JPH0880655A - シリアルプリンタ - Google Patents

シリアルプリンタ

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Publication number
JPH0880655A
JPH0880655A JP21744594A JP21744594A JPH0880655A JP H0880655 A JPH0880655 A JP H0880655A JP 21744594 A JP21744594 A JP 21744594A JP 21744594 A JP21744594 A JP 21744594A JP H0880655 A JPH0880655 A JP H0880655A
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JP21744594A
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Inventor
Tetsuji Sakaguchi
鉄次 坂口
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷媒体の表面に凹凸や傾斜があっても、常
に印字ヘッドと印刷媒体表面との間隔を一定に保つこと
により、印刷媒体の面形状に左右されにくい品質の安定
した印刷が行えるシリアルプリンタを提供する。 【構成】 印字ヘッド15の近傍の主走査方向先方に距
離センサ20を設ける。距離センサ20は、主走査中に
印刷媒体17の表面までの距離を測る。この測定された
距離に基づいて、次のドット形成位置における印字ヘッ
ド15のZ方向の位置を調節することにより、印字ヘッ
ド15の先端面と印刷媒体17の表面との間の距離を理
想的な距離に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、凹凸のある面或いは傾
きを持つ面を有する印刷媒体に対して、文字やイメージ
等を印刷するのに適したシリアルプリンタに関するもの
である。本明細書ではインクジェット方式のシリアルプ
リンタ(以下、「インクジェットプリンタ」という)を
例に挙げて説明する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタの印字要素は、
一般に、図1に示すようにピエゾ素子51等により機械
的な圧力をインクに加えて、或は、サーミスタ52の加
熱によりインクが気泡53となる圧力を利用して、一定
量のインクを管口から噴出させることにより、印刷記録
媒体上に一定密度のドット配列を形成して印字を行う。
通常、印字要素がY方向(縦方向)に一定の密度で配列
された印字ヘッドをX方向(横方向)へ移動することに
よって1行分の印刷を行ない、次いで、印刷媒体を印字
要素の配列分の長さに相当する距離だけY方向へ送る、
という動作を繰り返すことによって、印刷媒体1ページ
分の印刷が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、各印字要素
は一定量のインクを飛ばすので、印字ヘッドと印刷媒体
との間の距離が変化すると各印字ドットにバラツキが生
じてしまい、印字品質の安定した印刷が行えなくなって
しまう。そこで、従来のインクジェットプリンタには、
印字ヘッドと印刷媒体との距離を一定に保つために、印
刷媒体を固定する機構が設けられている。しかし、固定
機構によって上記距離を一定に保てるのは薄くて平滑な
面を持つ印刷媒体だけであり、表面に凹凸がある媒体や
厚みが場所により異なるため表面が傾斜している媒体で
は、上記距離を一定に保てない。
【0004】また、印字ヘッドは印字精度を上げるた
め、移動している主走査中は印刷媒体との距離方向であ
るZ方向に対して固定されている。また、厚い印刷媒体
の印刷を可能にするために、Z方向でのヘッド位置の調
整機構を設けたものもあるが、ヘッド位置の調節は印字
の開始前に行ない、印字中はやはりZ方向のヘッド位置
は固定される。そのため、表面に凹凸や傾斜のある印刷
媒体に対しては、高品質の印刷が困難である。
【0005】従って本発明の目的は、印刷媒体の表面に
凹凸や傾斜があっても、印字ヘッドと印刷媒体との距離
を常に一定に保てるようにして、印刷媒体の表面形状に
左右されにくい品質の安定した印刷が行えるシリアルプ
リンタを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のシリアルプリンタは、印字ヘッドを印刷媒
