JPH0881478A - 塩化物貧有もしくは塩化物不含のアミノ官能性オルガノシランおよびその製造法 - Google Patents

塩化物貧有もしくは塩化物不含のアミノ官能性オルガノシランおよびその製造法

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JPH0881478A
JPH0881478A JP7232897A JP23289795A JPH0881478A JP H0881478 A JPH0881478 A JP H0881478A JP 7232897 A JP7232897 A JP 7232897A JP 23289795 A JP23289795 A JP 23289795A JP H0881478 A JPH0881478 A JP H0881478A
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ザイラー クラウス−ディートリッヒ
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Hans-Joachim Koetzsch
ケッチュ ハンス−ヨアヒム
Hans-Guenther Srebny
シュレプニィ ハンス−ギュンター
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Huels AG
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塩化物を僅かに含むかもしくは含まないアミ
ノ官能性オルガノシランを製造する方法の提供。 【解決手段】 塩素官能性オルガノシランと有機アミン
または有機アンモニアとを反応させ、その際形成された
有機塩酸塩または塩化アンモニウムを分離させ、更にこ
の有機塩酸塩または塩化アンモニウムをアルコール中に
溶解された金属アルコキシドを添加することによって反
応させ、形成された金属塩化物を分離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塩素官能性オルガ
ノシランと有機アミンまたはアンモニアとを反応させ、
かつその際形成される有機塩酸塩または塩化アンモニウ
ムを分離することによって塩化物貧有もしくは塩化物不
含のアミノ官能性オルガノシランを製造する方法、なら
びに本発明により製造されたアミノ官能性オルガノシラ
ンに関する。
【0002】
【従来の技術】特にアミノ官能性オルガノシランは鋳造
工業において加工助剤として使用されている。該化合物
は、また貯蔵安定性樹脂用またはガラス繊維サイズ用の
接着助剤としても使用される。
【0003】アミノ官能性オルガノシランの製造は、主
に塩素官能性オルガノシランと種々の有機アミンまたは
アンモニアとの反応によって行なわれ、この場合、アミ
ン成分もしくはアンモニアと、塩素官能性オルガノシラ
ンとの選択される化学量論的割合に依存して、アミノ官
能性オルガノシランが形成される。アミノ官能性オルガ
ノシラン化合物の製造の場合、一般に、アミノ官能性オ
ルガノシランの形成とともに、置換された塩素を相応す
るアミン塩酸塩もしくは塩化アンモニウムへ移行させる
ためになお十分なアミン成分が提供されるように、塩素
官能性オルガノシラン1モル当たりアミンもしくはアン
モニア少なくとも2モルが使用されるように実施され
る。
【0004】合成の際に生じたアミン塩酸塩もしくは塩
化アンモニウムを目的生成物であるアミノ官能性オルガ
ノシランから分離するため、種々の方法が用いられる。
【0005】即ち、アンモニアと3−クロルプロピルト
リエトキシシランとの反応の際に形成されたアミノプロ
ピルトリエトキシシラン中で溶解されない塩化アンモニ
ウム含分は、簡単な濾過によっては生成物から分離され
ることができる。その後アミノプロピルトリエトキシシ
ラン中に溶解されて残留する塩化アンモニウム含分は、
このアミノシランの多数の使用にとっては不利である。
【0006】生成物中の塩化アンモニウム含量の明白な
減少は、反応粗製生成物に濾過前に相応する量の不活性
