JPH0882250A - 車両のガス燃料漏洩防止装置 - Google Patents
車両のガス燃料漏洩防止装置Info
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- JPH0882250A JPH0882250A JP6218875A JP21887594A JPH0882250A JP H0882250 A JPH0882250 A JP H0882250A JP 6218875 A JP6218875 A JP 6218875A JP 21887594 A JP21887594 A JP 21887594A JP H0882250 A JPH0882250 A JP H0882250A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】車両衝突により、燃料供給系が損傷を受けるよ
うな場合に対処できる車両のガス燃料漏洩防止装置を提
供すること。 【構成】コントロールユニット30では、車両70に設けた
加速度センサ60からの所定値以上の加速度変化信号に基
づいて車両衝突を検出し、かかる所定値以上の加速度変
化が検出された際には、機関1が損傷を受ける程度以上
の衝撃を受けたと判断して、燃料供給遮断弁52,53を即
座に閉弁するように制御する。これによって、車両衝突
時等において、エンジンルーム71内や車両70外部に高圧
ガス燃料が漏洩することを防止することができる。
うな場合に対処できる車両のガス燃料漏洩防止装置を提
供すること。 【構成】コントロールユニット30では、車両70に設けた
加速度センサ60からの所定値以上の加速度変化信号に基
づいて車両衝突を検出し、かかる所定値以上の加速度変
化が検出された際には、機関1が損傷を受ける程度以上
の衝撃を受けたと判断して、燃料供給遮断弁52,53を即
座に閉弁するように制御する。これによって、車両衝突
時等において、エンジンルーム71内や車両70外部に高圧
ガス燃料が漏洩することを防止することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス燃料機関を搭載し
た車両のガス燃料漏洩防止装置に関する。
た車両のガス燃料漏洩防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両のガス燃料漏洩防止装置とし
ては、例えば、実開昭62−21459号に開示される
ようなものがある。このものは、液化石油ガス(LP
G)を燃料とする火花点火式機関の燃料漏洩防止装置で
あり、図8に示すように、燃料供給通路108 に開閉弁11
2 を設け、機関運転中はこの開閉弁112 を開弁しておい
て、機関の運転停止と同時に前記開閉弁112 を閉弁し
て、ガス燃料が機関吸気系、更には外部へ漏洩するのを
防止するようにしたものである。なお、101 はミキサ本
体、102 は吸気通路、103 はベンチェリ、104 はチョー
ク弁、105 は絞り弁、106 はメインノズル、107 は下部
ボディ、109 は燃料入口ポートであり、110 はメイン調
整スクリュ、111 はニードル弁、122 はソレノイドであ
る。
ては、例えば、実開昭62−21459号に開示される
ようなものがある。このものは、液化石油ガス(LP
G)を燃料とする火花点火式機関の燃料漏洩防止装置で
あり、図8に示すように、燃料供給通路108 に開閉弁11
2 を設け、機関運転中はこの開閉弁112 を開弁しておい
て、機関の運転停止と同時に前記開閉弁112 を閉弁し
て、ガス燃料が機関吸気系、更には外部へ漏洩するのを
防止するようにしたものである。なお、101 はミキサ本
体、102 は吸気通路、103 はベンチェリ、104 はチョー
ク弁、105 は絞り弁、106 はメインノズル、107 は下部
ボディ、109 は燃料入口ポートであり、110 はメイン調
整スクリュ、111 はニードル弁、122 はソレノイドであ
る。
【0003】また、実開昭60−188862号に開示
されるように、所定条件下で、LPG燃料を貯留するボ
ンベからの燃料供給通路及びボンベへのガス燃料リター
ン通路に夫々介装された燃料供給遮断弁を閉弁させて、
燃料の漏洩を防止するようにしたものもある。
されるように、所定条件下で、LPG燃料を貯留するボ
ンベからの燃料供給通路及びボンベへのガス燃料リター
ン通路に夫々介装された燃料供給遮断弁を閉弁させて、
燃料の漏洩を防止するようにしたものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の車両のガス燃料漏洩防止装置にあっては、例
えば、車両衝突時における燃料供給系の損傷等によるガ
ス洩れの発生を直ちに検出して漏洩の防止を緊急に図る
という点に関しての考慮がなかった。つまり、従来は、
対象とするガス燃料が液化石油ガス(LPG)である場
合が殆どであり、近年開発が盛んな圧縮天然ガス(CN
G)をガス燃料とした場合にける問題が、それ程顕著で
はなかったからである。
うな従来の車両のガス燃料漏洩防止装置にあっては、例
えば、車両衝突時における燃料供給系の損傷等によるガ
ス洩れの発生を直ちに検出して漏洩の防止を緊急に図る
という点に関しての考慮がなかった。つまり、従来は、
対象とするガス燃料が液化石油ガス(LPG)である場
合が殆どであり、近年開発が盛んな圧縮天然ガス(CN
G)をガス燃料とした場合にける問題が、それ程顕著で
はなかったからである。
【0005】即ち、圧縮天然ガス(CNG)の車両へ搭
載される際のガス圧は、液化石油ガス(LPG)の場合
が10気圧以下であるのに対し、200気圧にも達する
場合が多い。そのため、例えば、車両衝突時等に燃料供
給通路等が損傷を受け、ガス燃料が漏洩したような場合
には、急速に多量のガスが漏洩するので、従来に比べ、
引火し易い濃度の混合気が形成され易く(LPGの場合
は、引火し易い濃度の混合気が形成される前に拡散して
しまう場合が多い。)、圧縮天然ガス(CNG)をガス
燃料とした場合に対処できる燃料漏洩対策が要求される
ことになる。
載される際のガス圧は、液化石油ガス(LPG)の場合
が10気圧以下であるのに対し、200気圧にも達する
場合が多い。そのため、例えば、車両衝突時等に燃料供
給通路等が損傷を受け、ガス燃料が漏洩したような場合
には、急速に多量のガスが漏洩するので、従来に比べ、
引火し易い濃度の混合気が形成され易く(LPGの場合
は、引火し易い濃度の混合気が形成される前に拡散して
しまう場合が多い。)、圧縮天然ガス(CNG)をガス
燃料とした場合に対処できる燃料漏洩対策が要求される
ことになる。
【0006】なお、LPGを燃料とする場合であって
も、車両衝突時における燃料供給系の損傷等によるガス
洩れの発生を直ちに検出して漏洩の防止を緊急に図る必
要もある。更に、従来は、機関始動時において、クラン
キングによるガス燃料の漏洩なのか、或いは実際に損傷
等によりガス燃料が漏洩しているのかを区別できなかっ
たために、クランキング中におけるガス燃料の漏洩を故
障と判断して燃料供給遮断弁を閉弁してしまう可能性も
あった。
も、車両衝突時における燃料供給系の損傷等によるガス
洩れの発生を直ちに検出して漏洩の防止を緊急に図る必
要もある。更に、従来は、機関始動時において、クラン
キングによるガス燃料の漏洩なのか、或いは実際に損傷
等によりガス燃料が漏洩しているのかを区別できなかっ
たために、クランキング中におけるガス燃料の漏洩を故
障と判断して燃料供給遮断弁を閉弁してしまう可能性も
あった。
【0007】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
なされたもので、車両衝突により、車両或いは機関が損
傷し燃料供給系が損傷を受けたような場合に、ガス燃料
の漏洩を防止できるようにした車両のガス燃料漏洩防止
装置を提供することを目的とする。また、より燃料漏洩
の防止の確実性を高めること、燃料漏洩防止制御の高精
度化を図ること、或いは構成の簡略化を図ることも本発
明の目的である。更に、機関始動時におけるクランキン
グによるガス燃料の漏洩と、損傷等によるガス燃料の漏
洩と、を区別して、高精度な燃料漏洩防止制御を行なえ
るようにすることも本発明の目的である。
なされたもので、車両衝突により、車両或いは機関が損
傷し燃料供給系が損傷を受けたような場合に、ガス燃料
の漏洩を防止できるようにした車両のガス燃料漏洩防止
装置を提供することを目的とする。また、より燃料漏洩
の防止の確実性を高めること、燃料漏洩防止制御の高精
度化を図ること、或いは構成の簡略化を図ることも本発
明の目的である。更に、機関始動時におけるクランキン
グによるガス燃料の漏洩と、損傷等によるガス燃料の漏
洩と、を区別して、高精度な燃料漏洩防止制御を行なえ
るようにすることも本発明の目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に記
載の発明にかかる車両のガス燃料漏洩防止装置は、図1
に示すように、ガス燃料供給系に備えられガス燃料の供
給を遮断する燃料供給遮断弁Aと、車両或いは機関の損
傷を検出する損傷検出手段Bと、前記損傷検出手段Bに
より車両或いは機関の損傷が検出されたときに、前記燃
料供給遮断弁Aを介してガス燃料の供給を遮断する第1
ガス燃料供給遮断手段Cと、を備えるようにした。
載の発明にかかる車両のガス燃料漏洩防止装置は、図1
に示すように、ガス燃料供給系に備えられガス燃料の供
給を遮断する燃料供給遮断弁Aと、車両或いは機関の損
傷を検出する損傷検出手段Bと、前記損傷検出手段Bに
より車両或いは機関の損傷が検出されたときに、前記燃
料供給遮断弁Aを介してガス燃料の供給を遮断する第1
ガス燃料供給遮断手段Cと、を備えるようにした。
【0009】請求項2に記載の発明では、図2に示すよ
うに、請求項1に記載の車両のガス燃料漏洩防止装置
に、更に、ガス燃料の漏洩を検出するガス洩れ検出手段
Dと、前記ガス洩れ検出手段Dによりガス燃料の漏洩が
検出されたときに、前記燃料供給遮断弁Aを介してガス
燃料の供給を遮断する第2ガス燃料供給遮断手段Eと、
を備えるようにした。
うに、請求項1に記載の車両のガス燃料漏洩防止装置
に、更に、ガス燃料の漏洩を検出するガス洩れ検出手段
Dと、前記ガス洩れ検出手段Dによりガス燃料の漏洩が
検出されたときに、前記燃料供給遮断弁Aを介してガス
燃料の供給を遮断する第2ガス燃料供給遮断手段Eと、
を備えるようにした。
【0010】請求項3に記載の発明では、前記損傷検出
手段Bを、車両加速度の変化に基づいて、車両或いは機
関の損傷を検出する構成とした。請求項4に記載の発明
では、前記損傷検出手段Bを、エアバック装置の作動に
基づいて、車両或いは機関の損傷を検出する構成とし
た。請求項5に記載の発明では、前記燃料供給遮断弁A
を、通電停止されて閉弁して、ガス燃料の供給を遮断す
る構成とし、前記損傷検出手段Bを、燃料供給遮断弁A
の駆動回路の一部が分断されたことに基づいて、車両或
いは機関の損傷を検出する構成とし、前記第1ガス燃料
供給遮断手段Cを、燃料供給遮断弁の駆動回路の一部が
分断され通電停止されることで、前記燃料供給遮断弁を
自動的に閉弁させ、ガス燃料の供給を遮断させるように
構成した。
手段Bを、車両加速度の変化に基づいて、車両或いは機
関の損傷を検出する構成とした。請求項4に記載の発明
では、前記損傷検出手段Bを、エアバック装置の作動に
基づいて、車両或いは機関の損傷を検出する構成とし
