JPH0878355A - 化合物半導体のオーミック電極及びその製造方法 - Google Patents
化合物半導体のオーミック電極及びその製造方法Info
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- JPH0878355A JPH0878355A JP6211481A JP21148194A JPH0878355A JP H0878355 A JPH0878355 A JP H0878355A JP 6211481 A JP6211481 A JP 6211481A JP 21148194 A JP21148194 A JP 21148194A JP H0878355 A JPH0878355 A JP H0878355A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
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- Electrodes Of Semiconductors (AREA)
- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
- Photovoltaic Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 接触抵抗が低く、且つ素子特性の安定した化
合物半導体のオーミック電極及びその製造方法を提供す
る。 【構成】 Teを含むP型化合物半導体と、前記P型化
合物半導体上に形成されたCuxS、CuxTeまたは
CuxSeから成る中間層と、前記中間層にオーミック
接合する金属層とを備えた。その製造方法としては、
S、Te、またはSeを含む金属化合物から組成された
P型化合物半導体の表面に対して前記金属化合物の構成
元素をCuで置換する処理を行って中間層を形成し、そ
の中間層の面上にオーミック接合する金属層を形成す
る。
合物半導体のオーミック電極及びその製造方法を提供す
る。 【構成】 Teを含むP型化合物半導体と、前記P型化
合物半導体上に形成されたCuxS、CuxTeまたは
CuxSeから成る中間層と、前記中間層にオーミック
接合する金属層とを備えた。その製造方法としては、
S、Te、またはSeを含む金属化合物から組成された
P型化合物半導体の表面に対して前記金属化合物の構成
元素をCuで置換する処理を行って中間層を形成し、そ
の中間層の面上にオーミック接合する金属層を形成す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、P型のCdTe、Zn
TeなどのTe(テルル)を含む化合物半導体のオーミ
ック電極及びその製造方法に関し、特に太陽電池に用い
るものである。
TeなどのTe(テルル)を含む化合物半導体のオーミ
ック電極及びその製造方法に関し、特に太陽電池に用い
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、P型化合物半導体であるCdTe
あるいはZnTe膜に対するオーミック電極としては、
Ni(ニッケル)、Au(金)、Pt(白金)などの
金属による電極、Cu(銅)またはCu合金による電
極が知られている。
あるいはZnTe膜に対するオーミック電極としては、
Ni(ニッケル)、Au(金)、Pt(白金)などの
金属による電極、Cu(銅)またはCu合金による電
極が知られている。
【0003】前記の電極では、P型ドーパントとなり
仕事関数が大きいため、P型と馴染みが良くない。ま
た、前記の電極では、Cuの拡散により高濃度P型層
が形成され、トンネリングにより正孔の輸送が行われ、
オーム性を示す。
仕事関数が大きいため、P型と馴染みが良くない。ま
た、前記の電極では、Cuの拡散により高濃度P型層
が形成され、トンネリングにより正孔の輸送が行われ、
オーム性を示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
の電極では、CdTeやZnTeの仕事関数が大きいた
め、例えばP型CdTeへの電極として形成した場合、
電流−電圧特性が完全なオーム性を示さなくなり、接触
抵抗が高くなる。このオーミック電極を太陽電池に用い
た場合では、内部抵抗が増大して変換効率が低下してし
まうという問題があった。
の電極では、CdTeやZnTeの仕事関数が大きいた
め、例えばP型CdTeへの電極として形成した場合、
電流−電圧特性が完全なオーム性を示さなくなり、接触
抵抗が高くなる。このオーミック電極を太陽電池に用い
た場合では、内部抵抗が増大して変換効率が低下してし
まうという問題があった。
【0005】また、上記の電極では、金属電極からC
