JPH0883038A - 消音装置 - Google Patents
消音装置Info
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- JPH0883038A JPH0883038A JP6218388A JP21838894A JPH0883038A JP H0883038 A JPH0883038 A JP H0883038A JP 6218388 A JP6218388 A JP 6218388A JP 21838894 A JP21838894 A JP 21838894A JP H0883038 A JPH0883038 A JP H0883038A
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Abstract
空間に対して遮断する消音装置を提供する。 【構成】 基板消音室8内を流通穴12を有する仕切板
11により仕切って、ヘルムホルツ共鳴器を構成する閉
空間からなる消音室14と空気流通路15とを作成する
ことによって、機器から発せられた騒音を消音室14の
ヘルムホルツ共鳴周波数により共振させその消音室14
内に騒音を閉じ込めると共に、空気流通路15を通じて
音波が除去された空気を外部空間にスムーズに排出させ
るようにした。
Description
る消音装置に関する。
関する環境)において、複写機などのオフィス内で使用
されるOA機器が発生する稼動音や送風音等は、騒音と
なる。このような騒音を機器外部へ漏れなくするための
手段として、共鳴型消音器、特にヘルムホルツ共鳴器が
知られている。ここで、そのヘルムホルツ共鳴器の動作
原理について説明する。ヘルムホルツ共鳴器1は、図1
4(a)に示すように、体積Vの空洞2に、長さTb、
断面積Sbの短管3が結合されることにより構成されて
おり、この短管3の開口部は他の空間(例えば、騒音の
発生源となるOA機器)に接続される。今、外部空間よ
り短管3の入口に音圧が作用したとすると、短管3内の
媒質(空気)が一体運動をし、空洞2内の媒質に圧力変
動を生じる。このような現象は、短管3内の媒質を質
点、空洞2内の空気の体積変化による圧力変化をバネと
仮定すると、力学系の質点−バネモデルと等価となり、
ある周波数(以下、ヘルムホルツ共鳴周波数と呼ぶ)で
共振(共鳴)が生じる。このヘルムホルツ共鳴周波数に
おいて空洞2内部への音響エネルギーが閉じ込められ、
外部空間にとっては消音状態となる。この場合、ヘルム
ホルツ共鳴周波数fr は、(1)式で示される。
ホルツ共鳴器1が断面積Sの管4に接続されている場
合、消音効果ATTは、(2)式で示される。
ものである。ここで、(3)式のようにおく。
ら、同一のヘルムホルツ共鳴周波数fr に対して消音効
果を有するヘルムホルツ共鳴器1は、αの値が大きくな
ればなるほど消音効果が大きくなることがわかる。
を用いて消音を行う公知例としては、プリンタの用紙を
出入れする送り通路内にヘルムホルツ共鳴器を設けて消
音効果を高めているもの(特開昭63−239076号
公報参照)や、レーザプリンタ装置の現像器ユニットに
隣接して設けられたギヤ部を防音用カバーにより被包
し、この防音用カバーの一端にヘルムホルツ共鳴器を接
続して消音効果を高めているもの(特開平4−469号
公報参照)などがある。
した騒音を機外になるべく漏れなくするためには、OA
機器の全体を外装部品等で囲ってしまうことが望まし
い。しかし、複写機等においては、用紙を外部に排紙す
るための開口部や、機器内部の温度上昇を避けるための
冷却風を出入れする開口部が必要不可欠である。この場
合、排紙用の開口部や送風用の開口部が備えられた機器
全体を単純に囲むことによる静音化には自ずと限界があ
る。
出入れする送り通路内にヘルムホルツ共鳴器を配置する
ことは紙詰まり等の原因になるおそれがあり、また、騒
音源となるギヤ部を防音用カバーにより被包することは
機器内部の温度上昇の原因にもなりかねない。
騒音の発生源となる機器から排出される空気が流入する
流入口とこの流入口から流入した前記空気を外部に排出
する排出口とを有し前記空気の流通する一定空間が形成
された基本消音室と、この基本消音室の空間を仕切る流
通穴を有する仕切板と、この仕切板により仕切られて形
成されヘルムホルツ共鳴周波数により前記騒音を消音さ
せる閉空間の消音室と、この消音室を仕切る前記仕切板