媒体、例えば炭化水素、例えば石油エーテル、ヘキサン
またはキシロールが添加される場合に達成され、これら
の不活性媒体中にアミノシランは溶解するが、しかし塩
化アンモニウムは溶解しない。これらの条件にもかかわ
らず塩化アンモニウムの残留含量は濾液中に残留する。
アミノシランの使用可能性は限定されたままである。
【0007】他の多くの場合、アミノ官能性で、とりわ
けポリアミノ官能性のオルガノシランを製造する場合に
は、反応の終了後に液体二相系の形成が始まる。即ち、
例えばクロロオルガノ官能性シランとエチレンジアミン
との反応の場合であり、この場合、上相は過剰のアミン
およびそのアミンの溶解した塩酸塩で汚染された生成物
を含有する。アミンの使用成分を蒸留除去した後、アミ
ン塩酸塩を含有するジアミノ官能性オルガノシランが残
留するが、このオルガノシランの塩化物含量は生成物の
性質に不利な影響を及ぼすので、そのままの形では使用
されることができない。
【0008】塩素官能性オルガノシランとトリアミノ官
能性アミンとの反応の場合、固体の形で形成されたアミ
ン塩酸塩の部分分離も惹起されず、相系の形成も惹起さ
れないことが頻繁にある。形成された反応系中に溶解さ
れて存在するアミン塩酸塩の分離は、専ら媒体中でアミ
ン塩酸塩が不溶解性であるような不活性媒体を用いて反
応生成物/アミン塩酸塩/アミンの系を相応して希釈す
ることによって行なわれることができる。またこの場合
も、不活性媒体および過剰に使用されたアミン成分を蒸
留除去した後、望ましくないアミン塩酸塩の残量が得ら
れた生成物中に残留する。
【0009】アミノ官能性オルガノシランを製造する際
に、形成される有機塩酸塩もしくは塩化アンモニウムを
分離するため使用される処置にもかかわらず、生成物は
なお望ましくない量の塩化物を含有し、この塩化物はこ
のようにして得られた生成物の使用可能性を制限する
か、もしくは望まれる効果に不利な影響を及ぼす。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明には塩
化物貧有もしくは塩化物不含のアミノ官能性オルガノシ
ランを製造する方法を開発するという課題が課されてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】さて、驚くべきことに、
アルコール中に溶解された金属アルコキシドを望ましく
ない塩化物含分を付加されたアミノ官能性オルガノシラ
ンに添加する場合、その際に形成された金属塩化物が良
好に分離可能であり、かつ残留塩化物含分が1重量pp
m未満に調節できるくらいのアミノ官能性オルガノシラ
ンが得られることが見出された。
【0012】従って、本発明の対象は、塩素官能性オル
ガノシランと有機アミンまたはアンモニアとを反応さ
せ、かつその際に形成される有機塩酸塩または塩化アン
モニウムとを分離することによって塩化物貧有もしくは
塩化物不含のアミノ官能性オルガノシランを製造する方
法であり、この方法は、それ以上になお存在する量の有
機塩酸塩または塩化アンモニウムをアルコール中に溶解
された金属アルコキシドを添加することによって反応さ
せ、形成された金属塩化物を分離することによって特徴
付けられる。
【0013】更に本発明の対象は、含有される有機塩酸
塩または塩化アンモニウムと金属アルコキシドとを反応
させ、かつその際に形成された金属塩化物を分離するこ
とによって後清浄化させる、アミノ官能性オルガノシラ
ンである。
【0014】本発明の方法により製造されたアミノ官能
性オルガノシランは、一般式:
【0015】
【化1】
【0016】[式中、RはC原子1〜4個を有するアル
キル基を表わし、R1 はメチル基またはフェニル基を表
わし、yは0または1または2であってよい]、 (IIa) [(R1O)3Si−(CH2nmNH3-m-p(CH2
CH2NH2p [式中、R1 はC原子1〜3個を有するアルキル基を表
わし、nは2または3であってよく、pは0または1で
あってよく、かつmは1または2または3であってよ
