JPH087905B2 - 磁気テープ記録再生装置 - Google Patents

磁気テープ記録再生装置

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JPH087905B2
JPH087905B2 JP1340142A JP34014289A JPH087905B2 JP H087905 B2 JPH087905 B2 JP H087905B2 JP 1340142 A JP1340142 A JP 1340142A JP 34014289 A JP34014289 A JP 34014289A JP H087905 B2 JPH087905 B2 JP H087905B2
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tape
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毅 栄野
盛雄 三輪
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はビデオテープレコーダ(VTR)等の磁気テ
ープ記録再生装置に関する。
(従来の技術) VTRは、リール間に掛装された磁気テープの走行経路
(テープパス)等を各種のテープ走行制御機構によって
モードに応じ変え、例えば、再生あるいは記録モードに
おいては、リール間の磁気テープをローディングポール
により引き出して回転磁気ヘッドを有するドラムに所定
角度範囲にわたって巻回し、この磁気テープにテンショ
ンアームに設けられたテンションポールを接触させて各
種のテープ走行制御機構でテープ張力等を調節する。こ
のため、このようなVTRにあっては、各テープ走行制御
機構とローディングポールとをモードに応じ同期させて
駆動し、モードに応じたテープパスを得る。
従来、上述のようなVTRは、モードコントロールモー
タによりモードに応じ駆動されるモードコントロールギ
アをローディングポールと各テープ走行制御機構とに連
結してモードコントロールギアを介して駆動し、また、
ローディングポールの移動軌跡の近傍でメインシャーシ
にテンションアームを揺動自在に支持してテンションポ
ールをリール台シャーシの移動で磁気テープに接触させ
るものが知られる。
上述したVTRは、特開昭63-225949号公報等で提案され
る。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述した従来のVTRにあっては、テン
ションアームがメインシャーシに揺動自在に支持されて
揺動支点がシャーシに対して固定されているため、テー
プパスの変化およびローディングポールの移動等を考慮
するとテープパスの変化領域およびローディングポール
の移動軌跡から相当の距離を隔てた位置にテンションア
ームを配置しなければならず、テンションアームの位置
決定の自由度が小さく、大型化を招くという問題があ
る。
さらに、上述したVTRにあっては、モードコントロー
ルギアをローディングポールのみならず各テープ走行制
御機構にも連結するため、モードコントロールギアの配
設位置の制約も大きく配設位置が限定されコントロール
ギアと各テープ走行制御機構とを連結する連結要素が長
大化してシャーシ上に錯綜し、機構的に複雑化するとい
う問題がある。
この発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、大型
化すること無く機構要素の配設位置の決定に大きな自由
度を得られ、かつ、機構の簡素化を図れる磁気テープ記
録再生装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) この発明は、モードに応じ走行経路可変機構が作動し
てリール間に掛装された磁気テープの走行経路をモード
に応じて変え、少くなくとも1のモードで磁気テープに
テンションアームを設けられたテンションポールを接触
させてテープ張力を調節する磁気テープ記録再生装置に
おいて、装着された前記テープカセットに対して相対的
に移動自在とされると共に、テープローデイング時に前
記磁気テープを巻回するドラム方向に直線的に移動し、
かつ前記テンションアームを揺動自在に支持し、前記テ
ンションポールにより前記磁気テープの張力を調節可能
な張力調節位置と磁気テープの張力を調節不能な調節不
能位置とを含む軌跡でモードに応じて移動する支持部材
を設け、この支持部材に前記走行経路可変機構を機械的
に連結して支持部材の位置に応じて作動させることが要
旨である。
そして、より具体的には、インピーダンスローラを回
避機構により移動可能に支持して回避機構を支持部材の
位置に応動するように連結すること、また、カセットハ
