JPH0883814A - 化合物半導体電界効果トランジスタ及びその製造方法 - Google Patents
化合物半導体電界効果トランジスタ及びその製造方法Info
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- JPH0883814A JPH0883814A JP7171162A JP17116295A JPH0883814A JP H0883814 A JPH0883814 A JP H0883814A JP 7171162 A JP7171162 A JP 7171162A JP 17116295 A JP17116295 A JP 17116295A JP H0883814 A JPH0883814 A JP H0883814A
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- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D30/00—Field-effect transistors [FET]
- H10D30/01—Manufacture or treatment
- H10D30/015—Manufacture or treatment of FETs having heterojunction interface channels or heterojunction gate electrodes, e.g. HEMT
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- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- H10D30/00—Field-effect transistors [FET]
- H10D30/01—Manufacture or treatment
- H10D30/061—Manufacture or treatment of FETs having Schottky gates
- H10D30/0612—Manufacture or treatment of FETs having Schottky gates of lateral single-gate Schottky FETs
- H10D30/0616—Manufacture or treatment of FETs having Schottky gates of lateral single-gate Schottky FETs using processes wherein the final gate is made before the completion of the source and drain regions, e.g. gate-first processes
Landscapes
- Junction Field-Effect Transistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ゲート・ドレイン耐圧を向上させることが可
能であるとともに安価な化合物半導体電界効果トランジ
スタ及びその製造を可能にする。 【構成】 本発明は半絶縁性化合物半導体基板1表面に
不純物をイオン注入することによってチヤネル層3を形
成する工程と、チヤネル層の表面の結晶欠陥を除去する
ための第1の熱処理を行う工程と、チヤネル層を被う領
域上にエピタキシャル法を用いて化合物半導体エピタキ
シャル層を形成する工程と、チヤネル層の真上のエピタ
キシャル層上の領域内にゲート電極を形成する工程と、
基板にソース領域10aおよびドレイン領域10bを形
成する工程と、を備えていることによりチャネル層とエ
ピタキシャル層の界面における、チャネル層を形成する
不純物の濃度は、チャネル層中の最も高い不純物濃度の
45%以下となる。これによりチャネル層とエピタキシ
ャル層の間に良好な界面を得ることが可能となり、質の
高いエピタキシャル層を有するトランジスタを得ること
ができる。
能であるとともに安価な化合物半導体電界効果トランジ
スタ及びその製造を可能にする。 【構成】 本発明は半絶縁性化合物半導体基板1表面に
不純物をイオン注入することによってチヤネル層3を形
成する工程と、チヤネル層の表面の結晶欠陥を除去する
ための第1の熱処理を行う工程と、チヤネル層を被う領
域上にエピタキシャル法を用いて化合物半導体エピタキ
シャル層を形成する工程と、チヤネル層の真上のエピタ
キシャル層上の領域内にゲート電極を形成する工程と、
基板にソース領域10aおよびドレイン領域10bを形
成する工程と、を備えていることによりチャネル層とエ
ピタキシャル層の界面における、チャネル層を形成する
不純物の濃度は、チャネル層中の最も高い不純物濃度の
45%以下となる。これによりチャネル層とエピタキシ
ャル層の間に良好な界面を得ることが可能となり、質の
高いエピタキシャル層を有するトランジスタを得ること
ができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は化合物半導体電界効果ト
ランジスタ及びその製造方法に関する。
ランジスタ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ここ
数年、情報の高度化/グローバル化に伴い、その利便
性、経済効率から移動体通信システムが脚光を浴びてい
る。その中にあり、特に急激な需要の伸びを示している
のがL−バンド(移動通信システムで使用される1GH
z以上の周波数帯のうちの1つの周波数帯)で使用され
るコードレス電話である。このコードレス電話ではGa
As基板等から形成される化合物半導体電界効果トラン
ジスタを用いたMMIC(Microwave Monolithic Integ
rated Circuit )への要求が高まっている。
数年、情報の高度化/グローバル化に伴い、その利便
性、経済効率から移動体通信システムが脚光を浴びてい
る。その中にあり、特に急激な需要の伸びを示している
のがL−バンド(移動通信システムで使用される1GH
z以上の周波数帯のうちの1つの周波数帯)で使用され
るコードレス電話である。このコードレス電話ではGa
As基板等から形成される化合物半導体電界効果トラン
ジスタを用いたMMIC(Microwave Monolithic Integ
rated Circuit )への要求が高まっている。
【0003】更にコードレス電話自体を小型化し、コス
トダウンを計るため、MMICの高集積化を進めること
も重要である。特にフロントエンド部の低雑音増幅器と
高出力増幅器を1つのチップ上に形成するワンチップフ
ロントエンドMMICの実現はコードレス電話のコスト
ダウンおよび小型化を計る上で重要である。このような
MMICの製造にはコストが低いこと、製造プロセスが
安定していることが重要である。
トダウンを計るため、MMICの高集積化を進めること
も重要である。特にフロントエンド部の低雑音増幅器と
高出力増幅器を1つのチップ上に形成するワンチップフ
ロントエンドMMICの実現はコードレス電話のコスト
ダウンおよび小型化を計る上で重要である。このような
MMICの製造にはコストが低いこと、製造プロセスが
安定していることが重要である。
【0004】現在、MMIC用のトランジスタは、化合
物半導体基板から形成されるショットキー接合型電界効
果トランジスタ(以下、FETともいう)が主流となっ
ている。このFETを製造する方法としてはイオン注入
法とエピタキシャル法の2つのプロセスが知られてい
る。イオン注入法はコストが低いこと、素子間分離が必
要ないこと、およびしきい値電圧の異なる複数個のFE
Tを同一チップ上に同時に形成できるという利点があ
る。一方エピタキシャル法は複雑な構造のFETを形成
することが可能となることにより高い性能のものを得る
ことができるという利点がある。どちらのプロセスを使
うかは、製造されるデバイスの用途にしたがって決定さ
れるが、同一のチップ上に多数のFET素子が形成され
るMMICの場合には、イオン注入法が使われる傾向に
ある。特に耐熱性金属をゲート電極に用いたセルフアラ
イン型FETプロセスは、しきい値電圧の制御性に優れ
ることから、ICの製造に向いている。しかしながら、
近年ワンチップフロントエンドMMICのようなパワー
MMICの高集積化が進む一方、その中のトランジスタ
に対しても高い性能、特に高いゲート・ドレイン耐圧B
V、高い相互コンダクタンスgm 、優れた低雑音特性等
を同時に要求されるようになってきた。
物半導体基板から形成されるショットキー接合型電界効
果トランジスタ(以下、FETともいう)が主流となっ
ている。このFETを製造する方法としてはイオン注入
法とエピタキシャル法の2つのプロセスが知られてい
