JPH0876684A - ピンディスプレイ - Google Patents

ピンディスプレイ

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Publication number
JPH0876684A
JPH0876684A JP21306594A JP21306594A JPH0876684A JP H0876684 A JPH0876684 A JP H0876684A JP 21306594 A JP21306594 A JP 21306594A JP 21306594 A JP21306594 A JP 21306594A JP H0876684 A JPH0876684 A JP H0876684A
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JP
Japan
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pin
rotation
pins
display
detent
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP21306594A
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English (en)
Inventor
Tomohide Nakaegawa
知秀 仲江川
Kanatomo Tamura
哉智 田村
Hiroshi Hanatsumi
寛 花積
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
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Publication of JPH0876684A publication Critical patent/JPH0876684A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 立体的な画像を表示するピンディスプレイに
係り、ピンの回り止めを簡易かつ確実に実施して、組付
作業工数の低減、製品コストの低減等を図る。 【構成】 駆動機構12が、ピン11に平行な軸線回り
にシャフト15を回転させるモータ14と、シャフト1
5とピン11とに設けられる送りねじ16と、ピン11
の回転を係止する回り止め手段20とを具備し、回り止
め手段20が、ピン11の半径方向外方に突出する突起
19と、その回転領域内に配される回り止め部材17と
からなり、制御装置13に、各ピン11をそれぞれ同一
方向から移動終了位置に到達させる位置補正手段23を
設けることにより、組立作業におけるピン11の位相合
わせ作業を廃止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、視覚障害者等に形状を
認識させる場合に用いられる他、広告、絵画等を立体的
に表示する場合、コンピュータディスプレイの文字や図
形等を立体表示する場合等に用いられるピンディスプレ
イに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のピンディスプレイとしては、例
えば、特開平5−96863号に示される構造のものが
ある。このピンディスプレイは、基板上に互いの軸線を
平行に配しかつ互いに所定間隔だけ離間させて複数配設
されたステッピングモータと、このステッピングモータ
のシャフトの先端に設けた雄ネジ部にキャップ状に形成
されたナット状部材を螺合させるピンとを具備してい
る。ピンの軸線とシャフトの軸線とは互いに平行で、か
つ、回り止めのために水平方向に微小量偏心された状態
で、表板に形成された貫通孔に出没自在となっている。
【0003】そして、このように構成されたピンディス
プレイは、各ステッピングモータに対して動作指令信号
を送信することによって、該動作指令信号に応じた回転
角度だけステッピングモータを回転させ、ピンを雄ネジ
部のピッチに応じた変位量だけ軸線方向に移動させるこ
とにより、ピンの先端位置によって立体的な画像を表示
するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ピンディスプレイは、以下のようにして組み立てられ
る。まず、基板に配列したステッピングモータのシャフ
トの雄ネジ部にピンを所定量螺合させる。次いで、ピン
の軸線のシャフトの軸線に対する偏心方向を、全てのピ
ンに対して一致させるように、ピンの位相を調整する。
この状態で、ピンの先端方向から表板を近接させ、該表
板に形成した各貫通孔にピンを挿通させた後に、表板を
基板に対して固定する。
【0005】これにより、全てのピンに軸線の偏心によ
る回り止めが施され、ステッピングモータの回転角度に
応じてピンが表板から出没させられることになる。しか