uが拡散しやすいため、素子特性が経時変化する。この
オーミック電極を太陽電池に用いた場合では、太陽電池
ではP型層を薄くしてあるため、拡散によってCuがP
N接合まで達してPN接合の劣化を引き起こし、太陽電
池の特性を劣化させるという問題があった。
uが拡散しやすいため、素子特性が経時変化する。この
オーミック電極を太陽電池に用いた場合では、太陽電池
ではP型層を薄くしてあるため、拡散によってCuがP
N接合まで達してPN接合の劣化を引き起こし、太陽電
池の特性を劣化させるという問題があった。
【0006】本発明は、上述の如き従来の問題点を解決
するためになされたもので、その目的は、接触抵抗が低
く、且つ安定した素子特性が得られる化合物半導体のオ
ーミック電極及びその製造方法を提供することである。
するためになされたもので、その目的は、接触抵抗が低
く、且つ安定した素子特性が得られる化合物半導体のオ
ーミック電極及びその製造方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明の特徴は、Teを含むP型化合物半導体
と、前記P型化合物半導体上に形成されたCuxS、C
uxTeまたはCuxSe(xは1.5〜2.5が望ま
しい)から成る中間層と、前記中間層にオーミック接合
する金属層とを含むことにある。なお、この金属層とし
て、例えばNi、Au,Pt,Ag,C等のP型ドーパ
ントで且つ仕事関数が比較的大きいものを使用するのが
望ましい。
に、第1の発明の特徴は、Teを含むP型化合物半導体
と、前記P型化合物半導体上に形成されたCuxS、C
uxTeまたはCuxSe(xは1.5〜2.5が望ま
しい)から成る中間層と、前記中間層にオーミック接合
する金属層とを含むことにある。なお、この金属層とし
て、例えばNi、Au,Pt,Ag,C等のP型ドーパ
ントで且つ仕事関数が比較的大きいものを使用するのが
望ましい。
【0008】第2の発明の特徴は、S、Te、またはS
eを含む金属化合物から組成されたP型化合物半導体の
表面に対して前記金属化合物の構成元素をCuで置換す
る処理を行って中間層を形成し、その中間層の面上にオ
ーミック接合する金属層を形成することにある。
eを含む金属化合物から組成されたP型化合物半導体の
表面に対して前記金属化合物の構成元素をCuで置換す
る処理を行って中間層を形成し、その中間層の面上にオ
ーミック接合する金属層を形成することにある。
【0009】
【作用】上述の如き構成の第1の発明によれば、中間層
を構成するCuxS、CuxTeまたはCuxSeは、
バンドキャップが小さく、低抵抗を得やすい、且つCu
の化合物であるため、遊離したCuの拡散を抑制する。
これによってCuが拡散しにくくなり、Cu拡散による
pn接合の劣化を防止することができる。そして、この
中間層に金属層をオーミック接合することでオーミック
となる。
を構成するCuxS、CuxTeまたはCuxSeは、
バンドキャップが小さく、低抵抗を得やすい、且つCu
の化合物であるため、遊離したCuの拡散を抑制する。
これによってCuが拡散しにくくなり、Cu拡散による
pn接合の劣化を防止することができる。そして、この
中間層に金属層をオーミック接合することでオーミック
となる。
【0010】第2の発明によれば、S、Te、またはS
eを含む金属化合物から組成されたP型化合物半導体
(例えばCdS、CdTe、またはCdSe)の表面に
対して前記金属化合物を構成する元素(例えばCd,Z
nなど)をCuで置換する処理を行って中間層(Cux
S、CuxTeまたはCuxSe)を形成し、その中間
層の面上にオーミック接合する金属層を形成するように
したので、簡単かつ均一に中間層が形成される。
eを含む金属化合物から組成されたP型化合物半導体
(例えばCdS、CdTe、またはCdSe)の表面に
対して前記金属化合物を構成する元素(例えばCd,Z
nなど)をCuで置換する処理を行って中間層(Cux
S、CuxTeまたはCuxSe)を形成し、その中間
層の面上にオーミック接合する金属層を形成するように
したので、簡単かつ均一に中間層が形成される。
【0011】また、中間層であるCuxS、CuxTe
またはCuxSeは、例えばCdS、CdTe、または
CdSeを、Cuイオンを含む溶液中でCdをCuに置
換する工程で作製することにより、1価のCuイオンが
Cdと置換し、2価のCdイオンが溶液に溶け込む。こ
れにより、組成比xは、ほぼ2(2±0.5)になり、
中間層として良好なp型半導体が得られる。この中間層
を有するオーミック電極を特にCdTe等の太陽電池に
用いることにより、該太陽電池の変換効率が向上すると
共に、安定した素子特性が得られる。
またはCuxSeは、例えばCdS、CdTe、または
