JPH0879286A - トライ・ステート・ビデオ・バス駆動装置および方法 - Google Patents

トライ・ステート・ビデオ・バス駆動装置および方法

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JPH0879286A
JPH0879286A JP7213824A JP21382495A JPH0879286A JP H0879286 A JPH0879286 A JP H0879286A JP 7213824 A JP7213824 A JP 7213824A JP 21382495 A JP21382495 A JP 21382495A JP H0879286 A JPH0879286 A JP H0879286A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トライ・ステート・モードでの出力回路、負
荷ネットワーク、差動電流源、トライ・ステート・コン
トロール回路の休止消費電力をゼロにする。 【解決手段】 差動電流源51はビデオ入力信号S1か
ら相補の第1(I1)および第2(I2)電流を形成す
る。第1負荷ネットワーク52は第1電流から第1ビデ
オ出力信号V1を生成する。第2負荷ネットワーク54
は第2電流から第2ビデオ出力信号V2を生成する。第
1出力回路56は第1ビデオ出力信号V1、第2ビデオ
出力信号V2を第1出力ターミナル16に供給する。第
2出力回路58は、第2ビデオ出力信号V2、第1ビデ
オ出力信号V1を第2出力ターミナル18に供給する。
トライ・ステート・コントロール回路Q1,Q2は、ト
ライ・ステート・コントロール信号に応答して第1およ
び第2電流をイネーブルおよび禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的にビデオ中
継(interconnection)システムに関す
るもので、特にビデオ・バスにトライ・ステート(Tr
i−state)駆動信号を提供するためのベースバン
ドビデオ駆動増幅器に関するものである。
【0002】なお、本明細書の記述は本件出願の優先権
の基礎たる米国特許出願第08/294,146号(1
994年8月22日出願)の明細書の記載に基づくもの
であって、当該米国特許出願の番号を参照することによ
って当該米国特許出願の明細書の記載内容が本明細書の
一部分を構成するものとする。
【0003】
【従来の技術】バスを用いた二方向のビデオ中継システ
ムは、例えばビデオ・テープ・レコーダ、ビデオ・ディ
スク・プレーヤ、テレビジョン・チューナ、ビデオ・カ
メラ、ビデオ・モニタ等ビデオ機器構成要素を中継する
ものとして知られ、利用されている。そのような応用例
は、比較的低いソース(low source)または
シンク(sink)・インピーダンスによってビデオ信
号をバスに供給し、比較的高いオフ・ステート(off
state)・インピーダンスによってビデオ信号を
バスから分離するための駆動装置の性能を必要とする。
そのような特性は、低インピーダンスでバスに電流を
供給すなわち“ソース(sourcing)”するこ
と、低インピーダンスでバスから電流を除去すなわち
“シンク(sinking)”すること、特にオープ
ン回路の極めて高いインピーダンスで、ビデオ信号をバ
スから分離すなわちデカップリング(de−coupl
ing)すること、の3つの可能な駆動条件故に、トラ
イ・ステート(tri−state:3状態)動作と呼
ばれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのようなトライ・ス
テート動作は、機械的なリレーを使って、バスにビデオ
駆動装置の出力を結合することで得られる。機械的リレ
ーは、オン・オフインピーダンスに関して、この目的の
ために優れた電気特性を有するが、比較的高価であって
形も大きく、信頼性に欠けていて動作速度も遅い。トラ
ンスミッション・ゲートのような半導体スイッチは、ビ
デオ信号を選択的にバスに結合するのに用いることがで
きるが、概して比較的高い“オン”抵抗を示す。“オ
ン”抵抗は、また信号レベルによって変化し、望ましく
ない信号の歪を生ずる。
【0005】半導体スイッチの劣悪な“オン・ステー
ト”特性の問題を克服するトライ・ステート動作を供給
する際の問題の1解決策は、1986年4月8日に付与
のBeyers(バイヤーズ),Jr.による米国特許
第4,581,645号、“分散切換型オーディオ/ビ
デオ構成システム”に記述されている。その中の典型的
な駆動増幅回路では、バスへのビデオ結合は、ピン(P
IN)ダイオードによりなされる。バイヤーズ、Jr.
