JPH0883779A - エッチング方法とその装置およびそれを用いて作製した半導体装置 - Google Patents

エッチング方法とその装置およびそれを用いて作製した半導体装置

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JPH0883779A
JPH0883779A JP6219037A JP21903794A JPH0883779A JP H0883779 A JPH0883779 A JP H0883779A JP 6219037 A JP6219037 A JP 6219037A JP 21903794 A JP21903794 A JP 21903794A JP H0883779 A JPH0883779 A JP H0883779A
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etching
semiconductor
etched
etching method
light
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JP6219037A
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浩幸 ▲高▼澤
Hiroyuki Takazawa
信一郎 ▲高▼谷
Shinichiro Takatani
Seiji Yamamoto
清二 山本
Kozo Mochiji
広造 持地
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】半導体結晶の劣化が少なく、特性ならびに性能
に優れた信頼性の高い半導体装置を歩留まりよく製造す
る半導体のエッチング方法と装置を提供する。 【構成】反応性ガスのもとで、被エッチング材料の表面
に光を照射してエッチングする方法において、被エッチ
ング材料のしきい表面温度を制御して半導体結晶の劣化
を抑制しながら、最大のエッチング速度でエッチングを
行い、組成の異なる複数の半導体層を積層した半導体積
層膜のうちの所望の半導体層のみを選択的にエッチング
する選択エッチング条件と、半導体積層膜のうちの所望
の複数の半導体層をほぼ等速度でエッチングする等速エ
ッチング条件との切り換えを行い、かつエッチング条件
の切り換えは、エッチング操作を中断することなく連続
的に行うエッチング方法と装置、および作製した半導体
装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体からなる被エッチ
ング材料のエッチング方法とその装置およびそれを用い
て作製した半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体素子の高性能化および素子
性能ばらつきの低減化のために、半導体層を所望の深さ
までの除去もしくは所望の形状で除去する半導体加工法
が重要となってきている。半導体加工法のうち、RIE
(Reactive Ion Etching)法等のプラズマエッチング法
を用いることによりGaAsとAlGaAsという組成
の異なる半導体層が積層された半導体積層膜のうちの所
望の半導体層(例えばGaAs層)のみを選択的にエッ
チング除去することができ〔GaAs/AlGaAs選
択エッチングと呼ばれ、例えば、Appl. Phys. Lett.,51
(1987),p.1083)に記載されている〕、電界効果トラ
ンジスタ(FET:Field Effect Transistor)のゲー
トリセス作製工程に主に用いられてきた。また、同様に
プラズマエッチング法を用いることにより、上述のGa
As/AlGaAs選択エッチングのエッチング条件を
変えることで、GaAsとAlGaAsという組成の異
なる半導体層のエッチング速度をほぼ等速度にして、G
aAs/AlGaAs接合界面付近に段差がほとんど生
じない平滑加工とすることができる(以下、等速度エッ
チングと言う。第38回応用物理学関係連合講演会講演
予稿集No.3,1211頁、31p-K-8、および特開平5-283439公
報の実施例に記載されている)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のプラズマエッチング法では、プラズマ中で高温
となったイオンやラジカルの照射により半導体表面の微
小部分が高温になるという問題が生じる(例えば、応用
物理第59巻第11号(1990年)1428頁)。この半導体表面
の微小部分が高温となることにより、その近傍の半導体
結晶を劣化させ、素子性能が低下するという問題があっ
た。例えば、高電子移動度トランジスタ(HEMT:Hi
gh Electron Mobility Transistor)のゲート電極底か
らデルタドープ型キャリア供給層までの距離がおよそ2
5nm以下となると、デルタドープ型キャリア供給層の
活性化率が減少してトランジスタの性能が低下したとの
Tanimotoらによる報告(Jpn.J.Appl.Phys.Vol.33(199
4),pp.L260-L262)があるが、これは上記プラズマ中で
高温となったイオンやラジカルの照射が一つの原因とな
っているものと考えられる。さらに、上述のプラズマエ
ッチング法では、上記選択エッチングに用いるエッチン
グ条件と上記等速度エッチングに用いるエッチング条件
とが大きく異なるため、上記両エッチングをエッチング
操作の途中で切り換えて行うことは実際上極めて困難で
あるという問題があった。
【0004】本発明の目的は、上記従来技術における問
題点を解決するエッチング方法を提供するものであっ
て、半導体からなる被エッチング材料の表面温度を制御
して、半導体表面近傍の半導体結晶の劣化を抑制しなが
ら最大のエッチング速度で半導体層のエッチング除去を
行い、かつ選択的エッチング条件と等速度エッチング条
件との切り換えを容易に行うことができるエッチング方
法を提供し、さらに該エッチング方法を実施する装置、
および上記エッチング方法を用いて作製した半導体装置
を提供するものである。さらに、本発明の具体的な目的
として、上記半導体のエッチング除去の際に、組成の異
なる複数の半導体層を積層した半導体積層膜のうちの所
望の半導体層のみを、他の積層された半導体層よりも少
なくとも100倍以上のエッチング速度で選択的にエッ
チング除去できる選択エッチング方法、および/または
組成の異なる複数の半導体層を積層した半導体積層膜の
うちの所望の複数の半導体層のみをほぼ等速度でエッチ
ング除去できる等速エッチング方法、およびその装置な
らびにそれを用いて作製した半導体装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的を達成
するために、基本的には、半導体からなる被エッチング
材料に、反応性ガス雰囲気下で光を照射してエッチング
する場合において、被エッチング材料である半導体結晶
表面のしきい温度を制御し、半導体結晶表面近傍の半導
体結晶の劣化を抑制しつつ最大のエッチング速度でエッ
チングを行うものである。本発明の目的を達成するため
に、具体的には特許請求の範囲に記載されているような
構成とするものである。すなわち、請求項1に記載のよ
うに、反応性ガス雰囲気のもとで、半導体からなる被エ
ッチング材料の表面に光を照射してエッチングする方法
において、上記被エッチング材料の表面温度を制御して
半導体表面近傍の半導体結晶の劣化を抑制しながら、最
大のエッチング速度で半導体のエッチングを行うもので
ある。また、請求項2に記載のように、請求項1におけ
る被エッチング材料は、組成の異なる複数の半導体層を
積層した半導体積層膜からなり、該半導体積層膜のうち
の所望の半導体層のみを選択的にエッチングする選択エ
ッチング条件と、上記半導体積層膜のうちの所望の複数
の半導体層をほぼ等速度でエッチングする等速エッチン
グ条件との切り換えを行い、かつ上記エッチング条件の
切り換えは、エッチング操作を中断することなく連続的
に行うものである。また、請求項3に記載のように、請
求項2における選択エッチング条件と等速エッチング条
件との切り換えは、下記の(数1)式に示される熱拡散
方程式により計算されるしきい表面温度を制御すること
によりエッチングを行うものである。
【0006】
