JPH0880229A - デスクマット - Google Patents

デスクマット

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JPH0880229A
JPH0880229A JP21856794A JP21856794A JPH0880229A JP H0880229 A JPH0880229 A JP H0880229A JP 21856794 A JP21856794 A JP 21856794A JP 21856794 A JP21856794 A JP 21856794A JP H0880229 A JPH0880229 A JP H0880229A
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JP
Japan
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chloride resin
desk
desk mat
vinyl chloride
layer
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Withdrawn
Application number
JP21856794A
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English (en)
Inventor
Kimihiro Fujii
公博 藤井
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Bando Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 転写防止性に優れたデスクマットを安価に得
る。 【構成】 透明な軟質塩化ビニル系樹脂シート1の少な
くとも載置面側に塩化ビニリデン樹脂層2を設けてデス
クマットAを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デスクマットの改良に
関し、特に転写防止対策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、机の上に載置されるデスクマ
ットとして、柔軟性を有する透明な軟質塩化ビニル系樹
脂シートが用いられている。
【0003】しかし、この透明な軟質塩化ビニル系樹脂
シート単品からなるデスクマットでは、軟質塩化ビニル
系樹脂に配合している可塑剤等の添加物がデスクマット
表面に移行し、デスクマットと机との間に挟み込んだコ
ピー紙等の文字や絵柄等がデスクマットに転写してデス
クマットが汚染されるという問題があった。
【0004】そこで、透明な軟質塩化ビニル系樹脂シー
トの片面にUV硬化型ウレタンアクリレートをコーティ
ングしてUV硬化型樹脂層を形成したデスクマットや、
あるいは、実開昭62−170299号公報に開示され
ているように、透明な軟質塩化ビニル系樹脂シートの片
面にフッ化ビニリデン樹脂フィルムを接着剤で貼り合わ
せたデスクマットが開発されており、上記UV硬化型樹
脂層やフッ化ビニリデン樹脂フィルムにより、コピー紙
等の文字等が転写しないようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の前者
のUV硬化型樹脂層を有するデスクマットでは、コピー
転写防止性に優れてはいるものの、油性のマジックやボ
ールペン等に対しては転写防止性が劣ってあまり効果が
なく、さらには、UV硬化型樹脂特有の臭いがあり、し
かも、手で触るとこの臭いが移りかつヒリヒリと刺激を
感じ、好ましくなかった。
【0006】一方、後者のフッ化ビニリデン樹脂フィル
ムを用いたデスクマットでは、前者のUV硬化型樹脂層
を有するデスクマットに比べ、転写防止効果が若干良い
ものの、期待した程の効果を得ることができず、しか
も、フッ化ビニリデン樹脂フィルムはある特定のアクリ
ル系樹脂を除いてほとんどの樹脂と接着し難く、このた
め、接着剤の使用が必須であり、コストアップを招くと
いう問題があった。
【0007】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、透明でかつ無臭でしか
も皮膚に刺激のない転写防止性に優れたデスクマットを
接着剤を用いることなく安価に得ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、机の上に載置されるデスクマットを対象
とし、次のような解決手段を講じた。
【0009】すなわち、本発明の第1の解決手段は、透
明な軟質塩化ビニル系樹脂シートの少なくとも載置面側
に塩化ビニリデン樹脂層を設けたことを特徴とする。
【0010】本発明の第2の解決手段は、第1の解決手
段において、塩化ビニリデン樹脂層の層厚を10〜80
μmに設定したことを特徴とする。
【0011】
【作用】上記の構成により、本発明の第1の解決手段で
は、透明な軟質塩化ビニル系樹脂シート中に配合されて
いる可塑剤等の添加物は、ガスバリア性に優れた塩化ビ
ニリデン樹脂層に確実に遮られてデスクマットと机との
間に挟み込まれたコピー紙等の介装物に移行せず、よっ
て該介装物の文字等がデスクマットに転写しない。ま
た、塩化ビニリデン樹脂はUV硬化型樹脂の如き特有の
臭いや皮膚への刺激もなく、さらには、フッ化ビニリデ
