JPH088196Y2 - バタ材の固定具 - Google Patents

バタ材の固定具

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JPH088196Y2
JPH088196Y2 JP1988015066U JP1506688U JPH088196Y2 JP H088196 Y2 JPH088196 Y2 JP H088196Y2 JP 1988015066 U JP1988015066 U JP 1988015066U JP 1506688 U JP1506688 U JP 1506688U JP H088196 Y2 JPH088196 Y2 JP H088196Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、コンクリート等の型枠固定用のバタ材の固
定具に関する。
(従来の技術) 従来のバタ材の固定具を第6図および第7図と共に説
明する。
まず、第6図のバタ材の固定具について説明する。
本体100の基部102は型枠104のセパレータ106へ螺着固
定されており、縦バタ108、110と横バタ112は本体100の
長さ方向に移動可能な圧接部114で型枠104方向へ圧接さ
れる。
その圧接部114は楔溝116内へ楔合された楔部118で固
定される。
また、第7図に示すバタ材の固定具は、本体200の先
端に雄ねじ202が刻設されており、圧接部204は、雄ねじ
202へ螺着されているナット206を締め込むことにより縦
バタ208、210および横バタ212へ圧接されるようになっ
ている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記の従来のバタ材の固定具には次の
ような課題がある。
第6図に示すバタ材の固定具では、本体100、圧接部1
14、楔部118がそれぞれ分離可能になっており、保管の
際に分離してしまうとサイズの異なるバタ材の固定具が
混じり合ってしまい、例えば本体100と楔部118のサイズ
が別々の物を組み合わせてしまうと、楔部118が緩くて
使用できないおそれがある。そこで鎖120で楔部118と圧
接部114を連結しているのであるが、楔部118は圧接部11
4を緩めるために本体100の楔溝から抜く必要があり、本
体100だけは分離させねばならないため、他と混じる可
能性が残る。また、楔部118と圧接部114を連結している
鎖120が、保管中の他のバタ材の固定具の鎖と絡まって
しまい保管しにくいという課題もある。
その点についてみると、第7図のバタ材の固定具は、
ナット206が本体100の雄ねじ202に螺着され、その先端
部にはナット206が抜けないように突部214が形成されて
おり、本体200、圧接部204、ナット206は一体化されて
いる。しかし、バタ材の固定具の使用環境はコンクリー
トを使う場所であり、本体200の雄ねじ202にコンクリー
トが付着したりすると、ナット206が回転しにくくなる
という課題がある。また、コンクリート面にバイブレー
タをかけた際には締め込まれていたナット206が緩んで
しまい、バタ材208、210、212がずれたり、外れてしま
うという課題がある。さらには、ナット206を回転させ
るための専用工具を作業員は持っていなければならない
という課題もある。
従って、本考案は保管が容易で、使用し易いバタ材の
固定具を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため、本考案は次の構成を備え
る。
すなわち、楔溝が貫設され、基部は型枠に取り付けら
れたセパレータへ取付可能に形成された本体と、 該本体へ外嵌され、本体の長さ方向へ移動自在な、型
枠固定用バタ材を前記型枠へ圧接するための圧接部と、 前記楔溝内を移動可能であると共に、該楔溝と楔合す
ることにより前記圧接部を前記バタ材へ押圧するテーパ
部を有する楔部とを具備するバタ材の固定具において、 前記楔部には、前記テーパ部の先端側のテーパ角度
が、楔溝に楔合する後端部分のテーパ角度よりも大きく
設けられると共に、該テーパ部の形状に沿って楔部の前
記移動量を規制するための溝が透設され、 前記楔溝内には、前記楔部の溝と掛合して楔部の楔溝
内からの抜脱を阻止するための突部が設けられ、 前記圧接部は前記楔部と当接して前記本体から脱抜が
阻止されることにより本体、圧接部および楔部の三者が
分離不能になっていることを特徴とする。
(作用) 作用を第2図および第3図と共に説明する。
楔部26が本体10の楔溝12内へ押入されると、楔部26は
突部30に係合した溝28および楔溝12の内壁の両方に案内