に沿って形成され前記流入した空気を前記排出口に導く
空気流通路とから消音装置を構成した。
明において、流通穴を有する仕切板を少なくとも2つ設
け、これら仕切板により基本消音室内の空間を仕切り空
気流通路を挾む両側の対面する位置に複数個の消音室を
形成した。
載の発明において、消音室の閉空間の体積を変えるよう
に仕切板を移動自在に設け、この仕切板の流通穴の断面
積を変えるように前記流通穴を可変自在に形成した。
明において、機器の待機又は稼動の動作状態を検出する
モード検出装置と、この動作状態に対して仕切板の移動
量を制御する仕切板移動制御装置と、この制御される仕
切板を移動させる仕切板移動装置とを設けた。
載の発明において、機器の騒音量を検出する騒音量検出
装置と、この騒音量に応じて仕切板の移動量を制御する
仕切板移動制御装置と、この制御される仕切板を移動さ
せる仕切板移動装置とを設けた。
載の発明において、基本消音室の流入口から排出口まで
の空気流通路の長さをL、音速をc、自然数をnとした
とき、基本消音室の長さLと、消音室での複数のヘルム
ホルツ共鳴周波数fr とを、 L≠c÷(4×fr )×(2×n−1) の関係に設定した。
5記載の発明において、基本消音室の空気流通路を形成
する流通壁を、流入口と排出口との間の空気流通方向に
沿って移動自在に設けた。
明において、空気流通路に形成される流通壁の空気流通
方向への移動量を制御する流通壁移動制御装置と、この
制御される流通壁を移動させる流通壁移動装置とを設け
た。
8記載の発明において、仕切板の流通穴の断面積と消音
室の閉空間の体積とを所定の比となるように仕切板を移
動制御する第一移動制御手段と、前記流通穴の断面積と
前記閉空間の体積との比を一定に保ちつつそれら両変数
が大きな値になるように前記仕切板を移動制御する第二
移動制御手段とを設けた。
3,4,5,6,7,8又は9記載の発明において、基
本消音室の空気流通路内に吸音材を設けた。
られた騒音に対応する音波を含む空気は、流入口を通じ
て基本消音室内に導かれ、音波が仕切板により仕切られ
たヘルムホルツ共鳴器を構成する流通穴を通って消音室
内に導かれ、この消音室内でその音波の音響エネルギー
が閉じ込められて消音され、このようにして消音された
空気は空気流通路から排出口を通じて外部空間に排出さ
れる。
気流通路の両側に位置する複数の消音室内で消音され、
空気は空気流通路に沿ってスムーズに進行していき、こ
れにより空気の流れを損なうことなしに消音効果が高め
られる。
移動させることにより消音室内の体積が変えられ、ま
た、流通穴を可変させることにより、その穴の径すなわ
ち断面積が変えられる。
出装置により待機状態を検出した場合には、複数の消音
室で作られる周波数を全て揃えるように仕切板を移動さ
せてファン騒音等を低減させ、また、稼動状態を検出し
た場合には、複数の消音室で作られる周波数を互いに異
ならせるように仕切板を移動させてファン騒音以外の各
種の騒音を低減させる。
出装置により検出された騒音量に応じて仕切板を移動さ
せることによって、複数の消音室で作られる周波数を任
意に変え、騒音周波数の変動に対しても騒音を低減させ
る。
おける複数のヘルムホルツ共鳴周波数fr に対する基本
消音室の長さLを変化させることによって、消音室での
複数のヘルムホルツ共鳴周波数fr と、長さLの基本消
音室の空間で作られる落ち込み周波数とを異ならせるこ
とができる。
路の流通壁を空気流通方向に移動させることによって、
基本消音室を占める空間の体積を変え、その基本消音室
で作られる落ち込み周波数を任意に変えられる。
流通壁移動制御装置及び流通壁移動装置を用いて移動制
御させることによって、基本消音室で作られる落ち込み
周波数を、消音室のヘルムホルツ共鳴周波数に一致させ
ないような値に変えられる。
断面積と消音室の閉空間の体積とを所定の比になるよう
に仕切板を移動させてヘルムホルツ共鳴周波数を決定
し、次に、そのヘルムホルツ共鳴周波数を一定値に保っ
た状態でそれら断面積と体積との両変数が大きな値にな
るように仕切板を移動させる。
通路を伝搬する騒音は吸音材に吸収される。
いて説明する(請求項1記載の発明に対応する)。図2
に示すように、機器としてのOA機器5(例えば複写
機)の外装カバー5aには、その機器内部を冷却するた
めの通風口6が設けられており、この通風口6には内部
空気を排気するためのファン7が取付けられている。こ
