JPH0878793A - 半導体レーザの製造方法 - Google Patents
半導体レーザの製造方法Info
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- JPH0878793A JPH0878793A JP23857594A JP23857594A JPH0878793A JP H0878793 A JPH0878793 A JP H0878793A JP 23857594 A JP23857594 A JP 23857594A JP 23857594 A JP23857594 A JP 23857594A JP H0878793 A JPH0878793 A JP H0878793A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 半導体レーザの製造方法に関し、特性を均一
化し、歩留りを向上することができ、メサ構造を平坦に
埋め込む工程において排ガス処理を必要としない半導体
レーザの製造方法を提供する。 【構成】 塩化水素(HCl)が、III 族原料ガス比で
例えば0.1〜1.0の範囲で添加された原料ガスを用
い、20〜100torr程度の減圧有機金属気相成長
法によってメサ構造の周囲にInP等の埋め込み層を形
成する。この際、成長温度を625℃以下にして、既に
導入されている不純物の拡散を防ぎ、MQW等の多層構
造の界面の劣化を防ぎ、マストランスポートによるメサ
構造の変形等の問題を避けることができる。
化し、歩留りを向上することができ、メサ構造を平坦に
埋め込む工程において排ガス処理を必要としない半導体
レーザの製造方法を提供する。 【構成】 塩化水素(HCl)が、III 族原料ガス比で
例えば0.1〜1.0の範囲で添加された原料ガスを用
い、20〜100torr程度の減圧有機金属気相成長
法によってメサ構造の周囲にInP等の埋め込み層を形
成する。この際、成長温度を625℃以下にして、既に
導入されている不純物の拡散を防ぎ、MQW等の多層構
造の界面の劣化を防ぎ、マストランスポートによるメサ
構造の変形等の問題を避けることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体レーザの製造方
法に関する。近年、半導体レーザと光ファイバを基礎と
する光通信技術の発展は目覚ましいものがあり、幹線系
の通信路においては、電気ケーブルが光ファイバによっ
てほとんど置き換えてしまった。今後は、個人ベースで
の情報量の増大に伴い、各家庭まで光ファイバが延びる
であろうと予測され、安価な半導体レーザが求められて
いる。
法に関する。近年、半導体レーザと光ファイバを基礎と
する光通信技術の発展は目覚ましいものがあり、幹線系
の通信路においては、電気ケーブルが光ファイバによっ
てほとんど置き換えてしまった。今後は、個人ベースで
の情報量の増大に伴い、各家庭まで光ファイバが延びる
であろうと予測され、安価な半導体レーザが求められて
いる。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の半導体レーザの構成説明
図である。この図において、11はn−InP基板、1
2はn−InGaAsPガイド層、13はi−InGa
AsP活性層、14はp−InPクラッド層、15はp
−InGaAsPコンタクト層、16はFeドープIn
P高抵抗埋め込み層、17,18は電極である。
図である。この図において、11はn−InP基板、1
2はn−InGaAsPガイド層、13はi−InGa
AsP活性層、14はp−InPクラッド層、15はp
−InGaAsPコンタクト層、16はFeドープIn
P高抵抗埋め込み層、17,18は電極である。
【0003】従来から知られている半導体レーザは、こ
の図に示されているように、n−InP基板11の上
に、n−InGaAsPガイド層12、i−InGaA
sP活性層13、p−InPクラッド層14、p−In
GaAsPコンタクト層15を順次形成し、ドライエッ
チングによってメサ構造を形成し、このメサ構造の周囲
に、塩化物、四塩化炭素(CCl4 )、トリクロロエタ
ン(C2 H3 Cl3 )を添加する有機金属気相成長法に
よって高抵抗のFeドープInP高抵抗埋め込み層16
を形成し、その上下に電極17,18を形成していた
(Appl.Phys.Lett.61(1992)2
2.,Journal of Crystal Gro
wth 131(1993)204参照)。
の図に示されているように、n−InP基板11の上
に、n−InGaAsPガイド層12、i−InGaA
sP活性層13、p−InPクラッド層14、p−In
GaAsPコンタクト層15を順次形成し、ドライエッ
チングによってメサ構造を形成し、このメサ構造の周囲
に、塩化物、四塩化炭素(CCl4 )、トリクロロエタ
ン(C2 H3 Cl3 )を添加する有機金属気相成長法に
よって高抵抗のFeドープInP高抵抗埋め込み層16
を形成し、その上下に電極17,18を形成していた
(Appl.Phys.Lett.61(1992)2
2.,Journal of Crystal Gro
wth 131(1993)204参照)。
【0004】上記のエッチング工程で採用したRIE
(Reactive Ion Etching)法に代
表されるドライエッチングは液体のエッチャントを用い
る方法と比較し、エッチング量の制御性、再現性および
大面積で均一なエッチングが可能であるといった点で優
れている。また、MOVPE法も大面積基板上への均一
な成長が可能な成長方法で、ドライエッチングとともに
半導体レーザの量産化に適した技術である。
(Reactive Ion Etching)法に代
表されるドライエッチングは液体のエッチャントを用い
る方法と比較し、エッチング量の制御性、再現性および
大面積で均一なエッチングが可能であるといった点で優
れている。また、MOVPE法も大面積基板上への均一
な成長が可能な成長方法で、ドライエッチングとともに
半導体レーザの量産化に適した技術である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来から知られ
ているドライエッチングにより形成したメサ構造の周囲
に形成する埋め込み層を平坦化するために、MOVPE
成長中に四塩化炭素または1.1.1トリクロロエタン
を添加する方法が用いられるが、四塩化炭素および1.