た。請求項5に記載の発明では、前記燃料供給遮断弁A
を、通電停止されて閉弁して、ガス燃料の供給を遮断す
る構成とし、前記損傷検出手段Bを、燃料供給遮断弁A
の駆動回路の一部が分断されたことに基づいて、車両或
いは機関の損傷を検出する構成とし、前記第1ガス燃料
供給遮断手段Cを、燃料供給遮断弁の駆動回路の一部が
分断され通電停止されることで、前記燃料供給遮断弁を
自動的に閉弁させ、ガス燃料の供給を遮断させるように
構成した。
【0011】請求項6に記載の発明では、図2に破線で
示すように、機関始動時において、クランキング開始か
ら所定期間は、前記ガス洩れ検出手段Dによりガス燃料
の漏洩が検出されても、前記第2ガス燃料供給遮断手段
Eによるガス燃料の供給の遮断を禁止させる始動時燃料
供給遮断禁止手段Fを備えるようにした。請求項7に記
載の発明では、図2に破線で示すように、機関始動時に
おいて、クランキング開始から所定期間は、前記ガス洩
れ検出手段Dにおけるガス燃料の漏洩の有無を判断する
判断基準値を高く設定するガス洩れ判断基準値設定変更
手段Gを備えるようにした。
示すように、機関始動時において、クランキング開始か
ら所定期間は、前記ガス洩れ検出手段Dによりガス燃料
の漏洩が検出されても、前記第2ガス燃料供給遮断手段
Eによるガス燃料の供給の遮断を禁止させる始動時燃料
供給遮断禁止手段Fを備えるようにした。請求項7に記
載の発明では、図2に破線で示すように、機関始動時に
おいて、クランキング開始から所定期間は、前記ガス洩
れ検出手段Dにおけるガス燃料の漏洩の有無を判断する
判断基準値を高く設定するガス洩れ判断基準値設定変更
手段Gを備えるようにした。
【0012】請求項8に記載の発明では、ガス燃料を供
給するガス燃料供給系を備えた機関を搭載した車両のガ
ス燃料漏洩防止装置であって、前記ガス燃料供給系に備
えられガス燃料の供給を遮断する燃料供給遮断弁Aと、
ガス燃料の漏洩を検出するガス洩れ検出手段Dと、前記
ガス洩れ検出手段Dによりガス燃料の漏洩が検出された
ときに、前記燃料供給遮断弁Aを介してガス燃料の供給
を遮断する第2ガス燃料供給遮断手段Eと、機関始動時
において、クランキング開始から所定期間は、前記ガス
洩れ検出手段Dによりガス燃料の漏洩が検出されても、
前記第2ガス燃料供給遮断手段Eによるガス燃料の供給
を遮断を禁止させる始動時燃料供給遮断禁止手段Fと、
を備える構成とした。
給するガス燃料供給系を備えた機関を搭載した車両のガ
ス燃料漏洩防止装置であって、前記ガス燃料供給系に備
えられガス燃料の供給を遮断する燃料供給遮断弁Aと、
ガス燃料の漏洩を検出するガス洩れ検出手段Dと、前記
ガス洩れ検出手段Dによりガス燃料の漏洩が検出された
ときに、前記燃料供給遮断弁Aを介してガス燃料の供給
を遮断する第2ガス燃料供給遮断手段Eと、機関始動時
において、クランキング開始から所定期間は、前記ガス
洩れ検出手段Dによりガス燃料の漏洩が検出されても、
前記第2ガス燃料供給遮断手段Eによるガス燃料の供給
を遮断を禁止させる始動時燃料供給遮断禁止手段Fと、
を備える構成とした。
【0013】請求項9に記載の発明では、ガス燃料を供
給するガス燃料供給系を備えた機関を搭載した車両のガ
ス燃料漏洩防止装置であって、前記ガス燃料供給系に備
えられガス燃料の供給を遮断する燃料供給遮断弁Aと、
ガス燃料の漏洩を検出するガス洩れ検出手段Dと、前記
ガス洩れ検出手段Dによりガス燃料の漏洩が検出された
ときに、前記燃料供給遮断弁Aを介してガス燃料の供給
を遮断する第2ガス燃料供給遮断手段Eと、機関始動時
において、クランキング開始から所定期間は、前記ガス
洩れ検出手段Dにおけるガス燃料の漏洩の有無を判断す
る判断基準値を高く設定するガス洩れ判断基準値設定変
更手段Gと、を備える構成とした。
給するガス燃料供給系を備えた機関を搭載した車両のガ
ス燃料漏洩防止装置であって、前記ガス燃料供給系に備
えられガス燃料の供給を遮断する燃料供給遮断弁Aと、
ガス燃料の漏洩を検出するガス洩れ検出手段Dと、前記
ガス洩れ検出手段Dによりガス燃料の漏洩が検出された
ときに、前記燃料供給遮断弁Aを介してガス燃料の供給
を遮断する第2ガス燃料供給遮断手段Eと、機関始動時
において、クランキング開始から所定期間は、前記ガス
洩れ検出手段Dにおけるガス燃料の漏洩の有無を判断す
る判断基準値を高く設定するガス洩れ判断基準値設定変
更手段Gと、を備える構成とした。
【0014】請求項10に記載の発明では、前記ガス燃料
供給系が、燃料タンクから供給される高圧ガス燃料を減
圧調整する減圧弁を備える場合に、前記燃料供給遮断弁
Aを、燃料タンクと前記減圧弁との間に設けるようにし
た。請求項11に記載の発明では、ガス燃料供給系上流側
から下流側に複数のガス燃料供給遮断弁Aが備えられ、
ガス燃料の供給遮断時に、前記複数の燃料供給遮断弁A
のうち、ガス燃料供給上流側の燃料供給遮断弁Aから順
にガス燃料の供給を遮断していくように構成した。
供給系が、燃料タンクから供給される高圧ガス燃料を減
圧調整する減圧弁を備える場合に、前記燃料供給遮断弁
Aを、燃料タンクと前記減圧弁との間に設けるようにし
た。請求項11に記載の発明では、ガス燃料供給系上流側
から下流側に複数のガス燃料供給遮断弁Aが備えられ、
ガス燃料の供給遮断時に、前記複数の燃料供給遮断弁A
のうち、ガス燃料供給上流側の燃料供給遮断弁Aから順
にガス燃料の供給を遮断していくように構成した。
【0015】
【作用】以上の構成を備える請求項1に記載の発明にか
かる車両のガス燃料漏洩防止装置では、前記損傷検出手
段により、ガス燃料供給系が損傷を受けるであろうと予
測される車両或いは機関の損傷を検出し、車両或いは機
関の損傷が検出されたときには、前記第1ガス燃料供給
遮断手段を介して、直ちに燃料供給遮断弁を遮断させ
て、ガス燃料の供給を遮断するようにした。これによ
り、例えば、車両衝突等による車両或いは機関の損傷が
生じ、延いてはガス燃料供給系に損傷が生じた場合に
は、燃料供給遮断弁を介して直ちにガス燃料の供給を遮
断することができるので、確実にガス燃料の漏洩を防止
できる。
かる車両のガス燃料漏洩防止装置では、前記損傷検出手
段により、ガス燃料供給系が損傷を受けるであろうと予
測される車両或いは機関の損傷を検出し、車両或いは機
関の損傷が検出されたときには、前記第1ガス燃料供給
遮断手段を介して、直ちに燃料供給遮断弁を遮断させ
て、ガス燃料の供給を遮断するようにした。これによ
り、例えば、車両衝突等による車両或いは機関の損傷が
生じ、延いてはガス燃料供給系に損傷が生じた場合に
は、燃料供給遮断弁を介して直ちにガス燃料の供給を遮
断することができるので、確実にガス燃料の漏洩を防止
できる。
【0016】請求項2に記載の発明では、更に、ガス燃
料の漏洩を検出するガス洩れ検出手段を備え、これによ
りガス燃料の漏洩が検出されたときに、前記第2ガス燃
料供給遮断手段を介して、燃料供給遮断弁を遮断させ
て、ガス燃料の供給を遮断するようにした。これによ
り、例えば、車両衝突以外を原因としてガス燃料供給系
に亀裂等が生じ、ガス燃料が漏洩するような場合でも、
ガス燃料の供給を遮断することができるので、以ってよ
り確実にガス燃料の漏洩を防止できる。
料の漏洩を検出するガス洩れ検出手段を備え、これによ
りガス燃料の漏洩が検出されたときに、前記第2ガス燃
料供給遮断手段を介して、燃料供給遮断弁を遮断させ
て、ガス燃料の供給を遮断するようにした。これによ
り、例えば、車両衝突以外を原因としてガス燃料供給系
に亀裂等が生じ、ガス燃料が漏洩するような場合でも、
ガス燃料の供給を遮断することができるので、以ってよ
り確実にガス燃料の漏洩を防止できる。
【0017】請求項3に記載の発明では、車両加速度の
変化に基づいて車両或いは機関の損傷を検出するように
したので、比較的簡単な構成により高精度に上記作用を
奏することができる。請求項4に記載の発明では、エア
バック装置の作動に基づいて、車両或いは機関の損傷を
検出するようにしたので、エアバック装置を備えた車両
においては、別個特別な損傷検出手段を設けなくてもよ
いので、構成の簡略化を図ることができる。また、エア
バックの作動に基づくことから、車両に損傷が生じたか
否かの判断は、エアバック装置側で行われることになる
から、例えば請求項3に記載の発明のように損傷検出手
段内で車両に損傷が生じたか否かの判断を行う必要がな
くなり、以って制御ロジックの面からも構成の簡略化が
図れる。
変化に基づいて車両或いは機関の損傷を検出するように
したので、比較的簡単な構成により高精度に上記作用を
奏することができる。請求項4に記載の発明では、エア
バック装置の作動に基づいて、車両或いは機関の損傷を
検出するようにしたので、エアバック装置を備えた車両
においては、別個特別な損傷検出手段を設けなくてもよ
いので、構成の簡略化を図ることができる。また、エア
バックの作動に基づくことから、車両に損傷が生じたか
否かの判断は、エアバック装置側で行われることになる
から、例えば請求項3に記載の発明のように損傷検出手
段内で車両に損傷が生じたか否かの判断を行う必要がな
くなり、以って制御ロジックの面からも構成の簡略化が
図れる。
【0018】請求項5に記載の発明では、前記燃料供給
遮断弁を、通電停止されて閉弁して、ガス燃料の供給を
遮断する構成とした場合に、車両或いは機関の損傷と同
時に、燃料供給遮断弁の駆動回路の一部が分断されるよ
うにしたので、燃料供給遮断弁を自動的に閉弁させるこ
とができ、以って構成の簡略化、低コスト化、延いては
緊急遮断の応答性を向上を高めることができる。
遮断弁を、通電停止されて閉弁して、ガス燃料の供給を
遮断する構成とした場合に、車両或いは機関の損傷と同
時に、燃料供給遮断弁の駆動回路の一部が分断されるよ
うにしたので、燃料供給遮断弁を自動的に閉弁させるこ
とができ、以って構成の簡略化、低コスト化、延いては
緊急遮断の応答性を向上を高めることができる。
【0019】請求項6に記載の発明では、機関始動時に
おいて、クランキング開始から所定期間は、前記ガス洩
れ検出手段によりガス燃料の漏洩が検出されても、ガス
燃料の供給の遮断を行わせないようにする。これによ
り、クランキング中における吸気系、排気系からのガス
燃料の漏洩によりガス燃料の供給の遮断され、機関が始
動できなくなることを防止することができる。
おいて、クランキング開始から所定期間は、前記ガス洩
れ検出手段によりガス燃料の漏洩が検出されても、ガス
燃料の供給の遮断を行わせないようにする。これによ
り、クランキング中における吸気系、排気系からのガス
燃料の漏洩によりガス燃料の供給の遮断され、機関が始
動できなくなることを防止することができる。
【0020】請求項7に記載の発明では、機関始動時に
おいて、クランキング開始から所定期間は、前記ガス洩
れ検出手段におけるガス燃料の漏洩の有無を判断する判
断基準値を高く設定するようにする。これにより、クラ
ンキング中における吸気系、排気系からのガス燃料の漏
洩は、燃料供給系の損傷等に伴う異常なガス燃料の漏洩
ではないと見做すことができるので、クランキング中に
燃料供給が遮断され、以って機関が始動できなくなるこ
とを防止することができる。
おいて、クランキング開始から所定期間は、前記ガス洩
れ検出手段におけるガス燃料の漏洩の有無を判断する判
断基準値を高く設定するようにする。これにより、クラ
ンキング中における吸気系、排気系からのガス燃料の漏
