JPH0882744A - 対物レンズ系 - Google Patents
対物レンズ系Info
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- JPH0882744A JPH0882744A JP6244612A JP24461294A JPH0882744A JP H0882744 A JPH0882744 A JP H0882744A JP 6244612 A JP6244612 A JP 6244612A JP 24461294 A JP24461294 A JP 24461294A JP H0882744 A JPH0882744 A JP H0882744A
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- lens
- cemented
- object side
- lens group
- refractive index
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 埋め込みレンズを用いることなく従来の加工
技術で十分安価に加工可能で、色収差が良く補正され、
且つ平坦性も良い液浸系アポクロマート級顕微鏡対物レ
ンズ系を提供すること。 【構成】 本発明では、物体側から順に、互いにほぼ平
行な2つの面からなる平行平面板L11と物体側に凹面
を向けた接合レンズとを有し、全体として負の屈折力を
有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レ
ンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と
を備え、 |(N1a・F)/r1|≦0.13 |(N1a・F)/r2|≦0.13 0.16<|r3/(N1b・F)|<0.2 2 < f3/F < 3. 5 の条件を満足する。
技術で十分安価に加工可能で、色収差が良く補正され、
且つ平坦性も良い液浸系アポクロマート級顕微鏡対物レ
ンズ系を提供すること。 【構成】 本発明では、物体側から順に、互いにほぼ平
行な2つの面からなる平行平面板L11と物体側に凹面
を向けた接合レンズとを有し、全体として負の屈折力を
有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レ
ンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と
を備え、 |(N1a・F)/r1|≦0.13 |(N1a・F)/r2|≦0.13 0.16<|r3/(N1b・F)|<0.2 2 < f3/F < 3. 5 の条件を満足する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は対物レンズ系に関し、特
に、液浸系プランアポクロマート級低倍率顕微鏡対物レ
ンズに関する。
に、液浸系プランアポクロマート級低倍率顕微鏡対物レ
ンズに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の液浸系アポクロマート級対物レン
ズとして、たとえば特開昭59−155822号公報に
開示の対物レンズが知られている。この公報に開示の対
物レンズでは、先玉(最も物体側のレンズ)に埋込みレ
ンズからなる接合レンズを用いている。そして、接合面
の曲率半径および2つのレンズの屈折率差を適宜設定す
ることによって、ペッツバール和を小さくして像面湾曲
を補正している。
ズとして、たとえば特開昭59−155822号公報に
開示の対物レンズが知られている。この公報に開示の対
物レンズでは、先玉(最も物体側のレンズ)に埋込みレ
ンズからなる接合レンズを用いている。そして、接合面
の曲率半径および2つのレンズの屈折率差を適宜設定す
ることによって、ペッツバール和を小さくして像面湾曲
を補正している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、先玉に埋
込みレンズからなる接合レンズを用いる従来の方法は、
設計上有用であり、最近用いられる例も多い。しかしな
がら、実際には、レンズ加工上難しい点がある。まず、
埋め込まれる側の凹面はかなり曲率の強い曲面となり、
埋込まれる側のレンズには屈折率が1.8程度の硝子が
選択される。しかしながら、屈折率が1.8程度の硝子
種では硬いものが多い。その結果、凹面加工が非常に難
しく、時間もかかりコストが高くなりがちであるという
不都合があった。
込みレンズからなる接合レンズを用いる従来の方法は、
設計上有用であり、最近用いられる例も多い。しかしな
がら、実際には、レンズ加工上難しい点がある。まず、
埋め込まれる側の凹面はかなり曲率の強い曲面となり、