体に対し近付き且つ遠ざかる方向で移動させる印字ヘッ
ド移動手段と、印字ヘッドと印刷媒体との間の距離に依
存して変化する信号を出力する距離測定手段と、印字ヘ
ッドの走査中、印字ヘッドと印刷媒体との間の距離を所
定の理想距離に一致させるために、距離測定手段からの
出力信号に基づいて印字ヘッド移動手段を制御する距離
調整手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】上記構成によれば、走査の最中に印字ヘッドと
印刷媒体との間の距離に応じた信号が検出され、この信
号に基づいて印字ヘッドの印刷媒体に対する距離位置が
調節される。その結果、印刷媒体の表面形状に応じて印
字ヘッドの位置が調節されて、印字ヘッドと印刷媒体と
の間の距離が実質的に理想位置に保たれる。
【0008】好適な実施例では、印字ヘッドと共に移動
して、印字ヘッドよりも走査方向先方の所定位置におけ
る印刷媒体までの距離を測定する距離センサが、距離測
定手段として設けられる。この距離センサからの信号を
利用すれば、印字ヘッドの未来の到達位置における印字
ヘッドと印刷媒体との距離が容易に予測できるため、こ
の予測値に基づいて、印字ヘッドが実際に各ドット形成
位置に到達する前に印刷媒体との距離を理想距離に制御
することが可能となる。また、距離センサを印字ヘッド
の走査方向先方だけでなく、走査方向後方にも設けても
よい。そうすれば、上記距離の予測計算がより精度よく
行えたり、印字の走査方向が変わっても上記の制御が行
える。
【0009】また、好適な実施例では、距離調整手段
が、印字ヘッドの走査中に、印字ヘッド移動手段による
印字ヘッドの移動と、距離測定手段からの出力信号の取
り込みとを交互に繰り返して行う。その際、距離測定手
段からの信号取り込みは印字ヘッドの移動完了後所定の
安定時間が経過した後に行う。これにより、印字ヘッド
の移動に伴う印字ヘッドの振動を影響を受けずに正確な
距離が測定できる。
【0010】更に、この好適な実施例では、距離測定手
段からの出力信号の変化が所定の閾値を超えているとき
には、印字ヘッドの走査を停止させる。これにより、印
刷媒体の表面の凹凸が大きすぎて印字ヘッドと衝突する
ような場合に、衝突を防いで印字ヘッドを保護すること
ができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。
【0012】図3は、本発明の一実施例に係るシリアル
プリンタの印字ヘッド駆動部分の構造を示す。
【0013】図3において、印刷媒体17は、基枠11
に対して一定の位置に固定されるようになっている。こ
こで、印刷媒体17の横方向、縦方向及び厚み方向をそ
れぞれ、矢印で示すようにX方向、Y方向及びZ方向と
呼ぶ。尚、図示の印刷媒体17は、X方向において厚み
が異なっているために、その表面がX−Y平面に対して
傾斜している。
【0014】基枠11には、X方向に伸びたガイドレー
ル12が図示しないモータによってY方向(副走査方
向)に往復移動自在な状態で取り付けられている。この
ガイドレール12には、主走査部材14が、図示しない
モータによってガイドレール12に沿ってX方向(主走
査方向)に往復移動自在な状態で取り付けられている。
更に、この主走査部材14には、Z方向移動機構16を
介してキャリッジ13が取り付けられ、このキャリッジ
13に印字ヘッド15が取り付けられている。
【0015】Z方向移動機構16は、印字ヘッド15と
印刷媒体17の表面との距離を一定に保つために、キャ
リッジ13をZ方向に移動させるためのもので、例えば
図示しないパルスモータによって駆動される。尚、Z方
向移動機構16には、リニヤモータやソレノイドのよう
なリニヤなアクチュエータを用いてもよい。
【0016】このような構成において、主走査部材14
によりキャリッジ13をガイドレール12に沿って移動
させることにより主走査が行われ、ガイドレール12を
Y方向に移動させることにより副走査が行われ、主走査
と副走査を繰り返しつつ主走査中に印字ヘッド15を駆
動することにより、印刷媒体17の表面への印字が行わ
れる。この印字の最中、Z方向移動機構16によってキ
ャリッジ13のZ方向位置が調節されることによって、
印字ヘッド15と印刷媒体17の表面との距離が一定に
保持される。
【0017】図4及び図5は、図3で示したキャリッジ
13及び印字ヘッド15の部分の詳細構造を示すもの