洩は、燃料供給系の損傷等に伴う異常なガス燃料の漏洩
ではないと見做すことができるので、クランキング中に
燃料供給が遮断され、以って機関が始動できなくなるこ
とを防止することができる。
【0021】請求項8に記載の発明では、前記ガス燃料
供給系に備えられガス燃料の供給を遮断する燃料供給遮
断弁と、ガス燃料の漏洩を検出するガス洩れ検出手段
と、を備えてなる車両のガス燃料漏洩防止装置である場
合に、機関始動時において、クランキング開始から所定
期間は、前記ガス洩れ検出手段によりガス燃料の漏洩が
検出されても、ガス燃料の供給の遮断を行わせないよう
にする。これにより、クランキング中における吸気系、
排気系からのガス燃料の漏洩によりガス燃料の供給の遮
断され、機関が始動できなくなることを防止することが
できる。
供給系に備えられガス燃料の供給を遮断する燃料供給遮
断弁と、ガス燃料の漏洩を検出するガス洩れ検出手段
と、を備えてなる車両のガス燃料漏洩防止装置である場
合に、機関始動時において、クランキング開始から所定
期間は、前記ガス洩れ検出手段によりガス燃料の漏洩が
検出されても、ガス燃料の供給の遮断を行わせないよう
にする。これにより、クランキング中における吸気系、
排気系からのガス燃料の漏洩によりガス燃料の供給の遮
断され、機関が始動できなくなることを防止することが
できる。
【0022】請求項9に記載の発明では、前記ガス燃料
供給系に備えられガス燃料の供給を遮断する燃料供給遮
断弁と、ガス燃料の漏洩を検出するガス洩れ検出手段
と、を備えてなる車両のガス燃料漏洩防止装置である場
合に、機関始動時において、クランキング開始から所定
期間は、前記ガス洩れ検出手段におけるガス燃料の漏洩
の有無を判断する判断基準値を高く設定するようにす
る。これにより、クランキング中における吸気系、排気
系からのガス燃料の漏洩は、燃料供給系の損傷等に伴う
異常なガス燃料の漏洩ではないと見做すことができるの
で、クランキング中に燃料供給が遮断され、以って機関
が始動できなくなることを防止することができる。
供給系に備えられガス燃料の供給を遮断する燃料供給遮
断弁と、ガス燃料の漏洩を検出するガス洩れ検出手段
と、を備えてなる車両のガス燃料漏洩防止装置である場
合に、機関始動時において、クランキング開始から所定
期間は、前記ガス洩れ検出手段におけるガス燃料の漏洩
の有無を判断する判断基準値を高く設定するようにす
る。これにより、クランキング中における吸気系、排気
系からのガス燃料の漏洩は、燃料供給系の損傷等に伴う
異常なガス燃料の漏洩ではないと見做すことができるの
で、クランキング中に燃料供給が遮断され、以って機関
が始動できなくなることを防止することができる。
【0023】請求項10に記載の発明では、燃料供給遮断
弁を、燃料タンクと前記減圧弁との間に設けるようにし
たので、衝突時等に燃料タンクと前記減圧弁との間の燃
料供給系に、高圧なガス燃料が供給されることを確実に
防止することができ、以ってガス燃料の漏洩の可能性を
低減することができる。。請求項11に記載の発明では、
ガス燃料供給系上流側から下流側に複数のガス燃料供給
遮断弁を備える場合に、ガス燃料の供給遮断時に、複数
の燃料供給遮断弁のうち、ガス燃料供給上流側の燃料供
給遮断弁から順にガス燃料の供給を遮断していくように
したので、燃料供給系の下流に向かうに従って系内に残
留するガス燃料の圧力を低減させることができる。つま
り、同時に遮断すると、高い圧力のガス燃料が系内に残
留することになって、ガス燃料の漏洩が発生し易くなる
が、これを抑制することができる。
弁を、燃料タンクと前記減圧弁との間に設けるようにし
たので、衝突時等に燃料タンクと前記減圧弁との間の燃
料供給系に、高圧なガス燃料が供給されることを確実に
防止することができ、以ってガス燃料の漏洩の可能性を
低減することができる。。請求項11に記載の発明では、
ガス燃料供給系上流側から下流側に複数のガス燃料供給
遮断弁を備える場合に、ガス燃料の供給遮断時に、複数
の燃料供給遮断弁のうち、ガス燃料供給上流側の燃料供
給遮断弁から順にガス燃料の供給を遮断していくように
したので、燃料供給系の下流に向かうに従って系内に残
留するガス燃料の圧力を低減させることができる。つま
り、同時に遮断すると、高い圧力のガス燃料が系内に残
留することになって、ガス燃料の漏洩が発生し易くなる
が、これを抑制することができる。
【0024】
【実施例】以下に、本発明の実施例を添付の図面に基づ
いて説明する。第1の実施例の構成を示す図3におい
て、機関1の吸気通路2にはエアクリーナ3、吸入空気
流量Qを検出するエアフローメータ4、及びアクセルペ
ダルと連動して吸入空気流量Qを制御するスロットル弁
5が介装され、その下流には吸気マニホールド6が接続
され、この吸気マニホールド6には各気筒に空気を分配
するブランチ部7が設けられており、当該ブランチ部7
毎にガス燃料を噴射供給する燃料噴射弁11が設けられて
いる。なお、前記スロットル弁5には、当該スロットル
弁5の開度を検出するスロットルセンサ5Aが設けられ
ている。また、当該燃料噴射弁11は、後述するコントロ
ールユニット30から送信されてくる開弁駆動パルス信号
に応じて開弁制御され、これによって所定量の燃料を噴
射供給できるようになっている。
いて説明する。第1の実施例の構成を示す図3におい
て、機関1の吸気通路2にはエアクリーナ3、吸入空気
流量Qを検出するエアフローメータ4、及びアクセルペ
ダルと連動して吸入空気流量Qを制御するスロットル弁
5が介装され、その下流には吸気マニホールド6が接続
され、この吸気マニホールド6には各気筒に空気を分配
するブランチ部7が設けられており、当該ブランチ部7
毎にガス燃料を噴射供給する燃料噴射弁11が設けられて
いる。なお、前記スロットル弁5には、当該スロットル
弁5の開度を検出するスロットルセンサ5Aが設けられ
ている。また、当該燃料噴射弁11は、後述するコントロ
ールユニット30から送信されてくる開弁駆動パルス信号
に応じて開弁制御され、これによって所定量の燃料を噴
射供給できるようになっている。
【0025】当該機関1に使用される燃料は、例えば、
高圧の天然ガス(CNG)であり、この高圧ガス燃料
は、車両70に搭載される燃料タンク50からパイプ等の燃
料供給通路51を介して、前記燃料噴射弁11に供給され
る。この燃料供給通路51の途中には、燃料供給遮断弁5
2,53が介装されると共に、その下流にはガス燃料の供
給圧力を調整する圧力調整弁54が設けられている(図4
参照)。なお、燃料供給遮断弁52,53は通電されて開弁
し、通電停止されて閉弁する電磁式開閉弁(例えばソレ
ノイドバルブ)を用いるようにしているが、これに限ら
ず、例えば開閉速度を変更可能なステップモータ等を用
いた開度制御弁を用いるようにしてもよい。また、特に
燃料供給遮断弁53は、燃料タンク50の出口部近傍に備え
るようにするのが、漏洩箇所を低減できるという観点か
ら望ましい。
高圧の天然ガス(CNG)であり、この高圧ガス燃料
は、車両70に搭載される燃料タンク50からパイプ等の燃
料供給通路51を介して、前記燃料噴射弁11に供給され
る。この燃料供給通路51の途中には、燃料供給遮断弁5
2,53が介装されると共に、その下流にはガス燃料の供
給圧力を調整する圧力調整弁54が設けられている(図4
参照)。なお、燃料供給遮断弁52,53は通電されて開弁
し、通電停止されて閉弁する電磁式開閉弁(例えばソレ
ノイドバルブ)を用いるようにしているが、これに限ら
ず、例えば開閉速度を変更可能なステップモータ等を用
いた開度制御弁を用いるようにしてもよい。また、特に
燃料供給遮断弁53は、燃料タンク50の出口部近傍に備え
るようにするのが、漏洩箇所を低減できるという観点か
ら望ましい。
【0026】そして、燃料供給通路51の下流側には、燃
料を各気筒に分配するための分配通路55が設けられ、こ
の各分配通路55の先端部分と、前記ブランチ部7毎に設
けられた燃料噴射弁11と、が接続されている。ところ
で、機関1のシリンダヘッド12には、点火栓13が各気筒
毎に装着されており、この点火栓13は、コントロールユ
ニット30からの点火信号に基づいて点火制御され、最適
な時期に気筒内に導入された混合気を火花点火して燃焼
させるようになっている。
料を各気筒に分配するための分配通路55が設けられ、こ
の各分配通路55の先端部分と、前記ブランチ部7毎に設
けられた燃料噴射弁11と、が接続されている。ところ
で、機関1のシリンダヘッド12には、点火栓13が各気筒
毎に装着されており、この点火栓13は、コントロールユ
ニット30からの点火信号に基づいて点火制御され、最適
な時期に気筒内に導入された混合気を火花点火して燃焼
させるようになっている。
【0027】なお、排気通路14には、排気中の酸素濃度
を検出することによって吸入混合気の空燃比を検出する
空燃比センサ15が設けられ、さらに下流側には排気中の
有害成分を浄化する排気浄化触媒、本実施例ではこの排
気浄化触媒として、排気中のCO、HCの酸化とNOX
の還元を行って浄化する三元触媒16を設けるようにして
いるが、これに限るものではなく、例えば酸化触媒、リ
ーン触媒等であってもよい。
を検出することによって吸入混合気の空燃比を検出する
空燃比センサ15が設けられ、さらに下流側には排気中の
有害成分を浄化する排気浄化触媒、本実施例ではこの排
気浄化触媒として、排気中のCO、HCの酸化とNOX
の還元を行って浄化する三元触媒16を設けるようにして
いるが、これに限るものではなく、例えば酸化触媒、リ
ーン触媒等であってもよい。
【0028】図3では、アイドル時の機関回転速度を最
適に維持するための補助空気導入弁8や、エアコン等の
負荷が加わったときの機関回転速度調整のためのファー
ストアイドル調整弁9、その他エアレギュレータ10が、
前記スロットル弁5をバイパスする吸気バイパス通路に
介装されているが、これらは特に備えなくても構わな
い。
適に維持するための補助空気導入弁8や、エアコン等の
負荷が加わったときの機関回転速度調整のためのファー
ストアイドル調整弁9、その他エアレギュレータ10が、
前記スロットル弁5をバイパスする吸気バイパス通路に
介装されているが、これらは特に備えなくても構わな
い。
【0029】また、機関1のカム軸と同期して回転する
デストリビュータ17には、点火コイル18が接続されてお
り、この点火コイル18と前記点火栓13とが接続されてい
る。前記デストリビュータ17には、クランク角センサ20
が内蔵されており、コントロールユニット30では該クラ
ンク角センサ20から機関回転と同期して出力されるクラ
ンク単位角信号を一定時間カウントして、または、クラ
ンク基準角信号の周期を計測して機関回転速度Nを検出
することができるようになっている。そして、機関1の
冷却ジャケット内の冷却水温度Twを検出する水温セン
サ21が設けられている。
デストリビュータ17には、点火コイル18が接続されてお
り、この点火コイル18と前記点火栓13とが接続されてい
る。前記デストリビュータ17には、クランク角センサ20
が内蔵されており、コントロールユニット30では該クラ
ンク角センサ20から機関回転と同期して出力されるクラ
ンク単位角信号を一定時間カウントして、または、クラ
ンク基準角信号の周期を計測して機関回転速度Nを検出
することができるようになっている。そして、機関1の
冷却ジャケット内の冷却水温度Twを検出する水温セン
サ21が設けられている。