ウジングのロック機構を支持部材の位置に応動するよう
に連結すること、さらに、リール駆動部材のブレーキ機
構を支持部材の位置に応動するように連結したことを特
徴とする。
(作用) この発明の磁気テープ記録再生装置は、モードに応じ
て移動する支持部材にテンションアームを支持するた
め、テープパスの変化等に応じテンションアームを回避
動作させることができ、その小型化が図れる。また、モ
ードに応じて位置が変化する支持部材にテープ走行制御
機構を連結するため、テープ走行制御機構をモードに応
じて作動させることができ、また、これら支持部材とテ
ープ走行制御機構とを簡素な構成で連結できる。
そして、インピーダンスローラを回避機構により移動
可能に支持して回避機構を支持部材に連結する磁気テー
プ記録再生装置にあっては、インピーダンスローラを支
持部材によってローディングポールの移動時にローディ
ングポールの軌跡から退避させることができ、また、カ
セットハウジングのロック機構を支持部材に連結する磁
気テープ記録再生装置にあっては、ローディング用のア
クチュエータでロック機構の解除を行うことができるた
め部品点数の削減が図れ、さらに、リール駆動部材のブ
レーキ機構を支持部材に連結する磁気テープ記録再生装
置にあっても、ローディング用のアクチュエータでブレ
ーキ機構を制御でき部品点数の削減が図れる。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図から第16図はこの発明の一実施例にかかる磁気
テープ記録再生装置を表し、第1図が主要機構系の平面
図、第2図が側面図、第3図,第4図,第5図,第6図
および第7図が一の要部を異なる状態で示す平面図、第
8図,第9図および第10図が他の一の要部を異なる状態
で示す平面図、第11図および第12図がまた他の1の要部
を異なる状態で示す側面図、第13図が一の主要部分の斜
視図、第14図が一の部品の平面図、第15図が他の1の部
品の平面図、第16図がテープ走行系を示す概略平面図で
ある。
第16図において、11はメインシャーシであり、シャー
シ11には、図中下方に供給リール台(リール駆動部材)
12と巻取リール駆動ギア(リール駆動部材)13aとが回
転自在に並設され、同下方部位上方にカセットハウジン
グ(図示せず)が昇降可能に支持され、また、巻取リー
ル駆動ギヤ13aに伝達ギヤ13bが噛合し、この伝達ギヤ13
bの近傍に第1図に示すようにブレーキ機構71が設けら
れている。供給リール台12および伝達ギヤ13bは図示し
ないキャプスタンモータと連結されて後述するキャプス
タンと一体に駆動される。周知のように、テープカセッ
トは、ケース(図示せず)内に供給リール14と巻取リー
ル15との間で磁気テープ16を巻装して収容している。な
お、17はカセットのケースに設けられたガイドポールで
ある。
ブレーキ機構71は、第1図,第8図,第9図および第
10図に示されるように、伝達ギヤ13bの近傍に一端が揺
動自在に支持された略扇状のブレーキレバー72を有す
る。ブレーキレバー72は、他端に揺動方向に離隔して摩
擦接触部72aと係合部72bとが形成され、図示しないトー
ションスプリングで図中時計方向に付勢されている。係
合部72bはブレーキプレート73と係合してブレーキプレ
ート73を介して後述するスライドプレートと係合し、摩
擦接触部72aはブレーキレバー72の図中時計方向の回動
で伝達ギヤ13bに摩擦接触して伝達ギヤ13bの回転を制動
する。ブレーキプレート73は、リール台12および伝達ギ
ヤ13bの図中下方位置で図中左右に延在して両端に長穴7
3a,73bが形成され、これら長穴73a,73bにシャーシ11に
固設されたピン74a,74bが遊挿して図中左右方向の摺動
自在にシャーシ11に支持され、図示しないスプリングに
より図中左方に付勢されている。このブレーキプレート
73は、図中右端がブレーキレバー72の係合部72bに、図
中左端にピン75が設けられてピン75が後述するスライド
プレートに係合している。このブレーキプレート73は、
スライドプレートにより駆動されて図中左右に移動し、
その図中右動で係合部72bを押圧して摩擦接触部72aを伝
達ギヤ13bから離隔する。なお、図中明示されないが、
ブレーキレバー72は他のアクチュエータとも連結してこ
のアクチュエータによっても駆動される。
カセットハウジングは、テープカセットを挿入可能な
ホルダを有し、パンタグラフ式の昇降機構を介してシャ
ーシ11に昇降動可能に支持されている。このカセットハ
ウジングとシャーシ11との間にはロック機構(テープ走
行制御機構)76が設けられ、カセットハウジングは下降
位置でシャーシ11に固定される。ロック機構76はロック
プレート77および図示しないキャンセルプレート等から