い]、 (IIb) [(R1O)3Si−(CH2n]−(NH−CH2−C
2p−NH2 [式中、R1 はC原子1〜3個を有するアルキル基を表
わし、nは2または3であってよく、pは2または3ま
たは4であってよい]
【0017】
【化2】
【0018】[式中、nは1または2または3であって
よく、mは0または1であってよく、pは0または1で
あってよく、RはC原子1〜3個を有するアルキル基を
表わす]および
【0019】
【化3】
【0020】[式中、nは1または2または3であって
よく、mは0または1であってよく、pは2または3で
あってよく、RはC原子1〜3個を有するアルキル基を
表わす]によって表わされてよい。これらのためのエダ
クトとしては、一般式:
【0021】
【化4】
【0022】[式中、nは1または2または3であり、
mは0または1または2であってよく、RはC原子1〜
3個を有するアルキル基を表わす]で示されるクロロオ
ルガノシラン化合物と、一般式: (VI) Hn N(R)3-n' [式中、RはC原子1〜3個を有するアルキル基を表わ
し、nは1または2または3であってよい]、 (VII) NH2−CH2−CH2−(NH−C
2−CH2−)n−NH2 [式中、nは0または1または2または3であってよ
い]、および/または
【0023】
【化5】
【0024】[式中、R1 およびR2 はC原子1〜3個
を有するアルキル基を表わす]で示されるアミンとが反
応させられてよい。即ち、以下に記載されているように
して、アミノ官能性オルガノシランが得られる:
【0025】
【化6】
【0026】この場合、Rは例えばCH3 基またはC2
5 基を表わす。
【0027】反応の際に形成された有機塩酸塩または塩
化アンモニウムがアミノ官能性オルガノシランから分離
された後、このアミノ官能性オルガノシランは本発明に
よりアルコール中に溶解された金属アルコキシドを用い
て、なお存在する残留塩化物含分を更に減少するため処
理される。有利にアルコール中に溶解された金属アルコ
ールは、有機塩酸塩もしくは塩化アンモニウムに関して
当量に達するまでの量で添加される。
【0028】本発明による方法には、好適には塩状の金
属ハロゲン化物を形成する、周期律表の元素の全ての公
知金属アルコキシドが使用されてよい。
【0029】有利には金属アルコキシドとしてアルカリ
金属元素および/またはアルカリ土類金属元素のアルコ
キシドが使用される。特に有利であるのはナトリウムの
アルコキシドである。金属アルコキシドのアルコキシ基
はC原子1〜6個を有する第一級アルコール、第二級ア
ルコールおよび第三級アルコールから導出されてよく、
特にC原子1〜3個を有する第一級アルコールの誘導体
が有利である。
【0030】他の有利な実施態様の場合には、アルコキ
シド中のアルカリ金属性成分はアミノ官能性オルガノシ
ランの珪素原子に接するアルコキシ基と同一であってよ
い。また金属アルコキシドの溶剤としては、それぞれの
アルコキシドに適当なアルコール、即ち、例えばメタノ
ール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノー
ル、t−ブタノール、t−アミルアルコールも使用され
てよい。
【0031】本発明による方法のため、アルコキシドは
有利に、処理すべき支持体中の塩化物含分に関して化学
量論的に必要な量を上回る化学量論的過剰量が存在しな
いくらいの量で使用される。
【0032】アミノ官能性オルガノシラン中の塩化物含
量の低減は、有利に次のように行なわれる:基質中の塩
化物含量を完全に除去するため化学量論的に必要なアル
コキシドの量の約70〜80%だけを添加し、反応さ
せ、形成された金属塩を除去した後に新たに有機塩酸塩
もしくは塩化アンモニウムの残留含量を測定し、基質中
に残存する残留塩化物含量の高さに応じて、必要とされ
るアルコキシドの化学量論的量の70〜80%を新たに
添加する。この方法で、生成物をアルコキシドの過剰量
による変色の危険にさらすことなく、基質中の望ましい
残留塩化物含量に段階的に近づく。