【0030】マイクロコンピュータ等からなるコントロ
ールユニット30には、機関制御に必要な上記各センサ類
からの各種信号が取り込まれるようになっている。本実
施例では、上記各種信号の他、図4に示すように、車両
の加速度の変化の大きさ等に基づいて車両の衝突等を検
知するための加速度センサ60が、車体70の一部に取付ら
れていると共に、またエンジンルーム71内や、燃料供給
通路51の途中部分には、ガス濃度等を検出してガス洩れ
を検出するガス洩れセンサ61,62が配設されており、こ
れらの信号も入力されている。
ールユニット30には、機関制御に必要な上記各センサ類
からの各種信号が取り込まれるようになっている。本実
施例では、上記各種信号の他、図4に示すように、車両
の加速度の変化の大きさ等に基づいて車両の衝突等を検
知するための加速度センサ60が、車体70の一部に取付ら
れていると共に、またエンジンルーム71内や、燃料供給
通路51の途中部分には、ガス濃度等を検出してガス洩れ
を検出するガス洩れセンサ61,62が配設されており、こ
れらの信号も入力されている。
【0031】上記構成において、エアクリーナ3より吸
入された空気は、エアフローメータ4により計量され、
スロットル弁5を経て、吸気マニホールド6、ブランチ
部7を介して各気筒内に導入される。一方、ガス燃料の
供給に関しては、エンジンキースイッチがONされる
と、コントロールユニット30を介して燃料供給遮断弁5
2,53が通電されて開弁され、燃料タンク50内に貯留し
てある高圧のガス燃料が当該燃料タンク50から流出し
て、燃料供給通路51内に充満される。なお、燃料タンク
50内の圧力は、最高200気圧以上に達し、圧力調整弁
54の上流までは、燃料タンク50内の圧力と同じ圧力に達
する。
入された空気は、エアフローメータ4により計量され、
スロットル弁5を経て、吸気マニホールド6、ブランチ
部7を介して各気筒内に導入される。一方、ガス燃料の
供給に関しては、エンジンキースイッチがONされる
と、コントロールユニット30を介して燃料供給遮断弁5
2,53が通電されて開弁され、燃料タンク50内に貯留し
てある高圧のガス燃料が当該燃料タンク50から流出し
て、燃料供給通路51内に充満される。なお、燃料タンク
50内の圧力は、最高200気圧以上に達し、圧力調整弁
54の上流までは、燃料タンク50内の圧力と同じ圧力に達
する。
【0032】この高圧のガス燃料は、前記圧力調整弁
(減圧弁)54によって減圧され、上流側の圧力に拘わら
ず常にほぼ一定の圧力(通常は、10気圧以下に設定す
ることが多い)に維持されるようになっている。これに
よって、燃料噴射弁11からの噴射量制御が高精度に行え
ることになる。減圧され分配通路9に達したガス燃料
は、燃料噴射弁11によって前記ブランチ部7内に噴射供
給され、空気と混合されて、各気筒内に導入される。
(減圧弁)54によって減圧され、上流側の圧力に拘わら
ず常にほぼ一定の圧力(通常は、10気圧以下に設定す
ることが多い)に維持されるようになっている。これに
よって、燃料噴射弁11からの噴射量制御が高精度に行え
ることになる。減圧され分配通路9に達したガス燃料
は、燃料噴射弁11によって前記ブランチ部7内に噴射供
給され、空気と混合されて、各気筒内に導入される。
【0033】燃料噴射量は、コントロールユニット30に
おいて、概略以下のようにして設定される。すなわち、
エアフローメータ3により吸入空気流量Qを検出し、ク
ランク角センサ20からの検出信号により機関回転速度N
を検出し、基本燃料噴射パルス幅(基本燃料噴射量に相
当する)Tp(=k×Q/N,kは定数)が演算され
る。そして、水温補正係数Kwが、水温センサ21からの
信号に基づいて予めコントロールユニット30に記憶され
ているマップ等を参照することで決定される。また、負
荷補正係数KMRが、スロットルセンサ5Aからの信号
(或いは前記Tp)及び機関回転速度Nに基づいて決定
され、また過渡運転時等に応じた各種補正係数(例え
ば、壁流量補正係数等)が決定される。また、空燃比セ
ンサ15により排気中酸素濃度を検出することにより、吸
入混合気の空燃比を検出し、別ルーチンにより当該検出
空燃比に基づいて設定されるフィードバック補正係数α
による補正も行われるようになっている。なお、ガス燃
料の供給圧力や供給温度に応じた補正も含ませるように
してもよい。
おいて、概略以下のようにして設定される。すなわち、
エアフローメータ3により吸入空気流量Qを検出し、ク
ランク角センサ20からの検出信号により機関回転速度N
を検出し、基本燃料噴射パルス幅(基本燃料噴射量に相
当する)Tp(=k×Q/N,kは定数)が演算され
る。そして、水温補正係数Kwが、水温センサ21からの
信号に基づいて予めコントロールユニット30に記憶され
ているマップ等を参照することで決定される。また、負
荷補正係数KMRが、スロットルセンサ5Aからの信号
(或いは前記Tp)及び機関回転速度Nに基づいて決定
され、また過渡運転時等に応じた各種補正係数(例え
ば、壁流量補正係数等)が決定される。また、空燃比セ
ンサ15により排気中酸素濃度を検出することにより、吸
入混合気の空燃比を検出し、別ルーチンにより当該検出
空燃比に基づいて設定されるフィードバック補正係数α
による補正も行われるようになっている。なお、ガス燃
料の供給圧力や供給温度に応じた補正も含ませるように
してもよい。
【0034】上記Tpと、上記各種補正項に基づいて、
最終的な燃料噴射パルス幅(燃料供給量)Tiが、以下
の式に従って演算される。 Ti=Tp×(1+Kw+KMR+・・・・・)×α+T
s(Tsは燃料噴射弁11の電圧補正分)〕 かかる最終的に決定された燃料噴射パルス幅Tiに応じ
た開弁駆動パルス信号が、コントロールユニット30から
燃料噴射弁11に送られ、機関1にガス燃料が噴射供給さ
れることになる。なお、噴射のタイミングや点火のタイ
ミングは、コントロールユニット30によって、運転条件
等に応じて最も適切な時期が選択されるようになってい
る。また、本実施例では、ノックセンサ22を備えてお
り、例えば、高負荷時等において機関1のノッキングが
検出されると、コントロールユニット30では、ノッキン
グの発生を防止すべく、点火タイミングを所定時期遅ら
せるノック防止制御を行うことができるようになってい
るが、当該ノック防止制御装置は特に備えなくてもよ
い。
最終的な燃料噴射パルス幅(燃料供給量)Tiが、以下
の式に従って演算される。 Ti=Tp×(1+Kw+KMR+・・・・・)×α+T
s(Tsは燃料噴射弁11の電圧補正分)〕 かかる最終的に決定された燃料噴射パルス幅Tiに応じ
た開弁駆動パルス信号が、コントロールユニット30から
燃料噴射弁11に送られ、機関1にガス燃料が噴射供給さ
れることになる。なお、噴射のタイミングや点火のタイ
ミングは、コントロールユニット30によって、運転条件
等に応じて最も適切な時期が選択されるようになってい
る。また、本実施例では、ノックセンサ22を備えてお
り、例えば、高負荷時等において機関1のノッキングが
検出されると、コントロールユニット30では、ノッキン
グの発生を防止すべく、点火タイミングを所定時期遅ら
せるノック防止制御を行うことができるようになってい
るが、当該ノック防止制御装置は特に備えなくてもよ
い。
【0035】そして、気筒内で燃焼され、排気弁(図示
せず)より排出された排気は、三元触媒16により浄化さ
れ、図示しない消音器を介して消音された後、大気中に
排出されることになる。次に、機関1の運転停止時(燃
料供給停止時)について説明する。機関1の運転停止時
においては、エンジンキースイッチがOFFされると同
時に、前記燃料供給遮断弁52,53が閉弁され、機関1へ
の燃料の供給が停止されるようになっている。
せず)より排出された排気は、三元触媒16により浄化さ
れ、図示しない消音器を介して消音された後、大気中に
排出されることになる。次に、機関1の運転停止時(燃
料供給停止時)について説明する。機関1の運転停止時
においては、エンジンキースイッチがOFFされると同
時に、前記燃料供給遮断弁52,53が閉弁され、機関1へ
の燃料の供給が停止されるようになっている。
【0036】この燃料供給遮断弁52,53の閉弁タイミン
グは、両者同時ではなく、燃料供給遮断弁52と燃料供給
遮断弁53の閉弁タイミングを僅かにズラすようにして、
燃料供給通路51内に高圧ガスが残留しないようにするの
が好ましい。即ち、上流側の燃料供給遮断弁52を、閉弁
タイミングの調整により、下流側の燃料供給遮断弁53よ
りもやや早く閉じるようにすれば(或いは、燃料供給遮
断弁52の閉弁速度を、燃料供給遮断弁53の閉弁速度より
も急速になるように設定しておいて、燃料供給遮断弁52
の閉弁完了時期が、燃料供給遮断弁53の閉弁完了時期よ
りも早くなるようにしてもよい)、燃料供給通路51内の
高圧ガスの残留量を低減することができる。つまり、同
時に遮断すると、高い圧力のガス燃料が系内に残留する
ことになるが、これを抑制することができる。
グは、両者同時ではなく、燃料供給遮断弁52と燃料供給
遮断弁53の閉弁タイミングを僅かにズラすようにして、
燃料供給通路51内に高圧ガスが残留しないようにするの
が好ましい。即ち、上流側の燃料供給遮断弁52を、閉弁
タイミングの調整により、下流側の燃料供給遮断弁53よ
りもやや早く閉じるようにすれば(或いは、燃料供給遮
断弁52の閉弁速度を、燃料供給遮断弁53の閉弁速度より
も急速になるように設定しておいて、燃料供給遮断弁52
の閉弁完了時期が、燃料供給遮断弁53の閉弁完了時期よ
りも早くなるようにしてもよい)、燃料供給通路51内の
高圧ガスの残留量を低減することができる。つまり、同
時に遮断すると、高い圧力のガス燃料が系内に残留する
ことになるが、これを抑制することができる。
【0037】つづいて、車両衝突時等におけるガス燃料
の漏洩、延いては火災等の発生を防止するために、緊急
に燃料供給遮断弁52,53を閉弁させる場合について説明
する。車両の衝突等により、車両70が損傷を受けると共
に、機関1や燃料供給通路51も損傷を受ける場合が多
い。
の漏洩、延いては火災等の発生を防止するために、緊急
に燃料供給遮断弁52,53を閉弁させる場合について説明
する。車両の衝突等により、車両70が損傷を受けると共
に、機関1や燃料供給通路51も損傷を受ける場合が多
い。
【0038】なお、ガソリン機関等の液体燃料を燃料と
する場合には、ゴム管等の弾性の大きな材料を燃料供給
通路として部分的に用いることで、衝突時における衝撃
や燃料供給通路の変形等を吸収することができるので、
車両の衝突時等に燃料供給通路に亀裂破損等生じる可能
性を低減することができる。しかし、ガス燃料を燃料と
する機関、特に燃料噴射弁によりガス燃料を噴射供給す
る機関では、燃料供給通路内の圧力が大気圧より相当高
いので、ゴム管等の弾性の大きな材料を燃料供給通路に
部分的に用いることができず、そのため金属製の配管等
を採用する場合が多い。しかし、この金属製配管は、振
動等により亀裂等が発生等し易いため、車両等に強固に
固定しておく必要があるので、勢い衝撃等には相対的に
弱くなる。
する場合には、ゴム管等の弾性の大きな材料を燃料供給
通路として部分的に用いることで、衝突時における衝撃
や燃料供給通路の変形等を吸収することができるので、
車両の衝突時等に燃料供給通路に亀裂破損等生じる可能
性を低減することができる。しかし、ガス燃料を燃料と
