JPH0879997A - モールドモーター - Google Patents
モールドモーターInfo
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- JPH0879997A JPH0879997A JP6232108A JP23210894A JPH0879997A JP H0879997 A JPH0879997 A JP H0879997A JP 6232108 A JP6232108 A JP 6232108A JP 23210894 A JP23210894 A JP 23210894A JP H0879997 A JPH0879997 A JP H0879997A
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- shaped
- arc
- stator
- motor
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- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数の弧状鉄心を接合して固定子鉄心を形成
する場合に、各鉄心自体での結合を可能として溶接を廃
止し、製造時の作業工数を低減すると共に、固定子鉄心
の電磁的特性を向上できるモールドモーターを提供す
る。 【構成】 複数のコイルを絶縁体を介して固定子鉄心1
に巻装した後、電気絶縁性を有する合成樹脂で一体にモ
ールドしてなる固定子を備え、固定子鉄心1を、弧状の
電磁鋼板をそれぞれ複数枚積層した複数の弧状鉄心1
a、2aの突き合わせにより形成してなる。鉄心1a、
2aが突き合わされる接合面1c、2dにはアンダーカ
ット形状の凸部1e、2eを突出形成すると共に、他方
の接合面1d、2cには凸部1e、2eと同型状の凹部
1f、2fを形成する。
する場合に、各鉄心自体での結合を可能として溶接を廃
止し、製造時の作業工数を低減すると共に、固定子鉄心
の電磁的特性を向上できるモールドモーターを提供す
る。 【構成】 複数のコイルを絶縁体を介して固定子鉄心1
に巻装した後、電気絶縁性を有する合成樹脂で一体にモ
ールドしてなる固定子を備え、固定子鉄心1を、弧状の
電磁鋼板をそれぞれ複数枚積層した複数の弧状鉄心1
a、2aの突き合わせにより形成してなる。鉄心1a、
2aが突き合わされる接合面1c、2dにはアンダーカ
ット形状の凸部1e、2eを突出形成すると共に、他方
の接合面1d、2cには凸部1e、2eと同型状の凹部
1f、2fを形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭用エアコンの送風
ファン等の駆動に使用されるモールドモーターに関す
る。
ファン等の駆動に使用されるモールドモーターに関す
る。
【0002】従来、家庭用エアコン等の送風ファンに使
用されるモーターは、送風量を多段階に制御する必要性
から、速度調整の容易な直流モーターが多く採用されて
いる。
用されるモーターは、送風量を多段階に制御する必要性
から、速度調整の容易な直流モーターが多く採用されて
いる。
【0003】直流モーターは、誘導電動機に比べ巻線構
成が簡単にできる利点がある反面、コイル(巻線)を流
れる電流が不連続となるため、電磁振動を発生する。そ
こで、この電磁振動を軽減するために固定子鉄心及びコ
イルを熱硬化性樹脂で一体にモールドしたもの(以下、
モールドモーターという)が多く採用されている。
成が簡単にできる利点がある反面、コイル(巻線)を流
れる電流が不連続となるため、電磁振動を発生する。そ
こで、この電磁振動を軽減するために固定子鉄心及びコ
イルを熱硬化性樹脂で一体にモールドしたもの(以下、
モールドモーターという)が多く採用されている。
【0004】この種のモールドモーターは特開平5ー3
08738号公報(H02K3/46)等に開示されて
いるように構成されている。図21に従来のこの種モー
ルドモーターの縦断面図を示す。
08738号公報(H02K3/46)等に開示されて
いるように構成されている。図21に従来のこの種モー
ルドモーターの縦断面図を示す。
【0005】即ち、固定子鉄心101には絶縁体102
を介して鉄心のヨークに巻線103がトロイダル状に巻
装されている。一方、絶縁体102の保持ピン102A
には駆動回路用部品を装着した略ドーナツ状(環状)の
プリント基板112が装着されており、このプリント基
板112の装着位置は、巻線103を巻装した前記固定
子鉄心101の前記巻線103に接触しない位置となっ
ている。
を介して鉄心のヨークに巻線103がトロイダル状に巻
装されている。一方、絶縁体102の保持ピン102A
には駆動回路用部品を装着した略ドーナツ状(環状)の
プリント基板112が装着されており、このプリント基
板112の装着位置は、巻線103を巻装した前記固定
子鉄心101の前記巻線103に接触しない位置となっ
ている。
【0006】ここで、固定子鉄心101は、半ドーナツ
状(弧状)の電磁鋼板を各々複数枚積層した一対の半ド
ーナツ状(弧状)の鉄心を突き合わせた後、突き合わせ
部を溶接することにより形成されている(特開平4ー3
31434号公報参照)。
状(弧状)の電磁鋼板を各々複数枚積層した一対の半ド
ーナツ状(弧状)の鉄心を突き合わせた後、突き合わせ
部を溶接することにより形成されている(特開平4ー3
31434号公報参照)。
【0007】巻線103を装着した固定子鉄心101
は、電気絶縁性を有する合成樹脂で一体に成形固化され
たケーシング104に収納されることにより固定子とし
て形成される。
は、電気絶縁性を有する合成樹脂で一体に成形固化され
たケーシング104に収納されることにより固定子とし
て形成される。
【0008】また、プリント基板112には電力供給或
いは速度検出のための複数のリード線115、ホール素
子(又はホールIC)108等が取り付けられており、
このリード線115は、それに固定された合成樹脂製の
ブッシュ116によって前記樹脂成形時に生ずる熱や圧
力から保護され、或いは樹脂との密着性を高められてい
る。
いは速度検出のための複数のリード線115、ホール素
子(又はホールIC)108等が取り付けられており、
このリード線115は、それに固定された合成樹脂製の