CdSeを、Cuイオンを含む溶液中でCdをCuに置
換する工程で作製することにより、1価のCuイオンが
Cdと置換し、2価のCdイオンが溶液に溶け込む。こ
れにより、組成比xは、ほぼ2(2±0.5)になり、
中間層として良好なp型半導体が得られる。この中間層
を有するオーミック電極を特にCdTe等の太陽電池に
用いることにより、該太陽電池の変換効率が向上すると
共に、安定した素子特性が得られる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明に係る化合物半導体のオーミック
電極の第1実施例を示す太陽電池の断面図である。
する。図1は、本発明に係る化合物半導体のオーミック
電極の第1実施例を示す太陽電池の断面図である。
【0013】この太陽電池は、光を入射するガラス基板
1上に、透明電極(ITO)膜2と、CdS膜(n型)
3と、CdTe膜(p型)4と、Cu2 S電極(中間
層:p型)5と、p型電極6とが順次形成されている。
1上に、透明電極(ITO)膜2と、CdS膜(n型)
3と、CdTe膜(p型)4と、Cu2 S電極(中間
層:p型)5と、p型電極6とが順次形成されている。
【0014】この太陽電池によれば、ガラス基板1から
入射した光による光電効果によって生じた電子、正孔
を、pn接合部(CdS膜3とCdTe膜4の接合部)
に生じた拡散電位を利用して電子はn側へ、正孔はp側
へと分離することで、起電力が生ずる。
入射した光による光電効果によって生じた電子、正孔
を、pn接合部(CdS膜3とCdTe膜4の接合部)
に生じた拡散電位を利用して電子はn側へ、正孔はp側
へと分離することで、起電力が生ずる。
【0015】次に、図1に示す太陽電池の製造方法を説
明する。
明する。
【0016】まず、ガラス基板1(例えばコーニング社
製7059)上にスパッタリング法によってITO膜2
を3000Å(10Ω/□)の厚さで形成する。次い
で、真空蒸着法により、そのITO膜2の表面上にCd
S膜3を0.5μmの厚さで形成し、続いてそのCdS
膜3の表面上にCdTe膜4を3μmの厚さで形成す
る。ここで、本実施例のCdTe膜4の抵抗率は105
Ωcmとする。
製7059)上にスパッタリング法によってITO膜2
を3000Å(10Ω/□)の厚さで形成する。次い
で、真空蒸着法により、そのITO膜2の表面上にCd
S膜3を0.5μmの厚さで形成し、続いてそのCdS
膜3の表面上にCdTe膜4を3μmの厚さで形成す
る。ここで、本実施例のCdTe膜4の抵抗率は105
Ωcmとする。
【0017】さらに、大粒径化のため、CdTe膜4に
対してCdCl2 (1%)−MeOH(メタノール)溶
液をディップした後、大気中で400℃、30分間のア
ニールを施す。そして、そのCdTe膜4の表面を例え
ばK2 Cr2 O7 +H2 O+H2 SO4 液によりエッチ
ングする。
対してCdCl2 (1%)−MeOH(メタノール)溶
液をディップした後、大気中で400℃、30分間のア
ニールを施す。そして、そのCdTe膜4の表面を例え
ばK2 Cr2 O7 +H2 O+H2 SO4 液によりエッチ
ングする。
【0018】その後、この素子を、CdCl2 、チオ尿
素及びアンモニアから成る水溶液中に浸漬し、化学的析
出によりCdTe膜4の表面上にCdS膜を500Åの
厚さで形成する。さらに、90℃のCuCl2 (2wt
%)水溶液中に5秒間浸漬してCdをCuに置換するこ
とにより、Cu2 S電極5を形成する。
素及びアンモニアから成る水溶液中に浸漬し、化学的析
出によりCdTe膜4の表面上にCdS膜を500Åの
厚さで形成する。さらに、90℃のCuCl2 (2wt
%)水溶液中に5秒間浸漬してCdをCuに置換するこ
とにより、Cu2 S電極5を形成する。
【0019】そして、そのCu2 S電極5の表面上にA
gペースト6(Ag粒子を含む導電性接着剤)を塗布
し、200℃、2時間で硬化させてP型電極6を形成す
れば、図1に示す太陽電池が得られる。
gペースト6(Ag粒子を含む導電性接着剤)を塗布
し、200℃、2時間で硬化させてP型電極6を形成す
れば、図1に示す太陽電池が得られる。
【0020】このように本実施例によれば、Cu2 S
が、CdTeのバンドギャップ(禁制帯幅、Eg=1.
45〜1.5eV)よりも小さなバンドキャップ(Eg
=1.2eV)を有すると共に、Cu2 S電極5からC
dTe膜4中に適度にCuが拡散して高濃度のP型層を
形成することで、良好なオーム性接触が行われ、接触抵
抗を低くすることができる。さらに、拡散源であるCu
が単体で存在している量が少ないため、太陽電池のPN
接合まで拡散して特性を劣化させることがない。
が、CdTeのバンドギャップ(禁制帯幅、Eg=1.