【数1】
【0007】また、請求項4に記載のように、請求項1
ないし請求項3のいずれか1項のエッチング方法におい
て用いられる反応性ガスは、ハロゲンガス、またはハロ
ゲン元素を含む化合物ガス、またはハロゲンガスを含む
混合ガス、またはハロゲン元素を含む化合物ガスを含む
混合ガスのうちから選ばれる少なくとも1種の反応性ガ
スを用いるものである。また、請求項5に記載のよう
に、請求項1ないし請求項4のいずれか1項における反
応性ガスとして塩素ガスを用いるものである。また、請
求項6に記載のように、請求項1ないし請求項5のいず
れか1項のエッチング方法において、照射する光として
パルス光を用いるものである。また、請求項7に記載の
ように、請求項6におけるパルス光として、レーザパル
ス光を用いるものである。また、請求項8に記載のよう
に、請求項7におけるレーザパルス光として、波長が2
48nmのKrFエキシマレーザ、もしくは波長が19
3nmのArFエキシマレーザを用いるものである。ま
た、請求項9に記載のように、請求項1ないし請求項8
のいずれか1項における被エッチング材料として、元素
の周期表III−V族化合物半導体からなる半導体積層膜
を用いるものである。また、請求項10に記載のよう
に、請求項1ないし請求項9のいずれか1項における被
エッチング材料は、GaAsおよびAl組成比xがゼロ
(0)より大きく1以下であるAlXGa1-XAsを含む
半導体積層膜からなり、該半導体積層膜の所望の半導体
層のみを選択的にエッチングする選択エッチング条件
は、上記GaAsのみを選択的にエッチングする選択エ
ッチング条件とし、上記半導体積層膜の所望の複数の半
導体層をほぼ等速度でエッチングする等速エッチング条
件は、上記GaAsおよびAl組成比xがゼロ(0)よ
り大きく1以下である AlXGa1-XAsを等速度でエッチングする等速エッチ
ング条件として、それぞれエッチングを行うものであ
る。また、請求項11に記載のように、請求項1ないし
請求項9のいずれか1項における被エッチング材料は、
GaAsおよびAl組成比xがゼロ(0)より大きく1
以下であるAlXGa1-XAsを含む半導体積層膜からな
り、該半導体積層膜の所望の半導体層のみを選択的にエ
ッチングする選択エッチング条件は、Al組成比xがゼ
ロ(0)より大きく1以下であるAlXGa1-XAsのみ
を選択的にエッチングするエッチング条件とし、上記半
導体積層膜の所望の複数の半導体層を等速度でエッチン
グする等速エッチング条件は、GaAsおよびAl組成
比xがゼロ(0)より大きく1以下であるAlXGa1-X
Asを等速度でエッチングする等速エッチング条件とし
てエッチングを行うものである。さらに、請求項12に
記載のように、請求項1における被エッチング材料は、
組成の異なる半導体層が積層された半導体積層膜からな
り、該半導体積層膜のうちの所望の半導体層のみを選択
的にエッチングする選択エッチング条件を用いてエッチ
ングを行う方法である。また、請求項13に記載のよう
に、請求項12における選択エッチング条件は、請求項
3における(数1)式に示される熱拡散方程式により計
算されるしきい表面温度を用いて制御することによりエ
ッチングを行う方法である。また。請求項14に記載の
ように、請求項12または請求項13における反応性ガ
スは、ハロゲンガス、またはハロゲン元素を含む化合物
ガス、またはハロゲンガスを含む混合ガス、またはハロ
ゲン元素を含む化合物ガスを含む混合ガスのうちから選
ばれる少なくとも1種の反応性ガスを用いるものであ
る。また、請求項15に記載のように、請求項12ない
し請求項14のいずれか1項における反応性ガスとし
て、塩素ガスを用いるものである。また、請求項16に
記載のように、請求項12ないし請求項15のいずれか
1項において、照射する光はパルス光を用いるものであ
る。また、請求項17に記載のように、請求項16にお
けるパルス光として、レーザパルス光を用いるものであ
る。また、請求項18に記載のように、請求項17にお
けるレーザパルス光は、波長が248nmのKrFエキ
シマレーザ、もしくは波長が193nmのArFエキシ
マレーザを用いるものである。また、請求項19に記載
のように、請求項12ないし請求項18のいずれか1項
における被エッチング材料は、III-V族化合物半導体か
らなる半導体積層膜を用いるものである。また、請求項
20に記載のように、請求項12ないし請求項19のい
ずれか1項における半導体積層膜は、GaAsおよびA
l組成比xがゼロ(0)より大きく1以下であるAlX
1-XAsを含み、選択的にエッチングする半導体層を
GaAsとするものである。また、請求項21に記載の
ように、請求項12ないし請求項20のいずれか1項に
おいて、照射する光のパワーは4mJ/cm2以上、1
9mJ/cm2以下とするものである。さらに、請求項
22に記載のように、請求項1における被エッチング材
料は、組成の異なる半導体層が積層された半導体積層膜
からなり、該半導体積層膜のうちの所望の複数の半導体
層のエッチング速度をほぼ等速度でエッチングする等速
エッチング条件を用いてエッチングを行うものである。
また、請求項23に記載のように、請求項22における
等速エッチング条件は、請求項3の(数1)式に示され
る熱拡散方程式により計算されるしきい表面温度を用い
て制御することによりエッチングを行うものである。ま
た請求項24に記載のように、請求項22または請求項
23における反応性ガスは、ハロゲンガス、ハロゲン元
素を含む化合物ガス、ハロゲンガスを含む混合ガス、ハ
ロゲン元素を含む化合物ガスを含む混合ガスのうちから
選ばれる少なくとも1種の反応性ガスを用いるものであ
る。また、請求項25に記載のように、請求項22ない
し請求項24のいずれか1項における反応性ガスとし
て、塩素ガスを用いるものである。また、請求項26に
記載のように、請求項22ないし請求項25のいずれか
1項において、照射する光はパルス光を用いるものであ
る。また、請求項27に記載のように、請求項26にお
けるパルス光は、レーザパルス光を用いるものである。
また、請求項28に記載のように、請求項27における
レーザパルス光として、波長が248nmのKrFエキ
シマレーザ、もしくは波長が193nmのArFエキシ
マレーザを用いるものである。また、請求項29に記載
のように、請求項22ないし請求項28のいずれか1項
における被エッチング材料は、III−V族化合物半導体
からなる半導体積層膜を用いるものである。また、請求
項30に記載のように、請求項22ないし請求項29の
いずれか1項における被エッチング材料である半導体積
層膜は、GaAsおよびAl組成比xが0より大で1以
下であるAlXGa1-XAsを含み、エッチング速度をほ
ぼ等速度とする等速エッチング条件は、GaAsとAl
組成比xが0より大で1以下であるAlXGa1-XAsを
等速度でエッチングする等速エッチング条件とするもの
である。また、請求項31に記載のように、請求項1な
いし請求項30のいずれか1項において、照射する光の
パワーは19mJ/cm2以上、37mJ/cm2以下と
するものである。
【0008】さらに、本発明は、請求項32に記載のよ
うに、請求項1ないし請求項31のいずれか1項に記載
のエッチング方法により、半導体からなる被エッチング
材料の所望の領域の半導体を除去するエッチングを行う
エッチング装置であって、真空排気手段と、反応ガス供
給手段と、光を照射する光源および光学系と、基板ホル
ダ上の被エッチング材料に光を照射する光透過窓と、被
エッチング材料の温度を感知する温度モニタと、感知し
た温度から所望の温度に制御するために光源および光学
系にフィードバックして被エッチング材料の温度を制御
する温度制御手段を少なくとも備えたエッチング装置で
ある。また、請求項33に記載のように、請求項32に
おいて、光を照射する光源はレーザ光を発振するレーザ
装置であり、光学系には、少なくとも光量調節用アッテ
ネータ、光量分布均一化用のホモジナイザ、光量調節お
よび光量分布均一化後の光を所望の面積に拡大もしくは
縮小するためのレンズを有し、エッチング中に光量、光
量分布を調整し温度制御する手段を少なくとも設けたエ
ッチング装置である。さらに、請求項34に記載のよう
に、請求項32および請求項33に記載のエッチング装