ブッシュ116によって前記樹脂成形時に生ずる熱や圧
力から保護され、或いは樹脂との密着性を高められてい
る。
【0009】このブッシュ116は、通常、互いに重合
される一対のブッシュ片118、119からなり、この
ブッシュ片の各々の重合面には前記複数のリード線11
5に対応して深さが等しく、断面半円形に形成された複
数の溝118b、119bが形成されている。そして、
この複数の溝によってリード線115を挟持している。
尚、105は回転子、106は回転軸、107,111
は前記回転軸106を支承する軸受である。
される一対のブッシュ片118、119からなり、この
ブッシュ片の各々の重合面には前記複数のリード線11
5に対応して深さが等しく、断面半円形に形成された複
数の溝118b、119bが形成されている。そして、
この複数の溝によってリード線115を挟持している。
尚、105は回転子、106は回転軸、107,111
は前記回転軸106を支承する軸受である。
【0010】また、回転子105のエンドリングには前
記プリント基板112のホール素子108に対向してリ
ング状のマグネット109が取り付けられている。
記プリント基板112のホール素子108に対向してリ
ング状のマグネット109が取り付けられている。
【0011】更に、前記プリント基板112はその周縁
に複数の接続部を有し、この接続部に巻線103のリー
ド線を巻き付けている。尚、この接続部はリード線を巻
き易くするために先方に向かって幅広となる形に成され
ているものがある(特開平5ー308738号公報参
照)。
に複数の接続部を有し、この接続部に巻線103のリー
ド線を巻き付けている。尚、この接続部はリード線を巻
き易くするために先方に向かって幅広となる形に成され
ているものがある(特開平5ー308738号公報参
照)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の構
成によると、固定子鉄心101は、半ドーナツ状(弧
状)の電磁鋼板を各々複数枚積層した一対の半ドーナツ
状(弧状)の鉄心を突き合わせた後、突き合わせ部を溶
接することにより形成されているため、溶接作業を必要
とし、作業工数が増加するばかりでなく、溶接時の熱で
固定子鉄心の電磁的特性が低下するという問題があっ
た。
成によると、固定子鉄心101は、半ドーナツ状(弧
状)の電磁鋼板を各々複数枚積層した一対の半ドーナツ
状(弧状)の鉄心を突き合わせた後、突き合わせ部を溶
接することにより形成されているため、溶接作業を必要
とし、作業工数が増加するばかりでなく、溶接時の熱で
固定子鉄心の電磁的特性が低下するという問題があっ
た。
【0013】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
複数の弧状鉄心を接合して固定子鉄心を形成する場合
に、各鉄心自体での結合を可能として溶接を廃止し、製
造時の作業工数を低減すると共に、固定子鉄心の電磁的
特性を向上できるモールドモーターを提供することを第
一の目的とする。
複数の弧状鉄心を接合して固定子鉄心を形成する場合
に、各鉄心自体での結合を可能として溶接を廃止し、製
造時の作業工数を低減すると共に、固定子鉄心の電磁的
特性を向上できるモールドモーターを提供することを第
一の目的とする。
【0014】また、固定子鉄心の合成樹脂によるモール
ド時に注入した樹脂がコイルをアタックしてコイルに打
痕を与えるのを防ぎ、レアショート等の危険が無い信頼
性に優れたモールドモーターを提供することを第二の目
的とする。
ド時に注入した樹脂がコイルをアタックしてコイルに打
痕を与えるのを防ぎ、レアショート等の危険が無い信頼
性に優れたモールドモーターを提供することを第二の目
的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のモール
ドモーターは、複数のコイルを絶縁体を介して固定子鉄
心に巻装した後、電気絶縁性を有する合成樹脂で一体に
モールドしてなる固定子を備え、固定子鉄心を、弧状の
電磁鋼板をそれぞれ複数枚積層した複数の弧状鉄心の突
き合わせにより形成してなるものであって、鉄心が突き
合わされる接合面の一方にはアンダーカット形状の凸部
を突出形成すると共に、他方の接合面には凸部と同型状
の凹部を形成したものである。
ドモーターは、複数のコイルを絶縁体を介して固定子鉄
心に巻装した後、電気絶縁性を有する合成樹脂で一体に
モールドしてなる固定子を備え、固定子鉄心を、弧状の
電磁鋼板をそれぞれ複数枚積層した複数の弧状鉄心の突
き合わせにより形成してなるものであって、鉄心が突き
合わされる接合面の一方にはアンダーカット形状の凸部
を突出形成すると共に、他方の接合面には凸部と同型状
の凹部を形成したものである。
【0016】また、請求項2の発明のモールドモーター
は、複数のコイルを絶縁体を介して固定子鉄心に巻装
し、電気絶縁性を有する合成樹脂で一体にモールドして
なる固定子を備えたものであって、コイルの周面に熱溶
着性の非粘着フィルムを巻装し、端部を重合させて熱溶
着したものである。
は、複数のコイルを絶縁体を介して固定子鉄心に巻装
し、電気絶縁性を有する合成樹脂で一体にモールドして
なる固定子を備えたものであって、コイルの周面に熱溶
着性の非粘着フィルムを巻装し、端部を重合させて熱溶
着したものである。
【0017】
【作用】請求項1の発明のモールドモーターによれば、
鉄心の接合面に形成されたアンダーカット形状の凸部及
び凹部を、対向する鉄心の接合面に形成された凹部及び
凸部に上方から圧入して嵌合させることにより、各鉄心
を強固に結合することができ、鉄心結合時の溶接を廃止
し、製造時の作業工数を低減すると共に固定子鉄心の電
磁的特性を向上できる。
鉄心の接合面に形成されたアンダーカット形状の凸部及
び凹部を、対向する鉄心の接合面に形成された凹部及び
凸部に上方から圧入して嵌合させることにより、各鉄心
を強固に結合することができ、鉄心結合時の溶接を廃止
し、製造時の作業工数を低減すると共に固定子鉄心の電
磁的特性を向上できる。
【0018】また、鉄心の接合面に形成された凸部と凹
部とは同型状であるため、突き合わせ結合される弧状鉄
心を同一形状に形成でき、部品を共通化して部品点数を
低減できる。
部とは同型状であるため、突き合わせ結合される弧状鉄