する機関、特に燃料噴射弁によりガス燃料を噴射供給す
る機関では、燃料供給通路内の圧力が大気圧より相当高
いので、ゴム管等の弾性の大きな材料を燃料供給通路に
部分的に用いることができず、そのため金属製の配管等
を採用する場合が多い。しかし、この金属製配管は、振
動等により亀裂等が発生等し易いため、車両等に強固に
固定しておく必要があるので、勢い衝撃等には相対的に
弱くなる。
【0039】つまり、本実施例のようなガス燃料機関の
場合は、車両の衝突時等の衝撃や変形等によって、燃料
供給通路51に亀裂破壊等が発生し易くなる。そこで、コ
ントロールユニット30では、加速度センサ60からの信号
に基づいて衝突時に発生する所定値以上の加速度変化を
検出し、かかる所定値以上の加速度変化が検出された際
には、機関1が損傷を受ける程度以上の衝撃を受けたと
判断して(当該機能が、本発明にかかる損傷検出手段に
相当する)、燃料供給遮断弁52,53を即座に閉弁するよ
うに制御する(当該機能が、本発明にかかる第1ガス燃
料供給遮断手段に相当する)。
場合は、車両の衝突時等の衝撃や変形等によって、燃料
供給通路51に亀裂破壊等が発生し易くなる。そこで、コ
ントロールユニット30では、加速度センサ60からの信号
に基づいて衝突時に発生する所定値以上の加速度変化を
検出し、かかる所定値以上の加速度変化が検出された際
には、機関1が損傷を受ける程度以上の衝撃を受けたと
判断して(当該機能が、本発明にかかる損傷検出手段に
相当する)、燃料供給遮断弁52,53を即座に閉弁するよ
うに制御する(当該機能が、本発明にかかる第1ガス燃
料供給遮断手段に相当する)。
【0040】これによって、衝突時等において、エンジ
ンルーム71内や車両70外部に高圧ガス燃料が漏洩するこ
とを防止することができる。なお、車両や機関1が大き
な損傷を受けず、つまり、加速度センサ60からの信号が
あるレベルに達しない場合には、コントロールユニット
30は、当該加速度センサ60からの信号によっては、燃料
供給遮断弁52,53へ閉弁指示しないが、このような場合
であっても、燃料供給通路51が損傷を受け、ガス燃料が
漏洩する可能性は考えられる。
ンルーム71内や車両70外部に高圧ガス燃料が漏洩するこ
とを防止することができる。なお、車両や機関1が大き
な損傷を受けず、つまり、加速度センサ60からの信号が
あるレベルに達しない場合には、コントロールユニット
30は、当該加速度センサ60からの信号によっては、燃料
供給遮断弁52,53へ閉弁指示しないが、このような場合
であっても、燃料供給通路51が損傷を受け、ガス燃料が
漏洩する可能性は考えられる。
【0041】そこで、コントロールユニット30では、ガ
ス洩れセンサ61,62の出力信号に基づいてガス燃料の漏
洩の有無を検知して、ガス洩れが発生していると判断し
た場合には(当該機能が、本発明にかかるガス洩れ検出
手段に相当する)、加速度センサ60からの信号があるレ
ベルに達しない場合でも、燃料供給遮断弁52,53を即座
に閉弁させるように制御する(当該機能が、本発明にか
かる第2ガス燃料供給遮断手段に相当する)。
ス洩れセンサ61,62の出力信号に基づいてガス燃料の漏
洩の有無を検知して、ガス洩れが発生していると判断し
た場合には(当該機能が、本発明にかかるガス洩れ検出
手段に相当する)、加速度センサ60からの信号があるレ
ベルに達しない場合でも、燃料供給遮断弁52,53を即座
に閉弁させるように制御する(当該機能が、本発明にか
かる第2ガス燃料供給遮断手段に相当する)。
【0042】即ち、車両の衝突等の衝撃による燃料供給
通路51の損傷以外にも、例えば長期に亘り車両70を使用
した場合等において、万が一にも燃料供給通路51に腐食
や、燃料供給通路51の継手部分等に緩み等が発生してガ
ス燃料が漏洩したような場合を、ガス洩れセンサ61,62
は検出することができるので、コントロールユニット30
では、加速度センサ60からの信号に拘わらず、ガス洩れ
センサ61,62の何れか1つがガス洩れを検出したような
場合には、燃料供給遮断弁52,53を閉弁させるように制
御する。一方で、機関始動時において、スタータモータ
(図示せず)によりクランキングしてもなかなか始動で
きないような場合には(例えば、点火栓13の不良等)、
燃料噴射弁11より吸気マニホールド6のブランチ部7内
に噴射されたガス燃料が、燃焼されずに、吸気通路2を
逆流してエアクリーナ3から外部に漏洩したり、或いは
排気されて触媒16や消音器から外部に漏洩する場合があ
る。
通路51の損傷以外にも、例えば長期に亘り車両70を使用
した場合等において、万が一にも燃料供給通路51に腐食
や、燃料供給通路51の継手部分等に緩み等が発生してガ
ス燃料が漏洩したような場合を、ガス洩れセンサ61,62
は検出することができるので、コントロールユニット30
では、加速度センサ60からの信号に拘わらず、ガス洩れ
センサ61,62の何れか1つがガス洩れを検出したような
場合には、燃料供給遮断弁52,53を閉弁させるように制
御する。一方で、機関始動時において、スタータモータ
(図示せず)によりクランキングしてもなかなか始動で
きないような場合には(例えば、点火栓13の不良等)、
燃料噴射弁11より吸気マニホールド6のブランチ部7内
に噴射されたガス燃料が、燃焼されずに、吸気通路2を
逆流してエアクリーナ3から外部に漏洩したり、或いは
排気されて触媒16や消音器から外部に漏洩する場合があ
る。
【0043】そこで、コントロールユニット30では、始
動不良によるガス燃料の洩れを防止する一方で、正常時
には始動を良好に行わせるために、クランキング開始
(エンジンキースイッチON)から、所定時間(即ち、
正常時に通常であれば始動完了し、かつ漏洩したガス燃
料が拡散するであろう時間)経過するまで、ガス洩れセ
ンサ61,62がガス洩れを検知しても燃料供給遮断弁52,
53の閉弁制御を禁止する一方(始動確保のためである。
当該機能が、本発明にかかる始動時燃料供給遮断禁止手
段に相当する。)、前記所定時間経過後においても未だ
ガス洩れセンサ61,62がガス洩れを検知しているような
場合には、始動不良によるガス洩れを防止すべく、燃料
供給遮断弁52,53へ閉弁指示するように制御する。或い
は、燃料供給遮断弁52,53を閉弁させるか否かの判断基
準値(スライスレベル)を、前記所定時間内は高く設定
するような制御を行うようにしてもよい(当該機能が、
本発明にかかるガス洩れ判断基準値設定変更手段に相当
する。) なお、加速度センサ60と、ガス洩れセンサ61,62と、が
同時に、燃料供給遮断弁52,53を閉弁するレベルの信号
をコントロールユニット30へ送ったような場合には、加
速度センサ60の信号を最優先させることとし、速やかに
燃料供給遮断弁52,53を閉弁させるようにして、衝突等
によるガス洩れの発生を確実に防止できるようにしてい
る。
動不良によるガス燃料の洩れを防止する一方で、正常時
には始動を良好に行わせるために、クランキング開始
(エンジンキースイッチON)から、所定時間(即ち、
正常時に通常であれば始動完了し、かつ漏洩したガス燃
料が拡散するであろう時間)経過するまで、ガス洩れセ
ンサ61,62がガス洩れを検知しても燃料供給遮断弁52,
53の閉弁制御を禁止する一方(始動確保のためである。
当該機能が、本発明にかかる始動時燃料供給遮断禁止手
段に相当する。)、前記所定時間経過後においても未だ
ガス洩れセンサ61,62がガス洩れを検知しているような
場合には、始動不良によるガス洩れを防止すべく、燃料
供給遮断弁52,53へ閉弁指示するように制御する。或い
は、燃料供給遮断弁52,53を閉弁させるか否かの判断基
準値(スライスレベル)を、前記所定時間内は高く設定
するような制御を行うようにしてもよい(当該機能が、
本発明にかかるガス洩れ判断基準値設定変更手段に相当
する。) なお、加速度センサ60と、ガス洩れセンサ61,62と、が
同時に、燃料供給遮断弁52,53を閉弁するレベルの信号
をコントロールユニット30へ送ったような場合には、加
速度センサ60の信号を最優先させることとし、速やかに
燃料供給遮断弁52,53を閉弁させるようにして、衝突等
によるガス洩れの発生を確実に防止できるようにしてい
る。
【0044】ここで、以上のような燃料供給遮断弁の閉
弁制御について、図5のフローチャートに従って説明す
る。ステップ(図では、Sと記してある。以下同様)1
では、エンジンキースイッチがONされたことを検知す
る。ステップ2では、燃料供給遮断弁52,53を開弁させ
る。
弁制御について、図5のフローチャートに従って説明す
る。ステップ(図では、Sと記してある。以下同様)1
では、エンジンキースイッチがONされたことを検知す
る。ステップ2では、燃料供給遮断弁52,53を開弁させ
る。
【0045】ステップ3では、スタータモータがONさ
れているか否かを判断する。当該判断は、スタータモー
タへの電圧供給の有無によって、或いはエンジンキース
イッチがスタート位置から戻されたことによって判断で
きる。YESであれば、クンキング中であると判断し
て、ステップ4へ進む。一方、NOであれば、始動が完
了して機関1は運転中であると判断して、ステップ7へ
進む。
れているか否かを判断する。当該判断は、スタータモー
タへの電圧供給の有無によって、或いはエンジンキース
イッチがスタート位置から戻されたことによって判断で
きる。YESであれば、クンキング中であると判断し
て、ステップ4へ進む。一方、NOであれば、始動が完
了して機関1は運転中であると判断して、ステップ7へ
進む。
【0046】ステップ4では、加速度センサ60の検出値
(TAS)が、所定値(TA)より大きいか否かを判断
する。YESであれば、車両衝突等が発生したと判断し
て、ステップ9へ進み、直ちに燃料供給遮断弁52,53を
閉弁させて、本フローを終了する。NOであれば、車両
衝突等は発生していないと判断して、ステップ5へ進
む。
(TAS)が、所定値(TA)より大きいか否かを判断
する。YESであれば、車両衝突等が発生したと判断し
て、ステップ9へ進み、直ちに燃料供給遮断弁52,53を
閉弁させて、本フローを終了する。NOであれば、車両
衝突等は発生していないと判断して、ステップ5へ進
む。
【0047】ステップ5では、ガス洩れセンサ61,62の
いずれかの検出値(TGS)が、所定値(TG)より大
きいか否かを判断する。YESであれば、ステップ6へ
進む。NOであれば、ステップ3へ戻り、クランキング
を継続させる。ステップ6では、クランキング開始から
の経過時間が、所定時間を越えたか否かを判断して、越
えていない場合には、そのままクランキングを継続させ
る一方で、越えている場合には、前述したように比較的
多量のガス燃料が生ガスとして排気され或いは逆流して
外部へ洩れている可能性が高いので、燃料供給遮断弁5
2,53を閉弁させて本フローを終了する。
いずれかの検出値(TGS)が、所定値(TG)より大
きいか否かを判断する。YESであれば、ステップ6へ
進む。NOであれば、ステップ3へ戻り、クランキング
を継続させる。ステップ6では、クランキング開始から
の経過時間が、所定時間を越えたか否かを判断して、越
えていない場合には、そのままクランキングを継続させ
る一方で、越えている場合には、前述したように比較的
多量のガス燃料が生ガスとして排気され或いは逆流して
外部へ洩れている可能性が高いので、燃料供給遮断弁5
2,53を閉弁させて本フローを終了する。
