JPH0881482A - ピロ燐酸メラミンの製造方法 - Google Patents

ピロ燐酸メラミンの製造方法

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JPH0881482A
JPH0881482A JP22181694A JP22181694A JPH0881482A JP H0881482 A JPH0881482 A JP H0881482A JP 22181694 A JP22181694 A JP 22181694A JP 22181694 A JP22181694 A JP 22181694A JP H0881482 A JPH0881482 A JP H0881482A
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JP
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pyrophosphate
melamine pyrophosphate
melamine
producing
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JP22181694A
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Motoi Takenaga
基 武永
Yukihiro Yoda
幸廣 與田
Michio Iwama
道夫 岩間
Takeshi Nishimura
健 西村
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 メラミン、塩酸およびピロ燐酸塩を原料
とし、これらを混合反応させて得られた結晶を単離せし
めたのち、ジェットミルやボールミル等の粉砕機によ
り、平均粒径が10μm以下になるように粉砕する。 【効果】 簡単な操作で、X線分析の最大強度ピー
クが3.25Åである結晶質のピロ燐酸メラミンを得る
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピロ燐酸メラミンの製
造方法に関する。さらに詳述すれば、特定の粒度以下に
粉砕することによる、特定の結晶質形のピロ燐酸メラミ
ンの製造方法に関する。
【0002】
【背景技術】ピロ燐酸メラミンは、発泡膨張型の防火性
および耐熱性塗料に使用されている。ピロ燐酸メラミン
はこの用途に特に適しており、これは、加熱されると大
量の含窒素ガスを放出するためである。
【0003】このため、発泡膨張型の防火性および耐熱
性塗料の性能は、塗料としての性能を堅持することは使
用目的上当然であるが、これに含有されるピロ燐酸メラ
ミンの量に大きく影響される。
【0004】従来供給されてきた結晶形のピロ燐酸メラ
ミンは、その水性媒体中例えば水中に分散させたとき、
ピロ燐酸メラミン量を増加させると、急激に分散液の粘
性が増大するという欠点を持っていた。よって、塗料組
成物に配合する量に限界があった。その結果、この発泡
膨張型塗料はそれで被覆した基材を十分に保護できない
ことがしばしばあった。
【0005】この従来のピロ燐酸メラミンは、メラミン
を水に分散せしめ、塩酸、硫酸などの鉱酸と反応させて
メラミン酸を生成させる。この塩をピロ燐酸ナトリウム
と反応させ、ついでさらに酸を加えてピロ燐酸メラミン
を沈澱させることによって製造する方法が一般的であ
り、得られるピロ燐酸メラミンのX線回折チャートにお
ける最大強度ピークは、4.94Åであった。
【0006】そこで、粘性を保持したままで添加量を多
くできる特定結晶形のピロ燐酸メラミン(X線回折チャ
ートにおける最大強度ピークが3.25Å)の製造方法
が、特公昭49−25675で提案されている。好適な
実施態様として、十分量の鉱酸をピロ燐酸塩の添加の時
に水性媒体中に存在させて、2モルのメラミンおよび1
モルのピロ燐酸塩あたり総計少なくとも4の水素イオン
当量が提供されるようにする条件で製造する方法であ
る。
【0007】しかし、この方法で得られるピロ燐酸メラ
ミンは有効に使用可能であるものの、反応条件が厳しい
ためか再現性が無く、この方法で有効なピロ燐酸メラミ
ンを製造するのは非常に困難である。
【0008】そこで、本発明者らは、X線回折チャート
における最大強度ピークが3.25Åの結晶形をもつピ
ロ燐酸メラミンの製造方法について、鋭意検討を行っ
た。
【0009】
【問題を解決するための手段】その結果、前述のいかな
る方法で製造されたピロ燐酸メラミンであっても(即
ち、X線回折チャートにおける最大強度ピークが3.2
5Åでないピロ燐酸メラミンであっても)、分離、乾燥
の後、その平均粒径が10μm以下になるよう粉砕する