成り、第1図,第11図および第12図に示すように、ロッ
クプレート77がシャーシ11の裏面に第1図中上下方向に
摺動自在に配設されている。ロックプレート77は、一端
(第11図および第12図中で右側)にフック77aがカセッ
トハウジングのロックピン78と係止可能に立設され、中
央部に係止片77bが後述するスライドプレートと係合可
能に立設されている。このロックプレート77は、図示し
ないスプリングで第11図および第12図中左方に付勢さ
れ、スライドプレートにより係止片77bが押圧されて同
図中右方に移動する。このロック機構76は、カセットハ
ウジングの下降位置でロックピン78をロックプレート77
のフック77aと係止させて下降位置に保持し、スライド
プレートの移動でロックプレート77を移動させてロック
ピン78とフック77aとの係止を解除する。
また、第6図に示すようにシャーシ11には、図中上部
にドラム18が支持され、ドラム18の図中左側にローディ
ングガイドポール19、ローディング傾斜ポール20、イン
ピーダンスローラ21、傾斜ポール22および後述するテン
ションポール23が、ドラム18の図中右側にローディング
ガイドポール24、ローディング傾斜ポール25、傾斜ポー
ル26、ミドルポール27、A/Cヘッド28、ガイドローラ2
9、ピンチローラ30およびキャプスタン31が配置されて
いる。上記した部材のうちで、供給リール14側と対応し
て設けたテンションポール23,ローディング傾斜ポール2
0,ローディングガイドポール19と、巻取リール15側と対
応して設けたローディングガイドポール24,ローディン
グ傾斜ポール25,ミドルポール27とは、テープローディ
ングの開始前となる初期状態で図示せぬテープカセット
の前面底部の切欠部内に待機している。また、ドラム18
は、シャーシ11に固定されたロアドラムと磁気ヘッドを
設けられたアッパドラムとから成り、アッパドラムがド
ラムモータにより駆動されて回転する。ローディングガ
イドポール19およびローディング傾斜ポール20はポール
ベース79(第3図〜第7図参照)に支持され、同様に、
ローディングガイドポール24およびローディング傾斜ポ
ール25も図示しないポールベース(以下、前述した番号
79を用いる)に支持され、これらポールベース79は所定
軌跡での移動可能に支持されて図示しないモードコント
ロールモータにより駆動される。これらローディングポ
ール19,20,24,25(以下、符号LPで総称する)は、ロー
ディング時において図中上方へ移動し、カセットから磁
気テープ16を引き出してドラム18に所定角度範囲にわた
って巻回し、また、アンローディング時においてローデ
ィング時と逆方向に移動して磁気テープ16をカセットに
収納する。
なお、ドラム18、傾斜ポール22,26、ミドルポール2
7、A/Cヘッド28、ガイドローラ29、ピンチローラ30およ
びキャプスタン31についての説明は省略する。
インピーダンスローラ21は、第1図および第2図に明
示されるように、図中略上下方向に延在するローラアー
ム80の図中下端に回転自在に設けられている。ローラア
ーム80は、図中上端がシャーシ11上面に固定されたベー
ス部材81に揺動自在に支持され、このベース部材81との
間に介設された図示しないトーションスプリングで第1
図中反時計方向に付勢されている。また、このローラア
ーム80は、中間部の下面にピン80aが垂設され、このピ
ン80aがトーションスプリングの弾性力によりキャンセ
ルレバー82と当接している。キャンセルレバー82は、後
述するリミットプレートの下方に図中上下に延設され、
図中下端がシャーシ11に植設されたピン83に揺動自在に
支持され、図中上端が上述のピン80aと係合している。
このキャンセルレバー82は、図中右側縁に凹状のカム面
82aが形成され、この右側縁にリミットプレートに固設
されたカムピン84が摺接している。このキャンセルレバ
ー82は、リミットプレートの上動時にトーションスプリ
ングの弾性力で図中時計方向に回動し、ローラアーム80
がキャンセルレバー82の回動で反時計方向に回動してイ
ンピーダンスローラ21が図中右動する。上述したローラ
アーム80、キャンセルレバー82およびリミットプレート
が回避機構(テープ走行制御機構)85を構成する。
第1図から第10図に示されるように、スライドプレー
ト33は装着したテープカセットに対して相対的に移動自
在に設けられ、且つ、このスライドプレート33はテープ
ローデイング時にシャーシ11(第16図)上をドラム方向
に略直線的に移動するようになっている。このスライド
プレート33上には、先端にテンションポール23を立設し
たテンションアーム32が揺動自在に支持されている。こ
の際、スライドプレート33上で供給リール台12の左側方