心を同一形状に形成でき、部品を共通化して部品点数を
低減できる。
【0019】また、請求項2の発明によれば、固定子鉄
心の合成樹脂によるモールド時に、非粘着フィルムによ
って注入された樹脂がコイルをアタックするのを阻止す
ることができ、コイルが打痕を受けるのを防止して、レ
アショート等の危険が無い信頼性に優れたモールドモー
タを提供できる。
心の合成樹脂によるモールド時に、非粘着フィルムによ
って注入された樹脂がコイルをアタックするのを阻止す
ることができ、コイルが打痕を受けるのを防止して、レ
アショート等の危険が無い信頼性に優れたモールドモー
タを提供できる。
【0020】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述す
る。図1は本発明のモールドモーターの縦断面図であ
る。このモールドモーターは、図1に示すように固定子
Aと回転子Bと回転軸Cを有し、固定子鉄心1に絶縁体
(インシュレータ)2を介して鉄心1の歯部1b、2b
間に渡るヨーク1y、2yにコイル3がトロイダル状に
巻装されており、外側から不飽和ポリエステル樹脂等の
絶縁性合成樹脂から成るプリミックスを充填してモール
ドすることによりフレーム4が形成されている。
る。図1は本発明のモールドモーターの縦断面図であ
る。このモールドモーターは、図1に示すように固定子
Aと回転子Bと回転軸Cを有し、固定子鉄心1に絶縁体
(インシュレータ)2を介して鉄心1の歯部1b、2b
間に渡るヨーク1y、2yにコイル3がトロイダル状に
巻装されており、外側から不飽和ポリエステル樹脂等の
絶縁性合成樹脂から成るプリミックスを充填してモール
ドすることによりフレーム4が形成されている。
【0021】ここで、固定子鉄心1は、図18、図19
に示すように半ドーナツ状(弧状)の電磁鋼板を各々複
数枚積層して突起5を結合していくかしめにてクランプ
された半ドーナッツ状(弧状)の鉄心1a、2aを突き
合わせ、下記のようにすきま嵌め接合することによりド
ーナツ状(弧状)に形成されている。
に示すように半ドーナツ状(弧状)の電磁鋼板を各々複
数枚積層して突起5を結合していくかしめにてクランプ
された半ドーナッツ状(弧状)の鉄心1a、2aを突き
合わせ、下記のようにすきま嵌め接合することによりド
ーナツ状(弧状)に形成されている。
【0022】即ち、鉄心1aの接合面1c,1dの一方
の接合面1cにはアンダーカット形状で突出した凸部1
eを形成すると共に、他方の接合面1dには前記凸部1
eと同型状の凹部1fを形成しており、また、鉄心2a
の接合面2c,2dの一方の接合面2dにもアンダーカ
ット形状に突出した凸部2eを形成し、他方の接合面2
cにも前記凸部2eと同型状の凹部2fを形成してい
る。そして、例えば鉄心1aの各々の接合面1c,1d
に形成された凸部1e及び凹部1fを、対向する鉄心2
aの接合面2c,2dに形成された凹部2f及び凸部2
eに上方から圧入して嵌合させることにより、両鉄心1
a,2aは強固に結合する。
の接合面1cにはアンダーカット形状で突出した凸部1
eを形成すると共に、他方の接合面1dには前記凸部1
eと同型状の凹部1fを形成しており、また、鉄心2a
の接合面2c,2dの一方の接合面2dにもアンダーカ
ット形状に突出した凸部2eを形成し、他方の接合面2
cにも前記凸部2eと同型状の凹部2fを形成してい
る。そして、例えば鉄心1aの各々の接合面1c,1d
に形成された凸部1e及び凹部1fを、対向する鉄心2
aの接合面2c,2dに形成された凹部2f及び凸部2
eに上方から圧入して嵌合させることにより、両鉄心1
a,2aは強固に結合する。
【0023】また、鉄心1a,2aの各々の接合面1
c,1d,2c,2dに形成された凸部1e,2eと凹
部1f,2fとは同形状であるため、突き合わせ結合さ
れる一対の半ドーナツ状(弧状)の鉄心1a,2aに同
じものを使用できるようにしている。
c,1d,2c,2dに形成された凸部1e,2eと凹
部1f,2fとは同形状であるため、突き合わせ結合さ
れる一対の半ドーナツ状(弧状)の鉄心1a,2aに同
じものを使用できるようにしている。
【0024】更に、図1においてフレーム4には、軸方
向の一方にフレーム4と一体に成形された軸受ハウジン
グ6が設けられている。フレーム4の軸方向の他方に
は、鋼板の絞り加工によるブラケット9が設けられてお
り、このブラケット9は、ビス10によってフレーム4
に固定され、内部に嵌合された軸受11と軸受7とにて
前記回転子Bを支承している。
向の一方にフレーム4と一体に成形された軸受ハウジン
グ6が設けられている。フレーム4の軸方向の他方に
は、鋼板の絞り加工によるブラケット9が設けられてお
り、このブラケット9は、ビス10によってフレーム4
に固定され、内部に嵌合された軸受11と軸受7とにて
前記回転子Bを支承している。
【0025】回転子Bには、後述するプリント基板12
のホール素子(又はホールIC)Hと対向する位置にリ
ング状のプラスチックマグネット8が装着されている。
また、固定子鉄心1、絶縁体2及びコイル3とで構成さ
れる固定子Aの絶縁体2には後述する如く、ホール素子
H等の駆動回路用部品を装着した略ドーナツ状(環状)
のプリント基板12が装着され、このプリント基板12
の装着位置は、コイル3に接触しない位置となってい
る。そして、コイル3を装着した固定子鉄心1は、電気
絶縁性を有する合成樹脂で一体に成形固化することによ
り固定子Aを形成するが、このときプリント基板12も
樹脂内に埋設される。
のホール素子(又はホールIC)Hと対向する位置にリ
ング状のプラスチックマグネット8が装着されている。
また、固定子鉄心1、絶縁体2及びコイル3とで構成さ
れる固定子Aの絶縁体2には後述する如く、ホール素子
H等の駆動回路用部品を装着した略ドーナツ状(環状)
のプリント基板12が装着され、このプリント基板12
の装着位置は、コイル3に接触しない位置となってい
る。そして、コイル3を装着した固定子鉄心1は、電気
絶縁性を有する合成樹脂で一体に成形固化することによ
り固定子Aを形成するが、このときプリント基板12も
樹脂内に埋設される。
【0026】また、プリント基板12には、電源が接続
される端子13とコイル3が接続される複数の接続部2