が説明するように、そのようなダイオードは、ビデオ周
波数において優れた分離特性を有するが、相対的に劣悪
な“オン・ステート”インピーダンス特性(例えばバイ
アスがかけられた状態で比較的高く変りやすいインピー
ダンス)を持つ。バイヤーズは、ピン(PIN)スイッ
チング・ダイオードを、駆動増幅器と共にネガティブ・
フィードバック回路に組み入れることで、PINダイオ
ードに関する問題を解決した。ネガティブ・フィードバ
ックは、ダイオードにバイアスがかけられている時に適
用され、ビデオ信号をバスに結合する時に効果的にオン
・ステート・ダイオードの抵抗を下げたり安定化したり
する。ビデオ信号をバスより分離する時、逆DCバイア
スをダイオードに加えるための準備がなされる。しかし
ながら、特殊なスイッチングダイオード(PINダイオ
ード)を用い、ダイオードにネガティブ・フィードバッ
クをかけると、スイッチング回路は比較的複雑になる。
【0006】上述の例は、いわゆる“シングル・エン
ド”型トライ・ステート増幅と呼ばれるものに関する。
ある応用例では、平衡した動作により得られる、改善さ
れたコモンモード除去という長所を得るために、平衡し
たトライ・ステート動作を備えることが望ましい。
【0007】平衡したライン・ドライブ性能を与え、相
対的に劣ったオン・ステートのインピーダンス特性を克
服するために、特殊なスイッチング・ダイオードもネガ
ティブ・フィードバックをかけることも必要としない、
簡略化されたトライ・ステート・ビデオ・バス・ドライ
バが求められている。さらに、駆動装置が、待機または
トライ・ステートモードの時、休止消費電力を減少させ
ることが求められている。本発明は、上記のすべての要
望に応えることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に従って、トライ
・ステート平衡ラインビデオ・バス駆動を提供する方法
は、ビデオ入力信号から相補の第1および第2電流を作
成し、第1負荷回路において、前記第1電流から第1信
号を、第2負荷回路において前記第2電流から第2信号
を生成し、電圧フォロワ・トランジスタを介して第1出
力ターミナルに、電流源トランジスタを介して第2出力
ターミナルに前記第1信号を供給し、第2電圧フォロワ
・トランジスタを介して前記第2出力ターミナルに、第
2電流源トランジスタを介して前記第1出力ターミナル
に、前記第2信号を供給し、前記相補の第1および第2
電流をイネーブルして、前記第1、第2、第3および第
4トランジスタによって前記出力ターミナルにプッシュ
・プル出力信号を発生させ、前記相補の第1および第2
電流を使用不可にして、前記負荷回路を介して前記第
1、第2、第3および第4トランジスタにターン・オフ
・バイアスを与えることによって、前記出力ターミナル
を分離することを特徴とする。
【0009】本発明に従って、トライ・ステート平衡型
ビデオ・バス駆動を提供するための装置は、ビデオ入力
信号から相補の第1および第2電流を得るための差動電
流源と、第1負荷回路において前記第1電流から第1出
力信号を生成し、第2負荷回路において前記第2電流か
ら第2出力信号を生成する負荷ネットワークとを有す
る。第1出力回路は、第1電圧フォロワ・トランジスタ
を介して第1出力ターミナル16へ、そして第1電流源
トランジスタを介して第2出力ターミナルへ第1出力信
号を供給する。第2出力回路は、第2電圧フォロワ・ト
ランジスタを介して前記第2出力ターミナルへ、そして
第2電流源トランジスタを介して前記第1出力ターミナ
ルへ第2出力信号を供給する。供給されたコントロール
信号の第1レベルに応答するトライ・ステート・コント
ロール回路は、差動電流源をイネーブルして、前記相補
の第1および第2電流を発生し、これによって、出力タ
ーミナルにおいてプッシュ・プル出力信号を発生する。
トライ・ステート・コントロール回路は、前記コントロ
ール信号の第2レベルに応答して、差動電流源による相
補の第1および第2電流の発生を禁止することによっ
て、前記負荷回路をイネーブルし、前記第1、第2、第
3および第4トランジスタにターンオフ・バイアスを供