1.1トリクロロエタンは有機溶剤系の物質であるた
め、その排ガス除去には、新たに有機溶剤系物質専用の
吸着装置が必要になり、MOVPEシステムのコストを
上げるという問題があった。
ているドライエッチングにより形成したメサ構造の周囲
に形成する埋め込み層を平坦化するために、MOVPE
成長中に四塩化炭素または1.1.1トリクロロエタン
を添加する方法が用いられるが、四塩化炭素および1.
1.1トリクロロエタンは有機溶剤系の物質であるた
め、その排ガス除去には、新たに有機溶剤系物質専用の
吸着装置が必要になり、MOVPEシステムのコストを
上げるという問題があった。
【0006】本発明は、特性を均一化し、歩留りを向上
することができ、メサ構造を平坦に埋め込む工程におい
て排ガス処理装置をより安価にできる半導体レーザの製
造方法を提供することを目的とする。
することができ、メサ構造を平坦に埋め込む工程におい
て排ガス処理装置をより安価にできる半導体レーザの製
造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる半導体レ
ーザの製造方法においては、塩化水素が添加された原料
ガスを用い、減圧有機金属気相成長法によってメサ構造
の周囲にInP埋め込み層を形成する工程を採用した。
ーザの製造方法においては、塩化水素が添加された原料
ガスを用い、減圧有機金属気相成長法によってメサ構造
の周囲にInP埋め込み層を形成する工程を採用した。
【0008】この場合、成長温度を625℃以下とし、
埋め込み層をInPとし、塩化水素の添加量を、III 族
原料ガス比0.1〜1.0とすることができる。
埋め込み層をInPとし、塩化水素の添加量を、III 族
原料ガス比0.1〜1.0とすることができる。
【0009】
【作用】本発明者らは、塩素原料として塩化水素(HC
l)を使用しても、四塩化炭素および1.1.1トリク
ロロエタンと同様な効果が得られることを実験によって
見出した。
l)を使用しても、四塩化炭素および1.1.1トリク
ロロエタンと同様な効果が得られることを実験によって
見出した。
【0010】従来、InPを有機金属気相成長(MOV
PE)法によって成長する際、原料ガス中に塩化水素を
添加すると、塩化水素が原料であるトリメチルインジウ
ムと室温で反応するため、不都合であると考えられてい
た(Journal ofCrystal Growt
h 131(1993)204参照)。
PE)法によって成長する際、原料ガス中に塩化水素を
添加すると、塩化水素が原料であるトリメチルインジウ
ムと室温で反応するため、不都合であると考えられてい
た(Journal ofCrystal Growt
h 131(1993)204参照)。
【0011】ところが、本発明者らは、減圧有機金属気
相成長法であれば、塩化水素も有効であることを見出し
た。
相成長法であれば、塩化水素も有効であることを見出し
た。
【0012】図1は、本発明の半導体レーザの製造方法
の原理説明図である。この図において、1はn−InP
基板、2はn−InGaAsPガイド層、3はi−In
GaAsP活性層、4はp−InPクラッド層、5はp
−InGaAsPコンタクト層、7はFeドープ高抵抗
InP層、8はn側電極、9はp側電極である。なお、
符号6は実施例との関係で欠番になっている。この図に
よって、本発明の半導体レーザの製造方法の原理を説明
する。
の原理説明図である。この図において、1はn−InP
基板、2はn−InGaAsPガイド層、3はi−In
