。
前記積層フィルム5は、厚さ50μmのポリエステルフ
ィルムからなる絶縁性プラスチック層3と、厚さ3μm
の熱硬化性のポリエステル系接着剤からなる接着剤層4
と、厚さ60μmで重量平均重合度が700のポリ塩化
ビニルからなるポリ塩化ビニル層2とが通常の方法で積
層されたものである。また、前記平角導体1は幅1.5
mm、厚さ150μmの銅導体である。
方向に直行する方向の横断面図である。このフラットケ
ーブルは1mmの間隔でほぼ平行に位置する4本の平角
導体1が積層フィルム5に挟まれた構造となっている。
前記積層フィルム5は、厚さ50μmのポリエステルフ
ィルムからなる絶縁性プラスチック層3と、厚さ3μm
の熱硬化性のポリエステル系接着剤からなる接着剤層4
と、厚さ60μmで重量平均重合度が700のポリ塩化
ビニルからなるポリ塩化ビニル層2とが通常の方法で積
層されたものである。また、前記平角導体1は幅1.5
mm、厚さ150μmの銅導体である。
【0016】このフラットケーブルの製造方法の一例
を、図2および図5を参照しつつ説明する。図2に示す
ように、2枚の積層フィルム5をポリ塩化ビニル層2同
士が互いに対向するように配置し、1mmの間隔でほぼ
平行に位置する4本の平角導体1を前記ポリ塩化ビニル
層2の間に挟んで平角導体1と積層フィルム5とからな
る積層体を形成した。このようにした積層体を図5に示
すように170℃に加熱した加熱ロール9の間に通過さ
せて加熱圧着し本実施例のフラットケーブルを作製し
た。
を、図2および図5を参照しつつ説明する。図2に示す
ように、2枚の積層フィルム5をポリ塩化ビニル層2同
士が互いに対向するように配置し、1mmの間隔でほぼ
平行に位置する4本の平角導体1を前記ポリ塩化ビニル
層2の間に挟んで平角導体1と積層フィルム5とからな
る積層体を形成した。このようにした積層体を図5に示
すように170℃に加熱した加熱ロール9の間に通過さ
せて加熱圧着し本実施例のフラットケーブルを作製し
た。
【0017】本実施例のフラットケーブルの摺動屈曲繰
り返し試験ならびに平角導体1の間の空隙6の断面積を
次のようにして測定した。それぞれの結果を表1に示
す。
り返し試験ならびに平角導体1の間の空隙6の断面積を
次のようにして測定した。それぞれの結果を表1に示
す。
【0018】(摺動屈曲繰り返し試験)図6に示すよう
に、長さ70cmのフラットケーブルの中央部を曲率半
径15mmのU字型に湾曲させて一端部Aを固定した。
ついで1分間に100往復の速さで他端部Bを20mm
上下に移動させる。このようにしてフラットケーブルの
平角導体1のうち少なくとも1本が断線するまでの往復
回数を測定した。
に、長さ70cmのフラットケーブルの中央部を曲率半
径15mmのU字型に湾曲させて一端部Aを固定した。
ついで1分間に100往復の速さで他端部Bを20mm
上下に移動させる。このようにしてフラットケーブルの
平角導体1のうち少なくとも1本が断線するまでの往復
回数を測定した。
【0019】(平角導体間の空隙の断面積の測定)得ら
れたフラットケーブルの長手方向に直交する断面の写真
を撮影し、平角導体1の間に存在する空隙6の断面積を
測定した。
れたフラットケーブルの長手方向に直交する断面の写真
を撮影し、平角導体1の間に存在する空隙6の断面積を
測定した。
【0020】(実施例2)ポリ塩化ビニルの重量平均重
合度が800である以外は実施例1と同様のフラットケ
ーブルを作製した。得られたフラットケーブルの摺動屈
曲繰り返し試験ならびに平角導体1間の空隙6の断面積
を実施例1と同様にして測定した。その結果を表1に示
す。
合度が800である以外は実施例1と同様のフラットケ
ーブルを作製した。得られたフラットケーブルの摺動屈
曲繰り返し試験ならびに平角導体1間の空隙6の断面積
を実施例1と同様にして測定した。その結果を表1に示
す。
【0021】(実施例3)ポリ塩化ビニルの重量平均重
合度が600である以外は実施例1、2と同様のフラッ
トケーブルを作製した。得られたフラットケーブルの摺
動屈曲繰り返し試験ならびに平角導体1間の空隙6の断
面積を実施例1、2と同様にして測定した。その結果を
表1に示す。
合度が600である以外は実施例1、2と同様のフラッ
トケーブルを作製した。得られたフラットケーブルの摺