る。イオン注入法はコストが低いこと、素子間分離が必
要ないこと、およびしきい値電圧の異なる複数個のFE
Tを同一チップ上に同時に形成できるという利点があ
る。一方エピタキシャル法は複雑な構造のFETを形成
することが可能となることにより高い性能のものを得る
ことができるという利点がある。どちらのプロセスを使
うかは、製造されるデバイスの用途にしたがって決定さ
れるが、同一のチップ上に多数のFET素子が形成され
るMMICの場合には、イオン注入法が使われる傾向に
ある。特に耐熱性金属をゲート電極に用いたセルフアラ
イン型FETプロセスは、しきい値電圧の制御性に優れ
ることから、ICの製造に向いている。しかしながら、
近年ワンチップフロントエンドMMICのようなパワー
MMICの高集積化が進む一方、その中のトランジスタ
に対しても高い性能、特に高いゲート・ドレイン耐圧B
V、高い相互コンダクタンスgm 、優れた低雑音特性等
を同時に要求されるようになってきた。
【0005】ゲート・ドレイン耐圧はゲート電極に接す
る半導体層のキャリア濃度で決まっており、キャリア濃
度が低いほど耐圧も大きい。イオン注入法を用いた場合
において、耐圧を上げるにはイオン注入のドーズ量を落
としたり、表面濃度を下げるために加速電圧を大きくす
ることによって行うが、この場合、相互コンダクタンス
gm が低下する割には耐圧が向上せず、イオン注入法に
は限界があった。一方、エピタキシャル法を用いる場合
には複雑な構造をつくる自由度というのははるかに増大
するので、要求に見合った性能を出すための構造設計が
可能となる。しかしながら、このエピタキシャル法は2
種類以上のしきい値をもつトランジスタからなるICを
製造する場合には問題があり、高集積なMMICの実現
が困難となっていた。
る半導体層のキャリア濃度で決まっており、キャリア濃
度が低いほど耐圧も大きい。イオン注入法を用いた場合
において、耐圧を上げるにはイオン注入のドーズ量を落
としたり、表面濃度を下げるために加速電圧を大きくす
ることによって行うが、この場合、相互コンダクタンス
gm が低下する割には耐圧が向上せず、イオン注入法に
は限界があった。一方、エピタキシャル法を用いる場合
には複雑な構造をつくる自由度というのははるかに増大
するので、要求に見合った性能を出すための構造設計が
可能となる。しかしながら、このエピタキシャル法は2
種類以上のしきい値をもつトランジスタからなるICを
製造する場合には問題があり、高集積なMMICの実現
が困難となっていた。
【0006】このような問題を解決するために、イオン
注入法とエピタキシャル法を組み合わせたプロセスが考
えられる。すなわち、チャネル層をイオン注入法で形成
し、その上にエピタキシャル層を形成することであり、
このプロセスによって製造されたトランジスタの構造
は、チャネルが埋め込まれている「埋め込みチャネル」
になる。この埋め込みチャネル構造はチャネル層を選択
イオン注入によって形成しているため、同一チップ上
に、異なるしきい値電圧を有する複数のFETを容易に
形成することができる。また素子間の電気的絶縁性を確
保するための特別なプロセスが必要なく、この点でもM
MIC化に向いていると言える。
注入法とエピタキシャル法を組み合わせたプロセスが考
えられる。すなわち、チャネル層をイオン注入法で形成
し、その上にエピタキシャル層を形成することであり、
このプロセスによって製造されたトランジスタの構造
は、チャネルが埋め込まれている「埋め込みチャネル」
になる。この埋め込みチャネル構造はチャネル層を選択
イオン注入によって形成しているため、同一チップ上
に、異なるしきい値電圧を有する複数のFETを容易に
形成することができる。また素子間の電気的絶縁性を確
保するための特別なプロセスが必要なく、この点でもM
MIC化に向いていると言える。
【0007】このようにイオン注入法とエピタキシャル
法を組み合わせた例は特開昭62−286284号公報
および特開平2−98945号公報に開示されている。
法を組み合わせた例は特開昭62−286284号公報
および特開平2−98945号公報に開示されている。
【0008】特開昭62−286284号公報では、G
aAs基板にイオン注入することによってイオン注入層
を形成し、このイオン注入層にアンドープGaAs膜を
エピタキシャル成長した後に上記イオン注入層を電気的
に活性化するためのアニールを行い、続いて上記アンド
ープGaAs膜上にゲート電極を形成している。このよ
うに形成されたFETにおいては、GaAs膜をキャッ
プ材(保護膜)として熱処理工程でのGaAsの解離を
確実に防止することができ、しかもキャップ材がGaA
sであるため、基板からキャップ層へのGaの拡散も防
止される。この結果イオン注入により形成される活性層
表面部の組成が化学論的組成からずれることがなく、し
きい値変動の小さなGaAsMESFETを得ることが
できる。キャップ材としてのGaAs膜を残したままこ
の上にショットキーゲート電極を形成し、このゲート電
極をマスクとして不純物を高濃度にイオン注入してソー
ス、ドレイン領域を形成すれば、ソース、ドレイン領域
の不純物がチャネル領域真下に拡散するのを抑制するこ
とができ、これにより短チャネル効果を抑制することが
できる。
aAs基板にイオン注入することによってイオン注入層
を形成し、このイオン注入層にアンドープGaAs膜を
エピタキシャル成長した後に上記イオン注入層を電気的
に活性化するためのアニールを行い、続いて上記アンド
ープGaAs膜上にゲート電極を形成している。このよ
うに形成されたFETにおいては、GaAs膜をキャッ
プ材(保護膜)として熱処理工程でのGaAsの解離を
確実に防止することができ、しかもキャップ材がGaA
sであるため、基板からキャップ層へのGaの拡散も防
止される。この結果イオン注入により形成される活性層
表面部の組成が化学論的組成からずれることがなく、し
きい値変動の小さなGaAsMESFETを得ることが
できる。キャップ材としてのGaAs膜を残したままこ
の上にショットキーゲート電極を形成し、このゲート電
極をマスクとして不純物を高濃度にイオン注入してソー
ス、ドレイン領域を形成すれば、ソース、ドレイン領域
の不純物がチャネル領域真下に拡散するのを抑制するこ
とができ、これにより短チャネル効果を抑制することが
できる。
【0009】しかしながら、この方法によれば動作特性
に悪影響を与えることが本発明者らによって明らかにさ
れた。これについては後に述べる。
に悪影響を与えることが本発明者らによって明らかにさ
れた。これについては後に述べる。
【0010】一方、特開平2−98945号公報ではI
nP基板上にイオン注入層を形成し、このイオン注入層
に保護膜を被せてイオン注入層を電気的に活性化するた
めのアニール(保護膜アニール)を行った後、上記保護
膜を剥離し、Alx Ga1-xAsからなるエピタキシャ
ル層を形成し、このAlx Ga1-x As層上にゲート電
極を形成したFET構造が提案されている。しかし、こ
の提案で用いられるInPという材料の基板はGaAs
基板に比べて非常に高価であるため、MMIC化による
コストダウンを計ることができない。またこの提案では
イオン注入層のアニールに保護膜アニール(キャップア
ニール)が用いられているが、この保護膜アニールを用
いた場合は結晶欠陥の少ないイオン注入層表面を得るこ
とができない。というのは、保護膜アニール法では、保
護膜とイオン注入層とが界面で相互反応を引き起こすこ
と、および保護膜は剥離されることにより、イオン注入
層表面には多数の結晶欠陥が存在するようになる。この
ような多数の結晶欠陥が存在するイオン注入層表面にエ
ピタキシャル層を成長させてもエピタキシャル層の界面
付近に多くの結晶欠陥が生じ良好な界面を、すなわち良
好な電気的特性を得ることができない。
nP基板上にイオン注入層を形成し、このイオン注入層
に保護膜を被せてイオン注入層を電気的に活性化するた
めのアニール(保護膜アニール)を行った後、上記保護
膜を剥離し、Alx Ga1-xAsからなるエピタキシャ
ル層を形成し、このAlx Ga1-x As層上にゲート電
極を形成したFET構造が提案されている。しかし、こ
の提案で用いられるInPという材料の基板はGaAs
基板に比べて非常に高価であるため、MMIC化による
コストダウンを計ることができない。またこの提案では
イオン注入層のアニールに保護膜アニール(キャップア
ニール)が用いられているが、この保護膜アニールを用
いた場合は結晶欠陥の少ないイオン注入層表面を得るこ
とができない。というのは、保護膜アニール法では、保
護膜とイオン注入層とが界面で相互反応を引き起こすこ
と、および保護膜は剥離されることにより、イオン注入
層表面には多数の結晶欠陥が存在するようになる。この
ような多数の結晶欠陥が存在するイオン注入層表面にエ