【0033】更に、有機塩酸塩または塩化アンモニウム
と金属アルコキシドとの反応は、常圧で撹拌下に実施さ
れるのが有利であると判明した。
【0034】有機塩酸塩または塩化アンモニウムと金属
アルコキシドとの反応は、有利に0〜100℃の温度、
特に有利に20〜80℃の温度、特に著しく有利に20
〜50℃の温度で実施されてよい。有利には反応温度
は、形成された金属塩の基質中での反応時間および溶解
性が、その反応温度で最小化されるように選択される。
反応は例えばまた保護ガス雰囲気下で行なわれてよい。
【0035】本発明による生成物中での所望の残留塩化
物含量の調節が達成された後、形成された金属塩の除去
が行なわれる。反応の際に形成された金属塩化物の分離
は、例えば濾過によって行なわれてよい。引続き、生成
物は大抵後処理されることなく使用されてよい。特定の
使用分解のためには、塩化物の排除によって持ち込まれ
たアルコールの蒸留による除去が必要となりうる。
【0036】本発明による方法により生成される金属塩
は部分的に濾過されにくい形で生じうる。この場合、フ
ィルターを介するには、僅かな量の、例えば珪藻土を基
礎とするフィルター助剤の助けを借りて金属塩が除去さ
れることが可能である。しかしまた反応の際に形成され
た金属塩化物は分離器を用いて特に効果的に分離される
ことができる。分離器を用いた金属塩の分離は、特に工
業的規模でのアミノ官能性オルガノシランの製造の際に
有効である。
【0037】本発明の範囲内では、塩化物含分が1重量
ppm以下であるような生成物が塩化物不含のアミノ官
能性オルガノシランと呼ばれるべきである。今後、本発
明による方法によってこのような塩化物不含もしくは塩
化物貧有のアミノ官能性オルガノシランが提供されるこ
とができる。
【0038】
【発明の実施の形態】
一般には本発明による方法を次のように実施する:塩素
官能性オルガノシランと有機アミンまたはアンモニアと
を有利に加熱装置、冷却装置および撹拌装置を備えた容
器、場合によっては加圧容器中で反応させる。この場
合、アミノ官能性オルガノシランおよび有機塩酸塩また
は塩化アンモニウムが形成される。塩化物含有副生成物
が塩状で存在する場合、この生成物を、例えば濾過によ
って反応生成物から分離する。また予め不活性媒体を反
応混合物もしくは生成混合物に添加してよく、塩含分を
分離した後、更に再び過剰のアミンまたはアンモニアと
一緒にこの混合物を反応生成物から、例えば蒸留によっ
て除去する。このようにして得られた前駆生成物を常法
により塩化物含量について試験する。測定した塩化物含
量に相応して調整した当量のアルコール性金属アルコキ
シド溶液の一部を、予め調節した反応温度で撹拌下に前
駆生成物に添加する。しばらく後、一部試料を取り出
し、この試料から形成された金属塩化物を除去し、なお
残留する塩化物含量を測定する。引続き、まだ存在する
アルコール性金属アルコキシド溶液の他の部分を、目的
残留塩化物含量に相応してアミノ官能性オルガノシラン
に添加してよい。この工程を、何度も金属アルコキシド
の少しの添加量を用いて、塩化物に関する量比に注目し
ながら実施してよい。最後に望まれない塩化物含量と金
属アルコキシドとの反応の際に生じた金属塩化物を目的
生成物から分離する。塩化物貧有もしくは塩化物不含の
最終生成物中で若干のアルコールが支障のある場合、ア
ルコールを蒸留除去してよい。
【0039】本発明を次の実施例につき詳説する:
【0040】
【実施例】
例1 オートクレーブ中で3−クロルプロピルトリエトキシシ
ラン2415g(10モル)とアンモニア17kg(1
000モル)との反応を行なう。過剰のアンモニアを除
去後、オートクレーブ中には塩化アンモニアおよび主に
3−アミノプロピルトリエトキシシランからなる塩泥状
物の形の反応生成物が存在する。オルガノシラン中に溶
解した塩化アンモニウム含量を減少させるため、オート
クレーブ内容物に室温で撹拌下にヘキサン1318gを
添加する。塩含分を濾過によって分離する。得られた濾
液から真空下にヘキサンを蒸留除去する。550重量p
pmの塩化物含量が測定される1989gの沼状物が残