給して出力ターミナルをトライ・ステート化(分離)す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】前述した本発明の特徴およびさら
につけ加えられた特徴は、同一の素子が同一の参照番号
により示されている添付の図によって示されている。
【0011】図1のトライ・ステート平衡ライン駆動シ
ステム5は、対のより線により終端負荷やブリッジング
負荷を含む多くの負荷デバイスへ、ビデオ信号を配分す
る。ここに使用される“終端”負荷は、対のより線によ
る配線の特性インピーダンス(この例では120オー
ム)に等しい抵抗性成分を有する負荷を意味し、ブリッ
ジング負荷は、本質的にはラインの特性インピーダンス
を越える入力インピーダンス(例えば、120オームの
10倍またはそれ以上)を有する負荷である。
【0012】駆動システム5は、1対の供給ターミナル
22,24、1対の入力信号ターミナル12,14、ト
ライ・ステート・コントロール・ターミナル20、およ
び1対のビデオ信号出力ターミナル16,18を有する
トライ・ステート・バス駆動装置10を有する。供給タ
ーミナル22,24は、それぞれ供給電源36(例えば
+12ボルト)と接地側(ground)に接続され
る。信号ターミナル12,14は、本発明のこの例で
は、それぞれベース・バンド・ビデオ入力信号S1を受
信するためのベース・バンド・ビデオ信号源30と、バ
イアス電圧(本発明の例では、例えば+3.5ボルトD
Cバイアス)を受けるためのバイアス源32に接続され
る。この電源構成は、ビデオ源が“シングル・エンド
型”の場合の例である(後で、図3において、差動ビデ
オ源の例が示される)。トライ・ステート・コントロー
ル・ターミナル20は、本発明のこの例では、駆動回路
の通常のプッシュ・プル動作を可能にする、0ボルトと
正の任意の電位との間で変化するトライ・ステート・コ
ントロール信号S2を与えるトライ・ステート・コント
ロール信号源31に接続される。電位0ボルトは、出力
ターミナルが分離されたトライ・ステート動作のための
もので、ある正電位として例えば1.7ボルトが、本発
明では選択されている。
【0013】出力ターミナル16,18は、トライ・ス
テート・コントロール信号が高電位(+1.7ボルト)
の時、平衡ライン駆動をバス50に与え、トライ・ステ
ート・コントロール信号が低電位(例えば接地電位)の
とき、バス50から分離される。バス50は、120オ
ームの特性インピーダンスを有する対のより線(例えば
40,44)を経て、負荷に配分される。システムは、
120オームのより線の特性インピーダンスに等しい入
力インピーダンスの実数部、すなわち抵抗成分を有す
る、1対の終端負荷42,46と、実質的には120オ
ームを越える入力インピーダンスの抵抗成分を有する、
数多くのいわゆる“ブリッジング負荷”とを駆動するた
めに設計されている。
【0014】負荷は、例えば、テレビジョン表示機器、
ビデオカセット・レコーダ、ビデオ・モニタ、ビデオ・
テープ・レコーダ等から構成される。そのうちの数個
は、高インピーダンス(ブリッジング)のものであり、
2個は低インピーダンス(すなわち、対のより線の特性
インピーダンス120オームに等しい)である。
【0015】都合のよいことに、ビデオ機器への配線の
ために対のより線を使うことで、給電線の電波放射を非
常に低いレベルに抑えることができる。またデージー・
チェイン(daisy chaning)のように、よ
り線によって相互に結び合わせるのは、コネクタから考
えて同軸線より簡単であって、より低価格なものにでき
る。
【0016】トライ・ステート・バス駆動装置10(添
付図中に破線で囲んである)について詳しく考察してみ
ると、差動電流源51(破線で囲んである)、1組の負
荷ネットワーク52,54(破線で囲んである)、1組
の出力回路56,58(破線で囲んである)が備えられ
ている。後で詳述するが、トライ・ステート・モードの
場合、出力回路の休止消費電力はゼロである、負荷
回路の休止消費電力はゼロである、差動電流源の休止
消費電力はまたゼロである、トライ・ステート・コン
トロール回路の休止消費電力はゼロである、ことが本発
明の実施例の特にとりたてた利点である。
【0017】差動電流源51の一つの機能は、バス駆動