4(後述)との間に複数の配線パターンが形成されてい
る。例えば、4極の場合は図2(図20)に示すよう
に、D,E,F,G,Nの配線パターンが形成され、2
極の場合は図3(図9)に示すようにI,J,K,L,
Mの配線パターンが形成される。
される端子13とコイル3が接続される複数の接続部2
4(後述)との間に複数の配線パターンが形成されてい
る。例えば、4極の場合は図2(図20)に示すよう
に、D,E,F,G,Nの配線パターンが形成され、2
極の場合は図3(図9)に示すようにI,J,K,L,
Mの配線パターンが形成される。
【0027】前記プリント基板12は、その外周縁及び
内周縁に突出した複数の接続部24・・を有しており、
この接続部24は先方に向かって幅広となる形に成され
ると共に、前記各配線パターンD,E,F,G,N,
I,J,K,L,Mからこの接続部24の表面に延在さ
れた配線パターン25は、接続部24と相似形の末広が
り状とされている。そして、この配線パターン25を含
む接続部24にはコイル3のリード線26が巻き付けら
れ、半田付けされる。
内周縁に突出した複数の接続部24・・を有しており、
この接続部24は先方に向かって幅広となる形に成され
ると共に、前記各配線パターンD,E,F,G,N,
I,J,K,L,Mからこの接続部24の表面に延在さ
れた配線パターン25は、接続部24と相似形の末広が
り状とされている。そして、この配線パターン25を含
む接続部24にはコイル3のリード線26が巻き付けら
れ、半田付けされる。
【0028】一方、前記プリント基板12には、図2及
び図3に示す如く前記複数種の配線パターン(4極、2
極)を回避する位置に、プリント基板12の保持ピン2
7用の当接部28が設けられている。即ち、4極時の場
合は図2に示すように、D,E,F,G,Nの配線パタ
ーンが形成され、2極時の場合は図3に示すようにI,
J,K,L,Mの配線パターンが形成されているが、プ
リント基板12に設けられる保持ピン27用の当接部2
8は図2及び図3に示す通り同様の位置に配設され、何
れの場合も全ての配線パターンD,E,F,G,N,
I,J,K,L,Mを回避した位置となっている。
び図3に示す如く前記複数種の配線パターン(4極、2
極)を回避する位置に、プリント基板12の保持ピン2
7用の当接部28が設けられている。即ち、4極時の場
合は図2に示すように、D,E,F,G,Nの配線パタ
ーンが形成され、2極時の場合は図3に示すようにI,
J,K,L,Mの配線パターンが形成されているが、プ
リント基板12に設けられる保持ピン27用の当接部2
8は図2及び図3に示す通り同様の位置に配設され、何
れの場合も全ての配線パターンD,E,F,G,N,
I,J,K,L,Mを回避した位置となっている。
【0029】このプリント基板12には、前記端子13
に接続される電力供給用のリード線15が取り付けられ
ており、このリード線15は、このリード線に固定され
たポリブチレンテレフタレート等の合成樹脂製のブッシ
ュ16によって後述する樹脂成形時に生ずる熱や圧力か
ら保護され、或いは樹脂との密着性が向上するよう配慮
されている。
に接続される電力供給用のリード線15が取り付けられ
ており、このリード線15は、このリード線に固定され
たポリブチレンテレフタレート等の合成樹脂製のブッシ
ュ16によって後述する樹脂成形時に生ずる熱や圧力か
ら保護され、或いは樹脂との密着性が向上するよう配慮
されている。
【0030】前記ブッシュ16は、図5から図7に示す
ように薄い接続片17を介して互いに重合される一対の
ブッシュ片18,19からなり、このブッシュ片18,
19の各々の重合面18a,19aには前記複数のリー
ド線15に対応して深さが異なる複数の溝18b,19
bが形成されている。即ち、ブッシュ16の上側となる
ブッシュ片18の溝18bは断面形状が半真円形(18
0度)より小さく形成されている一方、ブッシュ16の
下側となるブッシュ片19の溝19bは断面形状が半真
円形(180度)より大きく形成されている。これによ
って、溝18bの深さは浅く、溝19bの深さは深くな
っている。
ように薄い接続片17を介して互いに重合される一対の
ブッシュ片18,19からなり、このブッシュ片18,
19の各々の重合面18a,19aには前記複数のリー
ド線15に対応して深さが異なる複数の溝18b,19
bが形成されている。即ち、ブッシュ16の上側となる
ブッシュ片18の溝18bは断面形状が半真円形(18
0度)より小さく形成されている一方、ブッシュ16の
下側となるブッシュ片19の溝19bは断面形状が半真
円形(180度)より大きく形成されている。これによ
って、溝18bの深さは浅く、溝19bの深さは深くな
っている。
【0031】また、ブッシュ片19の重合面19aには
4つの貫通孔20が形成され、他方のブッシュ片18の
重合面18aには前記貫通孔20の深さXより短く形成
されてこの貫通孔20に嵌合する高さYの4つの突起2
1が形成されている。そして、この複数の溝18b及び
19bによってブッシュ16はリード線15を挟持する
一方、コイル3を巻装した固定子鉄心1の樹脂モールド
と同時にブッシュ16本体の半分程度が一体に樹脂に埋
設され固定子Aに固定される。
4つの貫通孔20が形成され、他方のブッシュ片18の
重合面18aには前記貫通孔20の深さXより短く形成
されてこの貫通孔20に嵌合する高さYの4つの突起2
1が形成されている。そして、この複数の溝18b及び
19bによってブッシュ16はリード線15を挟持する
一方、コイル3を巻装した固定子鉄心1の樹脂モールド
と同時にブッシュ16本体の半分程度が一体に樹脂に埋
設され固定子Aに固定される。
【0032】前記プラスチックマグネット8は、フェラ
イトと熱可塑性合成樹脂を混合したプラスチックマグネ
ットにて形成されており、この熱可塑性合成樹脂は後述
するアルミニウム製のエンドリング22と同程度の熱膨
張率を有している。
イトと熱可塑性合成樹脂を混合したプラスチックマグネ
ットにて形成されており、この熱可塑性合成樹脂は後述
するアルミニウム製のエンドリング22と同程度の熱膨
張率を有している。
【0033】一方、回転子Bは鉄心をアルミダイカスト
にて鋳込成形してなり、そのエンドリング22の段差部
23に前記リング状マグネットを接着剤にて取り付けて
いる。