置を少なくとも用い、請求項1ないし請求項31のいず
れか1項に記載のエッチング方法により、被エッチング
材料である組成の異なる半導体層が積層された半導体積
層膜の所望の領域の半導体を上記半導体積層膜の一主面
側から除去するエッチング工程を少なくとも用いて作製
した半導体装置である。また、請求項35に記載のよう
に、請求項34において作製した半導体装置は、電界効
果トランジスタ(FET:Field Effect Transistor)
であり、また、請求項36に記載のように、請求項35
において作製した電界効果トランジスタは、接合型電界
効果トランジスタ(JFET:Junction FET)であ
り、また、請求項37に記載のように、請求項35にお
いて作製した電界効果トランジスタは、高電子移動度ト
ランジスタ(HEMT:High Electron Mobility Trans
istor)である。また、請求項38に記載のように、請
求項34において作製した半導体装置は、バイポーラト
ランジスタ(Bipolar Transistor)であり、また、請求
項39に記載のように、請求項34において作製した半
導体装置は、ヘテロ接合型バイポーラトランジスタ(H
BT:Heterojunction Bipolar Transistor)である。
【0009】
【作用】本発明のエッチング方法は、請求項1に記載の
ように、反応性ガス雰囲気のもとで、半導体からなる被
エッチング材料の表面に光を照射してエッチングする方
法において、被エッチング材料の表面温度を制御して半
導体表面近傍の半導体結晶の劣化を抑制しながら、最大
のエッチング速度で半導体のエッチングを行う方法であ
るため、半導体結晶の劣化が極めて少なく、所望する深
さおよび形状にエッチングすることができるので、特性
の良好な各種の半導体デバイスを容易に作製することが
できると共に、製品の歩留まりを著しく向上させること
ができる。また、請求項2に記載のように、被エッチン
グ材料として、組成の異なる複数の半導体層を積層した
半導体積層膜のうちの所望の半導体層のみを選択的にエ
ッチングする選択エッチング条件と、半導体積層膜のう
ちの所望の複数の半導体層をほぼ等速度でエッチングす
る等速エッチング条件との切り換えを、エッチング操作
を中断することなく連続的に行うことができるので、極
めて速い速度で効率よくエッチングを行うことが可能と
なる。また、請求項3に記載のように、選択エッチング
条件と等速エッチング条件との切り換えを、(数1)式
に示される熱拡散方程式により計算されるしきい表面温
度を制御してエッチングを行うため、エッチング温度を
適正に精度よく制御することができ、エッチング能率の
向上がはかられる。ここで、本発明のエッチング方法の
作用について、データを用いて説明する。例えば、図2
(a)に示すようなGaAsを材料とした半導体膜、お
よび図2(b)に示すようなGaAsとAlXGaX-1
s(ここで、Al組成比xを0.3とした)を材料とし
た半導体積層膜〔ここで、図2(b)の半導体積層膜の
最上層にあるGaAsは、AlXGaX-1Asが表面に曝
されてAl酸化膜が形成されるのを防止する作用をす
る〕を被エッチング材料とし、塩素ガスを反応性ガスと
し、KrFエキシマレーザを光源として、それぞれのエ
ッチング速度を測定し、〔GaAsエッチング速度〕/
〔AlxGa1-xAs(Al組成比x=0.3)エッチン
グ速度〕で示される速度比率(以下、GaAs/AlG
aAs選択比と言い、Al組成比xを省略する)、すな
わちGaAs/AlGaAs選択比を算出し、これと、
請求項3の(数1)式で示される熱拡散方程式により計
算されるしきい表面温度との関係を、図3の特性線30
1に示す。〔ここで、GaAsとAlXGaX-1As(A
l組成比x=0.3)とは、材料組成が異なるために
(数1)式中の各変数も異なった値となり、温度も異な
ってくるが、この温度の差は温度測定の誤差範囲内にあ
るためGaAsの場合の温度に等しいとした〕。図3に
示されるように、しきい表面温度が約330Kから約3
70Kの間では、GaAs/AlGaAs選択比が10
より大きくなるのでGaAsを選択的にエッチングする
ことができ、約380Kから約440Kの間では、Ga
As/AlGaAs選択比が1に近くなるのでGaAs
とAlXGaX-1As(Al組成比x=0.3)とをほぼ
等速度でエッチングすることができ、約460Kから約
570Kの間では、GaAs/AlGaAs選択比が1
より小さくなるので、AlXGaX-1As(Al組成比x
=0.3)を選択的にエッチングすることができる〔た
だし、しきい表面温度は初期温度を300Kとして算出
した)。上記のGaAs/AlGaAs選択比と、被エ
ッチング材料に照射されるレーザパワーとの関係を、図
4の特性線401に示す。しきい表面温度とレーザパワ
ーとはほぼ線形の関係にあるので、図3の特性線301
と、図4の特性線401とは、ほぼ同じ様相を示してい
る。図4に示されるように、本発明のエッチング方法に
よれば、請求項5に記載のように、塩素ガスのみを反応
性ガスとして用いても、 (1)GaAsのみをエッチングする。 (2)GaAsとAlXGaX-1As(Al組成比x=
0.3)とを、ほぼ等速度でエッチングする。 (3)AlXGaX-1As(Al組成比x=0.3)のみ
をエッチングする。 という3種類のエッチング条件のうちの所望のエッチン
グを、レーザパワーを調整し制御するだけで行えること
が分かる。また、請求項4に記載のように、本発明のエ
ッチング方法において用いられる反応性ガスは、ハロゲ
ンガス、またはハロゲン元素を含む化合物ガス、または
ハロゲンガスを含む混合ガス、またはハロゲン元素を含
む化合物ガスを含む混合ガスのうちから選ばれる少なく
とも1種の反応性ガスを用いることができ、多種類の半
導体積層膜に適合したエッチング用の反応性ガスを選定
することができるのでエッチング効率が向上する。ま
た、本発明のエッチング方法において、請求項6に記載
のように、照射する光は、パルス光を用いることが被エ
ッチング材の表面温度を制御するうえで好ましく、請求
項7に記載のように、パルス光として、レーザパルス光
を用いることがより好ましく、また、請求項8に記載の
ように、波長が248nmのKrFエキシマレーザ、も
しくは波長が193nmのArFエキシマレーザを用い
ることが、エッチング効率およびエッチング温度の制御
性を向上するうえで最も好ましい。また、本発明のエッ
チング方法を適用するのに好ましい被エッチング材料と
して、例えば請求項9に記載のように、元素の周期表II
I−V族化合物半導体からなる半導体積層膜が挙げられ
る。また、具体的には、請求項10に記載のように、G
aAsおよびAl組成比xがゼロ(0)より大きく1以
下であるAlXGa1-XAsを含む半導体積層膜からな
り、該半導体積層膜の所望の半導体層のみを選択的にエ
ッチングする選択エッチング条件を、上記GaAsのみ
を選択的にエッチングする選択エッチング条件とし、上
記半導体積層膜の所望の複数の半導体層をほぼ等速度で
エッチングする等速エッチング条件を、上記GaAsお
よびAl組成比xがゼロ(0)より大きく1以下である
AlXGa1-XAsを等速度でエッチングする等速エッチ
ング条件として、それぞれエッチングを行うことによ
り、最大のエッチング速度で、半導体結晶の劣化を抑制
した特性の良好な半導体デバイスが得られる。また、請
求項11に記載のように、被エッチング材料は、 Ga
AsおよびAl組成比xがゼロ(0)より大きく1以下
であるAlXGa1-XAsを含む半導体積層膜からなり、
該半導体積層膜の所望の半導体層のみを選択的にエッチ
ングする選択エッチング条件を、Al組成比xがゼロ
(0)より大きく1以下であるAlXGa1-XAsのみを
選択的にエッチングするエッチング条件とし、上記半導
体積層膜の所望の複数の半導体層を等速度でエッチング
する等速エッチング条件を、GaAsおよびAl組成比
xがゼロ(0)より大きく1以下であるAlXGa1-X
sを等速度でエッチングする等速エッチング条件として
エッチングを行うことにより、最大のエッチング速度
で、しかも半導体結晶の劣化を抑制して、所望の形状、
深さのエッチングを行うことができ、特性ならびに品質
の良好な半導体デバイスを作製することができると共