されて進む。その際に楔部26のテーパ部を構成する下端
面34が当接して圧接部18を本体10の基部14方向へ押動す
る。
従って、圧接部18はバタ材46、48、50を型枠42へ固定
することができる。
その際、楔部26のテーパ面36が楔溝12内壁と楔合す
る。テーパ面36は、テーパ角度がテーパ部の先端部より
小さく、楔合した際には外れにくい。また、テーパ部の
先端側のテーパ角度が大きく設けられているため、楔部
26の先端側を小さく形成することができ、下端面34が圧
接部18に好適に当接できる。
また、楔部26は突部30によって、圧接部18は楔部26に
よって本体10から抜脱が阻止されているので、本体10、
圧接部18および楔部26は分離することがない。
(実施例) 以下、本考案の好適な実施例について添付図面と共に
詳述する。
まず、構成について説明する。
第1図において、10はバタ材の固定具の本体であり、
先端部には楔溝12が貫設されている。また、基部14には
適宜なセパレータ(不図示)と螺合可能な雌ねじ部16が
刻設されている。
18は圧接部であり、中央に透孔20が穿設されている。
圧接部18は、本体10の先端部に、本体10の軸線方向へ移
動自在に外嵌されている。圧接部18の両端縁22、24は下
方に折曲されており、圧接する型枠固定用のバタ材(不
図示)のずれ防止を図っている。
26は楔部であり、楔溝12内を移動可能であると共に、
楔溝12と楔合することにより圧接部18をバタ材へ押圧す
るテーパ部を有し、且つ溝28が透設されている。溝28は
本体10の楔溝12を横断するように打設された突部30であ
るピンと係合しており、楔部26は楔溝12内の移動量を規
制されると共に、溝12から抜脱するのを阻止されてい
る。溝28は傾斜部分32が、設けられており、この傾斜部
分32の本体10軸線方向の距離Aだけ、基部14方向へ下端
面34が移動可能になっている。
また、前記テーパ部の先端側のテーパ角度が、楔溝12
に楔合する後端部分のテーパ角度よりも大きく設けられ
ている。すなわち、楔部26には楔溝12に楔合する後端部
分にテーパ面36が設けられている。このテーパ面36は、
水平面に対し角度θ1の傾斜が設けられており、本体10
の楔溝12の上面内壁へ楔合可能になっている。なお、楔
溝12の下面内壁も水平面に対して角度θ2の傾斜が設け
られており、θ1=θ2になっている。楔部26には掛止
部38が設けられ、本体10の楔溝12開口縁と掛止可能にな
っており、ストッパの役目をしている。
上述の構成によると、楔部26は溝28が本体10の突部30
と係合しているので、楔部26は本体10と分離不能になっ
ている。また、圧接部18は、楔部26が本体10先端部から
分離しないため、本体10からの抜脱が阻止されている。
従って、本体10、圧接部18、楔部26の三者は一体に構成
され、分離することがない。
次に第2図および第3図と共に上述のように構成され
たバタ材の固定具の使用方法について説明する。
なお、第2図はバタ材の固定具を取り付けた状態を示
した正面図であり、第3図はその側面図である。
まず、バタ材の固定具の本体10をコンクリート40の型
枠42から突出したセパレータ44の先端雄ねじ部へ螺着し
て固定する。
次に、型枠固定用のバタ材である縦バタ46、48および
横バタ50を組んで型枠42を仮固定する。そして圧接部18
を縦バタ46、48へ圧接した状態で楔部26をハンマー等で
矢印B方向である本体10の楔溝12内へ打ち込む。する
と、テーパ面36が楔溝12の上面内壁に楔合して楔部26が
固定される。その際に楔部26の下端面34が圧接部18を縦
バタ46、48へ押圧するので、バタ材46、48、50は固定さ
れ、型枠42の固定が完了する。
テーパ面36は、テーパ角度がテーパ部の先端部より小
さく、楔部26が楔合した際には外れにくい。また、テー
パ部の先端側のテーパ角度が大きく設けられているた
め、楔部26の先端側を小さく形成することができ、下端
面34が圧接部18へ好適に当接することができる。すなわ
ち、第6図に示す従来例に比べ、楔部の先端が短く、楔
部26の下端面34が圧接部18からはみ出ることなくバラン
スよく押圧できる。そして、楔部26が圧接部18を押圧し
ない場合には、型枠42から充分に遠ざけることができる
ので、バタ材を組む際の作業性を向上させることができ
る。なお、楔部26は突部30に係合した溝28および楔溝12
の内壁の両方で案内されるため、スムーズに楔溝12内へ
進入できる。
バタ材46、48、50を外す場合は、ハンマー等で楔部26
を矢印Bと逆方向へ打つと、楔部26は溝28に案内されて
図面上で斜上方へ移動するので圧接部18の押圧を緩め、