にて鋳込成形してなり、そのエンドリング22の段差部
23に前記リング状マグネットを接着剤にて取り付けて
いる。
【0034】このようなモールドモーターは図13に示
すように、絶縁体2が装着され、ドーナツ状(環状)に
結合されると共に、コイル3、プリント基板12を装着
した固定子鉄心1を、上型29及び下型30からなる金
型内にセットし、2カ所の注入口31から不飽和ポリエ
ステルからなる合成樹脂を注入して固定子Aをモールド
する。
すように、絶縁体2が装着され、ドーナツ状(環状)に
結合されると共に、コイル3、プリント基板12を装着
した固定子鉄心1を、上型29及び下型30からなる金
型内にセットし、2カ所の注入口31から不飽和ポリエ
ステルからなる合成樹脂を注入して固定子Aをモールド
する。
【0035】この時、コイル3の周面には図4に示す如
く熱溶着性合成樹脂から成る非粘着フィルム44が巻着
され、端部を重合させて熱溶着することにより、コイル
3の周囲に取り付けられている。このフィルム44は、
上記合成樹脂による固定子鉄心1のモールド時に、注入
された樹脂がコイル3をアタックするのを防止すると共
に、樹脂の流れを円滑化する。
く熱溶着性合成樹脂から成る非粘着フィルム44が巻着
され、端部を重合させて熱溶着することにより、コイル
3の周囲に取り付けられている。このフィルム44は、
上記合成樹脂による固定子鉄心1のモールド時に、注入
された樹脂がコイル3をアタックするのを防止すると共
に、樹脂の流れを円滑化する。
【0036】ここで、合成樹脂の注入時には上型29か
ら保持ピン27が突出し(これによって、フレーム4の
裏面には図11の如く孔28Aが形成される)、プリン
ト基板12の前記当接部28に突き当たってプリント基
板12を位置決め保持する。この場合、保持ピン27及
び当接部28は上記したように4極時の配線パターン
D,E,F,G,Nと、2極時の配線パターンI,J,
K,L,Mの双方を回避した位置となっている。
ら保持ピン27が突出し(これによって、フレーム4の
裏面には図11の如く孔28Aが形成される)、プリン
ト基板12の前記当接部28に突き当たってプリント基
板12を位置決め保持する。この場合、保持ピン27及
び当接部28は上記したように4極時の配線パターン
D,E,F,G,Nと、2極時の配線パターンI,J,
K,L,Mの双方を回避した位置となっている。
【0037】そして、保持ピン27は合成樹脂の注入時
の熱や圧力によるプリント基板12の位置ズレや変形を
防ぎ、所定の位置でプリント基板12が固定子Aと共に
固化されるようにしている。
の熱や圧力によるプリント基板12の位置ズレや変形を
防ぎ、所定の位置でプリント基板12が固定子Aと共に
固化されるようにしている。
【0038】また、注入口31は、固定子鉄心1を構成
する半ドーナツ状(弧状)の鉄心1a,2aの突き合わ
せ面に対して直角方向となるよう下型30に相対向する
位置の2カ所に形成されている。
する半ドーナツ状(弧状)の鉄心1a,2aの突き合わ
せ面に対して直角方向となるよう下型30に相対向する
位置の2カ所に形成されている。
【0039】ここで、絶縁体2は固定子鉄心1に装着さ
れ、その上からコイル3が巻回される構成であるが、こ
の絶縁体2は図14乃至図17に示すように半ドーナツ
状(弧状)の一対の絶縁片34、35及び36、37か
ら成り、それぞれを半ドーナッツ状(弧状)の鉄心1
a、2aに上下から装着する。このとき、絶縁片34、
35及び36、37のスカート部34a、(絶縁片35
については図示せず)及び36a(絶縁片37について
は図示せず)はオーバーラップし、それによって、鉄心
1a、2aの厚みの変動にも対処できるように構成され
ている。
れ、その上からコイル3が巻回される構成であるが、こ
の絶縁体2は図14乃至図17に示すように半ドーナツ
状(弧状)の一対の絶縁片34、35及び36、37か
ら成り、それぞれを半ドーナッツ状(弧状)の鉄心1
a、2aに上下から装着する。このとき、絶縁片34、
35及び36、37のスカート部34a、(絶縁片35
については図示せず)及び36a(絶縁片37について
は図示せず)はオーバーラップし、それによって、鉄心
1a、2aの厚みの変動にも対処できるように構成され
ている。
【0040】その状態でコイル3を巻装し、次に相互に
突き合わせて接合することにより、絶縁体2もドーナッ
ツ状(環状)となるが、その一側面の突き合わせ部分W
側には放射状のリブの頂面に大径のピン38が突設され
ると共に、一側面の反突き合わせ部分Z側には同じく放
射状のリブの頂面に小径のピン39が突設されている。
また、大径のピン38は歯部1b、2bの先端側に位置
し、小径のピン39はヨーク1y、2y側に位置してい
る。そして、これら大小両ピン38,39を図9及び図
20の如く前記プリント基板12に予め穿設された大孔
40及び小孔41に挿入嵌合させる。これによって、プ
リント基板12は絶縁体2により保持されると共に、固
定子鉄心1の両鉄心1a,2aもプリント基板12によ
り環状に結合される。
突き合わせて接合することにより、絶縁体2もドーナッ
ツ状(環状)となるが、その一側面の突き合わせ部分W
側には放射状のリブの頂面に大径のピン38が突設され
ると共に、一側面の反突き合わせ部分Z側には同じく放
射状のリブの頂面に小径のピン39が突設されている。
また、大径のピン38は歯部1b、2bの先端側に位置
し、小径のピン39はヨーク1y、2y側に位置してい
る。そして、これら大小両ピン38,39を図9及び図
20の如く前記プリント基板12に予め穿設された大孔
40及び小孔41に挿入嵌合させる。これによって、プ
リント基板12は絶縁体2により保持されると共に、固
定子鉄心1の両鉄心1a,2aもプリント基板12によ
り環状に結合される。
【0041】このように構成されたモールドモーターに
おいて、鉄心1aの接合面1c,1dに形成されたアン
ダーカット形状の凸部1e及び凹部1fを、対向する鉄
心2aの接合面2c,2dに形成されたアンダーカット
形状の凹部2f及び凸部2eに上方から圧入して嵌合さ
せることにより、両鉄心1a,2aを強固に結合するこ
とができ、鉄心1a,2a結合時の溶接を廃止し、製造
時の作業工数を低減すると共に固定子鉄心1の電磁的特
性を向上できる。