GaAsP活性層、4はp−InPクラッド層、5はp
−InGaAsPコンタクト層、7はFeドープ高抵抗
InP層、8はn側電極、9はp側電極である。なお、
符号6は実施例との関係で欠番になっている。この図に
よって、本発明の半導体レーザの製造方法の原理を説明
する。
【0013】n−InP基板1の上に、MOVPE法に
よってn−InGaAsPガイド層2、i−InGaA
sP活性層3、p−InPクラッド層4、p−InGa
AsPコンタクト層5を形成し、その上に形成したSi
O2 マスクを用い、エタン系のガスを使用したRIE法
によってメサを形成する。
よってn−InGaAsPガイド層2、i−InGaA
sP活性層3、p−InPクラッド層4、p−InGa
AsPコンタクト層5を形成し、その上に形成したSi
O2 マスクを用い、エタン系のガスを使用したRIE法
によってメサを形成する。
【0014】次いで、メサを有するn−InP基板1の
上に、減圧MOVPE法によって原料ガスにTMI,P
H3 を用い、Feドーパントにフェロセンを用い、塩素
原料に水素希釈0.5%の塩化水素を用いて、Feドー
プ高抵抗InP層7を成長して、メサ構造を埋め込む。
この場合、Feドープ高抵抗InP層7を成長する減圧
MOVPE法は、20〜100torr程度の減圧下で
行われる。
上に、減圧MOVPE法によって原料ガスにTMI,P
H3 を用い、Feドーパントにフェロセンを用い、塩素
原料に水素希釈0.5%の塩化水素を用いて、Feドー
プ高抵抗InP層7を成長して、メサ構造を埋め込む。
この場合、Feドープ高抵抗InP層7を成長する減圧
MOVPE法は、20〜100torr程度の減圧下で
行われる。
【0015】最後に、SiO2 マスクを除去し、n側電
極8と、p側電極9を形成して半導体レーザを完成す
る。
極8と、p側電極9を形成して半導体レーザを完成す
る。
【0016】図2は、半導体レーザの断面の結晶構造の
走査型電子顕微鏡写真(1)であり、(A)は塩化水素
を添加しない場合、(B)は塩化水素を添加した場合の
結晶構造を示している。
走査型電子顕微鏡写真(1)であり、(A)は塩化水素
を添加しない場合、(B)は塩化水素を添加した場合の
結晶構造を示している。
【0017】この図は、ドライエッチングして形成した
メサ構造の周囲に、成長温度を600℃とし、V族元素
とIII 族元素の比(V/III )を120とし、Cl/I
nを0.32としてInP埋め込み層を成長する工程に
おいて、塩化水素を添加しない場合(A)と、塩化水素
を添加した場合(B)の断面の結晶構造の走査型電子顕
微鏡写真で、塩化水素を添加しない場合(A)は、メサ
構造の上に形成されたマスクの上にもInP埋め込み層
が異常成長しているが、塩化水素を添加した場合(B)
は、メサ構造の上に形成されたマスクの上にはInP埋
め込み層が成長していないことがわかる。これは、1.
1.1トリクロロエタンと同様な効果である。
メサ構造の周囲に、成長温度を600℃とし、V族元素
とIII 族元素の比(V/III )を120とし、Cl/I
nを0.32としてInP埋め込み層を成長する工程に
おいて、塩化水素を添加しない場合(A)と、塩化水素
を添加した場合(B)の断面の結晶構造の走査型電子顕
微鏡写真で、塩化水素を添加しない場合(A)は、メサ
構造の上に形成されたマスクの上にもInP埋め込み層
が異常成長しているが、塩化水素を添加した場合(B)
は、メサ構造の上に形成されたマスクの上にはInP埋
め込み層が成長していないことがわかる。これは、1.