近傍には、テンションアーム32の揺動支点となる支持ピ
ン35が設けられている。従って、テンションポール23
は、テンションアーム32を介して支持ピン35を中心に揺
動自在になっていると共に、スライドプレート33のドラ
ム方向の移動に伴って略直線移動できるようになり、言
い換えると、テンションポールの移動軌跡は直線移動と
揺動との2つの動作を組合わせて形成されることにな
る。更に、第13図に示すように、スライドプレート33上
にリミットプレート34が摺動自在に設けられている。こ
のリミットプレート34も支持部材に相当する。第15図に
詳示するように、スライドプレート33には、図中下部と
図中中央部とにそれぞれ上下方向に延在するガイド用の
長穴33a,33bが、図中中央部の長穴33bに近傍して係止穴
33cが、図中上部に上下方向に延在する長穴33dが、図中
下部にスプリング係止部33e、凹状のカム面33fおよび段
状の係合部33gが形成され、また、長穴33aの上縁に近接
して支持ピン35が立設され、このピン35にテンションア
ーム32が支持されている。スライドプレート33は、長穴
33a,33bにシャーシ11上面に立設されたガイドピン36a,3
6bが摺動自在に挿通し、係止穴33cに後述するドライブ
レバー37に設けられた駆動ピン37aが遊挿し、長穴33dに
図中下端が長穴33dの図中下縁に係止されたスプリング3
8が配置されている。そして、カム面33fには前述したブ
レーキプレート73のピン75が摺動可能に当接し、係合部
33gは前述したロックプレート77の係止片77bに係合す
る。このスライドプレート33は、ドライブレバー37の揺
動により駆動され、長穴33a,33b内をガイドピン36a,36b
が摺動して図中上下方向に移動する。
リミットプレート34は第14図に示すように、図中上部
にスプリング配置用の長穴34aとガイド用の長穴34bと
が、図中下部にガイド用の長穴34cが、この長穴34cの上
縁に近接して図中左右に延在する係止穴34dが、図中左
側に図中上下に延在するガイド用の長穴34fが形成さ
れ、また、長穴34fと長穴34aとの間で裏面に前述したカ
ムピン84が垂設され、さらに、図中右下部にテンション
アーム32の後述するガイドピンと当接可能なカム部34e
を有する。このリミットプレート34は、長穴34aに前述
したスプリング38が配置され、長穴34b,34cにそれぞれ
スライドプレート33に植設されたガイドピン39a,39bが
摺動自在に挿通し、係止穴34dにスライドプレート33の
係止穴33cを貫通してドライブレバー37の駆動ピン37aが
摺動自在に遊挿し、長穴34fに前述したピン83が摺動自
在に挿通している。スプリング38は、一端がスライドプ
レート33の長穴33dの図中下縁に、他端がリミットプレ
ート34の長穴34aの図中上縁に係止され、スライドプレ
ート33とリミットプレート34とをガイドピン39a,39bが
長穴34b,34cの上縁に当接する方向に付勢している。カ
ム部34eはリミットプレート34とスライドプレート33と
の相対変位方向に対して平行な平行カム面99aおよび所
定角度傾斜する傾斜カム面99bとを有する。後述するよ
うに、カム部材34eは、PAUSEモードで平行カム面99aに
ガイドピンが当接し、PLAYモードからPAUSEモードへの
移行時に傾斜カム面99bをガイドピンが摺接する。この
リミットプレート34は、スライドプレート33と長穴34b,
34cの長さに対応した相対変位を可能にスプリング38に
より結合され、長穴34b,34c,34f内をピン39a,39b,83を
摺動させてドライブレバー37の駆動ピン37aにより駆動
される。
テンションアーム32は、基部32aと基部32aから一体的
に延出するアーム部32bとを回転方向相対位置を調節可
能に結合して成り、基部32aが支持ピン35に相対回動自
在に支持され、アーム部32bの先端にテンションポール2
3を支持している。基部32aは、図中左側に図中上下に離
隔してブレーキバンド(図示せず)の両端部が止着さ
れ、図中左側に係止部40cが形成されてテンションスプ
リング42の端部が係止している。ブレーキバンドは、供
給リール台12に巻き掛けられ、テンションアーム32の図
中反時計方向の回動により供給リール台12を締着して供
給リール台12の回転を制動する。スプリング42は、基部
32aの係止部40cとスライドプレート33の係止部33eとの
間に張設されてテンションアーム32を図中反時計方向に
付勢する。アーム部32bには、先端に前述したテンショ
ンポール23が立設され、また、中間にガイドピン43が垂
設されている。ガイドピン43は、シャーシ11に形成され
たガイド溝11bに摺動自在に挿通している。このガイド