で、図4はこの部分をY方向に沿って見た側面図を、図
5はこの部分をX方向に沿って見た側面図を夫々示して
いる。
【0018】図示のように、主走査及び副走査の最中に
印字ヘッド15と印刷記録媒体17の表面との間の距離
を測定するために、距離センサ20が印字ヘッド15の
近傍に設けられている。
【0019】図4に部分的な断面で示すように、距離セ
ンサ20は、キャリッジ13に取り付けられた、差動ト
ランスを利用したマイクロメータであって、先端部が印
刷記録媒体17の表面と常時接触状態にあるZ方向に移
動自在な接触子21と、接触子21の基端部に取り付け
られた鉄心22と、この鉄心22のZ方向位置に応じた
差電圧を発生する差動コイル23から構成される。差動
コイル23は、励磁コイル(一次コイル)24と、誘起
電圧を発生する2つの二次コイル25、26とからな
り、二次コイル25、26の間に生じた差電圧から、印
刷媒体17の表面のZ方向の微小変位が認識され得る。
【0020】この距離センサ20は、図4に示すよう
に、X方向において印字ヘッド15から微小距離だけ離
間し、且つ図5に示すように、Y方向において印字ヘッ
ド15先端面のY方向の印字要素配列(図示せず)中の
真ん中の印字要素と同じ位置に配置されている。
【0021】更に、この距離センサ20は、主走査中に
印字ヘッド15より先行して距離測定を行うべく、常に
印字ヘッド15の移動方向の前方に来るように配置され
ている。図4では距離センサ20は印字ヘッド15の右
側に位置しているが、これは図中右方向へ主走査が行わ
れるときの位置である。
【0022】図6は、本実施例のプリンタに備えられた
制御装置の機能ブロック図である。
【0023】この制御装置は、図示のように、CPU
1、ROM2、RAM3、ホストインタフェース4、入
力インタフェース5、X方向モータ駆動回路6、Y方向
モータ駆動回路7、ヘッド駆動回路8及びZ方向モータ
駆動回路9を備える。
【0024】ホストインタフェース4は、外部のホスト
装置から印刷データを受信するためのインタフェースで
ある。入力インタフェース5は、図5に示した距離セン
サ20を始めとするプリンタ内の各種センサ(図示せ
ず)からの信号やプリンタの操作パネル(図示せず)か
らの信号を入力するためのインタフェースである。
【0025】CPU1は、ホスト装置からの印刷データ
を処理して、X方向及びY方向モータ駆動回路6、7や
ヘッド駆動回路8を通じて印刷動作を制御したり、距離
センサ20からの信号を処理して、Z方向駆動回路9を
通じてキャリッジ13のZ方向位置を調節したりするた
めの演算処理を行うものである。
【0026】ROM2には、CPU1が上記した印字動
作の制御を行うための印刷処理プログラムや、文字のフ
ォントデータや、CPU1が上記したキャリッジ13の
Z方向位置調節を行うための位置制御プログラム等が格
納されている。位置制御プログラムには、印刷記録媒体
17表面の凹凸変化の許容値データ、印字ヘッド15の
印字要素配列と距離センサ20との間のX方向の距離デ
ータ等が内蔵されている。なお、上記許容値データは、
印字ヘッド15の破損を招来しないようにするための、
許容できる凹凸変化の最大値を示すものである。また、
上記間隔データは、印字要素配列と距離センサ20の位
置との間のX方向距離を印字のドットピッチの倍数に換
算して示したものである。
【0027】RAM3には、受信バッファ、印刷バッフ
ァ、ステータスエリア、ワークエリア等が設定されてい
る。
【0028】X方向モータ駆動回路6は、CPU1から
の制御信号に基づいて図示しないX方向モータを駆動す
ることにより、図3に示した主走査部材14をガイドレ
ール12に沿って走行させて主走査を行うものである。
【0029】Y方向モータ駆動回路7は、CPU1から
の制御信号に基づいて図示しないY方向移動モータを駆
動することにより、図3に示したガイドレール12をY
方向に移動させて副走査を行うものである。
【0030】ヘッド駆動回路8は、CPU1が印刷デー
タを処理することにより印刷バッファ上に展開したビッ
トマップデータを受けて、図3に示した印字ヘッド15
の印字要素を駆動してドット形成を行うものである。
【0031】Z方向モータ駆動回路9は、CPU1から
の制御信号に基づいて図示しないZ方向移動モータ16
を駆動することにより、図3に示したZ方向移動機構1
6により印字ヘッド15の先端面と印刷記録媒体17表
面との間の距離を一定に調節するためのものである。