45〜1.5eV)よりも小さなバンドキャップ(Eg
=1.2eV)を有すると共に、Cu2 S電極5からC
dTe膜4中に適度にCuが拡散して高濃度のP型層を
形成することで、良好なオーム性接触が行われ、接触抵
抗を低くすることができる。さらに、拡散源であるCu
が単体で存在している量が少ないため、太陽電池のPN
接合まで拡散して特性を劣化させることがない。
【0021】また、CdTe膜4の表面をアニールして
エッチングすることにより、そのCdTe膜4の表面状
態が粗くなるが、その面上にCdS膜を形成することに
よって、これを補うことができる。
エッチングすることにより、そのCdTe膜4の表面状
態が粗くなるが、その面上にCdS膜を形成することに
よって、これを補うことができる。
【0022】なお、CdTe膜4の形成後のアニール工
程前に、CdTe膜4の表面上にp−ZnTe膜を形成
する工程を設けてもよい。また、本実施例では、p型中
間電極として銅の硫化物(CuxS)のCu2 Sを使用
したが、これに代えて銅のセレン化物(CuxSe)の
Cu2 Se、もしくは銅のテルル化物(CuxTe)の
Cu2 Teを使用してもよい。この場合、Cu2 Seの
バンドギャップ(Eg=1.4eV)、及びCu2 Te
のバンドギャップ(Eg=1.0eV)も共にCdTe
よりも小さいので、本実施例のCu2 Sと同様に低抵抗
となる。
程前に、CdTe膜4の表面上にp−ZnTe膜を形成
する工程を設けてもよい。また、本実施例では、p型中
間電極として銅の硫化物(CuxS)のCu2 Sを使用
したが、これに代えて銅のセレン化物(CuxSe)の
Cu2 Se、もしくは銅のテルル化物(CuxTe)の
Cu2 Teを使用してもよい。この場合、Cu2 Seの
バンドギャップ(Eg=1.4eV)、及びCu2 Te
のバンドギャップ(Eg=1.0eV)も共にCdTe
よりも小さいので、本実施例のCu2 Sと同様に低抵抗
となる。
【0023】次に、上記第1実施例の比較例を図2及び
図3を用いて説明する。
図3を用いて説明する。
【0024】図2は、上記第1実施例の比較例(以下、
比較例という)を示す太陽電池の断面図である。
比較例という)を示す太陽電池の断面図である。
【0025】この比較例は、第1実施例におけるCd
Te膜4のエッチング工程後のCdS膜及びCu2 S電
極5の形成工程に代えて、CdTe膜4のエッチング工
程後に、HAuCl4 水溶液を使用して、Auを置換メ
ッキしてAuメッキ層5aを約200Åの厚さで形成
し、その後に、AgペーストによってP型電極6を形成
したものである。
Te膜4のエッチング工程後のCdS膜及びCu2 S電
極5の形成工程に代えて、CdTe膜4のエッチング工
程後に、HAuCl4 水溶液を使用して、Auを置換メ
ッキしてAuメッキ層5aを約200Åの厚さで形成
し、その後に、AgペーストによってP型電極6を形成
したものである。
【0026】図3は、上記第1実施例の他の比較例(以
下、比較例という)を示す太陽電池の断面図である。
下、比較例という)を示す太陽電池の断面図である。
【0027】この比較例は、第1実施例におけるCd
Te膜4のエッチング工程後のCdS膜及びCu2 S電
極5の形成工程に代えて、CdTe膜4のエッチング工
程後に、真空蒸着法により、Cu層5bを200Åの厚
さで、さらにAu層5cを1000Åの厚さで連続形成
し、その後に、Agペースト6によってP型電極6を形
成したものである。
Te膜4のエッチング工程後のCdS膜及びCu2 S電
極5の形成工程に代えて、CdTe膜4のエッチング工
程後に、真空蒸着法により、Cu層5bを200Åの厚
さで、さらにAu層5cを1000Åの厚さで連続形成
し、その後に、Agペースト6によってP型電極6を形
成したものである。
【0028】上記第1実施例、比較例及び比較例の
各太陽電池の特性を評価して比較すると、次の表1に示
すようになる。
各太陽電池の特性を評価して比較すると、次の表1に示
すようになる。
【0029】
【表1】 この表1から明らかなように、上記第1実施例の太陽電
池は、比較例より若干曲線因子FFが大きく、接触抵
抗成分が少ない。また、比較例では、P型電極6の形
成時の200℃、2時間の熱処理で開放電圧Vocが大
きく低下する。
池は、比較例より若干曲線因子FFが大きく、接触抵
抗成分が少ない。また、比較例では、P型電極6の形
成時の200℃、2時間の熱処理で開放電圧Vocが大
きく低下する。
【0030】ここで、太陽電池の変換効率Efは、 Ef=最大出力Pmax/(入射光エネルギー×太陽電
池面積)×100(%) 但し、Pmax=FF×Vo
c×Isc で表すことができる。
池面積)×100(%) 但し、Pmax=FF×Vo
c×Isc で表すことができる。
【0031】これにより、変換効率Efは、曲線因子F