溝11bは図中略上下方向に延在する部分49aと図中略左方
向に延在する部分49bとが滑らかに連続して成り、この
部分49bはさらに後述するガイド溝11aに連続している。
このガイド溝11bは、部分49aが後述するスライドプレー
ト33の移動時にテンションアーム32の揺動を阻止して所
定の姿勢を保持させる部分として、部分49bがテンショ
ンアーム32の揺動を許容する部分として規定される。
ドライブレバー37は、シャーシ11の裏面に設けられ、
中間部がシャーシ11に回動自在に支持されている。この
ドライブレバー37は、前述したように一端に設けられた
駆動ピン37aがシャーシ11のガイド溝11aを貫通してスラ
イドプレート33の係止穴33cとリミットプレート34の係
止穴34dとに挿入し、また、他端にピン37bが植設されて
ピン37bがカムギア44の螺旋状のカム穴44aに挿入してい
る。カムギア44は、円板状を成してシャーシ11に回転自
在に支持され、上述した螺旋状のカム穴44aの外周にギ
ア44bが形成されている。このカムギア44は、ギア44bに
噛合するギア列を介してモードコントロールモータと連
結され、このモードコントロールモータにより前述した
ポールベースと連動して駆動される。
なお、図中明示しないが、モードコントロールモータ
はローディングポールLPを支持するポールベースと各種
の機構を介して連結されている。
この実施例の磁気テープ記録再生装置は、モードコン
トロールモータにより駆動されるスライドプレート33に
テンションポール23が先端に設けられたテンションアー
ム32を揺動自在に支持し、テープカセットの取出(EJEC
T)、テープ16の早送あるいは巻戻(FF/REW)、一時停
止(RECLOCK)、再生(PLAY)および停止(STOP)等の
操作ボタンの操作に応じローディングモータを通電して
ローディングポールLPの駆動と同期させてスライドプレ
ート33をテンションアーム32とともにモードに応じた位
置へ移動させる。したがって、後述するようなモードに
応じテープパスが変化する場合でもテンションアーム32
がローディングポールLPあるいはテープ16等と干渉する
ことを容易に防止でき、各種のポール等構成部品の配置
位置の決定に大きな自由度を得られ、構成部品をテープ
パスの近傍に集中的に配置して小型化が図れる。
以下、モード別に説明する。
例えば、カセットの装着時にあたっては、カムギヤ44
は第3図に示すFF/REWモード位置にあり、ドライブレバ
ー37のピン37bがカム孔44aの他端から若干内側に位置
し、スライドプレート33も図中下方近傍に位置してテン
ションアーム32の支点すなわち支持ピン35も図中下方近
傍に位置する。そして、テンションアーム32は、ガイド
ピン43がガイド溝11bの部分49a内の下方に位置してその
左右動が規制され、これによってテンションポール23の
動きも規制するようにしている。この時、このテンショ
ンポール23は図示しないがカセットの前面底部の切欠部
に対応する位置にあり、また各ローディングポールLPも
カセットの切欠部に対応する位置にある。そして、第12
図に示すようにロックプレート77はフック77aがロック
ピン78と係止可能な図中左方位置にあり、カセットの装
填にともないカセットハウジングが下降すると、ポール
23,LPがカセットの底部の切欠部内に遊挿し、また、ロ
ックピン78がフック77aに係止してカセットハウジング
が下降位置に保持される。
なお、このFF/REWモードでは、第8図に示すように、
ブレーキプレート73はピン75がスライドプレート33のカ
ム面33fに乗り上げた状態にあってブレーキアーム72を
図中反時計方向に回動した位置に保持するため、ブレー
キアーム72は摩擦接触部72aが伝達ギヤ13bから離して伝
達ギヤ13bの制動を解除する。
ここで、カセットが装着されると、第6図のREC LOCK
モードに示すように、モードコントロールモータにより
駆動されてポールベース79が移動し、ローディングポー
ルLPがテープ16をドラム18に巻回し、このポールベース
79の移動に同期してカムギヤ44も図示しないモードコン
トロールモータにより駆動されて第3図の状態から図中
反時計方向に所定角度回転し、スライドプレート33が図
中所定距離上方へ移動する。このため、支持ピン35も図
中上方に移動するとともに、テンションアーム32もガイ
ドピン43がガイド溝11bの部分49a内を摺動して部分49b
まで移動して全体が移動することになる。この時、リミ
ットプレート34の拘束部34eは、ガイド溝11bのガイド溝
11aとの連結部位に位置し、この拘束部34eにガイドピン
43がスプリング42により付勢されて当接するため、ガイ
ドピン43がスプリング42により付勢されて当接するた
め、ガイドピン43の図中左側方向への移動を阻止し、テ