ピタキシャル層を成長させてもエピタキシャル層の界面
付近に多くの結晶欠陥が生じ良好な界面を、すなわち良
好な電気的特性を得ることができない。
【0011】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
であって、集積化してもゲート・ドレイン耐圧を可及的
に向上させことができる化合物半導体電界効果トランジ
スタ及びその製造方法を提供することを目的とする。
であって、集積化してもゲート・ドレイン耐圧を可及的
に向上させことができる化合物半導体電界効果トランジ
スタ及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による化合物半導
体電界効果トランジスタは、半絶縁性化合物半導体基板
表面にイオン注入することにより形成されるチャネル層
と、このチャネル層を被う領域上にエピタキシャル法に
より形成される化合物半導体エピタキシャル層と、前記
チャネル層の真上の前記エピタキシャル層上の領域内に
形成されるゲート電極と、前記基板に形成されるソース
およびドレイン領域と、このソースおよびドレイン領域
上に形成されるソースおよびドレイン電極とを備え、前
記化合物半導体エピタキシャル層の前記チャネル層との
界面における、前記チャネル層を形成する不純物濃度は
前記チャネル層中の最も高い不純物濃度の45%以下で
あることを特徴とする。
体電界効果トランジスタは、半絶縁性化合物半導体基板
表面にイオン注入することにより形成されるチャネル層
と、このチャネル層を被う領域上にエピタキシャル法に
より形成される化合物半導体エピタキシャル層と、前記
チャネル層の真上の前記エピタキシャル層上の領域内に
形成されるゲート電極と、前記基板に形成されるソース
およびドレイン領域と、このソースおよびドレイン領域
上に形成されるソースおよびドレイン電極とを備え、前
記化合物半導体エピタキシャル層の前記チャネル層との
界面における、前記チャネル層を形成する不純物濃度は
前記チャネル層中の最も高い不純物濃度の45%以下で
あることを特徴とする。
【0013】また本発明による化合物半導体電界効果ト
ランジスタの製造方法の第1の態様は、半絶縁性化合物
半導体基板表面に不純物をイオン注入することによって
チャネル層を形成する工程と、前記チャネル層の表面の
結晶欠陥を除去するための第1の熱処理を行う工程と、
前記チャネル層を被う領域上にエピタキシャル法を用い
て半導体エピタキシャル層を形成する工程と、前記チャ
ネル層の真上のエピタキシャル層上の領域内にゲート電
極を形成する工程と、前記基板にソース領域およびドレ
イン領域を形成する工程と、を備えていることを特徴と
する。
ランジスタの製造方法の第1の態様は、半絶縁性化合物
半導体基板表面に不純物をイオン注入することによって
チャネル層を形成する工程と、前記チャネル層の表面の
結晶欠陥を除去するための第1の熱処理を行う工程と、
前記チャネル層を被う領域上にエピタキシャル法を用い
て半導体エピタキシャル層を形成する工程と、前記チャ
ネル層の真上のエピタキシャル層上の領域内にゲート電
極を形成する工程と、前記基板にソース領域およびドレ
イン領域を形成する工程と、を備えていることを特徴と
する。
【0014】また本発明による化合物半導体電界効果ト
ランジスタの製造方法の第2の態様は、第1の態様の製
造方法において、前記ソース領域およびドレイン領域は
前記ゲート電極をマスクにしたイオン注入により形成す
ることを特徴とする。
ランジスタの製造方法の第2の態様は、第1の態様の製
造方法において、前記ソース領域およびドレイン領域は
前記ゲート電極をマスクにしたイオン注入により形成す
ることを特徴とする。
【0015】また本発明による化合物半導体電界効果ト
ランジスタの製造方法の第3の態様は、第1の態様の製
造方法において、前記ソース領域およびドレイン領域を
形成する工程はソース形成予定領域に、前記ゲート電極
に接するように前記チャネル層と同じ導電型で深さが前
記チャネル層と同じか、これよりも深い不純物領域を形
成する工程と、前記ゲート電極の側面に絶縁膜からなる
側壁を設ける工程と、前記ゲート電極および前記側壁を
マスクにして不純物をイオン注入することにより前記不
純物領域よりも濃度の高い前記ソース領域および前記ド
レイン領域を形成する工程と、前記側壁を除去する工程
とを備えていることを特徴とする。
ランジスタの製造方法の第3の態様は、第1の態様の製
造方法において、前記ソース領域およびドレイン領域を
形成する工程はソース形成予定領域に、前記ゲート電極
に接するように前記チャネル層と同じ導電型で深さが前
記チャネル層と同じか、これよりも深い不純物領域を形
成する工程と、前記ゲート電極の側面に絶縁膜からなる
側壁を設ける工程と、前記ゲート電極および前記側壁を
マスクにして不純物をイオン注入することにより前記不
純物領域よりも濃度の高い前記ソース領域および前記ド
レイン領域を形成する工程と、前記側壁を除去する工程
とを備えていることを特徴とする。
【0016】また本発明による化合物半導体電界効果ト
ランジスタの製造方法の第4の態様は、第1乃至第3の
態様のいずれかの製造方法において、前記半絶縁性化合
物半導体基板はGaAsからなり、前記第1の熱処理は
所定の温度の下で前記イオン注入層の表面をAs雰囲気
にさらすようにして行うことを特徴とする。
ランジスタの製造方法の第4の態様は、第1乃至第3の
態様のいずれかの製造方法において、前記半絶縁性化合
物半導体基板はGaAsからなり、前記第1の熱処理は
所定の温度の下で前記イオン注入層の表面をAs雰囲気
にさらすようにして行うことを特徴とする。
【0017】また本発明による化合物半導体電界効果ト
ランジスタの製造方法の第5の態様は、第4の態様の製
造方法において、前記チャネル層を形成する際の不純物
はSiであってドーズ量は5×1013cm-2以下である
ことを特徴とする。
ランジスタの製造方法の第5の態様は、第4の態様の製
造方法において、前記チャネル層を形成する際の不純物
はSiであってドーズ量は5×1013cm-2以下である
ことを特徴とする。
【0018】また本発明による化合物半導体電界効果ト
ランジスタの製造方法の第6の態様は、第1乃至第5の
態様のいずれかの製造方法において、前記エピタキシャ
ル層は不純物がドープされていないGaAs、不純物が
ドープされていないAlx Ga1-x As、不純物がドー
プされていないInx Ga1-x As、p型のGaAs、
またはp型のAlx Ga1-x Asのうちのいずれか1つ
の材料を用いて形成されることを特徴とする。
ランジスタの製造方法の第6の態様は、第1乃至第5の
態様のいずれかの製造方法において、前記エピタキシャ
ル層は不純物がドープされていないGaAs、不純物が
ドープされていないAlx Ga1-x As、不純物がドー
プされていないInx Ga1-x As、p型のGaAs、
またはp型のAlx Ga1-x Asのうちのいずれか1つ
の材料を用いて形成されることを特徴とする。
【0019】また本発明による化合物半導体電界効果ト
ランジスタの製造方法の第7の態様は、第1乃至第6の
態様のいずれかの製造方法において、前記チャネル層、
前記ソース領域および前記ドレイン領域を電気的に活性
化するための第2の熱処理を行う工程を更に備えている
ことを特徴とする。
ランジスタの製造方法の第7の態様は、第1乃至第6の
態様のいずれかの製造方法において、前記チャネル層、
前記ソース領域および前記ドレイン領域を電気的に活性
化するための第2の熱処理を行う工程を更に備えている
ことを特徴とする。
【0020】
【作用】上述のように構成された本発明の半導体電界効
果トランジスタによれば、チャネル層とエピタキシャル
層の界面における、チャネル層を形成する不純物の濃度
は、チャネル層中の最も高い不純物濃度の45%以下と
なる。これは熱的に安定な界面であり、質の高い、すな
わち高抵抗のエピタキシャル層を得ることができ、ゲー
ト・ドレイン耐圧を向上させることが可能となるととも
に回路に組込む際の所望の電気的特性を得ることが可能
となる。
果トランジスタによれば、チャネル層とエピタキシャル
層の界面における、チャネル層を形成する不純物の濃度
は、チャネル層中の最も高い不純物濃度の45%以下と
なる。これは熱的に安定な界面であり、質の高い、すな
わち高抵抗のエピタキシャル層を得ることができ、ゲー
ト・ドレイン耐圧を向上させることが可能となるととも
に回路に組込む際の所望の電気的特性を得ることが可能
となる。
【0021】上述のように構成された本発明の化合物半
導体電界効果トランジスタの製造方法の第1の態様によ
れば、エピタキシャル層の形成前にイオン注入層の表面
の結晶欠陥を除去するための熱処理が行われる。これに
より、その後に形成されるエピタキシャル層の界面付近