F、開放電圧Voc、及び短絡電流Iscの3つのファ
クタが高いほど高くなることが分かる。すなわち、第1
実施例では、接触抵抗が低いため曲線因子FFが高くな
り、且つpn接合に悪影響を与えないため開放電圧Vo
cが大きくなり、高い変換効率Efを得ることができ
る。
F、開放電圧Voc、及び短絡電流Iscの3つのファ
クタが高いほど高くなることが分かる。すなわち、第1
実施例では、接触抵抗が低いため曲線因子FFが高くな
り、且つpn接合に悪影響を与えないため開放電圧Vo
cが大きくなり、高い変換効率Efを得ることができ
る。
【0032】図4は、本発明に係る化合物半導体のオー
ミック電極の第2実施例を示す断面図である。
ミック電極の第2実施例を示す断面図である。
【0033】上記第1実施例ではCdTe膜4の抵抗率
が105 Ωcmと高いが、このCdTe膜4の抵抗率が
低い場合を評価するため、本実施例で102 ΩcmのP
型CdTe単結晶を使用した例を示す。
が105 Ωcmと高いが、このCdTe膜4の抵抗率が
低い場合を評価するため、本実施例で102 ΩcmのP
型CdTe単結晶を使用した例を示す。
【0034】図4において、このオーミック電極は、ま
ず、102 ΩcmのP型CdTe単結晶11を、CdC
l2 、チオ尿素及びアンモニアから成る水溶液中に浸漬
し、化学的析出によりCdTe単結晶11の表裏両面に
CdS膜を500Åの厚さでそれぞれ形成する。さら
に、第1実施例と同様に方法によりCdをCuに置換
し、その両面にCu2 S電極12を形成した後、P型電
極13を形成する。
ず、102 ΩcmのP型CdTe単結晶11を、CdC
l2 、チオ尿素及びアンモニアから成る水溶液中に浸漬
し、化学的析出によりCdTe単結晶11の表裏両面に
CdS膜を500Åの厚さでそれぞれ形成する。さら
に、第1実施例と同様に方法によりCdをCuに置換
し、その両面にCu2 S電極12を形成した後、P型電
極13を形成する。
【0035】図5は、上記第2実施例の比較例(以下、
比較例という)を示すオーミック電極の断面図であ
る。
比較例という)を示すオーミック電極の断面図であ
る。
【0036】この比較例は、第2実施例におけるCd
Te単結晶11の表裏両面にCdS膜を形成する工程に
代えて、CdTe単結晶11の表裏両面にHAuCl4
水溶液を使用して、Auを置換メッキしてAuメッキ層
12aを約200Åの厚さで形成し、その後に、Agペ
ーストによってP型電極13を形成したものである。
Te単結晶11の表裏両面にCdS膜を形成する工程に
代えて、CdTe単結晶11の表裏両面にHAuCl4
水溶液を使用して、Auを置換メッキしてAuメッキ層
12aを約200Åの厚さで形成し、その後に、Agペ
ーストによってP型電極13を形成したものである。
【0037】この第2実施例と比較例の電圧−電流特
性を評価すると、図6から明らかなように、第2実施例
の方(図中Z1)が比較例(図中Z2)よりも良好な
オーム特性が得られる。
性を評価すると、図6から明らかなように、第2実施例
の方(図中Z1)が比較例(図中Z2)よりも良好な
オーム特性が得られる。
【0038】
【発明の効果】以上詳細に説明したように第1の発明に
よれば、Teを含むP型化合物半導体と、前記P型化合
物半導体上に形成されたCuxS、CuxTeまたはC
uxSeから成る中間層と、前記中間層にオーミック接
合する金属層とを備えたので、P型化合物半導体に対し
て良好なオーム性接触を行うことができ、接触抵抗が低
く、且つ安定した素子特性を得ることができる。
よれば、Teを含むP型化合物半導体と、前記P型化合
物半導体上に形成されたCuxS、CuxTeまたはC
uxSeから成る中間層と、前記中間層にオーミック接
合する金属層とを備えたので、P型化合物半導体に対し
て良好なオーム性接触を行うことができ、接触抵抗が低
く、且つ安定した素子特性を得ることができる。
【0039】第2の発明のよれば、S、Te、またはS
eを含む金属化合物から組成されたP型化合物半導体の
表面に対して前記金属化合物の構成元素をCuで置換す
る処理を行って中間層を形成し、その中間層の面上にオ
ーミック接合する金属層を形成するようにしたので、簡
単かつ均一に中間層を形成することができる。
eを含む金属化合物から組成されたP型化合物半導体の
表面に対して前記金属化合物の構成元素をCuで置換す
る処理を行って中間層を形成し、その中間層の面上にオ
ーミック接合する金属層を形成するようにしたので、簡
単かつ均一に中間層を形成することができる。
【図1】本発明に係る化合物半導体のオーミック電極の
第1実施例を示す太陽電池の断面図である。
第1実施例を示す太陽電池の断面図である。
【図2】比較例の太陽電池の断面図である。
【図3】比較例の太陽電池の断面図である。