措置10の通常動作中、ビデオ入力信号(S1)から相
補の第1および第2電流(I1,I2)を得ることであ
る。他の一つは、後述するように、負荷ネットワーク5
2,54が駆動装置10の4個の出力トランジスタのす
べてのバイアスをオフにし、それによって回路の出力タ
ーミナルを分離するトライ・ステート動作の間、出力電
流(I1,I2)をゼロにすることである。
【0018】都合のよいことに、前述したように、バス
50の分離すなわち“トライ・ステート”の行われてい
る間は、バスを通ってビデオ信号を2つの経路で連絡す
ることができる。もっと詳述すれば、多くのビデオ源が
あってすべてがトライ・ステートの性能を持っていると
すれば、選択されなかったビデオ源が、選択されたビデ
オ・バス駆動源の動作を妨げないように、バスから切り
離されている間、いかなるビデオ源もビデオ信号を配分
してビデオ成分を利用するために、バスのコントロール
を行うことができる。そのような構成は、柔軟性に富む
ものであり、コンピュータ遠隔会議システム、有線ビデ
オ機器、その他各種ビデオサービスを含む現代のビデオ
関連機器の拡大する“情報ハイウェイ”に柔軟性を与え
るために、特に必要とされる。
【0019】本発明のこの特殊な例において、差動電流
源51の適当な回路構成として、2個のNPNトランジ
スタQ1,Q2を備え、そのベースにはトライ・ステー
ト入力ターミナル20が接続され、エミッタは各抵抗R
1,R2を介して供給ターミナル24(接地側)に接続
し、コレクタが共に抵抗R3を介して差動増幅回路のト
ランジスタQ3,Q4のエミッタと結ばれている。差動
増幅回路のトランジスタQ3,Q4は、信号入力ターミ
ナル12,14にそれぞれ接続されるベース電極と、
(トランジスタQ4から)相補出力電流I1と、(トラ
ンジスタQ3から)相補出力電流I2とを供給するため
のコレクタ電極とを有する。
【0020】トランジスタQ3,Q4は、入力ターミナ
ル12,14に加えられた入力信号を、単に差動増幅す
るものである。しかしながら、駆動装置10のトランジ
スタQ1,Q2は、二重の機能を与える。機能の1つ
は、駆動装置10の通常動作の間、エミッタ結合の差動
増幅トランジスタQ3,Q4のために、休止動作電流レ
ベルを確立することである。休止電流は、ターミナル2
0に加えられるバイアス値と抵抗R1,R2の値によっ
て決まる。他の機能は、トライ・ステート動作の間、出
力ターミナルから駆動回路をスムースにデカップリング
するために、差動増幅回路の出力電流をゼロとすること
である。増幅回路トランジスタQ3,Q4のエミッタの
間を相互に結合する抵抗R3は利得を決定する機能を与
える。R3の抵抗値を増やすと駆動装置10の利得は減
少し、抵抗値を減らすとその逆となる。
【0021】上述したように、駆動装置10は1対の負
荷ネットワークを有する。第1負荷ネットワーク52
は、入力ターミナル12に加えられたビデオ信号と同相
である第1電流I1から、信号(V1)を生成し、第2
負荷ネットワーク54は、入力ターミナル12に加えら
れたビデオ信号と逆相(out−of−phase)で
ある第2電流I2から信号(V2)を生成する。特に、
第1負荷ネットワーク52は、トランジスタQ4のコレ
クタから電源ターミナル22に接続する1対の抵抗R
5,R7からなっている(与えられた抵抗値と図示され
たトランジスタの型から、代表的な電源電圧は+12ボ
ルトである)。第2負荷ネットワーク54は、トランジ
スタQ3のコレクタから電源ターミナル22に接続する
1対の抵抗R4,R6より構成される。後に詳述するよ
うに、これら2個の負荷ネットワークは、第1電流I
1、第2電流I2が流れているとき、出力ターミナル1
6,18にプッシュ・プル(平衡した)出力信号を供給
するために4個のトランジスタQ5〜Q8にバイアスを
かける。2つの電流が、前述したように抑止された時、
すなわち電流0となったとき、2個の負荷ネットワーク
は、正の電源ターミナル22に対して、4個の出力トラ
ンジスタQ5〜Q8のコントロール電極(ベース電極)
をクランプするという別の機能を提供し、それによって
すべてのトランジスタがオフにバイアスされ、出力ター