【0032】図7は、以上説明した構成における、印字
ヘッド15のZ方向位置を調節するための部分の機能ブ
ロック図である。
【0033】距離センサ20から出力された差電圧は、
インタフェース5内の増幅器29で増幅されA/Dコン
バータ30でデジタルデータ化される。このデジタルデ
ータ化された差電圧データはCPU1によるヘッド移動
量演算部31に入力され、ヘッド移動量演算部31は、
印字ヘッド15のZ方向の移動量を演算する。この移動
量はZ方向移動モータ駆動回路9に出力される。これに
より、Z方向移動機構16が移動量に対応した距離だけ
キャリッジ13をZ方向に移動させるので、印字ヘッド
15の先端面と印刷媒体17表面との間隔が常に一定値
に調節される。
【0034】以下、上記した印字ヘッド15の移動量の
計算を詳細に説明する。
【0035】距離センサ20、増幅器29及びA/Dコ
ンバータ30は、印字ヘッド15の先端面と印刷媒体1
7の表面との間の距離が所定の理想距離であるときに差
電圧データ“0”を発生し、上記距離が理想距離から外
れるとその差分に対応した値の差電圧データを発生する
ように、予め調整及び初期化されている。つまり、差電
圧データは、上記距離の理想距離からの差距離を表して
いる。
【0036】この差電圧データを受けたヘッド移動量演
算部31は、まず、ROM2に記憶されている印字要素
配列と距離センサ20との間のX方向距離で、上記差電
圧データを除算する。ここで、前述したように上記X方
向距離は印字のドットピッチの倍数に換算された値、例
えばNドットピッチ、である。よって、上記除算は測定
されたNドットピッチ先の差距離をNで割るものである
が、これは、現在のドット形成位置の次のドット形成位
置(つまり、印字ヘッドの現在位置から1ドットピッチ
だけ先方の位置)におけるヘッド先端面と印刷記録媒体
17表面との間の理想距離からの差距離を、測定された
Nドットピッチ先の差距離から直線補間により求めたこ
とになる。尚、この直線補間が有効であるためには、N
ドットピッチ間での印刷媒体17の表面の傾斜が実質的
に直線的である必要があるが、この条件は、Nドットピ
ッチが十分短かければ、表面の凹凸の激しい媒体を用い
た場合のような例外を除き、通常は成立する。
【0037】こうして次のドット形成位置での差距離を
求めたなら、その値をZ方向モータ駆動回路9に与え
る。これにより、印字ヘッド15の位置が上記次のドッ
ト形成位置での差距離分だけ修正され、結果として、次
のドット形成位置に印字ヘッド15が来たときに、ヘッ
ド先端面と印刷媒体表面との距離が理想距離に一致する
ことになる。
【0038】尚、以上の過程で、距離センサ20により
測定された差距離がROMに記憶された許容値を超える
場合は、印刷媒体17の表面の凹凸が大きすぎるため印
字ヘッド15と印刷媒体17とが衝突する可能性がある
と判断して、主走査を直ちに中止する。
【0039】次に、以上の制御動作を行うタイミングを
図8を参照しながら説明する。
【0040】主走査開始直前のスタンバイ状態におい
て、ヘッド面と印刷媒体表面との間の距離が理想距離と
一致するよう、初期化が行われる。この後に、印字ヘッ
ド15をX方向に移動させて主走査を開始する。距離セ
ンサ20は、前述したように、印字ヘッド15より主走
査方向前方に一定距離だけずれた位置におけるヘッド先
端面と印刷媒体表面との間の距離を測定する。
【0041】図8において、今、時刻t1で印字ヘッド
15のZ方向位置の調整が完了したとする。この後、こ
の調整に起因して生じた印字ヘッド15のZ方向の振動
が完全に消えて印字ヘッド15がZ方向で停止する時刻
t2(以下、t1〜t2の時間を安定時間と呼ぶ)になる
と、ヘッド15による印字動作(タイミングa)と、距
離センサ20によるNドットピッチ先方位置での距離測
定(タイミングb)とが並行して行われる。そして、時
刻t3で印字動作が完了し、続いて時刻t4で距離測定が
完了すると、次に、測定距離に基づく上述した移動量の
演算が行われる(タイミングc)。
【0042】時刻t5で移動量の演算が完了すると、続
いて、この移動量に基づいて印字ヘッド15のZ方向へ
の移動が行われる(タイミングd)。このZ方向の移動
は時刻t6で完了するが、この完了時刻t6は印字ヘッド
15が次のドット形成位置に到着する時刻t7よりヘッ
ドの安定時間分だけ早い時期である。
【0043】以上の繰り返しにより、主走査中常に、ヘ
ッド先端面と印刷媒体表面との距離が理想距離に保たれ
る。