【図4】本発明に係る化合物半導体のオーミック電極の
第2実施例を示す断面図である。
第2実施例を示す断面図である。
【図5】比較例のオーミック電極の断面図である。
【図6】第2実施例と比較例の電圧−電流特性を示す
グラフである。
グラフである。
1 ガラス基板 2 ITO膜 3 CdS膜(n型) 4 CdTe膜(p型) 5 Cu2 S電極(中間層:p型) 5a Auメッキ層 5b Cu層 5c Au層 6 p型電極 11 P型CdTe単結晶 12 Cu2 S電極 12a Auメッキ層 13 P型電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 31/04
Claims (2)
- 【請求項1】 Teを含むP型化合物半導体と、 前記P型化合物半導体上に形成されたCuxS、Cux
TeまたはCuxSeから成る中間層と、 前記中間層にオーミック接合する金属層とを含むことを
特徴とする化合物半導体のオーミック電極。 - 【請求項2】 S、Te、またはSeを含む金属化合物
から組成されたP型化合物半導体の表面に対して前記金
属化合物の構成元素をCuで置換する処理を行って中間
層を形成し、 その中間層の面上にオーミック接合する金属層を形成す
ることを特徴とする化合物半導体のオーミック電極の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6211481A JPH0878355A (ja) | 1994-09-05 | 1994-09-05 | 化合物半導体のオーミック電極及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6211481A JPH0878355A (ja) | 1994-09-05 | 1994-09-05 | 化合物半導体のオーミック電極及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0878355A true JPH0878355A (ja) | 1996-03-22 |
Family
ID=16606673
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6211481A Pending JPH0878355A (ja) | 1994-09-05 | 1994-09-05 | 化合物半導体のオーミック電極及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0878355A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008036769A3 (en) * | 2006-09-19 | 2008-10-09 | Itn Energy Systems Inc | Semi-transparent dual layer back contact for bifacial and tandem junction thin-film photovolataic devices |
| JP2010141343A (ja) * | 2000-05-30 | 2010-06-24 | Kurt L Barth | 光起電力モジュールの大量製造装置および方法 |
| US20130174895A1 (en) * | 2009-10-19 | 2013-07-11 | University Of Toledo | Back Contact Buffer Layer for Thin-Film Solar Cells |
| CN109801980A (zh) * | 2019-01-09 | 2019-05-24 | 成都中建材光电材料有限公司 | 一种碲化镉薄膜太阳能电池及其制备方法 |
| CN114122124A (zh) * | 2021-10-21 | 2022-03-01 | 汕头大学 | 一种欧姆电极及其制备方法和应用 |
-
1994
- 1994-09-05 JP JP6211481A patent/JPH0878355A/ja active Pending
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| CN109801980B (zh) * | 2019-01-09 | 2020-11-24 | 成都中建材光电材料有限公司 | 一种碲化镉薄膜太阳能电池及其制备方法 |
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| CN114122124B (zh) * | 2021-10-21 | 2024-06-25 | 汕头大学 | 一种欧姆电极及其制备方法和应用 |
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