ミナル16,18を駆動回路トランジスタより分離、す
なわち出力をトライ・ステート化する。
【0022】駆動装置10は、さらに1対の出力回路5
6,58(破線で囲まれている)を有する。第1出力回
路56は、第1電圧フォロワ・トランジスタQ6を介し
て、第1出力ターミナル16へ同相信号V1を供給し、
第1電流源トランジスタQ8を介して、第1出力ターミ
ナルへ逆相(out of phase)信号V2を供
給する。第2出力回路58は、第2電圧フォロワ・トラ
ンジスタQ5を介して、第2出力ターミナル18へ逆相
信号V2を加え、第2電流源トランジスタQ7を介し
て、第2出力ターミナルへ同相信号V1を加える。
【0023】差動電流源51に関しては、トランジスタ
Q1,Q2のベースをクランプすることが、出力電流I
1,I2をゼロにさせるという点で、電流源51が鍵に
なる(keyed)源である。これは正に、トライ・ス
テート・コントロール信号源が、トライ・ステート動作
中に行うことである。もっと特定すれば、差動電流源に
おけるトライ・ステート・コントロール回路(トランジ
スタQ1,Q2)は、供給されたコントロール信号(S
2)の第1レベル(+1.7V)に応答して、差動電流
源Q3,Q4をイネーブルすることによって、相補の第
1および第2電流を生成して、出力ターミナル16,1
8にプッシュ・プル出力信号を生成する。トライ・ステ
ート・コントロール回路Q1,Q2は、コントロール信
号S2の第2レベル(0V)に応答して、差動電流源が
相補の第1および第2電流を生成することを阻止するこ
とによって、負荷回路52,54をイネーブルして、出
力トランジスタ(Q5〜Q8)にターンオフバイアスを
供給し、出力ターミナル16,18をトライ・ステート
化(分離)する。
【0024】図1の駆動装置システムにおいて、対のよ
り線は120オームの特性インピーダンスを有するもの
である。トライ・ステート・バス駆動装置10の出力イ
ンピーダンスは、駆動回路56,58と各出力ターミナ
ル16,18との間に1対の直列抵抗RS1,RS2を
接続することによって、120オームの差分出力インピ
ーダンスと、60オームのシングル・エンド出力インピ
ーダンスとを得るように調整され、所望の出力インピー
ダンスを得る。バス駆動装置10の全利得は、差動増幅
トランジスタQ3,Q4のエミッタを直結するエミッタ
接続抵抗R3の抵抗値と、電流源トランジスタQ7,Q
8のエミッタを直結するエミッタ接続抵抗R10との抵
抗値との選択によって、コントロールすることができ
る。
【0025】素子の値を例示した図1の実施例におい
て、バス駆動装置10は5MHz台の公称帯域幅を持
ち、オン・インピーダンスは、公称値で各レグ(le
g)が60オーム、差分が120オームである。終端
は、60オーム差分のネット終端インピーダンスに対し
てバスの各端において120オームの終端からなる。信
号レベルは、終端においてピーク・トウ・ピーク値1ボ
ルトで、コモン・モード電圧は12Vの電源電圧に対し
て公称6ボルトである。
【0026】差動電流源のトランジスタQ4のコレクタ
で得られる信号電圧V1は、入力ターミナル12におけ
る入力信号電圧と同相であって、出力ターミナル16に
おいて同相電圧を生ずる。トランジスタQ3のコレクタ
において、負荷ネットワーク54により得られる信号電
圧V2は、入力ターミナル12に加えられた信号入力電
圧と逆相である。それ故、入力ターミナル12は、図1
において駆動装置非反転入力ターミナルとして表示さ
れ、入力ターミナル14は、駆動装置反転入力ターミナ
ルとして表示される。そして、信号V1は“同相”信号
として表示され、信号V2は“逆相”信号として表示さ
れる。特許請求の範囲中の“同相”、“逆相”の表現
は、上記のことを規定するものである。
【0027】好都合なことに、トライ・ステート・モー
ドの全てにおいては、電力は全然消費しないことに加え
て、図1の例は、発振する傾向をほとんど持たず、無条
件に安定していることを示す。それ故、迅速なビデオの
過渡現象(transients)は、このシステムに
より容易に処理され、オーバーシュートのような過渡現
象によるアーティファクト(artifacts)は避
けられる。