1.1トリクロロエタンと同様な効果である。
【0018】なお、これらの写真で断面中に白く見える
曲線は、InP埋め込み層を成長する工程で、適宜の間
隔をおいて異種の薄い材料層を成長し、成長が終了した
後に切断して断面を出し、この異種の材料層をエッチン
グして成長過程がわかるようにしたものである。
曲線は、InP埋め込み層を成長する工程で、適宜の間
隔をおいて異種の薄い材料層を成長し、成長が終了した
後に切断して断面を出し、この異種の材料層をエッチン
グして成長過程がわかるようにしたものである。
【0019】図3は、半導体レーザの断面の結晶構造の
走査型電子顕微鏡写真(2)であり、(A)は塩化水素
を添加しない場合、(B)は塩化水素を添加した場合の
結晶構造を示している。
走査型電子顕微鏡写真(2)であり、(A)は塩化水素
を添加しない場合、(B)は塩化水素を添加した場合の
結晶構造を示している。
【0020】この図は、ドライエッチングして形成した
メサ構造の周囲に、成長温度を570℃とし、V/III
を120とし、Cl/Inを0.32としてInP埋め
込み層を成長する工程において、塩化水素を添加しない
場合(A)と、塩化水素を添加した場合(B)の断面の
結晶構造の走査型電子顕微鏡写真で、塩化水素を添加し
ない場合(A)は、メサ構造の上に形成されたマスクの
上にもInP埋め込み層が異常成長しているが、塩化水
素を添加した場合(B)は、メサ構造の上に形成された
マスクの上にはInP埋め込み層が成長していないこと
がわかる。
メサ構造の周囲に、成長温度を570℃とし、V/III
を120とし、Cl/Inを0.32としてInP埋め
込み層を成長する工程において、塩化水素を添加しない
場合(A)と、塩化水素を添加した場合(B)の断面の
結晶構造の走査型電子顕微鏡写真で、塩化水素を添加し
ない場合(A)は、メサ構造の上に形成されたマスクの
上にもInP埋め込み層が異常成長しているが、塩化水
素を添加した場合(B)は、メサ構造の上に形成された
マスクの上にはInP埋め込み層が成長していないこと
がわかる。
【0021】図4は、半導体レーザの断面の結晶構造の
走査型電子顕微鏡写真(3)であり、(A)は塩化水素
を添加しない場合、(B)は塩化水素を添加した場合の
結晶構造を示している。
走査型電子顕微鏡写真(3)であり、(A)は塩化水素
を添加しない場合、(B)は塩化水素を添加した場合の
結晶構造を示している。
【0022】この図は、ドライエッチングして形成した
メサ構造の周囲に、成長温度を650℃とし、V/III
を120とし、Cl/Inを0.32としてInP埋め
込み層を成長する工程において、塩化水素を添加しない
場合(A)と、塩化水素を添加した場合(B)の断面の
結晶構造の走査型電子顕微鏡写真で、塩化水素を添加し
ない場合(A)でも、メサ構造の上に形成されたマスク
の上にはInP埋め込み層が特に異常に成長することは
なく、塩化水素を添加した場合(B)は、図2、図3と
ほぼ同様に、メサ構造の上に形成されたマスクの上には
InP埋め込み層が成長していないことがわかる。
メサ構造の周囲に、成長温度を650℃とし、V/III
を120とし、Cl/Inを0.32としてInP埋め
込み層を成長する工程において、塩化水素を添加しない
場合(A)と、塩化水素を添加した場合(B)の断面の
結晶構造の走査型電子顕微鏡写真で、塩化水素を添加し
ない場合(A)でも、メサ構造の上に形成されたマスク
の上にはInP埋め込み層が特に異常に成長することは
なく、塩化水素を添加した場合(B)は、図2、図3と
ほぼ同様に、メサ構造の上に形成されたマスクの上には
InP埋め込み層が成長していないことがわかる。
【0023】このように、成長温度が高い場合は、塩化
水素を添加しなくても、メサ構造の上のマスクの上には
InP埋め込み層は成長しない。しかし、成長温度を高
くすると、不純物拡散、MQW等の薄膜の多層構造の界
面の劣化、マストランスポートによるメサ構造の変形等
の問題が現れてくるため、可能であれば成長温度を高く
することは避けるべきである。
水素を添加しなくても、メサ構造の上のマスクの上には
InP埋め込み層は成長しない。しかし、成長温度を高
くすると、不純物拡散、MQW等の薄膜の多層構造の界
面の劣化、マストランスポートによるメサ構造の変形等
の問題が現れてくるため、可能であれば成長温度を高く
することは避けるべきである。
【0024】図2、図3、図4の実験結果、および本発
明者らが行った他の実験から、塩化水素添加効果は成長
温度が低い場合に顕著になり、本発明は、成長温度が6
25℃以下の場合に特に有効であることがわかった。ま
た、塩化水素は、取扱が容易で、安価で、スクラバーで
排気ガスを容易に処することができるため、MOVPE
システムをより安価にでき、レーザの大量生産を考える
とコスト的に有利である。
明者らが行った他の実験から、塩化水素添加効果は成長
温度が低い場合に顕著になり、本発明は、成長温度が6
25℃以下の場合に特に有効であることがわかった。ま
た、塩化水素は、取扱が容易で、安価で、スクラバーで