という、簡単な操作により特定の結晶形のピロ燐酸メラ
ミンを製造できることを見出し、本発明に到った。
【0010】即ち本発明は、メラミンとこれを水溶性の
塩酸塩とするに必要な塩酸およびピロ燐酸塩を原料と
し、これらを混合反応させて得られた結晶を単離せしめ
たのち、粉砕機により、平均粒径が10μm以下になる
ように粉砕することにより得られるピロ燐酸メラミンの
製造方法である。
【0011】本発明を詳細に説明する。本発明では、先
ずメラミンとこれを水溶性の塩酸塩とするのに必要な塩
酸およびピロ燐酸塩を原料とし、これらを混合反応さ
せ、ピロ燐酸メラミンを生成させる。
【0012】混合反応の方法は、どのような方法でも構
わない。例えば、好適な実施態様の一つとして、水性媒
体中に2モルのメラミンを分散させ、これに十分量の塩
酸を加えてメラミン酸を生成せしめたのち、1モルのピ
ロ燐酸塩を徐々に加えてピロ燐酸メラミン結晶を生成さ
せる方法である。また、他の方法として、水性媒体中に
1モルのピロ燐酸塩を溶解させておき、これに2モルの
メラミンを分散させ、更に十分量の塩酸を加えてピロ燐
酸メラミン結晶を生成させる方法が挙げられる。
【0013】反応温度は65℃以上が好ましく、65℃
未満では不明物質が析出する場合があるので好ましくな
い。
【0014】本発明においては、すべて適当なピロ燐酸
塩を使用することが可能である。最適なものはピロ燐酸
塩のアンモニウム塩、ナトリウム塩およびカリウム塩を
含むピロ燐酸アルカリ金属塩またはその水和物があり、
例えばピロ燐酸アンモニウム、ピロ燐酸ナトリウム、酸
性ピロ燐酸ナトリウム、ピロ燐酸カリウムおよび酸性ピ
ロ燐酸カリウムなどがある。このような、水溶性のピロ
燐酸塩が好適である。
【0015】このピロ燐酸メラミン結晶を含有したスラ
リーを常法によりピロ燐酸メラミン結晶と濾液に分離
し、ピロ燐酸メラミン結晶を得る。得られた結晶を常法
の乾燥機を用い乾燥する。約90℃で5時間程度が好適
である。
【0016】この段階のピロ燐酸メラミン結晶形は、従
来使用されていた結晶形即ち、X線回折チャートにおけ
る最大強度ピークが4.94Åのものでもかまわない。
【0017】ピロ燐酸メラミン結晶を粉砕機を用いて、
平均粒径10μm以下の粒径に粉砕することにより、X
線回折チャートにおける最大強度ピークが3.25Åに
変化し、目的のピロ燐酸メラミン結晶が得られる。好ま
しくは、20μm以下の粒径のものが90%以上とす
る。
【0018】最良の結果を得るには、粉砕機として、ジ
ェットミル、ボールミルなどを用いるのが好適である。
ジェットミルとしては、例えばJet-O-Miser 、Micromis
er、Blow-Knox 、Trost Jet Mill、ニューマチックジェ
ットミル、シングルトラックジェットミルなどが用いら
れる。また、ボールミルの粉砕時間としては3時間以上
の粉砕で最良の結果が得られる。
【0019】本発明のピロ燐酸メラミンは、X線分析に
よって簡単に区別することができる。本発明によって得
られるピロ燐酸メラミンのX線回折チャートでは、1
0.64Åの相互平面間隔で線または回折ピークを示
す。さらに本発明のピロ燐酸メラミンのX線回折チャー
トでは、より低い相対強度で他のピークがある。本発明
により提供される結晶のX線回折チャートにおいて、最
大強度は3.25Åのピークにある。
【0020】本発明によって得られるピロ燐酸メラミン
は、低粘性のスラリーを得ることができる。水100g
に添加可能な量をB型粘度計を用い比較した。この結
果、最大強度ピークが4.94Åの結晶形のピロ燐酸メ
ラミンは、100g添加した時、140Poisであっ
た。これに対して、本発明の結晶形のピロ燐酸メラミン
は、180gの添加が可能であった。このように、本発
明の結晶形のピロ燐酸メラミンは、粘性を保持したまま
で添加量を多くすることができることから、より有利に
用いることができるのである。
【0021】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明の要旨をそれらに限定するものではな
い。以下、部および%は総て重量部および重量%を示
す。
【0022】実施例1 3lの攪拌機付反応器中の2090gの90℃の水に、
130.6gのメラミンを攪拌しながら添加し、216
gの35%塩酸を添加する。90℃に保ち、137.4
gのピロ燐酸ナトリウムを20g/分の速度で添加す
る。添加終了から90℃を保ち15分熟成させる。
【0023】この得られたスラリーから常法により分
離、乾燥して205.7gのピロ燐酸メラミン結晶を得
た。ここで得られたピロ燐酸メラミンのX線分析では、
10.64Åでのピークは見られず、4.94Åで最大
強度を示した。
【0024】このピロ燐酸メラミン結晶をシングルトラ