に、製品の歩留まりが向上する。さらに、本発明のエッ
チング方法は、請求項12ないし請求項21において、
組成の異なる半導体層が積層された半導体積層膜のうち
の所望の半導体層のみを選択的にエッチングする選択エ
ッチング条件を規定するものであって、半導体結晶の劣
化を抑制しつつ、極めて速い速度で効率よくエッチング
を行うことができる。さらに、本発明のエッチング方法
は、請求項22ないし請求項31において、組成の異な
る半導体層が積層された半導体積層膜のうちの所望の複
数の半導体層のエッチング速度をほぼ等速度でエッチン
グする等速エッチング条件を規定するものであって、最
大のエッチング速度で、半導体結晶を劣化させることな
く、所望の形状、深さにエッチングすることができる。
さらに、本発明は、請求項32に記載のように、半導体
からなる被エッチング材料の所望の領域の半導体を除去
するエッチングを行うエッチング装置であって、特に、
被エッチング材料の温度を感知する温度モニタと、感知
した温度から所望の温度に制御するために光源および光
学系にフィードバックして被エッチング材料の温度を制
御する温度制御手段を少なくとも備えるものであり、さ
らに具体的には、請求項33に記載のように、光を照射
する光源はレーザ光を発振するレーザ装置であり、光学
系には、少なくとも光量調節用アッテネータ、光量分布
均一化用のホモジナイザ、光量調節および光量分布均一
化後の光を所望の面積に拡大もしくは縮小するためのレ
ンズを有し、エッチング中に光量、光量分布を調整し温
度制御する手段を少なくとも備えたエッチング装置とす
るものであり、このような装置構成とすることにより、
被エッチング材料のしきい表面温度を精密に制御するこ
とができ、半導体結晶を劣化させることなく、最大のエ
ッチング速度で、極めて効果的に所望の形状、深さにエ
ッチングすることが可能となり、高性能の半導体装置を
容易に、歩留まりよく作製することができる。さらに、
本発明は、請求項34ないし請求項39に記載のよう
に、被エッチング材料である組成の異なる半導体層が積
層された半導体積層膜の所望の領域の半導体を、上記半
導体積層膜の一主面側から除去するエッチング工程を少
なくとも用いて作製した高品質、高性能の半導体装置に
関するものであって、例えば、作製する半導体装置とし
て、電界効果トランジスタ(FET:Field Effect Tra
nsistor)、接合型電界効果トランジスタ(JFET:J
unction FET)、高電子移動度トランジスタ(HEM
T:High Electron Mobility Transistor)、バイポー
ラトランジスタ(Bipolar Transistor)およびヘテロ接
合型バイポーラトランジスタ(HBT:Heterojunction
Bipolar Transistor)等が挙げられる。
【0010】
【実施例】以下に本発明の実施例を挙げ、図面を用いて
さらに詳細に説明する。 〈実施例1〉図1(a)は、本発明のエッチング方法を
実施するエッチング装置の構成の一例を示す模式図であ
る。図において、被エッチング材料となる半導体ウエハ
101は、ウエハホルダ102に装着され、真空ポンプ
103で排気して、少なくとも10~4Pa以下の真空度
に達した真空槽104中に設置される。上記半導体ウエ
ハ101は、真空ポンプ122によって、上記真空槽1
04と同程度の真空度に達することのできる副真空槽1
21を介して、真空槽104に搬入および搬出される。
真空槽104には、バリアブルリークバルブ105が設
けられており、ここから反応性ガス106が、ガスボン
ベ107から真空槽104に連続的に導入される。反応
性ガス106は、後述するレーザ装置111から発振さ
れるレーザ光に同期させて、パルス的に導入してもよ
い。本実施例では、ガスボンベ107の数を2本として
いるが、特に2本である必要はなく、他の本数であって
もよい。また本実施例では、反応性ガス106を、ガス
ボンベ107の本数と同じ本数の導入管を用いて真空槽
104に導入しているが、真空槽104に導入する手前
で、1本もしくはガスボンベ107の数よりも少ない本
数の導入管にまとめて導入してもよい。レーザ光110
は、レーザ装置111から発振され、光学系112を通
り、真空槽104内の半導体ウエハ101に、窓108
を通して照射される。光学系112には、少なくとも光
量調節用のアッテネータ、光量分布均一化用のホモジナ
イザ、光量調節および光量分布均一化後の光を所望の面
積に拡大もしくは縮小するためのレンズを備えている
(図示せず)。これに、光量測定装置や光量分布測定装
置を装着してもよい。この場合は、光量や光量分布を測
定しながらエッチングできるため、エッチング中に光量
や光量分布を手動で調節することが可能となる。もちろ
ん、上記調節を自動化してもよい。ウエハホルダ102
には、温度モニタ109が装備されていて、上記半導体
ウエハ101の温度を感知することができる。感知した
温度は、図1(b)に示すような温度制御回路によりフ
ィードバックをかけて、上記半導体ウエハ101の温度
を調節してもよい。そのためにウエハホルダ102は、
所望の温度(例えば−150℃から350℃までの温度
範囲)に制御できるようにすることが望ましい。一般
に、被エッチング材料を加熱すると、蒸気圧の低い反応
生成物が表面に残存するのを防止できるため、より平坦
性の高いエッチング表面が得られる効果がある。また、
被エッチング材料を冷却すると、エッチング用ガスの吸
着が進んでエッチングの効率が向上するという効果があ
り、かつ被エッチング材料の一主面に対する垂直加工性
が向上するという効果がある。本実施例では、光源であ
るレーザ装置111として、波長248nmのパルスレ
ーザ光を発振するKrFエキシマレーザ装置を用いた。
しかし、特に上記のエキシマレーザ装置に限定するもの
ではない。例えば、ArF(波長193nm)やXeF
(波長351nm)のエキシマレーザ装置を用いてもよ
い。また、レーザ装置111を、他の光源に置き換えて
もよい。例えば、シンクロトロン放射光でもよく、水銀
ランプなどの連続光源であってもよい。ただし、連続光
源を用いる場合には、被エッチング材料の温度が徐々に
上昇して温度制御をしにくくなるのでチョッパを用いる
などして断続光とする方が好ましい。反応性ガス106
としては、塩素ガス(Cl2)を用いた。ここで、塩素
ガスは塩素を含む化合物ガスであってもよい。さらに、
他のハロゲンガスや、他のハロゲンを含む化合物ガスを
導入してもよい(例えば、フッ素ガスF2、臭素ガスB
2や臭化水素ガスHBr等)。上記した本実施例のエ
ッチング装置を用いることにより、被エッチング材料で
ある半導体ウエハのしきい表面温度を精密に制御するこ
とが可能となり、反応性ガス雰囲気のもとで、組成の異
なる半導体層が積層された半導体積層膜のうちの所望の
半導体層のみを選択的にエッチングすることができ、ま
た反応性ガス雰囲気のもとで、組成の異なる半導体層が
積層された半導体積層膜のうちの所望の複数の半導体層
のエッチング速度をほぼ等速度とした等速エッチングを
効率よく実現することができる。
【0011】〈実施例2〉本実施例において作製した半
導体装置の構造を図5に示し、図6ないし図10は、図
5に示した半導体装置の作製手順を示す工程図である。
図5に示す半導体装置は、実施例1で示したエッチング
装置を用い、本発明のエッチング方法により作製した接
合型電界効果トランジスタ〔JFET:Junction Field
Effect Transistor〕である。本実施例における半導体
装置の製造方法において、最終的に得られるJFETの
断面構造を図5に示す。すなわち、半絶縁性GaAs基
板501上に、ノンドープGaAs層502、ノンドー
プAlXGa1-XAs層(Al組成比x=0.3)50
3、n型GaAs層504、n型AlXGa1-XAs層
(Al組成比x=0.3)505、ゲート電極となるp
型GaAs層506が、半絶縁性GaAs基板501側
から順次積層されていると共に、n型AlXGa1-XAs
層505およびn型GaAs層504を貫通してノンド
ープAlXGa1-XAs層503までソース電極となるn
型GaAs層509およびドレイン電極となるn型Ga
As層510が形成され、ソース電極511がソース電
極となるn型GaAs層509上に、ドレイン電極51