埋込まれる側のレンズには屈折率が1.8程度の硝子が
選択される。しかしながら、屈折率が1.8程度の硝子
種では硬いものが多い。その結果、凹面加工が非常に難
しく、時間もかかりコストが高くなりがちであるという
不都合があった。
【0004】また、埋込みレンズの像側の凸面に関して
も曲率が強くほぼ半球状まで使うことが多い。このた
め、有効範囲まで精度良く研磨することが難しいという
不都合があった。本発明は、前述の課題に鑑みてなされ
たものであり、埋め込みレンズを用いることなく従来の
加工技術で十分安価に加工可能で、色収差が良く補正さ
れ、且つ平坦性も良い液浸系アポクロマート級顕微鏡対
物レンズ系を提供することを目的とする。
も曲率が強くほぼ半球状まで使うことが多い。このた
め、有効範囲まで精度良く研磨することが難しいという
不都合があった。本発明は、前述の課題に鑑みてなされ
たものであり、埋め込みレンズを用いることなく従来の
加工技術で十分安価に加工可能で、色収差が良く補正さ
れ、且つ平坦性も良い液浸系アポクロマート級顕微鏡対
物レンズ系を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明において、物体側から順に、互いにほぼ平行
な2つの面からなる平行平面板L11と物体側に凹面を
向けた接合レンズとを有し、全体として負の屈折力を有
する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レン
ズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3とを
備え、レンズ全系の合成焦点距離をFとし、前記第3レ
ンズ群G3の焦点距離をf3とし、前記平行平面板L1
1の物体側の面の曲率半径をr1とし、前記平行平面板
L11の像側の面の曲率半径をr2とし、前記接合レン
ズの物体側の凹面の曲率半径をr3とし、前記平行平面
板L11の屈折率をN1aとし、前記接合レンズの物体
側のレンズL12の屈折率をN1bとしたとき、 |(N1a・F)/r1|≦0.13 |(N1a・F)/r2|≦0.13 0.16<|r3/(N1b・F)|<0.2 2 < f3/F < 3. 5 の条件を満足することを特徴とする対物レンズ系を提供
する。
に、本発明において、物体側から順に、互いにほぼ平行
な2つの面からなる平行平面板L11と物体側に凹面を
向けた接合レンズとを有し、全体として負の屈折力を有
する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レン
ズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3とを
備え、レンズ全系の合成焦点距離をFとし、前記第3レ
ンズ群G3の焦点距離をf3とし、前記平行平面板L1
1の物体側の面の曲率半径をr1とし、前記平行平面板
L11の像側の面の曲率半径をr2とし、前記接合レン
ズの物体側の凹面の曲率半径をr3とし、前記平行平面
板L11の屈折率をN1aとし、前記接合レンズの物体
側のレンズL12の屈折率をN1bとしたとき、 |(N1a・F)/r1|≦0.13 |(N1a・F)/r2|≦0.13 0.16<|r3/(N1b・F)|<0.2 2 < f3/F < 3. 5 の条件を満足することを特徴とする対物レンズ系を提供
する。
【0006】本発明の好ましい態様によれば、前記第3
レンズ群G3は、物体側から順に、レンズL31とレン
ズL32との接合面を有する接合レンズを備え、レンズ
全系の合成焦点距離をFとし、前記レンズL31とレン
ズL32との接合面の曲率半径をr10とし、前記レン
ズL31の屈折率をN3aとし、前記レンズL32の屈
折率をN3bとしたとき、 0.01<|(N3b−N3a)・F/r10| |N3a−N3b| < 0. 3 の条件を満足する。
レンズ群G3は、物体側から順に、レンズL31とレン
ズL32との接合面を有する接合レンズを備え、レンズ
全系の合成焦点距離をFとし、前記レンズL31とレン
ズL32との接合面の曲率半径をr10とし、前記レン
ズL31の屈折率をN3aとし、前記レンズL32の屈
折率をN3bとしたとき、 0.01<|(N3b−N3a)・F/r10| |N3a−N3b| < 0. 3 の条件を満足する。
【0007】
【作用】上述のように、本発明の対物レンズ系は、物体
側から順に、互いにほぼ平行な2つの面からなる平行平
面板L11と物体側に凹面を向けた接合レンズとを有
し、全体として負の屈折力を有する第1レンズ群G1
と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折
力を有する第3レンズ群G3とを備えている。
側から順に、互いにほぼ平行な2つの面からなる平行平