しながら、かかるピンディスプレイにおいては、ピンの
数が膨大であるために、上記のような軸線の偏心方向の
調整作業には多大な作業工数を要するとともに、全ての
ピンを表板の貫通孔に同時に挿通し得るように調整する
ことは困難であった。
【0006】特に、ピンディスプレイは、その解像度を
向上するためには、ピン数を増加させる必要がある。上
記刊行物においても、ステッピングモータを軸線の方向
に3段に位置をずらして配設することによって、シャフ
トを相互に近接させて高密度に配置することができるよ
う配慮し、ピンディスプレイの高解像度化を図ろうとし
ている。この場合には、上記軸線の偏心方向の調整作業
および表板の貫通孔へのピンの挿入作業は、さらに困難
なものとなってしまう不都合が考えられる。
【0007】また、ピンの軸線とステッピングモータの
シャフトの軸線とを同心に配し、他の回り止め機構を実
施する場合、例えば、図8に示すように、ピン1を非円
形断面よりなる柱状に形成し、表板2の貫通孔3を同形
に形成する場合や、図9に示すように、ピン4の側面に
軸線方向に貫通する小孔5を有する突起6を設け、表板
7に設けた回り止めピン8を小孔5に貫通させる場合に
おいても上記と同様の不都合がある。
【0008】すなわち、前者においては、ピン1の形状
を貫通孔3の形状に一致させるために、後者において
は、小孔5に回り止めピン8を一致させるために、それ
ぞれピン1の位相調整を実施しなければならず、上記不
都合は依然として改善されないことになる。特に、後者
では、表板7によって突起6が隠されるので、突起6に
設けた小孔5の位置を確認することができず、その組立
作業は一層困難である。このような不都合を有するピン
ディスプレイは、生産効率が悪く大量生産に適しないば
かりか、自動化を図る際の障害ともなり、製品コストを
低減することがきわめて困難であるという問題点があっ
た。
【0009】本発明は上述した事情に鑑みてなされたも
のであって、ピンの回り止めを簡易かつ確実に実施し
て、組付作業工数の低減、製品コストの低減等を図るこ
とができるピンディスプレイを提供することを目的とし
ている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、一定の間隔をおいて配列される複数の平
行なピンと、該ピンを軸線方向に沿って別々に直線移動
させる複数の駆動機構と、該駆動機構に対してピンの動
作指令信号を送信する制御手段とを具備し、各ピンの先
端位置を変位させて立体的な画像を表示するピンディス
プレイであって、前記駆動機構が、ピンに平行な軸線回
りにシャフトを回転させるモータと、前記シャフトとピ
ンとに設けられ相互に螺合する送りねじと、ピンの軸線
回りの回転を係止する回り止め手段とを具備するととも
に、該回り止め手段が、ピンの半径方向外方に突出状態
に設けられる突起と、該突起の回転領域内にピンの軸線
方向に沿って配され前記突起の側面に当接させられる回
り止め部材とからなり、前記制御装置が、各ピンをその
移動終了位置にそれぞれ同一方向から到達させるように
動作指令信号を作成する位置補正手段を具備するピンデ
ィスプレイを提案している。
【0011】また、上記ピンディスプレイにおいては、
位置補正手段が、全ての移動終了位置において、各ピン
に対応するモータを少なくとも突起の他の側面が回り止
め部材に当接する回転角度以上回転させて、各ピンを予
め設定された方向に往復移動させる動作指令信号を作成
する構成としてもよい。さらに、位置補正手段が、各ピ
ンが一方向から移動終了位置に到達する場合にのみ、各
ピンに対応するモータを少なくとも突起の他の側面が回
り止め部材に当接する回転角度以上回転させて、各ピン
を同一方向に往復移動させる構成としてもよい。
【0012】
【作用】本発明に係るピンディスプレイによれば、制御
装置からの動作指令信号に基づいて、モータの作動によ
りシャフトが軸線回りに回転させられると、シャフトの
先端に設けたピンにその回転力が伝達される。そして、
ピンが所定量回転させられると、ピンの側面に設けた突
起がその回転領域内に配されている回り止め部材に当接
し、それ以上の回転を係止される。
【0013】その後、シャフトがさらに回転させられる
と、シャフトとピンとの間に設けた送りねじによって、
ピンが回り止め部材により軸線方向に案内されながら直
線移動させられる。これにより、ピンの先端位置が連続
的に変位させられて、隣接するピンとの微妙な高低差に
よってきめの細かい立体的な画像を表示することが可能
となる。
【0014】ピンの回転を係止するための回り止め部材
は、ピンの側方に突出する突起の回転領域内に配されて
いればよいので、組付に際してピンの位相を調整する必
要がない。すなわち、ピンは回り止め部材と一致する位
相以外のいかなる位相に配されていてもよいので、全て
のピンの位相を同時に一致させておくような微妙な調整
が不要となる。