ンションアーム32の動きを規制して、テンションサーボ
機構を非作動状態に保持する。なお、テンションポール
32は、テープ張力を弱める内側方向の位置にあり、テー
プパスされ走行が停止しているテープ16の張力を弛んだ
状態とし、テープダメージが生じないようにしている。
また、このREC LOCKモードへの移行時にあっては、ポ
ールベース79がインピーダンスローラ21の側方を通過す
るまではリミットプレート34のカムピン84がキャンセル
レバー82の側縁を摺接してインピーダンスローラ21をポ
ールベース79の軌跡外に位置させ(第4図および第5図
参照)、この後に、ポールベース79がインピーダンスロ
ーラ21の側方を通過するとカムピン84がキャンセルレバ
ー82のカム面83aに没入し、トーションスプリングの弾
性力でキャンセルレバー82が回動してキャンセルレバー
82の回動でローラアーム80が回動し、インピーダンスロ
ーラ21がテープ16に向かい移動してテープ16に接触す
る。したがって、ローディングポールLPの移動時にロー
ディングポールLPがインピーダンスローラ21と干渉する
ことを防止できる。そして、リミットプレート34により
キャンセルレバー82を介してローラアーム80を駆動する
ため、ローラアーム80の駆動時にローディングポールLP
に傾き等を生じさせる力が作用することも無く、また、
インピーダンスローラ21をポールベース79の軌跡から離
隔させることができ、インピーダンスローラ21の回転に
ともない生じる塵埃がテープ16と付着することも防止で
きる。
なお、このREC LOCKモードにあっては、スライトプレ
ート33は係合部33gがロックプレート77の係止片77bから
離隔するためロックプレート77のフック77aとロックピ
ン78との係止状態が維持され(第12図参照)、また、ブ
レーキプレート73はローラ75がスライドプレート33のカ
ム面33f上に位置しないが、ブレーキレバー72は他のア
クチュエータにより図中反時計方向に回動されるため摩
擦摺接部72aが巻取リール台13に接触することも無い
(第9図参照)。
次に、PLAYあるいはRECの操作ボタンが操作されると
(PLAYあるいはRECモード)、第7図に示すように、カ
ムギヤ44はさらに図中反時計方向に所定角度回転する。
そして、リミットプレート34のみが図中上動し、リミッ
トプレート34の拘束部34eがガイド溝11bを開放するの
で、テンションアーム32もガイドピン43がフリー状態と
なってスプリング42の付勢力によって反時計方向に回転
し、テンションポール23が図中左方向に移動してテープ
16に張力を付与するテンションサーボ機構が作動する。
すなわち、テンションアーム32は、テープ16の張力が小
さく弛緩する場合にはスプリング42の弾性力で図中反時
計方向に回動してバンドブレーキ41により供給リール台
12へのブレーキ力を強め、また、テープ16の張力が大き
い場合には図中時計方向に回動してブレーキバンド41を
弛めて供給リール台12へのブレーキ力を弱めることによ
り、テープ16の張力に応じて揺動させて供給リール台12
の制動力を制御し、走行するテープ16の張力が一定とな
るように調整する。このPLAYあるいはRECモードにおい
ては、リミットプレート34はスプリング38を伸張してス
ライドプレート33に対して生じる図中上方向への付勢力
を位置決め用の圧着力としている。
なお、上述のREC LOCKモードからこのPLAYあるいはRE
Cモードへの移行時においては、リミットプレート34の
みが移動するにすぎず、リミットプレート34の移動距離
が小さくローラアーム80が揺動しないため、インピーダ
ンスローラ21はPLAYモードと略同一位置を維持し、ま
た、スライドプレート33が移動しないため、ブレーキレ
バー72およびロックプレート77も移動しない。
ここで、PAUSEの操作ボタンが操作されると、上述し
た第6図に示すREC LOCKモードの状態となり、カムギヤ
44が図中時計方向へ所定角度回転することにより、再び
リミットプレート34のみが下動して、このリミットプレ
ート34の拘束部によりガイドピン43を図中右方向へ押圧
してテンションアーム32をテンションポール23がテープ
16の張力を弛める方向(内側方向)に移動した状態に保
持するようになり、上述と同様となる。このREC LOCKモ
ードへの移行時においても、スライドプレート33は移動
せず、ブレーキレバー72、ロックプレート77およびイン
ピーダンスローラ21はPLAYモードと同一の状態を維持す
る。
また、FF/REWの操作ボタンが操作されると、上述した
第3図に示す状態となり、カムギヤ44が上記とは逆の動
作となって、テンションポール23は再びカセットの前面