【0048】なお、クランキング開始後からの経過時間
が、所定時間を越えたか否かを判断する代わりに、クラ
ンキング開始からの機関の回転した回数が所定の回数を
越えたか否かを判断するようにしても、同様の効果があ
る。一方、ステップ4で、NO、即ち、機関運転中であ
ると判断されると、ステップ7へ進むが、ステップ7で
は、加速度センサ60の検出値(TAS)が、所定値(T
A)より大きいか否かを判断する。
が、所定時間を越えたか否かを判断する代わりに、クラ
ンキング開始からの機関の回転した回数が所定の回数を
越えたか否かを判断するようにしても、同様の効果があ
る。一方、ステップ4で、NO、即ち、機関運転中であ
ると判断されると、ステップ7へ進むが、ステップ7で
は、加速度センサ60の検出値(TAS)が、所定値(T
A)より大きいか否かを判断する。
【0049】YESであれば、車両衝突等が発生したと
判断して、ステップ9へ進み、直ちに燃料供給遮断弁5
2,53を閉弁させて、本フローを終了する。NOであれ
ば、車両衝突等は発生していないと判断して、ステップ
8へ進み、ガス洩れセンサ61,62の検出値(TGS)
が、所定値(TG)より大きいか否かを判断する。YE
Sであれば、何らかの影響(例えば、シール性低下、腐
食,亀裂等の発生等)でガス洩れが発生していると判断
して、ステップ9へ進み、燃料供給遮断弁52,53を閉弁
させて、本フローを終了する。
判断して、ステップ9へ進み、直ちに燃料供給遮断弁5
2,53を閉弁させて、本フローを終了する。NOであれ
ば、車両衝突等は発生していないと判断して、ステップ
8へ進み、ガス洩れセンサ61,62の検出値(TGS)
が、所定値(TG)より大きいか否かを判断する。YE
Sであれば、何らかの影響(例えば、シール性低下、腐
食,亀裂等の発生等)でガス洩れが発生していると判断
して、ステップ9へ進み、燃料供給遮断弁52,53を閉弁
させて、本フローを終了する。
【0050】NOであれば、正常に運転継続可能と判断
して、そのまま本フローを終了する。ところで、燃料供
給遮断弁52,53が、加速度センサ60やガス洩れセンサ6
1,62の信号に基づいて緊急に閉弁された後、エンジン
キースイッチが一旦OFFとなれば燃料供給遮断弁52,
53の緊急閉弁の判断自体は解除されるようになってい
る。これにより、車両70及び機関1の電装系に何らかの
異常が無ければ、次回エンジンキースイッチがONとな
れば、燃料供給遮断弁52,53は開弁されることになる。
つまり、例えば、誤診断により緊急閉弁されたような場
合に、再始動できなくなることを防止するためである。
して、そのまま本フローを終了する。ところで、燃料供
給遮断弁52,53が、加速度センサ60やガス洩れセンサ6
1,62の信号に基づいて緊急に閉弁された後、エンジン
キースイッチが一旦OFFとなれば燃料供給遮断弁52,
53の緊急閉弁の判断自体は解除されるようになってい
る。これにより、車両70及び機関1の電装系に何らかの
異常が無ければ、次回エンジンキースイッチがONとな
れば、燃料供給遮断弁52,53は開弁されることになる。
つまり、例えば、誤診断により緊急閉弁されたような場
合に、再始動できなくなることを防止するためである。
【0051】また、車両70や機関1への損傷が大きく、
瞬時にバッテッリや配線が破壊されてコントロールユニ
ット30による燃料供給遮断弁52,53の閉弁制御が不能と
なった場合でも、燃料供給遮断弁52,53を開弁状態に保
持している電流が同時に切れることになるから、当該燃
料供給遮断弁52,53は瞬時に閉弁されることとなり、こ
のような場合でもガス燃料がエンジンルーム71内或いは
車外に漏洩することはない。
瞬時にバッテッリや配線が破壊されてコントロールユニ
ット30による燃料供給遮断弁52,53の閉弁制御が不能と
なった場合でも、燃料供給遮断弁52,53を開弁状態に保
持している電流が同時に切れることになるから、当該燃
料供給遮断弁52,53は瞬時に閉弁されることとなり、こ
のような場合でもガス燃料がエンジンルーム71内或いは
車外に漏洩することはない。
【0052】なお、上記実施例では、加速度センサ60を
1個用いた場合で説明したが、複数個(加速度検出方向
を変えれば、横方向衝突等も検出可能となる)をエンジ
ンルーム71内や車両70に設置することも可能で、この場
合1個のセンサから衝突信号が検出されれば上記制御を
行うようにすれば、より検出精度が向上し、ガス燃料の
漏洩をより低減することがきる。また、エアバック装置
におけるクラッシュセンサ等からの信号を利用すること
も可能である。
1個用いた場合で説明したが、複数個(加速度検出方向
を変えれば、横方向衝突等も検出可能となる)をエンジ
ンルーム71内や車両70に設置することも可能で、この場
合1個のセンサから衝突信号が検出されれば上記制御を
行うようにすれば、より検出精度が向上し、ガス燃料の
漏洩をより低減することがきる。また、エアバック装置
におけるクラッシュセンサ等からの信号を利用すること
も可能である。
【0053】そして、ガス洩れセンサを、エンジンルー
ム71内のエンジンフード下部と、車両70の下方で燃料供
給通路51の近傍と、に設置したが、天然ガスは空気より
比重が小さいため上昇する傾向にあるので、天然ガスが
溜まり易い箇所を見つけて適宜設置位置を変更するこ
と、或いは設置箇所を増やすようにしてよいことは勿論
である。
ム71内のエンジンフード下部と、車両70の下方で燃料供
給通路51の近傍と、に設置したが、天然ガスは空気より
比重が小さいため上昇する傾向にあるので、天然ガスが
溜まり易い箇所を見つけて適宜設置位置を変更するこ
と、或いは設置箇所を増やすようにしてよいことは勿論
である。
【0054】ところで、本実施例では、加速度センサ60
を備えたものにおいて説明したが、構成の簡略化等のた
めにガス漏れセンサのみを備えるようにしたものにおい
ても適用可能で、この場合には、上記ステップ4,7を
省略することができる。かかる場合が、請求項8,9に
記載の発明に相当することとなる。次に、第2の実施例
について説明する。
を備えたものにおいて説明したが、構成の簡略化等のた
めにガス漏れセンサのみを備えるようにしたものにおい
ても適用可能で、この場合には、上記ステップ4,7を
省略することができる。かかる場合が、請求項8,9に
記載の発明に相当することとなる。次に、第2の実施例
について説明する。
【0055】第2の実施例では、車両の衝突等を検出す
る手段として、第1の実施例で説明した加速度センサに
代えて、エアバックの作動を利用するようにしている。
その他の構成は、第1の実施例と同様であるので説明は
省略する。以下に、第2の実施例にかかる回路図の概略
を、図6に基づき説明する。車両70の前方の左右及び中
央に設けた3つのクラッシュゾーンセンサ108〜11
0、及び車両フロアのトンネル部に設けたトンネルセン
サ107(車室内での衝突検知)のうち少なくとも1つ
と、車両フロアのトンネル部に設けたセーフィングセン
サ103(車両中央部での衝突検知と誤作動防止のため
のセンサ)とが同時に作動することにより、スパイラル
ケーブル105,106を介して、ステアリングホイー
ルの中央部(或いは助手席前方インストルメントパネ
ル)に設けられたエアバックモジュール111内のイン
フレータ(即ち、電気着火装置、着火剤、窒素ガス発生
剤等を収容したユニット、図では省略)に、点火電流が
流れ、エアバックが作動するようになっている。なお、
101はバッテリで、102はエンジンキースイッチで
ある。
る手段として、第1の実施例で説明した加速度センサに
代えて、エアバックの作動を利用するようにしている。
その他の構成は、第1の実施例と同様であるので説明は
省略する。以下に、第2の実施例にかかる回路図の概略
を、図6に基づき説明する。車両70の前方の左右及び中
央に設けた3つのクラッシュゾーンセンサ108〜11
0、及び車両フロアのトンネル部に設けたトンネルセン
サ107(車室内での衝突検知)のうち少なくとも1つ
と、車両フロアのトンネル部に設けたセーフィングセン
サ103(車両中央部での衝突検知と誤作動防止のため
のセンサ)とが同時に作動することにより、スパイラル
ケーブル105,106を介して、ステアリングホイー
ルの中央部(或いは助手席前方インストルメントパネ
ル)に設けられたエアバックモジュール111内のイン
フレータ(即ち、電気着火装置、着火剤、窒素ガス発生
剤等を収容したユニット、図では省略)に、点火電流が
流れ、エアバックが作動するようになっている。なお、
101はバッテリで、102はエンジンキースイッチで
ある。
【0056】そして、エアバックが通電すると同時に、
エアバックシステムのコントロールユニット104によ
り、燃料供給遮断弁52,53に通電している電流を瞬時に
遮断させるようにして、ガス燃料の供給を遮断するよう
にする。これによって、車両衝突が起きたような場合で
も、エンジンルーム内や、車外にガス燃料が漏洩するこ
とを防止することができる。
エアバックシステムのコントロールユニット104によ
り、燃料供給遮断弁52,53に通電している電流を瞬時に
遮断させるようにして、ガス燃料の供給を遮断するよう
にする。これによって、車両衝突が起きたような場合で
も、エンジンルーム内や、車外にガス燃料が漏洩するこ
とを防止することができる。
【0057】つづけて、第3の実施例について説明す
る。第3の実施例は、図7に示すように、燃料供給遮断
弁52,53を駆動制御する回路(ハーネス)の一部(図中
破線で示す)80を、エンジンルーム71内に配線すること
で、エンジンルーム71が大きな損傷を受けたときには、
前記燃料供給遮断弁の駆動回路の一部80が同時に損傷を
受けるようにして、つまり、積極的に前記燃料供給遮断
弁の駆動回路の一部80を損傷(破断)させて、燃料供給
遮断弁52,53への導通を遮断して閉弁させるようにした
ものである。当該燃料供給遮断弁の駆動回路の一部80
が、本発明にかかる損傷検出手段として、更に第1ガス
燃料供給遮断手段として機能することになる。
る。第3の実施例は、図7に示すように、燃料供給遮断
弁52,53を駆動制御する回路(ハーネス)の一部(図中
破線で示す)80を、エンジンルーム71内に配線すること
で、エンジンルーム71が大きな損傷を受けたときには、
前記燃料供給遮断弁の駆動回路の一部80が同時に損傷を
受けるようにして、つまり、積極的に前記燃料供給遮断
弁の駆動回路の一部80を損傷(破断)させて、燃料供給
遮断弁52,53への導通を遮断して閉弁させるようにした
ものである。当該燃料供給遮断弁の駆動回路の一部80
が、本発明にかかる損傷検出手段として、更に第1ガス
燃料供給遮断手段として機能することになる。
【0058】より詳細に説明すると、図7は、エンジン
ルーム71を上方から観察した図であり、燃料供給遮断弁
52,53を駆動する回路の一部80を、エンジンルーム71内
を略半周するように配線する。この配線は、車両にしっ
かりと固定してあり、車両が変形すると、直ちに破断す
るようになっている。例えば、前記配線80を分断し、こ
の分断部を電導性の液体を充満した容器内に配設して導
通を確保しておく一方で、衝突時には、この容器が破損
することで当該容器から電導性液体を排出させて、前記
配線80の導通を断つようにしたものを使用することがで
きる。また、前記配線80を分断し、この分断部に跨がっ
て電導性の材料をバネ等を介して押圧させて導通を確保