には結晶欠陥は生じず、イオン注入層からの不純物のパ
イルアップも生じることがない。したがってエピタキシ
ャル層は高抵抗であり、ゲート・ドレイン耐圧は従来の
場合に比べて向上する。
導体電界効果トランジスタの製造方法の第1の態様によ
れば、エピタキシャル層の形成前にイオン注入層の表面
の結晶欠陥を除去するための熱処理が行われる。これに
より、その後に形成されるエピタキシャル層の界面付近
には結晶欠陥は生じず、イオン注入層からの不純物のパ
イルアップも生じることがない。したがってエピタキシ
ャル層は高抵抗であり、ゲート・ドレイン耐圧は従来の
場合に比べて向上する。
【0022】上述のように構成された本発明の化合物半
導体電界効果トランジスタの製造方法の第2の態様によ
れば、第1の態様の製造方法においてソース領域および
ドレイン領域の形成のためのイオン注入はゲート電極を
マスクにして行われる。これによりソース領域およびド
レイン領域の不純物のチャネル領域下への拡散が抑制さ
れ、短ゲート化したときの短チャネル効果を抑制するこ
とができる。
導体電界効果トランジスタの製造方法の第2の態様によ
れば、第1の態様の製造方法においてソース領域および
ドレイン領域の形成のためのイオン注入はゲート電極を
マスクにして行われる。これによりソース領域およびド
レイン領域の不純物のチャネル領域下への拡散が抑制さ
れ、短ゲート化したときの短チャネル効果を抑制するこ
とができる。
【0023】上述のように構成された本発明の化合物半
導体電界効果トランジスタの製造方法の第3の態様によ
れば、ソース領域とゲート電極との間にソース領域より
も濃度の低い不純物領域が形成される。これによりソー
ス抵抗を低減してかつ高いゲート・ドレイン耐圧を得る
ことができる。
導体電界効果トランジスタの製造方法の第3の態様によ
れば、ソース領域とゲート電極との間にソース領域より
も濃度の低い不純物領域が形成される。これによりソー
ス抵抗を低減してかつ高いゲート・ドレイン耐圧を得る
ことができる。
【0024】上述のように構成された本発明の化合物半
導体電界効果トランジスタの製造方法の第4の態様によ
れば、基板はGaAs基板であって、エピタキシャル層
の形成前にチャネル層の表面の結晶欠陥を除去するため
の熱処理は所定の温度の下で保護膜なしで行われる。こ
れにより、その後に形成されるエピタキシャル層の界面
付近には結晶欠陥は生じず、チャネル層からの不純物の
パネルアップも生じることがない。したがってエピタキ
シャル層は高抵抗であり、ゲート・ドレイン耐圧は従来
の場合に比べて向上する。またGaAs基板を用いたこ
とにより安価なものとなる。
導体電界効果トランジスタの製造方法の第4の態様によ
れば、基板はGaAs基板であって、エピタキシャル層
の形成前にチャネル層の表面の結晶欠陥を除去するため
の熱処理は所定の温度の下で保護膜なしで行われる。こ
れにより、その後に形成されるエピタキシャル層の界面
付近には結晶欠陥は生じず、チャネル層からの不純物の
パネルアップも生じることがない。したがってエピタキ
シャル層は高抵抗であり、ゲート・ドレイン耐圧は従来
の場合に比べて向上する。またGaAs基板を用いたこ
とにより安価なものとなる。
【0025】上述のように構成された本発明の化合物半
導体電界効果トランジスタの製造方法の第5の態様によ
れば、第4の態様の製造方法においてチャネル層を形成
する際の不純物はSiであって、ドーズ量は5×1013
cm-2以下とする。これにより、このイオン注入によっ
て形成される、チャネル層の表面の結晶欠陥は、結晶欠
陥除去のためのアニールによって全て除去可能となり、
チャネル層とエピタキシャル層との間に良好な界面を得
ることができる。
導体電界効果トランジスタの製造方法の第5の態様によ
れば、第4の態様の製造方法においてチャネル層を形成
する際の不純物はSiであって、ドーズ量は5×1013
cm-2以下とする。これにより、このイオン注入によっ
て形成される、チャネル層の表面の結晶欠陥は、結晶欠
陥除去のためのアニールによって全て除去可能となり、
チャネル層とエピタキシャル層との間に良好な界面を得
ることができる。
【0026】上述のように構成された本発明の化合物半
導体電界効果トランジスタの製造方法の第6の態様によ
れば、エピタキシャル層はi−GaAs、i−Alx G
a1- x As、i−Inx Ga1-x As、P型のGaA
s、またはP型のAlx Ga1- x Asのうちのいずれか
1つの材料を用いて形成される。これにより良好な雑音
特性を得ることができる。
導体電界効果トランジスタの製造方法の第6の態様によ
れば、エピタキシャル層はi−GaAs、i−Alx G
a1- x As、i−Inx Ga1-x As、P型のGaA
s、またはP型のAlx Ga1- x Asのうちのいずれか
1つの材料を用いて形成される。これにより良好な雑音
特性を得ることができる。
【0027】上述のように構成された本発明による化合
物半導体電界効果トランジスタの製造方法の第7の態様
によれば、第2の熱処理によってイオン注入層、ソース
領域およびドレイン領域を電気的に活性化される。これ
により良好な拡散層を得ることができる。
物半導体電界効果トランジスタの製造方法の第7の態様
によれば、第2の熱処理によってイオン注入層、ソース
領域およびドレイン領域を電気的に活性化される。これ
により良好な拡散層を得ることができる。
【0028】
【実施例】本発明による化合物半導体電界トランジスタ
(以下、単にトランジスタともいう)の製造方法の第1
の実施例を図1乃至図3を参照して説明する。この実施
例の製造工程を図1および図2に示す。まず、半絶縁性
GaAs基板1上にフォトレジスト層2を塗布し、この
フォトレジスト層2をパターニングする(図1(a)参
照)。そしてこのパターニングされたフォトレジスト層
2をマスクにして基板1に不純物(例えばSi)を、ド
ーズ量5.5×1012cm-2、加速電圧25KeVの条
件でイオン注入することによってn型チャネル層となる
イオン注入層3を形成する(図1(a)参照)。次にフ
ォトレジスト層2を除去した後、イオン注入によって破
壊された結晶性の回復を図るために、AsH3 雰囲気で
所定の温度で約20分間の熱処理(アニール)を行う
(図1(b)参照)。
(以下、単にトランジスタともいう)の製造方法の第1
の実施例を図1乃至図3を参照して説明する。この実施
例の製造工程を図1および図2に示す。まず、半絶縁性
GaAs基板1上にフォトレジスト層2を塗布し、この
フォトレジスト層2をパターニングする(図1(a)参
照)。そしてこのパターニングされたフォトレジスト層
2をマスクにして基板1に不純物(例えばSi)を、ド
ーズ量5.5×1012cm-2、加速電圧25KeVの条
件でイオン注入することによってn型チャネル層となる
イオン注入層3を形成する(図1(a)参照)。次にフ
ォトレジスト層2を除去した後、イオン注入によって破
壊された結晶性の回復を図るために、AsH3 雰囲気で
所定の温度で約20分間の熱処理(アニール)を行う
(図1(b)参照)。
【0029】このアニールはイオン注入層(n型チャネ
ル層)3の表面の結晶欠陥の除去を目的とするものであ
って、イオン注入層中の不純物を単に電気的に活性化す
るために通常行われるアニールとは処理温度および処理
時間が若干異なる。すなわち、大口径ウェハ全面に形成
される素子の特性均一化という観点からは、ランプ等の
RTA(Rapid Thermal Anneal)に対して電気炉アニー
ルに優位性があり、単に活性化を目的としたAs圧下の
電気炉アニールでは900℃まで可能である。この範囲
においては高い温度ほど高い活性化率が得られるので、
より高温でのアニール処理が望ましい。
ル層)3の表面の結晶欠陥の除去を目的とするものであ
って、イオン注入層中の不純物を単に電気的に活性化す
るために通常行われるアニールとは処理温度および処理
時間が若干異なる。すなわち、大口径ウェハ全面に形成
される素子の特性均一化という観点からは、ランプ等の
RTA(Rapid Thermal Anneal)に対して電気炉アニー
ルに優位性があり、単に活性化を目的としたAs圧下の
電気炉アニールでは900℃まで可能である。この範囲
においては高い温度ほど高い活性化率が得られるので、
より高温でのアニール処理が望ましい。
【0030】これに対してイオン注入層表面の結晶欠陥
の除去を目的とする本発明の実施例によるアニールでは
850℃以上の温度でアニールすると表面からのAsの
解離を生じ、目的を達成できないので、850℃以下で
アニールする必要がある。また単なる活性化のためのア
ニールの場合アニール温度が750℃以下では不純物が
十分に活性化しないので、不適当であるが、表面の結晶
欠陥の除去を目的とするアニールでは700℃以上なら
その目的を達成することができる。したがって、本発明