動屈曲繰り返し試験ならびに平角導体1間の空隙6の断
面積を実施例1、2と同様にして測定した。その結果を
表1に示す。
【0022】(実施例4)ポリ塩化ビニルの重量平均重
合度が850である以外は実施例1〜3と同様のフラッ
トケーブルを作製した。得られたフラットケーブルの摺
動屈曲繰り返し試験ならびに平角導体1間の空隙6の断
面積を実施例1〜3と同様にして測定した。それぞれの
結果を表1に示す。
合度が850である以外は実施例1〜3と同様のフラッ
トケーブルを作製した。得られたフラットケーブルの摺
動屈曲繰り返し試験ならびに平角導体1間の空隙6の断
面積を実施例1〜3と同様にして測定した。それぞれの
結果を表1に示す。
【0023】(実施例5〜8)平角導体1の厚さが20
0μmである以外は実施例1〜4と同様のフラットケー
ブルを4種類作製した。得られたフラットケーブルの摺
動屈曲繰り返し試験ならびに平角導体1間の空隙の断面
積を実施例1〜4と同様にして測定した。その結果を表
1に示す。
0μmである以外は実施例1〜4と同様のフラットケー
ブルを4種類作製した。得られたフラットケーブルの摺
動屈曲繰り返し試験ならびに平角導体1間の空隙の断面
積を実施例1〜4と同様にして測定した。その結果を表
1に示す。
【0024】(比較例1)ポリ塩化ビニルの重量平均重
合度が1000である以外は実施例と同様のフラットケ
ーブルを作製した。得られたフラットケーブルの摺動屈
曲繰り返し試験ならびに平角導体1間の空隙6の大きさ
を実施例と同様にして測定した。その結果を表1に示
す。
合度が1000である以外は実施例と同様のフラットケ
ーブルを作製した。得られたフラットケーブルの摺動屈
曲繰り返し試験ならびに平角導体1間の空隙6の大きさ
を実施例と同様にして測定した。その結果を表1に示
す。
【0025】(比較例2)ポリ塩化ビニルの重量平均重
合度が860である以外は実施例と同様のフラットケー
ブルを作製した。得られたフラットケーブルの摺動屈曲
繰り返し試験ならびに平角導体1間の空隙6の大きさを
実施例と同様にして測定した。その結果を表1に示す。
合度が860である以外は実施例と同様のフラットケー
ブルを作製した。得られたフラットケーブルの摺動屈曲
繰り返し試験ならびに平角導体1間の空隙6の大きさを
実施例と同様にして測定した。その結果を表1に示す。
【0026】(比較例3〜4)平角導体1の厚さが20
0μmである以外は比較例1〜2と同様のフラットケー
ブルを2種類作製した。得られたフラットケーブルの摺
動屈曲繰り返し試験ならびに平角導体1間の空隙の断面
積を比較例1〜2と同様にして測定した。その結果を表
1に示す。
0μmである以外は比較例1〜2と同様のフラットケー
ブルを2種類作製した。得られたフラットケーブルの摺
動屈曲繰り返し試験ならびに平角導体1間の空隙の断面
積を比較例1〜2と同様にして測定した。その結果を表
1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】(結果)表1の結果より、実施例1〜8の
フラットケーブルは1000万回以上の摺動屈曲を繰り
返しても平角導体1が断線しなかった。これに対し、比
較例1〜4のフラットケーブルは実施例と比較して遙か
に少ない46.1万回、157.0万回、23.7万回
および92.0万回の繰摺動屈曲の繰り返しで、平角導
体1が断線した。また平角導体1の長手方向に直交する
断面を観察したところ、図1に示すように実施例1〜8
ではポリ塩化ビニル層2が平角導体1間を完全に埋めて
おり、空隙は観察されなかった。これに対し、図4に示
すように比較例1〜4では断面積がそれぞれ0.035
mm2 、0.015mm2 、0.070mm2 および
0.035mm2 程度の空隙6が観察された。
フラットケーブルは1000万回以上の摺動屈曲を繰り
返しても平角導体1が断線しなかった。これに対し、比
較例1〜4のフラットケーブルは実施例と比較して遙か
に少ない46.1万回、157.0万回、23.7万回
および92.0万回の繰摺動屈曲の繰り返しで、平角導
体1が断線した。また平角導体1の長手方向に直交する
断面を観察したところ、図1に示すように実施例1〜8
ではポリ塩化ビニル層2が平角導体1間を完全に埋めて