留する。この塩化物含量は1094mgの塩化物量に相
応する。
【0041】塩化物含有生成物を、撹拌器、目盛りのあ
る滴下漏斗、温度計、水冷却器および試料採取管を装備
した、二重壁を備えた3リットル用5頚フラスコの中に
定量的に導入する。フラスコ内容物を強力に撹拌しなが
ら40℃に加温する。ビュレット型の滴下漏斗の中に、
エタノールを添加することによって15mlの容量に希
釈されている20%のエタノール性ナトリウムエチラー
ト溶液10.472gを計り入れる。
【0042】強力なフラスコ撹拌を保持しながら、滴下
漏斗中にあるナトリウムエチラート溶液11.25ml
を3リットル用フラスコに流入の中にさせる。約15分
間の反応時間の後、フラスコから試料を取り出し、この
試料中で、形成された塩化ナトリウムを濾過によって除
去した後、残留する塩化物含量を測定する。145重量
ppmまでが測定される。滴下漏斗中に残留したナトリ
ウムエチラート溶液3.75mlから更に2.8mlを
フラスコ内容物に添加する。45分間の反応時間経過
後、再び試料をフラスコから取り出し、分析する。測定
した塩化物含量は31重量ppmである。滴下漏斗中に
残留するナトリウムエチラート溶液約0.95mlから
更に0.7mlをフラスコ内容物に添加する。1時間の
反応時間の経過後、新たに試料を取り出し、分析する。
12重量ppmの塩化物含量が判明する。
【0043】フラスコ内容物を二重壁フラスコから取り
出し、形成された、部分的にコロイド状で存在する塩化
ナトリウムを分離器を介して除去する。アミノ官能性オ
ルガノシランの清澄に生じる濾液を塩化物含量に関して
試験する。8重量ppmの数値が見出された。
【0044】この生成物を後処理することなくこの形
で、鋳造工業において砂粒と接合剤との間の接着助剤と
して使用することができる。
【0045】例2 オートクレーブ中で3−クロルプロピルトリメトキシシ
ラン1985g(10モル)とメチルアミン4650g
(310モル)との反応を行なわせる。過剰のメチルア
ミンを除去後、オートクレーブ中には塩化アンモニアお
よび主に3−(メチルアミノ)−プロピルトリメトキシ
シランからなる塩泥状物の形の反応生成物が存在する。
オートクレーブ内容物に室温で撹拌下にヘキサン131
8gを添加する。塩含分を濾過によって分離する。得ら
れた濾液から真空下にヘキサンを蒸留により除去する。
1675ppmの塩化物含量が見出される1685gの
沼状物が残留する。この塩化物含量は2822mgの塩
化物量に相応する。
【0046】この沼状物を、撹拌器、目盛りのある滴下
漏斗、温度計、水冷却器および試料採取管を装備した、
二重壁を備えた3リットルの5口フラスコの中に定量的
に導入する。フラスコ内容物を強力に撹拌しながら45
℃に加温する。ビュレット型の滴下漏斗の中に、30%
のメタノール性ナトリウムエチラート溶液10.00g
を計り入れる。強力な撹拌を保持しながら、滴下漏斗中
にあるナトリウムエチラート溶液を1/2時間で二重壁
フラスコ内に流入させる。添加終了後、なお30分間後
反応させ、引続きフラスコ内容物から試料を取り出し、
この試料中で、沈殿析出した塩化ナトリウムを除去した
後、塩化物含量を測定する。濾液中では490重量pp
mの塩化物含量が見出され、この塩化物含量は826m
gの残留塩化物量に相応する。滴下漏斗中を洗浄後、こ
の滴下漏斗の中に30%のメタノール性ナトリウムエチ
ラート溶液を4.176gの量で計り入れ、引続きメタ
ノールを用いて15mlの容量まで希釈する。
【0047】撹拌を保持しながら、30分間でナトリウ
ムエチラート溶液12mlを滴下漏斗からこの懸濁液中
に流入させる。15分間の後反応時間の経過後、フラス
コ内容物から再び試料を取り出し、沈殿析出した塩化ナ
トリウムを分離した後、残留塩化物含量を測定する。塩
化物含量は80重量ppmまでが測定される。更にナト
リウムエチラート溶液2mlを添加し、かつ25分間の
後反応時間の経過後、試験した試料は21ppmの残留
塩化物含量を有す。更にナトリウムエチラート溶液0.