の実施例においては、アニール温度は700〜850℃
に設定するのが望ましい。
の除去を目的とする本発明の実施例によるアニールでは
850℃以上の温度でアニールすると表面からのAsの
解離を生じ、目的を達成できないので、850℃以下で
アニールする必要がある。また単なる活性化のためのア
ニールの場合アニール温度が750℃以下では不純物が
十分に活性化しないので、不適当であるが、表面の結晶
欠陥の除去を目的とするアニールでは700℃以上なら
その目的を達成することができる。したがって、本発明
の実施例においては、アニール温度は700〜850℃
に設定するのが望ましい。
【0031】なお、基板表面にAs圧を加えるには、一
般にAsH3 ガスが用いられる。AsH3 ガスは500
℃以上で熱分解してAsガスを生成する。820℃、2
0分間のアニールでは、必要なAs圧は3.4Torr
になる。このときのベースガスとしてはArガスまたH
2 ガスが使用される。通常の活性化アニール処理ではど
ちらのガスをベースに用いても良いが、イオン注入層の
表面の結晶欠陥を除去するためのアニールにはArガス
をベースガスに用いることが必要である。H2ガスをベ
ースにすると、イオン注入層表面のAsとH2 が結合し
てAsH3 を生成し、基板表面からのAsの解離が生じ
る。このためその後に基板上に成長されるエピタキシャ
ル層にも欠陥が導入され、イオン注入層とエピタキシャ
ル層の界面の熱的安定性を確保することができなくな
る。
般にAsH3 ガスが用いられる。AsH3 ガスは500
℃以上で熱分解してAsガスを生成する。820℃、2
0分間のアニールでは、必要なAs圧は3.4Torr
になる。このときのベースガスとしてはArガスまたH
2 ガスが使用される。通常の活性化アニール処理ではど
ちらのガスをベースに用いても良いが、イオン注入層の
表面の結晶欠陥を除去するためのアニールにはArガス
をベースガスに用いることが必要である。H2ガスをベ
ースにすると、イオン注入層表面のAsとH2 が結合し
てAsH3 を生成し、基板表面からのAsの解離が生じ
る。このためその後に基板上に成長されるエピタキシャ
ル層にも欠陥が導入され、イオン注入層とエピタキシャ
ル層の界面の熱的安定性を確保することができなくな
る。
【0032】上述の結晶欠陥除去のためのアニール処理
後にエピタキシャル成長を行うのであるが、エピタキシ
ャル成長前に空気中にさらすため、イオン注入層3の表
面に酸化膜が生成されてしまい、このままでエピタキシ
ャル成長を行うと、良好な界面を形成することができな
い。そこでエピタキシャル成長前に酸化物を除去するた
めの処理を行う。
後にエピタキシャル成長を行うのであるが、エピタキシ
ャル成長前に空気中にさらすため、イオン注入層3の表
面に酸化膜が生成されてしまい、このままでエピタキシ
ャル成長を行うと、良好な界面を形成することができな
い。そこでエピタキシャル成長前に酸化物を除去するた
めの処理を行う。
【0033】この酸化物除去のための処理としては、ま
ずフッ化アンモニウム溶液又は塩酸を用いてイオン注入
層3の表面のGaの酸化物を除去する。続いてイオン注
入層3の表面のAsの酸化物を除去するために10-5To
rr以下の圧力の下で、200℃の熱処理を行う。この2
00℃の温度に熱することによってAsの酸化物は完全
に昇華する。
ずフッ化アンモニウム溶液又は塩酸を用いてイオン注入
層3の表面のGaの酸化物を除去する。続いてイオン注
入層3の表面のAsの酸化物を除去するために10-5To
rr以下の圧力の下で、200℃の熱処理を行う。この2
00℃の温度に熱することによってAsの酸化物は完全
に昇華する。
【0034】次に全面に厚さが10〜20nmのエピタキ
シャル層4を、MOCVD法(MetalOrganic Chemical V
apour Deposition)又はMBE法(Molecular Beam Epita
xy)を用いて形成する(図1(c)参照)。このエピタ
キシャル層4は不純物がドープされないGaAs(i−
GaAs)又はAlx Ga1-x As(i−Alx Ga
1-x As)(0.2≦x≦0.28)から構成される。
続いて厚さが120nmの窒化タングステン(WNx )
からなる層5aおよび厚さが300nmのタングステン
(W)からなる層5bを順次堆積し、パターニングする
ことによってn型チャネル層3上のエピタキシャル層4
上の所定領域内に耐熱性の2層構造のゲート電極5を形
成する(図1(d)参照)。その後、フォトレジスト層
6を塗布し、このフォトレジスト層6をパターニング
し、このパターニングされたフォトレジスト層6および
ゲート電極5をマスクにしてn型不純物(例えばSi)
をイオン注入し、ソース形成予定領域側にn型チャネル
層3より深さの深いn′中間濃度層7を形成する(図1
(e)参照)。続いて、フォトレジスト層6を除去した
後、例えばSiO2 層を堆積し、異方性エッチングを用
いることによりゲート電極5の側部にSiO2 からなる
側壁8を形成する(図2(a)参照)。
シャル層4を、MOCVD法(MetalOrganic Chemical V
apour Deposition)又はMBE法(Molecular Beam Epita
xy)を用いて形成する(図1(c)参照)。このエピタ
キシャル層4は不純物がドープされないGaAs(i−
GaAs)又はAlx Ga1-x As(i−Alx Ga
1-x As)(0.2≦x≦0.28)から構成される。
続いて厚さが120nmの窒化タングステン(WNx )
からなる層5aおよび厚さが300nmのタングステン
(W)からなる層5bを順次堆積し、パターニングする
ことによってn型チャネル層3上のエピタキシャル層4
上の所定領域内に耐熱性の2層構造のゲート電極5を形
成する(図1(d)参照)。その後、フォトレジスト層
6を塗布し、このフォトレジスト層6をパターニング
し、このパターニングされたフォトレジスト層6および
ゲート電極5をマスクにしてn型不純物(例えばSi)
をイオン注入し、ソース形成予定領域側にn型チャネル
層3より深さの深いn′中間濃度層7を形成する(図1
(e)参照)。続いて、フォトレジスト層6を除去した
後、例えばSiO2 層を堆積し、異方性エッチングを用
いることによりゲート電極5の側部にSiO2 からなる
側壁8を形成する(図2(a)参照)。
【0035】次に再びフォトレジスト層9を塗布した
後、このフォトレジスト層9をパターニングし、このパ
ターニングされたフォトレジスト層9、ゲート電極5お
よび側壁をマスクにして不純物(例えばSi)をイオン
注入し、ソース領域10aおよびドレイン領域10bと
なる、n′中間濃度層7より更に濃度の高いn+ 領域を
形成する(図2(b)参照)。その後、側壁8およびフ
ォトレジスト層9を除去し、所定温度のAsH3 雰囲気
中で熱処理(アニール)を行い、イオン注入されたn′
中間濃度層7、ソース領域10aおよびドレイン領域1
0bを活性化する(図2(c)参照)。
後、このフォトレジスト層9をパターニングし、このパ
ターニングされたフォトレジスト層9、ゲート電極5お
よび側壁をマスクにして不純物(例えばSi)をイオン
注入し、ソース領域10aおよびドレイン領域10bと
なる、n′中間濃度層7より更に濃度の高いn+ 領域を
形成する(図2(b)参照)。その後、側壁8およびフ
ォトレジスト層9を除去し、所定温度のAsH3 雰囲気
中で熱処理(アニール)を行い、イオン注入されたn′
中間濃度層7、ソース領域10aおよびドレイン領域1
0bを活性化する(図2(c)参照)。
【0036】次に、リフトオフ法を用いることによりソ
ース領域10aおよびドレイン領域10bを含む領域上
にAuGe層11およびAu層12からなるソース電極
13aおよびドレイン電極13bを形成する(図2
(d)参照)。これによりトランジスタが完成される。
ース領域10aおよびドレイン領域10bを含む領域上
にAuGe層11およびAu層12からなるソース電極
13aおよびドレイン電極13bを形成する(図2
(d)参照)。これによりトランジスタが完成される。
【0037】今、ゲート幅20μm当りの逆方向ゲート
・ドレイン電流が330nAになるときのゲート電圧
を、ゲート・ドレイン耐圧と定義すると、本実施例で製
造された、i−GaAsからなるエピタキシャル層4の
厚さが20nmであるトランジスタのゲート・ドレイン耐
圧は7.4Vであった。エピタキシャル層のないトラン
ジスタのそれが4.0Vに留まることを考慮すると、3
V以上の改善効果が得られることになる。例えば電源電
圧を2.7Vで使用することを考えると、2倍以上程度
の余裕があることになり、パワーFETとしての応用さ
れた場合の信頼性は著しく向上する。なお、エピタキシ
ャル層4にi−GaAsよりもバンドギャップの大きな
i−Alx Ga1-x Asを用いると、ゲート・ドレイン