バタ材46、48、50を外すことが可能になる。
次に、他の実施例について説明する。
第4図に示す例は、楔部26の右端部に上方へ突出した
突設部60を設けた例である。この例では第4図に示すよ
うに楔部26を上方へ位置させた場合、突部30のピンと溝
28の楔合だけではがたついてしまう。そこで本体10の楔
溝12口縁と掛止可能な突設部60を設けてがたつきを防止
している。
また、第5図に示す例では、楔部26のテーパ面36を長
くすると共に、溝28のテーパ面36と同角度の傾斜部62が
突設されている。傾斜部62を設けることにより、圧接部
(不図示)の移動範囲を大きくし、各種サイズのバタ材
に対応可能にした例である。
その他、図示しないが楔部に溝を複数設け、各溝を連
絡した溝を設けて突部が溝間を移動可能にし、1個の楔
部で異なったサイズのバタ材を固定可能にしてもよい。
その際、楔部のテーパ面は複数段になるよう形成すれば
よい。
以上、本考案の好適な実施例について種々述べてきた
が、本考案は上述の実施例に限定されるのではなく、考
案の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を施し得るのは
もちろんである。
(考案の効果) 本考案に係るバタ材の固定具を用いると、本体、圧接
部、楔部の三者が分離不能になっているので、保管の際
にばらばらになってしまったり、一部の部材が紛失して
数が合わなくなってしまうのを防止できる。このため、
バタ材の固定具の保管がし易く、ねじを用いた際の問題
を解消でき、楔部の楔合、緩めに際して専用工具を必要
としないので作業員は専用工具を持ち歩く必要がない
等、取り扱いが容易になる。
これと同時に、楔溝に楔合するテーパ部の後端部分の
テーパ角度がテーパ部の先端部より小さく設けられてい
るため、楔合した際には外れにくい。また、楔部のテー
パ部の先端側のテーパ角度が、楔溝に楔合する後端部分
のテーパ角度よりも大きく設けられているため、この楔
部の先端側を小さく形成することができ、圧接部からは
み出ることなくバランスよく押圧できる。さらに、楔部
は、テーパ部の形状に沿って透設された溝、および楔溝
の内壁の両方に案内されるため、スムーズに楔溝に進入
して楔合できる。従って、本考案によれば、バタ材の固
定具にかかる楔合を確実にできると共に、取り扱い易い
という著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るバタ材の固定具の実施例を示した
正面図、第2図はそのバタ材の固定具の使用状態を示し
た正面図、第3図はその側面図、第4図は他の実施例を
示したバタ材の固定具の正面図、第5図は他の実施例を
示したバタ材の固定具の楔部の正面図、第6図および第
7図は従来のバタ材の固定具を示した正面図。 10……本体、12……楔溝、14……基部、18……圧接部、
26……楔部、28……溝、30……突部、34……下端面、36
……テーパ面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】楔溝が貫設され、基部は型枠に取り付けら
    れたセパレータへ取付可能に形成された本体と、 該本体へ外嵌され、本体の長さ方向へ移動自在な、型枠
    固定用バタ材を前記型枠へ圧接するための圧接部と、 前記楔溝内を移動可能であると共に、該楔溝と楔合する
    ことにより前記圧接部を前記バタ材へ押圧するテーパ部
    を有する楔部とを具備するバタ材の固定具において、 前記楔部には、前記テーパ部の先端側のテーパ角度が、
    楔溝に楔合する後端部分のテーパ角度よりも大きく設け
    られると共に、該テーパ部の形状に沿って楔部の前記移
    動量を規制するための溝が透設され、 前記楔溝内には、前記楔部の溝と掛合して楔部の楔溝内
    からの抜脱を阻止するための突部が設けられ、 前記圧接部は前記楔部と当接して前記本体から脱抜が阻
    止されることにより本体、圧接部および楔部の三者が分
    離不能になっていることを特徴とするバタ材の固定具。
JP1988015066U 1988-02-05 1988-02-05 バタ材の固定具 Expired - Lifetime JPH088196Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4921816U (ja) * 1972-05-29 1974-02-23
JPS5230199U (ja) * 1975-08-23 1977-03-02

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