おいて、鉄心1aの接合面1c,1dに形成されたアン
ダーカット形状の凸部1e及び凹部1fを、対向する鉄
心2aの接合面2c,2dに形成されたアンダーカット
形状の凹部2f及び凸部2eに上方から圧入して嵌合さ
せることにより、両鉄心1a,2aを強固に結合するこ
とができ、鉄心1a,2a結合時の溶接を廃止し、製造
時の作業工数を低減すると共に固定子鉄心1の電磁的特
性を向上できる。
【0042】また、鉄心1a,2aの接合面1c,1
d,2c,2dに形成された凸部1e,2eと凹部1
f,2fとは同型状であるため、突き合わせ結合される
一対の半ドーナツ状の鉄心1a,2aを同一形状に形成
でき、部品を共通化して部品点数を低減できる。
d,2c,2dに形成された凸部1e,2eと凹部1
f,2fとは同型状であるため、突き合わせ結合される
一対の半ドーナツ状の鉄心1a,2aを同一形状に形成
でき、部品を共通化して部品点数を低減できる。
【0043】更に、固定子鉄心1の周面には熱溶着性の
非粘着フィルム44が巻着されているため、合成樹脂に
よる固定子鉄心1のモールド時に、前記フィルム44に
よって注入された樹脂がコイル3をアタックするのを防
止することができ、コイル3が打痕を受けるのを防止し
て、レアショート等の危険が無い信頼性に優れたモール
ドモータを提供できる。そして、注入された樹脂の流れ
も円滑化できる。
非粘着フィルム44が巻着されているため、合成樹脂に
よる固定子鉄心1のモールド時に、前記フィルム44に
よって注入された樹脂がコイル3をアタックするのを防
止することができ、コイル3が打痕を受けるのを防止し
て、レアショート等の危険が無い信頼性に優れたモール
ドモータを提供できる。そして、注入された樹脂の流れ
も円滑化できる。
【0044】また、絶縁体2のピン38,39をプリン
ト基板12の大径孔40及び小径孔41に嵌合すること
により半ドーナツ状(弧状)の鉄心1a,2aを結合し
てドーナツ状(環状)の固定子鉄心1を構成することが
でき、鉄心結合時の溶接を廃止し、製造時の作業工数を
低減すると共に固定子鉄心の電磁的特性を向上できる。
ト基板12の大径孔40及び小径孔41に嵌合すること
により半ドーナツ状(弧状)の鉄心1a,2aを結合し
てドーナツ状(環状)の固定子鉄心1を構成することが
でき、鉄心結合時の溶接を廃止し、製造時の作業工数を
低減すると共に固定子鉄心の電磁的特性を向上できる。
【0045】更に、半ドーナツ状(弧状)の絶縁片3
4,36の突き合わせ部分W側の一側面に大径のピン3
8を突設すると共に、反突き合わせ部分Z側の一側面に
小径のピン39を突設したので、接合の強度が大きく影
響する突き合わせ部分近傍を大径のピン38として両鉄
心1a,2aの結合力を高めることができる。そして、
大径のピン38は歯部1b、2bの先端側に位置し、小
径のピン39はコイル3が巻装されるヨーク1y、2y
側に位置しているので、ピン39がコイル3の巻回作業
の邪魔にならない。従って、プリント基板12の保持力
を維持しつつ、巻線作業を円滑にすることができる。
4,36の突き合わせ部分W側の一側面に大径のピン3
8を突設すると共に、反突き合わせ部分Z側の一側面に
小径のピン39を突設したので、接合の強度が大きく影
響する突き合わせ部分近傍を大径のピン38として両鉄
心1a,2aの結合力を高めることができる。そして、
大径のピン38は歯部1b、2bの先端側に位置し、小
径のピン39はコイル3が巻装されるヨーク1y、2y
側に位置しているので、ピン39がコイル3の巻回作業
の邪魔にならない。従って、プリント基板12の保持力
を維持しつつ、巻線作業を円滑にすることができる。
【0046】更にまた、図13の如く、固定子Aを一体
に固化する合成樹脂は、固定子鉄心1を構成する両鉄心
1a,2aの突き合わせ面と略直交する方向から注入さ
れている構成としたので、合成樹脂の注入時に該樹脂で
両鉄心1a,2aを突き合わせ方向に押圧することがで
き、固化時には両鉄心1a,2aを強固に結合させるこ
とができる。
に固化する合成樹脂は、固定子鉄心1を構成する両鉄心
1a,2aの突き合わせ面と略直交する方向から注入さ
れている構成としたので、合成樹脂の注入時に該樹脂で
両鉄心1a,2aを突き合わせ方向に押圧することがで
き、固化時には両鉄心1a,2aを強固に結合させるこ
とができる。
【0047】また、プリント基板12の縁部に形成され
た複数の接続部24の表面に設けられた配線パターン2
5の形状は、接続部24の形状と相似形の末広がり状で
あるため、コイル3のリード線26を接続部24に巻き
付けると接続部24の少なくとも両縁部でリード線26
と配線パターン25とを確実に密着させることができ、
接続部24の中央でリード線26の浮き上がりがあって
もリード線26と配線パターン25とを確実に接続させ
て接触不良を防止でき、信頼性の高いモールドモーター
を得ることができる。
た複数の接続部24の表面に設けられた配線パターン2
5の形状は、接続部24の形状と相似形の末広がり状で
あるため、コイル3のリード線26を接続部24に巻き
付けると接続部24の少なくとも両縁部でリード線26
と配線パターン25とを確実に密着させることができ、
接続部24の中央でリード線26の浮き上がりがあって
もリード線26と配線パターン25とを確実に接続させ
て接触不良を防止でき、信頼性の高いモールドモーター
を得ることができる。
【0048】更に、プリント基板12に形成される保持
ピン27の当接部28は4極時の配線パターンD,E,
F,G,Nと、2極時の配線パターンI,J,K,L,
Mの双方を回避した位置となっているため、プリント基
板12が4極時の配線パターンであっても2極時の配線
パターンであっても双方の配線パターンに当たることの
無いように保持ピン27を受け入れてプリント基板12
を保持することができ、固定子Aの合成樹脂によるモー
ルド時に、安定してプリント基板12の保持を行い固化
時の熱や圧力によるプリント基板12の変形や位置ズレ
等を有効に防止できる。この結果、プリント基板12や
金型29,30の共通化を図ることができ、製造コスト
を低減することができる。
ピン27の当接部28は4極時の配線パターンD,E,
F,G,Nと、2極時の配線パターンI,J,K,L,
Mの双方を回避した位置となっているため、プリント基