耐圧は8.5Vと更に1V向上する。
・ドレイン電流が330nAになるときのゲート電圧
を、ゲート・ドレイン耐圧と定義すると、本実施例で製
造された、i−GaAsからなるエピタキシャル層4の
厚さが20nmであるトランジスタのゲート・ドレイン耐
圧は7.4Vであった。エピタキシャル層のないトラン
ジスタのそれが4.0Vに留まることを考慮すると、3
V以上の改善効果が得られることになる。例えば電源電
圧を2.7Vで使用することを考えると、2倍以上程度
の余裕があることになり、パワーFETとしての応用さ
れた場合の信頼性は著しく向上する。なお、エピタキシ
ャル層4にi−GaAsよりもバンドギャップの大きな
i−Alx Ga1-x Asを用いると、ゲート・ドレイン
耐圧は8.5Vと更に1V向上する。
【0038】上述のようにゲート・ドレイン耐圧が向上
したのは、n型チャネル層3とゲート電極5との間に高
抵抗のエピタキシャル層4が設けられ、このエピタキシ
ャル層4の形成前にイオン注入層(n型チャネル層3)
の表面の結晶欠陥除去のためのアニール処理が行われた
ためと考えられる。
したのは、n型チャネル層3とゲート電極5との間に高
抵抗のエピタキシャル層4が設けられ、このエピタキシ
ャル層4の形成前にイオン注入層(n型チャネル層3)
の表面の結晶欠陥除去のためのアニール処理が行われた
ためと考えられる。
【0039】これに対してイオン注入層の表面の結晶欠
陥除去ためのアニールを行わないでエピタキシャル層を
形成した場合、ゲート・ドレイン耐圧はエピタキシャル
層のない場合とほとんど変らないか、場合によっては低
下する。これは欠陥の多いイオン注入層上にエピタキシ
ャル成長させるとイオン注入層の表面の影響を受けてエ
ピタキシャル層も界面付近に多くの欠陥を含むようにな
る。そしてその後にイオン注入層等の活性化のためのア
ニールを行うと、イオン注入層内の不純物であるSi原
子はアニール中に上記欠陥によって界面付近に引き寄せ
られ、イオン注入層とエピタキシャル層の界面付近に、
Si原子のパイルアップが生じ(図3のグラフg1 参
照)、界面付近の不純物濃度はイオン注入層形成時の不
純物分布のピーク濃度を上回る濃度となるためイオン注
入層とエピタキシャル層の界面は熱的に不安定なものと
なり、しきい値電圧の変動が促される。またこのパイル
アップが生じると、高抵抗のエピタキシャル層の抵抗値
が下がりゲート・ドレイン耐圧の低下が引き起こされ
る。
陥除去ためのアニールを行わないでエピタキシャル層を
形成した場合、ゲート・ドレイン耐圧はエピタキシャル
層のない場合とほとんど変らないか、場合によっては低
下する。これは欠陥の多いイオン注入層上にエピタキシ
ャル成長させるとイオン注入層の表面の影響を受けてエ
ピタキシャル層も界面付近に多くの欠陥を含むようにな
る。そしてその後にイオン注入層等の活性化のためのア
ニールを行うと、イオン注入層内の不純物であるSi原
子はアニール中に上記欠陥によって界面付近に引き寄せ
られ、イオン注入層とエピタキシャル層の界面付近に、
Si原子のパイルアップが生じ(図3のグラフg1 参
照)、界面付近の不純物濃度はイオン注入層形成時の不
純物分布のピーク濃度を上回る濃度となるためイオン注
入層とエピタキシャル層の界面は熱的に不安定なものと
なり、しきい値電圧の変動が促される。またこのパイル
アップが生じると、高抵抗のエピタキシャル層の抵抗値
が下がりゲート・ドレイン耐圧の低下が引き起こされ
る。
【0040】なお、図3のグラフはエピタキシャル層と
イオン注入層の界面付近のSi原子のプロファイルを示
すもので、SIMS(Secondary-Ion Mass Spectroscop
y )を用いて求めた。このときのエピタキシャル層の厚
さは20nmであり、アニールはAsH3 雰囲気で82
0℃、20分間行った。
イオン注入層の界面付近のSi原子のプロファイルを示
すもので、SIMS(Secondary-Ion Mass Spectroscop
y )を用いて求めた。このときのエピタキシャル層の厚
さは20nmであり、アニールはAsH3 雰囲気で82
0℃、20分間行った。
【0041】本実施例のように、イオン注入層3の表面
の結晶欠陥の除去のためのアニールを保護膜なしで行っ
た後にエピタキシャル層を形成し、その後にイオン注入
層3の活性化のためのアニールを行った場合のSi原子
のプロファイルを図3のグラフg2 に示す。グラフg1
およびg2 とも、イオン注入層を形成する際のドーズ量
が5×1012cm-2程度であって、イオン注入層内の不
純物ピーク濃度が1.2×1018cm-3程度となるよう
にドーズ量を設定してイオン注入を行ったものである。
このグラフg2 から分かるように、本実施例のようにピ
タキシャル層の形成前に保護膜なしでアニールを行った
場合は、イオン注入層とエピタキシャル層の界面付近の
不純物(Si)濃度は、1.8×1017cm-3以下、す
なわち、チャネルに相当する領域(イオン注入層)のピ
ーク不純物濃度(1.2×1018cm-3)の15%に抑
制可能である。これに対して特開昭62−286284
号公報に記載された方法を用いた場合は、Si原子のパ
イルアップが生じたことにより、Si原子のピーク濃度
が低くなるとともにSi原子がイオン注入層とエピタキ
シャル層との界面に蓄積され、この界面付近のSi原子
の濃度は1×1018cm-3以上となる(グラフg1 参
照)。このように、本実施例のようにエピタキシャル層
4を形成する前にイオン注入層の表面の結晶欠陥を除去
するためのアニールを行うことで、熱的に安定な界面を
得ることが可能となり、質の高いエピタキシャル層を得
ることが可能となる。したがってゲート・ドレイン耐圧
を向上させることができるとともに回路に組込む際の所
望の電気的特性を得ることができる。
の結晶欠陥の除去のためのアニールを保護膜なしで行っ
た後にエピタキシャル層を形成し、その後にイオン注入
層3の活性化のためのアニールを行った場合のSi原子
のプロファイルを図3のグラフg2 に示す。グラフg1
およびg2 とも、イオン注入層を形成する際のドーズ量
が5×1012cm-2程度であって、イオン注入層内の不
純物ピーク濃度が1.2×1018cm-3程度となるよう
にドーズ量を設定してイオン注入を行ったものである。
このグラフg2 から分かるように、本実施例のようにピ
タキシャル層の形成前に保護膜なしでアニールを行った
場合は、イオン注入層とエピタキシャル層の界面付近の
不純物(Si)濃度は、1.8×1017cm-3以下、す
なわち、チャネルに相当する領域(イオン注入層)のピ
ーク不純物濃度(1.2×1018cm-3)の15%に抑
制可能である。これに対して特開昭62−286284
号公報に記載された方法を用いた場合は、Si原子のパ
イルアップが生じたことにより、Si原子のピーク濃度
が低くなるとともにSi原子がイオン注入層とエピタキ
シャル層との界面に蓄積され、この界面付近のSi原子
の濃度は1×1018cm-3以上となる(グラフg1 参
照)。このように、本実施例のようにエピタキシャル層
4を形成する前にイオン注入層の表面の結晶欠陥を除去
するためのアニールを行うことで、熱的に安定な界面を
得ることが可能となり、質の高いエピタキシャル層を得
ることが可能となる。したがってゲート・ドレイン耐圧
を向上させることができるとともに回路に組込む際の所
望の電気的特性を得ることができる。
【0042】なお本発明者の知見によれば、上記界面付
近の不純物濃度がチャネル層のピーク不純物濃度の45
%を超えると、熱的に安定な界面、すなわち質の高いエ
ピタキシャル層を得ることができず、回路に組込む際の
所望の電気的特性を得ることができない。したがって、
熱的に安定な界面を得るためには上記界面付近のチャネ
ル層の不純物濃度がチャネル層のピーク不純物濃度の4
5%以下でなければならないと本発明者は考えている。
上述の実施例では、イオン注入層とエピタキシャル層の
界面付近の不純物濃度はチャネル層(イオン注入層)の
ピーク不純物濃度の15%であったが、本実施例の方法
を用いることにより、上記界面付近のチャネル層の不純
物濃度がチャネル層のピーク不純物濃度の45%以下に
することができる。なお従来の方法を用いた場合は45
%以下にすることができず、45%以下にすることがで
きるのは本発明の方法のみである。
近の不純物濃度がチャネル層のピーク不純物濃度の45
%を超えると、熱的に安定な界面、すなわち質の高いエ
ピタキシャル層を得ることができず、回路に組込む際の
所望の電気的特性を得ることができない。したがって、
熱的に安定な界面を得るためには上記界面付近のチャネ
ル層の不純物濃度がチャネル層のピーク不純物濃度の4
5%以下でなければならないと本発明者は考えている。
上述の実施例では、イオン注入層とエピタキシャル層の