の場合、ファン7による送風音や、機器内部での稼動音
等が騒音の発生源となる。そして、外装カバー5aには
その通風口6を覆った形で、長さL、幅W、厚さTの一
定空間が形成された基本消音室8が取付けられている。
この基本消音室8には、通風口6に対向する位置に流入
口9が形成され、空気を外部に排出する下方に排出口1
0が形成されている。
音装置の外観構成を示すものである。この基本消音室8
内には、厚さTbを有する仕切板11がL方向に沿って
配設されている。この仕切板11には、断面積Sbの流
通穴12が形成されている。また、基本消音室8内に
は、前記仕切板11に直交するT方向に沿って仕切板1
3が設けられている。前記仕切板11と前記仕切板13
とによって内空間を仕切ることによって、例えば前記流
入口9と反対側に体積Vの閉空間からなる消音室14が
形成される。この消音室14は、騒音を低減させるヘル
ムホルツ共鳴器を構成している。
8内を仕切ることによって、その仕切板11と基本消音
室8のL方向に沿った内壁との間の空間は、空気流通路
15とされている。この空気流通路15の下方が前記排
出口10とされ、空気を外部に排出する。
ファン7から排気された空気は、流入口9を通じて基本
消音室8の空気流通路15に流入する。そして、音響エ
ネルギーは、流通穴12を通じてヘルムホルツ共鳴器を
構成する消音室14内に導かれる。このとき、流通穴1
2の断面積Sbと、仕切板11の厚さTbと、体積Vと
を適宜調節することにより、前記(1)式で示されるヘ
ルムホルツ共鳴周波数fr を作ることができ、このヘル
ムホルツ共鳴周波数fr によって共鳴現象を生じさせ、
音響エネルギーを閉じ込めることができる。これによ
り、消音室14外の空間では消音された状態となり、そ
の後、空気は空気流通路15から下方の排出口10を通
じて外部空間に排出されることによって、その外部空間
ではOA機器5の騒音が低減された状態となる。従っ
て、このようにヘルムホルツ共鳴器を構成する閉空間の
消音室14において音波を消音させながら、空気を空気
流通路15を通じて外部に排気するようにしたので、十
分な消音効果を得ることができる。また、これにより、
空気の流れを損なうことがないため、機器内部の温度上
昇や紙詰まり等をなくすことができる。
4に基づいて説明する(請求項2記載の発明に対応す
る)。なお、第一の実施例と同一部分についての説明は
省略し、その同一部分については同一符号を用いる。
流通穴12を有する2枚の仕切板11がL方向に沿って
平行に配設されている。これら仕切板11と仕切板13
とにより空間を仕切ることによって、空気流通路15を
挾む両側の対面する位置には2個の消音室14が形成さ
れる。
すように、OA機器5から送られた空気は流入口9を通
じて基本消音室8内に導かれ、音響エネルギーは空気流
通路15の両側に設けられた消音室14に閉じ込められ
る。このとき、両側に設けられる2枚の仕切板11の厚
さTb、消音室14の体積Vを任意に選択することによ
って、ヘルムホルツ共鳴周波数fr を任意に変えること
ができる。この場合、両側の消音室14を同一寸法にす
ることにより、同一の共鳴周波数における消音効果の増
大を図ることができ、さらに両側の消音室14を異なる
寸法にすることにより、2つの共鳴周波数に対する消音
効果が得られる。その後、このようにして消音された空
気は空気流通路15を進んでいき排出口10から排出さ
れる。空気流通路15の両側に複数個の消音室14が配
置されているため、空気の流れを乱すことなく消音効果
を高めることができる。
数の流通穴12を形成し、仕切板13によって仕切るこ
とによって基本消音室8内に多数個の消音室14を設け
るようにしてもよい。このように消音室14の数を増や
すことによって、異なる共鳴周波数をより多く設定する
ことができ、消音効果の増大を一段と図ることができ
る。
いて説明する(請求項3記載の発明に対応する)。な
お、前記各実施例と同一部分についての説明は省略し、
その同一部分については同一符号を用いる。
積Sbを変えるために、その流通穴12に直交する方向
に移動可能な調整仕切板16が設けられている。また、
仕切板13は、空気流通方向(L方向)に移動自在とさ
れている。
と仕切板13とを移動させることにより、流通穴12の
断面積Sbと消音室14内の体積Vとを可変させること
ができる。このことは、(1)式で示すヘルムホルツ共