【0044】このようにして1つの行の主走査が完了し
てキャリッジ13が停止すると、距離センサ20の接触
子21は一旦キャリッジ13内に引き込まれる。続い
て、ガイドレール12が次の行の位置に移動し、キャリ
ッジ13が主走査開始位置に戻って再び接触子21がキ
ャリッジ13から押し出されて媒体表面に接触する。こ
の状態から次の行の主走査が前行と同方向に開始され、
上記と同様にしてヘッド位置の調節が主走査中に行われ
る。以上の動作が繰り返される。
【0045】以上説明したように、本実施例によれば、
印刷媒体17の表面形状に影響されにくい、印字品質の
安定した文字・イメージを、印刷することができる。
【0046】以上説明した内容は、あくまで本発明の一
実施例に係るものであって、本発明が上記内容のみに限
定されるものではなく、他の種々の態様でも実施するこ
とができる。
【0047】例えば、距離センサとして、フォトカプラ
のような光学的デバイスを応用した距離センサを用いる
こともできる。この場合、距離センサを印字ヘッドの極
めて近傍に取り付けることができなくても、光線の方向
を次のドット形成位置に向けることにより、上記実施例
のような補間計算を行うことなく、直接的に次のドット
形成位置におけるヘッドと媒体表面間の距離を測ること
ができる。
【0048】また、上記実施例のように距離センサが印
字ヘッドからNドットピッチ先での差距離を測る場合、
上記のような補間計算を行わずに、測定した差距離をN
ドットピッチ先のドット形成位置におけるヘッド移動量
の計算に利用するようにしてもよい。
【0049】また、印字ヘッドの前と後に距離センサを
設けて、その2つの距離センサの測定距離を線形補間し
てヘッド移動量を計算してもよい。そうすれば、上記実
施例より正確な制御が可能となる。その場合、印字ヘッ
ドの前と後ろに距離センサーを設けると前記右方向へ主
走査が行われるときだけでなく、左方向へ主走査が行わ
れるときにも前記一連の制御が可能となる。また、図4
の軸Pを中心に距離センサ20が回転して印字ヘッドの
走査方向の前方に位置するような機構になっていれば、
同様の制御が可能である。
【0050】更に、上記実施例では、1つのドットピッ
チ当たりのヘッド位置の調節回数は1回に設定されてい
るが、前述した印字ヘッド15の安定時間及び印字タイ
ミングの間隔等から許容され得る回数だけ、1ドットピ
ッチ当たりヘッド位置調整回数を増加させれば、印刷媒
体の表面の傾斜が急であっても、その傾斜に対する印字
ヘッドの追従性を向上させることが可能である。
【0051】更に、印字ヘッドをZ方向に移動可能にす
るだけでなく、Y方向の軸を中心にX−Z平面上で首振
り可能に構成すると、図3に示したように主走査方向に
沿って傾斜した媒体表面に対してヘッドの先端面を平行
に保つことができるため、より高い印字品質が得られ
る。
【0052】また、上記実施例では、副走査の間は距離
センサが働かなかったが、副走査中も距離センサを働か
せて印字ヘッドのZ方向位置を調節するようにしてもよ
い。
【0053】また、上記実施例ではディジタル演算処理
によりヘッド位置を調節したが、距離センサ20の出力
が理想距離において正確に0又は一定値になるように調
整されていれば、直流サーボモータ技術等を用いたアナ
ログ的な制御系によってもヘッド位置の高精度な調節が
可能である。
【0054】また、上記実施例では主走査及び副走査共
にキャリッジを移動させたが、副走査を印刷媒体を移動
させて行う一般的なプリンタにも本発明は適用可能であ
る。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
印字と並行して印字ヘッドと印刷媒体との距離を測定し
て印字ヘッドの位置を調節しているので、印刷媒体の面
形状に応じて印字ヘッドと印刷媒体との間の距離を実質
的に一定に保つことができ、印刷媒体の面形状に左右さ
れにくい品質の安定した印刷を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェットプリンタの印字要素の原理を示
す概要断面図。
【図2】インクジェットプリンタの別の印字要素の原理
を示す概要断面図。
【図3】本発明の一実施例に係るインクジェットプリン
タのヘッド駆動機構部分の構造を示す斜視図。
【図4】同実施例のキャリッジ及びヘッドの部分を副走
査方向に沿って見た構造を示す側面図。
【図5】同実施例のキャリッジ及びヘッドの部分を主走
査方向に沿って見た構造を示す側面図。