界面付近の不純物濃度はチャネル層(イオン注入層)の
ピーク不純物濃度の15%であったが、本実施例の方法
を用いることにより、上記界面付近のチャネル層の不純
物濃度がチャネル層のピーク不純物濃度の45%以下に
することができる。なお従来の方法を用いた場合は45
%以下にすることができず、45%以下にすることがで
きるのは本発明の方法のみである。
【0043】本実施例により製造されたトランジスタの
相互コンダクタンスgm は300mS/mmで、専らイ
オン注入法のみを用いて製造した場合とほとんど変わら
ない値が得られた。
相互コンダクタンスgm は300mS/mmで、専らイ
オン注入法のみを用いて製造した場合とほとんど変わら
ない値が得られた。
【0044】また、素子間の電気的分離については、
1.5μmの素子間に5V(電源電圧は2.7V)を加
えたときの電流が4nAであった。この値は2.7Vの
電源で使用するMMICとしては十分低いもので、将来
の高集積化に対しても何等支障はない。
1.5μmの素子間に5V(電源電圧は2.7V)を加
えたときの電流が4nAであった。この値は2.7Vの
電源で使用するMMICとしては十分低いもので、将来
の高集積化に対しても何等支障はない。
【0045】また、本実施例によって製造されるトラン
ジスタにおいてはチャネル層3とゲート電極5との間に
i−GaAs又はi−Alx Ga1-x Asからなるエピ
タキシャル層4が形成されているので雑音を低減するこ
とができる。本実施例の場合、2GHzにおいて、0.
4dB以下(測定限界以下)の最小雑音指数NFminが
得られている。
ジスタにおいてはチャネル層3とゲート電極5との間に
i−GaAs又はi−Alx Ga1-x Asからなるエピ
タキシャル層4が形成されているので雑音を低減するこ
とができる。本実施例の場合、2GHzにおいて、0.
4dB以下(測定限界以下)の最小雑音指数NFminが
得られている。
【0046】これに対してエピタキシャル成長前にイオ
ン注入層の表面の結晶欠陥除去のためのアニールを行な
わない場合は、2GHzにおける最小雑音指数NFmin
は2dBである。このように最小雑音指数NFmin が大
きいのはイオン注入層とエピタキシャル層の界面付近の
欠陥が電子走行における散乱要因となり、ひいては雑音
要因となっているためであると考えられる。
ン注入層の表面の結晶欠陥除去のためのアニールを行な
わない場合は、2GHzにおける最小雑音指数NFmin
は2dBである。このように最小雑音指数NFmin が大
きいのはイオン注入層とエピタキシャル層の界面付近の
欠陥が電子走行における散乱要因となり、ひいては雑音
要因となっているためであると考えられる。
【0047】なお、本実施例においてはn型チャネル層
3を形成する場合にドーズ量が5×1012cm-2の条件
でイオン注入を行ったが、ドーズ量は5×1013cm-2
以下であることが必要である。ドーズ量が5×1013c
m-2より多いと、イオン注入層(n型チャネル層3)の
表面の結晶欠陥が多くなり、表面の結晶欠陥除去のため
のアニールを行っても除去しきれない。このためこのイ
オン注入層上にエピタキシャル成長を行った場合にはイ
オン注入層とエピタキシャル層の間に良好な界面を確保
することはできなくなる。
3を形成する場合にドーズ量が5×1012cm-2の条件
でイオン注入を行ったが、ドーズ量は5×1013cm-2
以下であることが必要である。ドーズ量が5×1013c
m-2より多いと、イオン注入層(n型チャネル層3)の
表面の結晶欠陥が多くなり、表面の結晶欠陥除去のため
のアニールを行っても除去しきれない。このためこのイ
オン注入層上にエピタキシャル成長を行った場合にはイ
オン注入層とエピタキシャル層の間に良好な界面を確保
することはできなくなる。
【0048】また、本実施例ではn′中間濃度層7をソ
ース側のみ設け、ドレイン側に設けていないのは、ソー
ス抵抗を低減し、かつ高いドレイン耐圧を得るためであ
る。したがって用途によってはn′中間濃度層7をドレ
イン側に設けることもあり得る。
ース側のみ設け、ドレイン側に設けていないのは、ソー
ス抵抗を低減し、かつ高いドレイン耐圧を得るためであ
る。したがって用途によってはn′中間濃度層7をドレ
イン側に設けることもあり得る。
【0049】なお、上記実施例ではエピタキシャル層の
材料として、i−GaAsまたは、i−Alx Ga1-x
Asを用いたが、i−Inx Ga1-x As、p型のGa
As、またはp型のAlx Ga1-x Asを用いても良
い。
材料として、i−GaAsまたは、i−Alx Ga1-x
Asを用いたが、i−Inx Ga1-x As、p型のGa
As、またはp型のAlx Ga1-x Asを用いても良
い。
【0050】本発明による化合物半導体電界効果トラン
ジスタの製造方法の第2の実施例によって製造された化
合物半導体電界効果トランジスタの構成を図4に示す。
この第2実施例の製造方法によって製造されたトランジ
スタは、第1の実施例の製造方法によって製造された図
2(d)に示すトランジスタにおいて、n型チャネル層
3の下にp型領域14を設けたものである。この第2の
実施例の製造工程を図5乃至図6に示す。図5(a)に
示すようにp型のイオン注入層14とn型イオン注入チ
ャネル層3を順次形成した後は、すべて第1の実施例の
場合と同様にして行う。p型層には加速電圧180Ke
V、ドーズ量2×1012cm-2でMgをイオン注入して
形成する。
ジスタの製造方法の第2の実施例によって製造された化
合物半導体電界効果トランジスタの構成を図4に示す。
この第2実施例の製造方法によって製造されたトランジ
スタは、第1の実施例の製造方法によって製造された図
2(d)に示すトランジスタにおいて、n型チャネル層
3の下にp型領域14を設けたものである。この第2の
実施例の製造工程を図5乃至図6に示す。図5(a)に
示すようにp型のイオン注入層14とn型イオン注入チ
ャネル層3を順次形成した後は、すべて第1の実施例の
場合と同様にして行う。p型層には加速電圧180Ke
V、ドーズ量2×1012cm-2でMgをイオン注入して
形成する。
【0051】この第2の実施例においては、チャネル下
部の基板電流を低減できることから、第1の実施例に比
べて短チャネル効果を抑制することが可能である。
部の基板電流を低減できることから、第1の実施例に比
べて短チャネル効果を抑制することが可能である。
【0052】なお上記実施例においては、ゲート電極の
材料に耐熱性のWNx 、W等の高融点金属を用いたがW
Si等を用いても良い。
材料に耐熱性のWNx 、W等の高融点金属を用いたがW
Si等を用いても良い。
【0053】
【発明の効果】以上のべたように、本発明によれば、集
積化してもゲート・ドレイン耐圧を高くすることができ
るとともに安価な化合物半導体電界効果トランジスタを
製造することができる。
積化してもゲート・ドレイン耐圧を高くすることができ
るとともに安価な化合物半導体電界効果トランジスタを
製造することができる。
【図1】本発明による化合物半導体電界効果トランジス
タの製造方法の第1の実施例の製造工程を示す工程断面
図。
タの製造方法の第1の実施例の製造工程を示す工程断面
図。
【図2】本発明による化合物半導体電界効果トランジス
タの製造方法の第1の実施例の製造工程を示す工程断面
図。
タの製造方法の第1の実施例の製造工程を示す工程断面
図。
【図3】実施例の効果を説明するグラフ。
【図4】本発明による化合物半導体電界効果トランジス
タの製造方法の第2の実施例によって製造された化合物
半導体電界効果トランジスタの構成を示す断面図。
タの製造方法の第2の実施例によって製造された化合物
半導体電界効果トランジスタの構成を示す断面図。
【図5】本発明による化合物半導体電界効果トランジス
タの製造方法の第2の実施例の製造工程を示す工程断面
図。
タの製造方法の第2の実施例の製造工程を示す工程断面
図。
【図6】本発明による化合物半導体電界効果トランジス
タの製造方法の第2の実施例の製造工程を示す工程断面
図。
タの製造方法の第2の実施例の製造工程を示す工程断面
図。
1 半絶縁性GaAs基板 2 フォトレジスト層 3 n型チャネル層 4 エピタキシャル層 5 ゲート電極 5a WNx 層 5b W層 6 フォトレジスト層 7 n′中間濃度層 8 側壁 9 フォトレジスト層 10a ソース領域 10b ドレイン領域 11 GaAs層 12 Au層 13a ソース電極 13b ドレイン電極 14 p型イオン注入層
Claims (8)
- 【請求項1】半絶縁性化合物半導体基板表面にイオン注
入することにより形成されるチャネル層と、 このチャネル層を被う領域上にエピタキシャル法により
形成される化合物半導体エピタキシャル層と、 前記チャネル層の真上の前記エピタキシャル層上の領域