しておく一方で、衝突時には、前記バネが外れて電導性
の材料と前記分断部との接触を断つようにして、前記配
線80の導通を遮断するようにすることもできる。
ルーム71を上方から観察した図であり、燃料供給遮断弁
52,53を駆動する回路の一部80を、エンジンルーム71内
を略半周するように配線する。この配線は、車両にしっ
かりと固定してあり、車両が変形すると、直ちに破断す
るようになっている。例えば、前記配線80を分断し、こ
の分断部を電導性の液体を充満した容器内に配設して導
通を確保しておく一方で、衝突時には、この容器が破損
することで当該容器から電導性液体を排出させて、前記
配線80の導通を断つようにしたものを使用することがで
きる。また、前記配線80を分断し、この分断部に跨がっ
て電導性の材料をバネ等を介して押圧させて導通を確保
しておく一方で、衝突時には、前記バネが外れて電導性
の材料と前記分断部との接触を断つようにして、前記配
線80の導通を遮断するようにすることもできる。
【0059】なお、上記各実施例では、燃料噴射弁15を
各気筒に設けて構成したが、これに限るものでもない。
また、本発明は、ミキサ等を介してガス燃料を供給する
構成の機関を搭載した車両にも適用でき、更にガソリン
燃料を供給する液体燃料供給装置と、ガス燃料供給装置
と、を併有し、これらを使用切り換えするような機関
(デュアルフューエル機関)を搭載した車両にも適用可
能である。そして、ガス燃料を圧縮天然ガス(CNG)
として説明してきたが、ガス燃料を使用する機関であれ
ばよく、例えば、液化石油ガス(LPG)を用いた機関
を搭載する車両にも適用可能で、この場合には、従来に
比べ、より確実にガス漏洩の発生を抑制できるものであ
る。また、燃料供給遮断弁を2個備えるものとして説明
してきたが、1個備えるものでもよく、また2個以上備
えるものであってもよい。
各気筒に設けて構成したが、これに限るものでもない。
また、本発明は、ミキサ等を介してガス燃料を供給する
構成の機関を搭載した車両にも適用でき、更にガソリン
燃料を供給する液体燃料供給装置と、ガス燃料供給装置
と、を併有し、これらを使用切り換えするような機関
(デュアルフューエル機関)を搭載した車両にも適用可
能である。そして、ガス燃料を圧縮天然ガス(CNG)
として説明してきたが、ガス燃料を使用する機関であれ
ばよく、例えば、液化石油ガス(LPG)を用いた機関
を搭載する車両にも適用可能で、この場合には、従来に
比べ、より確実にガス漏洩の発生を抑制できるものであ
る。また、燃料供給遮断弁を2個備えるものとして説明
してきたが、1個備えるものでもよく、また2個以上備
えるものであってもよい。
【0060】ところで、上記各実施例では、ガス燃料を
燃料とする火花点火式の内燃機関について説明してきた
が、勿論、燃料としてガス燃料を使用する機関であれ
ば、圧縮着火方式、その他の方式の機関(外燃機関等)
においても適用できるものである。
燃料とする火花点火式の内燃機関について説明してきた
が、勿論、燃料としてガス燃料を使用する機関であれ
ば、圧縮着火方式、その他の方式の機関(外燃機関等)
においても適用できるものである。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明にかかる車両のガス燃料漏洩防止装置によれば、車
両衝突等により車両或いは機関の損傷が生じ、延いては
ガス燃料供給系に損傷が生じたような場合に、直ちにガ
ス燃料の供給を遮断することができるので、確実にガス
燃料の漏洩を防止できる。
発明にかかる車両のガス燃料漏洩防止装置によれば、車
両衝突等により車両或いは機関の損傷が生じ、延いては
ガス燃料供給系に損傷が生じたような場合に、直ちにガ
ス燃料の供給を遮断することができるので、確実にガス
燃料の漏洩を防止できる。
【0062】請求項2に記載の発明によれば、ガス燃料
の漏洩が検出されたときにも、ガス燃料の供給を遮断す
ることができるので、車両損傷時以外を原因としてガス
燃料供給系に亀裂等が生じ、ガス燃料が漏洩するような
場合でも、ガス燃料の供給を遮断することができるの
で、以ってより確実にガス燃料の漏洩を防止できる。請
求項3に記載の発明によれば、車両加速度の変化に基づ
いて車両或いは機関の損傷を検出するようにしたので、
比較的簡単な構成で、かつ高精度に、ガス燃料の漏洩を
防止できる。
の漏洩が検出されたときにも、ガス燃料の供給を遮断す
ることができるので、車両損傷時以外を原因としてガス
燃料供給系に亀裂等が生じ、ガス燃料が漏洩するような
場合でも、ガス燃料の供給を遮断することができるの
で、以ってより確実にガス燃料の漏洩を防止できる。請
求項3に記載の発明によれば、車両加速度の変化に基づ
いて車両或いは機関の損傷を検出するようにしたので、
比較的簡単な構成で、かつ高精度に、ガス燃料の漏洩を
防止できる。
【0063】請求項4に記載の発明によれば、エアバッ
ク装置の作動に基づいて、車両或いは機関の損傷を検出
するようにしたので、エアバック装置を備えた車両にお
いては、別個特別な損傷検出手段を設けなくてもよいの
で、構成の簡略化を図ることができる。また、エアバッ
クの作動に基づくことから、車両に損傷が生じたか否か
の判断は、エアバック装置側で行われることになるか
ら、例えば請求項3に記載の発明のように損傷検出手段
内で車両に損傷が生じたか否かの判断を行う必要がなく
なり、以って制御ロジックの簡略化も図れる。
ク装置の作動に基づいて、車両或いは機関の損傷を検出
するようにしたので、エアバック装置を備えた車両にお
いては、別個特別な損傷検出手段を設けなくてもよいの
で、構成の簡略化を図ることができる。また、エアバッ
クの作動に基づくことから、車両に損傷が生じたか否か
の判断は、エアバック装置側で行われることになるか
ら、例えば請求項3に記載の発明のように損傷検出手段
内で車両に損傷が生じたか否かの判断を行う必要がなく
なり、以って制御ロジックの簡略化も図れる。
【0064】請求項5に記載の発明によれば、燃料供給
遮断弁を、通電停止されて閉弁して、ガス燃料の供給を
遮断する構成とした場合に、車両或いは機関の損傷と同
時に、燃料供給遮断弁の駆動回路の一部が分断されるよ
うにしたので、燃料供給遮断弁を自動的に閉弁させるこ
とができ、以って構成の簡略化、低コスト化、延いては
緊急遮断の応答性を向上を高めることができる。
遮断弁を、通電停止されて閉弁して、ガス燃料の供給を
遮断する構成とした場合に、車両或いは機関の損傷と同
時に、燃料供給遮断弁の駆動回路の一部が分断されるよ
うにしたので、燃料供給遮断弁を自動的に閉弁させるこ
とができ、以って構成の簡略化、低コスト化、延いては
緊急遮断の応答性を向上を高めることができる。
【0065】請求項6に記載の発明によれば、機関始動
時において、クランキング開始から所定期間は、前記ガ
ス洩れ検出手段によりガス燃料の漏洩が検出されても、
ガス燃料の供給の遮断を行わせないようにしたので、ク
ランキング中における吸気系、排気系からのガス燃料の
漏洩によりガス燃料の供給の遮断され、機関が始動でき
なくなることを防止することができる。
時において、クランキング開始から所定期間は、前記ガ
ス洩れ検出手段によりガス燃料の漏洩が検出されても、
ガス燃料の供給の遮断を行わせないようにしたので、ク
ランキング中における吸気系、排気系からのガス燃料の
漏洩によりガス燃料の供給の遮断され、機関が始動でき
なくなることを防止することができる。
【0066】請求項7に記載の発明によれば、機関始動
時において、クランキング開始から所定期間は、前記ガ
ス洩れ検出手段におけるガス燃料の漏洩の有無を判断す
る判断基準値を高く設定するようにしたので、クランキ
ング中における吸気系、排気系からのガス燃料の漏洩
は、燃料供給系の損傷等に伴う異常なガス燃料の漏洩で
はないと見做すことができるので、クランキング中に燃
料供給が遮断され、以って機関が始動できなくなること
を防止することができる。
時において、クランキング開始から所定期間は、前記ガ
ス洩れ検出手段におけるガス燃料の漏洩の有無を判断す
る判断基準値を高く設定するようにしたので、クランキ
ング中における吸気系、排気系からのガス燃料の漏洩
は、燃料供給系の損傷等に伴う異常なガス燃料の漏洩で
はないと見做すことができるので、クランキング中に燃
料供給が遮断され、以って機関が始動できなくなること
を防止することができる。
【0067】請求項8に記載の発明によれば、前記ガス
燃料供給系に備えられガス燃料の供給を遮断する燃料供
給遮断弁と、ガス燃料の漏洩を検出するガス洩れ検出手
段と、を備えてなる車両のガス燃料漏洩防止装置である
場合に、機関始動時において、クランキング開始から所
定期間は、前記ガス洩れ検出手段によりガス燃料の漏洩
が検出されても、ガス燃料の供給の遮断を行わせないよ
うにしたので、クランキング中における吸気系、排気系
からのガス燃料の漏洩によりガス燃料の供給の遮断さ
れ、機関が始動できなくなることを防止することができ
る。
燃料供給系に備えられガス燃料の供給を遮断する燃料供
給遮断弁と、ガス燃料の漏洩を検出するガス洩れ検出手
段と、を備えてなる車両のガス燃料漏洩防止装置である
場合に、機関始動時において、クランキング開始から所
定期間は、前記ガス洩れ検出手段によりガス燃料の漏洩
が検出されても、ガス燃料の供給の遮断を行わせないよ
うにしたので、クランキング中における吸気系、排気系
からのガス燃料の漏洩によりガス燃料の供給の遮断さ
れ、機関が始動できなくなることを防止することができ
る。
【0068】請求項9に記載の発明では、前記ガス燃料
供給系に備えられガス燃料の供給を遮断する燃料供給遮
断弁と、ガス燃料の漏洩を検出するガス洩れ検出手段
と、を備えてなる車両のガス燃料漏洩防止装置である場
合に、機関始動時において、クランキング開始から所定
期間は、前記ガス洩れ検出手段におけるガス燃料の漏洩
の有無を判断する判断基準値を高く設定するようにした
ので、クランキング中における吸気系、排気系からのガ
ス燃料の漏洩は、燃料供給系の損傷等に伴う異常なガス
燃料の漏洩ではないと見做すことができるので、クラン
キング中に燃料供給が遮断され、以って機関が始動でき
なくなることを防止することができる。
供給系に備えられガス燃料の供給を遮断する燃料供給遮
断弁と、ガス燃料の漏洩を検出するガス洩れ検出手段
と、を備えてなる車両のガス燃料漏洩防止装置である場
合に、機関始動時において、クランキング開始から所定
期間は、前記ガス洩れ検出手段におけるガス燃料の漏洩
の有無を判断する判断基準値を高く設定するようにした
ので、クランキング中における吸気系、排気系からのガ
ス燃料の漏洩は、燃料供給系の損傷等に伴う異常なガス
燃料の漏洩ではないと見做すことができるので、クラン
キング中に燃料供給が遮断され、以って機関が始動でき
なくなることを防止することができる。
【0069】請求項10に記載の発明によれば、燃料供給
遮断弁を、燃料タンクと前記減圧弁との間に設けるよう
にしたので、燃料タンクと前記減圧弁との間の燃料供給
系に、高圧なガス燃料が供給されることを確実に防止す
ることができる。請求項11に記載の発明よれば、ガス燃
料供給系上流側から下流側に複数のガス燃料供給遮断弁
を備える場合に、ガス燃料の供給遮断時に、複数の燃料
供給遮断弁のうち、ガス燃料供給上流側の燃料供給遮断
弁から順にガス燃料の供給を遮断していくようにしたの
で、燃料供給系の下流に向かうに従って系内に残留する