【0028】多くの変更や改良を、図1の例に施すこと
ができる。例えば、図2の場合では、シングル・エンド
型ビデオ源のケースとして、コンデンサC1が、差動電
流源51のトランジスタQ3のエミッタと接地側(gr
ound)との間に加えられている。もっと詳細に言う
と、理想的な差動出力に対する高周波限界が、図1のよ
うなシングル・エンド入力(差動入力ではない)駆動信
号に生ずることがわかる。トランジスタQ3のコレクタ
・ベース間容量により、ターミナル12の入力信号か
ら、高周波電流が直接トランジスタQ3のコレクタへ流
れる。この効果は、図2に示すように、トランジスタQ
3のエミッタからAC接地側へコンデンサC1を付加
し、その容量としてトンラジスタQ3の有効なコレクタ
・ベース間容量Ccbの値を選択することによって、打ち
消すことができる。この付加されたコンデンサC1は、
実質的に振幅が等しく、位相が反対の電流を、トランジ
スタQ3のエミッタとコレクタとの間に生ずる。トラン
ジスタQ1,Q2の構成を用い、トライ・ステート・コ
ントロール信号が比較的低いACインピーダンスになる
ようにアレンジすることによって、トランジスタQ3の
容量Ccbの影響は、もしトランジスタQ3およびトラン
ジスタQ1が同様のデバイスであるならば、トランジス
タQ1の容量Ccbによってほとんど打ち消される。本発
明の前述した例におけるように、トランジスタは全てオ
フであり、どのターミナルにも電流が流れていないの
で、トライ・ステート・モードにおける休止電流はゼロ
である。それ故、休止消費電力もゼロである。
【0029】図1のシステムにおける他の変更例とし
て、シングル・エンド駆動の代りに差分駆動を駆動装置
10に提供する。これは図3に示されていて、ベース・
バンド・ビデオ信号源30とバイアス電源32とが取り
消されて、前のレベル(例えば3.5ボルト)でバイア
スのかけられた出力信号を有する差分出力ベースバンド
・ビデオ信号源300によって置き換えられている。こ
の差分電源の構成が全利得(例えば+6デシベル)を倍
増するので、駆動装置の利得設定抵抗R10および/ま
たはR3は、増加分を保証するためにより低い利得に調
整される。前述の例のように、全トランジスタはバイア
ス・オフされ、駆動装置には電流の経路が他ににはない
ので、トライ・ステート動作中駆動装置の休止消費電力
はゼロである。
【0030】その他多くの変更や改良を図1の例に施す
ことができる。例えば、電流I1,I2をゼロにして、
トライ・ステート動作を達成するためには、トランジス
タQ1,Q2は必要ない。その代り、例えば、図示のよ
うに、トランジスタQ3,Q4のエミッタ電流を遮断す
るより、むしろトランジスタQ3,Q4のベース電圧を
ゼロにするために、トランジスタまたはトランスミッシ
ョン・ゲートを利用することができる。そのような構成
は図4に示されていて、スイッチ402,404が、ト
ランジスタQ3,Q4のベースを接地し、それによりコ
レクタ電流I1,I2をトライ・ステート動作のために
ゼロにするのに使用される。本発明の前述したすべての
例におけると同様、この改良案も、トライ・ステート
(バス分離)・モード時、駆動装置10の休止電流をゼ
ロ・ワット(消費電力ゼロ)に減少させるという利点を
持っている。
【0031】その他の代案としては、図5に示されるよ
うに、トランジスタQ3,Q4のコレクタにトランスミ
ッション・ゲート502,504を設置し、この付加さ
れたトランスミッション・ゲート502,504によっ
て、電流I1,I2をゼロに等しくして、トライ・ステ
ート動作を得るものである。上述の代案は、前述した諸
例のような休止消費電力をゼロにすることはなく、差動
電流源51の消費電力についてのみ、休止消費電力は節
減され、負荷回路52,54または駆動回路56,58
もほとんど電力を消費していない。差分出力電流I1,
I2をゼロにするための他の代案も利用することができ
る。本発明の目的に対して最も重要なものは、トライ・
ステート動作中に差分出力電流I1,I2をゼロにする
ための適切な手段である。これが得られると、負荷回路
または駆動回路には全然電力消費がなく、そして図1〜
図4および図6の実施例についてすでに述べたように、