2がドレイン電極となるn型GaAs層510上に、ゲ
ート電極507がp型GaAs層506上にそれぞれ形
成され、ゲート電極となるp型GaAs層506および
ゲート電極507には絶縁物質からなる側壁508が、
ソース電極となるn型GaAs層509およびドレイン
電極となるn型GaAs層510に接触しないように形
成されている。ここで、本実施例のJFETの製造方法
について説明する。図6において、半絶縁性GaAs基
板501は、LEC(Liquid Encapsulated Czockralsk
i)法によって作製されたものを用いた。この半絶縁性
GaAs基板501の一主面に、MOCVD(Metal Or
ganic Chemical Vapor Deposition)法により、ノンド
ープGaAs層502、ノンドープAlXGa1-XAs層
503(Al組成比x=0.3)、n型GaAs層50
4、n型AlXGa1-XAs層(Al組成比x=0.3)
505、ゲート電極となるp型GaAs層506を半絶
縁性GaAs基板501側から順次成長させた。つい
で、通常のホトリソグラフィ技術と、通常のウェットエ
ッチング技術を用いてJFET作製領域以外の部分に、
少なくともゲート電極となるp型GaAs層506、n
型AlXGa1-XAs層505、n型GaAs層504を
貫通する溝を形成した(図示せず)。ついで、図7に示
すように、ゲート電極507を形成した。なお、電極金
属にはW(タングステン)を用いた。ついで、図8に示
すように、本発明のエッチング方法を用いて、ゲート電
極507をエッチングマスクとして、ゲート電極となる
p型GaAs層506のうちゲート電極507の下部以
外の部分を除去し、n型AlXGa1-XAs層505の表
面を露出させた。本実施例においては、図1に示すエッ
チング装置を用い、KrFエキシマレーザおよび塩素ガ
スを用いて、ゲート電極となるp型GaAs層506の
厚みの約3/4を、レーザパワー約30mJ/cm
2で、残りの約1/4を、レーザパワー約12mJ/c
2で、それぞれエッチングした。レーザパワー約12
mJ/cm2では、図4に示すように、 GaAsはA
XGa1-XAsの約200倍の速度でエッチングされる
ため、ゲート電極となる p型GaAs層506とn型
AlXGa1-XAs層505のほぼ接合界面においてエッ
チングは停止する。約3/4をレーザパワー約30mJ
/cm2でエッチングしたのは、(1)ここでは、Ga
As/AlGaAs選択エッチングを行なう必要がない
こと、(2)レーザパワーを約30mJ/cm2に増大
させた方がGaAsエッチング速度が大きいために、エ
ッチング時間を減少させてコストを低減する効果がある
こと、の2つの理由による。なお、レーザパワーの変更
はエッチング時間に基づいて行った。ついで、図9に示
すように、絶縁膜を堆積させ、通常のドライエッチング
法により側壁508を形成した。ここで、絶縁膜として
はSiO2を用いたが、他の物質、例えば窒化シリコン
SiNXとしてもよい。ついで、図10に示すように、
本発明のエッチング方法により、KrFエキシマレーザ
および塩素ガスを用い、n型AlXGa1-XAs層505
をレーザパワー約50mJ/cm2で、n型GaAs層
504をレーザパワー約12mJ/cm2で順次エッチ
ングした。これらは、それぞれAlXGa1-XAsを選択
的にエッチングするレーザパワー、GaAsを選択的に
エッチングするレーザパワーであるため、エッチング深
さの面内分布はほとんどない。したがって、図5に示し
た構造において、ソース電極となるn型GaAs層50
9のシート抵抗の面内分布がほとんどなくなり、また、
ソース抵抗の面内分布がほとんどなくなり、FET特性
の面内分布がほとんどなくなるという効果がある。つい
で、MOVPE(Metal Organic Vapor Phase Epitax
y)法により、n型GaAs層(509および510)
を選択成長させ、ソース電極511およびドレイン電極
512を形成し、図5に示す構造のJFETを完成させ
た。本実施例では、KrFエキシマレーザパワーを上述
のように設定したが、所望のエッチングに対するレーザ
パワーを、図4に示す範囲内で自由に選定することがで
きる。また、本実施例ではKrFエキシマレーザを用い
たが、他の光源でもよい。その場合は、図3に示した特
性線301から所望のエッチングを行うための温度範囲
を決定し、請求項3に示した(数1)式を解くことによ
り光源の強度範囲を設定すればよい。
【0012】〈実施例3〉本実施例において作製した高
電子移動度トランジスタ(HEMT:High Electron Mo
bility Transistor)の断面構造を図11に示す。な
お、図12、図13は、図11に示すHEMTの作製手
順を示す工程図である。図11に示すように、半絶縁性
GaAs基板601の上に、ノンドープAlxGa1-xAs
層(Al組成比x=0.3)602、ノンドープIny
1-yAs層(In組成比y=0.2)603、ノンドー
プAlxGa1-xAs層(Al組成比x=0.3)60
4、n型AlxGa1-xAs層605(Al組成比x=
0.3)、ノンドープAlxGa1-xAs層(Al組成比
x=0.3)606、n型GaAs層607が半絶縁性
GaAs基板601側から順次積層されているととも
に、n型GaAs層607の表面からノンドープAlx
Ga1-xAs層606に達する溝が形成され、その溝に
ゲート電極609が形成され、その溝を挟んだそれぞれ
のn型GaAs層607上にソース電極610とドレイ
ン電極611とが形成され、ゲート電極609に対して
n型GaAs層607、ソース電極610、ドレイン電
極611はいずれも接触しない構造を持ち、かつソース
電極610とドレイン電極611とが互い接触しない構
造を持つ。ゲート電極609とn型GaAs層607と
は絶縁膜608を介した構造となっているが、後述する
HEMTの作製工程において用いたものを残したもので
り、必ずしも必要なものではない。ここで、本実施例に
おけるHEMTの製造方法について説明する。図11に
おいて、半絶縁性GaAs基板601は、LEC法によ
って作製されたものを用いた。この半絶縁性GaAs基
板601の一主面に、MBE(Molecular Beam Epitax
y)法により、ノンドープAlxGa1-xAs層(Al組
成比x=0.3)602、ノンドープInyGa1-yAs
層(In組成比y=0.2)603、ノンドープAlx
1-xAs層(Al組成比x=0.3)604、n型Al
xGa1-xAs層605(Al組成比x=0.3)、ノン
ドープAlxGa1-xAs層(Al組成比x=0.3)6
06、n型GaAs層607を半絶縁性GaAs基板6
01側から順次成長させた。ついで、通常のホトリソグ
ラフィ技術と、通常のウェットエッチング技術を用い
て、HEMT作製領域以外の部分に、表面から少なくと
も ノンドープAlxGa1-xAs層604までを貫通す
る溝を形成した(図示せず)。ついで、図12に示すよ
うに、絶縁膜608を堆積させ、通常のホトリソグラフ
ィ技術と、通常のドライエッチング法によりソース電極
とドレイン電極を形成する部分を開口し、ソース電極6
10とドレイン電極611を形成した。ここで、絶縁膜
608としてはSiO2を用いたが、他の物質、例えば
窒化シリコンSiNxとしてもよい。ついで、図13に
示すように、通常のホトリソグラフィ技術と、通常のド
ライエッチング法によりゲート長にあたる開口を形成し
た。ここで、レジスト膜は省略した。そして、本発明の
エッチング方法を用いてゲート電極を形成する部分のn
型GaAs層607を除去し、ノンドープAlxGa1-x
As層606の表面を露出した。ここでは、図1に示す
エッチング装置を使用し、KrFエキシマレーザおよび
塩素ガスを用い、n型GaAs層607の厚みの約3/
4をレーザパワー約30mJ/cm2で、残りの約1/
4をレーザパワー約12mJ/cm2でそれぞれエッチ
ングした。レーザパワー約12mJ/cm2では、図4
に示したように、GaAsはAlxGa1-xAsの約20
0倍の速度でエッチングされるため、n型GaAs層6
07とノンドープAlxGa1-xAs層606のほぼ接合
界面においてエッチングは停止する。約3/4をレーザ