底部の切欠部内に位置し、この状態でテープ16を早送り
あるいは巻戻しする。この時テンションポール23は高速
走行するテープ16とは接触しない。
またFF/REWの操作ボタンに代ってSTOPの操作ボタンが
操作されると、FF/REWモード時と同様に上述した第3図
に示す状態となり、この状態でテープ16の走行も停止し
ている。
そして、EJECTの操作ボタンが操作されると、第1図
に示すように、カムギヤ44は上述した第3図に示す状態
から図中反時計方向に所定角度回転し、ドライブレバー
37のピン37bがカム孔44aの端部に位置し、スライドプレ
ート33も図中さらに下方に移動してフック77aとロック
ピン78との係止が解除され、図示しないカセットハウジ
ングを上昇して、カセットが排出される。
なお、上述した実施例では、テンションアーム32の制
御を全てスライドプレート33を移動することにより行う
ものについて説明したが、例えばテンションポール23の
カセットの切欠部内に位置するアンローディング位置か
らテンションサーボ機構を作動するローディング位置へ
の移動のみを、上述したスライドプレートまたはリンク
部材などの支持部材によってテンションアーム32の支点
を移動するようにし、その他の動作を他の機構により制
御するようにしてもよい。
また、上述した実施例ではVTRを例示するが、デジタ
ルオーディオテープレコーダ(R−DAT)にも本発明が
適用できることは言うまでも無い。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明にかかる磁気テープ記
録再生装置によれば、モードに応じて位置が変化する支
持部材を設け、この支持部材にテンションアームを支持
するとともに、支持部材を走行経路可変機構と連結して
走行経路可変機構を支持部材の位置に応動するようにし
たため、構成部品をテンションアームとの干渉を考慮す
ること無く集中して配置でき、モードに応じたテープパ
スを簡素な機構系で達成でき、その小型化が図れる。
また、前述した実施例では、インピーダンスローラを
支持するローラアームを支持部材により駆動してローデ
ィングポールの移動時にローディングポールの軌跡外へ
移動させるため、ローディングポールに傾れの原因とな
る力を作用させること無くインピーダンスローラを移動
できる。
さらに、前述した実施例では、支持部材によりロック
プレートを駆動してイジェクト時にカセットハウジング
のロック機構を解除するようにしたため、他のアクチュ
エータを設けること無くロック機構を解除でき、部品数
の削減が図れる。
またさらに、前述した実施例では、支持部材を巻取用
の駆動力伝達ギヤのブレーキ機構と機械的に連結して伝
達ギヤのブレーキ機構を支持部材の位置に応じて作動さ
せるため、ブレーキ機構の作動をモードと確実に対応さ
せることができ、高い信頼性が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第16図はこの発明の一実施例にかかる磁気テ
ープ記録再生装置を示し、第1図が主要機構系の平面
図、第2図が側面図、第3図,第4図,第5図,第6図
および第7図が一の要部を異なる状態で示す平面図、第
8図,第9図および第10図が他の一の要部を異なる状態
で示す平面図、第11図および第12図がまた他の1の要部
を異なる状態で示す側面図、第13図が一の主要部分の斜
視図、第14図が一の部品の平面図、第15図が他の1の部
品の平面図、第16図がテープ走行系を示す概略平面図で
ある。 11……メインシャーシ、12……供給リール台(リール駆
動部材)、13b……伝達ギヤ(リール駆動部材)、14…
…供給リール、15……巻取リール、16……磁気テープ、
18……ドラム、19,20,24,25,LP……ローディングポー
ル、21……インピーダンスローラ、23……テンションポ
ール、32……テンションアーム、33……スライドプレー
ト(支持部材)、34……リミットプレート(支持部
材)、71……ブレーキ機構(テープ走行制御機構)、76
……ロック機構(テープ走行制御機構)、79……ポール
ベース、85……回避機構(テープ走行制御機構)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モードに応じ走行経路可変機構が作動して
    テープカセット内のリール間に掛装された磁気テープの
    走行経路をモードに応じて変え、少なくとも1つのモー
    ドで前記磁気テープにテンションアームに設けられたテ
    ンションポールを接触させてテープ張力を調節する磁気
    テープ記録再生装置において、 装着された前記テープカセットに対して相対的に移動自
    在とされると共に、テープローデイング時に前記磁気テ