7mlを添加し、30分の後反応時間の後、試料中での
2ppmの塩化物含量が判明する。この点でナトリウム
エチラート溶液の添加を中断し、フラスコ内容物の一部
を細孔のあるフィルター上に入れる。濾液は濁って流れ
出る。フラスコ内容物の装入されていない一部を実験室
分離器の上に通す。存在する濾液は澄んでいる。濾液中
の塩化物含量は<1ppmまで測定される。得られた生
成物を後処理することなくこの形で、ガラス繊維サイズ
の場合の接着助剤として使用することができる。
【0048】例3 例1中に記載したように処理する。しかしヘキサンを真
空下に蒸留分離した後に得られた泥状生成物を引続き真
空下に分留することによって後処理する。1702gの
重量を有しかつ51重量ppmの塩化物含量を有する留
出液画分が得られる。この留出液画分は87mgの塩化
物量に相応する。留出液を二重壁を備えた3リットルの
5口フラスコの中に定量的に移行させ、撹拌下に40℃
に加温する。ビュレット型の滴下漏斗の中に20%のエ
タノール性ナトリウムエチラート溶液0.816gを計
り入れ、エタノールを添加することによって10mlに
希釈する。
【0049】この蒸留物に常圧で撹拌下にナトリウムエ
チラート溶液7.5mlを添加する。1時間の反応後、
試料を取り出し、試料中で沈殿析出した塩化ナトリウム
を除去した後塩化物含量を測定する。15重量ppmの
数値が見出される。滴下漏斗中に残留するナトリウムエ
チラート溶液2.5mlから、引続き、更に1.8ml
をフラスコ内容物に供給する。1時間の反応時間経過
後、試料を取り出し、塩化物含量を測定する。測定され
た数値は6重量ppmである。エタノール性ナトリウム
エチラート溶液0.6gを更に添加し、1時間の反応時
間後取り出した試料中で塩化物値<1重量ppmが判明
する。
【0050】例4 オートクレーブ中で3−クロルプロピルトリメトキシシ
ラン1985g(10モル)とエチレンジアミン300
0gとの反応を90℃で行なう。反応生成物は冷却後二
相で存在し、この場合、上相には主に全生成物であるN
(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキ
シシランがある。上相の分離は2742gの未精製生成
物を生じる。塩化物含量は3510重量ppmまで測定
され、この塩化物含量は9624mgの全塩化物含量に
相応する。分離された生成物を、撹拌器、目盛りのある
滴下漏斗、温度計、水冷却器および試料採取管を装備し
た、二重壁を備えた4リットルの5口フラスコの中に定
量的に移行させる。フラスコ内容物を撹拌下に50℃に
加温する。滴下漏斗の中に、30%のメタノール性ナト
リウムエチラート溶液45gを計り入れる。強力に撹拌
しながら、30分間で滴下漏斗中に予め装入されたメチ
レート量を滴加する。取り出した試料中で、沈殿析出し
た塩化ナトリウムを分離した後、310重量ppmの塩
化物含量が測定される。滴下漏斗を洗浄した後、この滴
下漏斗中に30%のメタノール性ナトリウムエチラート
溶液4、300gを計り入れ、メタノールを用いて15
mlに希釈する。強力なフラスコ撹拌を保持しながら、
滴下漏斗中にあるナトリウムエチラート溶液11mlを
4リットルのフラスコの中に流入させ、15分間の後に
試料を取り出す。試料の濾液中での塩化物測定では71
重量ppmの数値が明らかになる。更に滴下漏斗からメ
チラート溶液2.7mlの添加を行なう。25分後、試
料を取り出す。濾液中の塩化物測定では27重量ppm
の数値が明らかになる。更にメチレート溶液1.2ml
を添加し、20分の反応時間後試料中での7重量ppm
の塩化物残量が判明する。
【0051】4リットルのフラスコの中に存在する、ア
ミノ官能性オルガノシラン、エチレンジアミン、塩化ナ
トリウムおよび痕跡量のメタノールからなる生成物を蒸
留装置中に移行させ、真空中で強力に撹拌しながら低沸
点物質を除去する。蒸留塔底物を冷却後、分離器上に通
し、部分的にコロイド状で存在する塩化ナトリウムから
分離する。澄んだ溶液が得られる。塩化物含量は約<1
重量ppmまで測定される。
【0052】例5 撹拌器、滴下漏斗、温度計および水冷却器を装備した、
二重壁を備えた12リットルの4口フラスコの中にジエ
チレントリアミン5150g(50モル)を予め装入
し、90℃に加温する。撹拌しながら2時間で3−クロ
ルプロピルトリメトキシシラン1985g(10モル)
を滴下漏斗から添加し、予め装入したアミンと反応させ
る。引続き反応生成物を約70℃に冷却し、滴下漏斗か
ら1時間でキシロール3.6gを添加する撹拌下にフラ
スコ内容物を室温に冷却し、次になお約5時間後撹拌す
る。アミノエチルアミノエチルアミノプロピルトリメト
キシシラン、ジエチレントリアミン、キシロールおよび
ジエチレントリアミン塩酸塩からなるフラスコ内容物を
フィルター吸引漏斗上に入れ、液体相を固体含分(ジエ
チレントリアミン塩酸塩)から分離する。9205gの
濾液量が得られる。この場合、キシロールおよびジエチ
レントリアミンを分離し、主にアミノエチルアミノエチ