鳴周波数fr の変数のうち2変数の値が変えられること
と同等である。これにより、装置全体の構造を変えるこ
となく、騒音を低減させるための共振周波数を任意に幅
広く設定することができる。
に基づいて説明する(請求項4記載の発明に対応す
る)。なお、前記各実施例と同一部分についての説明は
省略し、その同一部分については同一符号を用いる。
仕切板移動制御装置18と、仕切板移動装置19とが備
えられている。この場合、モード検出装置17は、OA
機器5の待機、稼動の動作状態を検出する。また、仕切
板移動制御装置18は、待機、稼動の動作状態に応じて
仕切板13(図5参照)の移動量を制御する。また、仕
切板移動装置19は、仕切板13をL方向に実際に移動
させる。
がON状態にあっても、稼動していない待機時の騒音
は、ファン騒音が主になることが多い。図7は、ファン
7の基本周波数が500Hz付近にあるときの待機時に
おける1/3オクターブバンドの騒音分析例を示す。こ
の場合、ファン騒音の周波数分析では、ファン7の<1
秒当たりの回転数×羽数>で決まる基本周波数成分と、
これの整数倍の高調波成分とにピークをもっており、こ
の例では特に、500Hzや、2倍の1KHzのバンド
でのピークが大きいことがわかる。また、図8は、稼動
時の騒音分析例を示す。この稼動には、ファン騒音以外
に広範囲に渡ってさまざまな周波数成分が含まれている
ことがわかる。従って、このようなことから、待機時と
稼動時との騒音をそれぞれ効果的に低減させるために
は、待機時にはファン騒音に対応する周波数成分を低減
させ、稼動時には多種の周波数成分を低減させることが
望ましい。
機器5の待機又は稼動のモードが判定できる信号を取り
出すようにする。そして、待機時のモードを検出したと
きには、ファン騒音を下げるように、ヘルムホルツ共鳴
器を構成する全ての消音室14の共鳴周波数をファン騒
音の周波数に一致させるように仕切板13を移動させ
る。また、稼動時のモードを検出したときには、多種の
周波数に対応できるように、各消音室14の共鳴周波数
が異なるように仕切板13を移動させる。この場合、仕
切板13の移動量は仕切板移動制御装置18により制御
され、仕切板移動装置19により仕切板13の所定方向
への実際の移動が行われる。従って、このように仕切板
13をモード状態に応じて移動制御するようにしたの
で、待機中のファン騒音及び稼動中の幅広い周波数に対
して集中的に騒音を低減させることができ、騒音を一段
と効果的に低減させることができる。
いて説明する(請求項5記載の発明に対応する)。な
お、前記各実施例と同一部分についての説明は省略し、
その同一部分については同一符号を用いる。
仕切板移動制御装置21と、仕切板移動装置22とが備
えられている。この場合、騒音量検出装置20は、OA
機器5の騒音量を検出する。仕切板移動制御装置21
は、その騒音量に応じて仕切板13(図5参照)の移動
量を制御する。仕切板移動装置22は、仕切板13を実
際にL方向に沿って移動させる。
機械による騒音は、経時変化や負荷変動により周波数成
分が変化する。そこで、その周波数成分が変化する騒音
量を騒音量検出装置20により検出し、騒音量が小さく
なるように仕切板移動制御装置21及び仕切板移動装置
22を用いて仕切板13を移動させる。すなわち、変化
する周波数成分に消音室14の共鳴周波数が一致するよ
うに仕切板13を移動させる。これにより、OA機器5
の経時変化などによる騒音周波数の変動に対しても有効
に騒音の低減を図ることができる。
づいて説明する(請求項6記載の発明に対応する)。な
お、前記各実施例と同一部分についての説明は省略し、
その同一部分については同一符号を用いる。
と、消音室14での複数のヘルムホルツ共鳴周波数fr
とは、 L≠c÷(4fr )×(2n−1) …(4) c:音速、n:自然数 の関係に設定されている。
は、基本消音室8の長さLの変化すなわち周波数の変化
に対する基本消音室8の騒音低減効果(消音効果)の変
化の様子を示す。このとき、騒音低減効果の落ち込み周
波数fnは、 fn≒c÷(4L)×(2n−1) …(5) として示される。この落ち込み周波数fnのときには、
基本消音室8で共鳴が起こり、騒音が増大して騒音低減
効果が悪くなっている。この図10(a)は、その落ち
込み周波数fnと、消音室14でのヘルムホルツ共鳴周
波数frとを同一周波数に設定した場合の例であり、こ