面板L11と物体側に凹面を向けた接合レンズとを有
し、全体として負の屈折力を有する第1レンズ群G1
と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折
力を有する第3レンズ群G3とを備えている。
【0008】液浸系の顕微鏡用対物レンズでは、最も物
体側のレンズ面は、該レンズ面と液体との間に気泡が入
り難いように平面または物体側に僅かに凸でなければな
らない。そこで、本発明の対物レンズ系においては、上
述のように、最も物体側に、互いにほぼ平行な2つの面
からなる平行平面板を配置している。なお、本明細書に
おいて、平行平面板とは極めて緩やかな曲率を有するレ
ンズをも含む概念である。そして、本発明の対物レンズ
系では、第1レンズ群G1でペッツバール和を小さく
し、第2レンズ群G2では色収差を補正するとともに球
面収差を補正過剰気味にし、第3レンズ群G3は球面収
差および像面湾曲を補正している。
体側のレンズ面は、該レンズ面と液体との間に気泡が入
り難いように平面または物体側に僅かに凸でなければな
らない。そこで、本発明の対物レンズ系においては、上
述のように、最も物体側に、互いにほぼ平行な2つの面
からなる平行平面板を配置している。なお、本明細書に
おいて、平行平面板とは極めて緩やかな曲率を有するレ
ンズをも含む概念である。そして、本発明の対物レンズ
系では、第1レンズ群G1でペッツバール和を小さく
し、第2レンズ群G2では色収差を補正するとともに球
面収差を補正過剰気味にし、第3レンズ群G3は球面収
差および像面湾曲を補正している。
【0009】以下、本発明の条件式について説明する。
本発明の対物レンズ系は、以下の条件式(1)乃至
(4)を満足する。 |(N1a・F)/r1|≦0.13 (1) |(N1a・F)/r2|≦0.13 (2) 0.16<|r3/(N1b・F)|<0.2 (3) 2 < f3/F < 3. 5 (4)
本発明の対物レンズ系は、以下の条件式(1)乃至
(4)を満足する。 |(N1a・F)/r1|≦0.13 (1) |(N1a・F)/r2|≦0.13 (2) 0.16<|r3/(N1b・F)|<0.2 (3) 2 < f3/F < 3. 5 (4)
【0010】ここで、 F :レンズ全系の合成焦点距離 r1 :平行平面板L11の物体側の面の曲率半径 r2 :平行平面板L11の像側の面の曲率半径 r3 :接合レンズの物体側のレンズL12の物体側の
凹面の曲率半径 N1a:平行平面板L11のd線(λ=587.6n
m)に対する屈折率 N1b:レンズL12のd線(λ=587.6nm)に
対する屈折率 f3 :第3レンズ群G3の焦点距離
凹面の曲率半径 N1a:平行平面板L11のd線(λ=587.6n
m)に対する屈折率 N1b:レンズL12のd線(λ=587.6nm)に
対する屈折率 f3 :第3レンズ群G3の焦点距離
【0011】条件式(1)および(2)は、第1レンズ
群G1の平行平面板L11を極めて緩やかな曲率を有す
るレンズとしてみた場合、そのレンズ形状の適切な範囲
を規定するものである。条件式(1)および(2)にお
いて、その上限値を上回ると、ペッツバール和が大きく
なり、平坦性が悪くなるので不都合である。
群G1の平行平面板L11を極めて緩やかな曲率を有す
るレンズとしてみた場合、そのレンズ形状の適切な範囲
を規定するものである。条件式(1)および(2)にお
いて、その上限値を上回ると、ペッツバール和が大きく
なり、平坦性が悪くなるので不都合である。
【0012】条件式(3)は、第1レンズ群G1の接合
レンズの物体側の凹面形状について適切な範囲を規定す
るものである。条件式(3)の上限値を上回ると、ペッ
ツバール和が大きくなり過ぎて、像面湾曲が悪くなる。
また、レンズ全長(最も物体側の面から像面までの光軸
に沿った距離)も長くなる。逆に、条件式(3)の下限
値を下回ると、光束が拡がり過ぎてしまい、球面収差が
悪化し、軸上色収差が補正過剰になる。
レンズの物体側の凹面形状について適切な範囲を規定す
るものである。条件式(3)の上限値を上回ると、ペッ
ツバール和が大きくなり過ぎて、像面湾曲が悪くなる。
また、レンズ全長(最も物体側の面から像面までの光軸
に沿った距離)も長くなる。逆に、条件式(3)の下限
値を下回ると、光束が拡がり過ぎてしまい、球面収差が
悪化し、軸上色収差が補正過剰になる。
【0013】条件式(4)は、第3レンズ群G3の焦点
距離f3について適切な範囲を規定するものである。条
件式(4)の上限値を上回ると、レンズ全長が長くな
り、軸上色収差および球面収差が悪化する。逆に、条件
式(4)の下限値を下回ると、第2レンズ群からの光束
を曲げすぎて、第3レンズ群G3で補正しきれない量の
球面収差が発生するので、好ましくない。
距離f3について適切な範囲を規定するものである。条