もし電流が抑えられれば差動電流源にも電流消費が生じ
ない。
【0032】図1の実施例に対するその他の変更は、例
えば、トランジスタの型を図6に示すようにバイポーラ
からMOSに変えることである。特に、本発明のこの例
では、NPN型バイポーラ・トランジスタQ1〜Q4を
Nチャネル電界効果トランジスタN1〜N4に置き換
え、PNP型バイポーラ・トランジスタQ5〜Q8をP
チャネル電界効果トランジスタP5〜P8に置き換え
た。一般的に低いMOSトランジスタの相互コンダクタ
ンスのために、抵抗値は適当に調整できる。
【0033】他の望ましい改良例は、バイポーラ・トラ
ンジスタが電圧フォロワ・トランジスタQ5,Q6とし
て用いられ、そこでは、出力トランジスタQ5,Q6の
定格Vber (逆バイアスベース・エミッタ破壊電圧)を
越える比較的大きな電圧変化の起ることが予想される。
例えば、出力ターミナルが偶然接地側にショートし、電
圧駆動トランジスタが最大定格Vber 以上の電圧でバイ
アスされると、ベース・エミッタ接合の逆バイアス破壊
が生ずる。そのような具合にストレスをかけられたトラ
ンジスタは、ノイズ・レベルが常に増え続けることにな
る。そのような潜在的な問題は、予想される欠陥に備え
て適当に大きいVber を持つ電圧駆動トランジスタQ
5,Q6を選ぶか、または過渡現象により回避すること
ができる。しかし、もしそのようなトランジスタが利用
できない場合は、図7に示すように、電圧フォロワ・ト
ランジスタのエミッタ・リード線に直列に、ダイオード
を挿入することでVber の保護は達成される。
【0034】もっと詳しく述べると、図7においてV
ber 保護ダイオード700が、トランジスタQ5のエミ
ッタと直接に挿入され、Vber 保護ダイオード702が
トランジスタQ6のエミッタと直列に挿入される。ダイ
オードは、トランジスタと同方向に電流を流すように接
続される。それ故、誤って出力ターミナル16を接地側
にショートしても、ダイオード702は逆バイアスさ
れ、トランジスタQ6のVber 破壊が防止される。同様
に、出力ターミナル18が接地側にショートされても、
ダイオード700は逆バイアスされ、電圧フォロワ・ト
ランジスタQ5のVber 保護がなされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部見取図形式の、本発明のトライ・ステート
平衡ライン・ビデオ・バス駆動システムの実施例を示す
ブロック図である。
【図2】図1の実施例に用いられたトライ・ステート平
衡ライン駆動システムの改良例を示す回路図である。
【図3】図1のシステムの改良例を示す簡略ブロック図
である。
【図4】図1のトライ・ステート平衡ライン・ビデオ・
バス駆動システムのさらに改良された例を示す図であ
る。
【図5】図1のトライ・ステート平衡ライン・ビデオ・
バス駆動システムのさらに改良された例を示す図であ
る。
【図6】図1のトライ・ステート平衡ライン・ビデオ・
バス駆動システムのさらに改良された例を示す図であ
る。
【図7】図1のトライ・ステート平衡ライン・ビデオ・
バス駆動システムのさらに改良された例を示す図であ
る。
【符号の説明】
16 第1出力ターミナル 18 第2出力ターミナル 51 差動電流源 52 第1負荷ネットワーク 54 第2負荷ネットワーク 56 第1出力回路 58 第2出力回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H04N 5/00 B (72)発明者 チャールズ マイケル ホワイト アメリカ合衆国 インディアナ州 ノブレ スヴィル フェアフィールド ブールバー ド 18948 (72)発明者 ウイリアム アダムソン ラゴニ アメリカ合衆国 インディアナ州 インデ ィアナポリス ウエスト 81エスティー プレイス 4704

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオ入力信号から相補の第1および第
    2電流を得るための差動電流源と、 前記第1電流から第1ビデオ出力信号を生成するための
    第1負荷ネットワークおよび前記第2電流から第2ビデ