れにより、消音装置全体の消音効果は両周波数を加算し
て表されるため、騒音が低減されない。
波数fr と、基本消音室8の落ち込み周波数fnとが一
致しないように、基本消音室8の長さLを変える。図1
0(b)は、消音室14のヘルムホルツ共鳴周波数fr
=500Hzのとき、fr とfnとが一致しない条件、
(4)式を参考にして例えば、 L=c÷(4fr )×(2n) …(6) c=345m/sec に設定することによって、長さL=345mmを得るこ
とができ、この長さLとなるように基本消音室8の形状
を作成する。これにより、両周波数(fr ,fn)を加
算しても消音装置全体の消音効果は損なわれず、騒音を
効果的に低減させることができる。
づいて説明する(請求項7記載の発明に対応する)。な
お、前記各実施例と同一部分についての説明は省略し、
その同一部分については同一符号を用いる。
流通壁23は、流入口9と排出口10との間の空気流通
方向(L方向)に沿って移動自在に設けられている。
方向に移動させることにより、基本消音室8の長さLす
なわち体積を変えることができ、(5)式の落ち込み周
波数fnを任意に設定することができる。これにより、
消音室14でのヘルムホルツ共鳴周波数fr が変動して
も基本消音室8の落ち込み周波数fnを自由に変えられ
るため、ヘルムホルツ共鳴周波数fnと落ち込み周波数
fnとの一致を避けることができる。従って、消音室1
4内での消音効果が基本消音室8の消音効果によって打
ち消されるようなことがなくなり、騒音を一段と効果的
に低減させることができる。
づいて説明する(請求項8記載の発明に対応する)。な
お、前記各実施例と同一部分についての説明は省略し、
その同一部分については同一符号を用いる。
11参照)の空気流通方向(L方向)への移動量を制御
する流通壁(W−T壁)移動制御装置24が設けられて
いる。この流通壁移動制御装置24には、流通壁23を
実際にL方向へ移動させる流通壁(W−T壁)移動装置
25が接続されている。ここでは、流通壁移動制御装置
24は、待機・稼動の状態や、騒音量に対応して仕切板
13の移動量を制御する仕切板移動制御装置18,21
(図6、図9参照)に付設されている。
ヘルムホルツ共鳴周波数fr が変動した場合には、基本
消音室8の落ち込み周波数fnがそのヘルムホルツ共鳴
周波数fr に一致しないように、流通壁移動制御装置2
4及び流通壁移動装置25を用いて流通壁23をL方向
に自動的に移動させる。これにより、ヘルムホルツ共鳴
周波数fr の急激な変動に対しても、即座に対応して騒
音の急激的な増加をなくすことができる。
する(請求項9記載の発明に対応する)。なお、前記各
実施例と同一部分についての説明は省略し、その同一部
分については同一符号を用いる。
と消音室14の体積Vとを所定の比となるように仕切板
13を移動制御する第一移動制御手段と、流通穴12の
断面積Sbと消音室14の体積Vとの比を一定に保ちつ
つそれら両変数が大きな値になるように仕切板13を移
動制御する第二移動制御手段とが設けられている(図示
せず)。
動制御手段による仕切板13の移動制御について述べ
る。まず、消音室14のヘルムホルツ共鳴周波数fr
を、対象となる騒音の周波数に合わせる。(1)式によ
れば、1つのヘルムホルツ共鳴周波数fr に対して、
(Sb/V)が一定になるようにSbとVとを無限に選
択することができるため、一定の(Sb/V)が得られ
ればそれらSb,Vの値をどうような組合わせに設定し
てもよい。この場合、調整仕切板16(図5参照)を流
通穴12に直交する方向に移動させてSbを決定し、仕
切板13をL方向に移動させてVを決定する(第一移動
制御手段)。次に、このようにしてヘルムホルツ共鳴周
波数fr を騒音の周波数に合わせた状態で、消音効果が
大きくなるように調節する。このように調節するために
は、(2)式,(3)式から、消音効果ATTはSb×V
の関数になっているため、(Sb/V)を一定に保ちつ
つ、両方の変数を同じ比で大きくしていくことによって
達成できる。これにより、同一のヘルムホルツ共鳴周波
数fr に対して、消音室14の消音効果ATTを最も高め
ることができる。
いて説明する(請求項10記載の発明に対応する)。な
お、前記各実施例と同一部分についての説明は省略し、
その同一部分については同一符号を用いる。
は、吸音材26が取付けれている。この吸音材として
は、例えば、石こうボードやウールボードなどを用いる