件式(4)の上限値を上回ると、レンズ全長が長くな
り、軸上色収差および球面収差が悪化する。逆に、条件
式(4)の下限値を下回ると、第2レンズ群からの光束
を曲げすぎて、第3レンズ群G3で補正しきれない量の
球面収差が発生するので、好ましくない。
【0014】さらに良好な結像性能を得るために、本発
明の対物レンズ系では、上述の条件に加えて、第3レン
ズ群G3は、物体側から順に、レンズL31とレンズL
32との接合面を有する接合レンズを備え、以下の条件
式(5)および(6)を満足するのが望ましい。 0.01<|(N3b−N3a)・F/r10| (5) |N3a−N3b| < 0. 3 (6)
明の対物レンズ系では、上述の条件に加えて、第3レン
ズ群G3は、物体側から順に、レンズL31とレンズL
32との接合面を有する接合レンズを備え、以下の条件
式(5)および(6)を満足するのが望ましい。 0.01<|(N3b−N3a)・F/r10| (5) |N3a−N3b| < 0. 3 (6)
【0015】ここで、 r10:レンズL31とレンズL32との接合面の曲率
半径 N3a:レンズL31のd線(λ=587.6nm)に
対する屈折率 N3b:レンズL32のd線(λ=587.6nm)に
対する屈折率
半径 N3a:レンズL31のd線(λ=587.6nm)に
対する屈折率 N3b:レンズL32のd線(λ=587.6nm)に
対する屈折率
【0016】条件式(5)は、第3レンズ群G3レンズ
L31の屈折率とレンズL32の屈折率との差の大きさ
およびその接合面の曲率半径について適切な範囲を規定
している。条件式(5)の下限値を下回ると、色による
高次の球面収差が全く補正されず、像面も悪化するので
不都合である。条件式(6)は、第3レンズ群G3のレ
ンズL31の屈折率とレンズL32の屈折率との差の大
きさについて適切な範囲を規定している。条件式(6)
の上限値を上回っても、高次の球面色収差が全く補正さ
れず、像面も悪化する。
L31の屈折率とレンズL32の屈折率との差の大きさ
およびその接合面の曲率半径について適切な範囲を規定
している。条件式(5)の下限値を下回ると、色による
高次の球面収差が全く補正されず、像面も悪化するので
不都合である。条件式(6)は、第3レンズ群G3のレ
ンズL31の屈折率とレンズL32の屈折率との差の大
きさについて適切な範囲を規定している。条件式(6)
の上限値を上回っても、高次の球面色収差が全く補正さ
れず、像面も悪化する。
【0017】なお、第3レンズ群G3が、物体側から順
に、レンズL31とレンズL32との接合面を有する接
合レンズを備えることにより、後述の実施例に示すよう
に、水、オイルおよびグリセリンの3種の液体に対して
良好な結像性能で使用可能となる。さらに、第3レンズ
群G3は、レンズL32の像側にもう1つのレンズを備
え、合わせて2つの接合面を有するのが好ましい。
に、レンズL31とレンズL32との接合面を有する接
合レンズを備えることにより、後述の実施例に示すよう
に、水、オイルおよびグリセリンの3種の液体に対して
良好な結像性能で使用可能となる。さらに、第3レンズ
群G3は、レンズL32の像側にもう1つのレンズを備
え、合わせて2つの接合面を有するのが好ましい。
【0018】
【実施例】本発明の対物レンズ系は、各実施例におい
て、物体側から順に、互いにほぼ平行な2つの面からな
る平行平面板L11と物体側に凹面を向けた接合レンズ
とを有し、全体として負の屈折力を有する第1レンズ群
G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の
屈折力を有する第3レンズ群G3とを備えている。
て、物体側から順に、互いにほぼ平行な2つの面からな
る平行平面板L11と物体側に凹面を向けた接合レンズ
とを有し、全体として負の屈折力を有する第1レンズ群
G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の
屈折力を有する第3レンズ群G3とを備えている。
【0019】以下、本発明の各実施例を、添付図面に基
づいて説明する。 〔実施例1〕図1は、本発明の第1実施例にかかる対物
レンズ系のレンズ構成を示す図である。図示の対物レン
ズ系は、物体側より順に、平行平面板L11、および両
凹レンズL12と両凸レンズとの接合レンズからなる第
1レンズ群G1と、物体側に凸面を向けた負メニスカス
レンズと両凸レンズとの接合正レンズからなる第2レン
ズ群G2と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ
L31と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL3
2と両凸レンズとの接合正レンズからなる第3レンズ群