パワー約30mJ/cm2でエッチングしたのは、
(1)ここでは、GaAs/AlGaAs選択エッチン
グを行う必要がないこと、(2)レーザパワーを約30
mJ/cm2に増大させた方がGaAsエッチング速度
が大きいためにエッチング時間を減少させてコストを低
減する効果があること、の2つの理由による。なお、レ
ーザパワーの変更はエッチング時間に基づいて行った。
ついで、ゲート電極609を形成して、図11に示すよ
うなHEMTを完成させた。電極金属にはAl(アルミ
ニウム)を用い、電極形成法としては通常のリフトオフ
法を用いた。本実施例においてはソース電極となる半導
体層のうちのn型InGaAs層の領域(In組成比x
=0.2)の厚さを8nmとした。この厚さはアンダー
ソンらアップライド・フィジクス・レターズ第51巻
(1987年)752ページ(Andersson,et.al,Appl.P
hys.Lett.51,(1987)p.752)に記載されているよう
に臨界膜厚以下であり、GaAsとの格子不整合による
転位は生じない。本実施例では、KrFエキシマレーザ
パワーを上述のように設定したが、所望のエッチングに
対するレーザパワーを、図4に示す範囲内で自由に選定
することができる。また、本実施例ではKrFエキシマ
レーザを用いたが、他の光源であつてもよい。その場合
は、図3に示した特性線301から所望のエッチングを
行なうための温度範囲を決定し、(数1)式を解くこと
によって光源の強度範囲を設定すればよい。
【0013】〈実施例4〉本実施例において作製したヘ
テロ接合型バイポーラトランジスタ(HBT:Hetero B
ipolar Transistor)の断面構造を、図14に示す。な
お、図15ないし図18は、図14に示すHBTの作製
手順を示す工程図である。図14において、半絶縁性G
aAs基板701上に、n型GaAs層702、p型A
xGa1-xAs層(Al組成比x=0.3)703、
n型AlxGa1-xAs層(Al組成比xはp型AlxGa
1-xAs層703との接合付近で0.3とし、p型Alx
Ga1-xAs層703側表面方向に向かってからAl組
成比xを徐々に0(ゼロ)まで減少している)704
が、半絶縁性GaAs基板701側から順次積層されて
いると共に、n型AlxGa1-xAs層704上にエミッ
タ電極705が、p型AlxGa1-xAs層703上にエ
ッチングされて薄くなったn型AlxGa1-xAs層70
4を介してベース電極706が、n型GaAs層702
上に、コレクタ電極707がそれぞれ形成され、電極と
半導体層との接触防止のために絶縁物質からなる側壁7
08と709が形成されている。ここで、本実施例のH
BTの製造方法について説明する。図15において、半
絶縁性GaAs基板701は、LEC法によって作製さ
れたものを用いた。この半絶縁性GaAs基板701の
一主面に、MOMBE(Metal Organic Molecular Beam
Epitaxy)法により、n型GaAs層702、p型Al
xGa1-xAs層(Al組成比x=0.3)703、n型
AlxGa1-xAs層〔Al組成比xはp型AlxGa1-x
As層703との接合付近で0.3とし、p型Alx
1-xAs層703側表面方向に向かってからAl組成
比xを徐々に0(ゼロ)まで減少させた〕704を半絶
縁性GaAs基板701側から順次成長させた。つい
で、図15に示すように、エミッタ電極705を形成し
た。ついで、図16に示すように、本発明のエッチング
方法を用いてエミッタ電極705をエッチングマスクと
して、n型AlxGa1-xAs層704をエッチングし
た。ここでは、図1に示すエッチング装置で、KrFエ
キシマレーザおよび塩素ガスを用い、n型AlxGa1-x
As層704の厚みの約4/5をレーザパワー約30m
J/cm2で、残りの約1/5をレーザパワー約12m
J/cm2でそれぞれエッチングした。レーザパワーの
変更はエッチング時間に基づいて行った。レーザパワー
約12mJ/cm2では、図4に示したようにGaAs
はAlxGa1-xAs(Al組成比x=0.3)の約20
0倍の速度でエッチングされる。また、同じレーザパワ
ーにおいてはAl組成比xが大きいほどAlxGa1-x
sはエッチングされにくくなる。したがって、はじめの
約4/5のエッチングにおいて、エッチング量のウエハ
面内ばらつきが生じても、残りの約1/5をエッチング
する際に面内ばらつきが減少し、素子特性のウエハ面内
ばらつきを低減できるという効果がある。これはAl組
成比xを変化させているので、はじめの約4/5のエッ
チングにおいて、エッチング量が多い部分ではAl組成
比xが大きくてエッチングされにくく、エッチング量が
少ない部分ではAl組成比xが小さくてエッチングされ
易いためである。ここで示したエッチング方法では、エ
ッチング部分においてもn型AlxGa1-xAs層704
が薄く残るが、ベース電極形成には問題は生じない。た
だし、n型AlxGa1-xAs層704のp型AlxGa1
-xAs層703との接合付近のAl組成比x変化を急峻
にすれば、Al組成比x変化を一定にする場合よりもn
型AlxGa1-xAs層704のエッチング残りが減少し
て、HBTの素子性能が向上するという効果がある。つ
いで、図17に示すように、絶縁膜を堆積させ、通常の
ドライエッチング法により側壁708を形成した後、ベ
ース電極706を形成した。ここで絶縁膜としてはSi
2を用いたが、他の物質、たとえば窒化シリコンSi
xとしてもよい。ついで、図18に示すように、本発
明のエッチング方法を用いて、p型AlxGa1-xAs層
703をn型GaAs層702に至るまでエッチングし
た。ここでは、図1に示すエッチング装置で、KrFエ
キシマレーザおよび塩素ガスを用い、レーザパワーを約
30mJ/cm2とした。レーザパワー約30mJ/c
2では、図4に示したようにGaAsとAlxGa1-x
Asとはほぼ等速度でエッチングされる。なお、エッチ
ングの停止はエッチング時間に基づいて行った。つい
で、絶縁膜を堆積させ、通常のドライエッチング法によ
り側壁709を形成し、コレクタ電極707を形成し
て、図14に示すHBTを完成させた。ここで、絶縁膜
としてはSiO2を用いたが、他の物質、たとえば窒化
シリコンSiNxとしてもよい。本実施例では、KrF
エキシマレーザパワーを上述のように設定したが、所望
のエッチングに対するレーザパワーを、図4に示した範
囲内で自由に設定することができる。また、本実施例で
はKrFエキシマレーザを用いたが、他の光源であって
もよい。その場合は、図3に示した特性線301から所
望のエッチングを行うための温度範囲を決定し、(数
1)式を解くことによって光源の強度範囲を設定すれば
よい。実施例2ないし実施例4において、AlxGa1-x
As表面でエッチングを停止させる場合にも反応性ガス
として塩素を用いたが、フッ素ガスを混入してもよい。
この場合、選択比が増加してエッチング量の面内分布が
さらに低減できるという効果がある。なお、レーザを照
射しても半導体結晶にほとんど劣化がみられないこと
は、高谷らがすでに報告している(第41回応用物理学
関係連合講演会 28p−ZN−4、1994年3
月)。また、エッチングを行うために反応性ガスを導入
しても同様の結果が得られた。したがって、実施例2な
いし実施例4において、それぞれの方法で作製した半導
体装置にも半導体結晶の劣化がほとんど生じていないこ
とは明らかである。
【0014】
【発明の効果】以上詳細に説明したごとく、本発明のエ
ッチング方法によれば、半導体結晶の劣化が少なく、か
つ所望の深さ、形状ののエッチングができるので、特性
ならびに性能に優れた信頼性の高い半導体装置を実現す
ることができ、さらに半導体装置の製造の歩留まりを著
しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1において例示したエッチング
装置の構成を示す模式図。
【図2】本発明のエッチング方法においてGaAs/A
lGaAs選択比を求めたエッチング材料の構成の一例
を示す模式図。
【図3】本発明のエッチング方法において、半導体のし
きい表面温度とGaAs/AlGaAs選択比との関係
を示す特性線図。
【図4】本発明のエッチング方法において、KrFエキ
シマレーザを用いた場合のレーザパワーとGaAs/A