    ープを巻回するドラム方向に直線的に移動し、かつ前記
    テンションアームを揺動自在に支持し、前記テンション
    ポールにより前記磁気テープの張力を調節可能な張力調
    節位置と前記磁気テープの張力を調節不能な調節不可能
    位置とを含む軌跡でモードに応じて移動する支持部材を
    設け、この支持部材に前記走行経路可変機構を機械的に
    連結して前記支持部材の移動位置に応じて作動させるこ
    とを特徴とする磁気テープ記録再生装置。
  2. 【請求項2】テープカセット内のリール間に掛装された
    磁気テープを少なくとも1つのモードでローディングポ
    ールにより引き出して回転磁気ヘッドを有するドラムに
    巻回すると共に、前記リールから引き出された磁気テー
    プにテンションアームに設けられたテンションポールと
    インピーダンスローラとを接触させる磁気テープ記録再
    生装置において、 前記テンションアームを揺動自在に支持し、前記テンシ
    ョンポールにより前記磁気テープの張力を調節可能な張
    力調節位置と前記磁気テープの張力を調節不能な調節不
    可能位置とを含む軌跡でモードに応じ前記ローディング
    ポールの移動に応じて移動する支持部材と、 前記インピーダンスローラを前記引き出された状態の磁
    気テープに接触する作動位置と前記ローディングポール
    の移動軌跡外に位置する退避位置との間を移動可能に支
    持し、前記ローディングポールの移動時に前記支持部材
    と係合して前記インピーダンスローラを前記退避位置へ
    移動させる回避機構と、を有する磁気テープ記録再生装
    置。
  3. 【請求項3】シャーシ上に一対のリール駆動部材を回転
    自在に並設すると共に、これらリール駆動部材の上方に
    カセットが装填されるカセットハウジングを昇降動可能
    に支持し、このカセットハウジングを下降させてカセッ
    トハウジングをカセットの供給リールと巻取リールとが
    それぞれ前記リール駆動部材に載置された状態でロック
    機構により前記シャーシに係止させ、前記供給リールと
    前記巻取リールとの間に掛装された磁気テープを少なく
    とも1つのモードでローディングポールにより引き出し
    て回転磁気ヘッドを有するドラムに巻回すると共に、前
    記リールから引き出された磁気テープにテンションアー
    ムに設けられたテンションポールを接触させてテープ張
    力を調節する磁気テープ記録再生装置において、 前記テンションアームを揺動自在に支持し、前記テンシ
    ョンポールにより前記磁気テープの張力を調節可能な張
    力調節位置と前記磁気テープの張力を調節不能な調節不
    可能位置とを含む軌跡でモードに応じて移動する支持部
    材を設けると共に、 前記支持部材と前記ロック機構とを連結し、前記支持部
    材が所定のモードと対応する位置に移動した時に前記ロ
    ック機構による前記カセットハウジングと前記シャーシ
    との係止を解除するように構成した磁気テープ記録再生
    装置。
  4. 【請求項4】シャーシ上に一対のリールを載置可能な一
    対のリール駆動部材を回転自在に並設し、これらリール
    駆動部材の少なくとも一方にその回転を制御可能なブレ
    ーキ機構を設け、 少なくとも1つのモードで、前記リール駆動部材上のリ
    ール間に掛装された磁気テープをローディングポールに
    より引き出して回転磁気ヘッドを有するドラムに巻回
    し、前記リールから引き出された磁気テープにテンショ
    ンアームに設けられたテンションアームを接触させてテ
    ープ張力を調節すると共に、 他の少なくとも1つのモードで、前記ブレーキ機構で前
    記リール駆動部材の回転を制御する磁気テープ記録再生
    装置において、 前記テンションアームを揺動自在に支持し、前記テンシ
    ョンポールにより前記磁気テープの張力を調節可能な張
    力調節位置と前記磁気テープの張力を調節不能な調節不
    可能位置とを含む軌跡でモードに応じ移動して位置が変
    化する支持部材を設けると共に、 前記支持部材と前記ブレーキ機構とを連結し、このブレ
    ーキ機構が前記支持部材の位置に応じて前記リール駆動
    部材の制動と制動の解除とを行うように構成したことを
    特徴とする磁気テープ記録再生装置。
JP1340142A 1989-12-26 1989-12-26 磁気テープ記録再生装置 Expired - Lifetime JPH087905B2 (ja)

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