G3とから構成されている。
づいて説明する。 〔実施例1〕図1は、本発明の第1実施例にかかる対物
レンズ系のレンズ構成を示す図である。図示の対物レン
ズ系は、物体側より順に、平行平面板L11、および両
凹レンズL12と両凸レンズとの接合レンズからなる第
1レンズ群G1と、物体側に凸面を向けた負メニスカス
レンズと両凸レンズとの接合正レンズからなる第2レン
ズ群G2と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ
L31と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL3
2と両凸レンズとの接合正レンズからなる第3レンズ群
G3とから構成されている。
【0020】次の表(1)に、本発明の実施例1の諸元
の値を掲げる。表(1)において、fは焦点距離を、
N.A.は開口数を、Bは倍率を、W.D.は作動距離
をそれぞれ表す。さらに、左端の数字は物体側からの各
レンズ面の順序を、rは各レンズ面の曲率半径を、dは
各レンズ面間隔を、nおよびνはそれぞれd線(λ=5
87.6nm)に対する屈折率およびアッベ数を示して
いる。
の値を掲げる。表(1)において、fは焦点距離を、
N.A.は開口数を、Bは倍率を、W.D.は作動距離
をそれぞれ表す。さらに、左端の数字は物体側からの各
レンズ面の順序を、rは各レンズ面の曲率半径を、dは
各レンズ面間隔を、nおよびνはそれぞれd線(λ=5
87.6nm)に対する屈折率およびアッベ数を示して
いる。
【0021】
【表1】 f = 1.0mm, N.A.= 0.4, B = -10.0, W.D.= 0.02 (条件対応値) (1) |(N1a・F)/r1| =0 (2) |(N1a・F)/r2| =0 (3) |r3/(N1b・F)| =0.195 (4) f3/F =2.879 (5) |(N3b−N3a)・F/r10|=0.049 (6) |N3a−N3b| =0.028
【0022】図2乃至図4は実施例1の諸収差図であっ
て、それぞれオイル使用(屈折率n=1.5153
6)、グリセリン使用(屈折率n=1.47300)、
および水使用(屈折率n=1.33306)における諸
収差図である。各収差図において、FNはFナンバー
を、Yは像高を、Hは入射高の高さを、Dはd線(λ=
587.6nm)を、Gはg線(λ=435.8nm)
を、CはC線(λ=656.3nm)を、FはF線(λ
=486.1nm)をそれぞれ示している。
て、それぞれオイル使用(屈折率n=1.5153
6)、グリセリン使用(屈折率n=1.47300)、
および水使用(屈折率n=1.33306)における諸
収差図である。各収差図において、FNはFナンバー
を、Yは像高を、Hは入射高の高さを、Dはd線(λ=
587.6nm)を、Gはg線(λ=435.8nm)
を、CはC線(λ=656.3nm)を、FはF線(λ
=486.1nm)をそれぞれ示している。
【0023】非点収差を示す収差図において実線はサジ
タル像面を示し、破線はメリディオナル像面を示してい
る。各収差図から明らかなように、本実施例では、オイ
ル、グリセリン、水などの屈折率が約1.6〜1.3の
範囲の液体に対して諸収差が良好に補正されていること
がわかる。
タル像面を示し、破線はメリディオナル像面を示してい
る。各収差図から明らかなように、本実施例では、オイ
ル、グリセリン、水などの屈折率が約1.6〜1.3の
範囲の液体に対して諸収差が良好に補正されていること
がわかる。
【0024】〔実施例2〕図5は、本発明の第2実施例
にかかる対物レンズ系のレンズ構成を示す図である。図
示の対物レンズ系は、物体側より順に、平行平面板L1
1および両凹レンズL12と両凸レンズとの接合レンズ
からなる第1レンズ群G1と、物体側に凸面を向けた負
メニスカスレンズと両凸レンズとの接合正レンズからな
る第2レンズ群G2と、物体側に凸面を向けた負メニス
カスレンズL31と物体側に凸面を向けた負メニスカス
レンズL32との接合負レンズ、および両凸レンズから
なる第3レンズ群G3とから構成されている。
にかかる対物レンズ系のレンズ構成を示す図である。図
示の対物レンズ系は、物体側より順に、平行平面板L1
1および両凹レンズL12と両凸レンズとの接合レンズ
からなる第1レンズ群G1と、物体側に凸面を向けた負
メニスカスレンズと両凸レンズとの接合正レンズからな
る第2レンズ群G2と、物体側に凸面を向けた負メニス
カスレンズL31と物体側に凸面を向けた負メニスカス
レンズL32との接合負レンズ、および両凸レンズから
なる第3レンズ群G3とから構成されている。
【0025】次の表(2)に、本発明の実施例2の諸元
の値を掲げる。表(2)において、fは焦点距離を、
N.A.は開口数を、Bは倍率を、W.D.は作動距離