ことができる。これにより、基本消音室8の空気流通路
15内を伝搬する騒音をその吸音材26により吸収する
ことができるため、基本消音室15の排出口10から外
部へ漏れる騒音量を一段と低減させることができる。ま
た、この場合、吸音材26は、空気流通路15の内壁に
設けられているため、空気の流れを乱すようなことがな
く、安定した排気を行うことができる。
流通穴を有する仕切板により仕切ることにより、ヘルム
ホルツ共鳴器を構成する閉空間の消音室を作成するよう
にしたので、機器から発せられた騒音に対応する音波を
流入口を通じて消音室内に導きヘルムホルツ共鳴周波数
により共振させ、この消音室内に音波の音響エネルギー
を閉じ込めることができ、これにより、空気が空気流通
路から排出口を通じて外部に排出された段階では消音さ
れた状態となり、十分な消音効果を得ることができ、ま
た、空気は空気流通路を通じて排気されるため空気の流
れが損なわれるようなことがなく、これにより機器内部
の温度上昇等をなくすことができ、信頼性の高い消音装
置を提供することができる。
空気流通路を挾む両側に対面させて設けたので、空気の
流れを妨げずに消音効果を高めることができ、また、こ
のような複数個の消音室を同一の体積又は異なる体積で
形成することによって、単一又は複数種の周波数の騒音
に対処することができ、消音効果を一段と向上させるこ
とができる。
に設けたので消音室内の閉空間の体積を変えることがで
き、また、流通穴を可変自在に形成したので流通穴の断
面積を自由に変えることができ、これにより、装置全体
の構造を変えることなく、騒音を低減させるための周波
数を任意に幅広く設定することができるため、各種の騒
音に対処することができ、装置の用途を一段と広めるこ
とができる。
よって機器の待機又は稼動の動作状態を検出し、仕切板
移動制御装置及び仕切板移動装置によって仕切板をその
モード状態に応じて移動制御するようにしたので、待機
中のファン騒音及び稼動中の幅広い周波数に対して集中
的に騒音を低減させることができ、これにより、モード
別に一段と効果的な騒音低減を行うことができる。
よって機器の騒音量を検出し、仕切板移動制御装置及び
仕切板移動装置によって仕切板をその騒音量に応じて移
動制御するようにしたので、機器の経時変化などによる
騒音周波数の変動に対しても騒音を一段と効果的に低減
させることができる。
室での落ち込み周波数と、消音室での複数のヘルムホル
ツ共鳴周波数fr とが一致しないような条件式を設定し
たので、消音室内での消音効果が基本消音室での消音効
果によって打ち消されるようなことがなくなり、これに
より、装置全体の消音効果をある一定値以上に保って騒
音を効果的に低減させることができる。
壁を空気流通方向に移動自在に設けたので、基本消音室
の体積を変えて落ち込み周波数を任意に設定することが
でき、これにより、消音室でのヘルムホルツ共鳴周波数
が変動しても基本消音室の落ち込み周波数を変えられる
ため、ヘルムホルツ共鳴周波数と落ち込み周波数とが一
致するようなことがなくなり、消音室内での消音効果が
基本消音室の消音効果によって打ち消されず、騒音を常
に効果的に低減させることができる。
置及び仕切板移動装置を用いて空気流通路に形成される
流通壁の空気流通方向への移動を自動的に制御するよう
にしたので、消音室でのヘルムホルツ共鳴周波数が変動
しても、その変動に対応して基本消音室の落ち込み周波
数をそのヘルムホルツ共鳴周波数に一致しないように即
座に変えることができ、騒音の急激的な増加をなくし常
に静穏した環境を作ることができる。
消音室の閉空間の体積とを所定の比になるように仕切板
を第一移動制御手段により移動させてヘルムホルツ共鳴
周波数を決定し、この決定されたヘルムホルツ共鳴周波
数を一定に保った状態でそれら断面積と体積との両方の
変数が大きな値になるように仕切板を第二移動制御手段
により移動させるようにしたので、両変数の積の関数で
表される消音室の消音効果を、同一のヘルムホルツ共鳴
周波数に対して最も高めることができる。
気流通路内を伝搬する騒音を吸音材により吸収するよう
にしたので、基本消音室の排出口から外部へ漏れる騒音
量を一段と低減させることができる。
成を示す斜視図である。
構造を示す断面図、(b)はその基本消音室の外観構成
を示す斜視図である。
成を示す斜視図である。
子を示す断面図である。
る。
る。