板12が4極時の配線パターンであっても2極時の配線
パターンであっても双方の配線パターンに当たることの
無いように保持ピン27を受け入れてプリント基板12
を保持することができ、固定子Aの合成樹脂によるモー
ルド時に、安定してプリント基板12の保持を行い固化
時の熱や圧力によるプリント基板12の変形や位置ズレ
等を有効に防止できる。この結果、プリント基板12や
金型29,30の共通化を図ることができ、製造コスト
を低減することができる。
【0049】また、位置検出用として回転子Bのエンド
リング22に取り付けられたリング状のマグネット8の
材質はプラスチックマグネットであり、このプラスチッ
クはダイカストに使用するアルミニウム(又は亜鉛)の
熱膨張率と近似しているため、回転子Bの運転時の熱で
加熱されてもエンドリング22と同様な膨張や収縮とな
り、マグネットに熱歪みを発生させることはなくなり、
マグネットの破損を未然に防いで回転子Bの成形管理を
容易化し、耐久性並びに信頼性に優れたモールドモータ
ーを提供できる。
リング22に取り付けられたリング状のマグネット8の
材質はプラスチックマグネットであり、このプラスチッ
クはダイカストに使用するアルミニウム(又は亜鉛)の
熱膨張率と近似しているため、回転子Bの運転時の熱で
加熱されてもエンドリング22と同様な膨張や収縮とな
り、マグネットに熱歪みを発生させることはなくなり、
マグネットの破損を未然に防いで回転子Bの成形管理を
容易化し、耐久性並びに信頼性に優れたモールドモータ
ーを提供できる。
【0050】また、ブッシュ16の下側となるブッシュ
片19の溝19bは断面形状が半真円形(180度)よ
り大きく形成されているため、この溝19bでリード線
15を強固に保持することができ、固定子鉄心1の樹脂
成形時に熱や圧力が作用しても、その溝19b内にリー
ド線15を確実に位置決めしておくことができる。この
結果、一方のブッシュ片19の溝19bの深さを深くす
るという簡単な構造により、組み付け作業性を向上する
ことができる。
片19の溝19bは断面形状が半真円形(180度)よ
り大きく形成されているため、この溝19bでリード線
15を強固に保持することができ、固定子鉄心1の樹脂
成形時に熱や圧力が作用しても、その溝19b内にリー
ド線15を確実に位置決めしておくことができる。この
結果、一方のブッシュ片19の溝19bの深さを深くす
るという簡単な構造により、組み付け作業性を向上する
ことができる。
【0051】即ち、深さを深く形成された溝19bは断
面形状が真半円より大きい円弧形状となるため、この円
弧の両端に突き出た縁部にてリード線15を確実に保持
しておくことができるのである。但し、溝19bは必ず
しも真半円より大きく形成する必要はなく、単に深さを
真半円より深く形成するだけでも同様の作用は得られ
る。
面形状が真半円より大きい円弧形状となるため、この円
弧の両端に突き出た縁部にてリード線15を確実に保持
しておくことができるのである。但し、溝19bは必ず
しも真半円より大きく形成する必要はなく、単に深さを
真半円より深く形成するだけでも同様の作用は得られ
る。
【0052】また、ブッシュ片19の重合面19aには
4つの貫通孔20が形成され、他方のブッシュ片18の
重合面18aには前記貫通孔20の深さXより短く形成
されてこの貫通孔20に嵌合する高さYの4つの突起2
1が形成されているため、両ブッシュ片18,19を嵌
合した状態では貫通孔20の一部が空洞のまま残る。こ
の空洞には固定子鉄心1の樹脂成形時に樹脂が浸入して
固化するため、ブッシュ片18,19の結合力及びブッ
シュ16自体の固定は一層強力となり、ブッシュ16が
固定子鉄心1に強固に固定される。
4つの貫通孔20が形成され、他方のブッシュ片18の
重合面18aには前記貫通孔20の深さXより短く形成
されてこの貫通孔20に嵌合する高さYの4つの突起2
1が形成されているため、両ブッシュ片18,19を嵌
合した状態では貫通孔20の一部が空洞のまま残る。こ
の空洞には固定子鉄心1の樹脂成形時に樹脂が浸入して
固化するため、ブッシュ片18,19の結合力及びブッ
シュ16自体の固定は一層強力となり、ブッシュ16が
固定子鉄心1に強固に固定される。
【0053】従って、モールドモーターの使用後の振動
や経年変化によってもリード線15がブッシュ16から
外れたりすることは殆どなく、また、ブッシュ16が固
定子Aから脱落したりすることはなく、耐久性並びに信
頼性に優れたモールドモーターを得ることができる。
や経年変化によってもリード線15がブッシュ16から
外れたりすることは殆どなく、また、ブッシュ16が固
定子Aから脱落したりすることはなく、耐久性並びに信
頼性に優れたモールドモーターを得ることができる。
【0054】尚、上記実施例では固定子鉄心1を半ドー
ナッツ状(180度の弧状)の鉄心1a、2aにより構
成し、絶縁体2も半ドーナッツ状の絶縁片34、35及
び36、37により構成したが、それに限らず、更に角
度の小さい弧状の多数の鉄心或いは絶縁片を突き合わせ
て環状の固定子鉄心及び絶縁体を構成しても良い。
ナッツ状(180度の弧状)の鉄心1a、2aにより構
成し、絶縁体2も半ドーナッツ状の絶縁片34、35及
び36、37により構成したが、それに限らず、更に角
度の小さい弧状の多数の鉄心或いは絶縁片を突き合わせ
て環状の固定子鉄心及び絶縁体を構成しても良い。
【0055】また、実施例では直流モータを前提とした
が、誘導電動機に適用しても同様の作用効果が得られる
ことは云うまでもない。
が、誘導電動機に適用しても同様の作用効果が得られる
ことは云うまでもない。
【0056】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、鉄心の接合面に形成されたアンダーカット形状の凸
部及び凹部を、対向する鉄心の接合面に形成された凹部
及び凸部に上方から圧入して嵌合させることにより、各
鉄心を強固に結合することができ、鉄心結合時の溶接を
廃止し、製造時の作業工数を低減すると共に固定子鉄心
の電磁的特性を向上できる。
ば、鉄心の接合面に形成されたアンダーカット形状の凸
部及び凹部を、対向する鉄心の接合面に形成された凹部
及び凸部に上方から圧入して嵌合させることにより、各
鉄心を強固に結合することができ、鉄心結合時の溶接を