【図6】同実施例の制御装置のハードウェア構成を示す
ブロック図。
【図7】図6の制御装置の内の印字ヘッドをZ方向に移
動させるための部分の機能を示すブロック図。
【図8】同実施例における印字ヘッドをZ方向に移動さ
せる制御と印字との時間的関係を示すタイミングチャー
ト。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 ホストインターフェース 5 入力インターフェース 6 X方向モータ駆動回路 7 Y方向モータ駆動回路 8 ヘッド駆動回路 9 Z方向モータ駆動回路 12 ガイドレール 13 キャリッジ 14 主走査部材 15 印字ヘッド 16 Z方向移動機構 17 印刷媒体 20 距離センサ 29 増幅器 30 A/Dコンバータ 31 ヘッド移動量演算部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ヘッドにより印刷媒体の表面を走査
    しながら印刷を行うシリアルプリンタにおいて、 前記印字ヘッドを前記印刷媒体に対し近付き且つ遠ざか
    る方向で移動させる印字ヘッド移動手段と、 前記印字ヘッドと前記印刷媒体との間の距離に依存して
    変化する信号を出力する距離測定手段と、 前記印字ヘッドの走査中、前記印字ヘッドと前記印刷媒
    体との間の距離を所定の理想距離に一致させるために、
    前記距離測定手段からの出力信号に基づいて、前記印字
    ヘッド移動手段を制御する距離調整手段と、 を備えたことを特徴とするシリアルプリンタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシリアルプリンタにおい
    て、 前記距離測定手段が、前記印字ヘッドと共に移動して、
    前記印字ヘッドよりも走査方向先方の所定位置において
    前記印刷媒体までの距離を測定する距離センサを有する
    ことを特徴とするシリアルプリンタ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のシリアルプリンタにおい
    て、 前記距離測定手段が、前記印字ヘッドと共に移動して、
    前記印字ヘッドよりも走査方向先方及び後方の所定位置
    における前記印刷媒体までの距離を測定するように設け
    られた2つの距離センサを有することを特徴とするシリ
    アルプリンタ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のシリアルプリンタにおい
    て、 前記距離調節手段が、前記距離測定手段の出力信号に基
    づいて、未来のドット形成位置における前記印字ヘッド
    と前記印刷媒体との間の距離を前記理想距離に一致させ
    るために必要な、前記印字ヘッドの移動量を計算し、前
    記印字ヘッドが前記未来のドット形成位置に到達する前
    に、前記移動量に従って前記印字ヘッド移動手段を制御
    することを特徴とするシリアルプリンタ。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のシリアルプリンタにおい
    て、 前記距離調整手段が、前記印字ヘッドの走査中に、前記
    印字ヘッド移動手段による前記印字ヘッドの移動と、前
    記距離測定手段からの出力信号の取り込みとを交互に繰
    り返し、前記出力信号の取り込みは前記印字ヘッドの移
    動完了後所定の安定時間が経過した後に行うことことを
    特徴とするシリアルプリンタ。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    のシリアルプリンタにおいて、 前記距離測定手段からの出力信号の変化が所定の閾値を
    超えているときには、前記印字ヘッドの走査を停止させ
    る停止手段を更に備えることを特徴とするシリアルプリ
    ンタ。
JP21744594A 1994-09-12 1994-09-12 シリアルプリンタ Pending JPH0880655A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21744594A JPH0880655A (ja) 1994-09-12 1994-09-12 シリアルプリンタ

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