【0015】この場合に、ピンと回り止め部材との間に
不動域、すなわち、シャフトを回転させてもピンの動か
ない領域が生じることとなるが、位置補正手段が、各ピ
ンをその移動終了位置にそれぞれ同一方向から到達させ
るように動作指令信号を作成するので、モータの回転角
度に対するピンの位置が一義的に決定され、ピンを所望
の位置に配置することが可能となる。
【0016】また、位置補正手段が、全ての移動終了位
置において、各ピンを予め設定された方向に往復移動さ
せる構成とすれば、一括処理によって、各ピンをその移
動終了位置にそれぞれ同一方向から到達させることが可
能となる。この場合に、各ピンに対応するモータを少な
くとも突起の一の側面が回り止め部材に当接する状態か
ら他の側面が当接するまでの回転角度以上回転させるこ
ととすれば、上記不動域による位置ずれを確実に排除す
ることが可能となる。
【0017】さらに、位置補正手段が、各ピンが一方向
から移動終了位置に到達する場合にのみ、各ピンを同一
方向に往復移動させる構成とすれば、各ピンの無駄な動
作を排除して、迅速かつ的確に、上記不動域による位置
ずれを排除することができることになる。
【0018】
【実施例】以下、本発明に係るピンディスプレイの一実
施例について図1から図6を参照して説明する。本実施
例のピンディスプレイ10は、図1に示すように、水平
方向に一定の間隔をおいて配列される複数の平行なピン
11と、これらのピン11を上下方向に直線移動させる
駆動機構12と、該駆動機構12に動作指令信号を送信
する制御装置13とを具備している。
【0019】前記駆動機構12は、ピン11の下方に2
段に配されるステッピングモータ14(以下、単にモー
タという。)と、これらモータ14のシャフト15およ
びピン11に設けられる相互に螺合する送りねじ16
と、シャフト15から伝達される回転力に抗してピン1
1の回転を係止するとともにピン11の軸線方向への移
動を案内する回り止めピン17(回り止め部材)とを具
備している。
【0020】前記ピン11は、軸線を垂直に配される有
底円筒状に形成されていて、閉塞端を上方に向けて配列
されている。これらのピン11は、表板18に形成され
たピン11の外径より若干大きな内径寸法を有する円形
の貫通孔18aに挿通状態に配置されており、上下動さ
せられることによって表板18の表面から進退させられ
るようになっている。
【0021】また、これらのピン11の側面には、図2
に示すように、ピン11の半径方向外方に突出する略直
方体状の突起19が設けられている。この突起19は、
その側面19a・19bがピン11の半径方向に沿って
設けられており、前記回り止めピン17に当接するよう
になっている。この突起19および回り止めピン17に
よって回り止め手段20が構成されている。
【0022】前記回り止めピン17は、例えば、表板1
8の上方から該表板18のピン孔21を貫通し鉛直下方
に沿って配される丸棒状部材であって、前記ピン11の
突起19が、ピン11の回転によって移動させられる領
域、すなわち、突起の回転領域内に配されるようになっ
ている。また、前記送りねじ16は、図1に示すよう
に、モータのシャフトに形成される雄ネジ16aと、ピ
ンの内面に形成される雌ネジ16bとから構成されてい
る。
【0023】これにより、モータ14が作動させられる
と、ピン11はその側面に設けた突起19の側面19a
が回り止めピン17に当接するまで雄ネジ16aと雌ネ
ジ16bとを相対回転させることなく、シャフト15と
もに回転させられることになり、その間、ピン11の軸
線方向への移動は停止状態に保持される。
【0024】そして、突起19の側面19bが回り止め
ピン17に当接して、初めて、ピン11は、回り止めピ
ン17に沿って軸線方向に移動させられるようになって
いる。つまり、ピン11はその動作方向の切り換え時
に、最大で略1回転、正確には、突起19の一側面19
aが回り止めピン17に当接している状態から、他側面
19bが回り止めピン17に当接するまでの回転角度分
の不動域Aを有して動作させられるようになっている。
【0025】したがって、本実施例のピンディスプレイ
10においては、前記制御装置13は、上記不動域Aが
存在しない場合の動作指令信号S0を作成する演算手段
22と、この演算手段22によって作成された動作指令
信号S0に、上記不動域Aによるピン11の位置ずれを
防止するための補正をかける位置補正手段23を具備し
ている。
【0026】この位置補正手段23は、具体的には、ピ
ン11が移動を終了する際に、常に同一方向からの動作
によって移動終了位置に到達するように補正する動作指
令信号S1・S2を作成するようになっている。さらに具
体的には、図3および図4に示すフローチャートにした
がってピン11に対応するモータ14を制御するように
なっている。
【0027】すなわち、図3は、制御装置13によるピ
ン11の駆動処理手順を示しているが、このフローチャ