をそれぞれ表す。さらに、左端の数字は物体側からの各
レンズ面の順序を、rは各レンズ面の曲率半径を、dは
各レンズ面間隔を、nおよびνはそれぞれd線(λ=5
87.6nm)に対する屈折率およびアッベ数を示して
いる。
の値を掲げる。表(2)において、fは焦点距離を、
N.A.は開口数を、Bは倍率を、W.D.は作動距離
をそれぞれ表す。さらに、左端の数字は物体側からの各
レンズ面の順序を、rは各レンズ面の曲率半径を、dは
各レンズ面間隔を、nおよびνはそれぞれd線(λ=5
87.6nm)に対する屈折率およびアッベ数を示して
いる。
【0026】
【表2】 f = 1.0mm, N.A.= 0.4, B = -10.0, W.D = 0.02 (条件対応値) (1) |(N1a・F)/r1| =0 (2) |(N1a・F)/r2| =0 (3) |r3/(N1b・F)| =0.178 (4) f3/F =3.164 (5) |(N3b−N3a)・F/r10|=0.023 (6) |N3a−N3b| =0.030
【0027】図6乃至図8は実施例2の諸収差図であっ
て、それぞれオイル使用(屈折率n=1.5153
6)、グリセリン使用(屈折率n=1.47300)、
および水使用(屈折率n=1.33306)における諸
収差図である。各収差図において、FNはFナンバー
を、Yは像高を、Hは入射高の高さを、Dはd線(λ=
587.6nm)を、Gはg線(λ=435.8nm)
を、CはC線(λ=656.3nm)を、FはF線(λ
=486.1nm)をそれぞれ示している。
て、それぞれオイル使用(屈折率n=1.5153
6)、グリセリン使用(屈折率n=1.47300)、
および水使用(屈折率n=1.33306)における諸
収差図である。各収差図において、FNはFナンバー
を、Yは像高を、Hは入射高の高さを、Dはd線(λ=
587.6nm)を、Gはg線(λ=435.8nm)
を、CはC線(λ=656.3nm)を、FはF線(λ
=486.1nm)をそれぞれ示している。
【0028】非点収差を示す収差図において実線はサジ
タル像面を示し、破線はメリディオナル像面を示してい
る。各収差図から明らかなように、本実施例では、オイ
ル、グリセリン、水などの屈折率が約1.6〜1.3の
範囲の液体に対して諸収差が良好に補正されていること
がわかる。
タル像面を示し、破線はメリディオナル像面を示してい
る。各収差図から明らかなように、本実施例では、オイ
ル、グリセリン、水などの屈折率が約1.6〜1.3の
範囲の液体に対して諸収差が良好に補正されていること
がわかる。
【0029】なお、上述の実施例1において、第3レン
ズ群G3の2つの接合面のうち物体側の接合面に位相膜
を設けることによって、蛍光用対物レンズとしての使用
が可能となる。
ズ群G3の2つの接合面のうち物体側の接合面に位相膜
を設けることによって、蛍光用対物レンズとしての使用
が可能となる。
【0030】
【効果】以上説明したように、本発明によれば、埋込み
レンズを使用することなく、水浸、油浸兼用液浸系顕微
鏡対物レンズの平坦性を良くすることができるととも
に、従来の加工技術で安価に製造することが可能であ
り、大幅なコストダウンと品質の安定性を期待すること
ができる。こうして、本発明により、倍率が10倍程度
で、開口数(NA)が0. 4程度で、色収差が良く補正
された、平坦性も良い、優れた結像性能を維持する液浸
系プランアポクロマート級顕微鏡対物レンズを実現する
ことができる。
レンズを使用することなく、水浸、油浸兼用液浸系顕微
鏡対物レンズの平坦性を良くすることができるととも
に、従来の加工技術で安価に製造することが可能であ
り、大幅なコストダウンと品質の安定性を期待すること
ができる。こうして、本発明により、倍率が10倍程度
で、開口数(NA)が0. 4程度で、色収差が良く補正
された、平坦性も良い、優れた結像性能を維持する液浸
系プランアポクロマート級顕微鏡対物レンズを実現する
ことができる。
【図1】本発明の第1実施例にかかる対物レンズ系のレ
ンズ構成を示す図である。
ンズ構成を示す図である。
【図2】実施例1のオイル使用における諸収差図であ
る。
る。
【図3】実施例1のグリセリン使用における諸収差図で
ある。
ある。
【図4】実施例1の水使用における諸収差図である。
【図5】本発明の第2実施例にかかる対物レンズ系のレ
ンズ構成を示す図である。
ンズ構成を示す図である。
【図6】実施例2のオイル使用における諸収差図であ
る。
る。
【図7】実施例2のグリセリン使用における諸収差図で
ある。
ある。
【図8】実施例2の水使用における諸収差図である。
G1 第1レンズ群 G2 第2レンズ群 G3 第3レンズ群
Claims (3)
- 【請求項1】 物体側から順に、互いにほぼ平行な2つ
の面からなる平行平面板L11と物体側に凹面を向けた