ガス燃料の圧力を低減させることができる。
遮断弁を、燃料タンクと前記減圧弁との間に設けるよう
にしたので、燃料タンクと前記減圧弁との間の燃料供給
系に、高圧なガス燃料が供給されることを確実に防止す
ることができる。請求項11に記載の発明よれば、ガス燃
料供給系上流側から下流側に複数のガス燃料供給遮断弁
を備える場合に、ガス燃料の供給遮断時に、複数の燃料
供給遮断弁のうち、ガス燃料供給上流側の燃料供給遮断
弁から順にガス燃料の供給を遮断していくようにしたの
で、燃料供給系の下流に向かうに従って系内に残留する
ガス燃料の圧力を低減させることができる。
【図1】請求項1に記載の発明にかかる構成を示すブロ
ック図
ック図
【図2】請求項2に記載の発明にかかる構成を示すブロ
ック図
ック図
【図3】第1の実施例の構成を示す全体構成図
【図4】同上実施例における車両を含めた燃料供給系の
レイアウト図。
レイアウト図。
【図5】同上実施例におけるコントロールユニットが行
う燃料遮断制御を説明するフローチャート
う燃料遮断制御を説明するフローチャート
【図6】第2の実施例にかかる回路構成図
【図7】第3の実施例にかかるエンジンルーム内のレイ
アウト図
アウト図
【図8】従来例におけるガス燃料漏洩防止装置を示す図
1 機関 2 吸気通路 11 燃料噴射弁 30 コントロールユニット 50 燃料タンク 51 燃料供給通路 52 燃料供給遮断弁 53 燃料供給遮断弁 54 減圧弁 60 加速度センサ 61 ガス洩れセンサ 62 ガス洩れセンサ 70 車両 80 燃料供給遮断弁の駆動回路の一部 103 セーフィングセンサ 104 エアバックシステム用コントロールユニット 107 トンネルセンサ 108 〜110 クラッシュゾーンセンサ 111 エアバックモジュール
Claims (11)
- 【請求項1】ガス燃料を供給するガス燃料供給系を備え
た機関を搭載した車両のガス燃料漏洩防止装置であっ
て、 前記ガス燃料供給系に備えられガス燃料の供給を遮断す
る燃料供給遮断弁と、 車両或いは機関の損傷を検出する損傷検出手段と、 前記損傷検出手段により車両或いは機関の損傷が検出さ
れたときに、前記燃料供給遮断弁を介してガス燃料の供
給を遮断する第1ガス燃料供給遮断手段と、 を備えたことを特徴とする車両のガス燃料漏洩防止装
置。 - 【請求項2】ガス燃料の漏洩を検出するガス洩れ検出手
段と、 前記ガス洩れ検出手段によりガス燃料の漏洩が検出され
たときに、前記燃料供給遮断弁を介してガス燃料の供給
を遮断する第2ガス燃料供給遮断手段と、 を含んで構成したことを特徴とする請求項1に記載の車
両のガス燃料漏洩防止装置。 - 【請求項3】前記損傷検出手段が、車両加速度の変化に
基づいて、車両或いは機関の損傷を検出する手段である
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両
のガス燃料漏洩防止装置。 - 【請求項4】前記損傷検出手段が、エアバック装置の作
動に基づいて、車両或いは機関の損傷を検出する手段で
あることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
車両のガス燃料漏洩防止装置。 - 【請求項5】前記燃料供給遮断弁を、通電停止されて閉
弁して、ガス燃料の供給を遮断する構成とし、 前記損傷検出手段を、燃料供給遮断弁の駆動回路の一部
が分断されたことに基づいて、車両或いは機関の損傷を
検出する構成とし、 前記第1ガス燃料供給遮断手段を、燃料供給遮断弁の駆
動回路の一部が分断され通電停止されることで、前記燃
料供給遮断弁を自動的に閉弁させ、ガス燃料の供給を遮
断させるように構成したことを特徴とする請求項1また
は請求項2に記載の車両のガス燃料漏洩防止装置。 - 【請求項6】機関始動時において、クランキング開始か
ら所定期間は、前記ガス洩れ検出手段によりガス燃料の
漏洩が検出されても、前記第2ガス燃料供給遮断手段に
よるガス燃料の供給の遮断を禁止させる始動時燃料供給
遮断禁止手段を備えたことを特徴とする請求項2〜請求
項5の何れか1つに記載の車両のガス燃料漏洩防止装
置。 - 【請求項7】機関始動時において、クランキング開始か
ら所定期間は、前記ガス洩れ検出手段におけるガス燃料
の漏洩の有無を判断する判断基準値を高く設定するガス
洩れ判断基準値設定変更手段を備えたことを特徴とする
請求項2〜請求項5の何れか1つに記載の車両のガス燃
料漏洩防止装置。 - 【請求項8】ガス燃料を供給するガス燃料供給系を備え
た機関を搭載した車両のガス燃料漏洩防止装置であっ
て、 前記ガス燃料供給系に備えられガス燃料の供給を遮断す
る燃料供給遮断弁と、 ガス燃料の漏洩を検出するガス洩れ検出手段と、 前記ガス洩れ検出手段によりガス燃料の漏洩が検出され
たときに、前記燃料供給遮断弁を介してガス燃料の供給
を遮断する第2ガス燃料供給遮断手段と、 機関始動時において、クランキング開始から所定期間
は、前記ガス洩れ検出手段によりガス燃料の漏洩が検出
されても、前記第2ガス燃料供給遮断手段によるガス燃
料の供給を遮断を禁止させる始動時燃料供給遮断禁止手
段と、 を備えたことを特徴とする車両のガス燃料漏洩防止装
置。 - 【請求項9】ガス燃料を供給するガス燃料供給系を備え
た機関を搭載した車両のガス燃料漏洩防止装置であっ
て、 前記ガス燃料供給系に備えられガス燃料の供給を遮断す
る燃料供給遮断弁と、 ガス燃料の漏洩を検出するガス洩れ検出手段と、 前記ガス洩れ検出手段によりガス燃料の漏洩が検出され
たときに、前記燃料供給遮断弁を介してガス燃料の供給
を遮断する第2ガス燃料供給遮断手段と、 機関始動時において、クランキング開始から所定期間
は、前記ガス洩れ検出手段におけるガス燃料の漏洩の有
無を判断する判断基準値を高く設定するガス洩れ判断基
準値設定変更手段と、 を備えたことを特徴とする車両のガス燃料漏洩防止装
置。 - 【請求項10】前記ガス燃料供給系が、燃料タンクから供
給される高圧ガス燃料を減圧調整する減圧弁を備える場
合に、 前記燃料供給遮断弁を、燃料タンクと前記減圧弁との間
に設けたことを特徴とする請求項1〜請求項9の何れか
1つに記載の車両のガス燃料漏洩防止装置。 - 【請求項11】ガス燃料供給系上流側から下流側に複数の
ガス燃料供給遮断弁が備えられ、 ガス燃料の供給遮断時に、前記複数の燃料供給遮断弁の
うち、ガス燃料供給上流側の燃料供給遮断弁から順にガ
ス燃料の供給を遮断していくようにしたことを特徴とす
る請求項1〜請求項10の何れか1つに記載の車両のガス
燃料漏洩防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6218875A JPH0882250A (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 車両のガス燃料漏洩防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6218875A JPH0882250A (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 車両のガス燃料漏洩防止装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0882250A true JPH0882250A (ja) | 1996-03-26 |
Family
ID=16726682
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6218875A Pending JPH0882250A (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 車両のガス燃料漏洩防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0882250A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6467466B1 (en) | 1999-07-30 | 2002-10-22 | Fujitsu Ten Limited | Gas leakage detection and fail-safe control method for gas-fueled internal combustion engine and apparatus for implementing the same |
| JP2005069454A (ja) * | 2003-08-28 | 2005-03-17 | Toyota Motor Corp | ガス供給装置 |
| JP2006242059A (ja) * | 2005-03-02 | 2006-09-14 | Toyota Motor Corp | 車両の燃料供給装置 |
| JP2009209764A (ja) * | 2008-03-04 | 2009-09-17 | Toyota Motor Corp | エンジンのガス漏れ検出装置 |
| JP2011236791A (ja) * | 2010-05-10 | 2011-11-24 | Bosch Corp | 電動サプライポンプ制御装置 |
| ITMI20110547A1 (it) * | 2011-04-04 | 2012-10-05 | Landi Renzo Spa | Metodo e dispositivo per la diagnostica di perdite di fluido gassoso in un circuito di alimentazione di combustibile di un veicolo a motore |
| JP2012255360A (ja) * | 2011-06-08 | 2012-12-27 | Mazda Motor Corp | 車両の制御装置 |
-
1994
- 1994-09-13 JP JP6218875A patent/JPH0882250A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6467466B1 (en) | 1999-07-30 | 2002-10-22 | Fujitsu Ten Limited | Gas leakage detection and fail-safe control method for gas-fueled internal combustion engine and apparatus for implementing the same |
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| US7913667B2 (en) | 2005-03-02 | 2011-03-29 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel supply apparatus for vehicle |
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| JP2012255360A (ja) * | 2011-06-08 | 2012-12-27 | Mazda Motor Corp | 車両の制御装置 |
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