(a)は消音室のヘルムホルツ共鳴周波数と基本消音室
の落ち込み周波数とが一致している場合の騒音低減効果
を示す波形図、(b)は消音室のヘルムホルツ共鳴周波
数と基本消音室の落ち込み周波数とが異なっている場合
の騒音低減効果を示す波形図である。
様子を示す斜視図である。
る。
音室内に設けた様子を示す断面図である。
ルツ共鳴器の基本構成を示す模式図、(b)は管に接続
されたヘルムホルツ共鳴器の構成を示す模式図、(c)
はヘルムホルツ共鳴器の消音効果を示す波形図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 騒音の発生源となる機器から排出される
空気が流入する流入口とこの流入口から流入した前記空
気を外部に排出する排出口とを有し前記空気の流通する
一定空間が形成された基本消音室と、この基本消音室の
空間を仕切る流通穴を有する仕切板と、この仕切板によ
り仕切られて形成されヘルムホルツ共鳴周波数により前
記騒音を消音させる閉空間の消音室と、この消音室を仕
切る前記仕切板に沿って形成され前記流入した空気を前
記排出口に導く空気流通路とからなることを特徴とする
消音装置。 - 【請求項2】 流通穴を有する仕切板を少なくとも2つ
設け、これら仕切板により基本消音室内の空間を仕切り
空気流通路を挾む両側の対面する位置に複数個の消音室
を形成したことを特徴とする請求項1記載の消音装置。 - 【請求項3】 消音室の閉空間の体積を変えるように仕
切板を移動自在に設け、この仕切板の流通穴の断面積を
変えるように前記流通穴を可変自在に形成したことを特
徴とする請求項1又は2記載の消音装置。 - 【請求項4】 機器の待機又は稼動の動作状態を検出す
るモード検出装置と、この動作状態に対して仕切板の移
動量を制御する仕切板移動制御装置と、この制御される
仕切板を移動させる仕切板移動装置とを設けたことを特
徴とする請求項3記載の消音装置。 - 【請求項5】 機器の騒音量を検出する騒音量検出装置
と、この騒音量に応じて仕切板の移動量を制御する仕切
板移動制御装置と、この制御される仕切板を移動させる
仕切板移動装置とを設けたことを特徴とする請求項3又
は4記載の消音装置。 - 【請求項6】 基本消音室の流入口から排出口までの空
気流通路の長さをL、音速をc、自然数をnとしたと
き、前記基本消音室の長さLと、消音室での複数のヘル
ムホルツ共鳴周波数fr とを、 L≠c÷(4×fr )×(2×n−1) の関係に設定したことを特徴とする1又は2記載の消音
装置。 - 【請求項7】 基本消音室の空気流通路を形成する流通
壁を、流入口と排出口との間の空気流通方向に沿って移
動自在に設けたことを特徴とする請求項3,4又は5記
載の消音装置。 - 【請求項8】 空気流通路に形成される流通壁の空気流
通方向への移動量を制御する流通壁移動制御装置と、こ
の制御される流通壁を移動させる流通壁移動装置とを設
けたことを特徴とする請求項7記載の消音装置。 - 【請求項9】 仕切板の流通穴の断面積と消音室の閉空
間の体積とを所定の比となるように仕切板を移動制御す
る第一移動制御手段と、前記流通穴の断面積と前記閉空
間の体積との比を一定に保ちつつそれら両変数が大きな
値になるように前記仕切板を移動制御する第二移動制御
手段とを設けたことを特徴とする請求項4,5又は8記
載の消音装置。 - 【請求項10】 基本消音室の空気流通路内に吸音材を
設けたことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,
6,7,8又は9記載の消音装置。
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|---|---|---|---|
| JP21838894A JP3340855B2 (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 消音装置 |
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| JP21838894A Expired - Fee Related JP3340855B2 (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 消音装置 |
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