接合レンズとを有し、全体として負の屈折力を有する第
1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G
2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3とを備え、 レンズ全系の合成焦点距離をFとし、前記第3レンズ群
G3の焦点距離をf3とし、前記平行平面板L11の物
体側の面の曲率半径をr1とし、前記平行平面板L11
の像側の面の曲率半径をr2とし、前記接合レンズの物
体側の凹面の曲率半径をr3とし、前記平行平面板L1
1の屈折率をN1aとし、前記接合レンズの物体側のレ
ンズL12の屈折率をN1bとしたとき、 |(N1a・F)/r1|≦0.13 |(N1a・F)/r2|≦0.13 0.16<|r3/(N1b・F)|<0.2 2 < f3/F < 3. 5 の条件を満足することを特徴とする対物レンズ系。 - 【請求項2】 前記第3レンズ群G3は、物体側から順
に、レンズL31とレンズL32との接合面を有する接
合レンズを備え、 レンズ全系の合成焦点距離をFとし、前記レンズL31
とレンズL32との接合面の曲率半径をr10とし、前
記レンズL31の屈折率をN3aとし、前記レンズL3
2の屈折率をN3bとしたとき、 0.01<|(N3b−N3a)・F/r10| |N3a−N3b| < 0. 3 の条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の対
物レンズ系。 - 【請求項3】 前記第3レンズ群G3の前記接合レンズ
は、2つの接合面を有することを特徴とする請求項2に
記載の対物レンズ系。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6244612A JPH0882744A (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 対物レンズ系 |
| US08/712,985 US5708531A (en) | 1994-09-13 | 1996-09-10 | Objective lens system |
| US08/935,446 US5889617A (en) | 1994-09-13 | 1997-09-23 | Objective lens systems |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6244612A JPH0882744A (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 対物レンズ系 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0882744A true JPH0882744A (ja) | 1996-03-26 |
Family
ID=17121331
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6244612A Pending JPH0882744A (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 対物レンズ系 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0882744A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5886827A (en) * | 1997-11-14 | 1999-03-23 | Nikon Corporation | Microscope objective lens with separated lens groups |
| JP2005164652A (ja) * | 2003-11-28 | 2005-06-23 | Nikon Corp | 対物レンズ |
-
1994
- 1994-09-13 JP JP6244612A patent/JPH0882744A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5886827A (en) * | 1997-11-14 | 1999-03-23 | Nikon Corporation | Microscope objective lens with separated lens groups |
| JP2005164652A (ja) * | 2003-11-28 | 2005-06-23 | Nikon Corp | 対物レンズ |
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