    オ出力信号を生成するための第2負荷ネットワークと、 第1電圧フォロワ・トランジスタを介して、第1出力タ
    ーミナルに前記第1ビデオ出力信号を供給し、第1電流
    源トランジスタを介して、前記第1出力ターミナルに前
    記第2ビデオ出力信号を供給するための第1出力回路
    と、 第2電圧フォロワ・トランジスタを介して、第2出力タ
    ーミナルに前記第2ビデオ出力信号を供給し、第2電流
    源トランジスタを介して、前記第2出力ターミナルに第
    1ビデオ出力信号を供給するための第2出力回路と、 トライ・ステート・コントロール信号に応答して前記第
    1および第2電流をイネーブルおよび禁止するためのト
    ライ・ステート・コントロール回路とを具えたことを特
    徴とするトライ・ステート・ビデオ・バス駆動装置。
  2. 【請求項2】 ビデオ入力信号に応答して1対の相補の
    出力電流を供給するための差動電流源と、 電圧供給源と差動電流源の各出力との間に接続され、前
    記相補出力電流の各1つに応答して、1方の負荷ネット
    ワークにおいて第1出力信号を生成し、他方の負荷ネッ
    トワークにおいて相補の第2出力信号を生成するための
    1対の負荷ネットワークと、 第1電圧フォロワ・トランジスタを介して、第1出力タ
    ーミナルに前記第1ビデオ出力信号を供給し、第1電流
    源トランジスタを介して、前記第1出力ターミナルに前
    記第2ビデオ出力信号を供給するための第1出力回路
    と、 第2電圧フォロワ・トランジスタを介して、第2出力タ
    ーミナルに前記第2ビデオ出力信号を供給し、第2電流
    源トランジスタを介して、前記第2出力ターミナルに前
    記第1ビデオ出力信号を供給するための第2出力回路
    と、 前記差動電流源に接続され、トライ・ステート・コント
    ロール信号の第1レベルに応答して当該差動電流源を使
    用可能にし、前記第1および第2電流源トランジスタと
    前記第1および第2電圧フォロワ・トランジスタとによ
    って前記第1および第2出力ターミナルにプッシュ・プ
    ル出力信号を発生させるためのトライ・ステート・コン
    トロール回路を具え、 前記トライ・ステート・コントロール回路は、前記コン
    トロール信号の第2レベルに応答して前記電圧供給源に
    よって与えられたバイアスで前記負荷ネットワークが前
    記全トランジスタをバイアス・オフするように前記差動
    電流源を禁止し、前記出力ターミナルを電気的に分離す
    ることを特徴とする平衡線のためのトライ・ステート・
    ビデオ・バス駆動装置。
  3. 【請求項3】 ビデオ入力信号から相補の第1および第
    2電流を作成し、 第1負荷回路において、前記第1電流から同相の信号
    を、第2負荷回路において前記第2電流から異相の信号
    を生成し、 第1電圧フォロワ・トランジスタを介して第1出力ター
    ミナルに、第1電流源トランジスタを介して第2出力タ
    ーミナルに同相の信号を供給し、 第2電圧フォロワ・トランジスタを介して前記第2出力
    ターミナルに、第2電流源トランジスタを介して前記第
    1出力ターミナルに、異相の信号を供給し、 前記相補の第1および第2電流をイネーブルして、前記
    第1電圧フォロワ・トランジスタ、前記第1電流源トラ
    ンジスタ、前記第2電圧フォロワ・トランジスタ、およ
    び前記第2電流源トランジスタによって前記出力ターミ
    ナルにプッシュ・プル出力信号を発生させ、 前記相補の第1および第2電流を使用不可にして、前記
    負荷回路を介して前記第1電圧フォロワ・トランジス
    タ、前記第1電流源トランジスタ、前記第2電圧フォロ
    ワ・トランジスタ、および前記第2電流源トランジスタ
    にターン・オフ・バイアスを与えることによって、前記
    出力ターミナルを分離することを特徴とするトライ・ス
    テート・ビデオ・バス駆動方法。
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