ン樹脂のようには接着相手を選ばず、接着剤なしに熱融
着等によって軟質塩化ビニル系樹脂シートに樹脂層が形
成されて安価に作れる。
【0012】本発明の第2の解決手段では、層厚10〜
80μmの塩化ビニリデン樹脂層により、優れた転写防
止性が経済的に得られる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0014】図1において、Aは、本発明の実施例に係
るデスクマットAを示す。該デスクマットAはマット基
体としての透明な軟質塩化ビニル系樹脂シート1を備え
てなり、該軟質塩化ビニル系樹脂シート1の片面には塩
化ビニリデン樹脂層2が形成されている。上記軟質塩化
ビニル系樹脂シート1は、例えば塩化ビニル系樹脂10
0重量部に対し可塑剤を30〜70重量部添加して柔軟
性を付与したものであり、塩化ビニル系樹脂としてはポ
リ塩化ビニルのホモポリマーでもよく、酢酸ビニルやエ
チレンとのコポリマーでもよい。また、上記軟質塩化ビ
ニル系樹脂シート1の厚みは、特に限定されないが例え
ば0.5〜3.0mmの範囲で選定される。さらに、上記
塩化ビニリデン樹脂層2は、均一層形成及び性能向上の
両観点から層厚が10〜80μmに設定されている。こ
の塩化ビニリデン樹脂層2は、例えば塩化ビニリデン樹
脂により予めカレンダー成形した塩化ビニリデン樹脂フ
ィルムを加熱によって軟質塩化ビニル系樹脂シート1に
ラミネートすることにより得られる。そして、このよう
にして作られたデスクマットAは、塩化ビニリデン樹脂
層2を机B側に向けて該机Bの上に載置されて使用に供
せられる。図1中、3は、デスクマットAと机Bとの間
に印刷層等の絵柄層3aを上に向けて挟み込まれたコピ
ー紙等の介装物である。
【0015】次に、本発明例の転写防止性に関するデー
タを比較例1〜3と共に下記の表1に掲げて具体的に説
明する。このデータを得るに当たって用いたデスクマッ
トの仕様、及びテスト方法を下記する。
【0016】<本発明例>平均重合度1300の塩化ビ
ニル樹脂100重量部に対し可塑剤を50重量部、Ba
−Zn系安定剤を2.5重量部添加した樹脂組成物を用
いてカレンダー成形により厚み100μmの透明な軟質
塩化ビニル系樹脂シート1を得た。この軟質塩化ビニル
系樹脂シート1の片面に厚み30μmの塩化ビニリデン
樹脂(商品名:ケイフレックス 呉羽化学工業社製)を
熱プレス(圧力30kg/cm2 ×温度175℃×時間2
分)により貼り合わせ、軟質塩化ビニル系樹脂シート1
の片面に塩化ビニリデン樹脂層2が形成された2層構造
のデスクマットAを得た。
【0017】<比較例1>本発明例と同じ樹脂組成物を
用いてカレンダー成形により厚み100μmの透明な軟
質塩化ビニル系樹脂フィルムを得た。この軟質塩化ビニ
ル系樹脂フィルムの片面に厚み20μmのフッ化ビニリ
デン樹脂フィルム(商品名:KFCフィルム(ST−5
0Y) 呉羽化学工業社製)を厚み2〜3μmのアクリ
ル系接着剤層で貼り合わせた3層構造のデスクマットを
得た。
【0018】<比較例2>本発明例と同じ樹脂組成物を
用いてカレンダー成形により厚み100μmの透明な軟
質塩化ビニル系樹脂シートにUV硬化型ウレタンアクリ
レート(商品名:セイカビーム4643 大日精化工業
社製)を10μmの厚さにコーティングし、UV照射に
より軟質塩化ビニル系樹脂シートの片面にUV硬化型樹
脂層を形成した2層構造のデスクマットを得た。
【0019】<比較例3>本発明例と同じ樹脂組成物を
用いてカレンダー成形により厚み100μmの透明な軟
質塩化ビニル系樹脂シートを得、この軟質塩化ビニル系
樹脂フィルム単品で単層構造のデスクマットを得た。
【0020】<テスト方法>上記本発明例及び比較例1
〜3の各々について4種類の供試体を用意する。その供
試体とは、オーバーヘッドプロジェクタ(OHP)用の
ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムに赤、
黒、青及び黄の4種類の油性マジックで文字等を書き込
んで絵柄層を形成したもの、上記PETフィルムに黒の
油性ボールペンで文字等を書き込んで絵柄層を形成した
もの、上記PETフィルムに絵柄層をコピーしたもの、
及びコピー紙に絵柄層をコピーしたものである。
【0021】これらの供試体を用いて絵柄層のデスクマ
ットに対する転写性をテストするのであるが、その要領
を本発明例を例に挙げて説明する。比較例も同様にして
行われる。
【0022】図2に示すように、まず、ガラス板4をテ
スト台5上に載置し、その上に供試体(絵柄層3aを有
する介装物3)を絵柄層3aを上に向けた状態でセット
し、さらに、その上にデスクマットAを塩化ビニリデン
樹脂層2を下に向けた状態でセットし、その上にガラス
板6を載せてウエイト7で2kgの荷重を加えた。この状
態でギヤオーブンで70℃×1日経過後と、70℃×7
日経過後の2通りで供試体(介装物3)の絵柄層3aが
デスクマットA側に転写しているか否かの転写性を目視
により評価した。その結果を表1に示す。表1中、○印
は全く転写していないことを、△印は少しだけ転写して
いたが、実用上問題がないことを、×印は転写性が大き
いことをそれぞれ表わす。なお、70℃×1日経過後
と、70℃×7日経過後とではテスト結果に差がでなか
った。
【0023】
【表1】
【0024】表1から明らかなように、本発明例では、