廃止し、製造時の作業工数を低減すると共に固定子鉄心
の電磁的特性を向上できる。
【0057】また、鉄心の接合面に形成された凸部と凹
部とは同型状であるため、突き合わせ結合される弧状鉄
心を同一形状に形成でき、部品を共通化して部品点数を
低減できる。
部とは同型状であるため、突き合わせ結合される弧状鉄
心を同一形状に形成でき、部品を共通化して部品点数を
低減できる。
【0058】また、請求項2の発明によれば、固定子鉄
心の合成樹脂によるモールド時に、非粘着フィルムによ
って注入された樹脂がコイルをアタックするのを阻止す
ることができ、コイルが打痕を受けるのを防止して、レ
アショート等の危険が無い信頼性に優れたモールドモー
タを提供できる。
心の合成樹脂によるモールド時に、非粘着フィルムによ
って注入された樹脂がコイルをアタックするのを阻止す
ることができ、コイルが打痕を受けるのを防止して、レ
アショート等の危険が無い信頼性に優れたモールドモー
タを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すモールドモーターの縦断
面図である。
面図である。
【図2】4極モールドモーターの平断面図である。
【図3】2極モールドモーターの平断面図である。
【図4】固定子の側面図である。
【図5】ブッシュの展開平面図である。
【図6】ブッシュの展開断面図である。
【図7】ブッシュの分解正面図である。
【図8】回転子の正面図である。
【図9】モールド前の固定子の平面図である。
【図10】固定子の縦断面図である。
【図11】固定子の背面図である。
【図12】固定子の正面図である。
【図13】モールドモーターの製造行程を示す金型の縦
断面図である。
断面図である。
【図14】固定子鉄心に装着された絶縁体の側面図であ
る。
る。
【図15】固定子鉄心に装着された絶縁体の平面図であ
る。
る。
【図16】絶縁片の側面図である。
【図17】絶縁片の正面図である。
【図18】固定子鉄心の平面図である。
【図19】鉄心の拡大平面図である。
【図20】4極モールドモーターのプリント基板の平面
図である。
図である。
【図21】従来のモールドモーターを示す縦断面図であ
る。
る。
A 固定子 B 回転子 C 回転軸 1 固定子鉄心 1a,2a 鉄心 1c,1d,2c,2d 接合面 1e,2e 凸部 1f,2f 凹部 2 絶縁体 3 コイル 4 フレーム 12 プリント基板 44 非粘着フィルム
Claims (2)
- 【請求項1】 複数のコイルを絶縁体を介して固定子鉄
心に巻装した後、電気絶縁性を有する合成樹脂で一体に
モールドしてなる固定子を備え、前記固定子鉄心を、弧
状の電磁鋼板をそれぞれ複数枚積層した複数の弧状鉄心
の突き合わせにより形成してなるモールドモーターにお
いて、 前記鉄心が突き合わされる接合面の一方にはアンダーカ
ット形状の凸部を突出形成すると共に、他方の接合面に
は前記凸部と同型状の凹部を形成したことを特徴とする
モールドモーター。 - 【請求項2】 複数のコイルを絶縁体を介して固定子鉄
心に巻装し、電気絶縁性を有する合成樹脂で一体にモー
ルドしてなる固定子を備えたモールドモーターにおい
て、 前記コイルの周面に熱溶着性の非粘着フィルムを巻装
し、端部を重合させて熱溶着したことを特徴とするモー
ルドモーター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6232108A JPH0879997A (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | モールドモーター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6232108A JPH0879997A (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | モールドモーター |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0879997A true JPH0879997A (ja) | 1996-03-22 |
Family
ID=16934137
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6232108A Pending JPH0879997A (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | モールドモーター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0879997A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001231192A (ja) * | 2000-02-18 | 2001-08-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | モールドモータの製造方法 |
| US6886236B2 (en) * | 1999-12-27 | 2005-05-03 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Stator for an automotive alternator |
-
1994
- 1994-09-01 JP JP6232108A patent/JPH0879997A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6886236B2 (en) * | 1999-12-27 | 2005-05-03 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Stator for an automotive alternator |
| JP2001231192A (ja) * | 2000-02-18 | 2001-08-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | モールドモータの製造方法 |
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