ックジェットミル(セイシン企業社製)で粉砕し、平均
粒径4.6μmの微粉砕ピロ燐酸メラミンを得た。
【0025】比較例1 実施例1の粉砕機を自由ミル(奈良機械社製)にして、
平均粒径83μmの粉砕ピロ燐酸メラミンを得た。
【0026】実施例1および比較例1で得られたピロ燐
酸メラミンのX線分析では表1に示すの結果が得られ
た。
【0027】
【表1】
【0028】また、水100部に比較例1のピロ燐酸メ
ラミン100部を混合すると粘性の高いペーストを生じ
たが、実施例1のピロ燐酸メラミン100部を混合した
場合、水様のスラリーが得られた。
【0029】実施例2 実施例1の粉砕機をボールミルに替え、3時間粉砕し、
平均粒径5.6μm5.6μmのピロ燐酸メラミンを得
た。得られたピロ燐酸メラミンのX線分析では、10.
64Åでピークを示し、3.25Åで最大強度を示し
た。
【0030】比較例2 実施例2で粉砕時間を2時間としたとき、得られたピロ
燐酸メラミンは平均粒径100μmであり、このX線分
析では、10.64Åでのピークは見られず、4.94
Åで最大強度を示した。
【0031】実施例3 3lの攪拌機付反応器中の2090gの90℃の水を仕
込み、これに137.4gのピロ燐酸ナトリウムを添加
し溶解させた。この中に130.6gのメラミンを添加
し、続いて216gの35%塩酸を加え、ピロ燐酸メラ
ミン結晶を生成させた。
【0032】この得られたスラリーから常法により分
離、乾燥して205.7gのピロ燐酸メラミン結晶を得
た。ここで得られたピロ燐酸メラミンのX線分析では、
10.64Åでのピークは見られず、4.94Åで最大
強度を示した。
【0033】このピロ燐酸メラミン結晶をシングルトラ
ックジェットミル(セイシン企業社製)で粉砕し、平均
粒径4.6μmの微粉砕ピロ燐酸メラミンを得た。得ら
れたピロ燐酸メラミンのX線分析では、10.64Åで
ピークを示し、3.25Åで最大強度を示した。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、従来技術では特定の反
応条件のみでしか達成されなかった特定の結晶質形のピ
ロ燐酸メラミンの製造が、どの様な方法で製造したピロ
燐酸メラミンであってもジェットミルおよび/またはボ
ールミル等で平均粒径10μm以下に粉砕するという簡
単な方法で達成できたのである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 健 山口県下関市彦島迫町七丁目1番1号 三 井東圧化学株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピロ燐酸メラミンで、そのX線回折チ
    ャートにおける最大強度ピークが3.25Åである結晶
    質物を製造する方法において、メラミンと塩酸およびピ
    ロ燐酸塩を原料とし、これらを混合反応させて得られた
    結晶を単離せしめたのち、粉砕機により、平均粒径が1
    0μm以下になるように粉砕することを特徴とする特定
    の結晶質形のピロ燐酸メラミンの製造方法。
  2. 【請求項2】 粉砕機がジェットミルおよび/または
    ボールミルである請求項1記載のピロ燐酸メラミンの製
    造方法。
  3. 【請求項3】 上記ピロ燐酸塩がピロ燐酸ナトリウム
    である請求項1または2記載のピロ燐酸メラミンの製造
    方法。
JP22181694A 1994-09-16 1994-09-16 ピロ燐酸メラミンの製造方法 Pending JPH0881482A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998039306A1 (en) * 1997-03-04 1998-09-11 Nissan Chemical Industries, Ltd. Composite salt of polyphosphoric acid with melamine, melam, and melem and process for producing the same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998039306A1 (en) * 1997-03-04 1998-09-11 Nissan Chemical Industries, Ltd. Composite salt of polyphosphoric acid with melamine, melam, and melem and process for producing the same

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