コピー紙以外の供試体では全く転写が見られなかった。
また、コピー紙で見られる転写は実用上問題のない程度
の僅かな量であった。しかし、比較例1では、コピーフ
ィルムの場合は転写していなかったが、他の供試体では
転写が見られ、この転写状態は実用上問題のない僅かな
量から転写量の大きいものまであった。比較例2では、
コピーフィルムの場合は比較例1と同様に転写していな
かったが、他の供試体では比較例よりも多く転写してい
た。比較例3では、全ての供試体で大きな転写が見られ
た。このように、本発明例のデスクマットが比較例1〜
3のものよりも転写防止性に優れているのは、塩化ビニ
リデン樹脂層がフッ化ビニリデンフィルム等よりもガス
バリア性に優れていることによるものである。また、比
較例2では、UV硬化型樹脂特有の臭いがあり、しか
も、手で触るとこの臭いが移りかつヒリヒリと刺激を感
じたが、本発明例ではこのようなことがなかった。さら
に、本発明例では、接着剤なしに塩化ビニリデン樹脂層
2を軟質塩化ビニル系樹脂シート1に熱融着により貼り
合わせることができ、特殊な接着剤を用いる比較例2に
比べて安価なデスクマットAとなる。
【0025】なお、上記実施例では、軟質塩化ビニル系
樹脂シート1の片面つまり載置面側にだけ塩化ビニリデ
ン樹脂層2を形成したが、反対側にも形成してもよく、
この場合には、机Bとの間にコピー紙等の介装物3を挟
み込んだ場合だけでなく、デスクマットAの上にコピー
紙等の介装物3を積み重ねて長時間放置している場合に
も転写防止機能を顕著に発揮させることができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る本
発明によれば、透明な軟質塩化ビニル系樹脂シートの少
なくとも載置面側に塩化ビニリデン樹脂層を設けたの
で、上記軟質塩化ビニル系樹脂シート中に配合されてい
る可塑剤等の添加物の移行を上記塩化ビニリデン樹脂層
で阻止してコピー紙等の文字等をデスクマットに転写し
ないようにすることができる。また、UV硬化型樹脂や
フッ化ビニリデン樹脂の代替として塩化ビニリデン樹脂
を用いたので、特有の臭いや皮膚への刺激を解消するこ
とができるとともに、接着剤を用いることなく軟質塩化
ビニル系樹脂シートに樹脂層を形成できてコストダウン
化を図ることができる。
【0027】請求項2に係る本発明によれば、塩化ビニ
リデン樹脂層の層厚を10〜80μmに設定したので、
優れた転写防止性を経済的に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】机の上に載置した状態のデスクマットを示す断
面図である。
【図2】デスクマットの転写試験の要領を説明する断面
図である。
【符号の説明】
1 軟質塩化ビニル系樹脂シート 2 塩化ビニリデン樹脂層 A デスクマット B 机

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 机の上に載置されるデスクマットであっ
    て、 透明な軟質塩化ビニル系樹脂シートの少なくとも載置面
    側に塩化ビニリデン樹脂層が設けられていることを特徴
    とするデスクマット。
  2. 【請求項2】 塩化ビニリデン樹脂層の層厚は、10〜
    80μmに設定されていることを特徴とする請求項1記
    載のデスクマット。
JP21856794A 1994-09-13 1994-09-13 デスクマット Withdrawn JPH0880229A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21856794A JPH0880229A (ja) 1994-09-13 1994-09-13 デスクマット

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21856794A JPH0880229A (ja) 1994-09-13 1994-09-13 デスクマット

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JPH0880229A true JPH0880229A (ja) 1996-03-26

Family

ID=16721972

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21856794A Withdrawn JPH0880229A (ja) 1994-09-13 1994-09-13 デスクマット

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JP (1) JPH0880229A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009279756A (ja) * 2008-05-19 2009-12-03 Meiwa Gravure Co Ltd 透明樹脂シート

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009279756A (ja) * 2008-05-19 2009-12-03 Meiwa Gravure Co Ltd 透明樹脂シート

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20011120