ルアミノプロピルトリメトキシシランからなる蒸留塔底
物2560gが得られる。この中では塩化物含量350
重量ppmまでが測定され、これは全塩化物量896m
gに相応する。目盛りのある滴下漏斗中に30%のメタ
ノール性ナトリウムメチラート溶液4.543gを計り
入れ、メタノールを10mlになるまで加える。約50
℃に冷却した蒸留塔底物中にナトリウムメチラート溶液
7.5mlを滴下漏斗から強力な撹拌下に添加する。2
5分後、フラスコから試料を取り出し、沈殿析出した塩
化ナトリウムを分離した後、濾液中で71重量ppmを
有する塩化物含量が測定される。滴下漏斗中に残留する
ナトリウムメチレート溶液2.5mlから1.7mlを
フラスコ内容物に添加する。20分後、再び試料を取り
出し、濾液中の塩化物含量を測定する。数値は15重量
ppmである。ナトリウムメチレート溶液0.4mlを
更に添加し、30分の後反応時間の経過後、取り出した
試料中では1〜2重量ppmの塩化物含量が明らかにな
る。
【0053】分離器を介して、部分的にコロイド状で沈
殿析出した塩化ナトリウムを液体相から分離する。澄ん
だ液体が生じ、この液体中では塩化物含量<1重量pp
mが測定される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハンス−ヨアヒム ケッチュ ドイツ連邦共和国 ラインフェルデン フ ェカムプリング 28 (72)発明者 ハンス−ギュンター シュレプニィ ドイツ連邦共和国 デュルメン−ロルプ ハイトケムペ 25

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩素官能性オルガノシランと有機アミ
    ンまたは有機アンモニアとを反応させ、その際形成され
    た有機塩酸塩または塩化アンモニウムを分離することに
    よって塩化物貧有もしくは塩化物不含のアミノ官能性オ
    ルガノシランを製造する方法において、それ以上になお
    存在する有機塩酸塩または塩化アンモニウムをアルコー
    ル中に溶解された金属アルコキシドを添加することによ
    って反応させ、形成された金属塩化物を分離することを
    特徴とする、塩化物貧有もしくは塩化物不含のアミノ官
    能性オルガノシランを製造する方法。
  2. 【請求項2】 アルコール中に溶解された金属アルコキ
    シドを有機塩酸塩もしくは塩化アンモニウムに関して当
    量に達するまでの量で添加する、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 金属アルコキシドとしてアルカリ金属元
    素のアルコキシドおよび/またはアルカリ土類金属元素
    のアルコキシドを使用する、請求項1または2記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 有機塩酸塩または塩化アンモニウムと金
    属アルコキシドとの反応を0〜100℃で実施する、請
    求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 有機塩酸塩または塩化アンモニウムと金
    属アルコキシドとの反応を20〜80℃の温度で実施す
    る、請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 有機塩酸塩または塩化アンモニウムと金
    属アルコキシドとの反応を20〜50℃の温度で実施す
    る、請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 有機塩酸塩または塩化アンモニウムと金
    属アルコキシドとの反応を常圧で撹拌下に実施する、請
    求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 金属アルコキシドの溶剤として、それぞ
    れのアルコキシドに適当なアルコールを使用する、請求
    項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  9. 【請求項9】 反応の際に形成された金属塩化物の分離
    を濾過によって行なう、請求項1から8までのいずれか
    1項記載の方法。
  10. 【請求項10】 反応の際に形成された金属塩化物を分
    離器を用いて分離する、請求項1から8までのいずれか
    1項記載の方法。
  11. 【請求項11】 含有される有機塩酸塩または塩化アン
    モニウムと金属アルコキシドとを反応させ、かつその際
    形成される金属塩化物を分離することによって後精製さ
    れる、アミノ官能性オルガノシラン。
JP7232897A 1994-09-14 1995-09-11 塩化物貧有もしくは塩化物不含のアミノ官能性オルガノシランおよびその製造法 Abandoned JPH0881478A (ja)

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