排気ガスを容易に処することができるため、MOVPE
システムをより安価にでき、レーザの大量生産を考える
とコスト的に有利である。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図5、図
6は、本発明の一実施例の半導体レーザの製造工程説明
図であり、(A)〜(E)は各工程を示している。この
図において、1はn−InP基板、2はn−InGaA
sPガイド層、3はi−InGaAsP活性層、4はp
−InPクラッド層、5はp−InGaAsPコンタク
ト層、6はSiO2 マスク、7はFeドープ高抵抗In
P層、8はn側電極、9はp側電極である。この製造工
程説明図によって、本発明の一実施例の半導体レーザの
製造方法を説明する。
6は、本発明の一実施例の半導体レーザの製造工程説明
図であり、(A)〜(E)は各工程を示している。この
図において、1はn−InP基板、2はn−InGaA
sPガイド層、3はi−InGaAsP活性層、4はp
−InPクラッド層、5はp−InGaAsPコンタク
ト層、6はSiO2 マスク、7はFeドープ高抵抗In
P層、8はn側電極、9はp側電極である。この製造工
程説明図によって、本発明の一実施例の半導体レーザの
製造方法を説明する。
【0026】第1工程(図5(A)参照) n−InP基板1の上に、MOVPE法によって、n−
InGaAsPガイド層2、i−InGaAsP活性層
3、p−InPクラッド層4、p−InGaAsPコン
タクト層5を順次形成する。
InGaAsPガイド層2、i−InGaAsP活性層
3、p−InPクラッド層4、p−InGaAsPコン
タクト層5を順次形成する。
【0027】第2工程(図5(B)参照) p−InGaAsPコンタクト層5の上に、幅1.5μ
m、厚さ0.3μmのストライプ状のSiO2 マスク6
を形成する。
m、厚さ0.3μmのストライプ状のSiO2 マスク6
を形成する。
【0028】第3工程(図5(C)参照) エタン系のガスを使用したRIE(Reactive
Ion Etching)法によって、ストライプ状の
SiO2 マスク6が存在しない領域を2.5μmエッチ
ングしてメサを形成する。
Ion Etching)法によって、ストライプ状の
SiO2 マスク6が存在しない領域を2.5μmエッチ
ングしてメサを形成する。
【0029】第4工程(図6(D)参照) メサを有するn−InP基板1の上に、MOVPE法に
よって、原料ガスにTMI,PH3 を用い、Feドーパ
ントにフェロセンを用い、塩素原料に水素希釈0.5%
の塩化水素を用い、成長温度を600℃として、Feド
ープ高抵抗InP層7を2.5μm成長して、メサ構造
を埋め込む。
よって、原料ガスにTMI,PH3 を用い、Feドーパ
ントにフェロセンを用い、塩素原料に水素希釈0.5%
の塩化水素を用い、成長温度を600℃として、Feド
ープ高抵抗InP層7を2.5μm成長して、メサ構造
を埋め込む。
【0030】このFeドープ高抵抗InP層7の成長に
おいて、TMIの流量を0.72cc/min、塩化水
素の流量を0.2cc/min、V/III を120とし
たとき、成長速度は1.5μm/hour、Feドープ
高抵抗InP層7の抵抗率は1×109 Ωcmであっ
た。
おいて、TMIの流量を0.72cc/min、塩化水
素の流量を0.2cc/min、V/III を120とし
たとき、成長速度は1.5μm/hour、Feドープ
高抵抗InP層7の抵抗率は1×109 Ωcmであっ
た。
【0031】第5工程(図6(E)参照) SiO2 マスク6を除去した後、n側電極8と、p側電
極9を形成する。
極9を形成する。
【0032】このようにして製造した半導体レーザは、
閾値電流密度が2kA/cm2 、スロープ効率が0.2
0mW/mAの特性を示し、従来のウェットエッチング
によって形成したメサを埋め込んだ場合と同等の特性が
得られた。
閾値電流密度が2kA/cm2 、スロープ効率が0.2
0mW/mAの特性を示し、従来のウェットエッチング
によって形成したメサを埋め込んだ場合と同等の特性が
得られた。
【0033】本発明によると、塩化水素を添加するMO
VPE埋め込み成長方法により、ドライエッチングによ
って形成したメサを埋め込んだ半導体レーザを実現する
ことができる。この実施例においては、埋め込み層とし
てFeドープ高抵抗InP層を用いた場合について説明
したが、InP系半導体レーザにおいて従来から用いら
れている化合物半導体材料を用いてもほぼ同様の効果を
奏する。
VPE埋め込み成長方法により、ドライエッチングによ
って形成したメサを埋め込んだ半導体レーザを実現する
ことができる。この実施例においては、埋め込み層とし
てFeドープ高抵抗InP層を用いた場合について説明
したが、InP系半導体レーザにおいて従来から用いら
れている化合物半導体材料を用いてもほぼ同様の効果を
奏する。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
ドライエッチングにより形成したメサの埋め込み形状の