ートによれば、不動域Aの存在しない場合の動作指令信
号S0を演算手段22によって作成し(STEP 1)、これ
に基づいてピン11に対応するモータ14を駆動させる
(STEP 2)。そして、その後に、位置補正手段23によ
って補正動作を行わせる(STEP 3)こととしている。
【0028】補正動作(STEP 3)は、図4に示すよう
に、動作が終了した全てのピン11に対して、一律に実
施されるものであり、一方向(例えば、下方)への往復
動作を実施するようになっている。すなわち、動作指令
信号S0によって、不動域Aが存在しないものとして移
動させられた全てのピン11に対して、モータ14一回
転分の動作指令信号S1を送信してピン11を一旦下降
させ(STEP 31)、次いで、モータ14一回転分の逆方
向の動作指令信号S2を送信してピン11を上昇させる
(STEP 32)ようにしている。
【0029】これにより、ピン11は、その側面に設け
た突起19の一の側面19a(以下、基準面という。)
を回り止めピン17に当接させた状態、すなわち、ピン
11が上昇して停止した状態を基準として動作させられ
るので、制御装置13から送信される動作指令信号S0
〜S2に応じて、一義的にピン11の高さを設定するこ
とができることになる。
【0030】このように構成されたピンディスプレイ1
0の作用について、以下に説明する。まず、ピンディス
プレイ10を組み立てる際において、基板24にモータ
14を固定した状態で、鉛直方向に林立するシャフト1
5の上端の雄ネジ16aにピン11の雌ネジ16bを螺
合させる。そして、各ピン11の位相を任意に設定した
状態で、表板18を上方から近接させ、表板18に設け
た貫通孔18aに各ピン11を挿通させる。
【0031】次いで、表板18に設けたピン孔21に上
方から回り止めピン17を挿入する。ここで、本実施例
においては、回り止めピン17をピン11に設けた突起
19の回転領域内に配置するだけで済み、回り止めピン
17とピン11とを位置合わせする必要がない。また、
表板18に設けた貫通孔18aもピン11を任意の位相
で挿通可能な円形に形成されているので、組立作業に際
してピン11の位相合わせを行う必要がない。
【0032】したがって、複数配列されたピン11に対
して表板18を容易に被せることができるとともに、回
り止めピン17を差し込むだけでピン11の回り止めを
図ることができるので、組立作業に要する作業工数を大
幅に削減することができる。
【0033】次に、このように構成されたピンディスプ
レイ10の動作について説明する。ピンディスプレイ1
0は、その電源投入時、あるいは、リセット時に、その
ピン11の先端位置を揃えられ、しかも、ピン11に設
けた突起19の基準面19aが回り止めピン17に当接
状態となるように設定されているものとする。
【0034】このようなピンディスプレイ10により、
立体的な画像を表示する場合には、制御装置13の演算
手段22によって、各ピン11の位置を達成するための
モータ14への動作指令信号S0を作成する。この演算
手段22では、モータ14の動作が一義的にピン11の
変位に変換されるものとして、すなわち、不動域Aが存
在しないものとして動作指令信号S0が作成される。
【0035】そして、制御装置13から動作指令信号S
0がモータ14に送信されると、複数のピン11のう
ち、あるピン11については下降し、あるピン11につ
いては上昇し、また他のピン11については停止状態に
保持される。この状態で、各ピン11の位置をみると、
上昇したピン11および停止しているピン11について
は、突起19の基準面19aが常に回り止めピン17に
接触させられているので、不動域Aが存在しない場合と
同様に所望の位置に到達している。
【0036】これに対して、下降したピン11について
は、モータ14の動作開始とともにピン11の突起19
の基準面19aが回り止めピン17から離れ、他の側面
19bが回り止めピン17に当接する略1回転の間、ピ
ン11は軸線方向に停止した状態に保持される。そし
て、基準面19aではない突起19の側面19bが回り
止めピン17に当接して、初めて、ピン11の下降動作
が開始されるので、移動終了位置に達したときには、停
止していた分だけ移動量が不足し、所望の位置よりも高
い位置に到達していることになる。
【0037】そして、この後に、位置補正手段23によ
り、上記全てのピン11に対して補正動作が実施され
る。補正動作は、各ピン11のモータ14をピン11が
下降する方向に1回転だけ回転させた後に、ピン11が
上昇する方向に1回転だけ逆回転させることにより実施
される。したがって、上昇したピン11および停止して
いたピン11は、図5に示すように、不動域Aによって
一旦位置ずれを生じさせられるが、逆方向回転によって
位置ずれを修正され、基準面19aを回り止めピン17
に当接させて、正確な位置に保持される。
【0038】また、下降したピンは、図6に示すよう