lGaAs選択比との関係を示す特性線図。
【図5】本発明の実施例2において作製した半導体装置
の構造を示す模式図。
【図6】図5に示す半導体装置の作製過程を示す模式
図。
【図7】図5に示す半導体装置の作製過程を示す模式
図。
【図8】図5に示す半導体装置の作製過程を示す模式
図。
【図9】図5に示す半導体装置の作製過程を示す模式
図。
【図10】図5に示す半導体装置の作製過程を示す模式
図。
【図11】本発明の実施例3において作製した半導体装
置の構造を示す模式図。
【図12】図11に示す半導体装置の作製過程を示す模
式図。
【図13】図11に示す半導体装置の作製過程を示す模
式図。
【図14】本発明の実施例4において作製した半導体装
置の構造を示す模式図。
【図15】図14に示す半導体装置の作製過程を示す模
式図。
【図16】図14に示す半導体装置の作製過程を示す模
式図。
【図17】図14に示す半導体装置の作製過程を示す模
式図。
【図18】図14に示す半導体装置の作製過程を示す模
式図。
【符号の説明】
101…被エッチング材料となる半導体ウエハ 102…ウエハホルダ 103…真空ポンプ 104…真空槽 105…バリアブルリークバルブ 106…反応性ガス 107…ガスボンベ 108…窓 109…温度モニタ 110…レーザ光 111…レーザ装置 112…光学系 121…副真空槽 122…真空ポンプ 201…GaAs層 202…AlXGa1-XAs層 203…絶縁膜 301…GaAs/AlGaAs選択比と(数1)式に
より求めたしきい表面温度との関係を示す特性線 401…レーザ装置111にKrFエキシマレーザを用
いた場合のGaAs/AlGaAs選択比と被エッチン
グ材料に照射されるレーザパワーとの関係を示す特性線 501…半絶縁性GaAs基板 502…ノンドープGaAs層 503…ノンドープAlXGa1-XAs層 504…n型GaAs層 505…n型AlXGa1-XAs層 506…ゲート電極となるp型GaAs層 507…ゲート電極 508…側壁 509…ソース電極となるn型GaAs層 510…ドレイン電極となるn型GaAs層 511…ソース電極 512…ドレイン電極 601…半絶縁性GaAs基板 602…ノンドープAlXGa1-XAs層 603…ノンドープInyGa1-yAs層 604…ノンドープAlXGa1-XAs層 605…n型AlXGa1-XAs層 607…n型GaAs層 608…絶縁膜 609…ゲート電極 610…ソース電極 611…ドレイン電極 701…GaAs基板 702…n型GaAs層 703…p型AlXGa1-XAs層 704…n型AlXGa1-XAs層 705…エミッタ電極 706…ベース電極 707…コレクタ電極 708…側壁 709…側壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/331 29/73 21/338 29/812 29/778 H01L 29/205 29/72 9171−4M 29/80 F 9171−4M H (72)発明者 持地 広造 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反応性ガス雰囲気のもとで、半導体からな
    る被エッチング材料の表面に光を照射してエッチングす
    る方法において、上記被エッチング材料の表面温度を制
    御して半導体表面近傍の半導体結晶の劣化を抑制しなが
    ら、最大のエッチング速度で半導体のエッチングを行う
    ことを特徴とするエッチング方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、被エッチング材料は、
    組成の異なる複数の半導体層を積層した半導体積層膜か
    らなり、該半導体積層膜のうちの所望の半導体層のみを
    選択的にエッチングする選択エッチング条件と、上記半
    導体積層膜のうちの所望の複数の半導体層をほぼ等速度
    でエッチングする等速エッチング条件との切り換えを行
    い、かつ上記エッチング条件の切り換えは、エッチング
    操作を中断することなく連続的に行うことを特徴とする
    エッチング方法。
  3. 【請求項3】請求項2において、選択エッチング条件と
    等速エッチング条件との切り換えは、下記の(数1)式
    に示される熱拡散方程式により計算されるしきい表面温
    度を制御することによりエッチングを行うことを特徴と
    するエッチング方法。 【数1】
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれか1項に
    おいて、反応性ガスは、ハロゲンガス、またはハロゲン
    元素を含む化合物ガス、またはハロゲンガスを含む混合
    ガス、またはハロゲン元素を含む化合物ガスを含む混合
    ガスのうちから選ばれる少なくとも1種の反応性ガスを
    用いることを特徴とするエッチング方法。
  5. 【請求項5】請求項1ないし請求項4のいずれか1項に
    おいて、反応性ガスは、塩素ガスであることを特徴とす
    るエッチング方法。
  6. 【請求項6】請求項1ないし請求項5のいずれか1項に
    おいて、照射する光は、パルス光であることを特徴とす
    るエッチング方法。
  7. 【請求項7】請求項6において、パルス光は、レーザパ
    ルス光であることを特徴とするエッチング方法。
  8. 【請求項8】請求項7において、レーザパルス光は、波
    長が248nmのKrFエキシマレーザ、もしくは波長
    が193nmのArFエキシマレーザであることを特徴
    とするエッチング方法。
  9. 【請求項9】請求項1ないし請求項8のいずれか1項に
    おいて、被エッチング材料は、III−V族化合物半導体
    からなる半導体積層膜であることを特徴とするエッチン
    グ方法。
  10. 【請求項10】請求項1ないし請求項9のいずれか1項
    において、被エッチング材料は、GaAsおよびAl組
    成比xがゼロ(0)より大きく1以下である AlXGa1-XAsを含む半導体積層膜からなり、該半導
    体積層膜の所望の半導体層のみを選択的にエッチングす
    る選択エッチング条件は、上記GaAsのみを選択的に
    エッチングする選択エッチング条件とし、上記半導体積
    層膜の所望の複数の半導体層をほぼ等速度でエッチング
    する等速エッチング条件は、上記GaAsおよびAl組
    成比xがゼロ(0)より大きく1以下であるAlXGa
    1-XAsを等速度でエッチングする等速エッチング条件
    とすることを特徴とするエッチング方法。
  11. 【請求項11】請求項1ないし請求項9のいずれか1項
    において、被エッチング材料は、GaAsおよびAl組
    成比xがゼロ(0)より大きく1以下である AlXGa1-XAsを含む半導体積層膜からなり、該半導
    体積層膜の所望の半導体層のみを選択的にエッチングす
    る選択エッチング条件は、Al組成比xがゼロ(0)よ
    り大きく1以下であるAlXGa1-XAsのみを選択的に
    エッチングする選択エッチング条件とし、上記半導体積
    層膜の所望の複数の半導体層を等速度でエッチングする
    等速エッチング条件は、GaAsおよびAl組成比xが
    ゼロ(0)より大きく1以下であるAlXGa1-XAsを
    等速度でエッチングする等速エッチング条件とすること
    を特徴とするエッチング方法。
  12. 【請求項12】請求項1において、被エッチング材料
    は、組成の異なる半導体層が積層された半導体積層膜か
    らなり、該半導体積層膜のうちの所望の半導体層のみを
    選択的にエッチングする選択エッチング条件を用いるこ
    とを特徴とするエッチング方法。
  13. 【請求項13】請求項12において、選択エッチング条
    件は、請求項3における(数1)式に示される熱拡散方
    程式により計算されるしきい表面温度を制御することに
    よりエッチングを行うことを特徴とするエッチング方
    法。
  14. 【請求項14】請求項12または請求項13において、