内に形成されるゲート電極と、 前記基板に形成されるソースおよびドレイン領域と、 このソースおよびドレイン領域上に形成されるソースお
よびドレイン電極とを備え、前記化合物半導体エピタキ
シャル層の前記チャネル層との界面における、前記チャ
ネル層を形成する不純物濃度は前記チャネル層中の最も
高い不純物濃度の45%以下であることを特徴とする化
合物半導体電界効果トランジスタ。 - 【請求項2】半絶縁性化合物半導体基板表面に不純物を
イオン注入することによってチャネル層を形成する工程
と、 前記チャネル層の表面の結晶欠陥を除去するための第1
の熱処理を行う工程と、 前記チャネル層を被う領域上にエピタキシャル法を用い
て半導体エピタキシャル層を形成する工程と、 前記チャネル層の真上のエピタキシャル層上の領域内に
ゲート電極を形成する工程と、 前記基板にソース領域およびドレイン領域を形成する工
程と、 を備えていることを特徴とする化合物半導体電界効果ト
ランジスタの製造方法。 - 【請求項3】前記ソース領域およびドレイン領域は前記
ゲート電極をマスクにしたイオン注入により形成するこ
とを特徴とする請求項2記載の化合物半導体電界効果ト
ランジスタの製造方法。 - 【請求項4】前記ソース領域およびドレイン領域を形成
する工程はソース形成予定領域に、前記ゲート電極に接
するように前記チャネル層と同じ導電型で深さが前記チ
ャネル層と同じか、これよりも深い不純物領域を形成す
る工程と、 前記ゲート電極の側面に絶縁膜からなる側壁を設ける工
程と、前記ゲート電極および前記側壁をマスクにして不
純物をイオン注入することにより前記不純物領域よりも
濃度の高い前記ソース領域および前記ドレイン領域を形
成する工程と、 前記側壁を除去する工程とを備えていることを特徴とす
る請求項2記載の化合物半導体電界効果トランジスタの
製造方法。 - 【請求項5】前記半絶縁性化合物半導体基板はGaAs
からなり、前記第1の熱処理は所定の温度の下で前記イ
オン注入層の表面をAs雰囲気にさらすようにして行う
ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の化
合物半導体電界効果トランジスタの製造方法。 - 【請求項6】前記チャネル層を形成する際の不純物はS
iであってドーズ量は5×1013cm-2以下であること
を特徴とする請求項5記載の化合物半導体電界効果トラ
ンジスタの製造方法。 - 【請求項7】前記エピタキシャル層は不純物がドープさ
れていないGaAs、不純物がドープされていないAl
x Ga1-x As、不純物がドープされていないInx G
a1- x As、p型のGaAs、またはp型のAlx Ga
1-x Asのうちのいずれか1つの材料を用いて形成され
ることを特徴とする請求項2乃至6のいずれかに記載の
化合物半導体電界効果トランジスタの製造方法。 - 【請求項8】前記チャネル層、前記ソース領域および前
記ドレイン領域を電気的に活性化するための第2の熱処
理を行う工程を更に備えていることを特徴とする請求項
2乃至7のいずれかに記載の化合物半導体電界効果トラ
ンジスタの製造方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7171162A JPH0883814A (ja) | 1994-07-11 | 1995-07-06 | 化合物半導体電界効果トランジスタ及びその製造方法 |
| US09/192,575 US6114195A (en) | 1994-07-11 | 1998-11-17 | Manufacturing method of compound semiconductor field effect transistor |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15882694 | 1994-07-11 | ||
| JP6-158826 | 1994-07-11 | ||
| JP7171162A JPH0883814A (ja) | 1994-07-11 | 1995-07-06 | 化合物半導体電界効果トランジスタ及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0883814A true JPH0883814A (ja) | 1996-03-26 |
Family
ID=26485829
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7171162A Pending JPH0883814A (ja) | 1994-07-11 | 1995-07-06 | 化合物半導体電界効果トランジスタ及びその製造方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6114195A (ja) |
| JP (1) | JPH0883814A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3375928B2 (ja) * | 2000-02-08 | 2003-02-10 | 富士通カンタムデバイス株式会社 | 半導体装置 |
| US7950221B2 (en) * | 2003-04-25 | 2011-05-31 | Catelectric Corp. | Methods and apparatus for controlling catalytic processes, including catalyst regeneration and soot elimination |
| US20070138515A1 (en) * | 2005-12-19 | 2007-06-21 | M/A-Com, Inc. | Dual field plate MESFET |
| US7485514B2 (en) * | 2006-01-05 | 2009-02-03 | Winslow Thomas A | Method for fabricating a MESFET |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60254672A (ja) * | 1984-05-31 | 1985-12-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電界効果型トランジスタの製造方法 |
| US5031007A (en) * | 1985-12-23 | 1991-07-09 | Sandia Corporation | SLS complementary logic devices with increase carrier mobility |
| JPS62286284A (ja) * | 1986-06-04 | 1987-12-12 | Toshiba Corp | シヨツトキ−ゲ−ト型電界効果トランジスタの製造方法 |
| JP2716136B2 (ja) * | 1988-01-14 | 1998-02-18 | 日本電気株式会社 | 半導体装置 |
| JPH0298945A (ja) * | 1988-10-05 | 1990-04-11 | Nec Corp | 電界効果トランジスタの製造方法 |
| US5272365A (en) * | 1990-03-29 | 1993-12-21 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Silicon transistor device with silicon-germanium electron gas hetero structure channel |
| JP2549206B2 (ja) * | 1990-12-27 | 1996-10-30 | 住友電気工業株式会社 | 電界効果トランジスタ |
| US5351128A (en) * | 1991-08-02 | 1994-09-27 | Hitachi, Ltd. | Semiconductor device having reduced contact resistance between a channel or base layer and a contact layer |
-
1995
- 1995-07-06 JP JP7171162A patent/JPH0883814A/ja active Pending
-
1998
- 1998-11-17 US US09/192,575 patent/US6114195A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6114195A (en) | 2000-09-05 |
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