に、上記不足分を補うようにさらに下降させられる。こ
の際、1回転から不動域Aの回転角度を差し引いた回転
角度に応じた移動距離だけ所定位置より下方に突出す
る。そして、逆方向に1回転させられることにより、ピ
ン11が、不動域Aの間停止させられた後に、1回転か
ら不動域Aの回転角度を差し引いた回転角度分だけ上昇
させられ、所定の位置に正確に位置決めされ、しかも、
基準面19aを回り止めピン17に当接状態に配され
る。これにより、全てのピン11が正確に所望の位置に
位置決めされることになる。
【0039】このように、本実施例に係るピンディスプ
レイ10によれば、組立作業に際して、ピン11の位相
合わせ作業を行わないので、作業性が飛躍的に改善さ
れ、作業工数の大幅な削減を図ることができる。これに
より、ピンディスプレイ10の製造時のみならず、保守
・点検に際しても、分解・組立を容易に行うことができ
る。また、ピン11の位相合わせ、形状合わせ、あるい
は、回り止めピン17に対する位置合わせ作業等の微妙
な調整を要する作業が不要となるので、組立の自動化を
容易なものとすることができる。
【0040】また、このような構成を採用することによ
って、モータ14の作動によってもピン11が移動され
ない不動域Aが生ずるが、本実施例のピンディスプレイ
10では、制御手段13に位置補正手段23を設けるこ
ととしているので、この不動域Aによる位置ずれを有効
に解消することができる。すなわち、ピン11の移動終
了位置において、基準面19aが回り止めピン17に当
接した状態で終了するように動作指令信号S1・S2を送
信するので、ピン11の位置決めを精度良く実施して、
所望の立体的な画像を表示することができる。
【0041】また、このような位置補正動作は、制御装
置13内の位置補正手段23において、ソフトウェアに
よって容易に実行することができ、しかも、複数設けら
れているピン11の全てに対して一括して実施するの
で、ピン11の不動域Aを生じさせた不都合を十分に補
うことができる。
【0042】なお、本実施例においては、ピン11が上
昇して停止した状態を基準とし、補正動作としてピン1
1を下方に往復移動させるものを採用したが、これに代
えて、ピン11が下降して停止した状態を基準とし、上
方に往復移動する補正動作を作用することとしてもよ
い。
【0043】また、本実施例のピンディスプレイ10に
おいては、全てのピン11に対して一括して、補正動作
を行うこととしたが、これに代えて、どちらか一方向に
移動を終了するピン11に対してのみ補正動作を実施す
ることとしてもよい。すなわち、上述した一実施例の場
合には、上昇して終了するピン11および停止状態に保
持されているピン11に対して補正動作を行うことな
く、下降して終了するピン11に対してのみ位置ずれ補
正を実施すればよい。この場合には、図7に示すような
フローチャートに従って、ピン11の動作方向によりそ
の後の位置補正動作の有無を判断する(STEP 2')こと
にすればよい。
【0044】また、シャフト15に設けた雄ネジ16a
と、ピン11に設けた雌ネジ16bによって送りねじ1
6を構成することとしたが、その逆に、シャフト15の
中心に穿孔してその内面に雌ネジ16bを設けるととも
に、ピン11の孔中心に雄ネジ16aを有するロッドを
設けることとしてもよい。さらに、回り止め部材17と
して、最も簡易な回り止めピンを採用したが、これに代
えて、ピン11の突起19の回転領域内に配される他の
任意の部材を採用することとしてもよい。また、突起1
9の形状にもなんら限定されるものはなく、回り止め部
材17との干渉を必要最小限に保持し得る程度の小さい
形状であればよい。
【0045】さらに、ピン11の位置ずれを補正する動
作として、ピン11に対応するモータ14を1回転分往
復移動させることとしたが、不動域Aの回転角度を超え
る任意の回転角度だけ往復移動させることとしても、上
記と同様の作用効果を奏することができる。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係るピン
ディスプレイによれば、駆動機構が、ピンに平行な軸線
回りにシャフトを回転させるモータと、シャフトとピン
とに設けられる送りねじと、ピンの回転を係止する回り
止め手段とを具備し、回り止め手段が、ピンの半径方向
外方に突出する突起と、その回転領域内に配される回り
止め部材とからなり、制御装置が、各ピンをそれぞれ同
一方向から移動終了位置に到達させる位置補正手段を具
備するので、組立作業に際して、ピンの位相合わせ作業
を不要とすることができる。これにより、作業工数を大
幅に削減することができるという効果を奏する。また、
組立作業に微妙な調整作業を要しないので、自動化を容
易なものとすることができる。
【0047】また、上記ピンディスプレイにおいて、位
置補正手段が、全ての移動終了位置で、モータを少なく