おり、空隙は観察されなかった。これに対し、図4に示
すように比較例1〜4では断面積がそれぞれ0.035
mm2 、0.015mm2 、0.070mm2 および
0.035mm2 程度の空隙6が観察された。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明のフラットケ
ーブルでは、ポリ塩化ビニル層2を構成するポリ塩化ビ
ニルの重量平均重合度を850以下としたので、ポリ塩
化ビニル層2の厚さt1 と、前記平角導体1の厚さt2
との比がt2 /t1 ≧1.0となるようにポリ塩化ビニ
ル層2を薄くした場合であっても、平角導体1間に空隙
6が発生するのを防止することができる。従って本発明
によれば、厚さが薄くても、良好な摺動屈曲特性を有す
るフラットケーブルを提供することができる。
ーブルでは、ポリ塩化ビニル層2を構成するポリ塩化ビ
ニルの重量平均重合度を850以下としたので、ポリ塩
化ビニル層2の厚さt1 と、前記平角導体1の厚さt2
との比がt2 /t1 ≧1.0となるようにポリ塩化ビニ
ル層2を薄くした場合であっても、平角導体1間に空隙
6が発生するのを防止することができる。従って本発明
によれば、厚さが薄くても、良好な摺動屈曲特性を有す
るフラットケーブルを提供することができる。
【図1】実施例のフラットケーブルを示す断面図。
【図2】フラットケーブルを製造する際の一行程を示す
断面図。
断面図。
【図3】従来のフラットケーブルを示す断面図。
【図4】比較例のフラットケーブルを示す断面図。
【図5】フラットケーブルの製造方法を説明するための
工程図。
工程図。
【図6】フラットケーブルの摺動屈曲繰り返し試験の方
法を説明するための概略図。
法を説明するための概略図。
1 平角導体 2 熱可塑性プラスチック層、ポリ塩化ビ
ニル層 3 絶縁性プラスチック層 4 接着剤層 5 積層フィルム 6 空隙 7 導体ボビン 8 フィルムロール 9 加熱ロール 10 巻き取りロール
ニル層 3 絶縁性プラスチック層 4 接着剤層 5 積層フィルム 6 空隙 7 導体ボビン 8 フィルムロール 9 加熱ロール 10 巻き取りロール
Claims (1)
- 【請求項1】 絶縁性プラスチック層(3)とポリ塩化
ビニル層(2)とからなる2枚の積層フィルム(5)に
よって複数本の平角導体(1)が挟まれ、前記ポリ塩化
ビニル層(2)の厚さの合計t1 と、前記平角導体
(1)の厚さt2 との比が、t2 /t1 ≧1.0である
フラットケーブルにおいて、前記ポリ塩化ビニル層
(2)を構成するポリ塩化ビニルの重量平均重合度が8
50以下であることを特徴とするフラットケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13331694A JPH087663A (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | フラットケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13331694A JPH087663A (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | フラットケーブル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH087663A true JPH087663A (ja) | 1996-01-12 |
Family
ID=15101841
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13331694A Pending JPH087663A (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | フラットケーブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH087663A (ja) |
-
1994
- 1994-06-15 JP JP13331694A patent/JPH087663A/ja active Pending
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