平坦化、埋め込み成長の低成長温度化、かつ、塩素原料
の排ガス処理設備のコスト削減という点で大きな効果を
奏する。
ドライエッチングにより形成したメサの埋め込み形状の
平坦化、埋め込み成長の低成長温度化、かつ、塩素原料
の排ガス処理設備のコスト削減という点で大きな効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体レーザの製造方法の原理説明図
である。
である。
【図2】半導体レーザの断面の結晶構造の走査型電子顕
微鏡写真(1)であり、(A)は塩化水素を添加しない
場合、(B)は塩化水素を添加した場合の結晶構造を示
している。
微鏡写真(1)であり、(A)は塩化水素を添加しない
場合、(B)は塩化水素を添加した場合の結晶構造を示
している。
【図3】半導体レーザの断面の結晶構造の走査型電子顕
微鏡写真(2)であり、(A)は塩化水素を添加しない
場合、(B)は塩化水素を添加した場合の結晶構造を示
している。
微鏡写真(2)であり、(A)は塩化水素を添加しない
場合、(B)は塩化水素を添加した場合の結晶構造を示
している。
【図4】半導体レーザの断面の結晶構造の走査型電子顕
微鏡写真(3)であり、(A)は塩化水素を添加しない
場合、(B)は塩化水素を添加した場合の結晶構造を示
している。
微鏡写真(3)であり、(A)は塩化水素を添加しない
場合、(B)は塩化水素を添加した場合の結晶構造を示
している。
【図5】本発明の一実施例の半導体レーザの製造工程説
明図(1)であり、(A)〜(C)は各工程を示してい
る。
明図(1)であり、(A)〜(C)は各工程を示してい
る。
【図6】本発明の一実施例の半導体レーザの製造工程説
明図(2)であり、(D),(E)は各工程を示してい
る。
明図(2)であり、(D),(E)は各工程を示してい
る。
【図7】従来の半導体レーザの構成説明図である。
1 n−InP基板 2 n−InGaAsPガイド層 3 i−InGaAsP活性層 4 p−InPクラッド層 5 p−InGaAsPコンタクト層 6 SiO2 マスク 7 Feドープ高抵抗InP層 8 n側電極 9 p側電極 11 n−InP基板 12 n−InGaAsPガイド層 13 i−InGaAsP活性層 14 p−InPクラッド層 15 p−InGaAsPコンタクト層 16 FeドープInP高抵抗埋め込み層 17,18 電極
Claims (3)
- 【請求項1】 塩化水素が添加された原料ガスを用い、
減圧有機金属気相成長法によってメサ構造の周囲にIn
P埋め込み層を形成することを特徴とする半導体レーザ
の製造方法。 - 【請求項2】 成長温度を625℃以下にすることを特
徴とする請求項1に記載された半導体レーザの製造方
法。 - 【請求項3】 塩化水素の添加量を、III 族原料ガス比
0.1〜1.0とすることを特徴とする請求項1または
請求項2に記載された半導体レーザの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23857594A JPH0878793A (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | 半導体レーザの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23857594A JPH0878793A (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | 半導体レーザの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0878793A true JPH0878793A (ja) | 1996-03-22 |
Family
ID=17032257
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23857594A Withdrawn JPH0878793A (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | 半導体レーザの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0878793A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015233093A (ja) * | 2014-06-10 | 2015-12-24 | 住友電気工業株式会社 | 半導体装置およびその製造方法 |
-
1994
- 1994-09-07 JP JP23857594A patent/JPH0878793A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015233093A (ja) * | 2014-06-10 | 2015-12-24 | 住友電気工業株式会社 | 半導体装置およびその製造方法 |
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