とも突起の一の側面が回り止め部材に当接する状態から
他の側面が当接するまでの回転角度以上回転させて、各
ピンを予め設定された方向に往復移動させる動作指令信
号を作成するので、上記効果に加えて、ピンの位置ずれ
を一括して補正し、ピンの位置精度を保持することがで
きるという効果を奏する。
【0048】さらに、位置補正手段が、一方向から移動
終了位置に到達する場合にのみ、上記位置ずれ補正処理
を実施することとしても、上記と同様の効果を奏するこ
とができるうえに、ピンの無駄な動作を極力排除して、
消費電力の低減、機構部の劣化の防止、ピンの位置ずれ
補正処理およびピンの位置決めの高速化を図ることがで
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るピンディスプレイの一実施例を示
す縦断面図である。
【図2】図1のピンディスプレイのピンおよび回り止め
ピンを示す斜視図である。
【図3】図1のピンディスプレイの制御装置における処
理の順序を示すフローチャートである。
【図4】図1のピンディスプレイの制御装置における位
置補正手段の処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図5】図1のピンディスプレイにおけるピンの上昇時
の位置補正手段による補正動作を説明するための図であ
る。
【図6】図5と同様にピンの下降時の補正動作を説明す
るための図である。
【図7】図1のピンディスプレイの制御装置における位
置補正手段による処理の他の例を示すフローチャートで
ある。
【図8】従来のピンディスプレイにおけるピンの位相合
わせ作業の一例を説明するための図である。
【図9】図7と同様の他の例を示す説明図である。
【符号の説明】
S0・S1・S2 動作指令信号 10 ピンディスプレイ 11 ピン 12 駆動機構 13 制御装置 14 ステッピングモータ(モータ) 15 シャフト 16 送りねじ 17 回り止めピン(回り止め部材) 19 突起 19a・19b 側面 20 回り止め手段 22 位置補正手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 花積 寛 埼玉県大宮市北袋町1丁目297番地 三菱 マテリアル株式会社メカトロ・生産システ ム開発センター内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の間隔をおいて配列される複数の平
    行なピンと、該ピンを軸線方向に沿って別々に直線移動
    させる複数の駆動機構と、該駆動機構に対してピンの動
    作指令信号を送信する制御装置とを具備し、各ピンの先
    端位置を変位させて立体的な画像を表示するピンディス
    プレイであって、 前記駆動機構が、ピンに平行な軸線回りにシャフトを回
    転させるモータと、前記シャフトとピンとに設けられ相
    互に螺合する送りねじと、ピンの軸線回りの回転を係止
    する回り止め手段とを具備するとともに、 該回り止め手段が、ピンの半径方向外方に突出状態に設
    けられる突起と、該突起の回転領域内にピンの軸線方向
    に沿って配され前記突起の側面に当接させられる回り止
    め部材とからなり、 前記制御装置が、各ピンをその移動終了位置にそれぞれ
    同一方向から到達させるように動作指令信号を作成する
    位置補正手段を具備することを特徴とするピンディスプ
    レイ。
  2. 【請求項2】 位置補正手段が、全ての移動終了位置に
    おいて、各ピンに対応するモータを少なくとも突起の一
    の側面が回り止め部材に当接する状態から他の側面が当
    接するまでの回転角度以上回転させて、各ピンを予め設
    定された方向に往復移動させる動作指令信号を作成する
    ことを特徴とする請求項1記載のピンディスプレイ。
  3. 【請求項3】 位置補正手段が、各ピンが一方向から移
    動終了位置に到達する場合にのみ、各ピンに対応するモ
    ータを少なくとも突起の一の側面が回り止め部材に当接
    する状態から他の側面が当接するまでの回転角度以上回
    転させて、各ピンを同一方向に往復移動させることを特
    徴とする請求項1記載のピンディスプレイ。
JP21306594A 1994-09-06 1994-09-06 ピンディスプレイ Withdrawn JPH0876684A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004503834A (ja) * 2000-06-15 2004-02-05 ゴールソープ, マーク ディスプレイシステム
CN113129784A (zh) * 2021-04-28 2021-07-16 李�杰 一种便于更换显示的广告牌

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