    反応性ガスは、ハロゲンガス、またはハロゲン元素を含
    む化合物ガス、またはハロゲンガスを含む混合ガス、ま
    たはハロゲン元素を含む化合物ガスを含む混合ガスのう
    ちから選ばれる少なくとも1種の反応性ガスを用いるこ
    とを特徴とするエッチング方法。
  15. 【請求項15】請求項12ないし請求項14のいずれか
    1項において、反応性ガスは、塩素ガスであることを特
    徴とするエッチング方法。
  16. 【請求項16】請求項12ないし請求項15のいずれか
    1項において、照射する光は、パルス光を用いることを
    特徴とするエッチング方法。
  17. 【請求項17】請求項16において、パルス光は、レー
    ザパルス光であることを特徴とするエッチング方法。
  18. 【請求項18】請求項17において、レーザパルス光
    は、波長が248nmのKrFエキシマレーザもしくは
    波長が193nmのArFエキシマレーザであることを
    特徴とするエッチング方法。
  19. 【請求項19】請求項12ないし請求項18のいずれか
    1項において、被エッチング材料である半導体積層膜
    は、III−V族化合物半導体からなることを特徴とする
    エッチング方法。
  20. 【請求項20】請求項12ないし請求項19のいずれか
    1項において、半導体積層膜は、GaAsおよびAl組
    成比xがゼロ(0)より大きく1以下である AlXGa1-XAsを含み、選択的にエッチングする半導
    体層をGaAsとすることを特徴とするエッチング方
    法。
  21. 【請求項21】請求項12ないし請求項20のいずれか
    1項において、照射する光のパワーは4mJ/cm2
    上、19mJ/cm2以下とすることを特徴とするエッ
    チング方法。
  22. 【請求項22】請求項1において、被エッチング材料
    は、組成の異なる半導体層が積層された半導体積層膜か
    らなり、該半導体積層膜のうちの所望の複数の半導体層
    のエッチング速度をほぼ等速度でエッチングする等速エ
    ッチング条件を用いることを特徴とするエッチング方
    法。
  23. 【請求項23】請求項22において、等速エッチング条
    件は、請求項3における(数1)式に示される熱拡散方
    程式により計算されるしきい表面温度を用いて制御する
    ことを特徴とするエッチング方法。
  24. 【請求項24】請求項22または請求項23において、
    反応性ガスは、ハロゲンガス、ハロゲン元素を含む化合
    物ガス、ハロゲンガスを含む混合ガス、ハロゲン元素を
    含む化合物ガスを含む混合ガスのうちから選ばれる少な
    くとも1種の反応性ガスを用いることを特徴とするエッ
    チング方法。
  25. 【請求項25】請求項22ないし請求項24のいずれか
    1項において、反応性ガスは、塩素ガスであることを特
    徴とするエッチング方法。
  26. 【請求項26】請求項22ないし請求項25のいずれか
    1項において、照射する光は、パルス光であることを特
    徴とするエッチング方法。
  27. 【請求項27】請求項26において、パルス光は、レー
    ザパルス光であることを特徴とするエッチング方法。
  28. 【請求項28】請求項27において、レーザパルス光
    は、波長が248nmのKrFエキシマレーザ、もしく
    は波長が193nmのArFエキシマレーザであること
    を特徴とするエッチング方法。
  29. 【請求項29】請求項22ないし請求項28のいずれか
    1項において、被エッチング材料である半導体積層膜
    は、III−V族化合物半導体からなることを特徴とする
    エッチング方法。
  30. 【請求項30】請求項22ないし請求項29のいずれか
    1項において、被エッチング材料である半導体積層膜
    は、GaAsおよびAl組成比xが0より大で1以下で
    ある AlXGa1-XAsを含み、エッチング速度をほぼ等速度
    とする等速エッチング条件は、GaAsとAl組成比x
    が0より大で1以下であるAlXGa1-XAsを等速度で
    エッチングする等速エッチング条件とすることを特徴と
    するエッチング方法。
  31. 【請求項31】請求項1ないし請求項30のいずれか1
    項において、照射する光のパワーは19mJ/cm2
    上、37mJ/cm2以下とすることを特徴とするエッ
    チング方法。
  32. 【請求項32】請求項1ないし請求項31のいずれか1
    項に記載のエッチング方法により、半導体からなる被エ
    ッチング材料の所望の領域の半導体を除去するエッチン
    グを行うエッチング装置であって、真空排気手段と、反
    応ガス供給手段と、光を照射する光源および光学系と、
    基板ホルダ上の被エッチング材料に光を照射する光透過
    窓と、被エッチング材料の温度を感知する温度モニタ
    と、感知した温度から所望の温度に制御するために光源
    および光学系にフィードバックして被エッチング材料の
    温度を制御する温度制御手段を少なくとも備えたことを
    特徴とするエッチング装置。
  33. 【請求項33】請求項32において、光を照射する光源
    はレーザ光を発振するレーザ装置であり、光学系には、
    少なくとも光量調節用アッテネータ、光量分布均一化用
    のホモジナイザ、光量調節および光量分布均一化後の光
    を所望の面積に拡大もしくは縮小するためのレンズを有
    し、エッチング中に光量、光量分布を調整し温度制御す
    る手段を設けたことを特徴とするエッチング装置。
  34. 【請求項34】請求項32または請求項33に記載のエ
    ッチング装置を少なくとも用い、請求項1ないし請求項
    31のいずれか1項に記載のエッチング方法により、被
    エッチング材料である組成の異なる半導体層が積層され
    た半導体積層膜の所望の領域の半導体を上記半導体積層
    膜の一主面側から除去するエッチング工程を少なくとも
    用いて作製したことを特徴とする半導体装置。
  35. 【請求項35】請求項34において、半導体装置は、電
    界効果トランジスタ(FET:FieldEffect Transisto
    r)であることを特徴とする半導体装置。
  36. 【請求項36】請求項35において、電界効果トランジ
    スタは、接合型電界効果トランジスタ(JFET:Junc
    tion FET)であることを特徴とする請求項33記載
    の半導体装置の製造方法。
  37. 【請求項37】請求項35において、電界効果トランジ
    スタは、高電子移動度トランジスタ(HEMT:High E
    lectron Mobility Transistor)であることを特徴とす
    る半導体装置。
  38. 【請求項38】請求項34において、半導体装置は、バ
    イポーラトランジスタ(Bipolar Transistor)であるこ
    とを特徴とする半導体装置。
  39. 【請求項39】請求項34において、半導体装置は、ヘ
    テロ接合型バイポーラトランジスタ(HBT:Heteroju
    nction Bipolar Transistor)であることを特徴とする
    半導体装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008177553A (ja) * 2006-12-20 2008-07-31 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置の作製方法

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US6417013B1 (en) 1999-01-29 2002-07-09 Plasma-Therm, Inc. Morphed processing of semiconductor devices
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